ちょっとそこまで

 160214(日・晴れ時々曇り)六三園と郭家住宅
大荒れの一夜が明け、予報より早く天候が回復した。
そこで、郭家住宅の見学に行くことにした。地図で場所を確かめ、とても駐車場はないと判断して、昼は「六三園(ガンコ寿司)」で済ませ、そのまま徒歩で郭家住宅へ行くことにした。まずは、六三園から
 六三園の沿革
■株の相場師として成功を収めた『松井伊助』が63歳になった1928(昭和3)年に和歌山市に立てた贅沢な別荘が「六三園」です。六三園の名前の由来は
  「63歳」というのがひとつ
  6と3はオイチョカブの「カブ=株」で縁起がいい
  松井伊助の北浜の取引所番号が63であるとか
  完成当初の敷地面積は6,300坪(約21,000u)
 これらを併せ持って「六三園」と名付けたようです。このときは、あくまでも個人の別荘
■戦前、『松井伊助』没後には、六三園は『尾藤家』の所有物となる。尾藤氏は当時の和歌山銀行社長
■旧松井家別邸六三園は、戦後、一時米軍に接収され、マッカーサーの司令室として使われた
■昭和27年より、尾藤氏の手に戻る。昭和28年に、高級日本料理屋「六三園」をオープン。長らく高級料亭として利用され、一般庶民には当然手がでなかった
■平成17年に「がんこ和歌山六三園」にかわり、現在に至る
六三園も日本料理店閉鎖後は、撤去解体の話があったそうですが、がんこ寿司によって救われている。勿論、業務用に使用されているが、存続できたことは素晴らしい。
同様に「保存活用されている店」は、私が知るだけでも
  平野郷屋敷|お屋敷|
  高瀬川二条苑|お屋敷|
  三田の里|お屋敷|
美味しい和食で「いっぱい」いきたかったのですが、この後に郭家住宅の見学があるため、じっと我慢。カキフライ定食で済ませました。

昼食後は「郭家住宅の見学」です。
代々紀州藩の御典医であった郭家が,明治になって自宅に建てたコロニアルスタイルの洋風建築。1階は,薬局や待合室等を兼ね右側に応接室が付属する。外観はバルコニーを設けた正面のみモルタル塗り,他は下見板張りとする独特の意匠で,広く親しまれている。
 登録年月日:19970903
 登録有形文化財(建造物)

本日の見学会は、郭家住宅の『修理保存』を望む、和歌山県建築士会主催で行われました。私も建築士会に所属していますが、残念ながら大阪府に所属している。

郭家住宅は既に、登録有形文化財の指定は受けています。文化財保護のランクで言えば最下位で、公租公課の減免は受けられるが、保存や修理費の補助はない。
明治10年に作られた洋館は既に多くの個所で手が入れられており、これ以上のランクの文化財に指定されると思わない(重文クラスの審査はとても厳しい)。
 ・天井から漆喰が落下し、ベニヤ板で補修されている
 ・バルコニー床はブリキ板で補修されている
 ・一部のガラスが破損修理されている

和歌山市では、国指定重要文化財「中筋住宅」のように、修理保存されているものもあるが、登録有形文化財(建造物)では難しいであろう。ただ、私の目でも「修理は待ったなし」と思う。
建築士会の思惑は「行政が買取修理保存」を望んでいるようだが、私のささやかな保存運動体験でも、きっと無理だろうと思う。修理保存が出来るとすれば、ナショナルトラスト組織を立ち上げ、郭家住宅を買い取ったうえで「自前の資金で修理保存」することだろう。行政に頼るといった「他力本願」では、きっと前進はないと思う。
アンケートを求められたので、ナショナルトラスト運動をするなら「参加したい」と書いておいた。

洋館全景

コロニアル様式のバルコニー
かつて診察室であった和室に雛飾りがありました。
洋館と同時期の建築ですが、鴨井が入れ替えられており、ここでも「手入れ」が行われていた。

母屋は江戸時代のもので、茶室は明治の元勲「陸奥宗光邸からの移築」と言われる。茶室は、抹茶座敷と煎茶座敷から成り立っている。
私が特に興味を覚えたのは、煎茶屋敷の障子と襖です。桂離宮の茶室に通じる「粋」を感じました。


 160211(木)わんぱく公園と雨の森

わんぱく公園

雨の森山頂から「わんぱく公園」を見る
昨日からアレルギー鼻炎が悪化していた。
この日は「仕事はしない」と決めて、わんぱく公園まで「オシドリを見にいこう」と思っていたのに、体調がどうにも悪い。それでも、昼前に「やっぱり行こう」と決めて出掛けました。

臆病なオシドリが、昼に出ている分けもありません。普通に居る水鳥と山野鳥に出会ってきました。


梅園は花盛りでした。家内によれば「良いかおり」だそうですが、鼻炎の酷い私には、何もわかりませんでした。

この後、雨の森へ行きました。やっぱりここでも「野鳥は不在」でした。山頂から見える風景をのんびりと楽しみました。

 160205(金)和歌川/大阪のうなぎ
今日は終日「外出」です。和歌山と大阪で3軒の診療所の梯子です。
まずは、和歌山で耳鼻咽喉科の受診です。想定内ですが「1時間待ち」と言うことで、直ぐ傍を流れる和歌川へ

ホシハジロ

キンクロハジロ

マガモ


カワウ(工場の樹木はカワウのコロニーとなってすっかり枯れている)

オナガガモ
今年は水鳥が少ないですねえ〜
午後からは大阪へ向かいました。糖尿内科と泌尿器科の受診です。相変わらず「薄氷を踏む」思いの検査結果でした。
夕方からは「情報交換会」という名の呑み会です。うなぎの「日本100店」に選ばれたお店だそうです。
夕方からは「情報交換会」という名の呑み会です。

本日はJR福島駅からほど近い「日本うなぎ名店100選」に選ばれたお店だそうです。
結構ディープな地域です。気の利いたお店が多そうで、この界隈に暫く通えそうです。

うなぎが焼き上がるまで「タコのやわらか煮とたいのこ」で

うなぎの小手調べは「白焼きとかば焼き」/ここでビールから熱燗にチェンジ

〆のうなぎが焼き上がるまで「八幡巻とうなぎの肝焼き」

〆は「まむし」です。上に2切れ、ご飯のなかに2切れ「満足」です!
うなぎづくしを堪能して、お酒込で「1人7500円」でした。普段よりちょっと高めの情報交換会でしたが、早晩、うなぎは食べられなくなるだろうから、今のうちです。
















inserted by FC2 system