生石高原「野鳥荘」
自然観察記録 2012年8月

120826(日)曇りのち晴れ
何とも体が重く、起きるのも辛い朝でしたが、家内が「野鳥荘」へ行くというので、ついてきてしまいました。途中、急性低血糖の症状が出て、急いでブドウ糖を補給。それから体が楽になりました。

上:ゴジュウカラ/下:ヤマガラ
昨日は日本野鳥の会の方が来てくださり、餌の補給があったので、野鳥荘へ到着した時は「ヤマガラの乱舞状態」でした。

すっかり見慣れた野鳥ですが、ぼんやり眺めていると、心が安らぎます。

正午のNHKニュースでは、下界は真夏日だそうですが、野鳥荘は25℃です。風が吹き渡るとヒンヤリします。

殆どヤマガラですが、ゴジュウカラが時折来ています。
野鳥の世界も「赤信号みんなで渡れば怖くない」らしく、餌の種類は違っても、いろんな種類が集まってきます。

午前中だけで、コサメビタキ・ムシクイ(種類不明)・アオゲラ・クロツグミ・メジロ・シジュウカラがやって来ました。

それでは、昆虫と植物を紹介します。

トンボ(種類は分かりません)

蝶(種類は分かりません)

アケビ

ムラサキシキブ

分かりません

タカサゴユリ
植物は「実りの秋」を目指して、着々と進行しています。
タカサゴよりは、下界ではお盆に咲く花ですが、お山は2週間遅れです。

帰りに、貴志川(写真右)に降りてみました。
夏休み最後の日曜日とあって、川遊びする人たちがたくさん来ていました。

120823(木)晴れ一時豪雨
野鳥荘が気になって仕方がない。なにせ、野鳥の来訪が多いのだ!
それに、久々に「仕事」があるかもしれず、そうなれば「いつでも行ける」とは限らない。
今回も、中1日で「全ても餌がカラッポ」でした。まずは、餌と水の補給をして、自動カメラの解析です。
ヤマドリとカケスの揃い踏みです。両者とも野鳥ファンなら憧れの鳥で、これがツーショットなど「めったにあるもんじゃない!」と思います。この風景が敷地内で見ることができるなど、ちょっと自慢です。

ヤマドリとカケスの揃い踏み!

カケスが2羽!
ヤマドリは、朝夕の訪問が確認できます。やっと、ヤマドリの全身を写すことができました。尾羽は6節あり、思っていたより長かった。
一方、カケスの来訪頻度があまりに高いので、きっと複数だろうと思っていましたが、ついに証拠写真が撮れました。どちらも、画像をクリックしていただければ動画をご覧いただけます。
いまなら、1日頑張る気があれば、ヤマドリとカケスを至近距離で撮影できると思います。

ヤマドリとカケスのほか、普段通り、ヤマガラ・ゴジュウカラが確認できました。また、数は少ないのですがカワラヒワの訪問も分かりました。

ペットボトル型餌場

ミズヒキ
疑問もあります!
餌の消費が、最近異常に早くなったことです。

野鳥荘には、2リットルペットボトル×3本、500ccペットボトル×1本、それにバードテーブルと、5ヶ所に餌場を設けています。
一度の補給量の合計7リットルの「ヒマワリの種」です。それが、僅か2日で食べつくされます。
(10kgの種が4回の補給で消えます。費用もばかになりません)

自動カメラはバードテーブルだけで、ペットボトルはサーチしていません。
ヤマガラは良くやって来ますが、それでも2日で食べつくすとは思えません。
ヤマドリやカケスは、ペットボトルを利用しませんので、不思議なのです。

ペットボトルから食べる「大型の野鳥」で、この付近で観察できるものに、アオゲラやオオアカゲラがあります。
それらが食べに来ているようなら、納得できます。もう1機、自動カメラを設置しようと思います。

追記
ミズヒキが美しい季節になりました。


120821(火)晴れ
中1日で野鳥荘へ行きました。到着してビックリです!
19日13:30にバードテーブルおよびペットボトルの餌を満タンにし帰ったのに、全くのカラッポになっていました。何かとんでもない怪物でも来たのかと思ったのですが、自動カメラから、そんな様子はない。


カケス

ヤマドリ

自動カメラは柱の高い位置に変更しました
左上ネット裏は観察場所です

カメラ位置を変えたので、こんなアングルに変わりました
逆に、ギャングともいえるカワラヒワが先日から全く姿を見せない。野鳥にとって今は季節の変わり目です。もう山から下りたのではないかと想像しています。

バードテーブルに写っているのは、ヤマガラとゴジュウカラ、それにカケスとヤマドリです。
そこで、カケスとヤマドリの滞在時間を記録から書き出してみました。

 ・カケスの記録
19日16:45〜17:17
20日8:10〜8:38

連日来ていることが分かる。但し、同じカケスかどうか?それは分からない。
1回あたりの滞在時間も長く、パンを食べるよりヒマワリをよく食べていることが分かった。

 ・ヤマドリの記録
20日5:30〜5:48
20日7:10〜7:15

同じ日に2度来ていることが分かる。ヤマドリは縄張りを持つので、同じ鳥と考えてよいだろう。
滞在時間が長くなってきたことで、最早、捕食場になったと考えられる。
恐らく、周回の往復に現れたのだろう。

どうやら、バードテーブルからこぼれ落ちた餌を食べているようだ。
自動カメラで、バードテーブル横から写そうと思い、低い位置にセットしたため、いつも下半身が写らない。

そこで、カメラ位置を思い切って上げてみた。その結果、写真のようなアングルに変わりました。これなら、ヤマドリの全身を写すことができると思う。
お山からの帰り、山道で家内が急ブレーキを踏んだ。何と、車のすぐ前をヤマドリが横ぎったという。私は全く気付かなかった。

次に、道路上を飛ぶ大きな鳥に出会った。形や色からヤマシギと思う。約10秒くらい車の前方を飛んだのですが、家内は気づかなかったという。
家内は道路面を見て運転し、助手席の私は前方を眺めているということだろう。


120818-19
 120818 晴れのち雷雨と霧
新盆で来客が多く、10日ぶりの生石です。
この日は、山の家おいしで「第4回生石高原サマージャズフェスティバル」があり、そのお手伝いにやって来ました。その内容は「生石の魅力」でご紹介します。

それに先立ち、まずは野鳥荘の補給です。なにせ、10日間も開いていたので、バードテーブルは全くの空です。ただ、何度か雨が降ったようで、バードバスには水が残っていました。
餌がないので、鳥たちが遠のいたのではと心配していたのですが、補給するなり最初に来たのがゴジュウカラ(写真右)です。ホッとしました。
 120819 晴れ
昨夜は遅かったのですが、ヒグラシの声に起こされました。朝5時気温19℃、気温以上に寒く、冬用パジャマにカーディガンの重ね着です。

夜半の雨も上がり爽やかな朝、湯浅の海が輝いて見えます!
早朝から餌場へやって来るのは、ヤマガラとゴジュウカラ。まだギャング(カワラヒワ)達はやって来ません。オオアカゲラのと思われる声とドラミングが聞こえます。ほかにも、思わず耳を傾ける声が聞こえます。姿は確認できませんが、何種類も近くにいるようです。

コーヒーを飲みながら、10日間の記録確認です。ただ、SDカードのキャパの問題で記録は4日間だけ、餌は3日で終わっていることが分かりました。
まだ速報ですが、ヤマドリ(写真上)が定期的に来ていることが分かります。バードテーブルの下に餌を撒いておいたのですが、啄ばんでいる様子が、20秒間写っていました。カメラ位置をもう少し調整してみます。


野鳥が集まる空間

サンショウクイ

バードバス

ヤマカガシ
ヤマドリが雄であるのは色で直ぐに分かるのですが、特徴である尾羽がまだ短い。ほんの数節しかないので、1〜2歳程度だと思います。
何時もなら、野鳥も休憩に入る昼ごろに、今までで最大の「野鳥の乱舞」が始まりました。

本日の野鳥荘は千客万来です。
 ・ゴジュウカラ
 ・シジュウカラ
 ・コガラ
 ・ヤマガラ
 ・エナガ
 ・コゲラ
 ・メボソムシクイ
 ・サンショウクイ
 ・カケス
たちです。

特に、サンショウクイ(10羽以上)、ヤマガラ(15羽以上)、ゴジュウカラ、エナガ、ムシクイなど40羽ほどが、100坪にも満たない野鳥荘で、同時に乱舞です。壮観の一語でした。

サンショウクイは初めての訪問でした。
1本の山桜だけで同時に7羽が止まる様は見事でした。

ゴジュウカラはすっかり野鳥荘の常連になりました。

ヤマガラはバードバスの順番待ちも。
それを狙うヤマカガシ、自然はいつも危険と背中合わせですね!


120808(水)晴れ

寝室から見る野鳥荘の「鳥空間」

バードバスとヤマガラ

野鳥荘で咲く野草

秋の先駆け「アケビの実」
連日の猛暑です。おまけに下界では雨も降らない。

野鳥荘『鳥空間』の補給が4日間空いてしまった。心配していた通りで、水も餌もカラッポでした。

ここには「補給する人がやって来る」ことを知っているヤマガラは、車を止めると同時に集まってきて、こずえに止まって騒ぎ出す。

多くの野鳥にこのように認識されれば、この『鳥空間』がもっと濃いものになるだろう。
最近、野鳥の種類が増えていただけに、自動カメラのデータ回収が楽しみでしたが、SDカードは「火傷しそうなくらい熱い」
こりゃ無理だなと思ったが、案の定「破壊されています」のメッセージしかなかった。残念!
紫の野草が咲いているが、名前が分からない。

植物の世界は、一足早く「秋」ですね!
アケビの実が実りだしました
120804(土)曇りのち晴れ
師匠から「時間が取れたので」と連絡を頂き、午後から野鳥荘へ行きました。
目的は、建物基礎内部分に「野鳥観察用ベンチ」を作ることです。ベンチの前に迷彩ネットを張り、野鳥をゆっくり撮影しようという分けです。
ベンチは2ヶ所に設置、4人同時に観察できます。ネットから数メートルにバードテーブルやバードバスがあります。
自動カメラでの撮影も安定してきて、たくさんの野鳥が来ていることが分かってきました。


画面下辺にヤマドリ♂が写っている
私しか目撃がなく「ホンマかいな?」と疑われていたヤマドリをついに捉えることができました。以前、目撃した位置にレンズをあわせていたのですが、手前を歩いたため僅かしか写っていません。それでも、立派に証拠となりました。


オオルリ若鳥♂らしい
悩まされたのがこれ(写真上)です。ヤマガラより一回り大きいことは、テーブルとの比率で分かりました。図鑑と随分にらめっこして、辿りついた推論がオオルリ若鳥♂でした。

僅か2日間で、テンコ盛りにしておいたバードテーブルの餌(ひまわりの種・トウモロコシ・稗・粟・こごめ)は全て食べつくされていました。大食漢は、呆れるほどやって来るカワラヒワでした。
ゴジュウカラも来ていることが確認できました。良かった!
観察中にアオバトがやって来ました。写真は撮れませんでしたが、声だけの存在から一歩前進です。
追記
ピーターさんの「ツチノコ」話を聞きました。一攫千金と行きましょうか!


120802(木)曇りのち晴れ

梅雨の最中ですが「深緑」になっています

上:バードテーブルのある空地/下:カワラヒワ

リョウブの花

ウバユリの花
バードバスとバードテーブルの補給に、お山へ行きました。
今日の気温は26度。ただ湿度が高く、気温ほど快適ではありませんでした。

雲が低い割には視界は良好で、湯浅の海(写真上)が良く見えていました。
やはり、餌の減り方が、少なくなってきたのが気になります。
この日は、ヤマガラがちらほらとやって来る程度で、低調でした。

自動kカメラのデータを出してみました。
9割方がカワラヒワで、ヤマガラが少し。ゴジュウカラが写っていたのは一度だけでした。

それでも、野鳥荘周りの散歩で、コサメビタキ、オオルリと出会うことができました。
リョウブの蕾が開き始めました。
ところが、今年はリョウブの花が殆ど咲いていません。

エゴノキといい、リョウブの花の少なさに、一体何があったのか?不思議ですね!












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