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今回も出張を利用した「+1の旅」です。
12月13−14の両日、山梨県の物件の調査協議のため出張しました。その帰りに、
 ・久しぶりに高校の同級生と邂逅
 ・半田の街を散策
この二つの目的で、旅をしました。
(写真は新富士駅より見る富士山)
業務を終えて、16:11発のこだまで名古屋へ向かう。
開口時間は9:30で、名古屋で時間を潰すつもりでしたが、移動中に連絡が入り18:20に3人集合。予約しておいた店に向かいました。

店は私の独断で選んだ。基準は、懐かしい味噌味が食べたい/安くて呑める店ということで、「情熱的名古屋名物居酒屋 わが家」にしました(但し、行ってみないと分からない)

で、出てきた料理がこれ!
まずは、岐阜の名物料理で、岐阜の地鶏をつかった八丁味噌の鍋です(名前は忘れました)。なかなかの味で満足でした。

味噌田楽(写真を撮る前に食べてしまった)

お造り

味噌カツと手羽の唐揚げ

土手焼

名古屋名物「海老フライ」

てんむすと出汁巻
どれも良い味で、呑み放題がついて、1人3700円(クーポン利用)でした。これはとってもお値打ちで、2年ぶりの再会の友達とも話が弾みました。次回は来年2月「広島でかき鍋」と言うことになりました。
この後は、市内のホテルで宿泊。ホテル代の楽天ポイントを利用して安く泊まりました。


ミツカン宗家「中埜家のお屋敷」

ミツカン本社
半田は、私が生まれた碧南市大浜とは、海峡を挟んだ対岸の街です。

今は「半田運河の蔵の街・赤レンガ建物」が観光名所になっています。我がふるさと大浜も私が育った頃は「蔵の街」でしたが、今は見事に消えてしまいました。

ふるさとと半田の違いを、散策を終えた感想で言えば「ミツカン」の有無です。
確かに「蔵も赤レンガ建物」もありましたが「国盛の酒蔵」をを含めて、ミツカン(宗家・中埜家)所縁の建物ばかりです。

いまやミツカンは「世界企業」で売り上げの6割が海外という。半田にはミツカンがあって、我がふるさとにはなかった。その差ではないかと思いました。

何時もの通り「何の下調べもせず」に行きました。
名鉄「知多半田駅」で下車。駅で地図を入手して歩きだしました。
中埜家のお屋敷前を通り「ここは誰のお屋敷だろう?」と思ったのですが、これが宗家とは後で知りました。

本社前を通り、ミツカンミュージアムへ着いたのが9:32です。
ガードマン氏に尋ねたら「完全予約制」だという。ダメ元で尋ねてみてくださいという助言で中に入り、受付へ行くと
 ・たまたまキャンセルで1人分枠がある
 ・9:30から見学が始まっているが「今なら追いつける」
といことで参加できました。こんなラッキーはありません。

更に結論を言えば、もしミツカンミュージアムが無かったら、私は」半田の街に「ガッカリして帰ったと思う。
まずは「大地の蔵」から見学開始。ここでは「昔ながらの製法」が紹介される。半田は醸造の街で、酒粕を原料に「酢」が作られた。酢という字は「酒から作る」と書く。

この製法作られる酢は「赤酢」と呼ばれる高級酢で、出荷まで3年半掛かるそうです。
現在、半田で「伝統製法で作られている(写真左)」だけで、生産量が少ないため、ミュージアムの売店でしか入手できない(お土産に買いました)。
なお、ミツカンの主力工場は半田にはない。
中埜家は弁財船で、江戸に赤酢を運んだことで「飛躍」のきっかけをつかみます。あまり大きな弁財船ではありませんが、これで4斗樽500程が運べたそうです。

江戸時代、最上の酒は「下り酒」と呼ばれた灘や伏見の酒です。ただ庶民には高根の花でした。
江戸の庶民に親しまれたのが「中国酒」とばれた、知多の酒です。
酒粕から作った酢には、酒作りのバックグランドがあったわけです。
半田には30基の越える「山車」があります。
それだけ裕福な町であった証しでしょう。
ここは、山車の暖簾を展示した場所です。

見学を終えて、暫しお遊びタイムです。
「呑む酢」の試飲や、にぎり寿司の体験などを含め、1時間半の見学でした。
このミュージアムは是非お勧めです。まあ、私偶然で体験出ましたが、予約が必要ですからお忘れなく。


半田運河沿いの「蔵の街」
もうミツカンではここでは酢を製造ておらず、景観維持のためだけに蔵が残されています。もう「ミツカン様さま」ですね
半六公園
これも中埜半六屋敷の庭で、
中埜酒造『国盛』の酒蔵見学。試飲もしました。

ここでも「中埜家」です。
蔵の街とは、中埜家の街でもありました。

蔵の街に別れを告げて、赤レンガ建物へ向かいました。

明治大正にかけて「かぶとビール」を作った工場です。
中埜家と盛田家の共同事業であったあそうです。

盛田家は常滑の豪商。
現在の「敷島パンの創業家」でソニー創業者盛田氏の生家です。

結局、何処までも「中埜家の街」でした。
江戸時代、半田と競り合った大浜出身だけに、ちょっと悔しい散策でした。

昼食は名古屋へ帰ってからでした。
「味噌煮込みうどん」で行列の出来てる店に並んでみました。
注文したのは「名古屋コーチン煮込みうどん」です。なんと1890円。
一番旨かったのは漬物でした。

恐らく二度と行かないと思います。
これで、+1の旅「半田散策」は終わりです。次に機会があれば「何処」へいこかな・・・









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