元dogfightのぼやき
2013年5月
エッセイ&コラム
夏野菜まつりイチゴ喉元過ぎればカルチャーショックGWもあと二日改憲GW終わる初夏の道東旅行初めてのこと韓国のこと尖閣の次は沖縄海神社三都会メンタルクリニックシリーズもの段どりの話多機能アベノミクス効果?交番の話困惑司法試験老兵は死なず島田商店潅水劇薬伝承紀州忍者八連敗梅雨の生石

夏野菜まつり
130501(水) dogfight
ゴールデンウイークも前半が終わり、中休みに入りました。でも、私は毎週「GW」です。
4月は低温が続き、プロ農家でも苦戦しているそうです。私も定植した苗の育成が不安定で心配ですが、「まあ〜こんなもん」と開き直っています。

早く種蒔きをしてしまったソラマメが順調に育ち、GW後半には収穫できそうです。
お時間がとれる方お知らせください。ソラマメは賞味期間が短いそうですが、とれたてならきっと美味しいと思います。
ちょっと気が早いですが『夏の野菜まつり』のお知らせです。

ジャガイモ(写真中央)が順調に育っています。予想では、6月中旬に『ジャガイモ掘り」が出来そうです。

『夏野菜祭り』で、収穫が予想されるものは
 ・ジャガイモ堀り
 ・キュウリ
 ・トマト
 ・ナス
 ・スナップエンドウ
 ・小カブ
 ・夏ほうれん草
 ・ピーマン
 ・ツルインゲン?
 ・イチゴ?
 ・各種お花

『夏の野菜祭り』開催予定6月16日
採れたて野菜を焼きなら弁当を使うのは如何でしょうか!ご連絡をお待ちしています。
 130528追記
野菜まつりのメインに考えていたジャガイモが4月の冷温から立ち直れず、成鳥が遅れたまま枯れてきました。そのため、27日に収穫しました。残念ですが、野菜まつりは「中止」といたします。


イチゴ
130502(木) dogfight
普段通りの「朝食」です。朝はしっかり食べる方で、多少変化はあっても、このくらいの「量と質」を食べています。写真を紹介したは、中央にあるイチゴについてです。

今朝は6時半に起きて、畑の潅水を済ませました。イチゴは「My畑の朝どり」です。

イチゴは4株しかありませんが、週に2〜3回、このくらいの量が収穫できます。今年は6月まで収穫できそう。
甘さは、売っているものと遜色ありません。

収穫後はランナーを誘導して「来年の株」を採取するつもりです。先日行った「イチゴ狩り」を参考に、空中栽培をしようと、もはや夢は膨らんでいます。
 関係のない追記
今日は、用事で出かけます。
この春、画策していた「公共工事受注」の手続きが終わり、5月9日に初めての「設計入札」があります。今日のお出かけは、その準備のためです。
受注できるかどうかは時の運。まだ覚悟があやふやな私です。アカンなあ〜


喉元過ぎて
130503(金) dogfight
 ・日韓合同演習も終わり、北朝鮮のあの『脅し』はどうなった?
北朝鮮「金正恩」さん、あらんかぎりの〜大ぼら&脅迫」も、周りから『無視』されて、振り上げたこぶしの落しどころがないままだ。
核攻撃と名を打ったあのミサイルはどうなったの?燃料注入から腐食が始まる筈で、寿命は2週間と言われているが、もう1ヶ月経つようね。どうするのだろう?

 ・中国四川大地震、結局「被害状況も分からず仕舞い」
最初の四川大地震に続き、今回も『震源地域』への立ち入りが出来なかった。最初の四川大地震で、現地へ行った調査団からの報告会を聴講したことがあるが、「震源地から200km以内に入れなかった」という。 もともと、秘密軍事施設が集中している地域と言われ、今回も、外国の救援隊は断られてしまった。結局、被害そのものも「うやむや」の世界です。

 ・靖国参拝
特ア国による「靖国参拝非難」も、日本政府が動じないと分かれば、喉元を過ぎるのは早いね。尖閣でもめているのだから、靖国でさらに揉めさすなと言う意見もあるが、本質が違う。中国は既に尖閣を超えて「沖縄は中国固有の領土」が大きな声になってきている。何を言っても、中国の領土欲は止まらない。

 ・憲法改正
自民党結成以来、憲法改正は「党是」である。安倍政権で加速がついてきているが、またもやアホな意見が出ている。それは〜改正内容は特ア国の同意を得るべきだ〜である。何処の国が、自国の憲法に対し他国の同意を得るというのか!究極の自虐史観連中である。

 ・北方領土
安倍・プーチン会談で「面積半分返還論」が出たという(政府は否定)。
私自身は、悪くない話だと思う。永遠に実現しない理想論より、日ソ平和条約の方が実利があると考える。中国の膨張を抑えるには、ロシアとの提携は欠かせない。喉元過ぎないうちに「決め込み」をして欲しい内容である。
うふふ…まるで中国の「春秋戦国時代」の合掌均衡策だね。これで「秦をおさえられるのか?」でも、これしかあるまい。
今日からGW後半です。
昨日は、公共事業の入札参加を目指して動き始めたが、いきなりのカルチャーショックであった。これから続けるには、相当覚悟が要りそうだ。
今日は、家内はクラス会、私は「終日農作業」です。汗にまみれてきます



カルチャーショック
130504(土) dogfight
現役復帰の手段で選んだのが「公共工事」です。
まず、入札に参加できる資格が必要です。で、詳しい人から指導を受けて、準備を進めてきました。目標を定めたのは「和歌山県」です。ここは、新規参入者の垣根が低いという。

 1、入札参加資格申請書
   必要書類下打合せ・書類用意・提出(面接形式)⇒入札参加資格認定通知書
 2、業務実績能力同等認定申請書
   必要書類下打合せ・書類用意・提出⇒第3者によるヒアリング
   ⇒業務実績能力同等認定通知書
これで、やっと「参加資格」が出来たわけです。

和歌山県は、県庁(技術審査課)・県警・県教育委員会から「入札情報」が出される。
内、県庁(技術審査課)・県教育委員会は「電子入札」で、それには『ICカード』を必要になる。つまり、私が参加資格を有するという身分証明が必要なわけです。
ICカード入手には、入札参加資格認定通知書・業務実績能力同等認定通知書・住民票・印鑑証明書を添えて、申込書には実印が必要です。使用するPC1台あたり、セットアップ費用まで入れれば約6万円の投資です(売り上げもないのに支出は続く)。

最初に入札情報が出たのは「県警」でした。
5月9日が入札日で、急ぎレクチャーを受けました。県警では電子入札形式ではない、そのため応札したい物件の資料は、県警に出向いて受け取る必要があります。資料には、
 ・建設地
 ・規模(建築面積・延べ面積・構造・階数)
 ・予定価格(設計料)
これしかありません。

民間なら、クライアントと協議を重ね構想を作り、資金計画などを経て決まっていくものが、たった三行で終わっている。それを「いくらでする」という入札を行うわけです。勿論、計画図の提示など何もない。
入札制度に詳しい人からレクチャーを受けたのですが、予定価格から「落札価格を推計」する計算式があるという。応札する人は、これを知っており組織差はないという。

落札価格は、上記計算で出た金額に、コンピュータが少数以下4桁のランダムな係数をかけて決める。つまり、最後は「あてもの」である。
ランダムな4桁が明暗を分けるわけで、天国と地獄は1000円以内らしい。応札者はその間で『感』を働かすしかない。

今回は電子入札ではないが、PCに係数を選ばすのは同じだそうで、あてものとはいえ「公明正大」であることは間違いない。PCが選んだ金額以下は失格で、その上で一番近いものが選ばれる。但し、24時間以内に「受託」を出さないと失格になる。言い換えれば「拒否権」を残した入札参加と言える。
何もかも「民間」と違い。戸惑うばかりである。
入り口でこれであるから、もし落札ともなれば「更なる未知の迷路」に入ることになる。いまから、とても不安である。


GWもあと二日
130505(日) dogfight
GWも残り2日。今日は、孫「わかば」の誕生日です。満2歳になりました。

写真は、畑で咲いている花菖蒲です。今日はこれを切って来て「菖蒲湯」にします。
ソラマメは、連休中の冷えこみのせいで、成長が止まってしまった。それでも、今日は友人と会うので「酒のつまみ」になるくらいを摘んで持って行こう。

別の知人は、心斎橋でアートクラフト展をやっている。
訪問がてら、注文していた名刺入れを受取ってこよう。もし、現役復帰となれば、利用機会が増えそうだ。


改憲
130506(月) dogfight
かつて、改憲論議は「タブー」であった。安倍政権では、改憲が俎上に登り、夏の参院選では「最大の争点」にまでなりそうである。
新聞も「不偏不党」が原則でしたが、安陪政権の掲げる「改憲論議」に対し、そうも言っていられなくなった。主要4社は、産経・読売VS朝日・毎日に分かれ、主張が明確に分かれてきた。更には、相互に社説批判も出るようになってきた。

改憲と言えば、9条と直結される方が多いのですが、それ以外の問題も多い。9条を温存するために、不都合がいっぱい生じている「世界最古の憲法」を触らせないとする手法はおかしいと考える。私は、不都合な部分は改正すべきと言う意思を表した上で、次の議論に入る。

憲法96条に定められている「改憲条件=国会議員の2/3の賛同を必要とする」は、事実上の『改憲禁止』となっていた。しかし、安倍政権の圧勝で、今なら変えられる」可能性が出てきたことから議論が盛り上がった。

議論と多数決は民主主義の根源である。
改憲とプロ野球を同列に扱うのはおかしいと重々承知しているが、リーグ優勝の条件を「勝率2/3以上」としたら、毎年優勝なしとなってしまう。それほど『2/条項』は厳しいものである。

かといって、一般の法律と同じ1/2以上の多数決は安直すぎるように思う。他の法律で既にあるように、多数決の条件を55%とか、60%と言うバードルも「あり」だと考えるが、如何であろうか?
 関係のない追記
端午の節句には「菖蒲湯」です。畑で菖蒲を、道端からはヨモギを採りました。


GW終る
130507(火) dogfight
GWも終わりました。と言っても、私は「何も変わらない」日常です。
5月5日は大阪へ出かけました。

知人がクリスタ長堀で「クラフト展」に参加していました。
写真のように、1テーブル分の貸し出しのようで、思い思いの作品を並べ、即売していました。

私は、注文していた名刺入れを受取ってきました。
デザインは「黒猫のヤマト」を入れてもらうことにして、あとはお任せです。左側は家内用の手鏡で、これはプレゼントしていただきました。
この日、友人に「ソラマメ」を渡す約束をしていたのですが、GW中の気温が上がらず、長さは充分なのですが太さが足りません。
マッチョなソラマメが「食べごろの証」ですが、やや不足であることを説明して、土産としました。

友人とは長堀の後に出会い、昼酒を飲みながら「情報交換」です。とはいえ、お互いリタイア(世間への未練はタップリですが)しており、目新しい情報など出てこない。
うふふ…こうして世間から沈没していくのだ。
GW最終日(6日)は、雨の森〜わんぱく公園と歩いてきました。


初夏の道東旅行
130508(水) dogfight
GWに「北海道旅行」した人は大変だったと思う。
昨年5月20日から5日間「釧路〜網走」を旅行したが、最後の釧路では「最高気温6℃」で、寒くて困った記憶がある。今年のGW、網走は最高気温が0℃に達しなかったとか。衣類の準備が出来た人はすくなかっただろう。

今年は2月に零下20度の「釧路〜網走」を旅した。事前情報で準備したつもりであったが、やあり寒さには参った。
来月は、20日から5日間「釧路〜網走」を旅行の予定です。油断しないで衣類は用意するつもりです。今度は野鳥より「原生花園」をターゲットにしています。綺麗だろうなあ…
 追記
原生花園と言えば「小清水」が有名ですが、春国岱や霧多布岬など、道東だけで原生花園はたくさんある。とても楽しみです!


初めてのこと
130509(木) dogfight
昨日、始めて公共工事の設計入札に参加しました。
物件の、建設場所・用途・規模・設計価格がインターネットで公表されており、それに対し「当社なら〇○の金額で出来る」と入札するわけです。設計価格から入札価格へ導く計算式は存在しており、誰もが同じ金額に到達する。

この金額に「ランダム係数」なるものを掛けて落札価格が決まる。
ランダム係数は、応札者の目の前で「コンピュータが決める」
うふふ…コンピュータを使った博打である。それを人間が「当てる」わけです。初めての体験だけに緊張していたのですが、この場面を経験しながら「バカバカしい」気持ちになりました。
私は、2物件に参加したのですが、どちらも「ハズレ(まさにこの気持ちです)」でした。ただ残念と言うより、1年間に及ぶブランクで、現役復帰に自信を無くしていたでにホッとしたのが正直な気持ちでした。家内にこれを知らせたら「良かったね」と言われた。それが素直に受け入れられる私です。
入札を済ませて、大阪へ向かいました。
この日の朝「ソラマメ」を収穫しました。農業の真似事を始めて2年、やっと『売り物になりそう』な作物です。

写真は、今朝の収穫分です。昨日は、右側の笊一杯を収穫しました。
これで、ソラマメの収穫はほぼ終わりです。まだ少々残っていますが、これは発育不足のもので、収穫に結ぶつくかどうかです。

我家の消費分を除き、昨日は4ヶ所へ、今日も4ヶ所へ届けたり宅急便で送りました。
只でさえ「コストがかかっている」のに、このお届け費用で、超高額な作物になりました。

昨夜の最後の店は「お好み焼き」でした。馴染みのお店で、ソラマメを焼いてもらえるからです。我家ではオール電化のお蔭で焼くことができません。居合わせてお客様にもふるまい、焼いたソラマメでのビールはとても美味しかった。

このお店で「ハニー・ダーリン」と呼び合うカップルに出会いました。ご婦人の自主申告によれば「85歳」だそうな!ダーリンと呼ばれるお相手は、どう見ても10歳は年下です。ハニーと呼ばれるご婦人は、とても魅力的で、恋とは「永遠なのだ!」と教えていただきました。
 追記
ソラマメを宅急便で送るのに、その方法が良く分からない。私がもたもたしている様を観て、家内が呆れていた。永い間、私には「かおり」が何時も居てくれて、設計業務以外は全てサポートしていてくれた。今はDハウスで管理職を務めるY君といい、素晴らしいスタッフに支えられていたことを思い知らされます。


韓国のこと
130510(金) dogfight
韓国朴槿恵大統領は米上下両院合同会議で、北東アジアで政治や安全保障面の連携が進まないのは「正しい歴史認識を持てない」ためで「過去に目を向けない者は未来を見ることができない」と演説した。

勿論、日本を非難したものである。
では、韓国は「未来を観ているのか?」
私には「過去しかみていない」ように思えてならない。安倍総理は2度目の政権である。既に韓国に対し、懺悔を済ませている政権である。しかし再登板では、また「過去から始めよ」と強い指示(としか私には思えない)を出している。まるで、キリシタンの踏絵である。
韓国では、アベノミクスに対しヒステリックな対応が目立つ。
アベノミクスは国際的に「デフレ脱却の手法」として認知されており、不当な行為をしているわけではない。ただ、韓国は2005年以降、我が国のデフレ無策の恩恵で経済発展し「もはや日本に学ぶものはない」とまで豪語していた。
ところがアベノミクスでデフレ脱却の方向性(円安・インフレ誘導)が見えるに従い、韓国経済は重大なダメージが表面化してきた。いわば日本の不幸が、韓国の発展要因であったわけで、我が国が不幸から脱却するのは「けしからん」と非難されても従うわけにはいかない。
   韓国:「アベノミクス」批判報道の背景と含意

韓国は長期に渡り為替操作が指摘されており、たびたびウォン暴落の危機があった。これを支えたのが、日本を中心としたスワップ協定である。
韓国の不思議なところは、あれだけ反日教育に熱心でありながら、日本からの恩恵には「見事に口をつぐむ」ことである。「漢江の奇跡」と呼ばれた韓国経済の飛躍も、日韓基本条約とその賠償金によって行われたことを国民に知らせないできた。

我が国では、良いことも悪いことも報道される(全てとは思わないが)。少なくとも韓国より「開かれた世界」であろう。
韓国だけではなく、北朝鮮や中国といいった「特ア国」から引っ越すことはできない。だが、これらの国と距離を置き「緩やかな鎖国」をしてはどうか。人口減少が進む(経済も縮小)なら、緩やかな鎖国は可能ではないかと考える。

まあ、私の先は長くないが、若者にもこの感情を持つ人が増えている。その時、韓国こそ、日本の接し方を見直さないと大変になるのではなかろうか…


尖閣の次は沖縄
130511(土) dogfight
人民日報がついに「沖縄は中国領」とブチ上げました。
  http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM0807T_Y3A500C1FF2000/
韓国も「対馬は韓国領」と言いだしているので、何でも中韓のご機嫌をうかがっていると、日本の国土はなくなりそうだ。
何せ、中国は「ハワイも中国領」としており、領土法(中国の国内法)で、いつでもどこでも「中国固有の領土」と宣言できる、凄い国なのだ。

沖ノ鳥島に中国の海洋調査船が出没する。
この付近には「レアアースが豊富」と分かってからである。中国は沖ノ鳥島を「島=領土根拠」と認めていない。更に言えば『爆破』して海中に沈めてしまえば「公海」になる。軍事専門家は早くからこの危険性を指摘しており、大石英司はシミュレーション小説も書いている。

中国海洋調査船が沖ノ鳥島付近に現れると、すぐに報道されるのは
 ・常に日本が監視している(おそらく潜水艦)
 ・リークすることで、中国の暴発を防ぐ
こんなことが繰り返されているのだろう。
中国の「欲望には際限がない」ことを、われわれは肝に銘ずるべきであろう
追記
沖縄には「独立運動」がある。どこまで「本気か?」私には分からないけど…
これで分かったことは、仮に日本が独立を承認しても「中国に呑みこまれるだけ」と言うことである。地政学的に、沖縄の独立は無理であろう。


海神社
130512(日) dogfight
紀の川市にある「海神社」へ行ってきました。
ここでは、毎年「フクロウ」の繁殖が確認されており、野鳥ファンにはよく知られている。
今年も営巣しているのではないかと思い行ってみたのですが、確認できずに帰ろうかとした時に話しかけられました。なんと、海神社の宮司様でした。

フクロウは今年も営巣しているそうですが、幼鳥が洞から顔を出すのは「もう1週間くらいあとだろ」と言うことでした。探鳥目的はこれで終わったのですが、折角の機会ですから宮司様に色々とお尋ねしてみました。
海神社とあるのように「海の神様」ですが、住吉大社とは系統が違うそうで、全国に海神社はあるそうです。神殿は母屋入りで出雲大社と同じ形式です。この辺りでは珍しい様式です。ただ、紀州は本来出雲系が支配する地であった。

神宮皇后は、朝鮮族の方には不愉快であろうが「三韓征伐」の英雄と伝えられている。但し、神功皇后の存在そのものを含め、神話説と実話説がある(私は、どちらかはわかりません)。
神功皇后が凱旋し、九州から瀬戸内を渡り大和へ入ろうとするが拒否される。神功軍は一旦熊野に引き、大和を目指して進軍したと伝えられる。

地図を見れば、熊野まで引くのは遠すぎる。
古代では、琵琶湖が「琵琶の海」と呼ばれていたことでも分かるように、海・湖・大河が区別されていたとは思えない。水辺の総称であったと私は想像している。現に、紀の川(上流は吉野川となる)沿いには、古代史に登場する箇所が多い。

そこで、宮司さんに「神功軍は上陸したのはどのあたりでしょうか?」とお尋ねしたら『この付近と伝わっています』とのこと。やはり紀の川であったのだ。紀の川沿いにはこのほか
 ・出雲王朝に最初に反旗を翻した「丹生都比売神話(神社)」がある
 ・八咫烏神話(藤代神社)が伝わっている
 ・天皇家の衛士として知られる十津川村がある
 ・平家が落ちた天川村がある
勿論、海神社は海からは遠いが、紀の川からは近い。
近畿とは「畿(みやこ)に近い」という意味である。大和王朝の成立には密接に関係しているが、和歌山は特殊であったと思う。
都(大和や京)で敗れた人たちが亡命の地に選ぶのは何時も「熊野」である。この時の熊野とは、熊野古道で知られる熊野ではなく、おそらく紀の川〜吉野川流域であっただろう。
天智天皇から疎まれた大海人皇子(後の天武天皇)は吉野に隠棲し、後に美濃の国に亡命して挙兵(庚申の乱)している。

紀の川〜吉野川流域は、敗者を受入れ「復活戦を支えた地」である。
目的のふくろうには会えませんでしたが、宮司様と古代史を語ることができて、とても楽しい1日でした。


三都会
130513(月) dogfight

三都会

グランフロント
今年も「三都会」がありまして、参加してきました。
もう、40年も前に消滅した設計事務所のOB会ですが、今年は16人が参加しました。
永久に補充のない会です。今も上位下達は生きており、私は何時まで経って「若手」です。それが不愉快ではない集まりです。

特に有名でもない設計事務所でしたが、OBの多くは日本有数の設計事務所トップにまで登りつめており、優秀な人が集まっていた(私は落ちこぼれでしたが)のだと思います。
OB会がひけて、今話題の「グランフロント」を覗いてみした。GWオープンでしたが、今も凄い人です。人出が苦手は私はその風景を見ただけで引き返しました。

巨大なグランフロントの設計の総指揮を執ったのもOB会の一人でした。1000億円のプロジェクトだけに、苦労話や裏話も多いのですが、まだ「生々しい」ので披露はできません。
今日も「昼酒」で楽しい1日でした!


メンタルクリニック
130514(火) dogfight
精神内科がメンタルクリニックと呼ばれるようになって、敷居が低くなったと家内は言う。私は、まだメンタルクリニックのお世話になったことがないが、家内から聞く話は面白かった。

 ・完全予約制
診療内容の性格上、患者同士が「顔をあわす」ことを避けているのだろう。待ち時間がないことはありがたい。
 ・看護士がいない
受付嬢はいるが、診察室(カウンセリングルーム)は先生と患者(付添はあり)だけ
 ・検査や処置がない
テーブルをはさみ、ドクターと患者が向き合って話す。聴診器もない。血液検査もない。よくお世話になっている科目のような装置類は一切ない
 ・診療点数は高い?
それなりに歳を重ね、医者通いも増えた。カウンセリングと薬の処方だけであるが、支払額は一番高い。きっと、診療点数が高いのだろう
診察を受けるというより、「相談」に行くという感じのようである。
会話をしながら、マークシートにチェックを入れてくそうです。シートのマーク数をカウントして、その数で「中程度のうつ」と言った診断になるそうです。家内の感想は「シートがあれば自分で診断できる」というものでした。

患者から見るドクター像は「アクティブ」なのですが、メンタルクリニックのドクターは「まるで動かない」と言うことでした。家内がこのように「見る」余裕が出来たということは、うつも改善されてきたのだろう。


シリーズもの
130515(水) dogfight
読書量がめっきり減った。
晴耕雨読の生活で、時間はたっぷりある筈なのに、読書とは「時間を盗んで読む」ものらしい。今の読書量は「月間5〜6冊程度」に落ちている。

かつては、シリーズものだけでも20作くらいは読んでいたのですが、これだけ読書量が減ると、とても全部は読めない。毎月出る分けではないが、それでも、脱落したシリーズものが多い。
当然であるが、本屋へ足を運ぶ機会もめっきり減った。それだけに「まとめ買い」が増えたのですが、記憶力も落ちてきて、同じ本を「また買ってしまった」なんてことも出てくる。リズムが変わる時の齟齬と言うことであろう。
 追記
情報交換(という名目で呑み会)に大阪へ出かけるとき、読み終えた本を持参する。
情報交換の第1歩は「本の交換」である。暗黙の棲み分けがあり、重複することは少ない。ささやかな節約であるが、呑み代や交通費の方がずっと多い。どこか「底が抜けている」。だから面白いのだろう…


段どりの話
130516(木) dogfight
ジャスト・イン・タイム方式を作ったのはトヨタではない。
建築の世界では、古代からこれで作られている。建築現場は限られた場所(敷地内)で作業を行う。無計画に資材を持ちこまれたら機能停止してしまう。そこで、
 ・必要なものを
 ・必要な時に
 ・必要なだけ
現場に搬入する必要がある。

これを差配するのが現場監督で、これを『段取り』と呼ぶ。
建築技術者の優劣は、この段取りで決まる。だから、建築では「段取り八分」と言われ、これが出来れば現場はスムーズに運ぶ。
このことは、建築やトヨタだけのことではなく、あらゆる産業で言えそうである。ただ「ジャスト・イン・タイム」で、物事が動き始めてしまうと「容易に中止できない」こと欠点がある。

農業の真似事をやってみて、ここでも「ジャスト・イン・タイム」だと分かる。
農作には『季節と連作障害』を念頭に置いて、過去数年の上に「未来の数年」を描いておく必要がある。土作りや畝の整備はこのスケジュールに従って動いている。だから、
 ・突然「苗の提供」があっても対応できない
 ・突然中止すれば準備が無駄になる
このように、気まぐれや思いつきで菜園はできない。特に限られた面積の家庭菜園では、畝の使い回しが出来ずに、作りたい作物があっても、断念しなければならないことがある。大変なことに手を出したてしまったと、今更ながらに思っている。


多機能
130517(金) dogfight
カメラをいじっていて「こんな機能があるやん!」と驚くことが多い。パソコンに至っては、ポテンシャルの1%を使っているかどうかも怪しい。
来年にはXPのセキュリティーサポートが無くなるので、もし現役復帰をしているようであれば、移動用に使っているノートPCの買替必至である。否応なくウインドーズ7(あるいは8)になるが、いささかげんなりしている。

また、ネット環境のバランスを考えれば、ガラ携から「スマホ」に切替える時期が来ていると思うが、これも自信がない。更には、ノートPCのネット接続ツールが9月で期限切れになるので、スマホとあわせて考える必要がある。
これらの機器は、バージョンアップと共に多機能になるが、昔懐かしい「単純な機能」の機器が欲しいのは私だけではあるまいにと思う。
皆さん。ポテンシャルを生かしていますか?私は『宝の持ち腐れ』の山を築いています。
 関係のない追記
海神社(和歌山県紀の川市)のフクロウを観察してきました。まだ巣立って4日目で、産毛に包まれており、とても可愛い。でも「今夜が親子の分かれ」らしい。自然は厳しいですね!


アベノミクス効果?
130518(土) dogfight
円安・株高・大企業の業績回復…アベノミクス効果は一部だけという意見が多いのですが、私の周りでは変化が起きている。
■電子入札に必要な認証システムを手に入れ、習熟を兼ねて「和歌山県・入札情報」に触れるようになった。新年度になってから、道路関係の入札案件だけでも200物件を超えている。知人に尋ねてみたら、例年にはない動きだそうである。おそらくアベノミクスを受けて、発注を増やしているのだろうという見解であった。

■建築模型製作の会社をやっている知人によれば「大変忙しい」そうで、クライアント(設計関係者)は模型製作者の確保に苦労しているとか。これも、建築関係が活況を呈してきた証拠であろう。

■僅か10日余りの間に、3軒の設計事務所から「助っ人依頼」の照会があった。こうした引き合いが増えるのも建築設計が活況を呈してきた証拠だろう。

■住宅展示場が賑やかだ。消費税UP前の駆け込み需要も無視できないが、高級乗用車を含め、こうした「高額取引も活況を呈してきている。

経済学者が、何故「景気のバロメータ」に建築動向を採用しないのか?以前から不思議に思っている。
 〜設計分野の活況⇒景気の始動
これは過去の経験でも狂ったことがない。個人の夢が、設計を通して「経済活動(建設)」に移行する。ライムラグが長いだけに、学者には分かりづらいかもしれないが、この世界に身を置いていれば、濫觴が分かる。
私にもまだ「アベノミクスの恩恵」は届いてはいないが、遠からず「ある」と思っている。
 関係のない追記
昨日「ニセ1級建築士」の報道があった。かつて、3物件の設備設計で使ったことがある人物で、技術力は優秀であった。
クライアントには、すぐに報告を入れ「実害もない」ことも伝えた。ただ、国交省から検査機関に対し「安全性の調査命令」が出ているそうで、いづれ当方に何らかのアクションがあるであろう。
今更ながらであるが、資格が実力を保証しない。そのくせ、実力があっても資格取得が困難な時代でもある。〜実力があるのに資格が取れない〜そんな人には「資格詐称」は魅力的なのであろうか…


交番の話
130520(月) dogfight
交番は既に「世界の共通語」になっている。日本の治安は交番で成り立っていると世界は観ており、交番制度を取り入れる国もある。
所轄警察署の下に、派出所や交番がある。それぞれ、定義があり建物規模の面積制限がある。ただ、私は詳しくはない。
現役復帰(最近は意思軟弱ぎみ)の過程で、交番の新築工事の「設計入札」に参加してみた。結果は「ペケ」であったが、ほんの少し垣間見ることができた。

交番の定義では、面積規模は63u以下(端数があるらしいけど)と決まっている。
それが平屋でも3階建てでも一緒で必要な部屋も決まっている。当たり前だが、3階建てなら階段の面積だけでもバカにならず、窮屈な設計になるだろう。

気づいたこともある。それはトイレの構造です。警察官が使用するものだけで「健常者仕様」です。「地域の交番」と呼ばれるように、地域の人がおとづれる機会も多いだろうと想像するのですが、トイレにはその発想がないらしい。
近年、障碍者対応が強化され「バリアフリー新法(複数の法律がこれに統合された)」では、公共性のある用途なら、官民を問わず「障碍者対応のトイレの設置」が義務化されたが〜警察関係はなかったなあ〜と思い出した。ちょっと残念である。
 追記
本日、本格的に電子入札に挑戦します。期待と不安は想像つきますかな?


困惑
130521(火) dogfight
畑へ行ったら、小カブが1株が引っこ抜かれ、畝と離れた場所に放置されていた。手に取ってみたら、蕪に傷がつけられていた。
今までも、畑のイタズラは絶えなかったのですが、収穫間近の作物に被害が出たのは初めてです(イチゴの被害はあったが野鳥かもしれないので除外)。今度ばかりは『野犬(この付近で野良犬を見たことがない)や野鳥犯人説』はあり得ない。
想像に過ぎないが、〜子供が『興味を抑えられず』引っこ抜いて調べてみた〜と、良に考えてみた。

もし想像通りなら犯人探しより「一緒に畑をやろう」と誘ってみたい。
子供が興味を持つなら、やって良いこと悪いことを「物作り」を通して教えてみたいと思う。

私が子供の頃は、当たり前に「周りに畑」があり、イタズラにも限度あった。
勿論、スイカ泥棒など多くの方がやったと思う。これは「食べるため」で、食糧難の時代に育った私には「叱られたけど許された」ことであった。

My畑の被害にはイタズラ心を感じない、もっといえば罪の意識もない。つまり『悪いこと』と知らないで『遊び』でやっているように思えてならない。私の価値観、教育観から見れば、善悪を教えられていない「危険さ」が見えてしまう。私にはこれがとても怖いのだ!
 追記
昨年の今頃と「畑の状況」を比べてみた。明らかに「今年の生育遅れ」が分かる。
 2012年5月の状況
 2013年5月の状況
3月の高温と4月の低温で、プロ農家でも「生育の遅れ」が目立つそうです。露地物では「天気に文句を言っても始まらない」といいますが、こうして比べてみるとよく分かります。記録はつけておくものですね!


司法試験
130522(水) dogfight
司法試験制度は7年前(2005年)に改正されて、受験資格を「法科大学院修了者」とした。資格試験に「学歴条件」を加えることは、機会均等の原則を犯し、門戸を閉じるに等しと思っていた。

社会の国際化に対応するため、政府は2002年の閣議決定で合格者の目標値を3000人として制度改正をしたが、2008年以降合格者が伸び悩んでいる。
そこで、2年前に受験資格に「予備試験合格者」を加えた。予備試験とは〜法科大学院修了者と同等の能力を有する者〜と認定する制度である。つまり、独学でも予備試験に合格すれば、弁護士や裁判官になれる道を開いたわけである。何のことはない、予備試験を加えたとはいえ『元通り』である。

受験資格 合格者数 合格率
法科大学院修了者 2044人 24.6%
予備試験合格者
(初参戦)
58人 68.2%
右表は、今年度の合格者を示す表である。
絶対数が違うとはいえ、予備試験から司法試験に通った人の割合の高さが分かる。門戸を広げることは刺激に繋がる。
 追記
建築士制度も同様の改正が行われ、文科省から認定された「建築学科」を卒業しなければ、建築士を受験できない制度にした。この改正により、たたき上げの人が資格を取る道が閉ざされた。私はこれも「おかしな制度」だと思っている。
ただ、司法制度と違うのは、建築士は増えすぎており「抑制」していることである。安直な抑制策として「学歴」というハードルを設けたのなら、許されざることだと思っている。


老兵は死なず
130523(木) dogfight
往年のスターが活躍している。
 ・スタローン(ロッキーシリーズ)
 ・ブルースウイルス(ダイハードシリーズ)
 ・ヂュワルツネッカー(ターミネータシリーズ)
どれもハードボイルドのスターであったが、いまは初老の域である。
銀幕に復活した彼らは「初老の元マッチョマン」を無理なく演じている。
先日、ヂュワルツネッカー主演の「ラストスタンド」を観てきました。
歩く姿は、まさに初老の姿であった。走っても格闘しても「息を切らせ」ながらである。決してかっこよく勝つわけではないが、それでも「悪に立ち向かう」不退転の決意が伝わり、感動を呼ぶ作品になっていた。
  〜〜うまく枯れて来たなあ〜〜
初老の私は、羨ましくも感じました。
この後は、午後3時から「酒屋さんの地下」に入り込み酒盛りでした。これは明日ご紹介します。


島田商店
130524(金) dogfight
大阪へ出る機会も減ってきました。
それだけに「ついで」とばかり、あれもこれもと予定を入れます。
この日は、
 ・睡眠センター
 (定期検診)
 ・映画「ラストスタンド」(昨日の日記に掲載)
 ・日本酒試飲

ということで、大阪市西区立売堀にある「島田商店(06−6531−8110)」へ行きました。本業は、酒の卸店ですが、ここの地下には「日本の銘酒」が並んでいる。

急に連絡したにもかかわらず、野鳥友達のHさんがご案内くださったのがこのお店。
騒がないこと、仕事の話をしないことなど、いくつかお約束はあるのですが、私たちが行った午後3時には先客がいました。

日本酒ソムリエの店主に「酒のうんちく」を伺いながら、銘酒を選んでいただきました。
会計は明朗で、ぐい飲みよりやや大きい器に「8分ほど注いで」いただきます。
料金は1杯200円で、器の数で清算します。

呑兵衛に「アテは要らない」という店で、メニューは3点しかない。
 ・味噌
 ・梅干し
 ・酒粕のチーズ
これだけです。

美味しい酒を、これでもかと堪能したら、グラスは17個ありました。正確な量は分かりませんが「かなり飲んだ」ことは間違いありません。
お店を出たのは午後7時。まだ日が高かった。
すっかりエンジンがかかった私は、久しぶりに「南」へ出て、半年ぶりに婆様となったママに会ってきました。
帰宅は、いつものパターンで「最終特急」を利用。午前様にならずに帰りました。


潅水
130525(土) dogfight
冬の間止めていた、我が家の「自動潅水(写真)」を再開した。
タイマー制御で1日2回庭の水遣りを行っている。

ところが、畑には自動潅水がない。何せ、水道がないので「天水をタンクに集めて」水の確保をしている。
最近は、雨が少なく「タンクの水」が際どいところまで来た。

田植えの季節到来です!
やっと今日から「農業用水路に水が通る」ようになる。稲作中は、農業用水から水を汲み置き、畑にまくようになる。マンパワーは必要だが、大量に水が必要になる時期だけにホッとするなあ〜


劇薬
130522(水) dogfight
株価が乱高下している。
アベノミクスを批判していた向きには「それ見たことか」と言わんばかりである。
では、民主党時代のまま「座して待つ」ほうが良かったのか?少なくとも「緩やかな処方」では、どうしようもないところまで経済が悪化していたことは、誰もが認めるのではないか。少なくとも『安全確実』な方法などなかったことは、安陪政権の担当者も承知していたはずである。

アベノミクスとは「劇薬」である。
副作用のない薬(ようは毒にも薬にもならぬ)では、どうしようもないことは覚悟で、副作用が激化する前に『薬効』が出るよう努力をしていたであろう。だが残念ながら、薬効があらたかになる前に「副作用」が出てきた。

国際的な機関投資家には、国家運営など関係ない。
極度にコンピュータ化された電子投機では、コンマ以下の「秒」で、売り買いが繰り返される。デイトレなどという生易しいものではない。利率が僅かでも「分母がデカい」ので、これを繰り返されると、国家といえども『重篤な症状』がでる。
今回もこのアニマルの「悪さ」が、健全化の方向へ向かっていたアベノミクスに水を差した。抹殺できる仕掛け人がいるのなら、是非とも頼みたいものである。


伝承
130527(月) dogfight
家内の母上は、話題の多い人であったとそうである。
 ・仲人
 ・仲裁人
ご近所のご縁のとりもちが多かったそうで、今も命日にお参りに来る方がいる。
また、ご近所のもめ事の仲裁以来も多かったと聞く。お役所からの道路建設反対派の「立退き説得」を依頼されたこともあるほど、信頼されていた。

家庭内でも「仕切り屋」だったそうですが、面白い側面も持っていた。
民間伝承薬の大家で、大概の病気やケガは「自家製の薬」で治したという。その影響であろうか、我が家で「腹痛」と言えば、ゲンノショウコの煎じ薬が出てくる。

今日も畑から帰ると、家内が庭の日影で自生していた「ドクダミ」を洗っていた。勿論、陰干し後に煎じ薬(毒下しの効用・肌荒れに効く)として保存される。先人の知恵恐るべしで、これが「良く効く」のである。


紀州忍者
130528(火) dogfight
八代将軍吉宗は、江戸入りの時、既存の体制を信用せず『御庭番』を創設している。当然、それまでの隠密組織「甲賀・伊賀忍者」は将軍配下から遠ざけられた。

では、御庭番の母体は何か?小説では「紀州から吉宗に付いてきた」ことになっている。
 ・佐伯泰英
 ・上田秀人
時代小説の双璧ともいえるご両者の小説には「お庭番」がよく出てきます。作品としても痛快なので、是非お読みください。
私は長い間、御庭番の母体を「根来衆」と思っていたのですが、佐伯氏の作品で、根来衆と紀州忍者が対立するシーンがある。

不思議に思っていたのですが、このニュースを読んで氷解しました。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130509/wlf13050909420005-n1.htm
ただニュースでは、紀州忍者が御庭番になったとは書かれていません。あくまで私の想像ですが、当たっていると思います。


八連敗
130529(水) dogfight
公共事業も新年度の発注が相次いでいる。
私も電子入札システムを設置し、和歌山県の参加資格を得て挑戦しているのですが、現在「8連敗中」です。電子入札と言えば、何やら最新システムに聞こえますが、やっていることは『電子クジ』です。

設計業界も枯れていたようで、物件ごとに30社近くが参加して『抽選』となる。今まで違うのは、抽選がコンピュータの中で行われているということだけです。
1度当たった人も次に参加できるので、常に「確立は1/30」です。最終も4物件に挑戦予定ですが、さて?どうなるやら…
関係のない追記1
和歌山県自然公園指導員証が届きました。
生石高原や野鳥での生活を楽しんでいるうちに、こうなってしまいました。
始動する力もないのに「これでエエやろか」
関係のない追記2
畑で収穫があると、リュックに担いで大阪へ出る。行きつけの店で焼いてもらいながらやる1杯は格別の味です。
この日は、タマネギ・ジャガイモ・スナップエンドウでした。
二兎を追う「無理」はよく承知している。最終も4連敗なら気持ちの整理が出来そうだ。


梅雨の生石
130531(金) dogfight

梅雨入り宣言後の野鳥荘へ行ってきました。あいにくの雨の中ですが、それなりに楽しんできました。
野鳥荘からホンに近くに「新居(写真上)」を作ったのはアオゲラです。巣穴の周りを雌雄が行ったり来たり。まもなく営巣しそうです。昨年は巣立ち寸前でヘビに食べられてしまったのですが、今年は無事に行ってほしいものです。

ヤブヘビイチゴ

カジノキの実

カジイチゴ
おそらく「ヤブヘビイチゴ」です。ヤブヘビイチゴとヘビイチゴはそっくりで見分けが難しい。
ヘビイチゴより一回り大きく、直径2p近くあります/実の裏の葉が違う/生石ではヤブヘビイチゴが多数派
こんな理由で、ヤビヘビイチゴだと思っています。なお、全く味がないのはどちらも一緒です。

カジノキの実(まだ赤く熟していない)。明治期に和紙の原料として栽培された。ヤマボウシの実に似て美味しいが、ややエグミがある
カジノキとクワはDNA的には「血の濃い親戚」です。味も食感もクワの実と変わらない。
カジイチゴ(木苺の仲間)はとても美味しいので、しっかり食べた。

梅雨時の木苺はカジイチゴとナワシロイチゴがあり、どちらもとても美味しい。殆ど砂糖いらずでジャムを作ることができます。ただ、粒状果なので「無数の種」があり、裏ごしが必要です。
生石ではナワシロイチゴは少ない。























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