元dogfightのぼやき
2009年10月
エッセイ&コラム

終の棲家ウンチの比重週末恐れ模型月下美人と台風小さいけれど…思考プロセス秋祭りレセプト新旧インフルエンザコラボ検診ドッグレックの敷地仲間てっちり陶器市ポインセチアボロアパート社会主義政権か?日記の更新あまの街道のゴミ投棄貧困率ビオトープ建築確認の簡素化検診の結果難産の末ノーマネー・ノーラブ

終の棲家
091001(木) dogfight
早いですねえ・・・
もう、10月になってしまいました。

18歳で故郷を出て…
思えば随分と引越しをしたもんだ
 ・兵庫県尼崎市(新庄下橋)/社員寮
 ・兵庫県尼崎市(立花)/下宿
 ・大阪府寝屋川市/下宿
 ・兵庫県加古川市/現場暮らし
 ・兵庫県高砂市/現場暮らし
 ・兵庫県西宮市/アパート暮らし
 ・大阪府羽曳野市/新婚
 ・大阪府富田林市寺池台/子育て開始
 ・大阪府富田林市高辺台/子育て中
 ・大阪府大阪狭山市今熊/子育て終了?
 ・大阪府大阪狭山市茱萸木/一人暮らし
この他に、単身赴任を入れればまだ増える。
終の棲家と思い定めた大阪狭山市今熊での生活は、家内の突然死に、事業の失敗や二男の問題も重なり、自己破産を選んだことで終わる。今熊での生活は17年間であった。これは、「終の棲家」の難しさを噛締めた出来事でした。

あれから5年。一人暮らしに馴れる筈だったのに…
緊張感が緩んできたのであろうか?最近は一人暮らしを苦痛に感じることが増えてきた 。
縁があって、晩秋に、また引越しをしようと思う。今度こそ「終の棲家」であってほ しいと願っている。


ウンチの比重
091002(金) dogfight
ある日の朝…
ウンチが浮いていることに気付いた。普通は、水洗便器に沈没するのに変だ!

そこで調べてみました。
・健康な大便は比重が1.06くらいなので水に沈むのです。浮くのは脂肪が多いので軽くなっている証拠。これは腸の働きが悪くなっているためで、スタミナ不足で疲れやすくなります。
・繊維質の多い食生活をしていると便が浮くのだそうです。
賛否はあるのですが、やはり普通に沈む方が良いかなと思いました。なお、浮いた日の前日の食事は野菜中心のまことに健康的なものでした。
追記
ダイエットを始めてから便秘気味になっている。ウンチがとても硬く、痔主の私には苦痛の瞬間となっている。やっぱり、コンニャクの影響やろか…


週末
091003(土) dogfight
金曜日夜に書いています。
週末の夜は、何かホッとしています!

もう長いこと休んでいません。9月の5連休も、終わってみれば1日も休めませんでした。その後の土日も、これからの土日や祝日も見事に詰まっています。多い順で言えば
 ・仕事
 ・プライベートな約束
 ・NPO活動
風邪でも引いたら、スケジュールの変更が大変なくらいな状況です。

追記
ホリデーを実感するのは…
それは土曜日早朝から、あまの街道を主に、10km歩行をしてから出勤することです。
明日は土曜日、外は雨、でも明日の朝には止みそうです。


恐れ
091006(火) dogfight
お腹が痛いことに触れてきました。でも、原因は不明です。
それでも、検査を重ねて多くの可能性を消去してきました。血液検査で腫瘍と炎症反応を調べてみました。「限られた検査なので完全ではありません」というコメントつきですが、反応は陰性でした。

私の家系は「癌家系」です。
兄弟5人中、いまだ癌の宣告を受けたことがないのは私だけで、既に兄二人は亡くなっています。それだけに、何時「癌の宣告」を受けても意外ではありません。とはいえ、覚悟は出来ていると口で言うほど、達観している訳ではない。現に「陰性反応」を知ったとき、私の気持ちはホッとしました。それは私が、潜在的に「癌の恐れ」を持っていることを、改めて感じた一瞬でもありました。
追記
家族、友達、職員から心配され、もっと検査をするように勧められました(最早、周りを納得させなければいけない雰囲気です。これが世間との絆でしょうね)。
今までの検査では、病気が見つかった訳ではありませんので、自費でPETやCTなど断層検査を受けることにしました。頻繁に受けられる検査でがありませんので、最高のコースにしました。検査日は10月15日、4時間の検査で21万円です。凄い費用ですね!


模型
091007(水) dogfight
大阪府豊中市の住宅密集地で、住宅を計画中。
敷地面積は50坪あるのですが、ドッグレックした地形で段差まである(有効面積は案外少ない)。
隣地は、所狭しと家が建ち、南側といえども「光が入るかどうか?」そんな悪条件です。

この案(写真)は、第1回プレゼンテーションです。
計画の骨子は、中庭を持って、自ら採光を確保し、あわせてプライバシーを守ることです。

狭い敷地を有効に利用するため、中庭にはシンボルツリーを植え、それ以外はウッドデッキとします。気候の良いときは「居間の延長」として活用できるよう考えました。
でもなあ〜こんな忙しいときに、何で模型まで作ってるのやろか?


月下美人と台風
091008(木) dogfight
(091007夜に書いています)
台風18号が、刻々と近畿に近づいている。時間と共に風雨が強まってきています。
夕刻から打合せ、その後はお決まりの「呑み会」です。話題として、台風は出てきますが「酒の魅力」には勝てないようで、予定変更なし。
まずは、酒と肴の店で、喉を潤し、下地作り。

ロレツが、ややオカシクなってきたところで「次にいこか!」と相成りました。

呑んで唄って4000円の店。昔は「綺麗やった」とおもわれるママさん相手に、還暦過ぎたオッサンが3人。軽く手玉に取られて、カラオケにチャレンジ!

そんな時に届いたのが月下美人。高さ2mほどの木から、次々に咲き出した。
カメラの連続シャッターで撮れば、開く過程が写せるのではないかと思える速さで、花開いていきます。

うふふ…
1970年代に流行った歌を、オッサンが交互に歌う。月下美人とオッサンの取り合せがなんとも不気味です!
アカン!
外はえらい雨や


小さいけれど…
091009(金) dogfight

区画整理事業に協力して、こんな土地を受け取ったクライアントがいます。
都市計画道路を作った「残地」です。間口は広いのですが奥行きは「ビックリするくらい狭い」のです。建物にすれば、2〜3.6mほどしかありません。おまけに敷地内に70cmほどの高低差があります。
ここに「何かを作りたい」と言うのがクライアントのご希望です。で、用途不明のままアイディアを出すことになりました。想定は、
 ・用途は、店舗(物販系)またはショールーム、事務所など
 ・スケルトンを生かしたデザイン
と言うことで、柱は片側に立て、道路側(近鉄大阪線に面している)はガラス貼りと言う提案にしました。〜1本柱の自転車置き場をガラスで囲う〜そんな想像をしていただければわかりやすいと思います。

この提案にクライアントは大乗り気!ディテールはとても難しく、頭をひねりながら検討を続けたのですが…
残念ながらこのアイディアは「とてもお金が掛かる」ので、断念。 僅か13坪の建物ですが、テイストを活かしたままローコストに心掛けた設計に変えています。狭い敷地ですが、樹木を取り込んだデザインにして、西洋白樺を植えようと考えています。


思考プロセス
091011(日) dogfight
大阪府豊能町にある「まわたり内科」移転に伴う計画案が大詰めまで来ました。
コンセプトを定め、計画の軌道がブレそうになると、修正してきました。プロセスNOは14ですが、枝番まで入れれば、20案目くらいになります。よく纏まってきたと思います。

計画地は、大阪のベッドタウン。山を切り崩した造成地で出来ており、町中「坂だらけ」です。団地が出来て20年以上経過しており、ここでも高齢化が進んでいます。坂道と階段を上らなければ入れない現在の診療所では「患者さんを大切に出来ない」そんな思いが、移転計画の出発点になりました。
用地の確保
坂道ばかりのこの街で、フラットな敷地(約1000u)を確保できました。この街では奇跡みたいな話しです。

バリアフリー
バリアフリーはとても重要です。敷地内は勿論、建物内も完璧なバリアフリーを目指しています。バリアフリー新法を順守し、段差解消・車いすルート(廊下幅)の確保・手すりの設置・特殊トイレの設置(車いす対応、人工肛門対応)・障害者駐車場などを完備します。

感染症対策
新型インフルエンザが猛威をふるっています。季節性インフルエンザを含めて、感染症対策は、これからの診療所に必要なコンセプトだと考えています。

検討用の模型


新診療所では、重度の感染症にも対応できるよう「感染症ゾーンを設定」し、必要な時には区画できるようにしています。ここでは、感染症患者と一般患者の交差を防いでいます。また、感染症患者を「駐車場で待たす」等はぜず、ゾーン内個室で待っていただけます。勿論、建物だけではなく空調設備を含め「高度医療の出来る病院」に準じた内容にしています。

大きな風除室
診察時間は9時からですが、患者さんは7時ころからいらっしゃいます。そこで、風除室を大きくしました。早朝からお待ちくださる患者さんに、大きな風除室で快適に過ごしてもらうためです。また、電動車いすご利用の患者さんには、この広い風除室に車いすを置いていただきます。

多様な待合ゾーン
従来の、大部屋的待合だけではなく、個室待合を設けます。その利用方法は多様です。
 ・季節性インフルエンザなど感染症患者さん
 ・お子さん連れのご家族
 ・発熱などで横になって順番を待ちたい患者さん
 ・一人で待ちたい患者さん
重度感染症が発生した時は「個室待合兼診察室」にも早変わりできます。

大きな待合室は従来のベンチシートだけではなく、「サロン」として、快適に待ち時間を過ごせるように、テーブル付きのレイアウトを考えています。ここではパソコンも楽しんでもらう予定です。
中待合は、診察室前と処置室前に設けます。これで、診察ゾーンに入っていただいた患者さんは、治療が終わるまで最短の動線で済みます。

診察ゾーン
診察室は2室にしました。1室は予備ですが、
 ・重度感染症対応時は「感染症ゾーン内診察室」として1室を使用する。
 ・将来、ドクター2人体制を可能にする。
処置室を広くして、将来の「新たな医療機器」設置のスペースを確保しています。また、光庭に面して点滴ブースを設けます。レントゲン装置は最新のものを設置します。

高気密高断熱と空調
省エネと完璧な「空気調和」を行うため、高気密高断熱の建物とします。空調設備は「空気の持つ熱エネルギーを活用」する、超省エネシステム導入を検討中。冷暖房・湿度調整・換気をコントロールすると共に、ウイルスすら除菌するシステムを併設します。冬季は水道管が凍結するほど冷える地域ですから、蓄熱式暖房器で「24時間暖房」を行います。
診療所ですが、夜中の緊急事態にも対応できる空調を考えています。

プライバシーへの配慮
光庭を活用したプランにしました。外部への窓は最小限に抑え、患者さんのプライバシーに配慮しています。


秋祭り
091012(月) dogfight
3連休ですね!天気予報は「晴れ」
土曜日は、打合せが引けてから、ちょいと呑み会。帰りは午前様となりました。

三都神社にて

あまの街道から見たイベント

月曜日は、神戸で9時から竣工した住宅の撮影。昼は「大阪の住宅」の打合せがあり、夜は再び神戸の住宅の夜景撮影です。

ぽっかり明いた日曜日。久々のホリデーでのんびりしました。
この日は、大阪狭山市の「秋祭り」です。町中をだんじりが練り歩く。

でも、これは先住民族だけの楽しみ。親子3代暮らさなければ「氏子になれない」のが、この地域のしきたり。
ニュータウンの住民は「だんじり祭り」に参加できない。そこで、このように「独自のイベント」で、お祭り代わりです。

ボチボチ、しきたりを変えて「皆のお祭り」になりまへんか?
関係のない追記
オバマ大統領が「ノーベル平和賞」受賞だそうな!
当人も驚いたという受賞ですが、納得いかない人も多いのではなかろうか?
オバマ真大統領は「核廃絶」の理念を表明したが、具体的行動は何一つ起こしていない。
これなら「俺でもいえる」ぞ…


レセプト
091013(火) dogfight
自民党が進めてきた「レセプトの電子化」を、民主党は見直すそうな!その理由は「高齢でパソコンを使えない医師」もいるからということです。

建築の世界で「通ってきたこと」ですね!
「パソコンが使えない」これだけで消えた建築技術者がいっぱいいます。だから、怪しからんことなのか?
世の中がこれだけコンピュータ化してしまうと、やはり「パソコンは不可欠」です。パソコンが使えない人は「高速道路を歩いている」に等しいことは事実です。

現在進行中の現場、工事監督氏はパソコンが使えない。ところが現実は、
 ・提出書類は全て電子化
 ・業務上のやり取りはメールで
周りがリカバリーするのに、段々疲れてくるのではなかろうか?
日教組・日本医師会・日弁連を味方につけて勝利した民主党。勝利のお礼が大変ですね!
非情な言い方ですが「高齢でもパソコンを使う」人もいっぱいいるわけです。医師だけではありません、あらゆる職業においてもパソコンが使えないことは、今の世では明らかなハンディです。

最底辺に基準をあわせて物事を決めると、何も前進しなくなる。民主党の見直し方針は「酷く高くつく」ように思えて仕方がない。基準がクリアできない(パソコンがつかえない)人のために、基準を下げるのではなく、別の方法で救済するべきではなかろうか?


新旧インフルエンザ
091014(水) dogfight
新型インフルエンザの感染について、流行のピークを超えた南半球からの報告で
 ・高齢者は罹りにくい
 ・季節性インフルのワクチンでも効果がありそう
 (新型の感染が少なく、罹患しても症状が軽い)
こんな結果が出ているそうな。
これは、新型が「A」から突然「Z」が出来た訳ではなく、B・C・・・といった流れの延長にあるため、過去の感染歴が無駄にはならないということらしい。私も先週、季節性インフルのワクチンをうったのですが「新型にも効果があるのではないか」と思ったからでした。そうであって欲しいですね


コラボ
091015(木) dogfight
私は「建築家」にはなれなかったのですが、建築屋(技術屋)としては優秀であったと 自負しています。
そして、還暦を過ぎて、多くのチャンスに出会うことができ、大変嬉 しく思っています。余分な力みが消える歳になり、己の不得手なものを素直に認 めることができるようになりました。それが、異業種とのコラボレーションに繋がった のではないかと、感じています。

神戸T邸/ロートアイアンと庭のコラボ
和歌山N邸のアート作品
神戸のT邸では、主設計は私が担当しましたが、
  ・エーアンドエー(オーディオルームの設計)
  ・ガーデンラボ(造園を含むエクステリア設計)
上記2社の参加(分離発注)を仰ぎ、共同でT邸を作ることとなりました。 また、ロートアイアンでは、京都のよし与工房様と九州で活躍するマサジアート様に共演をしていだきました。よし与工房様の職人芸とマサジアート様の芸術作品は見事に癒 しの空間を醸し、ガーデンラボH氏の庭作りととてもマッチしています。

造園工事が終わった時、H氏から「庭のために建物を作ってくれてありがとう」と 感謝されました。これは、とてもコラボが上手くいった褒め言葉だと、素直に喜んでい ます。

勿論、クライアントのT様に、大変気に入っていただいております。
和歌山のN邸では、各界で活躍するアーティストに作品をお願いし、建物に取り込ん でいます。
 ・チェンソーアートの城所氏
 ・切り絵の蒼山氏
 ・ステンドグラスの上林氏
 ・ロートアイアンのマサジ氏
 ・工芸家具のGワークス氏
さらにクライアントのテディーベアーが、簡潔なデザインで作られた家をカンバスにし て素晴らしい演出をしてくれています。またN邸でも、造園とエクステリアはガーデ ンラボH氏にお願いをしました。

このように、2物件でのコラボはとても楽しい体験となりました。
これからの設計でも 、積極的に協力関係を築いていきたいと思います。
追記
計画がほぼ固まってきた「まわたり内科」の設計では、香港に拠点を持つデザイナーと「空間 ・照明デザイン」でコラボを予定しています。私が付いていけるだろうか?という不安 はあるのですが、それ以上に期待に胸が膨らんでいます


検診
091016(金) dogfight
自由診療の「健康診断」を受けました。
断層検査だけでもMRI・PET-CTのフルコースで、これなら「健康な人でも病気が見つかる」のではないかと思ってしまいます。検査費用は21万円。私には勇気のいる費用ですが「一度体験してみたい」と思っていました。

保険診療で同様の検査を受ければ5〜6万円程度で済むそうです。今回は、その違いを体験することも目的の一つでした。私は利用したことがないのですが、メイドカフェというものがあるそうです。自由診療の検診というのは「メイドカフェの医療版ではないのか?」これが私の感想です。

施設が綺麗なことは言うまでもありません。検査室ごとに待合があり、それはとても広いか個室のいずれかです。移動はエスコート付き、次の検査室には検査技師が出迎えており、丁重に検査内容を説明した上で行われる。
検査終了後はレストランで懐石料理が付いていました。なにせ、空腹で検査に臨んでおり、検査終了後の緊張感も解けて、寛ぎの演出です。
まあ〜「医療行為に濃厚なサービス付き」といったところであろうか。遠くない将来、医療の世界は自由診療による「差別化」が起きるのではないかと感じています。費用はかかりましたが貴重な体験となりました。

追記
さて、検診に必要な検便。
洋便器が当たり前となって、検便の験体採取は容易ではありません。それでも「5分間浮かんでいる」という紙を、洋便器に浮かべ、モノを出して「採取しよう」と立ち上がったら…
  流れ去ってしまいました
ああ〜あ、全自動トイレであることを忘れていました。
検査結果が出るのは2週間後。さて?どうな結果でしょうか…
関係のない追記
今から35年前。私が27歳のとき、日立製作所設立60周年記念事業で、当時としては画期的な「コンピュータ診断による検診センター」を作ることになりました。掛け声は勇ましいのですが、手探りで様々な機器を開発しながらの建設となりました。
基本設計を済ませて、1ヶ月のヨーロッパ研修旅行に出かけました。
帰国する頃には実施設計が終わっているはずだったのに、帰ってみれば「そのマンマ」でした。翌日から徹夜で設計に入り、そのまま日立市へ単身赴任。
当たり前ですが、今回の検診施設は、当時とはまるで違っていました。時代の進歩を感じる出来事ですね。

サラリーマン時代のボスは勇気ある人でした!
所員は11人で、私は「年齢で下から3番目・学歴は唯一高卒」でしたが、序列はボスに次いで2番でした。ボスなりの大胆な評価です。だからこそ、日立製作所設立60周年記念事業というビッグな仕事の担当になったのだろう。感謝しています!
勿論、社員でヨーロッパ研修を受けた第1号でした。


ドッグレックの敷地
091017(土) dogfight
最近の設計では、半数以上の敷地がドッグレックしている。
 ・神戸T邸(9月竣工)⇒主要な建物がドッグレックした奥にあり、正面からはあまり見えない。
 ・和歌山N邸(10月竣工)⇒本家の奥に作ったため、結果的にドッグレッグした敷地と同じで、正面からはあまり見えない。
 ・模型で紹介した大阪K邸。見事なほどのドッグレックした敷地で、正面からはまるで見えない。
 ・計画を済ませ、ただいま用地買収中のマンション計画(未公開)。近日中に設計着手の予定ですが、これも完璧にドッグレックした敷地で建物はL型に建つ予定。
最近、当社で手がけている物件で、整形な土地は診療所だけです。
他の計画土地は、うふふ…「アウトレット」ですねえ〜でも、アイディアを絞りだせば「面白い」


仲間
091018(日) dogfight
私へ頂いた「仕事の引き合い」で、オーバーフロー分はお断りするようにしてはいるのですが、引き合い全てが成果になるわけではないので、どうしてもオーバーブック気味になります。ところが、狼少年と思っていたものが「本物」になって、このままでは、とても私だけでは請けきれない状況になってきました。

私の手で、計画を進めてきただけに、いまさらお断りも出来ません。
なんらかでマンパワーの確保が必要なのですが、かといって、いまさら求人をして「事業拡大」する気もありません。うふふ…物理的(事務所の広さ)に拡大は無理です。忙しさも一過性である可能性が高く冒険は出来ません。

そこで、安心して全てをお任せできる「仲間」を、人づてに探しています。
設計業務といいっても、図面を書くのは業務の僅かな部分でしかありません。
 ・クライアントとの打ち合わせと事業計画
 ・関係者との交渉調整
 ・設計とコスト管理
 ・各種申請業務とそれに伴う設計調整
 ・工事監理
図面だけ受けてくれる外注先はあるのですが、交渉・調整・作図が密接に関連しており「図面だけお願いする」ことは困難です。ようは、下請け関係では半端仕事しか出せません。
元請−下請け関係ではなく、まさに「仲間」が欲しいのです。

しかし、なかなか「肌合い」のあう人がいません。
優劣とか、上下ではなく、同じ価値観の人に出会えないでいます。じっくり時間を掛けて探していくしかなさそうです…


てっちり
091019(月) dogfight
およばれで「てっちり」をご馳走になりました。久しぶりですねえ〜

 ・ぶつ切りてっさ
 ・フグの唐揚
 ・てっちり
 ・雑炊
どれも美味い!
久々にフグを堪能しました。
でも、何故招待されたのか?よく分からないのです。「ただほど高いものはない」といわれるだけに、後が怖いですね!

Fさん、ご馳走様でした!


陶器市
091020(火) dogfight
日本六古窯の一つ「丹波立杭焼」の陶器市へ行ってきました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AD%E5%8F%A4%E7%AA%AF
http://www.the-anagama.com/ja/kanzaki_4/j_six_valleys.html
http://www.city.sasayama.lg.jp/ev01komp.html

こんな斬新な作品も

長さ3kmほどの沿道に70ほどの窯元が並ぶ。
予め欲しい焼き物を決めて行ったのです が、目移りして仕方ありません。
・立杭焼の伝統を守るもの
・今様にアレンジしたもの
・まったく斬新にしたもの(とても立杭と思えない)
それぞれに魅力にあふれています。

100円均一から焼き物はあるのですが「これは!」と目を引くものは、やはり安くあり ません。
私なりにお金を用意して行ったのですが、1kmも歩くうちにスッカラカンになりました。
買いたかった「ぐい飲みやスープ皿」にまで手が回りませんでした。これ はきっと「もう一度おいで」と言っているのでしょう。
少し苦言も呈しておきます。
イベント主催者は、ご苦労なさったと思うのですが、誘導がうまいと思えませんでした。
駐車場を求めて誘導にしたがって走りました。でも、主催者の用意した駐車場は何処 にも「空車」がないままぐるぐる回り。満車情報がまるで出来ていません。結局、民間の有料駐車場に入れました。
最もはずれにある小学校の臨時駐車場とメイン会場を結ぶシャトルバスが運行されてい るのですが、私たちは利用できませんでした。その理由は  
 ・民間の駐車場を利用した  
 ・全長3kmの「沿道の窯元」を結ぶバス停を用意していない
  ⇒これでは「窯巡り」が出来ない
 ・売り物が「重い」ことを解っていない
シャトルバスが主催者の用意した主会場と駐車場しか結んでいたいため、気に入った窯 元で陶器を購入しても、離れた駐車場まで「置き」に行く術がない。きめ細かいシャトルバスの運行が無理なら、せめて宅急便のステーションを何ヶ所か用意して欲しかった。離れた駐車場まで、陶器を運ぶのは「重い!」のです。


ポインセチア
091021(水) dogfight
私の生活が大きく変ってきて、ボロアパートに帰ってくるのは週に1〜2回くらいとなっている。

生活の変化の、一番の被害者は「ポインセチア」
特別可愛がっていた分けではないのですが、やはり心の交流はあったのだろう。最近、ポインセチアに元気がない。

お前との付き合いもまもなく1年だね!今度、衣類を運ぶときは、お前も一緒に引っ越そうか…
追記
亡妻の仏壇のお世話がままならない。「お母さん」には事務所っ引っ越してもらおうか…


ボロアパート
091022(木) dogfight
夜逃げ同然にボロアパートへ引っ越して4年半となる。ボロアパートの4年半は思い出深いものとなるだろう…
私は還暦を前にして「究極の貧乏」と対峙した。この年の年収は70万円、それでも生活スタイルを変えることはなかった。私は、どんな時も「もう一度舞台に立つ」と公言していた。
閉店間際のスーパーのお造り。
割引シールが何枚も張り重ねられ、賞味期限はあと30分。パックの中のハマチは乾燥して反り返っていた。これをアテに2リットルパック980円の「酒もどき」で酔 う。
読書量は普段通りであったし、よく旅行もしました。
この年、10回以上の小旅行をしている。予算は1回1万円、これでユースに泊まり、移動は足、飯はパンと牛乳でした。この記録は私のHP「近畿探訪」に載っている。

この思い出を「みじめ」とはいささかも思っていない。蘇るための試練であったが、同時に戦いに打ち勝った誇りを感じている。多くの人に支えられたことは言うまでもないが、私は貧乏を楽しんだ。乾燥して、反り返ったハマチのことを「笑いばなし」として楽しく語ることができる。

今ではすっかり馴染んだボロアパートですが、段階的に生活の場が移動しており、ここでの生活も大きな変化を迎えようとしている。ただ、仕事やお付き合いで「夜遅くなる」時は、宿泊所として必要なので、ここを今すぐ引き払う分けではありません。
ここ地は、私が40年間に渡り暮らした「第2のふるさと」だけに、去り行くことへの郷愁はあるのです。特にこの10年余りは、くじけそうな私を支えてくれた「あまの街道」があり、亡妻の思い出が詰まった地でもあります。これからも、大切にしていきたいと思っています…


社会主義政権か?
091023(金) dogfight

民主党の打ち出す政策を見ていると、我が国は社会主義になったのか?と思ってしまう。
日銀総裁選びでは「元官僚」であることを理由に、あれほど自民党の人事に反対したのに、郵政人事では民間出身の西川氏を引きずり降ろし、元大蔵官僚の斉藤氏選んだ。これで、小泉政権の行った郵政改革は「一時の仇花」になる。
西川降ろしの発端となったのは「簡保の宿売却問題」であるが、私は西川氏を評価していた。だいたい、赤字垂れ流しの施設を「職員丸抱え」という条件付きで買い手を見つけたことこそ奇跡だと思っていた。本来なら、熨斗を付けて引き取り先を探さねばならぬ不良物件である。斉藤氏の起用は、おそらく「税による補てん」で終わるのではなかろうか。
郵便局も民営化から官営化へ方向転換となる。過疎地の郵便局の撤退が続き、民営化不可という判断のようであるが、都市部で郵便局のサービスが向上したことは無視されている。

民主党の手法を見ていると「底辺を基準」にしていることが分かる。
郵便の再官営化も「不採算の過疎地救済」を基準にしている。採算の取れぬ過疎地だけを対象に救済策を講じればよいのに、全体を過疎に合わせようとしている。これが「ユニバーサル化」というから恐れ入る。
先に批判した、レセプト電子化の見直し理由も「高齢でパソコンを使えない医者がいる」というものであった。これも「パソコンが使えない」を基準にして、時代の変化に棹差している。これなど、期限付きで「オペレータ派遣」を考える方が有効ではないのか?

教職員の「免許更新試験」も棚上げにされた。これも「不適格な教師の排除」を拒否したことになる。有害な「最低教師を救済する」という意味で、これも「底辺を基準」にしたといえるであろう。

さらには、農業の所得補修制度を発足させるという。農業の大型化・企業化を促した自民党の政策に、真っ向から対立するものです。農業の所得補修制度は「米作り」を対象にしており、3ちゃん農業で「米しか作れない」農家に、さらに米作りを奨励することになる。これで、食料の自給率はさらに悪化する。まさに「自立できない農家」を救済維持するため「底辺を基準」にしたもので、農業の国際化から更に取り残されることになろう。

「底辺を基準」にするのは、社会主義国が長年培って手法ではないのか!機会の平等ではなく「結果の平等」を保証して、民主党は何をしようとしているのか?これをやれば、競争の排除が起こり、努力しても報われない社会に変わる。その結果、労働意欲が減退し、沈滞した社会に変わる。亡国にならねばよいが…


日記の更新
091024(土) dogfight
日々の生活の記録や感想は、今も普段通りに書いています。
「日記」は、ネット上にメールの形で書き溜めてあるのですが、HP更新用のパソコンがボロアパートにおいてあるため、週に1〜2回しか更新できないでいる。

ホームページの拠点も事務所へ移す必要があるのですが、設定が上手くいかず、まだ出来ていない。まあ、所詮は「読む人知らず」の一方通行の日記ですから「日々」にこだわる必要もないのだろう。
関係のない追記
拠点の変更が必要なものに「マッサージ」がある。これも、「週に1〜2回」お世話になっていて、良い先生に出会い大変丁重な処置を受けていました。整体の診療所は山ほどあるのですが、良い先生にめぐり合えるのか?とても心配です。


あまの街道のゴミ投棄
091025(日) dogfight
あまの街道で、ゴミ投棄が目立つようになってきた。
目立つのは、
・大型ゴミの投棄
・コンビニの包装ゴミ
(若者が増えたから?)
このまま放置すれば、益々投棄が増えるのではないかと心配です。

谷底めがけて捨てられたものが多く、単独で谷に下りるのは危険です。
NPOの仲間に呼びかけて清掃をするにも、平均年齢70近い私たちには荷が重い。

また、毎年行われる学校区主催の「陶器山清掃」でも、小学生が中心だけに、とても安全とは思えません。

やはり、行政に相談して、若い人たちを動員する方法を考えたい。
なお、谷は堺市側が多く、両市に跨るだけだけに、谷に散乱するゴミ掃除は容易ではなさそうです


貧困率
091026(月) dogfight

日本の「貧困率が高い」と言うことがマスコミで問題視されている。
そこで、貧困率の 定義を調べてみました。貧困率には「絶対的貧困率と相対的貧困率」があるが、今回問題になっているのは、相対的貧困率です。
  〜OECD(経済協力開発機構)は「等価可処分所得の中央値の半分の金額未満の所得しか ない人口が全人口に占める比率」を「相対的貧困率」と定義しています

国ごとの等価可処分所得を基準にしているので、裕福な国の貧困者の方が、貧乏国の金 持ちより裕福と言うことが起こる。どうも、これでは相対的貧困率と言えるのかどうか?
独裁国家の貧困率の高さと、先進国の貧困率は根本的に違う。 国家の在り方として「機会均等・自己責任」を突き詰めていくと、国民の所得格差が広 がる。当たり前であるが、努力するものと何もしないものの差が出るからです。

先進国では、アメリカと日本の貧困率が高い。アメリカンドリームと言う言葉あるように、チ ャンスを尊ぶ国では、貧富の差が広がり、貧困率は高いのが必然であろう。 一方、北欧の超福祉国家の貧困率は低い。これも当然である。社会負担率が70%を超え れば、等価可処分所得の差はほとんどなくなる。  収入−社会負担=等価可処分所得 このような計算式が成り立つから、競争原理が働けば「貧困率が上がる」性質をもつ。貧困率を考えるとき、もう少し詰めた方が良いのではなかろうか?


ビオトープ
091027(火) dogfight
近くにある「ビオトープ孟子谷」へ行ってみました。 ビオトープとは耳慣れない言葉です。
ビオトープ(Biotop、ドイツ語)は、バイオトープ(biotope、英語)とも表記し、生物群集の生息空間を示す言葉である。日本語でもカタカナのまま用いられるが、あえて 訳す場合は生物空間、もしくは生物生息空間とされる。語源はギリシア語からの造語で 、「bio(いのち)+topos(場所)」である。転じて生物が住みやすいように環境を改 変すること、したものを指すこともある。

私なりに想像をして行ったのですが、かなりイメ ージがくるっていました。

印象は、半自然(全くの自然でもないし、全部人工的でもない)な環境でした。 あまの街道は「都会のオアシス」ですが、ビオトープ孟子谷は田舎にあります。規模は当たり前ですが、あまの街道よりはるかに大きく、田舎にあまの街道があると言ったと ころです。
いきなり、野生のサルに歓迎されて歩いてきました。やはりこちらの方がワイルドです ね!


建築確認の簡素化
091028(水) dogfight
民主党は建築基準法の見直しをするという。私は戦々恐々としている!

姉歯事件で、建築基準法の「確認申請」制度が大きく変わった。安易な「変更許可」が不正に繋がったと思われ、誠に硬直した制度に変わった。僅かな訂正や変更も許されず、申請作業は停滞し、工事も遅れるようになった。それが「経済の沈滞を起こしている 」と言う認識で、民主党は制度緩和を見据え見直しをするという。
建築界に身を置くものには、まことに迷惑な姉歯事件による改正であった。それでも、 予期せぬ貢献もあった。それは、制度変更について行けなくて、脱落した建築士が多か ったことです。パイが縮むなかで、建設労働人口の移動が進まなかったのですが、これによって労働人口の適正化が行われたからです。それももう完了し、今は弊害だけが残 っている。

では、民主党による見直しに期待が持てるのか?
私はとても懐疑的です。その理由は…
弊害の被害を受けているのは「最前線の実務者」です。まさに私のような立場の建設関係者です。民主党が本気で制度見直しをするのなら「有識者の意見」を聞くのではなく、最前線の実務者全員に、記述式のアンケートを取ってほしい。最前線(末端)が困って いることを直に聞いて欲しい。それは、大学の先生に意見を求めても決して分からない ことだからです。

いまの申請制度は、ユーザーの利益を守るためと称し、何重にも屋を重ねている。 これが弊害を招き、ユーザーに過重な負担をかけている。
私は、工事中の変更も含めて 「自己責任」による選択制を認めてもよいのではないかと思っている。ユーザーが自己責任で行いますと選択すれば、屋根は一つあればよいはずです。
※現在の制度は、1級建築士の設計⇒1級専門建築士のチェック⇒検査機関によるチェッ ク⇒適合性判定と屋根だらけとなっている。


検診の結果
091029(木) dogfight
大枚掛けた検診の結果が出ました!
大局的には「異状なし」です。 血液検査で、若干「正常値オーバー」がありますが、これは従来からのことです。所見 も、
 ・運動量を増やすように
 ・お酒を控えるように
といったもので、従前と変わりません。
フルコースの断層診断検査では「軽度の脂肪肝が見られる」という。警告されていた脂肪肝が「軽度」の診断で、むしろ驚いている。これ以外の所見は『異状なし』となっていました。
この検査を見る限り初期のガンもなさそうだ。 それでも、断続的に「脇腹が痛む」 現代の医学では、まだ診断できない「なにか?」があるのだろう。ということで報告を 終わります。


難産の末
091030(金) dogfight
究極のローコストを目指して設計したワンルームマンション。

工事途中に発注者(ファンド)の倒産もあり、1年遅れの竣工が近づいてきました。 竣工後の買い取り者も決まり、やっと安心してフィニッシュが迎えられます。

この2年で経済環境も大きく変わりした。
この建物が、今後どのような航海を続けるの か?定かではありませんが、立ち枯れを避けることができたことは嬉しい限りです。


ノーマネー・ノーラブ
091031(土) dogfight
東京の無職の女性(34歳)が、複数の女性から1億円に及ぶ結婚詐欺をしたとして、逮捕された。不審な死を遂げた男性も4〜6人と言われ、さらに増える可能性もあるようだ。

だまされた男性の年齢幅が広く、結婚できない男性の苦悩を弄んだ犯罪と言える。それにしても、悲しいばかりの現実を見せられた気がします。
まもなく、家内が亡くなって5年になります。
一人暮らしが苦手な私は、再婚願望があったのですが、この時期「自己破産」するなど、経済的な苦境にも見舞われていた時で、友人から言われたのが『ノーマネー・ノーラブ』です。
つまり、金がなければ恋もないと言うわけです。このことは、あるパーティーで出会った結婚コンサルタントからも言われました。どうやら、年齢が行けば特にそんな傾向が強くなるのは間違いないようだ。
  では、金さえあれば恋ができるのか?
お金に恋する女性はいっぱいいるだろうが、金さえあれば相棒ができるとも思えない。やはり「自分の魅力を磨く」しかないように思うが如何であろうか?























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