元dogfightのぼやき
2008年12月
エッセイ&コラム

願いいま時のこと猫の入院暁を覚えず私有権の制限雇用不安百舌鳥古市古墳群耐震等級防犯カメラ届かなかった訃報身につまされる話スニーカーの違い隔日出勤ナツメロに思うマンションのスラム化混ざらぬレイヤー排熱で発電BIG3ストリートビュー忘年会ペットロス冬至の朝誰が見ているのか?光のルネッサンス造成予定地の植生調査バージョンアップ御用納め公務員の異常な世界年の瀬メンタリティー源氏物語今年の終わりに

願い
081201(月) dogfight

昨日、大阪狭山市大野台5.6丁目町内会のウォークラリーがありました。
NPO法人あまの街道は、そのガイド役をおおせつかり、NPOメンバー3人で勤めました。

10時から、大野台6丁目にあるアクティーホールを、三々五々に出発です。
NPOメンバーは、キノコ・野鳥・木の実・歴史などを語りながら歩きます。そして、いま「あまの街道」が抱える危機を伝えました。私たちは、この自然や景観が、多くの人たちの努力なくして「保存できない」と言うことを訴えました。
  たとえ、一人でもいい!
  私たちの訴えを、次の世代へ伝えて欲しい!
それが私たちの願いです。
関係のない追記
早いですね…今年もはや、師走に入りました。
季節は巡り、来年も春の息吹を迎えるだろう。ただ、永遠ではない。守りませんか!このふるさとを


いま時のこと
081202(火) dogfight
高校の喫煙室
愛知県新城市の私立高校に「喫煙室」があったとして、警察の捜査の手が伸びた。
笑えない現実ではないか!同校では、喫煙によるボヤもあって、このような処置をしたそうです。
〜未成年はタバコを吸わない〜
こんな建前が通るなら、喫煙室など作るはずがない。学校関係者も辛いね!

裁判員候補の通知
裁判員制度のスタートを前提に裁判員候補の通知が届いているそうな!
秘守義務を負わされる通知ですが、ネットで公表する人もいるようで「大混乱」と言うところです。
私は「届いていません」これなら公表しても良いでしょう。
でもなあ〜
この制度…日本に馴染むやろうか?
見上げてごらん・・・
帰り道。駅を下りて空を見上げた
  「綺麗だ〜!」

TVニュースをつけたら三日月と金星・木星のスリーショットを紹介していた。
どうやら、めったに見られない星の並びだそうな!
是非眺めてみてください

猫の入院
081203(水) dogfight
「猫が入院した」という電話があった。

何でも、溝に落ちて動けなくなっているところを、お隣さんが見つけてくださったそうで、すぐに動物病院へ。レントゲン検査では骨は折れていないと言うことで「事故」の線は消えた。下半身が冷たくなっていることから、心臓病が疑われた。出た診断が「肥大型心筋症」で、入院となったそうです。
病名と「動けない」ことが結びつかない。そこで詳しく聞いてみました。
  猫の病気「肥大型心筋症」 http://www.kdch.net/old/enfermedad_g/corazon.html
無症状の場合が多いのですが、症状が進行するにつれて食欲や元気がなくなりじっとしていることが多くなります。心臓の筋肉が厚くなることで、十分に血液を排出することができなくなり、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまうからです。いろいろな症状がでてきて、前述の呼吸困難や、後ろ足の麻痺とかです。この状態が長く続くと、後ろ足が壊死してしまいます。
人で言うなら「心臓移植」以外に治療法はなく、注意して対処療法をしていくしかない。3日間で退院したのですが「後遺症は残っている」そうです。治療費は〆て5万円。これから「猫の介護が必要」と、嬉しそうに?話していました。
この話しを別の人にしたら、
 ・猫でも「患者」と呼ぶ
 ・餌とはいわず「食事」だそうな
うむ〜私より恵まれた猫が、この世にはいっぱいいるのだろう


暁を覚えず
081204(木) dogfight
春でもないのに、朝寝坊がしたくて仕方がない。だから、早朝ウォーキングが減っている。

「冬眠」を宣言したのに、手持ちの仕事がはかどらず、なかなか巣篭もりができない。眠いのは、こんなことも関係しているのだろうか?
  あと2ヶ月…
それが過ぎれば設計の仕事が消える。それから半年ばかり監理業務が続く
さて?仕事に「暁」はやってくるのだろうか


私有権の制限
081205(金) dogfight
バブルという「アホな時代」があったお陰で、随分海外旅行もしている。
歴史・文化・制度といったものに興味があり、行った先々でガイドさんを質問攻めにした。
日本は特異な国だと思うが、その最大のものは「私有権のあり方」だと思っている。
多くの国(おそらく日本以外は)の土地は公有である。かの国における所有とは「土地利用の権利」である。だから、永久使用ではないし、公共が優先するのは言うまでもない。

日本では、私有権とは憲法に定められた権利で、犯すことは許されないとする考えが強い。僅か一人の権利のために、成田空港の開港が遅れ、新しい道路が寸断される。つまり、公共の利益より私有権が優先される典型的な事象である。

ところが、私の住む建築の世界では早くから「私有権が制限」されている。
建築基準法は、集団規定と単体規定から成立っている。
集団規定とは、地域の利益(交通・安全・福祉・防災など)を優先させ、
 ・建設可能な建物の最大規模を定め
 ・建物用途や構造種別を制限している
地主だから「何をどのように作ろうと俺の勝手」とは行かない。
規制緩和も、全産業でもっとも進んでいると思う。それだけに、姉歯事件による「後戻り」が残念である。
景観の保護保全を目指すNPO活動をしている。
いまや「景観は国民の財産」という考えが定着しつつあり、国土交通省は、景観法や屋外広告物法を定めて、地方自治体が「条例で景観を守る」よう誘導している。建築の世界に身を置いていると『当然』と思える制限だが「私有権の制限は出来ない」とする行政と、意見がいつもすれ違ってしまう。


雇用不安
081206(土) dogfight
世界同時信用縮小で、経済が一気に「墜落」しました。
世界のトヨタを始め、景気の下方修正が相いだことから、雇用不安が表面化しています。

いま、マスコミが報道し、雇用データに集計されるのは
 ・期間労働者の解雇
 ・派遣労働者の打ち切り
彼の人たちがお気の毒なのは事実なのですが、統計に表れない「雇用不安」があることも知って欲しい!
例えば…
 ・定年を迎える人たちは「再雇用」の道を閉ざされてきている
 ・個人事業者は雇用保険もなく、仕事の激減で行き詰ってきている
この事例の方は、援助の手が差し伸べられないだけに、より深刻かもしれない。
(私も、個人事業主です。ああ〜あ、大変だ!)


百舌鳥古市古墳群
081207(日) dogfight
少し古い話題ですが…

文化庁は、百舌鳥・古市古墳群を『世界遺産』登録を目指すと言う
http://www.city.sakai.osaka.jp/city/_rekibun/mozu/regist/index2.html
登録にむけて、問題点の抽出を行っているそうですが…
「菊のカーテン」と言われる、宮内庁がネックになる可能性が高い。なにせ、対象が古墳で、その多くは「天皇陵」と言うことになっている。宮内庁は御陵の発掘調査を認めていない。
世界遺産に登録するには「歴史検証」が要求されるだろう。

私は、天皇家に敬意を表するものであるが、学術調査に対しては、もう少しオープンであって欲しいと願っている。


耐震等級
081208(月) dogfight
住宅保証制度があります。
平成12年「住宅の品質確保の促進等に関する法律により、工事請負業者は「構造耐力上主要な部分」等について、最低瑕疵担保保証が10年間義務付けられることとなりました。
更に、平成21年10月からは、新しい法律「特定住宅瑕疵責任の履行の確保等に関する法律」が施行されます。この法律によって、新築住宅を供給する事業者は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められた瑕疵(「構造耐力上主要な部分」等)について10年間無償で補修等を行う責任を果たす為に必要な資力を、保険法人(指定)による「保険または供託」によって確保することが義務付けられます。
ただし誤解のないようにお願いしたいのですが
 ・保険料は工事に転化されます
 ・保険加入には「工法の指定」を受けることが多く、個人の自由度が減ります。
  (例えば、雨漏りしやすいフラットな屋根は保険法人から拒否される可能性が高い)
この保証制度の中に「耐震等級」があります。
これは、クライアントと設計者の間で協定し、保険法人が認定するものです。具体的に説明してみます
 ・耐震等級1級=安全係数1.00以上
 ・耐震等級2級=安全係数1.25以上
 ・耐震等級3級=安全係数1.50以上
耐震等級1級とは、建築基準法で定められた構造計算で、絶対必要な強度が『安全係数1.00以上』の建物ですです。
耐震等級2級は、絶対必要な強度の1.25倍あるもので、災害時の避難施設に指定された建物と同等の強度と考えてください。耐震等級3級は、絶対必要な強度の1.50倍あるもので、安全保障に必要な政府の主要な施設(首相官邸など)に相当します。
ちなみに、自衛隊の施設は安全係数2.00以上ですが、これは意味が少し違いますね!
追記
耐震偽装の姉歯事件は、まだ記憶に新しいと思います。これは、安全係数を0.30まで落としたものです。
この事件の後、耐震基準が強化されました。姉歯事件当時の安全係数1.00は、現行基準の0.6程度です。


防犯カメラ
081209(火) dogfight
嫌な犯罪が続きますが、犯人逮捕の証拠に「防犯カメラ情報」が活躍しています。名が示すように「防犯目的」ですが、一方で「監視装置」として毛嫌いする人もあります。

カメラの監視範囲は「想像以上に広いのではないか」これが私の感想です。
有名なものに『オービス』があります。 http://pc.ps1315.com/ 高速道路は100%、一級国道は軒並みです。車を使った犯罪では、この監視網から逃れるのは容易ではない。

では、街中の暮らしはどうか?
 ・銀行からコンビニまで、全国ネットの企業の店舗には、まず監視カメラがあります
 ・ホテルにも監視カメラがあります。ラブホテルでは「最中」も写されていると思った方がよい
 ・主な商店街に防犯カメラ網があり、整備費の50%が国から助成されている
 ・警備保障会社の契約している建物でもカメラは大活躍
このように、防犯カメラに写らずに暮らすのは容易ではない。
私の友人が商店会の役員をしている。で、アーケード街に防犯カメラを設置する担当をしているそうです。カメラは、1週間分の録画をエンドレスで撮っていく。勿論、映像を見る画面はあるのですが「誰も見ない」そうです。見れば「監視になり、プライバシー侵害で訴えられる」という。この映像が活躍するのは「犯罪が起きたときだけ」と言うわけです。
つまり、犯罪を未然に防ぐことには役立たない。
ただ、犯罪の証拠には使われるわけで、この意味で「防犯」になっているのであろうか。防犯かもしれないが「予防」にはなっていない。だから監視社会と、目くじらを立てるまでもないのかな…


届かなかった訃報
081210(水) dogfight
「危ない娘」が6月に死亡していたことを、つい先日知った。
周りは知っていたようですが、なぜか私には知らされなかった。

乳房にしこりを見つけ、診察を受けたのですが「良性腫瘍」との診断でした。しかし、6ヶ月に「超悪性腫瘍」と診断が変わった。
30代始めのことで、若いだけに転移も早かったのですが…
危ない娘は「恋多き娘」でした。浮名を流した有名人も多いのですが、不治の病を得たときは父親と同世代の男性と暮らしていました。思えば「早すぎる晩年」を充実したものにした男性であった!
  ○○さん、ありがとうございました。娘はいつもあなたに感謝していました

私とは思い出深い娘でした。
一緒に旅行したことや、風呂にも入りました。「なあHしよう」と、私をからかったことも何度もありました。家内が突然亡くなって、茫然自失の私は、何日も娘の家に泊まったものです。それでも、最後まで「何もない関係」であったことが、良い思い出となっています。

世間では、批判されることも多かった「危ない娘」でしたが、美人で、素直な正確で、心優しい「良い娘」でした!
  心より冥福を祈ります


身につまされる話
081211(木) dogfight
構造の対応が出来ず2ヶ月遅れていた申請、構造事務所を変えて再スタートした。まだ、途に着いたばかりだが、順調な推移を見せている。書類不備は翌日には指摘され、当方も即対応して、今日から構造のチェックに入った。

民間検査機関で申請図書の整理中に、隣のブースのやり取りが聞こえてきた。
話しているのは、民間検査機関の構造担当と、建設会社です。その内容は…
 ・申請を出して何ヶ月にもなるのに、なだ受付に至らない
 ・その原因は「構造設計」のようだ
ここまでは私と一緒です。では何故、建設会社はここに来ているのか?
 ・クライアントに「何とかしろ」と命令され
 ・「設計事務所を換えたい」と言う相談です

身につまされる話です。
私は、構造設計料の二重負担を覚悟して、構造事務所をチェンジしたが、隣のブースから聞こえてくる話は、その決断が遅れたようだ。請け負っている設計事務所を変え、構造設計をやり直すと言う。
私も、もう少し決断が遅ければ同じ道を辿ったのだと思う。ここでも、昨年から変わった制度についていけない構造事務所の姿がある。
追記1
申請を出した2ヶ月前と、再提出した今ではまるで事情が違っている。
前回は、構造審査開始まで2週間以上待たされたのに、今回は即日チェックが始まっている。民間検査機関が済めば「適合性判定」が待っている。これも、待ち時間なしでスタートするそうな!
民間検査機関に尋ねたところ「国土交通省から急ぐように指示されていますから」と言うことですが、本当は『申請物件の激減』にあることは間違いありません。こんなところにも「経済の墜落」の影響が出ています。

追記2
写真は、今日のテーマにした現場です。一足早く「文化財発掘調査」が終わりました。ご覧のように、2000年前の竪穴式住居跡が出てきました。ただ、工事でこの遺跡は保存できません。


スニーカーの違い
081212(金) dogfight
ちょっと贅沢して、良いスニーカーを履いている。
雨の日、このスニーカーを履くのがもったいなくて、安物のスニーカーを履いた。7kmを歩いて、疲れがまるで違うことが分かった。それからは天候に関係なく、良い方のスニーカーを履くようにしている。
ちょっと贅沢なスニーカーはゴアテック製。雨の日に歩いても水は浸入しない。そのくせ通気性がある優れものです。
と言ってもよいことばかりではない。
靴底のグリップに、やや難点がある。キツイ斜面や石畳で、路面が濡れていると、安物スニーカーよりスリップしやすい。

安物とちょっと贅沢なスニーカーでは、値段が7倍違う。
さて?これだけ値段が違うと、費用対効果はどのように評価するべきか…
関係のない追記
右の絵は、1992年、奈良・戒壇院から若草山を見たものです。
仕事も暇になったので、十数年ぶりにスケッチを始めてみようと思う。あまの街道を描いてみたいものです


隔日出勤
081213(土) dogfight
  〜どないするねんアメリカ!〜
ホンマにそう言いたくなります。昨日アメリカ議会で、ビッグ3の支援策議決を見送ったことで、円高が一気に進行。なんと!88円台に突入した。
こうなると、もうどうしようもない!雇用確保を声高に叫ぶが、その前に企業が潰れてしまう。もう、政府の努力だけで「どうこうなる」次元を超えてきたのではないか
アメリカ発の世界同時信用収縮というけれど、実態は「経済の墜落」です。
それは、企業の大小を問わず襲い掛かっている。私のような個人事務所でも、それは変わらない。

私に出来る自衛策。用事もないのに出勤すれば経費が嵩む。そこで
  隔日出勤
この方針を決めたのですが、実行に移そうと思うと、僅かでも「毎日予定」があるものですね!
週3日は無理ですが、それでも「週4日」を続けています。退屈を持て余さないよう…それが一番の課題です!


ナツメロに思う
081214(日) dogfight
今年もカウントダウンが始まりましたね!
季節柄、TVも特番が増え、ナツメロに接することが多くなりました。古いVTRを流すのなら安心なのですが、本人が出てくると「ハラハラ」します。個人差が多いのですが、往年の面影さえ探せないほど「衰えた声」を聞くのは、辛いものがありますね。きっと、誰よりも本人が自覚しているでしょうに…
私も20代の始め、グリークラブに所属していました。
大阪音大の某先生(文化勲章受章者)の試験を受け、7倍の狭き門を突破しました!
  そうですね…
若い頃は「美声が自慢」でした、でも今は無残なものです。
 ・こんな音が出ない
 ・こんなところで狂ってる
自分で分かるだけに歌うのがイヤになります。

いま…むかし、好きだった歌手のナツメロを聞きながら、感じたことを描いています(辛いなあ〜)


マンションのスラム化
081215(月) dogfight
末っ子が所帯を持つとき「マンションを買いたい」と言う相談を受けた。
この時、安く売られているマンションは「今後スラム化する可能性がある」ことを説明し、反対した。
 ・マンションはとっくに供給過剰になっている
 ・マンションの空き家が増えている
 ・管理の滞納も増える一方
この結果、管理が行き届かず更に空き家が増え、不動産価値も低下する。これが悪循環すれば「スラム化」する。
マンションは、240万戸の空き家があると、報道があった。スラム化を防止し「有効に活用」する決め手は、おそらく『減築』であろう。
 http://www.wendy-net.com/nw/news&view/danchi19.html
 http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/yo2005/yo2005-22.pdf

人口減や供給過剰になった建物群の密度を下げて(減築)豊かさを持たせた再生を行う手法です。
私は、これしかないと思うのですが、これを阻むのは「硬直化した建築基準法」です。
姉歯事件(耐震偽装)防止を求めるあまりに、強度への考え方から「フレキシビリティー」を失ってしまった。
減築は「古い建物の再活用」である。しかし、再活用する際に「現行法規による構造強度」を求められるため、減築という「改造」が不可能になっている。

建築に身を置く私には、現行法規の構造基準はオーバースペックだと言う思いがある。もっと、自由に考えることを認めてはどうであろうか。それがなければスラム化は避けられない。


混ざらぬレイヤー
081216(火) dogfight
何処もそうなのだろうか?
ここ大阪狭山市では、旧市街地とニュータウンの市民の交流が見られないように感じる。
旧市街の人には「親子3代住まねば地元とはいえぬ」と公言する人も多い。NTに移り住んできた人を「よそ者」として受け入れない傾向がある。
秋ともなれば「ダンジリ祭り」が盛んなのですが、NTからの参加はない(参加を許してもらえない)。過半数を占める「移り住んできた民」には氏神様はいません。それが、何時までたっても「混ざらぬレイヤー」となっています。
大阪狭山市議会は定員14.。大阪狭山で生まれ育った議員は「僅か1名」と言うことで、移り住んできた民で占められていることがわかる。保存運動を展開している「あまの街道」だが、議会の関心は薄い(知識としてもどうであろうか?)。大阪狭山市は、万葉集にも登場する歴史ある地域ですが、議員先生は生まれ育ったところではないので「無知で無関心」でいると、批判する人もいる。

私の参加しているNPOは90名のメンバーがいます。調べたわけではありませんが、多くはNTの人たちです。更に、活動に参加してくれる「常連」となると、全員が「移り住んできた民」です。
古くから住む「地元の人」がサイレントマジョリティーとなっているのではないか?
この傾向は、他の市民運動でもいえるのではないか!
混ざらぬレイヤーの弊害は多い。何か方策はないものだろうか…


排熱で発電
081217(水) dogfight
1816年、スコットランドの牧師、ロバート・スターリングは当時、全盛であった蒸気機関に対抗して、新しい熱機関を発明しました。それが、スターリングエンジンです。
http://members.jcom.home.ne.jp/kobysh/stirling/stirlingIntro.html

冷蔵庫は庫内温度を下げて利用する。言い換えれば、庫内から熱を奪うわけです。奪った熱は、室内に放出される。熱が消えたわけではなく、庫内から室内に移動するだけです。この熱移動=排熱を利用して発電し、それを冷蔵の冷却電源に利用することが出来れば、本当に省エネになる。

「エコ」にはウソが多いのですが、スターリングエンジンは本物です。
最近は、小型で実用的なスターリングエンジンが開発されてきました。家庭内のちょっとした「排熱」にも組み込み発電する。そんな時代が目の前に来ています。楽しみですね!


BIG3
081218(木) dogfight
打合せの帰り、大阪のビジネス中心地「北浜」で昼食をとりました。
隣は、しかるべき企業の重役さんらしい。その話しが聞こえてくる。

話題は…
 A:ビッグスリーは「会社更生法」になりますな
 B:キャッシュフローがパンクしています。公的資金で今年を凌いでも、来年がないよ!
 A:一度会社を潰して、高すぎる給与と、多すぎる年金・医療負担を減らさないと企業が成立たない
 B:公聴会でも「せめてトヨタ並にならないのか?」と質問が出ていたね
まるで「裏情報を得ている」といわんばかりに、断定的な物言いです。

トヨタの給与水準は、日本ではピカイチです。なにせ、来年の従業員平均賞与(給与ではない!)を250万円から200万円に引き下げると発表し、私など驚いたものです。 それでも足元にも及ばないビッグ3の給与とは、どんなんであろう?
一方、日本の自動車メーカーも一気に下方修正。減産、工場閉鎖、非正規雇用の切り捨てと、何でもありの生き残り策を掲げだした。日本経済の牽引役がこの体たらくです。
私のような末端が明るい筈もない。半ば「失業状態」で、出勤しても手持ち無沙汰です。酷い年の瀬になったものですね


ストリートビュー
081219(金) dogfight
Googleが行っているサービスで「ストリートビュー」をご存知ですか?

Google マップのストリートビュー http://www.google.co.jp/help/maps/streetview/
「わが町」の町並みが、映像で見ることが出来ます。私も、自分のボロアパートを見て驚いたものです。
  でも、次に来たのは疑問です。
これだけのサービスを無料で行って、何処で「Googleは利益を上げるのか?」でした。時代遅れの私には理解できないことだと思うのですが、どこかで利益に繋がっているのでしょう。
ただ、映像には撮影時のプライバシーが「そのまま流れる」分けで、大丈夫かいなと思いました。
例えば、駐車場に「どんな車が止まっているか」分かってしまいます。窃盗グループには「美味しい情報」になるでしょうね!
そんな訳だろうが、いくつかの自治体で「規制の対象にするよう」決議が出されるようになってきました。
情報サービスには、いつも両面性がある。今後、ストリートビューは、どのような方向に進むのだろう
追記
ストリートビューは、私にはビックリするような機能がある。
例えば、新築する建物のデータ(外観パース)を、ストリートビューの上に配置することが出来る。上手く利用すれば「景観シミュレーション」に活用も出来る。
ただ「目立ちたい」輩も利用できる分けで、どこまでいっても「諸刃の剣」は付きまとう。


忘年会
081220(土) dogfight
今年3度目の忘年会が終わり、それなりに酔っ払って帰りました。あと、数分で日付が変わります!
酔った頭で「忘年会って、日本以外でもあるのやろか?」などと考えています。
冷ややかに見れば「呑みたいだけやろ!」といわれそうですが、飲兵衛の言い訳として
  「違うで!」
と、思う。1年の終わりに喜悲こもごもを語り、新たな年へ期待を持つ…そんなことではなかろか
とても期待がもてそうもないけれど、それでも「来年がよい年であって欲しい」と願う
関係のない追記
懸念であった神戸の住宅の申請。構造事務所を代えたことで一気に進み、次のステップ「適合性判定」へ送付されました。ホット一息です!


ペットロス
081220(土) dogfight
  ハルが死んだ
この連絡が入ったのは、昨夜の日付が変わるときでした。普段なら、とっくに寝ている時間ですが、この日は忘年会で遅くに帰りました
  ハルは猫です
時折でしたが、ハルとは1年半ほどの付き合いでした。純白の猫で、まるで人になつかない猫でした。そうですね…
  生意気な貴公子
そんな雰囲気の猫でした

今頃、ご主人様は「悲しい」だろうな…
今度いったら「墓参り」をしようと思います
追記
ハルは「猫の入院」で描いた猫です
http://wildpig.web.fc2.com/nikki2008/n-0812.htm


冬至の朝
081221(日) dogfight
冬至とは思えない陽気です。それでも、明け方は冷えます。
夜明けは7時前。1年で一番昼が短い日です。

昨日は、快晴の下を6時間歩いて、風景・野鳥・植物を堪能してきました。
あまりの暑さに、ブルゾンを持って歩いたのですが、それでも汗をたっぷりかきました。

帰ってすぐにシャワーを浴びればよかったのですが、主夫の仕事があり、タイミングがずれました。
その間に、しっかり体が冷え、くしゃみに鼻水です。
昨夜は、何を食べても味がせず、風邪薬を飲んで早々に休みました。

一夜が明けて…
  冬至の朝
昨夜よりはましですが、体調は不完全。それでも、今年もあとわずかですから、頑張ります!


誰が見ているのか?
081222(月) dogfight
HPを始めて足掛け12年目になります。きっと、個人としてHPを持ったのは早い方でしょうね!

最近、友人から「アクセス解析」を奨められ、始めてみました。
12月11日夜にセットして、10日間が経過しました。その結果は…
 ・アクセス数(重複多数)は1日平均32回
 ・ユニークアクセス(重複を排除したアクセス)数は178人
 ・リピーター率が83.8%
 ・7:00〜19:00のアクセスが大半で、土日の接続数はガタンと落ちる
  
同一者が2度以上アクセスすれば「リピーター」にカウントされる。
こんな文字だらけのHPにリピーターが80%を越すとは、ありがたいことです。
ページ別で言えば、9割以上が「昨日の日記」で、まさに文字だらけを読んで?くださっている。
日中のアクセスが多く、土日はガクンと減る。これは、勤務先の接続が多いからではないか?ということは、取引先の方が多いのかな
では、数日に1度の割合で私のHPに接続してくださる常連さんはどのくらい?これは推測しか出来ない
10日間のデータで
 ・3回以上のアクセス・・・31人
 ・4回以上のアクセス・・・25人
 ・5回以上のアクセス・・・21人
さて、何回以上を常連さんと考えてよいのか?

常連さん、ありがとうございます。
おそらく、アクセスだけではなく内容も読んでくださっているのでしょうね。
この人達は「私の日常」を知っていることになる。凄い時代だね!


光のルネッサンス
081223(火) dogfight
昨夜、今年6年目の『光のルネッサンス』へ行ってきました。NPOの仲間3人の忘年会を兼ねて、大阪で集合。この日は我が家でお泊りです。

今日は、あまの街道で、工事に伴う「植物への影響調査」に行きます。
関係のない追記
仕事が暇になった上、年末で休業状態です。こうなると、ネタも湧かなくなり、大変です!
どうしましょう…


造成予定地の植生調査
081224(水) dogfight
12月23日。あまの街道沿道の造成予定地の植生調査をしました。目的は、
 ・造成によって「貴重な植物」がどのような影響を受けるのか?
 ・景観への影響について
参加者はNPOから9名、事業関係者と造園の専門家です。

事業関係者から最新資料の提供があり、それに基づいて景観への影響を話し合いました。
資料には、造成によって、削られる部分と盛り土される部分が色分けされています。景観への影響が大きいと思われる部分には「工法の見直し」をお願いしました。

NPOメンバーで、植生に詳しいOさんの案内で「森」に入ります。
造成地を示す杭を確認しながら、Oさんの調査した群生地と照合していきます。
 ・30cmを越える巨大キノコの群生地は造成面にのみ込まれます⇒土ごと移植を探る
 ・ショウジョウバカマ群生地は開発区域外でした
 ・コクラン群生地(写真)の大きさにびっくり
  造成面から除外してもらうよう要請し、願いは叶いそうです
 ・すでに造成面から除外されたシュンランササユリの群生地を再確認
 ・造成地中央部分を歩く。移設したい木々が多い
  ⇒移植できる代替地が必要⇒市有地の利用を交渉したい
法で守られていない現状で、これがNPOに出来る精一杯のことだと思っています。造成が始まれば、大きな森がなくなるのですが、事業者側の真摯な対応が慰めです。
この後「明るい森」を試す場所を模索。次の例会で決めて、書面にて所有者と協定を交わしたい。

さらに、フユノハナワラビの群生地を見学。
「えっ!」と驚く声が聞こえてきました。なぜなら特殊な場所ではなく、普段歩いている場所だからです。私たちが知らないだけです。自然とはそういうものかもしれない。きっと、なくなって初めて大切さが分かるのだろう…
こうして、来年の「大きな課題」を背負ったように思う。新年も健康に気をつけて、あまの街道を守りたいものです。


バージョンアップ
081225(木) dogfight
仕事用のPCを更新しました。
いままでは、Office2000だったのですが、今度はOffice2007です。あまりの様変わりに戸惑っています。特に、wordの違いは驚きです。何せ、データすら互換性がなく、家にデータを送るにはバージョンダウンする必要があります。コマンド配置も、今までのように「自分の必要なものだけ並べる」ことができず、見当をつけてはコマンドを探しています。

仕事で一番使うのはCADです。
CADソフトのガリバー・AutoCadが最近バージョンをあげた。それを使って送られてくるdxfデータ(互換用のデータ形式)は、私のCADソフトでは読めない。その度に「バージョンを下げて送ってください」と連絡を入れる。
  なんかなあ〜
一つ前のバージョンさえ切り捨てる「バージョンアップ」って、ええんやろか?

歳をとると、このような変化に追随するのはシンドイです!


御用納め
081226(金) dogfight
暦の巡り合わせで、今年は早い御用納めです。おまけに、年始も遅い!
長い年末年始の休みですが、あっという間に押し寄せた不況には、うってつけかも知れませんね。そうは言っても、ヤモメ暮らしには長い休みは退屈ばかりです。
思えば、昨年は大晦日まで出勤して働いていたのに…
今年は綺麗さっぱり、暇です!
それでも「年内にキリをつけよう」と頑張った仕事もありました。色々、ハプニングもありましたが、年末ギリギリで「適合性判定」まで持ち込めた物件が二つありました。
 ※適合性判定: 
 姉歯事件の反省から、建築確認申請をダブルチェックをするようになりました。
 一定規模以上の申請書は検査機関から判定期間へ回されます。


今日が今年最後の出勤日。
午後から、計画物件の打合せがありますが、これが「来年の仕事に繋がりますよう…」と祈るばかりです。
新年は、上記の申請が下りれば「監理」仕事です。
さて?設計物件があるのでしょうか…


公務員の異常な世界
081227(土) dogfight
  公務員の異常な世界−給料・手当て・官舎・休暇/若林亜紀著(GS幻冬舎新書)
民間企業(大手ゼネコン)から厚生労働省の外郭機関(研究所)勤務を経た著者。その勤務経験から「呆れた実態」を暴露しています。
副題が示す通りで、民間の概念とはかけ離れた、公務員の思考が暴かれている。その異常な世界を「給料・手当て・官舎・休暇」などをテーマに、具体的に紹介しており、読めば「怒りを覚える」こと間違いありません。是非ご一読を!

追記
年末年始に備え、10冊ほど買い込んでいます。
でも、読書って不思議ですね!暇な時より、忙しさの中で「時間を見つけて読む」量のほうがずっと多い
関係のない追記
ソマリア沖で暴れる「海賊」
その防止に自衛艦派遣案が浮上しています。あのルートは日本の生命線だから「もっと早く」やるべきであったと思う。ところが…
日本の船以外が襲われていても「助けてはいけない」そうだ!こんなの「国家」じゃないよな


年の瀬メンタりティー
081228(日) dogfight
 〜年内に終わらせよう〜
この「年の瀬メンタリティー」は日本人独特であろうか?
12月は2物件の建築確認申請が山場を越えた。
□遅れに遅れていた神戸の住宅
  11月末に構造事務所を変えて、12月9日に再申請。19日に民間検査機関を通過。
  22日に適合性判定へ送付。26日「指摘事項」あり。
  なんと、休日を除けば2日で返って来ました!
□大阪市内の某企業本社ビル
  12月3日に仮受付となり、事前審査開始。12月25日本受付(審査終了を意味する)
  1月7日から適合性判定開始になりました。

如何ですか!
審査期間の短さ。それに加え、適合性判定の早さ
 ・申請書の精度がよかった
 ・年の瀬で(審査側が)急いだ
こんな理由が考えられますが、それにしても早すぎる。
見たくない現実ですが、その背景には、建築の冷え込みで、申請件数の激減があると思います。いわば、これもリーマンショックの結果といえそう!
思えば「大波の1年」でした。
昨年は大晦日まで出勤する忙しさで、今年前半まで「贅沢な文句」を垂れていたのですが、夏からは、あれよあれよと言うまに仕事が激減。僅かに残った物件が上記です。
御用納めの日に両者とも「先が見えた」分けで、まさに年の瀬メンタリティーを具現した形です。


源氏物語
081229(月) dogfight
源氏物語が世に出て「千年」だそうな!

古典は、門外漢の私ですが…
オリジナルは散逸しているが、書写本が残っている。書写過程で、間違ったのか?あるいは故意に書き換えたのか?様々な「源氏物語」があるそうです。とはいえ、これで世界初の小説の価値が減る筈もない。

私は読んだことがないのですが「今でも新鮮な恋物語」だそうです。現代訳も多く出版されており、いつかは挑戦したいのですが、どなたの訳がよいのか?是非ご教授願いたい


今年の終わりに
081230(火) dogfight
今年のホームページはこれで終わりです。
このページをアップしたら、ふるさとへ向かいます。ふるさとの正月を楽しんでこようと思います!
1年を振り返ってみて、皆様は如何でしたか?
「終わりよければ全てよし」と言われますが、リーマンショック後は、私のような個人設計事務所でも被害甚大で、とても「よい終わり」ではありません。それでも、私は「よい年であった」と思います。

この2年で、債務超過から「赤字一掃」が出来ました。経済規模は小さくなりましたが、無借金になり、まことに健全経営です。
来年の見通しですが、ひっそりと暮らせば手持ちの仕事(受注残)で、過ごせそうです。基本的には「巣篭もりを覚悟していますが、まったく暗いわけでもありません。新規物件は見通しが暗かったのですが、年末に期待できそうな引き合いがありました。
1年間、ご愛読ありがとうございました。
それでは皆様、よいお年をお迎えください!来年も宜しくお願い申し上げます

写真は正月の準備万端です!























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