元dogfightのぼやき
2009年12月
エッセイ&コラム

遺跡学部の細分化民主党のトップスリー壁厚30cm会議風景本物と偽者イルミネーション自然かゴミか?どうする民主党黒猫「ヤマト」若葉と枯葉COP15省エネ不況伝染病の終焉暴君小沢とマザコン鳩山パッチ手袋帽子忘年会熱と音2種類の本「痔」その後普段の付き合い決める割合の話NPOの納会LEDと眩しさ灯りと省エネ今年も後僅か薬局と医療施設栄枯盛衰

遺跡
091202(火) dogfight
〜〜纏向遺跡から、当時としては「巨大な建築群」が発掘されました〜〜

こんな報道を聞きながら、私は空想の世界に飛んだ!
土を掘り返し昔の柱列を蘇らせる。これが、邪馬台国「大和説」に有力な材料となるそうな

私は建築屋です。では1000年後に、現代建築物が発掘されたらどのような遺構が出るのであろうか?木の柱なら腐敗して「土に跡を残す」だろうが、千年後の遺構では「コンクリートの杭」が顔を出すのであろうか…
なんとも夢のない話だと、空想しながらガッカリしてしまう。

腐敗と書くと汚いものを思い浮かべるが、消えることで空想を膨らませる。それに引き換え、腐敗しない現代の建材で「千年後の夢」があると思えない。案外、科学とはつまらぬものかも知れない…


学部の細分化
091204(金) dogfight
友人と飲んだ席での話しです。
   「大学の学部が細分化されていると言う
私は高卒ですが、当時の区分は「工学部建築学科」であった。いまは「空間工学」とか「創造学科」など、建築系学科があふれかえっている。大学の生き残りをかけて、学生の気を引くために、やたらに細分化した学科名が並ぶ。

どうやら、名前通りに学ぶ内容も「細分化」しているらしい。最近は、建築の全体像を理解している若い人たちが減っている。建築系学科を全部足しても「建築全部」にならないのではないか?と気がかりです。

分野を問わず、幅広く始めて、徐々に専門を絞っていき、経験実績を積んだ上でスペシャリストになる。更にその先に、総合管理(ゼネラリスト)職が見えてくると思うのだが、如何であろう?
入口での細分化は「幅広い視野の形成」を妨げ、明日の技術立国に暗雲をもたらすかもしれない。


民主党のトップスリー
091205(土) dogfight
鳩山総理は、母親から9億円の「子供手当て」をもらって、政治資金規制法違反を問われている。
野党時代は、散々奇麗事を並べ「議員辞職すべき」と叫んでいたが、我がこととなると「寛大」になる。民主党のトップスリー(小沢・鳩山・菅)全員の政治資金の胡散臭さが表面化している。

政策運営を見ていると、民主党のトップスリーがバラバラに動いているのではないか?リアルタイムに動く国際政治への対応も遅きに失するものが多く、何時までも「一人負け」から抜けられぬ。更には、連立を組む、弱小2党に振り回されている様は無様としか見えない。
追記
自民党を「多数の横暴」と罵っていたが、いまの民主党はもっと酷い。自民党は時間を掛けてが、民主党は一瞬で済ます。国内では暴君だが、外交問題となると話題すら切り出せない。日本の将来が益々心配になる!


壁厚30cm
091206(日) dogfight
自民党の置き土産「CO2の8%削減」を実現するための「改正省エネ法」が動き出している。
建築の分野でも、来年4月1日から、300〜2000uの面積を持つ建物を対象に「改正省エネ法」が施行される。講習会を通じてその内容が分かってきた。大変だぞ!
 ※建築における「改正省エネ法」は住宅と非住宅で体系が分かれている
 ※2000u以上の建物は今年4月から既に施行されている
 ※300u以下でも「年間150戸以上を分譲する」企業には適用されるため、
  網の目を逃れる建物は少ない。
改正省エネ法は
 ・建築外皮(断熱・遮熱)
 ・冷暖房
 ・換気
 ・照明
 ・給湯
 ・エレベータ
以上からなっている。分野別に「基準を満たす」ことが要求されます。
採点方法は、規模や用途によって下記の3種類から選べるようになっている。
 ・熱量計算
 ・ポイント法
 ・簡易ポイント法
今回の改正で、特徴的なことは「外部を構成する構造体の完全な『断熱被覆』を要求」していることです。その結果、外壁を構成するには
 ・外装と構造体
 ・断熱層
 ・内部仕上げ
断熱材で区画されるため、現在の技術では、内壁外壁を一体構造で形成できません。上記のような「三層構造」を作るには、どう考えても『壁厚が30cm必要』になる。そんなバカな!と言われそうですが、そうなってしまう。
法を作った人には『省エネ』以外の概念がないのだろう。
だから、改正省エネ法を実現するのは『どのような施工法』が必要になるのか?検討された様子はない。さらに、断熱材が従来から比べて3〜4倍必要になるが、この経済負担も念頭にないのであろう。断熱材の原料となる化学原料は既に高騰をはじめている。
これらの「コストアップ」をボランティアで吸収してくれるわけではない。全て「個人負担」に変える。

改正省エネ法は、建築コストを2割以上上げることになろう。他の分野への影響は知らないが、建築における来年の景気は「更なる冷え込み」を見せるのは間違いない。


会議風景
091207(月) dogfight
OA機器フル装備の会議室です(会場は借り物)。
テーブル中央の黒い帯はLANです。この上にパソコンを置くだけでネットワークが繋がります。それぞれがパソコンを持ち寄り、プロジェクターに投射して議論進行です。
この日集まったのは診療所の設計メンバー
 ・クライアント
 ・私
 ・空間および照明デザイナー
 ・家具およびインテリアデザイナー
 ・AVとITの専門家
 ・設備事務所
 ・造園事務所
えらい時代になりましたね!還暦を過ぎて、こんな会議を主催できるのは嬉しい限りです。竣工予定は来年11月。楽しみですね!


本物と偽物
091208(火) dogfight

フリーアクセスフロア

タイルカーペット
コンピュータの普及に伴って「フリーアクセスフロア」が使われるようになってきました。
更新の激しいOA機器に備え、いつでも配管配線のやり替えができるように、脱着式の床を作るものです。

床下に「配管スペース」を確保するもので、一般的には右のようなパネルを置いて、タイルカーペット(50cm角のじゅうたん)で仕上げるます。

フリーアクセスによる「床作り」は事務所ビルに限りません。医療機器の電子が進む病院や診療所でも必要ですし、最近では住宅用もできています。
香港のデザイン事務所とコラボで設計が進行している診療所。
仕上げのコンセプトは「木質系」です。現実には「耐火性脳や内装制限」があって、生の木をそのまま使えるところはほとんどありません。
フリーアクセスフロア採用は決まっているのですが、仕上げ材の選択で悩んでいます。
 ・土足で利用
 ・埃の吸着を避ける
 ・水にも耐える
 ・木のテイスト
これでは、従来のタイルカーペットでは不向きです。上記の条件を満たし、かつ、脱着式の仕上げ材を探しました。
 ・東リ「ルースレイタイル」
完全樹脂製ですが、限りなく木に近いテイスト
 ・ボード株式会社「ウッドペッカーオフィス」
樹脂板に本物の木を貼り合わせセラミックコーティング
うふふ…日本の技術は凄いね!
 ・限りなく本物に似せた「偽物」
 ・セラミックコーティングしたため「偽物に見える」本物
なぜ、セラミックコーティングするのか?本物の木では表面強度が保てないからです。反面、セラミックコーティングで「たばこの火」には強いだろうな。

テイストで選ぶなら「どちらでも良い」と言うのが本音です。コストも「ええ勝負」です。表面圧力に対する強度(重いものを置いたり、車いす走行)には偽物の方が強そうだ。さて?どうする…


イルミネーション
091209(水) dogfight
何時のころからであろうか?クリスマスが近づくと家庭でイルミネーションを飾るようになった。私は「縁のないことだ」と思っていたのですが…
相棒と暮らすようになって初めてのクリスマスが近づいてきた。最初はささやかだったイルミネーションも、帰るたびに増えてきた。今ではごらんのとおりです。

「省エネ」など、どこ吹く風と言った趣です。僅か数週間のことですから許されよ!
まだ始まったばかりの相棒との生活。12月5日に新しい家族「黒猫」がやってきました。名前はまだありません!

私には目新しいことばかりで、戸惑うことも多い。時間を掛けて「新しい生活スタイル」が出来ていくのだろう…


自然かゴミか?
091210(木) dogfight
久しぶりのあまの街道でした。今にも雨が落ちてきそうな曇天。風も強く寒い日です。
生活の場が和歌山へ移りました。狭山には週2回ほど泊まるのですが、仕事が遅くなった時の緊急避難で、ゆっくりあまの街道を歩く機会がすっかり減りました。

あまの街道が住宅地と接する地区では、落ち葉の季節は清掃が大変です。
たまに歩く私には「落ち葉を踏んで歩く」のはとても素晴らしいのですが、生活の場となれば迷惑なのであろう。
いまさらの繰言ですが、自然が先にあって、住宅会開発が押し寄せた。せめて、もう少し「緩衝帯」を持った開発をすれば、住民が悩まされることも少なかったのではないか?

私には「落葉は自然」ですが、住民には「落葉はゴミ」なのでしょう…
出口のない議論になりますね…


どうする民主党?
091211(金) dogfight
アメリカとの関係が急速に悪化している。原因は「基地問題」です!
こんなことは、政治に興味ある人なら「誰でも予測できた」ことではないのか?どうも、民主党や連立政権の先生方には見えなかったようだ。

  アメリカと縁を切る
これも一つの見識に違いない。それなら、それだけの覚悟がいるだろう。しかし民主党には、方針も覚悟も感じられない。

小沢氏は、陳情の一元化を表明しその窓口を「小沢氏自身」とした。このことを持ってしても、民主党の真の実力者は小沢氏であることが分かる。しかし、氏には利権しか興味がないようだ!「陳情の一元化」がそれを物語っている。
鳩山総理には決断力がない!更には、空想的理想ばかりが先走り現実が見えていない。それがために、マイクロ連立の超弱小政党に振り回されている。
菅氏には人望がない。政策の中心になるべく「国家戦略室」を仕切るはずなのに、まるでコントロールが出来ていない。

民主党よ、投げ出すなら早くしてくれ!政権が長引けば日本の悲劇が続く


黒猫「ヤマト」
091212(土) dogfight
ふるさとを出てからペットと言えば文鳥とインコだけである。ちなみに、私のハンドルネームpipiはインコの名前であった。

無類の動物好きだと思っているが、猫を飼ったことがない。
生まれて初めて「猫」をペットにすることにしました。9月23日生まれで、まだ3ヵ月ほどです。

2匹の子猫がいて「どちらにしますか?」と聞かれた。
抱かれるのが嫌いな気位の高い猫と、抱かれるのが大好きな猫である。
選んだのは勿論「犬みたいな猫」です。
まあ、甘えたも極まれりと言った猫で、抱かれるだけではなく、常にスキンシップを求めてくる。

うふふ…可愛いぞ!
追記
新しい家族の名前は「ヤマト」にしました。でも、ぜんぜん強そうではない!


若葉と枯葉
091213(日) dogfight
先月のふるさとでの法要は車で向かいました。兄弟へ配る土産を満載して…
こんな時、車は便利ですね!勿論、運転は相棒です。各地に散らばった五兄弟の持ち寄る土産は膨大で、物々交換の市場が出来たようです。
以前は、運転ができないため、物々交換の場ではいささか肩身が狭かったのですが、相棒が出来て参加できるようになりました。
ここで、義兄から「車の免許を取ったら!」と言われてしまった。
今から考えれば「たわいない理由」で、この歳まで免許を取ることもなく来てしまいました。でも、結果論で言えば「良かった」と思っています。飲兵衛の上、運動神経ゼロの私が免許を持てば、殺人マシーンに早変わりすることは間違いありません。

うふふ…
この歳で免許を取ったら、若葉マークと枯葉マークの両方を付けにゃならん。賑やかな車になるやん!


COP15
091214(月) dogfight
京都議定書の後続を協議すべきCOP15。中国の横暴さばかりが目立つ!

政治大国中国、軍事大国中国。さらに、中国は世界最大のCO2排出国で、まもなく日本を抜いて世界第2位の「経済大国」になろうとしている。なのに「途上国の代表」と自らを位置付ける身勝手さ!
中国代表は、
 ・日本の25%削減は不可能(これは事実だ)
 ・アメリカの削減目標は不十分
 ・インドの削減目標は評価に値しない
このように切り捨て「先進国のさらなる削減」を求めながら、自らの努力は表明しない。中国にあるのは「国益」だけで、世界が滅んでも中国だけは栄えると思っているようだ。まさに中華思想とはこのことだろう!
流石に中国のこの態度に、水没の危機を迎えている島嶼国家から反発が出だした。
追記
ノー天気な理想を掲げるばかりの鳩山総理には「国益確保」と言う意味で、少しは中国を見習ってほしいと思う。一方、小沢氏に率いられてた600人の大訪中団。
アメリカを袖にして中国にすり寄る民主党。かくて、日本は「亡国の道」をひた走る。


省エネ不況
091215(火) dogfight
民主党は公共事業を目の敵にしている。
私も、建設労働人口は多すぎると思っているが、地方へ行けば「公共事業が最大の産業」と言う地域がいっぱいあるのも現実です。そんな地域への公共事業削減は「自殺の奨め」に等しい。難しいとは思うが、労働人口の移動を行った後に公共事業削をしなければ、地方は疲弊する。
もう一つの現実は「建設は最終消費産業」であることです。
様々な産業で作られる製品は建設に伴って大量消費される。つまり、建設分野を痛めつけると、あらゆる産業の消費が冷える。

来年4月から、建設・改正省エネ法が施行される。
この法律は、省エネだけに焦点を当てており、副作用の激しさを検証していない。副作用で、建設業界は「瀕死の症状」を呈することになる。建設業が重篤になれば、全産業が沈滞する。かくて、来年はひどい不況になるだろう!

処方箋は「京都議定書からの離脱」しかない。政府はどうして「一人負け」の道を選ぶのだろう?私は不思議でしかたない


伝染病の終焉
091216(水) dogfight
ヨーロッパを旅すると、写真のようなモニュメントによく出会います。
これは、猛威をふるう伝染病の終焉を記念して作ったものです。
ウイルスが発見されたのは19世紀の終わりです。
中世では伝染病の原因など分かるはずもありません。ましてや治療法なのまるでありませんでした。
最も大きな被害が出たのが、14世紀のペストの大流行で、ヨーロッパ全土で人口の3割の方々が亡くなったそうです。

そんな大流行でも終焉したわけですが「なんで終焉したのか?」私はとても不思議なのです。
まさか全員が発病して7割が生き残った分けではあるまい。
人間には抗体を作る能力があり、感染しても全員発病するわけではない。「感染しない人」が防波堤となって、感染の拡大を防いだと考えられないだろうか?

ならば…感染拡大とともに、発病しない人が増えたことになる。
私の想像が当たっているのなら、生命のメカニズムは面白い。
追記
新型インフルエンザは、いつ終焉するのだろう?
いつ感染するのか、びくびくするのもうんざりだね!


暴君小沢とマザコン鳩山
091217(木) dogfight
民主党の迷走は続く
中国・韓国への大名行列を済ませた民主党幹事長小沢氏は、帰国早々「天皇陛下の政治利用」を強行。それに異を唱えた宮内庁長官に辞任を迫る「暴君」ぶりです。

一方、鳩山総理の「苦労知らずボンボン」ぶりは、日本の将来を危うくする。
事業仕訳は「経過を見せる」と言う効果はあったが、決断できない総理のもと「結論が先送り」されるばかり。これでは意味がない。第一、事業仕訳でふるい落とされたものに、技術開発や文化の保存と言った「利権と関係ない分野」が目立つ。
政権奪取前に豪語していた「埋蔵金」は、思ったほど発掘出来ていない。そのため、予算を伴うマニフェスト実現に赤信号が灯っています。
民主党は「党と政府」を別にするそうで、小沢幹事長は「国民の声」と称して、
 ・子供手当の所得制限
 ・暫定課税の廃止中止
これを鳩山総理に申し入れた。
全くの茶番だね!暴君小沢に対し、マザコン総理に拒否権があるとは思えない。普天間基地の移設問題も、アメリカの激怒を買うばかりで、連立政権でリーダーシップを発揮できない。
早くも「鳩山内閣短命説」が出ている。民主党には、総理をバックアップする装置がない。迷走を続ける総理を救うものはおらず、誰もが小沢の顔色を窺うばかりだ!
民主党がどうなろうと構わんが、日本を悲劇にはしないでくれ!


パッチ手袋帽子
091218(金) dogfight
12月と言うのに暖かい日が続いていましたが、やっぱり「冬将軍」がやってきた。各地から「雪の便り」がしきりです。

年内は「パッチは要らない」と思っていたのに、そうもいかなくなった。
去年まで、パッチは「7分の股引」でしたが、今年はユニクロのヒートテックにしました。一度履いたら、来春まで止められなくなる。ついでで、手袋も帽子も取り出しrた!
昨年まで着ていたダウンは随分へたってきたので、好日山荘で登山用のジャケットを買いました。昨年と様変わりの防寒具です。かっこいいかな?


忘年会
091219(土) dogfight
12月は忘年会。昔ほどではありませんが、何度か参加します。
最初の忘年会は、現場の打ち上げを兼ねて、若い人を中心に男8人女2人の10人。1次会はおとなしかったのですが、カラオケとなったら、もうドンチャン騒ぎ!でした。

12日は、設計中の診療所の忘年会に参加させていただきました。若い人を中心に男2人女8人の10人。普段とまったく逆の構成で、私は圧倒されるばかりでした。絶景の夜景を見ながらの素晴らしい食事に続き、次は「カラオケへいこう!」となった。しかし、10人が入れる部屋は満杯とかで1時間待ち。その間は「ボーリング」となった!
第一投はストライク。次はスペアを確保…「昔取った杵柄」と思ったのですが、スペアを取った投球で「利き足がプチリ」となった。あはは…20年ぶりのボーリングは無謀でした。終わってみれば114点。無残なものです
その後はカラオケでしたが、もう冷や汗ものでした。

25日は、NPOメンバーによる草刈に続き忘年会をします。
今年最後の忘年会は、27〜28日と竜神温泉で事務所の忘年会です。
追記
御用納めは26日です。翌日忘年会を済ませた後、私は大晦日まで出勤です。「仕事がある」その嬉しさをかみ締めて1年を締めくくりたいと思います。


熱と音
091220(日) dogfight
今年「神戸の家」で本格的なAVルームを作りました(写真右)。ただ、私はAVRの知識がないので、AVR設計の専門家とコラボとなりました。

来年からは「改正省エネ法」が施行されます。
熱を遮断する施工法を考えていたら、AVRの施工方法と基本が変わらないことに気付きました。
 ・音を断ち切る
 ・熱を断ち切る
どちらも、外壁と内壁の縁を切り、音や熱を遮断する建材を挿入します。

さらには、音や熱を遮断する建材が共通していることです。改正省エネ法を守るには、開口部にはペアグラスが必至です。これも、遮音と遮熱の共通性です。
改正省エネ法を守った家は、きっと「遮音性も抜群」だと思われます。
ホームシアターを楽しむ時代です。結果論ですが、遮熱性を高めることは遮音効果抜群の空間に繋がりそうです。でもなあ〜コストが…


2種類の本
091221(月) dogfight
いま、2種類の長編小説を同時進行で読んでいます。
以前紹介した〜風は山河より2『宮城谷昌光著』新潮文庫〜現時点で第4巻まで。
それと〜風魔『宮本昌孝著』祥伝社文庫〜上中下3巻です。
示し合わせたわけではなかろうが、どちらも「徳川家康の天下取り」を軸にして展開される小説です。

戦国時代を制した織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の3人ですが、最高齢で目的を達したのは家康です。
人生50年時代で天下取りを狙った家康は「老いとの戦い」であったろう。私が還暦を過ぎて「老いとの戦い」を素直に理解できるようになってきた。そんな気持ちで読むと「違う風景」が見えているのかも知れない。


「痔」その後
091222(火) dogfight
 〜喉もと過ぎれば熱さ忘れる〜
出血と痛みで痔の治療に通ったが、軟膏の注入と便の硬さを調整する薬で小康を得ている。そうなると、私の悪い癖で、少しよくなると治療をサボる。

痔にとって「下痢と便秘」は大敵です。
治療で一番感心したのが「便の硬さを調整する薬」です(これは欠かさず服用している)。痔に負担をかけることなく「滑るがごとくの排便」は快適です。
便秘の人が下剤を服用するが、それより便の硬さを調整する薬の方が有効ではなかろうか?
追記
何とも尾籠な話でゴメン!


普段の付き合い
091223(水) dogfight
1年前、私は「来年は週に3日出勤して残りはあまの街道で過ごそう」と言っていた。それが、突然、正月休みを返上することになり、1年の終わりを迎えてみれば…土日祭日、盆暮れGWもなく、この1年で休んだのは10日ほどに過ぎない。
あまの街道に大型ゴミが目立つようになった。谷底へ捨てられたものが多く、高齢者の多いNPOメンバーだけでは清掃は危険です。
他の組織に応援を求めたいと思うのですが、こんな時に「普段の付き合いのなさ」が理由で思うに任せない。
 ・いまだ現役で働いており「忙しすぎる」
 ・大阪狭山に生活基盤がない
 ・人付き合いが得意ではない
こんなことで、地元でも「普段の付き合い」がまるでできていません。

成り行きとはいえ、わたしがNPOの代表をしていることが、活動に齟齬をきたしているのではないかと思うことが多い。やはり、地域に密着した人に代表をお願いしたと思うのです、何方か受けていただけないだろうか…
追記
20日、1月ぶりに休みを取りました。スノータイヤを履いて生石高原(標高870m)へ。アイゼンが役に立ちました。


決める
091224(木) dogfight
事業仕訳で透明化を図った民主党。これを評価する人も、ミクロは透明化したが「マクロ(決定)は小沢一任」とあきれ返る。

安倍元総理が、民主党を評して「社会主義政権みたいだ」と言った。その理由は、総理大臣に決定権がなく、最高権力者が幹事長(社会主義なら委員長)になっているからと。

陳情の一元化など、ますます小沢氏への権力集中が露骨になって来ている。天皇陛下を「顎で使う」など、憲法解釈も思いのままである。小沢氏が決めたことこそが「法律」と言わんばかりである。


写真は、民主党大阪支部の窓に貼られたポスター。軒並み「公約破り」となった今では、恥ずかしいポスターですね!
追記
天皇誕生日おめでとうございます。私は、天皇陛下を象徴として戴くことを誇りに思っています。それに引き換え、民主党小沢氏の行為を腹にすえかねています。


割合の話
091225(金) dogfight
CO2削減を目指したCOP15。そこは政治の場で「地球の将来」など、まるで念頭にない。最大の排出国である、アメリカと中国が国益優先では成果が出るはずもない。
CO2排出割合
世界に占
める割合
CO2
排出
GDP CO2/
GDP
米国 20% 20% 1.0
中国 20% 8% 2.5
日本 4% 8% 0.5
農業生産割合
形態 戸数
割合
農業
生産量
生産量
/戸
専業農家 7% 60% 8.57
兼業農家 93% 30% 0.41

日本は国内合意もないうちに、国連の場で鳩山総理が「25%」削減を表明してしまった。
国内外から「出来る筈もない」と言われるが、国民生活を犠牲にして血のにじむような努力をしたところで、世界で1%しか減らない。さらに言えば、世界で増える排出量の方が多いから、何の成果もないことになる。
民主党がやろうとしている「農家への個別所得補償」政策。

目的は「食料自給率の向上」だそうだが、兼業農家の多くは「自家消費分」の生産しかしていないと言われる。まあ、今流行りの「家庭菜園」程度と言える。そんな農家へ100万円/戸のバラマキをしたところで、自給率が上がるとは思えない。勿論、意欲あふれる専業農家は大反対で、それより「農業の自由化(特に国内の保護政策の廃止)」こそ、自給率向上と言う。
でも、濡れ手で粟の兼業農家は、個別所得補償で「巨大な票田」に変わること間違いなし。
どちらの話も「正直者が馬鹿を見る」わけだ!アホラシ


NPOの納会
091226(土) dogfight
昨日は、NPO法人あまの街道の納会でした。
今年最後の草刈を済ませ、NPO初の忘年会です。参加者は15人。

13日開かれたシンポジウムで、NPO活動を活発化させるには「楽しいこと」をするべきだと指摘された。私もそう思うのですが、あまの街道の景観保護を目指す活動では、なかなか楽しいことがない。縁もたけなわ。お酒も入って話しが盛り上がります。こういう楽しさが必要なのですね!
来年は、
 ・大阪狭山市堺市の参加を仰ぎ「あまの街道ゴミ掃除」をします。
長期目標は
 ・開発地に建てられた住宅街で自治会組織を立ち上げ「新戦力」に組込む
  (若夫婦に子供の参加も!)
 ・円卓会議と共同で「明るい森計画」を推進
夢物語として
 ・地主に土地を提供してもらい「拠点となる東屋を建設」
 ・陶器山復活計画(釜を作り焼物を始める)

こんなことが動き出せば、NPO活動も楽しくなるだろう。
来年はこんな夢を求めて活動をしていこうと思います。宜しくお願いします


LEDと眩しさ
091227(日) dogfight
春に、老眼鏡を作るために、眼科で検査を受けました。そこで受けた指摘は「初期の白内障」でした。もうこれはどうしようもない老化現象だそうです。

白内障になると「眩しさ」に敏感になる。
世の中「省エネ」の大合唱です。その中で、発光ダイオードを使ったLED照明が注目されている。最近では性能も向上し弱かった「明るさ」も随分向上した。ただ、小さな体で大きな灯りを求めたため、高輝度となった。つまり、とても眩しいのです。白内障を患う人には「とても辛い照明器具」と言うわけです。

白内障にやさしい白熱球に比べ1/10の消費電力で済むだけに、今後はLEDは増えるだろう。白内障に配慮した開発もお願いしたいものです。


灯りと省エネ
091228(月) dogfight
仕事上で作った、建築における「灯りと省エネ」に関するリポートから紹介します。
■天井高さ
省エネに反して、日本の建築は天井が高くなる一方です。例えば
 ・分譲マンション CH=2700
 ・オフィス     CH=3000
 ・商業施設    CH=5000
最近の建築ではこんな標準になってきています。

■照明器具
わが国で、LEDの普及はまだまだです。それは
 ・コストが高い(従来商品に対し10倍くらい)
 ・まぶしい
こんな理由があります。
しかし、LEDの発達もさることながら、蛍光管の省エネ化が一歩先に来ています。電力消費量でいえば、LEDと省エネタイプの蛍光管では3割程度しか違いがありません。前項で述べたように、天井が高くなる傾向があり、照度確保から蛍光管がまだまだ多く使われています。

■照度
「より明るく」が最近の傾向です。オフィスでも700ルックス以上が普通になってきています。

■省エネ手法
効率を上げる手法は限界にまで来ており「局所」というコンセプトが出来つつあります。例えば
 ・便座ウォーマーは人を感知して作動する(普段は余熱しない)
 ・クーラーも人を感知しなければして待機モードに入る
 ・TVは人を感知しなければ画像を停止して待機モードに入る
 ・冷蔵庫も出し入れの頻度を感知して省エネモードに入る

照明における省エネも「こまめに消す」方向に行っています。
最も多いのが人感センサーですが、政府が奨励しているのは「自然光を感知して照明の点灯をコントロールする」ものです。来春からは改正省エネ法が施行されるので、このコントロール方法が一気に増えそうです。


今年もあと僅か
091229(火) dogfight
今年も後僅かになりました。冬眠覚悟だったのに、終わってみれば忙しい1年でした!

竣工した物件だけでも
 ・某企業本社ビル
 ・神戸の家
 ・和歌山の家
 ・某マンション(120戸)
只今工事中が右写真の建物です。

年が明ければ、超ミニ店舗の工事がスタートです。
3月にはマンション(37戸)の着工予定。
4月には診療所が続きます。

そんな訳で、途切れることもなく現場が続きます。
建築屋と生まれたからには、設計だけではなく常に現場に身を置きたいものです。
追記
27.28日は忘年会を兼ねて3家族で温泉へ行ってきます。でもその後は大晦日まで出勤することになるだろう。

仕事に恵まれた「良い1年」でした。ありがとうございます!


薬局と医療施設
091230(水) dogfight
いつの頃からか「医薬分業」となった。単科の診療所でも薬局を持たないところが多い。
医師から発行される処方箋は、どこの薬局でも
 有効で、患者は薬局を選ぶことができる

さらには、法律でこのようになっているそうだ。
 ・医療施設と薬局が提携することは禁止
 ・医療施設が薬局を推薦してはいけない
でもこれは現実ではない。医療施設と薬局は隣同士で存在することが多いことで解るように、持ちつ持たれつの関係にある。
ただし、医療施設と薬局が同格か?となると極めてあやしい。
医療施設のそばに薬局が進出することはあっても、薬局のそばを狙って診療施設を作ることはない。この現実から共存と言うより、薬局の依存関係と言えよう。
追記
積極的に薬局のチェーン化を図る経営者氏にお話をうかがったことがある。それによれば「立地を選べば診療施設に依存しない経営ができる」そうだ。だからこそ「チェーン化」と言う積極経営ができるのだろう。


栄枯盛衰
091231(木) dogfight
今年最後のホームページです。みなさま、良いお年をお迎えください!

新年は、どんな年になるのだろう?
毎年、年末になると「とんでもないホラ話」が舞い込んできます。今年もそんな話がありますが、素直に喜べる話でもない。私は残念ながら「良い年」を想像できません。

新年は、法の改正で「建築界に逆風が吹く」ことも間違いありません。
栄枯盛衰は世の常で、新しい年が不遇なら、それは素直に受け止めたいと思う。欲をかくことも、無理を重ねることもしたくはない。あるがまま…そのように新年を迎えたいと思います。
追記
これから、今年最後の打合せへ参ります。良い1年でした!























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