元dogfightのぼやき
2012年 6月
エッセイ&コラム
隠居とは夜蝶趣味DN和歌山県立近代美術館竣工写真夢の技術生活保護アオゲラとアカショウビン裏から見るEV車「アカショウビン」続き違反建築徳政令迷い嬉しいニュース自動カメラおかしな話耐震診断耐震診断2仏花
民主党のお墨付き幽霊語わいわいガヤガヤジョブズの主張スマホ液状化対策定期講習ニュースから話し相手場所

隠居とは
120601(金) dogfight
時事をテーマにした日記がめっきり減ってきた。
仕事は皆無ではないが、日々の暮らしで占める時間は2割ほどしかない。仕事の目減りがそのまま、世間の関心の減退に比例している。新聞に目を通す時間も減ってきた。
  隠居とはこういうことなんだろうな…と、ぼんやり思っています。

とは言いながら、世間に全く無関心でもない。不思議に思うことはあるもんだ。
例えば、日本の国債の格付けは下がる一方である。
 ・第1ランク:アメリカ
 ・第4ランク:中国
 ・第5ランク:日本
なのに、円高は進む一方である。いくら説明されたところで、格付けと為替レートがリンクしていない。経済は為替で動いているだろうに…
追記
昨日午後から櫻井よしこさんの講演会(写真)へ行ってきました。夕方からは旧友と呑み会です。
まだ、世間と縁を切ったわけではない。


夜蝶趣味
120602(土) dogfight
先日、
旧友と呑んだ。
弁護士に歯科医で、現役であるが「生臭く」もある。

私は野鳥が好きですが、彼らも「やちょう」が好きと言う。ただ、漢字で書けば「夜蝶」であった。
仲間で、私がリタイアのトップを切ってしまったが、彼らにもいずれ「世間から通知が来る筈と話した。
そのには「持て余す時間」が付いてくることも。

彼らに、今から「時間の使い方」を考えておくようにと伝えた。
何時までも「夜蝶趣味」は続かない!


120604(月) dogfight
どうも何事も手抜きが下手で、疲れがたまってしまった。
でも、畑も野鳥も待ってはくれないのでケアしています。友人との約束も履行しています。それと、僅かですが仕事もサボっていません。

その代り、
 ・農業日誌
 ・生石高原
 ・野鳥荘
 ・ちょっとそこまで
これらのHPの更新がとどこっています。

まずは、体力の回復を図りたいので『昨日の日記』はサボります。

写真は、リラックスするヤマト!


和歌山県立近代美術館
120605(火) dogfight
櫻井よしこ氏の講演が終わった後、少し時間が出来たので、前から一度行きたかった「和歌山県立近代美術館」へ行きました。
黒川紀章氏の作品で奇抜なデザインである。
和歌山城天守に隣接しており、森の中と言える場所にある。私の好みで言えば、もっと景色に溶け込むほうが好きである。

美術館という性格から、主役は展示される「作品」であると思うが、展示など何もなくても『建物そのものが作品』であると自己主張している。
黒川氏らしいと言えばそうだが「何かが違う」と言う印象はぬぐえなかった。
入場料を払おうとしたら、「65歳以上無料」とあった。そういう歳になったんや…しばし感慨に。

見える処の職員だけでも
 ・受付2名
 ・チケット確認
 ・展示監視3名
合計6人であった。
うふふ…観客は私一人。
橋本大阪市長は「芸術音痴」と非難されているが、運営側も「少しは収支を考えろ」と思ってしまった。


竣工写真
120607(木) dogfight


「建物だけでは存在感はない」と、私は考えている。
設計段階で、エクステリアとの共同作業を心掛けてきた(まあ〜それも引退勧告で、次の機会はないだろうな)。

今年2月に竣工した『川西の家』
植木の若葉が揃うのを待って、やっと竣工写真に漕ぎつけました。
あいにくの曇り空、翌日に延ばせば「青天」の予報なのですが、カメラマン氏は頓着なし。ホンマかいな?と言う速度で撮影が進む。
 ・曇り空はPCで青空に変えられる
 ・不要なものはデータ上で消去できる
と言う理由であった。ただ、本物の光が演出する「陰影」は再現できないということであった。やはり、太陽の下で撮りたかったというのが私の気持である。
追記
写真は「データ提出」だそうな。これも時代の流れかね?
データが入手出来たら、事務所のHPでアップします。


夢の技術
120608(金) dogfight
「鳴かず飛ばず」という言葉があります。野鳥趣味と言っても、万年初心者の私では、鳴かず飛ばずの野鳥を見つけるのは容易ではありません。だから、
 ・視野の中で動くものを探す
 ・鳴き声で探す

先日、生石の別荘地を探鳥中のことです。突然の鳴き声に思わず「なんで!?」と立ち止まった。それは、野鳥趣味なら一度は出会いたいと思う「アカショウビン(参考写真)」の声です。

早速探しました。
結局、声を聴いた地点から10m程の至近距離に止まっていました。しかし数瞬の出来事で、写真を撮ることはできませんでした。

その時、視覚を映像に変える技術があったらいいねと話した。

生きてるうちは無理かもしれないが、何時か出来そうですね。
追記
和歌山県でアカショウビンと出会うのは極めて稀だと思います。
今は移動時期を過ぎ、営巣期になりました。生石で会ったということは、近くに営巣する可能性が高いと思っています。

ちなみに、検索によれば『沢の近くで森の深い場所』とあります。遭遇地点は、まさにこの条件にピッタリです。これで生石通いが続きそうです。


生活保護
120609(土) dogfight
芸能人の母親が「生活保護を受けている」と、マスコミで糾弾された。しかし、親族間で扶助義務のあるのは
 ・夫婦間
 ・未成年の子供
これだけです。親の扶養義務など、法で決められていない。
子供の養育義務にしても、無限では親が持たない。第一、親の死後まで責任を求めらるようなら、人類は死滅するしかない。扶養義務の範囲を限定しないと、パラサイトは増える一方である。

私にも3人の子供がおり、二男が生活保護を受けている。
『働けない人』にとって、生活保護は「最後のセーフティーネット」として必要だ。
しかし『働かない人』を安易に助けてしまう側面がある。

我が子なぞ〜働かない〜確信犯である。母親の突然死も、私の自己破産も、結局は自立のきっかけになっていない。誰かに寄生する生活の方が「楽だ」と公言してはばからない。親族が寄生を拒否した時に選んだのは、働くのではなく「生活保護」であった。こんなケースでは「強制労働」しかない。しかし、民主主義には人権があり「サボる奴には天国」の制度である。

受給者の多くが高齢者であることもおかしい。
私の年金(実質受取額)は、生活保護費の半分以下である。制度がもうおかしいとしか言いようがない。
嫌なことであるが、性善説では不正は防げない。背番号背は不可欠ではないのか!


アオゲラとアカショウビン
120610(日) dogfight
  濃霧のち晴れ。やや風強く冷える
昨夜は11時に就寝。家内はアカショウビンの興奮冷めやらずで、眠れぬ様子。
私も、目が覚めたら真夜中の2時でした。何とかもう少し寝ようとしたのですが、結局、4時に起きてハンディカムをセット。分けは「パンを食べる」主を探すためです。

カラスは行儀が悪く「食べ散らかし」ます。今回のテストにカラスは参加していません。
寝る前に仕掛けたパンが、夜中の2時にはすべて消えていました。食べ散らかしはなく、野鳥ではないと思うのですが、動物のフンも残っていない。これを探るには、センサーライトと自動カメラが必要だろう(来週設置予定)。

4時に再度パンをセット、同時にハンディカムも。こんな理由で私も寝不足です。3時間半VTRを回したのですが、概ね30分ごとにカケスが来て持って行きました。こちらは予測通り。残るは真夜中の主の解明です!
家内は、早朝4時半に野鳥荘を出て、昨日メッコを付けておいたアカショウビンの観察ポイントへ。

途中、アオゲラの営巣地を確認したのですが、8時に野鳥荘へ帰るころには「カラッポ」になっていたそうです。

先日から、青大将が狙っていただけに心配していたのですが、こればかりは人間が介入できません(写真右:営巣する桜の古木を狙う青大将)。
あと、1週間もあれば巣立った筈だけに残念です。

寒い朝です!この日も床暖房を入れました。野鳥荘の清掃を済ませ、しっかり衣類を持って、それぞれの目的地へ。
 ・私はNPOの受講へ
 ・家内は、アカショウビンの捕食場(と推測した)へ
結果はご覧の通りです!
推定した捕食場(堰堤の上の枝)でゲットしたそうです。恐るべき家内の執念が呼び寄せたのでしょう。オメデトウ
(これで、鳥取まで探鳥へ行く必要が無くなりました)


裏から見るEV車
120611(月) dogfight
どうやら、御用学者を総動員して「原発再稼働」に漕ぎつけるようであるが、まだ「計画停電」の危うさが払しょくできたわけではない。
 ※私自身は「一度味わって」不自由さを知り、覚悟を持って
  脱原発の方針を決めるのも良いかなと思っている。

電気供給の不安定さを逆手に取ったCMがある。『電気自動車』である。
停電しても、電気自動車のバッテリーで、「一般家庭の2日分の電気を賄える」と言うものです。EV車は、いまだフル充電でも300kmほどの走行距離である。もし、大阪から東京まで行くなら、どこかで1泊して充電しなければならない。

このフル充電って「一般家庭の2日分の電気」という、凄い量なんだと知った。そのくせ、無補給で東京へも着けない。電気自動車のエネルギーコストを、是非知りたいと思った。
追記
極限集落では、ガソリンスタンドが無く、給油は半日仕事になる。
このような環境では「EV車は大変便利」だそうな。なるほど!

関係のない追記
孫の写真が届きました。動画も付いており、よく動きよくしゃべる様子が写っていました。和歌山にも来ないかなあ〜


「アカショウビン」続き
120612(火) dogfight
アカショウビンはフィーバー状態で、野鳥の会メンバーと家内は、毎日の生石通いです。
その結果、私が最初に目撃した堰堤に的が絞られてきました。昨日は、堰堤にかかる枝から、水面にダイビングする姿も確認できたそうです。
ただ撮影には邪魔な枝が多く、少しだけ高枝切りバサミで整理したとか。やり過ぎないようにしてくださいね!

笑ってしまう話もあります。
 ・突然近くに止まったため、焦点距離内に入られてしまい、絶好のシャッターチャンスを逃した
 ・毎日現れるので、ご近所の主から「お茶を振舞われる」ようになった
営巣も確認されたら、嬉しいですね!

副次的な話もある。
 ・堰堤下の水面は、野鳥の水浴び場になっていて、様々な野鳥がやって来る。
 ・オオルリも営巣中で「近寄るな!」と威嚇してくるそうです。普段なら、これだけで湧きあがる話なのに、いまは「アカショウビンが主役」で、オオルリは無視とか。贅沢な話です。
追記
生石は、ハチクマの繁殖地としても知られています。
今日も、アカショウビン探鳥中に「ハチクマの声」を確認したそうです。今年は生石から目が離せない。


違反建築徳政令
120613(水) dogfight
建築界は、小泉政権の「構造改革」で大きく変わった。
それまで適法建築物の証である「検査済証」の発行率が15%を下回っていたのに、大幅な規制緩和で90%に達するまでになった。これは「飴」であるが、鞭として違反には厳罰で対応するようになった。

あおりを食ったのが「過去の違反建築」である。それまでは、暗黙の了解が得られていた「改造行為」は違反摘発の対象になり、検査済証のない建物は
 ・増改築不可
 ・用途変更不可
 ・公的融資、銀行融資不可
更には、コンプライアンスと言う社会通念が覆いかぶさり、「キツイ鞭」となった。
過去の違反建築は、リフォーム(融資が下りない)も、リノベーション(許認可が下りない)もできず、撤去以外出来ないことから「不動産がゴミになる」と言われ出した。
既存建物の8割に達するだろう違反建築が『ゴミになる』事態を容認すれば、いずれ日本経済に大きな影響を及ぼすようになるだろう。過去の違反建築に一定の条件を付けて、再活用の道を開いてはどうであろうか。言わば『徳政令』である。
 ・規制緩和後の違反は徳政令から除外する
 ・建築基準法の集団規定(地域秩序の規定)を順守させる⇒部分的減築
 ・避難規定の順守⇒改造の義務付け
これ以外は『自己責任』とし、店子などの利用者には「徳政令の恩恵を受けた」旨の通知を義務付ける。
これさえへも拒否するなら、うむ〜救済策は思いつかない。

脱法の「ツケ」は、やがて己に回ってくる。
違法行為の多くは施主の意思であったが、建築士がそそのかした事例も少なくはない。忸怩たる思いである。


迷い
120614(木) dogfight


緊張感の持続が出来なくなってきた。
畑作業や探鳥は楽しいのですが、「これだけでいいのか?」という疑問を払拭できないでいる。
緊張感を持った生き方を見つけるために「もっとアクティブになれ」と言う自分と、何で今更「緊張を求めるのか?」と問いかける自分がいる。でもきっと、結論が出ることはないのだろう…
(写真:成長を始めた畑のスイカ)


嬉しいニュース
120615(金) dogfight
 2012/06/12付 西日本新聞朝刊より
佐賀大学医学部の出原賢治教授(生化学)などの研究グループは11日、アトピー性皮膚炎が慢性化する原因は、アレルギーのもとになる物質(抗原)によって生じるタンパク質「ペリオスチン」だと解明したと発表した。ペリオスチンの影響で炎症を引き起こすタンパク質(炎症性メディエーター)が増殖するため、その作用を抑制する物質を見つければ新薬開発につながると期待される。
  (途中略)
アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド剤や免疫抑制剤が用いられるが、感染症にかかりやすくなるなど副作用がある。研究グループは、ペリオスチンとインテグリンの結合を妨げるタンパク質(抗体)を特定し、マウス実験で効果を確認した。出原教授は「今の治療薬が効かない患者にも有効で、副作用の少ない薬の開発が期待できる」と話す。研究成果は11日付の米医学誌の電子版で発表された。

更にはNHKの報道で、『新薬は2年程度で開発』と予想されていた。
重度のアトピーを患う息子がいるだけに、嬉しいニュースであった。


自動カメラ
120616(土) dogfight
野鳥荘につける「自動カメラ」の準備が進んでいる。
カメラ本体は外国製。主に屋外で使うはずなのに「防水仕様ではない」ので、器用な師匠が、タッパーを加工して作ってくれました(写真)。

このカメラ、ご覧のようにファインダーがない。どうやら、様々な設定はパソコンを通じて行うようだ。撮影も、
 ・タイマーモード
 ・動態センサー
などが選べる。

データは無線で送ることができ、インターネットが使える環境にあれば「遠隔監視」もできるらしい。

野鳥荘にはネット環境がないので、SDカードに記録して、パソコンで映像確認する予定です。

ただ、PCへの設定は、私の手に余るので、これもお世話になっている専門家にお願いしています。

野鳥荘への設置は私が行います。ちょっと心配ですがやってみます。今月中には作動するはずで、真夜中の訪問者(夜中に餌を食べる野生動物は何か?)を特定するのがとても楽しみです。
追記
天気予報は、1週間「全部雨」です。野鳥荘に、野鳥の観察所を作りたいのですが、小降りになる時はあるのだろうか…


おかしな話
120617(日) dogfight
「福祉と税の一体改革」の筈なのに、いつの間にか福祉を切りはなし、消費税増税だけが先行する。増税の前提にあった「公務員改革や議員定数の削減」もなおざりにされたまま。へんなの!

福島の原子力災害の原因究明や、責任問題はうやむやのまま。安全検証も済まないのに「原発再開」へまっしぐら。それどころか、エネルギー政策の将来像も示されぬまま、老朽原子炉の運転延長に。もう無茶苦茶!

ナマレバが禁止されるそうな。幸い私は食さないのでどうでもよいが、食文化を法律で決めるのは如何なものか?危険性があるなら、表示を義務付け、そこから先は『自己責任』の筈なのに…

畑の車庫にUVシートを付けた。これで、日影が出来るので休憩がしやすくなる。ところが、このシートの注意事項に「直射日光を避けて」とある。何のためのシートなのか?
法を無視したり、必要以上に恐れたり…
おかしな話だと思うけど、如何かな?


耐震診断
120618(月) dogfight
某建設系商社に「耐震診断費用の見積もり依頼」があったそうです。
そこで友人を通じて、私に「耐震診断とは何ぞや」と、レクチャー要請(ボランティアで)がありました。
用途を聞くと、大きな病院らしい。
木造の戸建て住宅なら「壁量から判断する簡便法(ローカルルールですが)」があるが、大規模な建物ではない筈です。

耐震診断は耐震補強への一過程に過ぎず、単独で存在するものではありません。とても口頭だけで説明しきれないので、レジメを作りました。レジメは『耐震補強のプロセス』と題して、5章から成り立っています。出来ればお読みください。
 1.資料収集と現状確認
 2.劣化診断
 3.耐震診断
 4.耐震化目標の設定
 5.耐震補強設計
なお、商社マン氏は「ある程度建築知識がある」と言うことで作りましたから、全くの素人氏には少し難しいかもしれません。

精度の高い診断を下すには、「1.資料収集と現状確認」と「2.劣化診断」が必要です。この調査は手間暇がかかり、費用は、耐震補強設計に至るまでの全費用の半分くらいになるかもしれません。
これが解って、現存建物が保有する強度=「3.耐震診断」が出来ます。
次に、現存建物が保有する強度から「どの部分をどこまで補強するか」目標を決めます。これが「4.耐震化目標の設定」です。

補強の具体的設計が「5.耐震補強設計」となります。
1〜5は、流れですが、その都度コスト検討するため、中断する事例も多いと聞いています。最悪、耐震補強設計の結果「建替えた方が安い」という結論もあり得ます。これが、耐震補強が容易に進まぬ理由になっています。
追記1
病院から「見積用資料」として、送られてきたのは平面図でした。必要な資料ですが、十分条件を満たしていない。当然、予想費用も桁が違っているだろう。
レジメを作りながら「商談を壊す根拠」になるだろうなと思い、悲しくなりました。耐震補強の必要性を思う人たちに、このレジメが生かされればいいな〜
追記2
木造住宅の耐震診断の資格について、ネットで調べてみたのですが分からない。
そこで、大阪府建築士会に聞いてみたところ、「耐震診断士」という資格制度はないということでした。今後、国家資格ができるのでは・・・という予測でした。
都道府県独自で養成講習会をしているところはありますが、大阪府はないそうです(和歌山、京都はありました)。大阪府建築士会で7月(日時がまだはっきり決まっていない)に既存木造住宅の耐震診断・改修講習会を予定している。


耐震診断2
120619(火) dogfight
以前、某建設系商社に「耐震診断とは何ぞや」というレクチャーを行いました。
この件は、既存資料がまるでないことから「丁重にお断り」したそうです。ちなみに、平面図のみで、「耐震診断費用の見積もり」に応じた企業が複数社あるとか。
これを聞いて『凄い世の中になったもんだ!』と思います。
気になったので、もう少し検索を重ねてみました。

まず、驚いたことは、国家検定による『耐震診断士』制度がないことである。
現在は、都道府県単位で、行政が建築士会や防災協会と組んで講習考査を行い「受講済み」を証明している。
木造住宅では、簡易計算マニュアルに基づいて耐震診断を行うのが一般的である。また、木造住宅(個人)の耐震化は補助金が申請できる。運用が都道府県単位なので、「一般的には」と言う注釈が必要だが、
 ・耐震診断(現状把握)
 ・耐震補強設計
 ・耐震改修工事
各段階ごとに申請が分かれている。補助金が出ると言っても、
 ・上限が決まっている
 ・自己負担も多い
こんな理由から、途中で断念するケースが多いからであろう。

面白い資料を見つけた。「誰でもできる我家の耐震診断」である。
概要を知るには有効であるし、問題点も現れている。
 ・問診1「建てたのは何時か」・・・1981年5月以前は「旧耐震基準」で、旧耐震の建物が耐震補強の対象になっている。しかし、新耐震後も年々基準が強化されており、今と新耐震基準施行時では「倍ほど強度が違う」ことを念頭に置いてほしい。
 ・問診5「平面形状は」・・・構造計算上、安全率が同じであれば「同じ強度がある」ことになっているが、そんなバカなことはない。複雑な形状ほど壊れやすいことは、幾多の大地震が物語っている。
 ・問診6「大きな吹抜けがあるか」・・・問診5と同様、計算上の強度と地震被害にギャップがある。
 ・問診7「1階と2階の壁の位置」・・・木造住宅も、経験則ではなく「構造計算で決める」時代になった。私は、これを危惧している。構造計算の普及で『安全とは計算結果が全て』の時代になり、昔のように「上と下の壁の位置を揃える」必要が無くなった。それだけ「設計の自由度」が高まったことになる。が、本当に安全なのであろうか?

「誰でもできる我家の耐震診断」の問診では、計算上の強度ではなく、大地震で「被害が出やすい建物」を問題にしていることが分かる。最近の傾向は、
 ・ハウスメーカーの住宅は問診5〜7を避けた形状に変わってきている
 ・建築家による住宅設計では、構造計算を根拠にした自由な設計が目立つ
建築家による住宅を、「誰でもできる我家の耐震診断」で採点すれば、新築にも拘らず低いスコアになるであろう。どちらが正解か?これは、いずれやって来る巨大地震で結果が出るであろう。

追記
耐震補強に関する「民間資格」がたくさん出来つつある。耐震補強にはリフォームが不可欠なので、早く検定制度を法制化しないと、詐欺事件が発生するだろう。
「非木造系建物」の耐震改修に関しては、平成18年1月25日付国土交通省告示第184号で、具体的な計算式まで提示して定めている。
 国土交通省告示第184号 建築物の耐震改修の促進に関する法律
 建築物の耐震診断及び耐震改修の実施について技術上の指針
やはり、耐震診断(⇒耐震補強)には、前回私が書いたレジメの方法が必要である。
冒頭に述べたように、平面図だけで耐震診断の見積もりができる建設会社って「どんなんナンだろう?」まことに不思議である。

最後になるが、耐震化の補助金を得るための「申請の手引き(大阪市の事例)」を載せておきます。とてもじゃないが、平面図だけでどうこうできるものではありません。逆に、100万円の補助金を得るための手続きに「それ以上かかりそう」でゾッとします。


仏花
120620(水) dogfight
最近は、仏壇のお花を買うことが無くなった。
畑の花が次々に咲くうえに、生石のお山も花盛りです。仏花に欠かせない、ビシャコ(ヒサカキ)も自生しており、何も不自由しない。
長すぎる追記
台風一過です。
と言っても、和歌山北部では、やや風が強かった程度でした。

八朔畑(写真)の倉庫につっかい棒(脚立を利用)をしたり、日除けのUVシートを外したりしたのですが、要らなかったみたい。

梅雨は植物にとって「恵み」なのでしょう。雑草もご覧の通りです。草刈りが大変です。


民主党のお墨付き
120621(木) dogfight
橋下大阪市長が検討中の「市職員の政治活動に罰則を設ける条例制定」に対し、政府が「違法」のレッテルを貼った。
条例制定は、昨秋の市長選で〜労組幹部が公然と反橋下活動をした〜ことがきっかけであったが、これを取り締まってはいけないという。

これで市職員は、自分たちの上司(首長)選びに、組織を上げて(家族や親族、発注先さえ巻込んで)自由に行動できることになる。
橋下市長は、無原則に、市職員の政治活動を規制しようとしたわけではない。
 ・公務中は行うな
 ・庁舎内で行うな
これに違反すれば、罰則を設けるというものである。また、政治活動の拠点を庁舎内に持つ(組合本部は庁舎内にある)のはおかしいと、問題提起している。

地方公務員の「政治活動は規制」されるが、国家公務員と異なり罰則がない。一方、地方公務員の政治活動は「首長選びに直結」しており、国家公務員以上に弊害が大きい。従って、法の不備を条例で補うのは当然ではないか!

しかし、自治労や日教組を選挙母体とする民主党政権は「規制は違法」とし、地方公務員の「脱法行為」にお墨付きを与えることにした。今後、公務中の政治活動が公然と行われるようになるだろう。


幽霊語
120622(金) dogfight
真夜中に、家内に起こされた。
私が延々と寝言を言うので気になったという。
その時、私は幽霊と話をしていたのです。
家内によれば、それは「言葉になっていない」そうである。きっと私は、幽霊語で会話していたに違いない。

何故か私は「ボロアパートで独り暮らし」です。
そこへ幽霊が棲みついた。最初は一人だったのに、いつしか幽霊夫婦に子供までいる。私は、幽霊といがみ合うこともないので、どうやら受入れたらしい。

あれは本当に夢であったのか?
どうも、夢と言うにはリアルすぎる。私には疑似体験のように思えてならない。
関係のない追記
出勤しようと思ったら、上空にヘリがホバリング。駅に続く道が水没している。そういえば、今朝は電車の音を聞いていない。JR和歌山駅まで車で送ってもらうなかで、NHKニュースを聞いた。近くを流れる和田川の氾濫で、広範囲に水没しているそうな。我家がまぬがれたのは奇跡みたいだ 。


わいわいガヤガヤ
120623(土) dogfight
還暦過ぎたオッサン3人が、IPカメラのセッティングで、わいわいガヤガヤです!
私のPCが、更新をしていないので、様々なものをダウンロードして、環境作りに思わぬ時間が掛かりました。その後は酒盛りでした。
我家でテスト作動させたのが今日の写真です。野鳥荘にネット環境があれば、我家にいてもリアルタイムで観察できます。でも今はSDカードに記録して楽しみます。明日はお山にこれを設置です。上手く機能するかな?

IPカメラを設置

中継装置

画像をPCで受信


ジョブズの主張
120624(日) dogfight
タッチパネルは、アイパッドで便利さが認知されてから、様々な商品に組込まれるようになった。
 ・制御機器のコントロールパネル
 ・デジカメの画面
 ・TV画面(ただ、この技術では、我が国は出遅れたそうである)

アイパッドは「マウスレス」の主張でもあったのですが、私のような古い人間には、タッチだけでの入力に抵抗がある。それを見てかどうか、マイクロソフト社の新商品では、タッチパネルとキーボード(脱着式)のいずれも選択できるらしい。
 ※ガラパゴス化の象徴と言われる日本の携帯電話には、
   既に、タッチパネルとテンキーの両者を持つものがある

ジョブズが何故に、マウスを目の敵にしたのか?私は知らないけれど、持ち運びに不便さを感じないのであれば「あっても良い」と思う。縮小拡大やスクロールはタッチパネルの独壇場と認めるが、範囲指定はマウスの方が便利だし、数値入力にはキーボードは不可欠だと思う。それぞれに「得意分野がある」のではないか。

ジュブズの主張に圧倒されてきたが、ユーザーは本当にそれで納得しているのか?
その意味で、マイクロソフト社の、キーボード付(マウスも使える)タブレット端末の売れ行きを注目したいと思っている。
追記
CADソフトのタブレット版がなかったのですが、マイクロソフトのタブレット端末なら使えそうです。


スマホ
120625(月) dogfight
ホームオートメーションが予測されていたが、言葉ほど普及していなかった。
ところが、スマホの普及で、急速に現実味を帯びてきた。スマホがコントロールパネルの役目を果たすようになったのだ。

25年前、当時我が国パソコンのトップメーカー、NECが掲げたフレーズが「C&C」であった。コンピュータ&コミニュケ―ションである。ただ、この掛け声が実現したとは思わない。
しかし、スマホの登場で、今度こそ「C&C」が実現するだろう。コンピュータが通信と一体化することで、世代が変わった。スマホについていけない私ですら、そう思う時代です。これぞ「ジョブスの主張」なのだろう。
追記
1日2時間もマウスを使えば、手首に激痛が走るようになった。これでは、CADで図面を書くなど、とても無理です。神様からも引退時期を告げられていたのだろう。


液状化対策
120526(火) dogfight
あれだけの被害を出した東日本大震災ですが、揺れで倒壊した建物は案外少ない。
断定はできないが、現在の耐震設計は「想定できる地震」に対応してきているのではないだろうか。一方、緒についたばかりのものに、下記がある。
 ・津波対策
 ・液状化対策

だが、これは建物云々より「立地条件で左右される」問題である。
今は、ハザードマップも整備されており、ネット検索で活断層・津波・液状化の危険性が事前に分かる。ならば『君子危うきに近寄らず』が賢明である。

とはいえ、先祖伝来の土地に家を建てる場合など、土地選びに選択の余地がないこともあろう(我家もそうであった)。また、生活のしやすい海岸部は、概ね液状化の危険がある。
そこで、震災を機に液状化対策の研究が加速された。
建築士会の会報誌(6月号)で、液状化防止策3種と、液状化を前提にした対策4種の工法が紹介されている。
だが、どの工法も「地震の洗礼」を受けたわけではない。私の感想では「これで防げるのだろうか?」と思うものもある。
言えることは、どの工法も『安くはない』だろう。対策があるということと、コスト負担が出来ることは別である。やはり、液状化が起きる場所への建築は避けた方が賢明である。


定期講習
120627(水) dogfight
設計業務に携わる建築士(1級建築士・2級建築士・木造建築士)に義務付けられた、3年毎の定期講習会を受講しました。事実上リタイア状態の私に、本当に「必要なのか?」と自問しながらの1日でした。
前回の受講から3年。その間に新設や更新された法律の説明があったが、大半は「実務で対応したことがある」ものでした。今はまだ現役に近いが、まあ、長くはないだろうな。

講習で、例題にされるのは1万uの大規模建築物、紹介される最新技術も大規模建築物がターゲットです。
講習を受けながら「大規模組織を対象にしている」とひしひしと感じた。これは、姉歯事件以降の顕著な傾向です。幾多の法改正で追加された事務系業務も、小さな組織ではシンドイことばかりです。「紙と鉛筆があればできる」個性的な事務所の終焉は近い。

先日から興味がある「耐震補強」ですが、今日の講習でも対象となった。耐震補強のためなら「超法規も辞さない」扱いだが、やはり不思議である。
耐震診断の結果、建物によって「補強不可能」なものもあるだろう。そのような建物の建替え工事に、どうして補助金を出さないのだろう?
関係のない追記
同じ会議施設でシャープの株主総会があった。
株主と間違われて毎日放送からインタビューの申し出があったが、株主ではないことを説明をして避けた。赤字企業は大変だね!


ニュースから
120628(木) dogfight
■関電株主総会終る
大阪市をせせら笑うかのように、関電の株主総会は終わった。それにしてもこれからの電気供給をどうするのだろう?
 ・新規原発の建設が出来ると思えない
 ・既存原発の老朽化は進む(早晩使用限界が来る)
誰が考えても、否応なしに原発から脱却せざるを得ない時期が来る筈なのに、関電はついに「ポスト原発」を語ることはなかった。
東日本大震災後、これと言いた非原子力発電装置の増強も行わず、計画停電と言う脅しで乗り切ろうとしているに過ぎない。さらには、大飯についで他の原発の再稼働をしたいと、恫喝を含めて述べている。こうして未来展望のない企業であることを暴露した。
やれるものなら計画停電をやってみればよい!市民がひれ伏すと考えているだろうが、きっと関電に対し「牙をむく」だろう。

■消費増税衆院通過
消費増税は避けられないと思っているが、何故今なのか?
私はこれ以上の役人天国は御免蒙る。官民格差が広がるばかり(民間賃金が下げ止まらない)で、更なる国民負担は納得できない。痛みを共有しようとしない、政治家や官僚が、早晩、日本を潰すだろう。

■最低賃金
法で最低賃金を定めている。また、最低賃金で働く人も多い。最低賃金で、年間1800時間(一般的な労働時間)働いても、生活保護費に追いつかない。これで、労働意欲を維持できるのか?働く人より「働かない方が楽な生活ができる」世はおかしいと思う。

■生活保護
東大阪市職員の2親等以内で、30人の生活保護受給者が見つかり批判が出ている。
もういい加減、生活保護における「親族の扶養義務」条項を外したらどうか。骨肉の争いと言う言葉があるように、死んでも助けたくない関係ってあるだろう。
生活保護制度そのものを根本から見直す時が来ているように思えてならない。

■大阪フィル
大阪市の予算見直しで、大阪フィルへの補助金がカットされた。大阪フィルはエリート集団だそうで、労働条件は
 ・1日6時間労働
 ・夜9時以降は、15分毎に2000円の手当が必要(9時以降演奏中止の理由)
これは、超厚遇のエリート労働者である。補助金カットは、芸術無視でもなんでもない。本気で芸術活動だと思っているなら、コンサートが最も盛り上がる9時以降の「演奏打切り」はないだろうに!


話し相手
120629(金) dogfight
TV・CMに毒づいていた。年寄りの証拠である。
若者がスマホに向かって「疲れた」とぼやいている。それに応えるスマホ…きっと、スマホの性能を誇示したいのだろうが、私には異常な風景に思える。
若者の話し相手はスマホしかないのか、誰か友達はいないのだろうか?
私は、畑でナスやキュウリに話しかける方が、ずっとマシだと思った。
関係のない追記
スイカの苗を2株植えて、実ったのは1つのみ。希望の星だったのですが、カラスにやられてしまった。来年は、網で保護をしよう!


場所
120630(土) dogfight
野鳥荘に自動カメラを仕掛けた。
ただ、IPカメラなのにネット環境がないので、「日付が常に初期化されてしまう」「映像の中断」といった誤動作が起きる。

ネット環境が欲しいとは思うが、「どのサービスが利用できるのか」「その費用はどれだけか」という問題がある。
道路には電話線があるので、まず頭に浮かぶのはNTT回線の利用です。そこで、NTTに電話して、ADSLを尋ねた。それには、サービスエリアに入っているかどうか?を調べる必要があるということで、NTTに野鳥荘の位置を知らせる必要があります。

引っ越し荷物もまともに届かなかった所で、住所を伝えても、まず分からない。
グーグルマップで探すというので、では「座標を入れてください」と言ったが「規定外の作業はできない」という。

番地から想定できる地図を、NTTから私宛に送るから「場所をマークして」と言う。で、届いた地図を見ると緯度が1分も違う。これでは「いったい何処でしょう?」と言う代物である。私から、写真の座標を送ったら「場所が分かりました」と、連絡があった。結局、座標を入れたのだろう。

ADSLのサービス範囲かどうかは、現地調査と言うことだそうな。
こんな山の中で、利用者の増加も見込めないだけに、通信サービスから取り残された場所なのであろう。ADSLすら使えないとなれば、永久にネット環境は得られないだろうな…























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