元dogfightのぼやき
2013年11月
エッセイ&コラム
送りつけ詐欺助けられて…サンタになりそう野鳥への贈り物消えない誤報ストレスどこまで続く…後でどうなる?仕事終わりの準備いつまで続けるの?台風30号失って分かること半沢直樹空気電池場末巡り喪中ハガキ怒り危険な避難路他人のペースチョウゲンボウ最後の砦ダブルスタンダードカルピ酢作家浅田次郎膨張する中国膨張する技術閃き選挙無効判決

送りつけ詐欺
131101(金) dogfight
警視庁のサイトから「送りつけ詐欺」に注意
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/anote/okurituke.htm
10月30日夕刻、かつて購入したことがあるサプリメントの会社を名乗る男(おそらく顧客名簿が流れている)から電話が入った。

「先月注文のあった健康食品を届ける」というが、そんなものは注文した覚えはない。拒否しているうちに相手の言葉が荒くなってきた(詐欺いうより『脅し』に近い)。もう普通の電話でないとわかり「押し売りは要らない」と言って電話を切ってしまった。とは言え、普通の人ではないので、家族にも話し「警戒中」であった。

31日の朝刊を広げたら「送りつけ詐欺11人逮捕」とあった。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131030/ibr13103012210005-n1.htm
名乗った会社名こそ違うが、手口は全く一緒だ。昨夜、我が家へ押しかけてこなかったのは、警察の手入れで「それどころではなかった」のだろう。怖い話である。
 追記
井戸掘り代金を振込に行った。ATMではできない金額なので掛員に尋ねたら、完全に高齢者扱い(確かにそうだけど)で、まずは「振込詐欺」を疑っている。請求書と健康保険証のコピーをとられ、やっと窓口へ。いわれるままに伝票へ記入しお金を渡す。
時間も掛かったけど、振込手数料は840円。収入印紙を貼った振込金額受領書が添えられていた。


助けられて…
131102(土) dogfight
初めての公共工事の設計も、やっと1/3が終わった。慣れないことばかりで、多くの人の助けを借りて、何とかここまでやって来た。請けた限りは納品まで全うするつもりだが、次の機会にも挑戦するのか?と問われると自信がない。

物件そのものは「まことに小さな(ほぼ雑用)もの」だが、作業は設計料が一桁増えても同じかな?と思う。いまは、事務所と言っても自宅で、家内に運転手は頼むが、それ以外は全て自分でやるしかない。
 ・プリントアウト、データ変換やコピー
 ・書類整理(ファイリングを含む)や図面の製本
 ・打合せ記録の作成保管、提出書類の作成
これにとられる時間がバカにならない。かおりが居なくなって、上記の作業も全部やることになった。打合せと図面作成さえしていれば、後は「痒いところに手が届く」ように、かおりがアシストしてくれた。今更ながらに「かおりのありがたさ」を思う。

年が明ければ67歳になる。この歳になって、多くの人に助けられてきた自分を見つめ直している。


サンタになりそう
131103(日) dogfight
無精髭がどんどん伸びてきた。このまま12月を迎えれば、ほとんどサンタクロースだ!(頭髪は赤い帽子でごまかせる)

でも…流石に自分でも鬱陶しくなり、写真撮影後はバリカンを当てて、3oに刻んでしまいました。だから今はもうありません。
雨の日曜日です。
まったりしたいのに、少し落ち着かない気分でいます。


野鳥への贈り物
131104(月) dogfight
スイス在住の家内の友達から贈り物が届いた。

直径4p×25pくらいに切られた枝に、何か所も穴をあけて「鳥の餌」を詰めてある。
スイスでは、これを庭先の枝に写真のように吊るすそうである。

さて?日本の野鳥はどんな反応を示すであろうか。
勿論、野鳥荘にも吊るしてみるつもりである。


消えない誤報
131105(火) dogfight
facebookで某氏が、写真を掲載して〜〜セイタカアワダチソウ、嫌な雑草で花粉症とか喘息に花粉が悪いと言う花である。しかし花だけを見ると案外美しく思うから〜と書き込み、このテーマで盛り上がっていた。

確かにそう言われたこともあるが、もう随分前に「アレルゲンではない」と証明されています。そこで、注意を喚起する意味で「間違いだ」と私も書き込んだ。だが、この書き込みは相手にされない。そうしたら、別の人も〜〜ブタクサと混同されているようですがこの草は無害ですよ〜〜と書き込んだ。
それに対し〜〜ブタクサですか害のある草は?セイタカアワダチソウは害のある草と言われ嫌われていますが〜〜と間違いを認めない。ネット検索すれば事実誤認であることなど直ぐに分かるはずなのに、広まった誤報を消すのは容易ではないことが分かる。
事実誤認で広まった「教科書問題や慰安婦問題」で、わが国は国際的な非難を浴びている。消えない誤報の怖さをこんなところでも知った。

ストレス
131106(水) dogfight
農業日誌をあまり書かなくなった。
いまは農閑期である。適度に雨が降っており、潅水に追われることもない。こまめに追肥が必要な作物もない。それでも時折、畑は覗いているのですが、何よりも「気持ちの余裕」がないのがその理由である。
「現役を続けたい」との思いが断ち切れず、慣れない公共事業に手を出したことに原因がある。良否ではなく、今まで住んできた世界とあまりに異質で、硬直した私の頭では切り替えができなかった。

数年前なら、まるで違うことを同時並行処理出来たのに、今はそれができない。これが原因で落ち込んでしまう弊害が出て、それが畑にも影響している。
ストレスの多い仕事もあと1ヶ月で終わる。今度こそふっ切れる。いま思い悩んでいることは、私には必要な通過儀礼だったに違いない。


どこまで続く…
131107(木) dogfight
食材偽装の公表が、際限もなく広がってきた。
有名ホテルのレストランから始まったが、今や、高級レストランや旅館、はては有名デパートまで広がっており、偽装がなければ「一流ではない」みたいになってきた。
ホテルや旅館の社長が引責辞任し、それが「解決の第1歩」とうそぶくマスコミとは、何様のつもりであろうか?これでは日本の食文化が崩壊しそうである。

近鉄デパ地下
MESAオークワ
松源紀ノ川店
近くのスーパー
私は昔からグルメではないし、贅沢できる余裕もなかっため、大変安上がりに出来ている。お陰で「金を返せ」と文句を言う事態もない。
せいぜい私がつけるランキングは、身近で買い物をする食材くらいである。右表は私の嗜好によるランクで、客観性は全くない。
私が感じる「食材の良さ」を表しており、値段も同順位である。その時の雰囲気で使い分けをしているが、利用頻度が逆順であることは言うまでもない。
関係のない追記
亡妻の祥月命日である。丸9年が経過した。とても幸せに暮らしているが、それでも辛さの全てが消えたわけではない。死を受け入れるには、なんと時間がかかることであろうか。


後で
131108(金) dogfight
数年前(現役だった頃)と違う自分を感じる。
〜自分でやらなきゃ何ごとも進まない〜業況は全く変わっていない。なのに…
以前なら「今できることは直ぐにやる」だったのに、最近は「明日でもよいことは後で」になってしまった。そのことで期限遅れになったりはしないが、それほどアクティブではないのだ。かといって「ゆっくリズム」というわけでもない。前倒ししなかったことで、結構「焦ったり」もする。なんとも中途半端である。
昨夜は久しぶりに大阪へ出た。同年の連中と酒を酌み交わしながら、それぞれの変化を語った。形は違っていても「老い」を感じていることには違いない。
年金との絡みで「70歳まで定年延長」の動きがあるが、それは無理ではないか。少なくとも職種は限定されるだろう。


どうなる?
131109(土) dogfight
大阪へ出ることもめっきり減った。それだけに変化に敏感になっている。
大阪市内の移動はほとんど地下鉄で、橋下市長になって地下鉄がかわった。
 ・駅の売店が綺麗になり、効率も愛想もよくなった
 ・駅のトイレが綺麗になった(これは橋下市長以前からかな?)
 ・間もなく初乗り運賃が下がる
橋下パワーに陰りが見えるが、このように「目に見える成果」もあがっている。
ただ、水道事業の統合不調に見るように既存勢力は強い!
「大阪都構想」も失速気味で、前途多難である。これも、いま実現しなければ「永遠に無理」かもしれない。今や大阪市民ではないので、選挙で一票を投じることはできないが、永く大阪で暮らしたものには、是非とも変化してほしいことである。


仕事
131110(日) dogfight
金曜日、朝寝を決め込んでいたときに助っ人依頼の電話が入った。
それから3日で30時間、久しぶりに「詰めての仕事」となった。東京の某所で、土地のポテンシャルを裏付けるのがその内容です。規模がデカいので、建築基準法だけではなく、頭の中にある様々な知識(法律)を総動員してクロスチェックをしていく。

分かったことがある。
 ・当たり前だが、若いころのように体力が続かない
 ・場数だけは豊富に踏んできたので、知識の蓄積は捨てたもんではない
とは言え、わずか数日の作業ではフラストレーションがたまる。地区計画の手法を使えば「面白い仕事」だろうにと思うが、もうそんな機会もない。

明日から、入札で受注した公共工事の後半がスタートする。まずはこちらを無事に終わらせて、ストレスから脱却したい。その後は、私にお似合いの「小粒な住宅」がある。じっくりと設計をしてみたいと思っている。


終わりの準備
131111(月) dogfight
一夜が明けて「冬」が来ていた。今日は12月の気温だそうな。

今日は、公共工事の現地調査で2ヶ所を回る。
前半では不慣れからもたついたが、後半戦は素早く動きたい。前半戦では、某氏のお世話を願ったが、後半では直接依頼をすることで、時間と精度を稼げるだろう。今月中には納品の目途をたて、公共工事のストレスから逃れたいものだ。

11月中旬ともなれば「年末感」が漂ってくる。季節がら、11月には23日と29日に忘年会の予定が入っている。未定だが情報交換会も(今や大阪へ出る唯一の機会で、生の情報が入る)もあるだろう。

今月末には野鳥荘も水抜きをする。お山も冬籠りの準備です。こうして「1年の終わり」の準備に入っていく。


いつまで続けるの?
131112(火) dogfight
131110産経電子版に掲載された「韓国、いつまで反日続けるの」と題しての、6面にわたるインタビュー記事である。

書かれた内容は、普通の日本人が素直に韓国に対し感じていることだろう。
韓国では、支持率が下がると「反日カード」を切るが、朴政権は発足当初から『これしかない』状況で、国内政治にも影響が出てきているという。

インタビューを受けた本人は「韓国と無理に対話しなくとも今の日本が困ることはない」と言い、最後は『おいしい印度料理を見つけた』と締めくくっている。
もう、日本は韓国ではなく「インドを見ている」との示唆であろう。

とは言え、朴大統領が世界へまき散らす「誹謗中傷」には、辟易する。
追記
こんな怖いランキングがあることを、韓国民は知っているのだろうか?
http://japaneserank.enq1.shinobi.jp/enquete_p/109662/


台風30号
131113(水) dogfight
戦艦武蔵が沈没し、日本海軍終焉の地ともいえるレイテを、史上最強の台風30号が襲った。
一体どんな規模だったかと言えば
 ・瞬間最大風速
  105m
風速90mで吹き荒れた恐怖は想像を絶する。私は伊勢湾台風の経験をしているが、この時でも風速70mと言われている。
 ・中心気圧
 895HPa
この中心気圧も凄い。わが国史上最大の第2室戸台風でも、925HPaであることから、いかに凄いか!
被害の詳報はこちらで紹介されている。
政府は「自衛隊を派遣」を決定した。東北の震災では世界中からお世話になった。是非、貢献してほしいものだ。捲土重来を期してのレイテ沖戦で惨敗を喫した地に、自衛隊が災害応援に行く。これも歴史の巡り会わせであろう。
追記
現地では、治安維持が出来ていないようである。東北の震災でも、秩序を乱さなかった「日本」に私は誇りを持つ。


失って分かること
131114(木) dogfight
睡眠時無呼吸症候群に対応するマシン「C−PAP」を使い出して13年になる。
数年ごとにマシンが更新され、いまは最新のものを使っている。睡眠時のデータはSDカードに記録され、月一の診察日に、解析データの説明を受けていた。

ところが、今年から住民票や事務所所在地を和歌山に移すに従い、大阪に残っていた「生活の場」も移転した。
C-PAPもそうで、大阪回生病院睡眠センターから、自宅近くの診療所へ転移した。ところが、診療所ではデータチェックをしない。そこでマシンのレンタル受けているT社に連絡を入れてみた。
 ・大阪回生病院は最高の睡眠時無呼吸症候群治療を行っている
 ・データチェックを行っている治療施設は少数

これで私は、今まで最高の治療を受けていたことを知った。失って初めて分かることであった。ただ、睡眠状況を知ることは「私の安心」でもあるわけで、T社と「解決方法」を模索している。


半沢直樹
131015(金) dogfight
半沢直樹最新版『ロスジェネの逆襲(池井戸潤著)』を一気読みした。
実をいうと、池井戸氏の作品を読むのは初めてである。読んでみて感じたことは『文字で読む漫画』であった。
 ・とても分かりやすいが、きっと「文学賞」は獲れないだろう
 (読む人によって「推理がばらつく」ことは少ないに違いない)
 ・水戸黄門のように「最後は勝つ」ので安心感がある
 ・ストーリーに緻密さは感じない
 (結構都合の良い時に「都合の良い事象」が出てくる)
 
楽しく読みましたが、蔵書として保管したいか?と問われれば「読みたい人があれば差し上げます」と答えます。
関係のない追記
リコーから面白いカメラが出ました。 RICOH THETAです。
従来のカメラのようにフレームを持たず360度の撮影を行います(GPSとリンク)。これなら立体的に「自然の紹介」ができると、とても興味を持ったのですが、残念ながらiPhoneのアプリでしか、データを見ることも活用もできない。スマホを持たぬ私には利用できないカメラと分かりがっかりでした。


空気電池
11116(土) dogfight
こんな記事を目にしました。

テスラのEV、6週間で3度の火災事故

テスラモーターズのEV「Model S」から出火する事故が連続して発生している。Model Sの米国での販売台数は2万台弱。日産の電気自動車「リーフ」(約7万台)等では、火災は発生していない。
電気自動車は機構が簡単で〜家電メーカーが作る時代が来る〜と言われたが、ことはそう簡単ではないようだ。上記の事故原因は精査されるだろうが、電池が原因であることは間違いないだろう。B787でも「電池」がネックになったように、まだ『安全な高出力電池』がないというのが本当ではないか。

わが国では、EV車の駆動エネルギーとして「空気電池」が研究されているそうです。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2009/pr20090224/pr20090224.html
空気電池とは聞きなれないと思ったのですが、補聴器や腕時計に使われているボタン電池も空気電池だと知って驚いた。
ただ、EV車の駆動エネルギーとしての「空気電池」はそんな簡単なものではない。
私もあまり理解できていないのですが、金属リチウム(パック状態)と電解液を使った、一種の燃料電池です。充電するのではなく、スタンドで金属リチウムパックと電解液を交換することで「すぐに走り出せる」ものです。勿論、電解液に溶け出した金属リチウムは回収再利用します。トヨタやホンダが安易にEV車を出さない理由は、この空気電池の安全性確立を待っているのではないか。
更にこれの利点は、大きな改造をしなくても既存のガソリンスタンドで扱えることだろう。ドラスチックな産業構造の変化をこのまない、トヨタならでは発想ではなかろうか。


場末巡り
131117(日) dogfight
情報交換会(=呑み会)は、いまや大阪へ出る唯一の機会となっている。
親友の誘いを受けて「情報交換会」をしました。天五の寿司屋で集合、ここには久しぶりに「かおり」も参加してくれた。この店で腹に入れて、いよいよ親友と「場末巡り」です。

写真は、天六の煉瓦通りにある「飲み放題・食べ放題・歌い放題/1人2000円」という店。
70代の爺様たちがカラオケで90点台を連発(結構音痴なのに)するが採点方法がわからない。
われら2人、最初は笑っていたが、いくら頑張っても80点代しかでない。
結局、店を変えて「飲んで歌い」だした。終わってみれば4軒の梯子であった。
追記
無駄を省こうと、二人で買う本を調整し、読後は交換している。でも…
一夜でこんなに飲んでいては「財布は軽くなる」ばかりです。われらの節約は、どこか底が抜けている。


喪中ハガキ
131118(月) dogfight
喪中ハガキが届く季節になりました。
30代に一緒に仕事をした知人の奥様から喪中ハガキが届いた。彼は私と同年で、昨年定年退職し「設計事務所」を開設していた。今年届いた年賀状では「忙しい」とあったのに、一体なにがあったのか?ハガキには死因が書いてありませんでした。

私の喪中ハガキが「何時になるのか?」遠くはないとは思うけど分かりません。まずは年賀状の準備ですが必要ですね!


怒り
131119(火) dogfight
若いころのように「瞬間湯沸器」ではなくなりましたが、じわじわと怒りがこみあげてきて、若いころより持続するようになりました。
今回の出来事は、仕事をさぼって「鳥見」に行ったことに始まる。
途中、家内が電話したことから「加太砲台跡」へ行き先を変更。ここは古くから「タカの渡り」で知られた場所で、シーズンはほぼ終わりですが、まだ観測することが出来ます。この日も「ハイタカ」を見ることが出来て、これをfacebookに掲載した。
facebookを見た私の友人が、翌日、砲台跡を訪れたことからクレームがついた。クレームの主内容は「ハイタカはデリケートな野鳥なので驚かせてはいけない」だがら『知らせてはいけない』ということでした。

掲載事項は直ちに消去したが、だんだん怒りが募ってきた。
砲台跡は、ネット検索すればこのように記録が出てくるほど知られた場所で、秘密でもなんでもない。ハイタカも、特別レアな野鳥ではない。
われら夫婦も、友人も「荒らしたり騒いだり」するわけではない。大砲を並べて我が物顔な連中より、よほどマナーは良いと思っている。
今回の不愉快なことや、山野草観察でもいえることは
 ・悪質なファンから守る
 ・無知な素人から守る
という大義名分で、無自覚のまま「自然を私物化」していく。その結果、多くの人が「自然に接する機会」を奪っていることに気付かない。私が一番不快に思うパターンです。


危険な避難路
11120(水) dogfight
和歌山県のデータによれば、3連動巨大地震が起きても、我が家には「津波は来ない」ことになっている。我が家の標高は2mで、県のデータはとても信じられないので、大きな揺れが来れば「避難する」ことに決めている。
津波は来ないはずなのに、行政は「避難場所整備の補助金」を出している。
私たちが避難場所と決めていた神社(標高13m)へスムーズに上がれるようにと「避難路を整備した」という回覧板があった。そこで見学に行って驚いた。

確かに勾配の緩い避難路が出来ていたが、避難路を切り開いた土の斜面が切り立っており、その頂部には「コンクリートブロックが野積み」されている。土止めのつもりらしいが、まるで戦争映画に出てくるトラップのようだ。
地震の最初の一撃で斜面が崩れ、危険なブロックが崩落するだろう。
現に、いまでも小粒な土砂がバラバラと落ちている。これを作った関係者の「危機意識」を聞いてみたいものである。
追記
和歌山市防災担当課へ電話で尋ねてみた。地元の要望で「補助金を出しただけ」で、工事には一切タッチしていないそうである。なんか割り切れんなあ〜


他人のペース
131121(木) dogfight
今年も間もなく終わりです。
世間では大変忙しいそうですが、私は細々と時折仕事をしています。おそらく今年の売り上げは40万円くらいかな?これから外注費や経費を出すわけで、小遣いになるかどうか?とても商売と言える規模ではありません。

何せT物件当たりの規模が超ミニなので、私の都合(ペース)で動くことは殆どありません。頼まれる方にしてみれば「迷惑なだけ」で、私はひたすら頭を下げてお願いするしかありません。うふふ…そんな立場になりました。
追記
先日の情報交換会で聞いた話です。小規模場な民間検査機関ですが、連日の残業で休日返上だそうです。なにせ「4号もの(1週間で建築確認を下す簡易なもの)とはいえ、3ヶ月間で1750物件」という凄さです。とても、消費税が上がるまでの駆け込み需要だけとは思えない。
和歌山でお世話になっている工務店氏によれば「納期遅れの建材が目立つようになった」そうです。〜需要に供給が追い付いていない〜ということで、工務店も自分のペースで工事ができないみたいですね。


チョウゲンボウ
131122(金) dogfight
和泉葛城山へ「探鳥」にいった。
途中、国道24号線小豆島付近で「落鳥」を見つけた。近くのコメリに車を止めて現地へむ向かった。キジバトではないとは分かっていたが、近づくずくにつれて「キジかもしれない」と思い、やっとチョウゲンボウ(雌)と分かった。

外傷はなく、血も流れていない。ぬくもりがあり、気絶しているのではと思ったが、やはり絶命していた。

羽も飛散しておらず「完全無欠」な固体である。
友人に電話をし、野鳥の羽を集めているOさんに連絡をお願いしたが、うまくつかない。
そこで、大阪市自然史博物館の隊長・和田先生に連絡して、チョウゲンボウを届けることにした。

目的であった「和泉葛城山の探鳥」は不調なので、ヒッチハイクで大阪側へ下山。途中氷を入手して腐敗を防ぐようにして向かいました。和田隊長がお若いのに驚きましたが、このチョウゲンボウは仮剥製となって、子供たちへの教育の参考になるそうです。
追記
今日は結婚記念日です。満4年になりました。


最後の砦
11123(土) dogfight
三権分立は民主主義の大原則です。政府・議会・司法が同等の権限を有し並立するというものですが、欧米の民主主義国では、政府が「微妙に上位」と言われている。少し考えれば分かるが、三権のうち、絶対に途切れてはならない機能は「政府」だからです。

先の選挙について、地裁レベルでは「違憲とか選挙無効」の判決が相次いだが、最高裁は「違憲状態」にとどめ、選挙無効とは判断しなかった。逆に考えれば、最高裁が「選挙無効」とした場合の混乱はどうなるか?
小選挙区の区割り見直しや、比例区の削減など、はなから与野党に「合意点」などはなく、混乱必至である。さらに総選挙をして、新政権発足まで1〜2年はかかるであろう。その間「選挙無効内閣」が何を決めても『無効』になる。いまの日本にそんな余裕がるというのか?

政府は「特定秘密保護法案」を急いでいる。稚拙だというマスコミが多いが、「必要か不要か?」の議論がない。私は必要論者で、まず決めるべきだと思っている(内容の是正は時間を掛ければよい)。政府が急ぐ理由は「中国の尖閣侵攻が早い」という予測があるからではないか?

軍事アナリストの間では「今秋の侵攻」も予測されていた。秋の侵攻はなかったが、中国の政権は「外に敵を作るしかない」状況が強まっている。中国の軍事予算が10兆円に対し、治安維持費が11兆円であることでも、内情がいかに不安定かわかる。
中国の国内事情で「軍事衝突」が起きる可能性が高いわけで、外交軍事情報の漏えいを防ぐ「根拠法」が至急必要なのだと思う。

最高裁は「最後の砦」である。
日本が置かれている国際情勢など、何の斟酌もしない「ノー天気な左翼」から、政府を守るには、最高裁判断しかない。それが私の感覚である。


ダブルスタンダード
11124(日) dogfight
急に大阪へ出ることになったが、何も本を持っていない。普段は週刊誌は読まないのですが、車内の吊広告が目に入ったので買ってみた。
韓国の「公開公文書」に基づき、野党議員が国会で質問した内容が書かれている。韓国で売春禁止法が制定された後も、
 ・朝鮮戦争当時「特殊慰安隊」が組織された
 ・駐韓米軍のために「米軍慰安婦」が組織された

どちらも、民間の出来事ではなく、軍や政府が直営したもので、その責任者は朴現大統領の父上だという。
ちなみに、米軍慰安婦の政府直営は1996年に廃止(まだ最近のこと)されたが、いまは「民間」で続いているという。

ただ、こういう事実は韓国国内では「まったく報道されない」そうだ。なのに、わが国への非難は執拗に続く。なんともダブルスタンダードな話だ。


カルピ酢
131125(月) dogfight
以前、My畑の野菜のお礼にと「飲む酢」をいただいた。
濃厚な果汁とのブレンドで、とても美味しかったので、注文しようとして「その高さ」に驚いてやめた。
それでも、健康にも良いということで、「飲めそうな酢」を探していた。そんな折の目入ったのがこれ!
ラベルには「売り文句」がいっぱいだが、特に飲料と銘打っているわけではない。
これなら「旨そうだ」と買ってみたが、4合瓶のくせに、値段は純米酒1升と同じです。レジで思わず「高〜」と言ってしまった。

これをカルピスに入れて風呂上りに飲んでいる。
僅かの量で、結構キツイ刺激があるのですが、後口が何ともよい。我家では、これを「カルピ酢」と呼んで嗜んでいる。


作家浅田次郎
131026(火) dogfight
浅田次郎氏は好きな作家の一人であったが、ある日突然読まなくなった。記憶が曖昧になっているが、本が原因ではなく、何かの対談を読んでからだったように思う。
浅田氏は、陸自の有能な下士官であった。訓練風景を題材にした作品もいくつかあったように思う。軍事行動について詳しいはずだが、社民党も右翼に見える氏の「極端な平和主義」についていけないと感じたことがきっかけであった。氏の作品に「自虐」が多くあるのも、極端な平和主義と関係があるかもしれない。

 ・プリズンホテル
抱腹絶倒の4部作だが、育ての親ともいえる女性への残虐さに嫌悪を感じた。私から本を受け取って読んだファンも同じ感想を漏らしていた。
 ・蒼穹の昴
西太后に仕えた宦官を通して、中国清王朝末期を描いている。陳舜臣氏の「阿片戦争」と対極の立場から描かれた作品で、とても読みごたえがあったが、描かれた「宦官の悲惨さ」は読みながら辛かった。
 ・椿山課長の7日間
世間では評価されなかった男が突然他界する。あの世の入口で審査を受けながら「行き先が決まる」までの7日間、俗世間を俯瞰する。ペーソスにあふれた作品だが、なぜ「死後なのか?」と疑問が残る。生前にもっと評価されても良かったのではないのか?
 ・闇の花道
世間の評価とはまるで違う「裏」を持つ人たちの生きざまを描く。いわば現代の必殺仕掛人である。

私が読んだ限りであるが、氏の作人に共通する「何故」がある。それは「パッピーエンドがない」ことだ。
氏のデビュー作「地下鉄(メトロ)に乗って」は読んでいないが、あらすじを読む限り「自伝」ではないかと思う。氏は、父親や兄弟との確執から、ついに抜けられなかったのではなかろうか。


膨張する中国
131127(水) dogfight
畑作業終えて帰ってから、衆院特別委の国会中継を見ていた。
中継が終わった直後に打切り動議が出され「特定秘密保護法案」が採決された。マスコミは非難の嵐だが「不要だ」と主張する政党と、いくら協議しても合意はないであろう。
中国の「防空識別圏設定」を、中国ウオッチャーでは「開戦準備」ととる見方が多いように思う。今日の委員会打切りは政府の危機意識の表れだと思うが、如何であろうか?
中国が宣言した防空識別圏を米軍は認めないと声明した。
同空域に3ヵ所の訓練空域を持つだけに「一触即発」の関係になる。いつだって、戦争は「仕掛けるもの」があって始まる。

大東亜戦争でも、米国は執拗にわが国を挑発し続けた。まさに「今の中国」と同じであった。

中国の言い分を認め、尖閣を放棄したって収まる保証はない。次は「沖縄」に来るだけだ。ハワイも中国領だと言っているし、シベリア返還要求もしている。要は中国の欲望には「際限がない」のだ。いまの中国は「戦争を欲している」わけで、このように開戦理由に事欠かない。


膨張する技術
131128(木) dogfight
ウェアラブル(Wearable)端末が、来年Googleから発売されると、NHKクロ現で放映されていた。
今年の春「視野がそのまま映像になったらいいね」と話していたが、ウェアラブル端末で実現する。

喜んでばかりもいられない。ウェアラブル端末を装着させれば、一人の頭脳で何千人も動かすことができる分けで、人のロボット化が進む。
すでに、医療や車生産の分野では一部導入されているそうで、これが本格的に普及すれば「熟練が不要」になる。昔人間の私には「生きたい世界」とは思えなかった。
(特殊部隊では一足早く実用化されている。もはやサイボーグ部隊だ)


更に感じたことがある。
この技術は、異次元の技術で、従来の延長とは思えなかった。こうして退場を余儀なくされる技術者も出るのだろう。
スマホのアプリにAR(拡張現実)がある。楽しそうであるが、私には「怖さ」が伝わってきた。所詮、付いていけない爺さんの戯言だろうか…


閃き
131129(金) dogfight
佐藤オオキ氏はまだ35歳という若さで、実力を世界で認められたデザイナーです。
2013年11月25日NHK放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」で特集された。

特集を見ながらすごく納得したことがある。
常時250件もの案件を抱えているといわれるが、それを可能ならしめているのは「速さ」である。きっと、最初の打合せ中に頭脳が回り始めているに違いない。初回打合せから、3日後にはプレゼンテーションを行うこと速さから、「閃き」を大切にしていることが窺われる。

佐藤氏と私を比べる愚かさは充分承知しているが、アイディアとは「インスピレーションだ」という感覚に、そんなに差はないはずである。
現役のころは、プレゼンの速さは私の「売り」でした。計画案は「PLAN-A」から始め、プレゼンごとにB・C…と増えていく。決まらない時は、アルファベットでは足りなくこともあったが、結局は殆どA案に戻る。B以下はAの優秀さを証明するに過ぎない。それほどインスピレーションは大切であった。逆に、A案が難産の場合、良い計画が出来たという満足感はほとんどない。
先日も助っ人を頼まれて、3日間で「基本」を作り上げた。
佐藤氏の特集を見ながら「3日目のプレゼン」が印象に残った。閃きとは3日が勝負だと、思わず苦笑いした。


選挙無効判決
131130(土) dogfight
7月の参院選について、岡山高裁は「選挙無効の判決」を下した。
衆院と違い参院は「都道府県代表」の概念で成り立っている。そのため、都道府県当たり最低2名(半期改選のため偶数議席が必要)が必要で、どうしても1票の格差が出てしまう。これを平等の原則に基づいて、抜本的是正を行うなら〜地方の代表〜という概念を廃止する必要がある。これはこれで揉めるだろうな。

この手の訴訟は「特定の思想を持った人」がやっていたと思う。私の予想が当たっているなら、地方の保護を叫んでいたはずです。もし、抜本改革となったら、1番被害を受けるのは「地方だろう」に…どうするのだろう?
関係のない追記
昨年12月、安倍内閣の閣僚発表を見たとき、東北の復興大臣が小野寺五典氏でなかったことに、奇異な感想を持った。あれから1年、中国との関係がきな臭くなり、日米関係の修復が急がれる今、小野寺防衛大臣以外の人事はあり得ないと納得した。やはり安倍総理は、よく先を見ている。























inserted by FC2 system