ちょっとそこまで

  170423(日)〜170424(月) 『白浜格安旅行』
GWに孫がやってくる。そこで、白浜のアドベンチャーワールドへ連れて行こうと、宿探しをした。
試行錯誤(予約とキャンセルを2度繰り返した)の上、全ての予約を済ませた後で、見つけたのがここです。
つい最近グランドオープンしたばかりで、GW直前まで「半額セール中」。折角見つけたので、孫との旅行の下見も兼ねて、夫婦で行くことにした。
 ・期間:4月23〜24日
 ・宿泊:グランパスSea白浜
 ・1泊2食(バイキング形式)夫婦で15000円
 ・室風呂なし(温泉がある)トイレ付
ちなみに、GW中は25%オフで利用できる

  170423(日)晴れ
朝から畑仕事を済ませ、9時半に我家を出発。急ぐ旅ではない!
途中、野鳥スポットとして紹介されていた「森の鼻」を目指した。到着して駐車した場所が「もとや」でした。先に店を覗こうと入ってみた。そこには「旨そうな魚」がならんでいる。
好きなものを選び、帳場へ持っていくと料理もしてくれて、その場で食べられる。時間も間もなくお昼になるので、少し早い昼食にすることにした。

太平洋が良く見える窓側に席を取り、私はお造り(太刀魚とカツオのたたき)とビール、家内は寿司を注文した。まあ〜鮮度抜群で、その旨いこと!
酒と食事量は節制中だが、今日は自粛解禁です。
店の中をご紹介
 ・写真右は、注文の貝やイカを焼いている
 ・写真下段は、鮮度の良い貝や魚が並んでいる
この店は、帰路にもう一度より、魚を買い込んで帰路に付きました。

食後、森の鼻に移動。名前から「海辺の森」を想像していたのですが、まったく違った。見渡す限りの「岩場」で、いたるところで磯釣りが出来るようです。磯伝いに移動する人、渡船で渡る人などで楽しそうです。
風が強く白波が立っていて、肝心の野鳥は「ウミネコ(写真)とトビ」だけでした。

次に、森の鼻からほど近い「天神崎」へ寄りました。

ナショナルトラスト運動発祥の地ですが、結果としてどうだったのでしょうか?
森の鼻から白浜まで、そっくりな風景が続きます。素人の私には「同じ環境」に見えます。他の場所が「そのまんま」残っているのに比べ、天神崎は知名度が高いだけに訪れる人も多く、岩はツルツルになっています。どっちが良かったのかな?


このまま白浜へ向かっても早すぎる。
どこか寄り道をする場所はないかと、道路標識を見ていたら「奇絶峡」が目に入った。何度か行っている場所ですが、片道6qの寄り道です。まさに「奇絶」という言葉がふさわしい「奇岩が転がる」風景ですが、この風景が広がるのはここだけです。川上も川下も「普通の風景」です。なんでここだけ「岩だらけ」なんだろう?

この日の滝は水量がとても多かった。
滝の上にある不動堂には上らず、今日は初めて磨崖仏に向かいました。

川では、カワガラスが出迎えてくれました。

200m上がると、磨崖仏があるというので、行ってみました。川沿いの断崖の道で胸突き8丁です。スリルたっぷりの道でしたが、素晴らしい仏様でした。

15:30 グランパスSea白浜到着
最近グランドオープンしたばかりですが、新築ではありません。何処かが手放した物件を、リニューアルしたのでしょう。
今様にアレンジされ「ニューファミリー好み」に仕立てられているが、利用者はジジババが目立つ。若い人には、時間もお金もないのかも知れません。

部屋は広く、トイレ付。浴室は『大浴場』です。
大浴場は、室内風呂1・露天風呂3の造りで、これも今様です。特にお金をかけているわけではないですが、よく工夫されていて、職業柄「いい出来栄え」と及第点でした。

時間も早いので、歩いていける「千畳敷」へ。

この日の観光はこれで終わり。
宿へ帰って家内はゲーム開始。私はビールを呑みだした。
食事はバイキング。
最近の節制で、目が欲しがるほど入らない。やはり胃袋が縮んで来たみたい。

お風呂に2回入って、マッサージを依頼。その後はぐっすりお休みでした



  170423(日)晴れ
特にこれと言ってないのに、何故か忙しくて編集時間が取れない。
孫を案内するための予行演習を兼ねていたので、行った先を記録しておきます。

■海中公園
公共の施設ではなく、某ホテルの観光施設。
階段で20m下り、観察窓から海中を見るのですが、評価は「イマイチ」で、コースから外します。
■外湯
白浜には「外湯めぐり」がある(全てを知っている分けではない)。
最もワイルドなのが、ここだろう。海に突き岩場で、自噴の湯に入るので場所によって温度が違う。湯につかりながら風景はなかなかのモンです!
子供なのに「温泉好き」と言う孫には良いだろう。
意外だったのは「男湯は外部から丸見え」だということでした。まあいいか

■白良浜
露天風呂の向こうに見えるのが白良浜。ここも案内しよう
■円月島
有名な観光名所ですが「見るだけ」です。
■京都大学白浜水族館
商業施設ではなく「研究施設」です。愛想はないけど、見応えのある水族館でした。

ここは是非、孫を連れて行こう。
■陣場山
地名からして「海の見張り」を行ったであろう、海に突き出た山です。
絶景ですが、さて孫が喜ぶかどうかは「?」です。

更には、隣に南方熊楠記念からも『同じような風景が楽しめる』ので、ここはパスかな
■南方熊楠記念館
施設を拡充して新築オープンしたばかりの記念館です。
内部は「撮影禁止」で写真はありません。
展示物は見応えがあり、私達は堪能したのですが、孫には早すぎるだろう。
屋上からの風景だけでも案内しようかな
■グラスボート
海中を見ながらの遊覧船です。時間があれば行ってみようと思います。

実は、孫を連れての白浜は、ここの隣接地で「グランパスinn白浜」です。ここに至る経緯は、
 ・A社の宿泊サイトを利用して「グランパスinn白浜」を予約。部屋にはトイレがなく、食事も別
 ・A社をキャンセルして、B社の宿泊サイトを利用して、白良浜近くのホテルを予約した。金額はA社の3倍
 ・C社の宿泊サイトを見た、グランパスinn白浜が「食事付でA社と同じ値段」だったので、B社をキャンセルして予約の取直しをしました。
ところが、グランパスSea白浜なら、部屋が綺麗なうえトイレ付で同じ金額(25%オフ)でした。結局、ここに代えました。


  170422(土)曇りのち晴れ 『路傍の花』
普段通り畑へ出たが、あまりやることもなく10時に帰路に就いた。その帰り、普段通っている農道の野草が気になって、自転車を止めた。写真を撮って家で広げてみたが、ピンボケばかりです。カメラを変えてもう一度出かけてみたが、野鳥用のズームカメラでは無理がある。ホンマに「接写に強いカメラ」が欲しくなった。

昔、ヨーロッパを旅した時「花いっぱい(ワイルドフラワー)の休耕地」に息を呑んだものです
とてもそんなスケールはありませんが、あぜ道の花も綺麗ですね!

イワカラクサ:直径1pほどの花
ヨーロッパ原産の外来種、造園種として輸入されたものが野生化した

レンゲソウ:休耕地が増えて目立つようになった

ニガナ:(図鑑には「花弁は5枚前後」とあり、私の記憶ともぴったりです)

ニガナ:花びらの数が多いが、何度図鑑と照合してもニガナとしか思えない
お山でニガナを見慣れているせいか、どうも雰囲気が違う

マツバウンラン:花全部を併せても1pほど(北米原産の外来種)

オオイヌノフグリ

トキワハゼ:長さ1pほどの花

ハコベ

イヌナズナ/1本引抜いてきて照合した


西洋タンポポ

キュウリグサ:ほんの2oほどの小さな花/1本引抜いてきて照合した

(薄緑色で長い蕾は別の植物:こちらの正体を知りたいが、花が咲かないと照合できない)

オニタビラコ

オッタチカタバミ

カラスノエンドウ:花の長さは1pほど

まったく名前が分からない:葉はカスマグサに似ているが、花が房状に付いている
170423追記:マメ科の植物図鑑」を見ると、ツルフジバカマの可能性が高い
170425追記:中村先生の同定で「ナヨクサフジ(外来種)」と分かりました

シロツメグサ

写真を整理しだしたが、区別がつかない。
フィールドベスト図鑑「日本の野草」と言う図鑑を使っている。これを持って再度現地へ。小型の図鑑で持ちやすいが、最大の欠点は「色が正確ではない」ことです。これであたりを付けてネットの「四季の山野草」で照合する。
花だけではなく「葉の写真」も撮ってくる。よく似た花が多く、葉が決め手になることも多い。「四季の山野草」は葉まで詳しく掲載されているので、助かります。


  170412(水)曇り 『オシドリとプチ花見』
お山へ向かう途中、貴志川に掛かる唐戸瀬橋付近で20羽近いオシドリの群れと出会いました。ここは、毎年やって来る場所で、今年も来てくれました。
繁殖期を迎えて、ひときわ美しくなってきましたね!
次は、生石山中腹で、車中から「プチ花見」です。例年より遅い開花でしたが、何とか見ることが出来ました。




  170402(日)晴れ 『ジオ研修会・貴志川』
本日はジオ研修会にビジター参加。
紀美野町文化センターで9時半集合。貴志川に沿って、ジオの研修です。研修が済んで、文化センターへ帰ったのが17時20分でした。
紀伊半島は、南からフィリピンプレート・東から太平洋プレートの圧力を受け、複雑に断層が入込んでいる。地形は「テクトニクス」で説明できるそうです。本日のコース「貴志川」は、褶曲で隆起した長峰山脈の北側にあり「沈降」した個所です。
■穿入蛇行
樋下地区に掛かる大原大橋の上から極度に蛇行した『穿入蛇行』を見下ろす。
浸食で出来た蛇行ではなく、北から長峰山脈に突き上げられ、北からは和泉山脈に差し込まれて、無理やり蛇行させられている。

現地で、先生から眼下の地形と地図で説明が続く。とても分り易いのですが、最近は頭に留まってくれないので「その場限り」になりそうです。
川沿いに家が建つ部分は、断層で競り上がった「河岸段丘」だそうです。

■還流地形
大角地区
(中央のフラット部分が還流地形)
地形を取り巻く(環状)ように蛇行していた川が、何らかの理由でショートカットの流路が出来てしまい、地形(陸地)が残ってしまう。三日月湖は、環状に蛇行していた川が分離されて、池や湖として残ってしまったもの。

■瀬と流れ
桂瀬地区
プレートで圧縮されると皺(褶曲)が寄る。更に、圧力によって割れる(断層)。断層は、幾重にもX型に入る。断層間に挟まれた部分が陥没して「流れ」が出来る。
大きく陥没すれば「滝」になり、少なければ「瀬」になる。
瀬の部分は流れが速くなり、流された小石で岩が削られ、甌穴が出来る。滝壺も「大きな甌穴」だそうです。

瀬が見える

X型の切れ目が断層

■結晶片岩
今西地区
桂瀬では河原に降りられなかったので、今西で河原に降りた。

海底に泥質と砂質が交互に降り積もり、それがプレートに呑みこまれ、高温下で高圧を受け『結晶片岩』ができる。それが、褶曲隆起して断層も出来る。そんなドラマを結晶片岩が教えてくれる。

甌穴が出来る過程が見える

泥質と砂質が交互に堆積した片理

■断層と滝
高畑地区
「断層が滝を作る」それが分かる場所があるということで、貴志川沿いの道を外れ山中に。車で登って、杣道を歩いて下る。まるで手入れされていない道ですが、かつては街道であったという。
滝は直ぐに分かるが、断層は説明されてもピンとこない。ダメだなあ〜

ここには社もあった。10年前までは「餅まきもあった」ほどの集落だったと言うが、それもまもなく消えるとそうだ。過疎化はここでも起きていた。

この段階で、予定より「2時間遅れ」
午後2時に、みさと温泉梶か荘でやっと昼食。残っていたメニューは「うどん」だけ。一風呂浴びる遊び心もなし(みなさん勉強熱心でした)。

■二重山稜
みさと天文台から、長峰山脈の「二重山稜」をみる。
非常に狭い間隔で褶曲隆起が起き、稜線が二重になったもの。稜線の間には川があり、まさに「天空の川」となっている。

天文台からは生石山も見えました。

■アカホヤ火山灰層
勝谷峠へ足を伸ばし「アカホヤ火山灰層」の見学。
アカは色を示し、ホヤは「ほかすの意味」火山灰層は使い物にならないということだそうな。

今から7300年前の喜界島(九州)の大噴火の火山灰。何と北海道まで届いているという。
この火山灰層が、考古学では基準になるという。灰より「上か下か」で、年代に間違いがない。

この他、栢木(カヤノキ)の古木がある神社とお寺を周りました。

ジオ研修の途中で出会った草花をご紹介。さくらは殆どまだ蕾でした。エドヒガンザクラが見事に咲いてたのですが、車で通過中で撮影できずでした。

キランソウ

ツバキ

ヒメオドリコソウ

ムラサキケマン

シュンランの蕾

アミガサユリ?

シロバナノショウジョウバカマ

ナガバノニオイタチツボスミレ












inserted by FC2 system