愛媛・城巡り■191017坂の上の雲ミュージアム

愛媛・城巡りも最終日になりました。
8:00ホテルをチェックアウト、駅に向かいました。久しぶりに「普通の食事」です。
旅行中、鯛めしを食った以外は「コンビニ」ばかりです。

うふふ・・・旅行優先で、豪華な宿泊や食事にまで費用が廻りません。
大洲、宇和島と既に回ってきましたが、駅構内に喫茶店がありませんでした。今日は、やっと「モーニングサービス」にありついたわけです。

日常生活では、私は朝食を「ガッツリ食べる」方で、このモーニングよりたくさん食べます。
何はともあれ「腹ごしらえ」を済ませて、いざ出陣です。市電で、9時オープンンの「坂の上の雲ミューアム」に向かいます。
以下、私見です。
「坂の上の雲」は司馬遼太郎氏の小説で、明治期を容作った3人に焦点を当てている。
 ・日露戦争を勝利に導いた秋山兄弟
 ・文化を代表した正岡子規
そして「今」の松山の価値観を代表している小説です。
 坂の上の雲ミュージアム
 https://www.sakanouenokumomuseum.jp/

平成19年4月28日、坂の上の雲ミュージアムは、松山のまち全体を屋根のない博物館とする『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想の中核施設として開館しました。小説『坂の上の雲』は、松山出身の秋山好古、真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を通して、近代国家として成長していく明治日本のすがたを描いています。本ミュージアムでは、小説に描かれた主人公3人の足跡や明治という時代に関する展示に加え、まちづくりに関するさまざまな活動を行い、訪れた人々が時の流れについて感じ、考える場を提供していきたいと考えています。
小説「坂の上の雲」をモチーフにした展示です。広いスペースに詰め込まず「ノビノビと過不足なく展示してるなあ~」という印象です。

空間創造の天才「安藤忠雄氏」の設計です。初期作品の刺々しさが消え「歳相応のまろやかさ」を感じました。

安藤氏が作り上げた空間に、展示が溶け込んでおり、ミュージアム全体の完成度の高さに感心しました。

少し苦言も呈しておきます。
安藤氏の作品(建物)は、昔から「健常者しかいない」。坂の上の雲ミュージアムも、全体が「スロープ」で構成されており、緩やかなスロープを登りながら鑑賞して行きます。

健常者には、まことに心地よい空間ですが「車いすでは辛いだろう」と思います。どこかにエレベータがあるのでしょうが、EVでは、展示物の鑑賞がままならぬ。

安藤氏にとってバリアフリーは「永遠の敵」でしょうね。かと言って、私にも解決策の名案があるわけではない。
非情な言い方ですが、バリアフリーが馴染まぬ空間があるのは事実です。安藤氏設計のミュージアムはいくつも見てきましたが、ある意味「ハンデキャッパーを切り捨て」健常者に特化した作品だと思います。

※バリヤフリー法と言う法律がありますが、スロープで法はクリアしています。ただ、長すぎるスロープは、車いすでは無理です。きっと、係員氏が「車いすを押す」ことで、リカバリーしているのでしょう。


スロープ下でチケットを購入し、スロープを上がる。上がりきった右手がエントランス

窓越しに萬翠荘が見える

展示は詰め込んでいない

坂の上の雲の主役3人


日本海海戦の主役となった戦艦三笠


「坂の上の雲」は新聞小説であった

学習スペース

安藤氏ならではの空間

これで、坂の上の雲ミュージアムを終えて「萬翆荘」へ向かいました。

ここで「漱石がお茶を飲んだ」と言うゆかりの建物だそうです。残念ながら、この日は喫茶は開いていませんでした。

その代り、萬翆荘1階で、「刺繍展」が行われていました。
何気に入ってしまい、しっかり案内されました。

これからは、今回の最大の旅行目的「松山城」へ向かいます。


inserted by FC2 system