老い先短いと自覚している、姉二人と私。元気なうちに会っておこうと、中間地点の富士山裾野で落ち合うことにしました。平均年齢73歳の、ジジババ珍道中です。
■6月1日(木)晴れ
新幹線「新富士駅」に11時半集合。駅前に富士山が見えるはずですが「雲の中」です。とは言え「雨予報」でしたから、上々です。
駅前でレンタカーを借りて出発です。近場で昼食を済ませて、目指すは「国民休暇村富士」です。目的地まで35q、無料の高速道路(高規格国道)で、快適なもんです。 |
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ネイチャーガイドを待つ姉たち
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13時に国民休暇村富士に到着。チェックインは15時からですが、手続きだけは出来るということで先に済ませ、ネイチャーセンターへ。
14時からのネイチャーガイドを受ける予定です。 |
手続き完了を待っている姉たち |
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ガイドまでに30分ほどありました。
その間に色々と話を聴くことが出来ました。
・ここの標高は約700m
・年間に観察できる野鳥は60種。今は、キビタキ・オオルリ・コルリ・サンコウチョウがいるそうです(出会うことはありませんでしたが)
生石と標高が近いので、植生も良く似た感じです。ただ、花期は生石より2週間以上遅いようでした。
ネイチャーガイドは、ロッジが立ち並ぶエリアにある「池(写真)」の周りです。
この池の主役は、ウシガエル(食用ガエル)とモリアオガエルです。 |
ウシガエル(デカいぞー) |
モリアオガエルの卵(いっぱいある) |
ここのもう一つの主役は「ホオジロムササビ」
集合写真の背面にある巣箱がねぐらで、私が見ただけでも3ヶ所ありました。
その1ヶ所から、時折ムササビが顔を出していました。今は繁殖期(子育て中)で、人間が近づくと警戒して顔を出すようです。 |
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やっと部屋へ案内されました。
5月の予約では上層階は無理ということで、6月で予約を入れました。
狙いはピタリで、真正面に田貫湖(何故か富士五湖から外れている)が広がる。
さらに言えば、真正面に富士山がある筈なのですが、ここでも雲の中です。
部屋は和室10畳+板の間で簡易な椅子テーブルがあります。部屋にトイレはありますが浴室はない。まあ、国民休暇村でもやや格下の印象です。
お風呂は『大浴場』ですが、残念ながら露天風呂はない。
昨年12月に、国民休暇村支笏湖で出会った方に「国民休暇村富士が最高!」と伺っていたのですが、ちょっとガッカリです。 |
夕食までの間に「田貫湖散策」に出かけました。周回道路は平坦で1周3.5qです。
長姉は足が悪く、車椅子を勧めたのですが「プライドが許さない」そうで、ゆっくりとしか歩けません。
普通なら1時間弱のコースですが、2時間半をかけての散策となりました。ただ、湖畔の植物観察(多くは私が案内役で)しながらで、楽しい時間となりました。
野良猫か飼い猫かは分かりませんが、猫がたくさんいて、どれも人懐こい可愛い猫でした。
田貫湖はヘラブナで有名らしく、釣り人が猫に魚をあげているようでした。
この後風呂に入り、夕食会場へ
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夕食はバイキング!
ここでやっと「国民休暇村富士が最高!」の意味が分かった。バイキングの
・種類が多い
・豪華で新鮮
(料理テーブル各所で板さんが調理)
・メチャ美味
私は「鯵のタタキ」を追加注文していたのですが、全く不要でした。料理は何度も取に行き、久しぶりにお酒を頂きました。
特にうまかったのが「寿司」です。
板さんが目の前でにぎっており、シャリもネタも抜群でした。
最後のアイスクリームを食べた頃は、食事開始から2時間後。御馳走様でした!
もう一度風呂に入り、10時就寝 |
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■6月2日(金)晴れ
まあ、普段通りですが「旅行中は晴れ!」です。3人の出発地(群馬県・愛知県・和歌山県)からの連絡では「激しい雷雨」だそうですが、富士山周辺は「ピーカンの晴れ」です。
この日の日出は5時7分ですが、目が覚めたのが4時過ぎ。まだ明けやらぬ中で、素晴らしい風景が広がっていました。
あっという間に雲が湧き、まるで「龍」のように駆け抜ける風景をご覧ください。
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