元dogfightのぼやき
2011年2月 |
エッセイ&コラム |
■音波歯ブラシ■近畿のチベット■猪首■低残渣食■「2セット」■相撲は神聖か?■仕事雑感■うねり■血縁■私はなぜ「中国」をすてたのか■出勤ウオーキング■華燭の宴■バレンタインデー■近畿は雪の中■国防動員法■バランス■誕生日■カロリーベース■明日の新聞■学習効果■ロボット動物園■中東ドミノ■爺様の畑■久々のあまの街道■学ぶ■無利子国債■八朔狩り
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音波歯ブラシ |
■110201(火) |
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近畿のチベット |
■110202(水) |
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昨年の夏は猛暑で、この冬は豪雪で被害が出ている。近畿でも寒い日が続いています。そんな折、大変な連絡があった。
昨年末に竣工した診療所は大阪府豊能町にある。
初めて先生にお会いした時「近畿のチベットです」と、その寒さを表現された。設計を通じて「寒冷対策」は重要な柱であった。
深夜電力を利用したドイツ製の蓄熱式暖房機を要所要所に配置することで、夜間に建物が冷え切らないようにしたことで、有効に機能している。
1月末に「豊能町の最低気温がマイナス10℃を記録した」と言うニュースが流れた。これは想定以上である。暖房は、外気温マイナス5℃で設計していたが、どうやら問題はなかったようです。
ところが「水道が破裂した」と言う。
工事中も「近畿のチベット」意識を徹底していはずなのにと、ほぞを噛む思いであったが、現地に向かった工事店からの連絡で困惑した。
水道管は保温巻で守られており、破損したのは、外部に設けたガーデンシンクの混合栓であった。永い建築屋人生で初めてのことです。
写真:混合部分に横1列に亀裂が入っているのが分かる。
きっと、マイナス10℃がイレギュラーだと思う半面、「ホースが抜けると水が止まる」安全機能が、保温層のない水溜を作っており、これが原因だろうと推察している。それにしても、近畿のチベット恐るべしである!
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「2セット」 |
■110205(土) |
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相撲は神聖か? |
■110206(日) |
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仕事雑感 |
■110207(月) |
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お蔭様で忙しくしている。
ただ、私の職業は芸者と同じで「お座敷」がかからない限り仕事はない。つまり、私の都合で選べないわけです。
私の事務所では、一つ仕事が決まれば「稼働率100%」で、それが終われば「稼働率0%」になる。これは恐怖なので、オーバーブッキング覚悟で「お声に応じる」ことになる。
設計時期がズレることを期待して受注するのですが、遅れたり早まったりで、ぴったり重なる時もある。まあ、運任せとなる。
現状は…
山口の物件が実施設計真っ盛りです。ただ、意匠屋は、構造や設備に先行するので「山は越えた」状況になっている。
佳境に入ったのが住宅の計画。4月には実施設計に入る必要があり、計画はヒートアップしてきた。
同時進行で進んでいた別の物件は、計画途中で他社の提案があり、ただいま比較検討中だそうです。内容を伺いましたが、とても私には「出来ないこと」でした。クライアントの歓心はそちらに傾いているそうで、私は無理に追う気はない。
6月までは山口と住宅で「手いっぱい」状態です。「いま」を大切にして、丁寧な仕事をしていこうと思っている。
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私はなぜ「中国」を捨てたのか |
■110210(木) |
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石平著ー私はなぜ「中国」を捨てたのかーWAC BUNKO
題名に興味があって購入しました。読み進むにつれ、その重さを感じながら感動しています。
中国を捨てた理由は二つ。それは、中国共産党への失望と日本の魅力発見と言える。
前半は「中国共産党」に触れている。これは驚愕に値する。全ては「一党独裁」を維持するため、毛沢東は国民を騙し、ケ小平は国民を裏切って「天安門事件」を起こした。江沢民以降は「反日教育」を展開して、共産党への不満を躱した。いつの時代も、国民を洗脳しだまし続けているという。
だから、日本の軍国主義(靖国や自衛隊)も歴史問題も、江沢民政権移行に出てきた「中国の都合」に過ぎないと切り捨てる。
中国を追われるように日本に留学し、そこで触れた「日本」に傾倒する様が描かれている。石氏は言う「古き良き中国がが日本にある」と。
現代を嘆く私には、穴がこそばい感覚であった。是非、一読あれ!
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出勤ウオーキング |
■110211(金) |
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バレンタインデー |
■110214(月) |
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近畿は雪の中 |
■110215(火) |
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国防動員法 |
■110216(水) |
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バランス |
■110217(木) |
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1年ぶりに出会った友人と年収の話になった。
私の年収を知った友人は「それは少なすぎる」と言った。
小さな設計事務所をやっている。
協力会社の一社員の年収が、私の5割増しと聞いたときはショックであったが、一時のことである。家内と暮らしているが、私が生活を支えているわけではない。ただ、応分の負担をしているだけである。私には扶養家族がいないわけで、公務員よりはるかに低い年収でも、何の不自由もない。
事務所経営は無借金でバランスが取れている。しかし、私が公務員並みに年収を取れば、たちまち赤字経営になる。その程度の売り上げである。
では、我が社の設計料は「安いのか?」
私はそうとは思ない。
姉歯事件以降、諸手続きが複雑になり、事件以前に比べれば、許認可には倍の手間暇がかかるようになった。
それをクライアントにそのまま転嫁することを私は嫌がっている。クライアントから見れば「建物を作る」ことに変わりはなく、何故「倍の経費」を負担せねばならぬのか?納得できないであろう。
私の処理能力はどうか?
元々、処理能力は高い方である。歳とともに衰えてきてはいるが、それでも若者より早いだろう。だから、労働生産性が悪いわけではない。
話が堂々巡りだが、ようはこれでバランスが取れているのである。
還暦を過ぎてこの方、ずっと忙しくしている。きっと、注文主から見れば、今の私の年収で「費用対効果」のバランスが取れているのだろう。
追記
今日は誕生日。64歳となった!
自らが希望する「賞味期限」維持はあと1年。65歳の誕生日を迎える日までは、最前線の戦士でいたいと願っている。
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カロリーベース |
■110219(土) |
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我が国の食料自給率は40%程度だと言われる。でも、これは疑ってかかる必要がありそうだ。
我が国の自給率計算の物指は「カロリーベース」だそうな。でも、これを基準とする国は日本以外にない。では何故、カロリーベースにするのか?それは後で述べる。
率の計算には必ず「分母と分子が必要」になる。
カロリーベースの分母は「我が国で使用される食品のカロリー総数」となる。これには、飽食故捨てられるファミレスや家庭の食べ残し、異様に早い賞味期限の食品廃棄も含まれる。つまり、分母はとても大きくしている。
では、分子は何か?勿論、消費された食品のカロリーになる。ただし、ここにも仕掛けがあり、例えば酪農製品なら
酪農製品の国内生産割合90%×飼料の国産比率10%=9%
つまり、国内生産されている牛乳やチーズは9%評価に下げてからカロリー換算される。
分母を太らせ、分子を過小評価すれば自給率は下がるしかない。だから日本の食料自給率は40%になる。
諸外国で発表される自給率は、もっと単純で原始的だという。
分子:国民が摂取している基礎食料の国内生産量
分母:国民が生存するのに必要な基礎食品量
我が国に置き換えれば「主食の米と必要最小限の野菜」が基礎食品になる。第1、生存を掛けた危機的状況を考える「食糧安保」に一粒千円もするチェリーやイチゴを含める必要はない。
諸外国並みに計算すれば、我が国の食料自給率は70%を超えている。さらに、コメなら100%である。
では、我が国がカロリーベースなる「珍奇な物差し」を用意するのは何故か?
自給率が低い⇒自給率を上げなければならない⇒それには補助金がいる
分かりやすい理由です。2兆円を超える農水省予算の7割が、補助金とその事務経費にあたる。それでやっている主な事業は「減反政策」である。あるいは、農作物の作付制限である。〜作るの止めたら補助金をあげる〜これで、自給率が上がるはずがない。
減反政策をやめれば、農水省の予算も職員も半減できるという試算まであるそうで、彼らの省益を守る究極の防衛策が「カロリーベース」である。
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明日の新聞 |
■110220(日) |
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学習効果 |
■110221(月) |
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おいらはヤマト
オスの黒猫です
お父さんは、おいらに学習効果を望むけれど、それは「無理」です。猫には躾はできないのだ!
食事が始まると、おいらは食卓にあがる。最初は何度も怒られたけれど、いくら叱っても学習効果がないので、父さんもお母さんも諦めてしまった。だから、今は何時も一緒に食べる。食卓に並んだものを、おいらは匂いにを嗅ぎ、次に舐める。さらに美味しいと食べだす。今では、食べ出すと小皿に分けてくれる。でも、お客様がある時は、きっとどこかの部屋に閉じこめられるのだろう。
おいらは家猫だ!
でも外へ行きたくて仕方がない。爺ちゃんが退院してきて、ドアをゆっくり開けるので、その隙においらは逃げ出すことにしている。
だから最近は、ほんと毎日脱出に成功する。
でも、困ったこともある。脱出はできても戻れないのだ、これが困る!おいらは自分で餌は取れない。トイレも家でないとできないのだ。だから、お腹が減ったりおしっこがしたくなると家へ帰る。
お母さんは甘いから直ぐに入れてくれるけど、お父さんは怒る。
こないだのこと、とても寒い夜でした。
お父さんは「寒いから懲りただろう」と言うけれど、おしっこした後にもう一度脱出しようとしたら、呆れられた。
お父さんは何故分からないのだろう?
おいらには学習効果はないのだ!
躾をしようとしても無理。
だから可愛いのに…
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ロボット動物園 |
■110222(火) |
dogfight |
上野動物園にパンダがやってきた。
呆れるほどのVIP待遇だが、レンタル料は10年で8億円(レンタル料は勿論「税金」から)。レンタル中に生まれた子供の所有権は中国で、もしその子供が死亡しようものなら補償しなければならない。
こうまでして、パンダが必要なのか?
私は疑問に思っている。もし「可愛いから」と言う理由なら、ロボットでも作ればよい。アフラックのCMで、ロボット猫とアヒルが出ている。今の日本のロボット工学なら、できそうに思うが如何であろうか?
動物園には「生態研究という課題もある」との声が聞こえそうだ。
ならば、せめて繁殖した子供の所有権くらいは我が国にならないのか?それがなければ、パンダ研究に「永久にレンタル料が必要」になる。これって可笑しくないかい!
うふふ…
いっそ、全てロボットの動物園を作っては如何であろうか
「見て楽しむ」しかできない現状の動物園なら、ロボットでも十分な気がする。本物にこだわるなら「触れて楽しめる動物園」にしてもらいたいものだ!
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中東ドミノ |
■110223(水) |
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北アフリカ「チェニジア」で起きた「変革運動」が、中東各地へ飛び火した。
地図で見ると「中東ドミノ」といえる連鎖を起こしている。
エジプトの長期政権が倒れ、今はリビア・イラン・イエメン・サウジアラビアなどの住民が変革を求め、暴徒化している。特に、リビアやイランは締付のキツイ政権下だけに、弾圧も半端ではないらしい。
中東ドミノの背景には、インターネットの普及で「政権による情報封鎖」にも限界があると言われる。どの政権もマスメディアは監視下に置いていたが、フェイスブックやツイッターと言った「つぶやき」まで抑えきれなかった。
野次馬的に言えば、親米政権も反米政権も例外がないという意味で、情報統制が出来んないのは、アメリカも一緒と言える。
こんな中で、頑張っている?のが「中国」である。
ここにも中東情勢は漏れているようで、変革を求める住民運動が「小さな波」を起こしている。
中国当局も神経をとがらせているようで、わずか数人の集まりすら「強制的排除」している。また「批判的なつぶやき」も、こまめに削除しているという。
このイタチゴッコ、どちらの勝利で終わるのか?うふふ…楽しみだね!
関係のない追記
NZで直下型地震。大きな被害を出している。日本も巨大地震が予測されており、「明日は我が身」と心配している。
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爺様の畑 |
■110224(木) |
dogfight |
爺様は超人である。執刀医の術後予測(余命や病状の推移)など、見事に吹き飛ばして回復している。
ただ、退院後、変わったこともある。
・食事の好みが分かり、とめどのない食欲となった
・お酒を好むようになった
・こらえ性が無くなった
などである。己の欲求に素直になったのだろうが、「飯・風呂・トイレ・酒」など待ったなしになり、時には声も荒げるという(入院以前はこんなことは絶対になかった)。
食欲とお酒は爺様の希望に沿うようにしている。ドクターの予測を凌駕しているとはいえ、やはり限界はあるのだろう。「余生は自由に生きればよい」と私は思ている。
ミカン畑全景 |
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爺様の入院で放置されたのが「畑」である。
例年なら12月に採り入れして、2ヶ月ほど寝かす八朔がそのままになっている。
約半数は、落下しているが、木で熟しているものも多い。手入れが行き届いておらず、市販品ほどの甘さはないが、程よい酸味になっている。
そこで、3家族に声をかけた。
2家族8人が「ミカン狩り」に来てくれるそうで、次の日曜に採り入れを行い、もてるだけ持ち帰っていただこうと思う。
きっと楽しい日曜日になりそうだ!
今後の「畑」であるが、私に継ぐ自信はない。何せ、畑仕事の経験はなく、体力もない。それでも「やってみたい」と言う気持ちはある。
晴耕雨読が夢であったが、肝心の畑がなかった。いま、目の前にそれがあり、私は困っている。ままならぬ人生に苦笑いである。
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久々のあまの街道 |
■110225(金) |
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常緑樹が目立ち「黒い森」に変貌し始めたあまの街道 |
紳士協定で、街道沿いの「約30m」が造成対象から
外されて守られた風景(左側の造成現場は見えない) |
やむを得ず削られた斜面(中央部)が復元対象
復元に備え「表土」が保存されている(画面左側) |
久々に「あまの街道」へ行きました。
造成現場の斜面の「森への復元に向けて」意見を聞きたいという連絡を受けたからです。
私は民主主義の信奉者です。そして「法治国家」であるべきだと思っている。
造成工事に違法性はない。
造成工事は経済活動であり、もし、それを止めるなら損失利益を補償すべきである。それが出来ないならば、開発者の善意を信じて「私たちにもできること」を行うべきだと思う。
今熊側からあまの街道に入った。
久々で「感じた」ことは、黒い森に変わってきたことです。
あまの街道を守るために、造成現場だけではなく、黒い森の解決も考えねばならない。
この日の集まりには「あまの街道同好会」の皆様と、行政および、開発関係者が参加しました。
「法で守る」には、行政の対応は遅すぎたけれど、旧NPO時代の紳士協定が忠実に守られていることに感謝しました。
話し合いの最中に通りかかる人も多かったのですが、『文句』は言えど、保存運動に参加する人の少なさが寂しい。
誰かが守ってくれるのではなく「自分たちで守る」気持ちが欲しい…
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無利子国債 |
■110227(日) |
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八朔狩り |
■110228(月) |
dogfight |
日曜日、友達3家族をお招きして、10人で八朔狩りをしました。
その前に、爺様を外曾孫の「初節句の祝い」に送り届ける。見事な雛飾りでした。
爺様の外曾孫「初節句」会場 |
うふふ…初孫「ひかり」です! |
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和歌山インター近くにあるコメリで、お客様と集合し、少し早めの昼食へ。
24号線添いにある旨い回転寿司へ向かいました。
和歌山の活魚を卸す業者が直営する寿司屋で、回らない寿司屋さんでもここに勝てる店は少ないだろう。
今日は日曜日で、駐車場のテントで鮮魚も売っている。
ひとしきり買い物をして車に積んでから「戦闘開始」です。
一皿100円はあまりないけど、新鮮で旨くて大きなネタが自慢。
カマトロはじめ、旨い寿司をいっぱい食べて、4家族10人(内子供3人)で17000円。
安くてうまいのが自慢!
皆さん、和歌山へお越し下されば御馳走しますよ。
食事を済ませて、いよいよ「八朔狩り」です。
八朔の樹は約50本。地面に落ちた八朔も多いのですが、10人くらいで取きれるものではない。
1家族200個くらいは持ち帰っていただいたと思います。
まだ暫くは取れると思います。
ご希望の方はご連絡ください。
天気予報は「雨で寒波到来」でしたが、見事な晴天。おまけにポカポカ陽気でした!どうも「念力」が効きすぎて暑かった。 |
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