元dogfightのぼやき
2011年2月
エッセイ&コラム
音波歯ブラシ近畿のチベット猪首低残渣食「2セット」相撲は神聖か?仕事雑感うねり血縁私はなぜ「中国」をすてたのか出勤ウオーキング華燭の宴バレンタインデー近畿は雪の中国防動員法バランス誕生日カロリーベース明日の新聞学習効果ロボット動物園中東ドミノ爺様の畑久々のあまの街道学ぶ無利子国債八朔狩り

音波歯ブラシ
110201(火) dogfight
P社が宣伝する「電波歯ブラシ」が良さそうである。
若いころから歯槽膿漏で、自分の歯がとても少ない私は、これで毎食後「歯磨き」をしようと考えた。
成果は?
私のように歯の抜けた後が目立つものは、歯が移動してしまい、歯列が乱れている。歯の間の隙間も広がり、食べカスが溜まりやすい。
この状況で音波歯ブラシを使ってみた。

残念ながら、歯間の大きな食べかすを排除する力はない。これの掃除は歯間歯ブラシでこまめにやるしかなさそうだ。
更に、音波の刺激は膿漏で弱ったな歯茎には「刺激が強すぎる」ようで、痛みを感じる。
私は、音波歯ブラシは「歯茎の健康な人のためのもの」と感じた。何事も試してみる私ですが、うむ〜これは「高くついた」なあ。


近畿のチベット
110202(水) dogfight
昨年の夏は猛暑で、この冬は豪雪で被害が出ている。近畿でも寒い日が続いています。そんな折、大変な連絡があった。

昨年末に竣工した診療所は大阪府豊能町にある。
初めて先生にお会いした時「近畿のチベットです」と、その寒さを表現された。設計を通じて「寒冷対策」は重要な柱であった。

深夜電力を利用したドイツ製の蓄熱式暖房機を要所要所に配置することで、夜間に建物が冷え切らないようにしたことで、有効に機能している。
1月末に「豊能町の最低気温がマイナス10℃を記録した」と言うニュースが流れた。これは想定以上である。暖房は、外気温マイナス5℃で設計していたが、どうやら問題はなかったようです。

ところが「水道が破裂した」と言う。
工事中も「近畿のチベット」意識を徹底していはずなのにと、ほぞを噛む思いであったが、現地に向かった工事店からの連絡で困惑した。

水道管は保温巻で守られており、破損したのは、外部に設けたガーデンシンクの混合栓であった。永い建築屋人生で初めてのことです。
写真:混合部分に横1列に亀裂が入っているのが分かる。

きっと、マイナス10℃がイレギュラーだと思う半面、「ホースが抜けると水が止まる」安全機能が、保温層のない水溜を作っており、これが原因だろうと推察している。それにしても、近畿のチベット恐るべしである!


猪首
110203(木) dogfight
某社からブルゾンが送られてきた。
先日いったショールームからで、営業を目的としたものだろう。何事もファジーな私は、遠慮なくいただくことにした。

冬真っ盛りなのに、私のウエアは中途j半端で、山用のキャンパス生地のコートしかない。一応、ダウンはあるのですが、あちこちから羽毛がはみ出してきている。
そこで、家内に新しいダウンの調達を頼んだら、分厚いダウンのロングコートが出てきた。家内のもので「これは暖かい」と着用している。だが、重いのに参っている。

寒さが少し和らいできて、このダウンでは暑い。かといって生地のコートでは寒い。
そんな折に届いたのが、メーカー名がこれでもかと入った冒頭のブルゾンである。中綿のブルゾンで、欲しかった「ハイネック」である。

最近、駅まで40分を歩く機会が増えている。これは丁度良いと着てみたのですが…
 ・普通の人なら余裕があるだろうに、私の首ではファスナーが閉まらない
 ・ハイネックの襟が顎につかえる
何のことはない、私の首は太くて短いのだ!
改めて、自分が「猪首」であることを思い至った。悲しいなあ〜
追記
診療所の造園担当から連絡があった。地被類や草花の類が「凍結」でかなりの被害だそうで「春になったら植え替えます」とのこと。予めマルチングはしていたのですが追いつかなったようです。私同様に「近畿のチベット恐るべし」と言っていました。


低残渣食
110204(金) dogfight
爺様が奇跡の退院を果たした!
退院に際し、病院から指示されたのが、家庭での食事である。それは、低残渣食である。文字を読めば想像がつくように「滓の少ない食事」である。

なにせ、小腸3mと大腸の一部を切り取っており、消化機能の多くを失っているので、普通に消化しきれないそうだ。
肛門も、人工にするかどうかドクターが悩んだというくらいだから、便秘になるような食事はご法度である。誤嚥性肺炎も怖いので、もどすようなことも避けなければならない。だから「低残渣食」である。

ただ、このことで家内に過重な負担がかかることは避けたい。レトルト食品があるのなら、半分くらいはそれにしたいと思ったが、ネットではどうも見つからない(薬局では売っているという情報もあり確かめてみたい)。
ネットでレシピが載っていた。紹介例を見ると傾向が見て取れる。暫くは、写真集に従いながら「手探り」で調理をしていくことになるだろう。
  写真は爺様にベッタリのヤマト
追記
糖尿病や腎臓病と言った「療養食」の宅配サービスはあるが、低残渣食はない。何でもありそうな世の中ですが、低残渣食はビジネスにならないということであろうか?


「2セット
110205(土) dogfight
私は、服装に無頓着です。
清潔でありたいと思うが、オシャレではない。
おそらく、子供のころから贅沢をする習慣がなく、不潔ではなくて、衣類の機能さえあれば「満足」せざるを得ない環境が長かったからであろう。
ウオ―クインクロゼットに、私には過ぎたるウエアが並んでいる。
今の私は自分で衣類を買うことはない。家内が買いそろえてくれるのだが、クロコダイルのシャツだけでも、「毎日変えても1月は持つ」と思うほどある。ちなみに、まだ袖を通していないものまである。アンダーウエアも整理ダンスに並んでいるが、それを見るたびに笑ってしまう。

風呂に入るときに洗濯機に放り込む。夜間に洗濯され朝に干す。乾けば、ウオ―クインクロゼットに整頓される。
私は朝起きると、その日に着る衣類を整頓された上から取り、それを持って1階に降りる。うふふ・・・本当は「2セット」あれば済むことになる。
たくさんあるのに、同じものばかりくり返し着るので、そればかりが痛む。だから、小さななほころびを見つけると、つい微笑んでしまうのだ!


相撲は神聖か?
110206(日) dogfight
相撲協会は「八百長」の表面化で、大阪場所中止を決めた。日頃叩かれ続けている民主党が、急に元気を出して相撲協会をいたぶっている。でもなあ〜

相撲は「興業」だろう。暴力団とも付き合わなけりゃ地方巡業などできないだろうし、興業なら八百長だってあるだろう。
相撲の歴史を紐解けば、神聖な由来があることは知っているが、だからと言って今の相撲に神聖さを求めるかね!
相撲協会も「これはショーでございます」と言った方がよいのではないのか。
追記
野球界では、日本人の評価が下がっており、メジャー進出が思うにまかせない。
一方、サッカー界では、日本人プレーヤーの評価が上がり欧州進出が目立つ。
スポーツ界の栄枯盛衰は厳しい。


仕事雑感
110207(月) dogfight
お蔭様で忙しくしている。
ただ、私の職業は芸者と同じで「お座敷」がかからない限り仕事はない。つまり、私の都合で選べないわけです。
私の事務所では、一つ仕事が決まれば「稼働率100%」で、それが終われば「稼働率0%」になる。これは恐怖なので、オーバーブッキング覚悟で「お声に応じる」ことになる。

設計時期がズレることを期待して受注するのですが、遅れたり早まったりで、ぴったり重なる時もある。まあ、運任せとなる。
現状は…
山口の物件が実施設計真っ盛りです。ただ、意匠屋は、構造や設備に先行するので「山は越えた」状況になっている。
佳境に入ったのが住宅の計画。4月には実施設計に入る必要があり、計画はヒートアップしてきた。

同時進行で進んでいた別の物件は、計画途中で他社の提案があり、ただいま比較検討中だそうです。内容を伺いましたが、とても私には「出来ないこと」でした。クライアントの歓心はそちらに傾いているそうで、私は無理に追う気はない。
6月までは山口と住宅で「手いっぱい」状態です。「いま」を大切にして、丁寧な仕事をしていこうと思っている。


うねり
110208(火) dogfight
4月の統一地方選の前哨戦として注目された愛知県知事選、前市長の辞職に伴う名古屋市長選、同市議会解散の賛否を問う住民投票が行われた。
大村、河村両氏はそれぞれ地域政党「日本一愛知の会」「減税日本」を率い、地域政党対既成政党という構図を強調。大阪府の橋下徹知事の地域政党「大阪維新の会」とも連携し、既成政党に不満を持つ層を取り込んだ。その結果、大村氏、河村氏(住民投票を含む)が勝利を収めた。

この手法は、民主主義の趣旨に反するという意見がある。また、ツイッターでは自民党支持者からかなりの批判が出ている。
私も非常手段だと思うが、違法な手法ではない。議会・官僚・公務員労組が既得権を守るため、住民の利益を置き去りにしてきた現状では、こうした強引な手法でも行使しない限り、改革の糸口は見つけられない。
追記
大村氏、河村氏は「中京都構想」実現に向けての一歩を踏み出した。橋下知事の「大阪都構想」ともども、実現には、市議会の解体が必要になる。前途は多難であろうが私は是非応援したいと思っている。


血縁
110209(水) dogfight
三男から「久しぶりに飯でも」と連絡がきた。
やがて生まれてくる孫の話や、4月に予定されている転勤のことなどを聞きながら、食事を楽しんできました。
技術進歩はすざましく、胎児の顔写真を見せてもらった。これではやがて「ブスだから生みたくない」などと言いかねない。また、息子の仕事の愚痴を聴きながら「俺も丸くなったもんだ」と思う。

血の繋がりについて考えさせられる話もあった。
先の妻と死別して、既に七回忌も昨年終わった。はなから、家内の一族とは思想や価値観の共有が出来ていなかったが、妻の死後、見事に縁が切れてきた。続いて義父が亡くなっているが、事後の相談どころか、形見分けのお声すら掛からなかった。昨年の七回忌も「町内会の用事があるから」と欠席で、そんなもんかとの思いがある。
夫婦の関係など「死ねば他人」とよく理解できた。今の家内も死別であるが、元旦那の親族との交流は途絶えているそうである。

しかし、息子たちは「血の繋がり」があり、亡妻の実家とは今も交流があるそうな。毎年正月に集まる習慣は続いており、今年もあったそうである。せめて、正月くらい「電話でもよこせよ」と思わぬでもないが、子育てに失敗した親はこんなもんか…

正月に、私の教育が「特に長男に厳しかった」と話題になったという。
正直に言えば意外であった。良き父親であったとは言わないが、暴君でもなかった。息子たちの進路に、特に口出しをしたことはない。私が伝えたことは
 ・自分の進路は自分で決めろ
 ・親はできる限りの援助をする
 ・結果責任は自分で持て
これだけである。
どの道を選ぼうと自由である。現に誰も私の後を継いではいないし、勧めた記憶もない。
長男の進学はバブル期と重なり、最も私に力があった頃である。それだけに、最も自由にさせられたと思っているが、私の思いと子供や周りの感じ方は違っていたようである。

家へ帰り、家内にそれをボヤいた。今はそれを聞いてくれる人がいる。


私はなぜ「中国」を捨てたのか
110210(木) dogfight
 石平著ー私はなぜ「中国」を捨てたのかーWAC BUNKO
題名に興味があって購入しました。読み進むにつれ、その重さを感じながら感動しています。
中国を捨てた理由は二つ。それは、中国共産党への失望と日本の魅力発見と言える。
前半は「中国共産党」に触れている。これは驚愕に値する。全ては「一党独裁」を維持するため、毛沢東は国民を騙し、ケ小平は国民を裏切って「天安門事件」を起こした。江沢民以降は「反日教育」を展開して、共産党への不満を躱した。いつの時代も、国民を洗脳しだまし続けているという。

だから、日本の軍国主義(靖国や自衛隊)も歴史問題も、江沢民政権移行に出てきた「中国の都合」に過ぎないと切り捨てる。

中国を追われるように日本に留学し、そこで触れた「日本」に傾倒する様が描かれている。石氏は言う「古き良き中国がが日本にある」と。

現代を嘆く私には、穴がこそばい感覚であった。是非、一読あれ!


出勤ウオーキング
110211(金) dogfight
出勤時に出来るだけ歩こうと思っている。我家からJR和歌山駅まで、早足で40分(約3.5km)の距離です。ただ…
 ・朝一の打合せがある
 ・天候が悪い
 ・朝寝坊
など言い訳尽くしで、実際に歩いているのは「週2回」です。なんとか、週3にするのが目標です。

歩く楽しさが欲しくて、いろいろルートを探ってみたのですが、どうも芳しくない。
ルートは平坦で、和歌山独特の「乱開発住宅地」を歩くことになる。1反ごとに宅地化された分譲地が、何の脈絡もなくたっている。迂闊に歩けば「袋小路」に突き当たり、酷く遠回りになる。

元来、方向感覚がよく、駅と定めた方向へ向かって、宅地の形状を見極めて歩く。何処か鎮守の森でもあればと思うが、あるのは斎場のみ。野鳥の遊ぶ風景はない。
こんなことで、都市計画の失敗を感じる。
追記
あまの街道に関する『その後の情報』はない。
分かっているのは、行政の無策で「かけがえのない風景」が消えたことだけである。
お祝い
本日はまわたり先生の結婚式。雪のウエディングになりました。おめでとうございます!
私には、乾杯の音頭と言う大役があり、緊張しています。


華燭の宴
110212(土) dogfight
昨年終わったプロジェクト。終わってみれば「寿」プロジェクトでもありました。
プロジェクト中に、主要メンバー4人を含む5人が結婚を決めた。今日がそのフィナーレの結婚式。私は乾杯の音頭役で、昨夜は、セリフを覚えるのにアップアップでした。

車窓からの雪景色
2月11日。
朝起きれば一面の雪景色。高速道路はすでにダウンしていた。
雪国と違い除雪車などなく、高速道路の閉鎖はやむを得ないだろう。

でもまあ私は電車だから、この程度の雪なら問題ないだろう。それでも念のため、予定より1時間早く出かけたのですが…

途中で電車はストップ。山の中で、雪の重みで倒れた竹が架線を直撃したとか。
除去と安全確認のため、約2時間電車に閉じこめられ、結婚式に大幅遅刻になってしまった。

車中から「遅刻」を報せ、乾杯の音頭は「どなたかにお願い」した。
結局、会場到着は40分遅れ。既に人前式は終わり、祝辞の最中。

だが…
何とまだ、お酒は注がれていない。会場に着くなり「それでは乾杯に移りたいと思います」と司会者の言葉。
到着するなりの乾杯の発声で、私はあたふたです。
先生、おめでとうございます。本当に良い式でした!


バレンタインデー
110214(月) dogfight
この3連休はほとんど休養となった。
連休初日は結婚式に出席。仕事が終わったわけではないが、残りの2日間はノンビリモード。朝寝と野鳥観察に温泉(スーパー銭湯)、さらにはテレビで過ごし、書いた図面は2日間で2枚だけ、普段の1/3のペースです。日曜日はホームページの更新もサボってしまった。

今日は、バレンタインデー。予想最高気温は4℃で、雪の可能性もある。寒いバレンタインデーです。

かおりには、チョコではなくプリンを頼んでいる。

うふふ…
かおり以外にプレゼントはあるだろうか?と思っていたら、家に届いたチョコは「猫模様」です。
送り主は、ヤマトの養子縁組の仲人で、家内のお友達。ありがとうございます。
ヤマトは大脱走をしたが、空腹とトイレを我慢できずギブアップ。窓の外で「入れてくれ」とうなだれていた。せっかくのチョコでしたが、ヤマトは興味を示さず、ほとんど家内が食べてしまった。


近畿は雪の中
110215(火) dogfight
バレンタインデー、近畿は雪で覆われた。

和歌山も例外ではなく積雪は6cm、朝から大混乱です。
鉄道は、雪の重みの倒木で、不通箇所も。
高速は閉鎖、一般道も雪に不慣れな車(スノータイヤは履いていない)で渋滞。
バスは運休、タクシーは休業。
あたふたする人で電話はあまり繋がらない。

家へ帰ればこの有様(写真)です。大変だあ〜
でもまあ、今日は大丈夫らしい。
追記
この雪の中、昨夜もヤマトは脱出した。家内は連れ戻そうとするが、ほっておけばよい。
「寒さ」を身を持って知れば、少しは学習効果が出るだろう(無理かなあ〜)


国防動員法
110216(水) dogfight
今更ながらであるが、昨年7月に中国で「国防動員法」が施行されたことを知った。この法律の危険性を報じた巨大マスコミは産経新聞だけと言うことで、特別私が不勉強だったわけでもなさそうだ。

この法の怖さは「何でもできる」ことにある。
国(解放軍または中国共産党か?)が「防ぐべきこと」と思えば発動できる。何も、戦争に限っているわけではない。デモ・チベット独立運動・尖閣問題など、対象は無限にある。

防ぐべき事態と認定すれば、全動員または部分動員できる。
動員とは徴用や徴発で、その対象は
 ・中国人(世界の何処に居ても)
 ・中国国内の人・資産
となっている。
何処にも外国人は適用外とは書いていない。現に、軍部の法解釈でも『ツアー中の外国人も徴用でき、外国企業の資産も徴発できる』としている。

例えば、中国旅行中に国防動員法が発令されれば、あなたも「中国軍のしもべ」を強要される。中国に進出した日本企業の社員も弾除けにつかわれる。外国在住の中国人にスパイ行為を強要できる。まさに「なんでもあり」である。

中国の国内法は万能である。
中国の国内法で「沖縄は中国固有の領土」と決めており、それが、沖縄侵攻の正当理由になる国である。せめて私が生きている間は「日本省」になりたくないと思っている。


バランス
110217(木) dogfight
1年ぶりに出会った友人と年収の話になった。
私の年収を知った友人は「それは少なすぎる」と言った。

小さな設計事務所をやっている。
協力会社の一社員の年収が、私の5割増しと聞いたときはショックであったが、一時のことである。家内と暮らしているが、私が生活を支えているわけではない。ただ、応分の負担をしているだけである。私には扶養家族がいないわけで、公務員よりはるかに低い年収でも、何の不自由もない。

事務所経営は無借金でバランスが取れている。しかし、私が公務員並みに年収を取れば、たちまち赤字経営になる。その程度の売り上げである。

では、我が社の設計料は「安いのか?」
私はそうとは思ない。
姉歯事件以降、諸手続きが複雑になり、事件以前に比べれば、許認可には倍の手間暇がかかるようになった。
それをクライアントにそのまま転嫁することを私は嫌がっている。クライアントから見れば「建物を作る」ことに変わりはなく、何故「倍の経費」を負担せねばならぬのか?納得できないであろう。

私の処理能力はどうか?
元々、処理能力は高い方である。歳とともに衰えてきてはいるが、それでも若者より早いだろう。だから、労働生産性が悪いわけではない。

話が堂々巡りだが、ようはこれでバランスが取れているのである。
還暦を過ぎてこの方、ずっと忙しくしている。きっと、注文主から見れば、今の私の年収で「費用対効果」のバランスが取れているのだろう。
追記
今日は誕生日。64歳となった!
自らが希望する「賞味期限」維持はあと1年。65歳の誕生日を迎える日までは、最前線の戦士でいたいと願っている。


誕生日
110218(金) dogfight
10年前は考えられなかった64歳の誕生日(昨日)を、出張先で迎えました。
1日遅れとなりましたが、友人たちが「誕生日祝い」をしてくれるということで、家内を誘って行ってきます。

出張の帰り、広島で「広島焼き」を食べた。何で、誕生日に一人で食べてんのやろ…
あれは、大阪のお好み焼きと似て非なるものであった。アホみたいなボリュームで、腹ははちきれそうだ!

不思議なもので、自分がこの歳になってみると「年寄」と思っていないことに気付く。

先日、ニュースを見ていたら「高齢者にあたる65歳以上のお年寄りが…」とアナウンスされ、思わず家内と顔を見合わせ「そうなんや」と声を合わせてしまった。

私は、技術屋としての賞味期限を65歳まで保ちたいと思っている。それも考えてみれば『あと1年』しかない。

健康なら、そしてアルツハイマーにならなければ、1年後も「現役」だろうと思う。
きっと「いま」に遅れまいと、必死でもがいているのではないか。そして「早く俺を追い越せ」と若者に文句を言っているかもしれない。そこそこ「意地悪爺さん」で、世間に程よく嫌われる。そんな賞味期限切れを迎えたいもんだ!


カロリーベース
110219(土) dogfight
我が国の食料自給率は40%程度だと言われる。でも、これは疑ってかかる必要がありそうだ。

我が国の自給率計算の物指は「カロリーベース」だそうな。でも、これを基準とする国は日本以外にない。では何故、カロリーベースにするのか?それは後で述べる。
率の計算には必ず「分母と分子が必要」になる。
カロリーベースの分母は「我が国で使用される食品のカロリー総数」となる。これには、飽食故捨てられるファミレスや家庭の食べ残し、異様に早い賞味期限の食品廃棄も含まれる。つまり、分母はとても大きくしている。

では、分子は何か?勿論、消費された食品のカロリーになる。ただし、ここにも仕掛けがあり、例えば酪農製品なら
 酪農製品の国内生産割合90%×飼料の国産比率10%=9%
つまり、国内生産されている牛乳やチーズは9%評価に下げてからカロリー換算される。
分母を太らせ、分子を過小評価すれば自給率は下がるしかない。だから日本の食料自給率は40%になる。

諸外国で発表される自給率は、もっと単純で原始的だという。
 分子:国民が摂取している基礎食料の国内生産量
 分母:国民が生存するのに必要な基礎食品量
我が国に置き換えれば「主食の米と必要最小限の野菜」が基礎食品になる。第1、生存を掛けた危機的状況を考える「食糧安保」に一粒千円もするチェリーやイチゴを含める必要はない。
諸外国並みに計算すれば、我が国の食料自給率は70%を超えている。さらに、コメなら100%である。
では、我が国がカロリーベースなる「珍奇な物差し」を用意するのは何故か?
 自給率が低い⇒自給率を上げなければならない⇒それには補助金がいる
分かりやすい理由です。2兆円を超える農水省予算の7割が、補助金とその事務経費にあたる。それでやっている主な事業は「減反政策」である。あるいは、農作物の作付制限である。〜作るの止めたら補助金をあげる〜これで、自給率が上がるはずがない。

減反政策をやめれば、農水省の予算も職員も半減できるという試算まであるそうで、彼らの省益を守る究極の防衛策が「カロリーベース」である。


明日の新聞
110220(日) dogfight
わかやま新報と言う地方紙がある。
社員数25名だそうで、発行部数は分かりませんが、配達は抱き合わせではなく独自で行っている。

我家でも爺様が重宝しているので購読(月額1800円)している。その理由は
 ・文字が大きい
 ・明日のテレビ欄がある
特に「明日のテレビ欄」が人気あるそうです。分けを聞いて、素直に納得しました。
病院通いの多いお年寄りにとって、明日のテレビ欄は必須アイテムです。見たいテレビと診察時間がダブらないよう、時間調整するには大変重要な情報と言うわけです。

これを聞いて私は心が温まる思いでした!
パソコンでテレビ欄はいくらでも「検索できるやん」と言わないでください。PCと縁のないお年寄りには、明日のテレビ欄は、まさに『明日の新聞』なのだと知りました。

もし私が長生きすれば、明日の新聞が必要になる日が来るのだろう。そんなことを想像していました…


学習効果
110221(月) dogfight
おいらはヤマト
オスの黒猫です

お父さんは、おいらに学習効果を望むけれど、それは「無理」です。猫には躾はできないのだ!
食事が始まると、おいらは食卓にあがる。最初は何度も怒られたけれど、いくら叱っても学習効果がないので、父さんもお母さんも諦めてしまった。だから、今は何時も一緒に食べる。食卓に並んだものを、おいらは匂いにを嗅ぎ、次に舐める。さらに美味しいと食べだす。今では、食べ出すと小皿に分けてくれる。でも、お客様がある時は、きっとどこかの部屋に閉じこめられるのだろう。

おいらは家猫だ!
でも外へ行きたくて仕方がない。爺ちゃんが退院してきて、ドアをゆっくり開けるので、その隙においらは逃げ出すことにしている。
だから最近は、ほんと毎日脱出に成功する。

でも、困ったこともある。脱出はできても戻れないのだ、これが困る!おいらは自分で餌は取れない。トイレも家でないとできないのだ。だから、お腹が減ったりおしっこがしたくなると家へ帰る。
お母さんは甘いから直ぐに入れてくれるけど、お父さんは怒る。

こないだのこと、とても寒い夜でした。
お父さんは「寒いから懲りただろう」と言うけれど、おしっこした後にもう一度脱出しようとしたら、呆れられた。

お父さんは何故分からないのだろう?
おいらには学習効果はないのだ!
躾をしようとしても無理。
だから可愛いのに…


ロボット動物園
110222(火) dogfight
上野動物園にパンダがやってきた。
呆れるほどのVIP待遇だが、レンタル料は10年で8億円(レンタル料は勿論「税金」から)。レンタル中に生まれた子供の所有権は中国で、もしその子供が死亡しようものなら補償しなければならない。

こうまでして、パンダが必要なのか?
私は疑問に思っている。もし「可愛いから」と言う理由なら、ロボットでも作ればよい。アフラックのCMで、ロボット猫とアヒルが出ている。今の日本のロボット工学なら、できそうに思うが如何であろうか?

動物園には「生態研究という課題もある」との声が聞こえそうだ。
ならば、せめて繁殖した子供の所有権くらいは我が国にならないのか?それがなければ、パンダ研究に「永久にレンタル料が必要」になる。これって可笑しくないかい!
うふふ…
いっそ、全てロボットの動物園を作っては如何であろうか
「見て楽しむ」しかできない現状の動物園なら、ロボットでも十分な気がする。本物にこだわるなら「触れて楽しめる動物園」にしてもらいたいものだ!


中東ドミノ
110223(水) dogfight
北アフリカ「チェニジア」で起きた「変革運動」が、中東各地へ飛び火した。
地図で見ると「中東ドミノ」といえる連鎖を起こしている。

エジプトの長期政権が倒れ、今はリビア・イラン・イエメン・サウジアラビアなどの住民が変革を求め、暴徒化している。特に、リビアやイランは締付のキツイ政権下だけに、弾圧も半端ではないらしい。

中東ドミノの背景には、インターネットの普及で「政権による情報封鎖」にも限界があると言われる。どの政権もマスメディアは監視下に置いていたが、フェイスブックやツイッターと言った「つぶやき」まで抑えきれなかった。

野次馬的に言えば、親米政権も反米政権も例外がないという意味で、情報統制が出来んないのは、アメリカも一緒と言える。
こんな中で、頑張っている?のが「中国」である。
ここにも中東情勢は漏れているようで、変革を求める住民運動が「小さな波」を起こしている。
中国当局も神経をとがらせているようで、わずか数人の集まりすら「強制的排除」している。また「批判的なつぶやき」も、こまめに削除しているという。

このイタチゴッコ、どちらの勝利で終わるのか?うふふ…楽しみだね!
関係のない追記
NZで直下型地震。大きな被害を出している。日本も巨大地震が予測されており、「明日は我が身」と心配している。


爺様の畑
110224(木) dogfight
爺様は超人である。執刀医の術後予測(余命や病状の推移)など、見事に吹き飛ばして回復している。
ただ、退院後、変わったこともある。
 ・食事の好みが分かり、とめどのない食欲となった
 ・お酒を好むようになった
 ・こらえ性が無くなった
などである。己の欲求に素直になったのだろうが、「飯・風呂・トイレ・酒」など待ったなしになり、時には声も荒げるという(入院以前はこんなことは絶対になかった)。

食欲とお酒は爺様の希望に沿うようにしている。ドクターの予測を凌駕しているとはいえ、やはり限界はあるのだろう。「余生は自由に生きればよい」と私は思ている。

ミカン畑全景
爺様の入院で放置されたのが「畑」である。

例年なら12月に採り入れして、2ヶ月ほど寝かす八朔がそのままになっている。
約半数は、落下しているが、木で熟しているものも多い。手入れが行き届いておらず、市販品ほどの甘さはないが、程よい酸味になっている。

そこで、3家族に声をかけた。
2家族8人が「ミカン狩り」に来てくれるそうで、次の日曜に採り入れを行い、もてるだけ持ち帰っていただこうと思う。
きっと楽しい日曜日になりそうだ!

今後の「畑」であるが、私に継ぐ自信はない。何せ、畑仕事の経験はなく、体力もない。それでも「やってみたい」と言う気持ちはある。
晴耕雨読が夢であったが、肝心の畑がなかった。いま、目の前にそれがあり、私は困っている。ままならぬ人生に苦笑いである。


久々のあまの街道
110225(金) dogfight

常緑樹が目立ち「黒い森」に変貌し始めたあまの街道

紳士協定で、街道沿いの「約30m」が造成対象から
外されて守られた風景(左側の造成現場は見えない)

やむを得ず削られた斜面(中央部)が復元対象
復元に備え「表土」が保存されている(画面左側)
久々に「あまの街道」へ行きました。
造成現場の斜面の「森への復元に向けて」意見を聞きたいという連絡を受けたからです。

私は民主主義の信奉者です。そして「法治国家」であるべきだと思っている。

造成工事に違法性はない。
造成工事は経済活動であり、もし、それを止めるなら損失利益を補償すべきである。それが出来ないならば、開発者の善意を信じて「私たちにもできること」を行うべきだと思う。
今熊側からあまの街道に入った。
久々で「感じた」ことは、黒い森に変わってきたことです。

あまの街道を守るために、造成現場だけではなく、黒い森の解決も考えねばならない。

この日の集まりには「あまの街道同好会」の皆様と、行政および、開発関係者が参加しました。

「法で守る」には、行政の対応は遅すぎたけれど、旧NPO時代の紳士協定が忠実に守られていることに感謝しました。

話し合いの最中に通りかかる人も多かったのですが、『文句』は言えど、保存運動に参加する人の少なさが寂しい。

誰かが守ってくれるのではなく「自分たちで守る」気持ちが欲しい…


学ぶ
110226(土) dogfight
結婚披露宴の席で私のお隣は、O阪大学薬学部准教授、更にお隣は小学校教諭でした。お互い「先生」稼業である。宴もたけなわとなり、お酒もまわって話が弾みだした。

小学校の先生は、目を輝かせて「少年たちの未来」を語る。きっと、熱心な教師なんだろう。授業風景が浮かぶようで熱血教師ぶりが頼もしい。
義務教育が「教える」のに対し、大学には授業料を払って入学してくるわけで、義務教育のように無料ではない。だから学生には「習う」ではなく「学ぶ姿勢」が欲しいと准教授は言う。

今は、かおりとミニマムな設計事務所であるが、かつては10名を超える社員を抱えていたこともある。あの頃感じた違和感をお二人に話した。
学校と違い、社会は給与を払う立場にある。なのに、新入社員は自分で考えることもせずに「教えて下さい」と言う。指導が悪ければ「教え方が下手だ」と言われる。

私は、徒弟制度の最後の世代であった。弟子入りだから、給料とは名ばかりで小遣いにも事欠く。無給も珍しくない時代で、建築家を目指す若者は、一方で「髪結いの亭主」になることを夢見た。
それでも、知識に関しては貪欲であった。
 ・自分で考える
 ・師匠の知識を盗む
勿論、自己主張がなければ「居ない」と変わらない。私ならこんなことが出来るという、自己PRが不可欠であった。
准教授曰く、O阪大学と言えども「就職難」だそうな。
学生を見ていると「あの子の就職は決まらんやろな」と分かるそうである。理由は「何故学ぶのか」それが分かっていないからだという。
自立心に欠け、目的意識のない時代とこんなもんかと思う話であった。


無利子国債
110227(日) dogfight
予算審議は難航を極めている。
日本経済は待ったなしなのだから、速やかに承認すべきだという意見もあるが、ここまで原理原則を無視した予算を通してよいものであろうか?

民主党下で国の借金は急膨張している。既に1000兆円に達せんとしており、国民の預金残高500兆円の倍となった。
景気回復を望む声が強いが、景気回復すれば国債金利も上がる。金利が1%上がれば、利払いは10兆円増える。最早、景気回復に伴う税収増では追いつかないそうな。
そこで「無利子国債(無記名)」説が出てくる。
タンス預金や裏金など、表では使えないアングラマネーを、無利子国債で吸い上げようというわけである。これなら
 ・利払い負担がない
 ・アングラマネーを活用できる
私も「これしかない」と、長年思ってきた。だが、至極簡単なことを忘れていた!

それは、無利子国債購入資金は「アングラマネーに限らない」と言うことである。
我が国の相続税は、3代相続すれば「0」になると言われるように「懲罰的」である。死期を悟った人が、預金を崩し、土地を売り、無利子国債に切り替えれば相続税を払う必要はない。無記名が原則の無利子国債だから、誰に贈与されようと把握のしようがないからである。

銀行は預金を崩されて破綻し、不動産は大暴落する。こうなれば、日本経済が崩壊するという分けである。何とも出口のない日本である。なにか秘策はないものか?


八朔狩り
110228(月) dogfight
日曜日、友達3家族をお招きして、10人で八朔狩りをしました。
その前に、爺様を外曾孫の「初節句の祝い」に送り届ける。見事な雛飾りでした。

爺様の外曾孫「初節句」会場

うふふ…初孫「ひかり」です!

和歌山インター近くにあるコメリで、お客様と集合し、少し早めの昼食へ。

24号線添いにある旨い回転寿司へ向かいました。
和歌山の活魚を卸す業者が直営する寿司屋で、回らない寿司屋さんでもここに勝てる店は少ないだろう。

今日は日曜日で、駐車場のテントで鮮魚も売っている。
ひとしきり買い物をして車に積んでから「戦闘開始」です。

一皿100円はあまりないけど、新鮮で旨くて大きなネタが自慢。
カマトロはじめ、旨い寿司をいっぱい食べて、4家族10人(内子供3人)で17000円。

安くてうまいのが自慢!
皆さん、和歌山へお越し下されば御馳走しますよ。

食事を済ませて、いよいよ「八朔狩り」です。
八朔の樹は約50本。地面に落ちた八朔も多いのですが、10人くらいで取きれるものではない。
1家族200個くらいは持ち帰っていただいたと思います。

まだ暫くは取れると思います。
ご希望の方はご連絡ください。
天気予報は「雨で寒波到来」でしたが、見事な晴天。おまけにポカポカ陽気でした!どうも「念力」が効きすぎて暑かった。























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