元dogfightのぼやき
2014年1月
エッセイ&コラム
謹賀新年初詣初仕事防災と自然ネットで社会が変わるロボットで社会が変わるもったいない巨星墜つバイオリズム亡霊えびすさん我家はショールーム初めての宝塚歌劇風と共に去りぬ1枚の羽生きたショールームネットで購入消えた信用取引LCCの利益確保爺様の三回忌畑の拡張完了一等賞次はどうする施工図と設計赤字は預金?NPOの拠点ドタバタ

謹賀新年
140101(水) dogfight


初詣
140102(木) dogfight
元旦のお昼、お節料理でしっかり呑んで「初詣」へ参りました。
ほろ酔いというにはいささか酩酊状態でしたが、近所の「山寺と山のお宮さん」です。正式名はあるのですが、地元ではこのように呼ばれています。

まずは山寺へ詣でて、その足で「山のお宮さん」へ参りました。
丁度、神主さんによる『ことほぎ』の最中で、途中から参加させていただきました。
若い人は見当たらず、この伝統がいつまで続くのか?いささか不安になりましたが、是非とも続いてほしいものです。

ふるさとを出てから、40数年「氏神様を持たぬ生活」が続いてきましたが、和歌山で再び氏神様と暮らすようになりました。
思えば古来より、農家の二男三男は「新たな開墾地」を求めて、ふるさとを分かちました。彼らは、寺(葬儀)と神社(婚姻)を分祀して、心の拠りどころとしてきました。間もなく私も67歳。日本人としての「アイデンティティー」をひしひしと感じるようになりました。


初仕事
140103(金) dogfight
年末に「見積分析」の依頼があり、その資料が届いていた。
2日を「仕事始め」と決めて、朝から分析を始めた。建設費の見積もりは、
 ・直接工事費(形として残るもの)
 ・間接工事費(主に管理費用)
建設費の安い見積は、ほとんど間接工事費が少ない。これをどう評価するかである。
では、間接工事にはどのようなものがあるか?詳しく見てみよう。
 ・工事管理費
  ⇒現場管理人の人件費・現場事務所経費(家賃、光熱費、OA機器)
  ⇒仮設水道電気代・仮設トイレ・工事車両駐車場
 ・安全管理費
  ⇒工事保険・工事工程周知板・仮囲い・ガードマン配置
 ・品質管理費
  ⇒仕様書遵守・検品検収

間接工事費をほとんど考えない施工者は、直接工事費の見積もり内容も杜撰なことが多い。今回のチェックも、このことがはっきりと出た。比較したのは「大規模修繕工事」で、A社の見積には、工事管理費・安全管理費・品質管理費の計上はなかった。ここで計上されている間接費は「工事に必要な足場代」だけである。素直に読めば
項目 A社 B社
総工費 2887万円 3199万円
直接工事費 2591万円 2039万円
間接工事費 296万円 1160万円
、・現場責任者はつかない
 ・誰も検品せず、職種ごとの職人が勝手に工事
 ・工事用車両は不法駐車
 ・職人さんのトイレもない
 ・工事に必要な水も電気もない
直接工事費も内容は杜撰である。
 ・見積落ちが目立つ(仕様無視も多い)
 ・過多な数量が目立つ
私の総括報告は、A社に厳しいものになりました。
それでも、建築の「ええかげん」なところは、何事もなければA社でも「それなりに工事が出来る」ことである。ただし、現場で近隣住民を巻き込むような事故が起きた場合は、対応体制がはなからないだけに、悲惨になるであろう。


防災と自然
140104(土) dogfight
紀ノ川の下流(和歌山市内)の河川敷は広い。最近では洪水の記録はありませんが、2年前の南紀大水害の時は「あわや氾濫」という水位まで上昇しました。ネット社会では、このような情報もリアルタイムでチェックできます。ちなみに防災マップでは、紀ノ川が氾濫すれば、我が家は「2mの浸水」になっています。

紀ノ川の護岸には「砂の上に築いた」個所が随分あります。洪水や地震で「砂上の護岸」が決壊する可能性を指摘されており、更には、東南海沖地震では「津波の遡上」が予測されいる。そのためか、紀ノ川河川敷では2年前から「大規模な改修」が続いている。

防災工事だけに「文句を言う筋合い」ではないのですが、河川敷のブッシュは「野鳥の宝庫」でもあったわけで、これが問答無用で刈取られていくのは、何とも寂しい。
環境アセスメントが行われたとは聞いていない。工事関係者が「野鳥の存在」を考慮したとも思えない。野鳥の会が抗議したとも聞いていない。防災という大義の前に、野鳥の宝庫など「小さなこと」なのだろう。

今、河川敷で探鳥をしたければ、岩出市まで上る必要がある。さて?私が生きている間に、和歌山市の河川敷に「野鳥の楽園」が復活することはあるのだろうか?


ネットで社会が変わる
140104(土) dogfight
まもなく30歳になるときに設計事務所を立ち上げた。何の目途もない旅立ちで、30代の10年は「下請け暮らし」であった。徹夜残業が当たり前で、それでやっと「食える」状態であった。
40になった頃が、わが国における宅急便の黎明期であった。たまたま、S急便とご縁があり、同社の全国展開と共に元請へと脱皮できた。ただそれも疑獄事件(金丸信の逮捕)で、S急便のトップが入代り苦難を迎えた。とは言え、この間にOA化を一気に進めた私は、CAD化の先駆者であったと自負している。

ネットで買い物をすることが増えた。
Amazonで頼べば、早ければ夕刻に着く。当たり前のように思っているが、これが出来るのは、宅急便の普及にある。世界のほとんどの国でインターネットが利用できると思うが、ネットショッピングが可能な国は、多くはないであろう。
設計の手法も大きく変わった。
実施設計の着手に先立ち、ネットで情報収取を行う。カタログは電子化が進み、設計に必要なデータのダウンロードを行う。
一方、家具や水回り機器(トイレ・浴室・洗面・キッチン)などのユニットは、ショールームを巡って絞り込んでいく。選んだユニットはデータ化されて、ネットで情報交換する。
主な内外装材もショールームを巡って絞り込み、施工方法ははデータ化されて、ネットで情報交換する。

つまり、計画段階を疎かにすると取り返しのつかないことになる。
何故こうなったのか?それは、評価がデジタル化された「ネット社会」を無視できない。住宅なら性能評価が、後々まで不動産価値を左右する。各種の性能は「数値化」される。木造と言えども「構造計算が当たり前」で耐震等級がつけられる。こうなれば、内外装材の重さは重要な要素である。だから「後で決めればよい」とはならない。
こんな変化は建築だけではない。あらゆる分他で起きているであろう。上手く対応できた人、乗り遅れた人、人の人生を左右した変化であった。


ロボットで社会が変わる
140106(月) dogfight
新年を迎えて、ロボットに関するニュースが相次いだ。


ホンダは高齢者用の歩行『アシストロボット』を実用化した。
パナソニックは危険な作業を効率よく行える『パワースーツ』を販売する。

正月の特番で、ロボット研究を目指した先人のバイブルは「鉄腕アトム」であったという。
いま、その世界が一歩一歩近づいている。
語られないロボットもある。それは戦闘ロボである。軍事の世界では、歯止めのない開発にブレーキを掛けようという動きもあるようだが、見えては来ない怖さがある。


もったいない
140107(火) dogfight

驚いたのはこれ!
My畑上空をオオタカが舞うことは知っている。そして時折、My畑で獲物を食べているのもわかっていた。過去に、ダイサギやトラツグミの残骸を見つけたことがある。
だが何と!今度はアオバトであった。
アオバトは見たことはあるが写真にも撮ったことがない。私にとっては珍鳥である。それを「食べて」いるなんて。せめて「写真くらいは撮らせろ」と言いたいね。
関係のない追記
今年は「忙しくなりそう」な予感がしている。当たるかどうか?は神様次第ですが、忙しい新年のスタートです。


巨星墜つ
140108(水) dogfight
大阪に拘った「やしきたかじん」さんが逝きました。
復帰を危ぶんでいましたが、やはりや病には勝てなかった。
あのようなキャラクターを持つ人物は、もう2度とないであろう。誠に残念です!
心より、ご冥福をお祈りします。


バイオリズム
140109(木) dogfight
バイオリズムには抗えない。
それは数年間隔でやって来て、下降期はひたすら耐えるしかない。出来ることと言えば、牙を研いで捲土重来を待つしかない。それも年齢を考えれば、ほどほどでよい。

60歳になって5年間は、最高に忙しかった。この5年間に竣工した物件は多い。ただ、若いころのような大物はなかったが…
それから2年間は下降期で、看板は上げたままだが捲土重来を待つ歳でもない。
今週は忙しく仕事(年相応の小ぶりな物件であることがありがたい)をしています。まだ、かつての感覚やペースが取り戻せておらず、少し根を詰めると疲れが目立ちます。だが、慣れない公共物件と異なり、やはり私には「民間工事」に気分の高揚を覚えます。
今は、3日働いて1日休む…そんなペースを定着させたい。ということで、今日は趣味(探鳥)で過ごします。
27日から探鳥でケアンズへ向かいます。友人から頼まれている1ドルコインについて、ガイドをお願いしているOさんにお願いしておきましたら、キープできたと返事がありました。今年の雨季は雨が少ないそうで、探鳥には良いそうですが「メチャ暑い」とのこと。準備が大変です。


亡霊
140110(金) dogfight
政界には時折亡霊が出る。都知事選に「細川氏出馬」の噂である。
あっという間に新進党を立ち上げ政権奪取をしたものの、政治献金疑惑で10か月で政権を投げ出す(その後は隠遁生活)。この時組んだのが小沢氏で、消費税構想で「梯子を外され」痛い目に合ってる。この話に小泉元総理が絡んで、もう『亡霊だらけ』である。
東京都と言えな、世界8位のGDPを持つ巨人である。亡霊でエエんやろか


えびすさん
140111(土) dogfight
忙しく仕事(私なりにですが)をしているのですが、根気が続かない。
昼食の時に地元の神社へ「商売ほどほどに繁盛」を願ってきました。

それにしても、誰もいない神社に「大丈夫やろか?」とちょっと心配になりました。

趣味も忙しくしているのですが、日記のネタに不自由しています。
ということで、先日行った「蜻蛉池公園と久米田池」を紹介しておきます。


我家はショールーム
140112(日) dogfight
  〜我が家はショールーム?〜
とは思っていなかったのですが…クライアントの見学は2物件目です。4年前に新築したころは「最先端のハイテク住宅」だったと思いますが、今はそれなりに時間が経過しています。それでも、昨年お盆にやってきた息子は、我家のハイテクさに驚いていましたので、陳腐化したわけではなさそうです。

設計手法も随分変わりました。
この世界に入って早49年、半世紀になります。当時は、既製品というものがなく、窓や家具、それに照明器具まで設計図を書いていました。それが今は「既製品のアッセンブリ」が最初の仕事です。もう、オーダーメイドするにしても「職人さんがいない分野」が多くなっています。

既製品を理解していただき、選んでもらうために、各社のショールームを巡ります。でも、個々には分かっても、全体像が理解できるか?それは分かりません。その点、我家なら様々なアイテムを「組み合わせたらどうなる」と言ったところを体験していただけます。
我家は予算の都合もあって「中庸の仕上げグレード」ですが、それはクライアントの予算と好みで決めていただければよいと思っています。
本格的に設計着手するのは、2月(オーストラリア旅行以後)になりますが、決め事が随分はかどったと思っています。


初めての宝塚歌劇
140113(月) dogfight
もしも…って考えますか?
永く家庭を顧みなかった私が「お父さん、やっと帰って来たね」と言われて、その2年後に妻が逝ってしまった。こうして2度目の新婚は、僅か2年で終わった。

もし再婚できらた「今度こそ大切にしよう」と誓ったことがいくつかある。既に守れていないこともありますが「一緒に過ごす時間をいっぱい持つ」という誓いは出来ている。主に「探鳥」ですが、家内と出歩くことはとても好きです。


博多料理「磯貝」

宝塚歌劇

とても上品な甘みの団子でした

中華総菜で日本酒をいただきました
再婚して始まった私の生活習慣の一つに「観劇」があります。
デリカシーに欠ける私は、そのような感性を持っていなかったのですが、家内のお供で歌舞伎をはじめとする古典芸能に行くようになりました。
最近ではBSで古典芸能を見ながら「楽しい」と感じるようになってきた。
今回は、初めての「宝塚歌劇」です。
開演は12時からなので、早昼を食べるためグランフロントへ行きました。
レストラン街は11時オープンですが、開店前の多くの店で長蛇の列が出来ている。きっと人気店であろう。

当方は、行列の後尾に並ぶだけ時間がないので、行列のない店「博多料理・磯貝」で開店を待ちました。メニューの「魚の定食」とても美味しそうだったからです。狙いたがわず、とても旨かった!
宝塚歌劇は初めてです。
男だけの歌舞伎と真逆で「女だけの歌劇」だし、100周年というが、歌舞伎に比べれば歴史は浅い。
知りもしないのに「下に見ていた」のですが、3時間半、魅了されていました。素晴らしいですね!
ただ、劇場は梅田なので「宝塚の大階段」はありません。大階段のレビューがないのが残念でした。
観劇後は、デパ地下で買い物。
阪急のデパ地下はとても広く、何を見ても「美味しそう」です。購入したのは
 ・夕食用中華総菜
 ・団子(写真)
 ・山椒餅
 ・朝食用パン
これでは、いくら財布にあっても足りません。早々に引き揚げました。
家へ帰り、惣菜を温め直してランチプレートに盛付けました。これは年末に立杭から届いたもので、便利だし、とても料理が映えます。


風と共に去りぬ
140114(火) dogfight
  〜風と共に去りぬ〜
マーガレット・ミッチェルの長編時代小説。当時絶頂にあったアメリカ南部白人たちの貴族文化社会が南北戦争(1861〜1865年)という「風」と共に、消え「去った」ことを意味する。
初めて行った宝塚歌劇の演目が「風と共に去りぬ」であった。不勉強な私は小説を読んだこともなく、ストーリーも理解していなかった。梅田芸術劇場の大看板を見て「初恋の人の愛読書」であったことを思い出した程度であった。

この数年、家内のお供で歌舞伎を観るようになった。
歌舞伎 宝塚歌劇
男だけの演劇 女だけの演劇
世襲制で「血」で伝統を伝えている
在期は長い
厳しい選抜でスターに登りつめる
在期は短い
歴史は古い 100周年
かつては「河原乞食」と言われた 宝塚温泉の客寄せで始まった
歌舞伎の凄さを認識し始めてきただけに、何かと対照的な宝塚を軽く感じていたが、ステージが始まれば、それは大きな間違いだと直ぐに分かった。
幼児期から「宝塚」を目指して励み、厳しい試験(競争率も凄い)を経て入団。入団後も競争社会そのものだと聞く。トップに登りつめても、後進に道を譲るため「僅か数年」で退団を余儀なくされる(それが常に「新しい宝塚」の秘訣であろう)。歌舞伎とは異次元の厳しさで鍛えられた素晴らしさがある。

〜風と共に去りぬ〜の主人公「スカーレット」は勝気で魅力的な女性である。苦難にもめげず果敢に生きる。ただ、「一番大切なもの」を気付かぬまま過ぎていく。一人、また一人と周りが消えていく。やっと「大切なこと」に気づいた時、レッドは去って行った。まさに「風と共に去りぬ」であった。私はスカーレットのような魅力は持ち合わせていないが、大切なものはなにか?このことは知っておきたいと思っている。
追記
1853年7月ペリー浦賀沖に現れる。1854年2月再渡来。石炭・食料の供給と難破民の救助は認めるが「通商」はあくまでも拒否という、再交渉の余地を残し、3月31日に日米和親条約調印。更に1858年7月日米修好通商条約締結。
この直後に、アメリカでは南北戦争が起きて、日本への外圧は一時弱まった。もし、南北戦争がなく「強引なアメリカ」が続いたなら、わが国に「明治維新」を行う時間があったであろうか?私はとても興味を持っている。


1枚の羽
140115(水) dogfight
年末に、お世話になっているドクターからメールが入りました。旅行先で野鳥の羽を見つけたそうで、写真と「何でしょう?」という質問が添えられていました。
私にはそんな知識はないので、羽の収集家にすぐに連絡を取りました。可能性の回答は早くにいただいたのですが、正確な鑑定には「現物が欲しい」ということで、ドクターにお願いして送っていただきました。
たまたま、My畑でアオバトの羽も採取できたので、併せて収集家に送りました。

この羽根はホトトギスの尾羽(L=13.2cm)で、左の外側から2枚目(T4)でした。


画像の1は表面、2は裏面の画像です。
裏面の画像で上半分の所の模様がハッキリしていないのは、尾羽が枝などで擦れて擦り切れ灰色ぽく見えています。
鹿の子模様のこの羽根は、最初はヤマセミの羽根かと思いましたがヤマセミの尾羽はもう少し小さく(L=12cm)で、白い丸みのある大きな模様です。
また 同じトケン類のカッコウ、ツツドリの羽は大きい羽根なので区別はつきます。
ホトトギスの写真は、すぐ近くで鳴いていても姿を見せないので、まともな写真を撮れていないのですが、こんなきれいな羽根を手に取って見る事が出来、とてもうれしいです。
転勤で大分県にしばらく住んでいたことがあり、湯布院は行ったことがありますのでその地でこんな素晴らしい羽根をいただき感激です。
それに たくさん送って頂いたアオバトの羽根は、洗浄消毒のあと乾かしています。また 整理できましたら、ブログに掲載したいと思います。

上記が鑑定結果です。
凄いですね!1枚の羽からこれだけ奥の深い物語になりました。


生きたショールーム
140116(木) dogfight
先日、我が家をショールームに見立てて、進行中の物件の内容説明を行いました。そのことをHP等で掲載したら、〜他人に生活の場を見られる心境ってどんなんですか?〜という質問がありました。これは想定外の質問でした。我が家に来訪くださる方はたくさんいるので、考えたこともありませんでした(当然嫌ではありません)。
それはさておき…
ショールームの欠点は、綺麗に見せること重点がありすぎて『生活感が伴わない』ということだと思います。我家で体験していただいたことは、
 ・玄関の広さと必要なシューズボックスや玄関収納
 ・LDK各の広さを体験
  ⇒室ごとにスケールを当て設計中の「部屋の大きさ」を理解してもらう
  ⇒空間だけではなく「家具配置(設計段階で具体的に家具配置を検討)」も体感
  ⇒リビングに配置される仏壇(法要時)のスペース確認
  ⇒リビングに配置されるプリンタ台(点検用にキャスター付が必要)の検討
  ⇒蓄熱式暖房(輻射熱方式)の快適さを体験
  ⇒システムキッチンでは、引出しの収納区分まで細かくチェック
  ⇒オール電化のIHクッキングを体験
  ⇒ダイニングで「鍋料理」で必要なテーブルサイズを確認
 ・室に続くウッドデッキの広がり(エクステリアも重要な要素)
 ・クライアントに入浴してもらいました
  ⇒ヒートショック対策を実感してもらう
  ⇒バスタブの自動制御(実際に操作をしてもらう)
  ⇒カラのバスタブでは「浮力」が分からない。
   高齢になると、浴槽から出るときに「必要な力(浮力の手助け)」を体験してもらえる
  ⇒バスタブと手摺
 ・脱衣室に必要なもの
  ⇒これも小洒落たショールームでは分からない
  ⇒防水パン(洗濯機置き場)の掃除
  ⇒車いすになった時の洗面化粧台
 ・タオルや下着類など脱衣室に必要な収納は多い(洗剤類も多い)
 ・脱衣室の冷暖房(ヒートショック対策だけではなく「乾燥室」も兼ねる)
 ・トイレの自動化(実際に用を足してもらう)
 ・寝室の広さを体験(ベッドやサイドボード配置も含めて)
 ・寝室に付属するウオークインクロゼットの使い勝手(実物で体験してもらう)
 ・自動照明(交通部やトイレなど)
 ・全室LANの必要性体感
如何ですか?
ショールームを巡っても体験できないことばかりです。


ネットで購入
140117(金) dogfight
事務所を初めて10年、下請け仕事で凌いでいた私が、大きな転機を迎えたのは「宅急便」との出会いでした。世に宅急便が生まれ、急成長を遂げる過程で、一連の企業展開の仕事(配送センター建設)をさせていただきました。
最近は、ネットで購入することが多くなりました。
大阪まで通勤していたことは、「本屋へ立ち寄る」のが日課でしたが、今はそれもなくなりました。その代りAmazonに注文することが増えました。早ければ、当日に到着することもあります。本だけではなく、カメラや日常品から「野鳥の餌」までAmazonで購入しています。
この通販が成り立つ分けは、インターネットは世に生まれる前に「我国には宅急便があった」ことによります。インターネットは、結構、未開の地域でも利用できますが、宅急便が普及している国はそんなにない筈です。当たり前の思っていることが、実はとてつもなく幸せな環境にいるのだと、自覚しておきたいものです。
関係のない追記
阪神淡路大震災から20年となりました。早いものですね!


消えた信用取引
140118(土) dogfight
「信用取引」を考えさせられる出来事があった。
〜資産(不動産)はあるが現金はない〜このような状況でマンションの建替えする方法はないかという相談があった。妙案があるかもしれないが、私には思いつかない。
〜資産は3分して持て〜と言われた。現金・不動産・有価証券である。バブルがはじけ、リーマンショックが追い打ちをかけて不動産の価値が下がった。これが、資産の意味を大きく変えた。

バブル時代は「土地さえあれな家が建つ」と言われた。その理由は、そこに建つ家より「底地の方が価値があった」ため、土地さえ担保に取っておけば、万一でも損失をカバーできたからである。
かつて、工事費全額立替施工をするゼネコンもあったが、土神話があればこそできたことです。景気が上向いてきたとはいえ、地価では「建設費の半分も賄えない」現状では工事費全額立替施工はありえない。
有価証券も、アベノミクスで上昇したとはいえ、バブル期の半分に過ぎない。

現金・不動産・有価証券が同じ価値(換金性)を持っていたから〜資産は3分して持て〜と言われた。信用を担保できるものが「現金」に集中したことで、まずは「現金ありき」となった。つまり信用取引が消えたわけである。冒頭の案件は「建設資金に必要な現金を確保するために不動産を売却」することを勧めて終わった。
昨日「ネットで購入」を書いたが、これも信用取引とは真逆であることが分かる。
注文するには、カードで決済をしてから「もの」が送られてくる。注文主が不利益をこうむることはあっても、売り手には何のリスクもない。
信用取引って、もう『死語』になったのかな…そんな思いがした。


LCCの収益確保
140119(日) dogfight
27日から、3年ぶり2度目のケアンズへ行きます。お目当てはシラオラケットで、会えると信じています。昨年秋の「石垣島探鳥」の写真整理もできていないのに、今度はケアンズです。最近は整理が遅くなって、だんだんと収拾がつかなくなっています。

オーストラリアは「真夏の雨季で猛烈に暑い」そうです。準備不足になりはしないかとと心配です。また、寒波の続く日本から「大丈夫やろか?」と、こちらも心もとない。

往復ともLCCのJetstar を利用ですが、円安で以前ほど安くはありません。
LCCも業績の振るわぬところもあるそうで、あの手この手で「増収」を図ってきます。今回は荷物も有料になっており、20〜30sの荷物費用を払い込んでいますが、素朴な疑問がありますね。人の体重って、20sくらいの個人差はザラにあると思うのに、なんで料金に反映されないのやろか?
関係のない追記
今は、家でバリカンで済ませているの関係ないのですが…
散髪費は「毛の多さ」に関係なく料金は同じです。これって「何でや」と家内に言ったら、美容室では髪の長さで料金が違うそうです。こちらの方が納得がいきますね。
関係のない追記2
早いもので、今日は爺様の3回忌です。


爺様の3回忌
140120(月) dogfight
早いもので、爺様が逝って2年、昨日、3回忌法要を済ませました。

法要のあとは会食。最近は、すっかり宴会模様です。
家へなんとか帰って、しっかり酔いつぶれました。

夕方から、まだ酔いの残る頭で仕事をしようとしたのですが、流石にこの日は諦めました。


畑の拡張完了
140121(火) dogfight
 〜入るを量りて出ずるを為す〜
中国の故事に出てくる古い言葉です…
複数の友人から「変わらんなあ〜」と言われてしまった。故事とは逆で、私はいつも行動を起こしてから、必要な費用を稼ぎに行く。
17日から「畑の拡張工事」をはじめ、本日で終了の予定です。
八朔の木を切り、抜根後に「新たな土(畑用)」を入れた。これに腐葉土や土壌改良材を入れて完成です。これで「更に高い野菜」につくのは間違いない。しっかり働かにゃあ〜

果樹園が完成
 ・富有柿・温州蜜柑・イチジク・栗・枇杷・サクランボ

畑も腐葉土や土壌改良剤を入れて撹拌中
ケアンズ旅行前に春採りジャガイモを植えよう

関係のない追記
1週間後には、真夏のケアンズにいる。なのに、まだまるで用意ができていない。気温差30度の世界で考えあぐねている部分もある
実質6日間しかないのに、新年会が2回、仕事の打合せで終日出かけるの日が1日、拡張なったMy畑へジャガイモを植えるのとイチゴの保温作業がある。設計業務も進行中で、気がせくばかりです。



一等賞
140122(火) dogfight

1等賞の年賀状

4家族8人の新年会
くじ運は弱いのに、年賀状だけは強い(と言っても、自分で選んでいるわけではないのですが)。届いた賀状は50枚弱なのに、昨年より当たりが増えて、
 ・切手シート2枚
 ・1等賞1枚
 (10万枚に1枚)
さあ、1等賞の1万円です。早速、生石高原NPOガイド部会の新年会で寄付してきました。
昔と違い、忘年会や新年会が減りました。それでも今年の新年会は4回の予定です。
昨夜は3回目で、NPOガイド部会の集まりでした。
年末の忘年会に続き楽しく飲んできました。お酒が入っているとはいえ、本音で語りあえるっていいですね!


次はどうする
140123(木) dogfight
日本人の生活の変化に伴い、巨大化を続ける家電製品がある。TV・冷蔵庫・洗濯機である。TVは技術革新を伴った変化なので、今日は冷蔵庫と洗濯機に触れてみたい。
冷蔵庫と洗濯機は、日本が豊かいなると共に大型化してきた。ところが、両者には「置き場」というスペースの制限がある。
冷蔵庫の変化をたどってみよう。建築設計に携わる者には、長く「冷蔵庫置き場はW=600」であった。
 1.断熱材の性能向上で外寸は同じでも内部容量を増やす
 2.さらに容量を増やすため背を高くした
 3.もっと容量を増やすため奥行きを増やした
これで「w600」の限界を迎え、今は「w800」時代になった。当然、建築界に混乱もあった。ユーザーが大容量の冷蔵庫にしようと思っても「入らない」ことが続いた。
w800も上記の経過をたどり限界にきている。家電各社が申し合わせて、どこかで、w1000時代が来るように思う。

横ドラム10kg用

縦ドラム10kg用

防水パン高さが150oが加わるので
身長160cm以下の方では利用は無理だと思う
洗濯機は少し違う経過をたどった。
最初の洗濯機は1槽式で始まり、脱水機を併せ持つ2槽式に代わった。このころが最もワイドが広かった。水漏れ防止のため、洗濯機置き場には「防水パン」をつかう。この時代のパンの大きさはw900であった。
洗濯脱水が1槽で行える1槽式洗濯機が以後主流となった。このころのパンのサイズは、w800や単身者用にw640と言ったものであった。

ここにも革新が起きた。それが「横ドラム洗濯機」であった。シーツが洗えるという売り文句が、大型化に伴って「布団が洗える」に変わってきた。横ドラムだとワイドは変わらないが、奥行きが必要になった。最近の防水パンのサイズは種類が増えて、使う洗濯機に合わせて選ぶ必要が出てきた。
ところが、時代は「もっと大型」を求めるようになった。その結果「横ドラム」の限界を超えて『縦ドラム』が復活してきた。ただ、上背の低いご婦人には使い辛い大きさになっている。洗濯容量だけで選ぶと、スペースの問題だけではなく、「使えるのか?」という問題も起きる。ご注意あれ!


施工図と設計
140124(金) dogfight
CADで設計を始めたのは27年前である(わが国では草分けであった)。
当時、未体験の人たちは「CADはツールに過ぎない」と言ったが、私には「革命」と思えた。4半世紀が過ぎて、私の感覚が当たっていたことが立証されている。
私が建築の世界に入って49年になる。
当時「既製品」がなく、あらゆるもの(照明器具・家具・サッシなど)が設計対象であった。その後既製品が出来て、照明器具・家具・サッシはカタログやショールームで選ぶものになった。そこへCADの登場であった。

日本で初めてCADで設計をした一人として、自信を持って言えることがある。
 ・データをリピートできる⇒部品化⇒電子カタログになる
 ・スケールレス⇒一般図と詳細図の垣根をなくす⇒施工図が不要になる
これがCADに触れたときの「予知」であった。

「CADはツールに過ぎない」と考えた人は、製図版を画面に置き換えたと判断したため、一般図と詳細図を別々に入力する方法を選んだ。
それに対し、私はスケールレスを選んだが、基本になる部品データがないため、部品作りからスタートした。この部品データは、のちに売買され、電子カタログへと変化していった。

設計図がそのまま「施工図=工事用の詳細図」なるという予知は現実となった。その分、設計に負担がかかるようになったが、一方で電子からログが揃い、作業が楽になった部分も多い。

今ではCADは当たり前である。
それに伴う「負の面」もある。それは、データのリピートや電子カタログの活用で〜理解していなくても図面になる〜ため、若い人の勉強不足が目立つ。漢字変換が当たり前になって「漢字を忘れた」と同じことが起きている。
追記
建築士法の改正で、設計図書の保存期間が5年から20年に代わった。私が使っているCADソフトは、25年前のデータを読み取ることが出来るが、バージョンアップの度に「過去を切り捨てるソフト」も多い。ソフトメーカーの認識の問題であろう。


赤字は預金?
140125(土) dogfight
企業にとって「赤字」は深刻な問題である。決して「数字の遊び」などではなく、誰かが補填しないと企業が立ち行かなくなる。

内部留保のある企業なら、取り崩しで赤字補填が出来る。利益の半分を納税し、残りから株主配当や役員賞与を出す。あらゆるものを出した跡が、やっと「内部留保」である。それが出来る企業はめったにない。

次は、赤字を銀行借入で補填する方法である。これには「それなりに信用」がなければ、銀行が相手をしてくれない。借入が出来ても「代表者の個人保証」がいる。企業倒産に、代表者の自己破産がついて回る理由がこれである。

大部分の企業は、内部留保もなけりゃ銀行借入もできないというのが現実だろう。こうなると、代表者が個人資産で赤字補てんをするしかない。
私がかつて持っていた法人(設計事務所)の資本金は1千万円であった。最悪時、累積債務は1100万円となった。見事な債務超過である。そのくせ、銀行借り入れなどなく、個人の私が法人の私にお金を貸していたわけである。
ある理由で自己破産をしたが、債務超過で法人は「死に体」と判断され、企業倒産をせずに済んだ。死に体とはいえ、法人が残ったことで、私の再起につながった。

その後、5年かけて債務を消し「会社整理」を行った。法人への貸し付けは回収できて、野鳥荘やMy畑に化けている。つまり、赤字という名の「預金」は、努力をすれば引き出すことが出来る。
個人事務所にして2年、約300万の「赤字」となっている。私としては「預金」と思っており、今年は頑張って回収に回りたい。


NPOの拠点
140126(日) dogfight
生石高原の大草原保存会(NPO)に参加している。私は、新入生でお気楽な立場だが、リーダーの話を聞いていて、とても危険な要素を含んでいることに気付かされる。

NPOは「山の家おいし(写真)」を拠点に活動している。

山の家おいしは紀美野町の所有で、町から業務委託を受けており、当たり前のようにNPOの「拠点」にしているが…
 ・業務委託を受けるには入札が原則(誰も競争相手はいない)
 ・町から出る補助金だけでは足りず、NPOの営利部門として努力が重ねられている
  ⇒もし営利部門の責任者が倒れたら維持できるのか?
 ・町財政の悪化によって「山の家おいし」が閉鎖になったらどうする
このように、拠点を失う可能性がいつだって存在している。

かつて、NPO法人あまの街道を運営していたが、
 ・拠点がない
 ・安定収入がない(NPOと言えども健全経営は必要)
この2点に苦しめられてきた。
生石高原の大草原保存会は、この点ラッキーであるが、万一のことは想定しておくべきであろう。


ドタバタ
140127(月) dogfight
いよいよ今夕、ケアンズへ向けて出発します。運が良ければ明日15時頃には、憧れの「シラオラケット」に出会っているかもしれません。

旅行準備の最終チェックを済ませて、心静かに出発しようと思っていっていたのに…
昨夕入った1通のメールでドタバタが始まった。今日は、数ヶ所を周って「証明書」を集めて…出来るだけのことをして、バトンタッチする。どう考えても、出発直前までドタバタするのは間違いなく、何かドンでもない「忘れ物」をしそうである。
家を出れば、スマホを持たぬ私には、ネット環境はない。旅行中も、キングフィッシャーパークにはネット環境がないので、少なくと3日間は発信も受信もできません。旅行記は、メモを兼ねて最低限はPCに記入していこうと思っています。
  シラオラケットに会おう(2度目のケアンズ野鳥三昧)























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