元dogfightのぼやき
2012年 4月
エッセイ&コラム
組織変更日食グラス日向ぼっこ原発村の馴合い送電ハイウェイ日々に疎くグレーゾーン訳詩これでいいのかマシンガンツイート生きる権利ちょっとそこまで戦闘開始ミサイル失敗原発立地再見住宅用創蓄連携システム現実空白体をなしていない出勤前に大阪寿司死を選ぶ権利野鳥荘にてまた京都で黄砂がやって来た無免許居眠り運転の量刑岐阜城楽しみの可視化必要性と安全性必要性と安全性2

組織変更
120401(日) dogfight
1975年12月、成り行きから独立するハメになった。
何の目途もない「設計事務所設立」であった。
それでも私は強運の持ち主であったと思う。サラリーマン時代の人脈とは見事に縁を切った旅立ちであったにも拘らず、良き人たちに助けられた。
その後、1981年10月に法人組織に変更して、それなりの栄枯盛衰を経た。

65歳にして、世間から引退勧告を受けた。川西の家某プラント工場も終わったので、3月末をもって法人組織を整理することにしました。
本来なら、引退は5年前に起きていてしかるべきであった。
私の、技術屋人生を延命してくれて、なおかつ充実した時間を与えてくれたのは、皮肉にも「姉歯事件」であった。

2005年11月に発覚した「耐震偽装事件」は、大幅な建築基準法改正に繋がり、2007年6月20日に施行となった。着工前に設計図面などをチェックする建築確認に、新たに構造計算適合性判定制度を導入するなど、ドラスチックな変化である。

2008年 鳥取ビジネスホテル新築工事U 鳥取市
2009年 神戸の家新築工事 神戸市
扶桑化学工業(株)新大阪事業所
事務棟新築工事
大阪市
和歌山の家 和歌山市
住之江区1ルームマンション新築工事 大阪市
2010年 上町倉庫新築工事 大阪市
中益プロジェクト 橿原市
読宣和歌山本社社屋新築工事 和歌山市
まわたり内科新築工事 豊能町
2011年 第3クリスタルハイム新築工事 大阪市
ユーアイビル用途変更工事 京都市
生石高原「野鳥荘」 有田川町
2012年 某プラント工場新築工事 山口県
川西の家新築工事 川西市
防災倉庫新築工事 箕面市
この変化についていけない多くの建築士が脱落した。大げさではなく、設計で飯を食う建築士の半数が去ったのではないか。

この激変に、私はいち早く対応するチャンスを得た。
その後、一気に仕事に恵まれ、それまでの「冬の時代」が嘘のようであった。

右表は、姉歯事件に伴う法改正後の物件で、60歳代になって竣工したものである。これは、望外な出来事であった。

更に特記すべきことがある。
60歳代になって、計画段階から、エクステリア・オブジェ・ITシステムなどの異分野とのコラボが多くなったことである。現役最晩年をこうして飾れたことに、深く感謝しています。

神戸の家

和歌山の家

中益プロジェクト

まわたり内科

第3クリスタルハイム

川西の家
4月1日をもって個人事務所(1級建築士事務所エム・エー・シー)へ引継ぎます。
と言っても、特に仕事があるわけではないので、これからは殆ど「山小屋と畑」で過ごしそうですが…
追記
震災に伴う法改正が、今年出揃うだろう。言わば「変化の年」になる筈です。往生際の悪い技術屋として、せめて情報には接しておきたいと思っている


日食グラス
120402(月) dogfight
金環日食を見るために、ヨドバシカメラで「日食グラス」を購入しました。何と!1個1480円もしました。

これで当日、雨や曇りだったらどうするネン!
次の日食まで「おいらが生きている」とは、とても思えない。
関係のない追記
JR車両のベンチシート
「ヨイショ」と座って、対面を見た。窓ガラスに「優先座席」とある
ああ、俺もこのシートに
 座る権利が出来たンや

そう思って愕然とした。

日向ぼっこ
120403(火) dogfight
「爆弾低気圧」が近づいているそうである。気圧は20ヘクトパスカルも下がり、大型台風並みの嵐になると言われている。夜半から風が強まり、夜が明けてから雨が降り出したが、まだ嵐にはなっていない。
予定では畑作業であったが、今日は雨読になりそうである。
晴耕雨読は、若いころからの夢であったが、こんな生活を、誰よりも私が信じていなかった。

成り行きとはいえ、晴耕雨読になってみると、どこか違うと思ってしまう。
晴耕雨読とは、もっと「功成り名をとげた人」にこそ相応しいものだと思う。それが違和感として残っている。

私は、いまでも無性に仕事がしたいと思うことがある。うふふ〜これも「無いものねだり」なのだが…

畑仕事を終えた昼下がり、ヤマトと「日向ぼっこ」これで私は充分、幸せである。
 17:30追記
和歌山市内でも風速34mを記録した。やはり半端な風ではなかった!


原発村の馴合い
120404(水) dogfight
日本にある原発は全て止まろうとしているのに、日本原電は巨大な利益を上げているという。電力各社は「発電の有無を問わず買い上げる」契約をしているため、
 東洋経済オンラインより
東電と東北電力は毎期、東海第二から電力の供給を受けているが、今期は同発電所が稼働していないため、電力をいっさい購入していない。にもかかわらず、東電は4〜9月期に232億円を、東北電力は59億円を、日本原電に支払った。また敦賀発電所から買っている関電なども、購入量が大幅に減ったとみられる中、前年同期並みの支払いを行っている。
日本電源は、原発が稼働していないので、経費は大幅減。しかし、収入は変わらないため、通常の26倍もの利益となったそうである。

このツケは、消費者にまわされる。それが、東電の一方的値上げ通告に繋がっている。東電やお役人様の馴合いが、国民に付回される何ぞ、堪らんなあ〜


送電ハイウェイ
120405(木) dogfight
ある出来事から、インバーターのことを考えてしまった。
不安定な電気(例えば再生可能エネルギー)を、均質で使いやすい電気に変えるのが、インバーターである。昔は、家電製品でも50HZと60HZの地域別に作られていたが、インバーターが普及してからそんな区別はなくなった。海外旅行に「重いトランス」を持っていったのは、昔話である。これも、インバーターのお蔭である。私など、ノーベル賞ものの技術だと思うが、対象になったことはないようだ、何でだろう?
我が国では、50HZと60HZの地域に2分されている。
電力会社の思惑もあるそうであるが、これが「電気の融通」に、大きな足枷となっている。そこで、発送電の様々な問題を解消できる、直流送電を使った『送電ハイウェイ構想』があるそうだ。
直流送電には、まだ解決すべき問題も多いそうですが、メリットも多そうだ。
 ・大容量が送れる
 ・長距離送電でもロスが少ない
 ・インバーター技術を併用すれば、周波数の違いは障害とならない
どこかで発電不足が起きた時、何処へでも送電できる「送電ハイウェイ」があれば安心できる。更に、緻密な配電にはスマートグリッドも必要であろう。

再生可能エネルギーがまるで「正義の味方」のように扱われているが、太陽光や風力発電などは、天候に左右されやすい欠陥を持っている。大きな台風に、日本列島が包まれれば、これらの発電は不可能になる。つまり、自然エネルギーを使う発電には、同等能力のバックアップ機能が無ければ、安心して利用できない。

このように考えると、早すぎる「原発廃止議論」が、いささか不安になる。最近私は、代替インフラを見据えた原発廃止計画が必要なのだと思うようになってきた。


日々に疎く
120406(金) dogfight
今週の行動記録(予定)である。
 ・月曜日/出勤
 ・火曜日/自宅籠城
 (爆弾低気圧の強風)
 ・水曜日/畑作業
 ・木曜日/生石高原
 ・金曜日/出勤
 ・土曜日/生石高原
 ・日曜日/出勤

出勤することが減ってきました。こうして世間から「日々に疎く」なっていくのでしょうね。

日々平穏で、結構なことなのですが、これでは日記のネタが続かない。その代り、農業日誌生石高原「野鳥荘」は、こまめに更新しています。
追記
我家の花壇です。僅か1坪程ですが、充分楽しむことが出来ます。


グレーゾーン
120407(土) dogfight
建築基準法は「建築におけるバイブル」であり、全国一律である。
しかし、同法に基ずく許認可が自治体に任されていることもあって、見解や解釈が異なるなどして運用巾の広い法律である。
 ・A市なら適法で、B市なら違法
 ・法解釈で「こう読める」

本来「適法か否か?」しかない筈なのに、上記の理由で、適法建築物と違法建築物の間には、幅広い「グレーゾーン」が存在する。グレーゾーンの言葉が悪ければ『交渉の余地』と考えても良い。

交渉の余地があるなどおかしなものだが、これが「弱小の設計組織でも生きられる」余地を生んでいる。大きな設計組織では、グレーゾーンに踏み込まないが、私のような個人事業主では、グレーゾーンに踏み込まないと受注は難しい。

ただ、あくまでグレーゾーンであって、ブラックゾーンには踏み込めない。
ただし、そこに明確なボーダーラインがあるわけではない。本人はグレーのつもりでも、どっぷりと「暗闇に浸かって」いることだってあり得る分けです。仕事が欲しい、仕事が無いと言った「藁をもつかむ気持ち」から、ブラックゾーンに踏み込むこともあるだろう。

小さな事務所では「違法はしません」という看板を掲げ続けるのは容易ではない。自分なりに、それは「ブラック=違法」と判断して断った仕事もある。そのお蔭で干されたこともあり、この辺りになると『自分との戦い』になる。

かなり、黒に近いグレーな仕事をしたこともあるが、それでも『検査済証=適法建物の証明書』を受ければ、もはやグレーゾーンはなく、立派な「ホワイト」になる。まあ、やくざな商売です。
世の中には「屑」と呼ばれる不動産が多くある。
過去の違反が祟って、経済活用が困難な建物のことである。ただ、建築屋のズボラで違法建築になってしまった、不幸な建物も多い。
名実ともに「個人事務所」になって、どう変わるのか?少しは気楽になったので、違法建築物の救済方法を探ってみたいと考えている。


訳詩
120408(日) dogfight
NHK/歴史秘話ヒストリアで、『愛の賛歌』誕生の秘話を紹介していた。

愛の賛歌は、外国語の苦手な越路吹雪さんのために、マネージャーであった岩谷時子さんが「一晩で作り上げた」ものだそうである。

この曲によって、越路さんを歌手として不動の立場に押し上げ、岩谷さんは作詞家としてスタートを切った。

岩谷さんが訳詩する際、原曲のイメージで作ったとされるが、これは怪しい。
原曲の直訳と、愛の賛歌は全く別物である。もう、これは岩谷さんの創作と言ってよい。
追記
私はあまり読まないが、本にも「翻訳本」がある。
原作者の次に、訳者が紹介されるが、これもきっと「直訳では小説にならない」だろう。

勿論、原作のモチーフやイメージは大切にされるだろうが、訳者のセンスに左右されることが多い筈である。


これでいいのか
120409(月) dogfight
生石高原では、NPO主催の「ツアーガイド講座」がり、行ってきました。20回続く口座の第1回でしたが、これだけで、知らなかった生石がたくさん見えました。
 ・生石高原の魅力と四季/2012年4月
 ・生石高原ツアーガイド講座 120407
 ・自然観察記録 2012年4月

八朔畑も佳境に入ってきました。いよいよ夏野菜へ挑戦です。
 ・私の農業体験記 2012年4月
まるで仕事と離れた1週間でした。「これでいいのか?」と言う気持ちはあるのですが、地面に足を降ろす時が来たのかなと思う。流されるとは思わずに、流れに委ねてみようか・・・な


マシンガンツイート
120410(火) dogfight
私は格別熱心ではないが、ツイッターを楽しんでいる。
限られた文字内で書くから「つぶやき」なのですが、これを数十回つなげると、立派に「論文」になる。これを「マシンガンツイート」と言うそうである。

私がフォローしている範囲内では、マシンガンツイートを始めたのは橋下大阪市長である。このマシンガンツイートで、敵を「これでもか」と叩きのめしていく。ちなみに、120406の・橋下徹市長のツイートは87あった。

最近、このマシンガンツイートが増えだした。私のフォロー内では下記の人たちである。
 ・
 ・
 ・
いささかツイッターの趣旨と違うと思うが、面白く読んでいる。
でも、このシステムを作った人は戸惑っているかもしれない。そのうちに、マシンガン規制が出来そうに思うが如何であろうか?


生きる権利
120411(水) dogfight
私はきっと「タンポポの霊」に祟られるだろう。
「種の保存」は、日本人以外の生物なら、根源的な本能であろう。
八朔畑における、雑草との戦いは壮絶である。タンポポは可憐に見えるが、種の保存にたけており、逞しい。花は綺麗でも綿毛(種)の数は半端ではない。

タンポポにも生きる権利があるのは当然であるが、それにしても強敵である。
花を見つけては、綿毛をつける前に摘んでいくのですが、中1日あれば「お花畑」が出現する。

風で運ばれた綿毛が全て発芽するわけではない。発芽するのは、きっと数パーセントで、大多数は予備軍として地中に眠る。

八朔畑にはもう既に、無数と言える種が控えているだろう。どのような情報伝達をしているのか?誠に不思議とか言いようがないが、摘めば次が出てくる。 次の冬が来るまでこの戦いが続くのかと思うと、いささか憂鬱である。
追記
夫婦で嵐山まで食事に行ってきます。でもなあ〜なんでこんな雨なんやろ


ちょっとそこまで
120412(木) dogfight
久しぶりに京都へ行ってきました。

あいにくの雨でしたが、嵐山「花筏」で、温泉と豆腐料理を楽しみ、嵯峨野を人力車で観光しました。


詳しくは「ちょっとそこまで」をご覧ください。


戦闘開始
120413(金) dogfight

手前から、スイカの鞍築(くらつき)製作。これでGWにスイカの定植が出来る
中列左から、ナス・キュウリ・トウモロコシ予定地
奥列左から、イチゴ・ジャガイモ・トマト

一気に夏模様です。畑では、人も野菜も水との戦いになりました。
野菜作りも本格的にスタート。畑もいよいよ「戦闘開始」です。詳しくは農業日誌をご覧ください。
追記
写真右は昨年12月の状態です。よくここまで来たもんだ!

耕しながら「もし畑が無かったら鬱病になっていたかも」と思いました。
いまだに、引退を拒む自分がいます…


ミサイル失敗
120414(土) dogfight
北朝鮮のミサイル失敗。
あれだけ鳴り物入りでやっただけに、北朝鮮は面目丸つぶれです。このミサイル失敗で、関係者からどれだけ「処刑者」が出るのか?あの国では、何事も当に「命がけ」だろうな。

今回は我が国に何の影響もなく、ホッとしたけど「何処へ飛ぶか分からヘン」恐怖は残りました。
それにしても、ミサイル発射の事実を日本は掴めなかった。
更には、防衛庁から官邸へ情報がスムーズにいかなかったことは大きな問題ですね!こちらの方が心配になります。まあ、あの大臣では自衛隊も士気も上がらんか…
関係のない追記
雨が止んだら野鳥荘へ行きます。山桜のチェックと別荘地にある池の探鳥です!


原発立地再見
120415(日) dogfight
原発再稼働でを急ぐ民主党。それには、国民が信用できる「安全証明」が欲しいと思うのは当然であろう。

最優先で再稼働の対象になっている、関西電力・大飯原発の報道を見ていて気になったことがある。そこで、グーグルで探ってみました。
まず、Google Maps 標高を開き、下記の住所を入れてみてください。
  関西電力(株)大飯発電所 福井県大飯郡おおい町大島1字吉見1-1
ここから大飯原発の各部の標高が調べられます。
これを見ると、標高20mを超える部分に多くの施設(赤い四角の範囲)があるのに、原子炉と非常電源用の重油タンク類が、標高6〜8mに設置されていることが分かります。

古い文献から、ここでも大地震の記録があり、大きな津波も予測されています。
なのに、この配置はそういうものを無視して、経済性だけを優先したと思われます。

原発の安全性確保には多くのファクターがある筈ですが、津波対策に限れば(危機意識を持っていれば)、標高20m以上に配置できたでしょう。
関係のない追記
今日は良い天気です。家内は6時に起きて、夏鳥情報が増えた大阪城公園へ探鳥です。私は6時半起床でクライアント宅を訪問のため出発です。


住宅用創蓄連携システム
120416(月) dogfight
民主党政権は、全ての原発停止を避けるため、大飯原発再開ありきで無理を重ねている。そこには、
 ・福島と何が違ってが安全なのか?
 ・安全に『絶対』が無いなら万一の時の避難計画提示
こういった国民目線からの対策がない。

こんな杜撰な方針では、放射能漏れが起きれば「それを浴びることになる」私たちが納得できる筈がない。ましてや原発再稼働の国民合意など、ほとんど不可能と思う。
直接これが原因でもあるまいが、電力需給が不安定なことは事実で、太陽光発電は売電から自家使用にシフトしようとしている。
  それが、住宅用創蓄連携システムである。
まだ完全自己使用とまでいかないし、バッテリーも高額であるが、これも急速にコストダウンしていくであろう。こうなると、急がれるのがスマートグリッドのインフラ整備である。政府も、何時までも原発利権ばかり重視せず「次世代」を見据えてはどうであろうか?


現実
120417(火) dogfight
朝起きて最初にすることはメールチェックです。
昨年秋までは、チェックと必要な返事や添付資料の整理で30分は掛かっていたものだが、今は「何もありません」というメッセージが多い。
   「隠退とはこういうことやなあ」
とつぶやいたら、家内に大きく肯かれた。さあ、畑へ行こう…
(写真は、大阪城公園のオオルリ)
追記1
お山での知り合いが増えてきた。3シーズンを生石で暮らす人たちです。
そんな人たちで、近々「呑み会」をしようと思っている。こうして、自分の居場所が少しずつ変わっていくのだと思う。
追記2
今日は家内の誕生日。まだお祝いを決めていない…


空白
120418(水) dogfight
法人解散登記が4月9日に完了して、株式会社エム・エー・シーは消えました(現在は結了届け作成中)。これを受けて、税務署に個人事業の「開業届」をだしており、税法上では、1級建築士事務所エム・エー・シーは既に生まれています。ところが…

業法による登録に空白が出来ています。
株式会社エム・エー・シーは速攻で消えてしまいましたが、1級建築士事務所エム・エー・シー(個人事務所)の大阪府知事登録が完了するのは4月23にちです。幸いと言うか、仕事の方も空白で、無資格営業にはなっていません。
ただ、近いうちに新しい仕事が動き出す可能性がある。そうなると、ギリギリのタイミングになります。

こうして、こじんまりした仕事が、時折ご紹介いただけることで、
  『仕事+農作業+野鳥荘』
スローライフが上手く回ってくれれば、私にはとても嬉しいことです。


体をなしていない
120419(木) dogfight
アメリカ滞在中の石原東京都知事が、記者会見の席で「尖閣諸島を都で購入」とぶち上げた。マスコミは例によって中立を装うため、街頭インタビューで賛否評論を均等に報道した。
 ・賛成の声は「国益」の視点から
 ・反対の声は「税金はもっと都民に還元を」
とあり、まったく視点がかみ合っていないが、私は、両者とも正論だと思っている。

尖閣諸島は1970年代に「大量の地下資源」が見つかってから、中国が領有権を主張(最も中国らしい)した経緯がある。今や、国益を左右する島であり、紛争含みですらある。この地を「民有地」にしておくこと自体がおかしい。
見かねた都知事が義憤から言い出したことは良く分かる。だが、これは本来「国が行うべきこと」であり、都の税金を使うのはおかしいという意見にもうなずける。

救いは猪瀬副知事の「全国から寄付を募りたい」という表明である。購入価格はいくらなのか?不明であるが、案外、同じ危機感を持つ国民からの寄付で賄えそうに思う(我家は絶対に寄付をする)。

これを受けて、藤村官房長は「必要なら国有化する」と述べた。
なんというダルさであろうか!
本来なら、土地収用法の強制執行をしてでも国有化すべき場所である。民主党政権には「国益」という視点が全く欠如している。
関電大飯原発再稼働問題で、京都・滋賀の両知事が共同で「7項目提言」を政府につきつけた。
内容は過激でもなんでもない。大飯原発で原子力災害が起きれば「被災地元」になるわけで、当たり前のことばかりである。

むしろ、福島原発原子力災害から1年以上もたっているのに、提言7項目に示されたことが『何もできていない』ことの方が恐ろしい。

大阪では維新の会が、地方自治・年金・消費税などで、活発な提言を行っている。

こうした、地方の首長から「国がやるべきこと」を突き付けられなぞ、全く「国の体をなしていない政府」としか言いようがない。
もういい加減に、利権組織や労組の代弁者を止めて「国家100年の計」を考えるべきである。


出勤前に
120420(金) dogfight
昨日は調査で岐阜へ行ってきました。上手くいけば設計の仕事になるかも…
 (写真は岐阜城)
帰りは午前様で、今朝はまだ疲れが残っている。

今日は松竹座へ観劇へ行きます。その前に、昼食に心斎橋で「大阪寿司」を楽しもうと思います。

21日は野鳥荘で泊まりです。
22日は、生石高原スミレ観察会です。以前住んでいた大阪狭山市からも参加してくださいます。
でも・・・
出勤日は、出勤前に畑へ行って、水遣り・受粉・芽かきなどのルーティンワークを済ませてます。
のんびりと欲張っています!


大阪寿司
120421(土) dogfight
昨日は家内のお供で、松竹座で行われてる「OSK90周年記念公演・春のおどり」へ行ってきました。観客は圧倒的に女性です。私には何となく、場違いな感じでした。

宝塚歌劇を見たことが無いので、きわめて無責任な感想ですが「宝塚歌劇もこんなんかな?」と思いました。
公演の前に『大阪寿司』を体験することを予定していました。

写真は3人前です。1人前では心もとないと2人で3人前を注文したのですが、食べてみれば「たっぷり」ありました。

江戸前寿司と比べ、やや甘めの寿司酢で、繊細なネタとピッタリです。美味しくいただきました!


死を選ぶ権利
120422(日) dogfight
顕発する「若者の集団自殺」の影に、自殺サイトを運営する大学教授がいた。これを社会問題として報道しようとする記者。この二人を軸に小説は展開していく。
   堂場瞬一著『虚報』文春文庫
だが、全編を貫くテーマは「死を選ぶ権利」である。
ストーリーより、このテーマを考えさせられる作品であった。

7年半前に妻の突然死があり、併せて「これでもか」と多くの難事に襲われた。己にルーティンワークを課して、何とか前向きであろうとしたが、だんだん追い詰められていく自分がいた。そんな時に良い縁に恵まれ「今」があるが、もしあのまま続いていたらどうだったであろうか?

あの頃、〜他人に迷惑を掛けない死に方〜そんなことを考えていた自分を思い出す。
矜持を保つために死を選ぶこともあると私は思う。今はとても幸せに暮らしているが、それでも「死を選ぶ権利」は保持しておこうと決めている。
関係のない追記
写真は、家内が写してきたキジである。繁殖期の野鳥は美しい。


野鳥荘にて
120423(月) dogfight
週末(と言っても毎日が日曜だけど)を野鳥荘で過ごしてきました。
  自然観察記録 2012年4月
  生石高原ツアーガイド講座「スミレ観察会」
  生石高原の魅力と四季/2012年4月


また京都で
120424(火) dogfight
先日、京都市内で「車の暴走」による悲惨な出来事があったばかりなのに、再び京都府下で悲惨な事件があった。
京都府亀岡市篠町で23日朝、集団登校中の児童の列に乗用車が突っ込んだ事故で、京都府警は同日、自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕された少年(18)が無免許なのを知りながら車を運転させたとして、同乗していた同府南丹市の大学1年の少年(18)と亀岡市の専門学校生の少年(18)を道交法違反(無免許運転)ほう助容疑で逮捕した。
死亡は胎児を含め3名。今後の経過でまだ増える可能性もある。
犯人たちは、一晩中、無免許で乗りまわしたあげく「居眠り運転」で、大惨事を引き起こしている。これはもう立派に「殺人事件」である!

私には「若者の社会が壊れている」としか思えない。
これは教育問題です。教育が治外法権となり、政治が関与できない「無責任な放任」がまかり通ったからであろう。政治家は、教育を指揮下に置き「国の誇り」を教えることで、若者社会に秩序を確立」させるべきであろう。
関係のない追記
ツイッターのフォローから「軍事アナリストの小川和久」を外すことにした。有料サイトの案内ばかりで、ツイッターから「光る意見」」に接することが出来ない。


黄砂がやって来た
120425(水) dogfight
中国で大規模な砂嵐があったそうです。

それが日本へやって来ました。
ピーカンの好天気の筈なのに、視界は霞んだままです。

福島原発の原子力災害を機に、過剰ともいえる「放射能アレルギー」が蔓延しています。

さて、この黄砂の「危険度」はどれだけでしょうか?


無免許居眠り運転の量刑
120426(木) dogfight
10人の死傷者を出した、京都亀岡の「少年による無免許居眠り運転」ですが、存外、量刑は軽い。

理由は「居眠り運転」と言うから呆れてしまう。
  〜〜居眠り状態=犯罪の意思はなかった〜〜
法律はこう解釈するそうである。まるで、心神耗弱状態の犯罪と同じ扱いである。と言うことで、最高刑でも懲役7年という。
でも、私は「しかし」と思う。運転中に居眠りをするほどの過労状態での乗車そのものが「危険行為」と考える方が、庶民の価値観に近いのではないのか?

また、無免許が量刑の軽減に作用するというのもおかしな話だ。
医師が医療ミスをすれば重大な責任を問われるが、ニセ医師がミスしても「医療ミスにならない」みたいな考え方らしい。

被害者の救済も悲惨である。本人の車ではないことと、ここでも「無免許」と言うことで、保険適用が「?」らしい。ここでも、加害者に優しく、被害者に厳しい制度と言える。
法律や制度は、どうも庶民感情から離れている。
一瞬で、妻と子供を亡くした遺族の言葉は悲痛である。こんな事件(私は犯罪だと思っている)が起きると、『基本的復讐権』があっても良いのではないかと思ってしまう。


岐阜城
120427(金) dogfight
先日、調査の仕事で岐阜へ行ってきました。
調査先の都合で1時間ほど待ち時間が出来たので、急いで岐阜城まで行ってきました。
戦国時代、美濃・斉藤家の居城「稲葉山城」を、竹中半兵衛の智謀でやっと落した信長は、中国の故事に倣って「岐阜城」と改めました。

官庁街からタクシーを飛ばし、岐阜公園まで。ここからはケーブルカー(3分半)で山頂へ行き、徒歩(7分)で天守閣へ向かいます。

30分で、ふもとの岐阜公園まで戻る必要があるため、間近に天守閣を見上げる位置まで着いたら、もう引き返しです。

連休明けには結果が出ると思います。
もし、仕事が決まったら、ゆっくり天守に登ってみます。

天守からは、360度の展望がある筈です(見たかったなあ)。
信長は、ここから京の方向を眺めながら「天下布武」の構想を練ったのだろう。


楽しみの可視化
120428(土) dogfight

   〜〜昨日の「農業日誌」です〜〜

ロープ刃による深剃草刈りで「10日間は大丈夫」との思いは、全く甘かった。中1日で、もう雑草たちは立上っていた。せめて1週間くらいは持ってほしい。


トマトの花

キュウリの花

ナスも蕾をつけた

スイカを定植

イチゴ(手前)に虫よけ、鳥よけ
昨日は出勤で、雨も降っていたこともあり、水遣り要らないと思って畑を覗いていませんでした。でも、僅か中1日でなんと変化の大きいことか!
昨年晩秋は、原野化した畑と格闘しながら「これが楽しいンや」と言い聞かせていたが、今は「楽しみ」が見えるようになってきた。

一昨日はなかったのに、トマトときゅうりに花が咲いていました。ナスも一咲いてもおかしくありません。
花を目安に「追肥」の時期が決まっているので、これからは目が離せません。
来週は、ジャガイモの2回目の追肥も必要です。

いよいよ、スイカを定植しました。難儀したのが風除けの設置です。

周りのスイカを見ると、風除けに肥料袋を再利用しています。私も土作りに随分肥料を使ったのですが、知識がないため処分してしまいました。
まあ、ビニール袋で代替できると気楽に考えていたのですが、大きな間違いでした。

肥料袋は分厚いので自立しますが、普通のビニール袋は自立しません。風が吹けばしなってしまいます。
どうやら、肥料袋はいろんな使い道がありそうです。今後は大切に保管します。

結局、ビニール袋(ごみ袋)は2重折りにし、支柱も増やして、更には結束バンドで縛りつけました。何とも不細工になりましたが、何とか風除けにはなりました。

イチゴは6株植えたのですが、結実したのは4株。赤く熟のが楽しみですが、カタツムリや野鳥に狙われます。
空中にテグスを張って鳥よけです。
地面にはペットボトルを埋めこんでビールを少々。これでカタツムリを誘引するそうです。

30日には、トウモロコシの種まきの予定です。畝にマルチを敷いて準備完了です。
関係のない追記
尖閣諸島購入資金寄付口座はこちらです。私も寄付しました


必要性と安全性
120429(日) dogfight
大飯原発再開を巡って、議論が沸騰している。原発再可動には、
 ・必要性と経済性の検証
 ・安全性の検証
この2要素があるが、両者はまったく別系列にあり、二者択一することではない。
私は、長期的には「脱原発」であるが、現実的には代替できるものが無く、当面は必要やむなしと思っている。

ただ、だから安全性は無視してよいとは思わない。再開には、下記のような考えられる安全処置を講じてからである。
 ・免震重要棟の建設
 ・複数のアクセス道路確保
 ・非常電源の高台での確保(崖下設置など論外)
 ・防潮堤の構築
仮に、廃炉するにしても30年以上かかるわけで、上記の安全対策が不要なわけではない。政府の言う「3年以内に作るつもり」などは、安全とは思わない。これは絵に描いた餅以下である。

更には万一原子力災害が起きた場合に備え
 ・広域な被害想定範囲の作成と避難計画
 ・非常用グッズ、防護服、医薬品の備蓄
こういったマニュアル整備は不可欠である。
「安全だから避難計画は要らない」と言った、アホな論法は止めないと、国民が被害を受ける。

少なくとも、上記の施設やマニュアルが出来るまでは再稼働するべきではない。
では、その間の電力不足をどうするのか?それは、私たちが安全性との引き換えに甘受し、節電に勤めるべきことである。
追記
政府には、エネルギーの長期ビジョンがない。代替エネルギー開発だって、まるで本気と思えない。、予算は相も変わらず原子力偏重である。


必要性と安全性2
120430(月) dogfight
下表は、最近政府から発表された「食品に対する放射性セシウムの許容基準値」である。 EUや米国と比べて極めて厳しい基準と思う。


ところが…
食品業界で、行き過ぎた自主規制が目立つ!特に酷いのは、イオンである。
イオンでは「検出不可」とした。つまり、この厳しい基準値以下でも、検出されれば販売しないという。これだけでも、充分「被災地産品の排除」になる。

これは、近畿に棲む私にとっても「他人ごと」ではない。
もし、大飯原発で原子力災害が起きれば、確実に「近畿の水がめ=琵琶湖」が汚染されます。イオン流の『安全性』で言えば、近畿の数百万人が飲料水を失うことになる。この規模になれば、ペットボトルで代替なぞ不可能である。

企業の「かっこ付」のための、行き過ぎた安全性は迷惑である。
福島の原子力災害で不手際の限りを尽くした民主党。その重鎮である岡田氏。その兄弟が経営するイオン、少しはわきまえろと言いたくなる!























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