生石高原「野鳥荘」自然観察記録
110901(木)曇りのち雨

殆ど出来上がりました!

ダイニングキッチンです。テーブルを片づければ予備寝室になります

展望浴室。マキの香りが素晴らしい!

主寝室。寝ながらにして山桜の花見ができる

ベランダ

トイレ・脱衣室
9月1日に「引っ越し」と早くから決めていたのですが、なんと!台風12号の足音を聞きながらの引越となりました。

朝9時に第1便の家具類が到着。続いて2便は什器備品です。更にブラインド取付工事でした。

ガス工事店が来て、ガスの接続。湯沸しを作動させて給湯のチェックも完了。

これと並行して、造園部隊が到着。屋外物置の設置と視界を遮る樹木の伐採を始めました。
時間とともにきつくなる雨の中で作業を続けたのですが、16時で本日の作業は終了。残りは後日にしました。まだまだ、造園部隊にお願いする作業があるので急ぎません。

午後からは電化製品が到着。その後、本日家から運んだ荷物を搬入しました。

これで概ねは揃ったのですが、管理会社に預けてある荷物の搬入まではできませんでした。
これは次回にして、内部整理と一緒にします。
寝泊りが出来るようになるまでは、もう少し時間が必要です。

でも、とっても素敵な山小屋ですから、是非お越しください!
110910(土)晴れ

やっと完成です!石段の土砂も取り除きました
足元は「野鳥ゾーン」としてこれから整備していきます

ベッドメイクも済みました

想定以上に収納が確保できていました

野鳥荘門柱(栗の木)揮毫後に建柱します
夏が戻ってきたような暑さである。流石にお山でも、日向では暑い。それでも陰れば一気に涼しくなる。

やっと、山小屋が完成した。今日は、最後の荷物を搬入し、備品や什器の整理を行った。

18.19日は友人を招いての試泊会。忌憚のない意見を頂いて、内容を高めたいと思っています。
先輩から「山小屋らしくない」と言われてしまったが、私たちにはそんな拘りはなかった。
何時の日か、生活の中心をこちらに置きたいとの思いがある。
だから、生活重視の作り方をしました(もちろん工費の制約も大きかったが)。

整理を終えて、収納にまだ余裕があることに驚いた。
家内は「家より多いみたい」と不思議がっていた。
「野鳥の会」の皆さんが訪ねてくださいました。
今後は、野鳥荘の名に恥じぬよう「野鳥が集まる環境作り」に入ります。
私たちでは知識不足なので、野鳥の会の皆様にご指導を頂きながら、進めていきます。

メジロやヤマガラが集まるようになれば「期待が持てる」そうで、楽しみにしています。
追記
展望風呂に入りました「最高だ!」
でも、スッポンポンは紹介しません。

山小屋が落ちついたら、生石の自然を紹介していきたい。


110913(火)晴れ

ペットボトルを細工して「自動餌やり機」の製作中

左:自動餌やり機/右:バードバス

野鳥荘門柱揮毫中

色づき始めた「むべ」
今日は代休をもらい、山小屋へ補給品の搬入です。

次の連休は、取引先をお招きして、初のお披露目です。

冷蔵庫の中身も少しずつ充実してきました。
また、水周りの備品類も増えました。

本日は、野鳥のバードバスの設置と餌場を作り始めました。

ペットボトルにハンダゴテで穴をあけ、ヒマワリの種を入れます。野鳥が啄ばめば、自動で補給される仕掛けです。
材料は
 ・ペットボトル
 ・木片
 ・棕櫚紐
出来上がりが上の写真です。

お客様には、これを作ってもらい、野鳥集めを行いたいと思います。

今日のもう一つの目的は「野鳥荘」の門柱の揮毫です。

出来たのがコレ!
アプローチ階段脇に設置の予定です。
野鳥の大きな混群がやってきました。
 ・メジロ
 ・エナガ
 ・シジュウカラ
 ・ヤマガラ
 ・コゲラ
 ・ムシクイ
 (種類までは不明)
 ・サンショウクイ?
これらが、1日に何度も周回しているようです。
早く「えさ場」と認識してくれたらと、楽しみです。

山小屋の周りには「アケビ」がたくさんあります。
アケビで唯一常緑の「むべ」が、少し色づいてきました。
紫色になれば食べごろなのですが、さて?野鳥さんに先を越されそうです。

まだ、自然観察に回るほど余裕がないのですが、まもなく観察報告もできるでしょう。
110915(木)晴れ

餌場にやって来たヤマガラ

コサメビタキ
13日に作った餌場に、もうヤマガラが来ている。ベランダの手すりに置いたヒマワリの種も食べている。

恒常的に餌を切らさないようにすれば「野鳥の楽園」作りも夢ではない。

コサメビタキも、もう生石に入っている。先日はムシクイにも出会った。
まだ下界では「真夏日」が続いているのに、ここでは冬鳥が来ている。
110918(日)〜19(祝)晴れ/試泊会

災害出動中の自衛官。大変礼儀正しい!

サンシャイン

初めての体験

夕食

夜更け手も続く酒盛り

和歌山市の市街地が綺麗

夜明け

野鳥の餌やり器製作

ヒマワリの種を入れる

空中につるした餌場

生石高原見晴らし台で

中空に突き出た岩場で

昼食は釜飯
9月18〜19日に「試泊会」を開きました。ご招待したのは、仕事関係の友人とその家族(私を含めて大人5人と子供2人)。

天気予報はず〜っと『雨』だったのですが、念力で晴れにしてみせると大見得を切った。
精神を集中した念力は功を奏し、大雨を降らすとされていた台風15号は沖縄近辺で1回転の足踏み。おかげで、奇跡の晴天に恵まれました。

山小屋に向かう途中、生石高原へ寄りました。
そこには、写真のように「災害派遣の通信中継基地」が設けられていました。
これは、台風12号で壊滅的な被害を受けた和歌山南部との通信を確保するものです。
大変礼儀正しい自衛官で、写真をお願いしたら服を着替えて応じてくださいました。嬉しいですね!
山小屋について、食料や着替えを運び込んで、それから「探検」です。

アケビが食べごろだろうと、狙いをつけていたのですが、まだ少し早かった。
数百みつけてあるアケビのうち、食べごろを示す「裂果」をしているアケビ3個を収穫。

都会育ちの親子に食べてもらいました。
チーズ風味の濃厚な味です。「オイシイ!」と喜んでくれました。

「酒の方がいい」と言って、一人探検に参加しなかったO本さんは「至福の時間を過ごした」と言う。
天空ベランダで、一人、酒を傾けていたら、野鳥の群れがやって来たそうだ。約30分、O本さんの周りで遊んで帰ったという。
O本さんは、野鳥ファンではないが、この出会いに感激したそうです。

サンシャインを見ながら風呂に入ろうということになった。
初めての体験をしたのが、小学校5年の男の子と3年の女の子。無邪気に混浴です。

この展望風呂、狙い通りの大好評で、朝まで何度も利用されました。

夕食は、
 ・マツタケの鍋
 ・カツオのたたき
 (高知から届いた)
 ・お造り
です。鍋用食材は半分ほど残ってしまいましたが、アルコールの消費量は凄かった。

鍋料理を選んだのは正解であった。
 ・天候に左右されない(雨だと深い庇が無いため屋外料理が出来ない)
 ・人数がフレキシブル
 ・食材の準備がしやすい
夜更けても、天空ベランダで酒盛りは続く。
断続的に霧が出るが、晴れると夜景がとてもきれいだ。

天空には、満天の星。
写真に写せないのが残念です!きっと、都会では見えない星空です。
パソコンで星座を出して照合。北斗七星が綺麗に見えていました。

酒盛りは10時半でお開き。ダイニングキッチンを片付けて、布団を敷く。素直な定員は4名だと思うので7名はキツイが、何とかなるもんだ。
夜中は「いびきの大合唱」でした。

日中の下界は真夏日。生石の山頂でも29℃あったのに、夜中にベランダに出てみて、思わず「寒い」といった。
明け方は、冬布団を体に巻き付けていた。
やはり「真冬の利用は無理」と思った。

夜中に、夜行性の野鳥の声が聴けるのではないかと思ったのですが、残念ながら聞けませんでした。
翌朝は5時半起きたのですが、野鳥散歩には遅かったようです。

それでも、歩き始めて鳴き声を聞くことが出来ました。
 ・ホトトギス?
 ・トラツグミ?
 ・ヤマドリ?
 ・ヤマガラ
 ・シジュウカラ
 ・コゲラ
 ・エナガ
 ・カラス
 ・メジロ

朝食はトーストとゆで卵。飲み物はコーヒーとミルクで済ませました。

その後は、工作の時間です。結構みんな楽しんでくれたようです。

山小屋の清掃を済ませて、出発です。
時間に余裕があったので、高原を歩いてみました。ススキが背丈ほどに育っていますが、まだ黄金色にはなっていません。きっと来週はもっと綺麗だろう。
詳しくは「生石の魅力と四季」でご覧ください。

生石高原では、ベニマシコと思える、綺麗な野鳥に出会えました。

山小屋の広さは10坪。我家の居間の中にすっぽり収まる大きさです。
こんな広さで作るには、相当綿密に考えておかないと、中途半端になって収拾がつかなくなる。

試泊会では、想定通りに使えた。DKと予備寝室が兼用なので「片づけ」をきちんとしないと変身できないが、これもうまく行ったように思う。
自己採点は90点でした。
生石高原を後にして、金屋明恵温泉郷へ。温泉でゆっくり浸かって、昼食は「釜飯」です。

修理川に面したこのお店では、先日の大雨で「あわや」と言う状況になったそうである。無事でよかった!

これで試泊会は終了。またのお越しをお待ちしています!


では、自然観察記録をご紹介します。これからは、こちらの記録が増えていくと思います。

ゲンノショウコ(赤花)

ツユクサ

オトコエシ?

アジサイ(ずっと咲いている)

芝栗(裂けたら食べごろ)

ゴヨウアケビ(美味いぞ!)

ツル性植物の集合果。はて?
アケビは、レアチーズのような濃厚さでとても甘い木の実です。野鳥と奪い合いになるのですが、山小屋付近だけで、数百個を見つけているので、今年は楽しめそうです。

写真以外にも、ムベ、アカメガシワ、ウツギ、クマノミズキが実を付けてきました。どれも野鳥が好きな木の実です。
野鳥が食べるかどうか知りませんが、ツクシムレスズメ(マメ科)が実を付けていました。

マツムシ
昆虫に詳しい親子が一緒でした。
生石では、たくさんの昆虫と出会えます。野鳥・昆虫・植物など、得意な分野を持つ仲間で歩くと、とても楽しくなります。
110924(土)〜25(日)晴れ

高圧洗浄中

バードバスの周りにヒマワリの芽

BBQ
24日、この日は大切なお客様を迎えました。

私たちは昼過ぎに到着。お客様が到着するまでに、アプローチの清掃そうです。

箒で落ち葉と土を掃いた後、高圧洗浄機で洗い流していきました。
やっと、40年前のコンクリート面が出てきました。これで、とても歩きやすくなりました。

いまですら、落ち葉が多いので、秋本番を迎えると、半端ではない落ち葉になるのでしょう。これからは、山小屋へ行くたびに掃除が大変です。

バードバスの周りから芽が出ている。
どうやら、野鳥の餌に撒いているヒマワリが発芽したようだ。「来年はヒマワリだらけ」になりそうだ。

野鳥の餌やり器にヒマワリの種を補給。ただ、ペットボトルに相当大きな穴を明けないと、簡単には種が出てこないことが分かった。ハンダゴテで穴をあけ直ししました。
日没寸前にお客様が到着。BBQを開始です。ところが…

写真を見て分かるように、厚手のダウンを着ないと「寒くて」大変です。
気温は10℃あるかどうか?やはり、お山の冷え方は半端ではないことが分かる。

室内の暖房効果を試してみました。
居間の、床暖房の効果は大きいことが良く分かった。ただ、床暖房を掛けたまま布団を敷くと、かなり蓄熱することが分かった。温度設定を下げておく必要がありそうだ。


裂果したゴヨウアケビ、4個で1房になっていた。緑色は落果したムベ
お客様に食べていただこうと、アケビを獲りに行った。この1週間で見事に裂果していた。4個で1房の見事な奴を採取。必要以上に獲らずに、あとは野鳥さんに食べてもらおう。
山小屋の裏山では、ムベが熟さずに全部落ちてしまった。先日の台風が原因だろうか?20個ほどが地面に散乱していた。
左下のゴヨウアケビは、1本のツルでゆうに100以上実っている。この日は裂果していなかったが、翌朝見たらいくつか裂けていた。ただ、中身がもう食べられていた。鳥さんも開くのを待っていたのだろう。

1本のツルに100個以上実ったゴヨウアケビ

キソキバナアキギリ?

ウツギの実

アカメガシワの実

?どうやら蕾のようだ
名前も知らないものを含めて、たくさんの実がなってきたが、生石には「ドングリ」の仲間が少ないことに気付く。
ドングリは、地面で捕食する野鳥の好物だけに残念です。

蕾と思えるものを見つけた。花が咲いたとしたら大きな花だろう。次に生石に行くときには咲いていそうだ、楽しみである。

生石高原で見つけたリンドウのような花。本当はなんという名前だろうか?










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