愛媛・城巡り■191015道後温泉


我国に現存する「木造天守」は12。
「+1の旅」を利用して、多くの城を見てきましたが、今回は「天守を見るための旅行」で、これで「満願」になります。
荷物はバックパック1個だけ。身軽なもんです。

私には~雨が降ったら~という前提がありません。今回も、旅行の前後は「大雨」で、各地に甚大な被害を出しています。
この日程を選んだのは、LCCの安い期間を選んだにすぎないのですが、結果的に「この期間だけ晴天」に恵まれました。
ホンマに「晴れ男」です!

10月15日、午前中に畑を済ませ、リムジンバスで関空へ向かいました。
 peach MM309便16:05定刻フライト/
      17:00松山空港到着

バスでJR松山駅へ向かいます。
リムジンバスの時間を気にしていたのですが、大きな間違いでした。
空港~JR松山駅間は15分、市内循環バスの経路の一部で、頻繁に出ている。

泊まりは駅近のビジネスホテル。安さで探しました。まずはチェックイン、2泊分の費用を先払いして部屋へ。

バックパックの荷物を軽く(当日不要なものはホテルに置いておく)して、道後温泉へ。


松山市は「市電がある街」で、市民の重要な足になっていることがすぐに分かる。
路線数も多いのですが、道後温泉へは乗り換えなしの1本道で20分です。10分間隔の運転で料金は160円均一。とっても便利です!

市電は「ますます隆盛」のようで、多くの車両は「古いもの」が多いのですが、最新車両も2種類投入されているようです。

観光客も多いのですが、市民の利用が主で「無くてはならない」ものになっています。

日本最古の温泉と言われる「道後温泉」へやってきました。 https://dogo.jp/about
歴史については諸説あるようですが、公式HPによれば、
昔脛に傷して苦しんでいた一羽の白鷺が岩間から噴出する温泉を見つけ、毎日飛んできてその中に脛を浸していたところ、傷は完全に癒えてしまい、白鷺は元気に勇ましく飛び去ったと書かれています。そして、これを見た人たちは大変不思議に思い、入浴してみると爽快で疲労を回復することもでき、また、病人も入浴しているといつの間にか全快したことから、盛んに利用されるようになりました。
道後温泉は白鷺により発見され、人々がその霊験を知って入浴するようになったと伝わります。後世の人たちがこの伝説を記念するために、鷺石と称する石を置き、現在は道後温泉駅前の放生園ほうじょうえんに移され、保存されています。
このように「神代の時代」に遡ります。

道後温泉駅前には「坊ちゃん列車」がありました。飾りものではなく、日々運転されているようです(私は乗る機会がなかった)。
ここは「漱石ゆかりの地」です。しっかり「観光」に取りいれられています。

更には「正岡子規」の像があります。
僅かな滞在期間でしたが、2泊3日の旅を通じて、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」で、この街が創られていると、つくづく感じました。

駅前の観光案内所で地図を入手。
からくり時計が19時からあるということで、コンビニでサンドイッチを購入して、小腹を満たしながら時間つぶし。

時計台がせり上がり、左右にも広がる。
「こんなにも変身」する様をしっかり見てきました。

駅前には伝説に基づいて放生園「足湯」があります。私も浸かってみたかったのですが、残念ながら時間がありませんでした。

からくり時計を見た後は、アーケード街を抜けて、道後温泉「本館」へ向かいます。
道後温泉「本館」です。
ここへ来れば「温泉を楽しむ」のが必然です。ただ現在は工事中で、入浴は出来るのですが「2階で休憩」が出来ません。残念!

道後温泉本館三層楼の屋上にある振鷺閣は、和風建築に一段と趣を添えています。周囲の窓は赤いギヤマンガラスをはめた障子で、夜になると赤々と光り、湯の町の夜空に異彩を放っています。
振鷺閣には「時太鼓」があるそうですが、音色を聴くことはできませんでした。

入泉料(410円)を払って、昔ながらの温泉へ。湯船がとっても深くて「中腰」で浸かります。湯船に入るのに段はあるのですが、とっても幅狭く、気を付けないと滑ってしまいそうでした。

夜は、本館を利用したイラストマッピング。
迫力ある音楽と共に、見ごたえがありました。

一連のイベントを楽しんだ後、やっと夕食です。
道後温泉に着いてから知ったのですが「鯛めし」が有名らしい。そこで、鯛めしを注文しました。更に後で知ったことなのですが、鯛めしには
 ・宇和島鯛めし
 ・松山鯛めし
両者があるそうです。
私が食べたのは「宇和島鯛めし」でした。
松山鯛めしは、和歌山でも食す「鯛の炊き込みごはん」ですが、宇和島鯛めしは全く違います。

本館の向かいにある「すし丸」に入りました。
鯛めしとお酒を注文しました。

大変「芳醇なお酒」で美味しく頂きました。

鯛めしには、食べ方の説明書きがあり、それに従って一仕事です。
 ・卵入りの出汁を良くかき混ぜる
 ・混ぜた出汁に鯛の切身や野菜を入れる
  (大葉・玉ねぎ・海藻数種)
 ・これを更によく混ぜてご飯にかけて食す
まあ「感動の味」でした!これは絶品です。

新鮮な鯛の切身(お造り)があれば、特殊な素材はありません。我家でも出来そうです。きっと、出汁の味が「ミソ」なのでしょうが、舌の記憶で再現してみたいですね。

家内からリクエストがあった、愛媛の銘菓「一六タルト」を我家へ向けて発送。
これでこの日の予定は終了です。

帰路に、コンビニで「朝食」を買い求め、ホテルへ帰りました。
良く朝は早いので、早々とベッドへ。おやすみなさい


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