元dogfightのぼやき
2008年7月
エッセイ&コラム

野生種と造園種受講風景GPSやっと見つけたガラスの話しエコ暖房若者の貯蓄サミットとCO2シェーバーと二重アゴ耐震リスク評価「暇」がやってくる風景雑感有用有害アカン!密室の教育界親の務め夏祭り連休明け耐震リスク評価2韓国の国民性43年ぶりの邂逅土砂降り倦怠感食品のカラクリ都賀川の事故に思う


野生種と造園種
080702(水) dogfight
造園のプロと酒を交わしながら話した。
普段からの疑問を次々に投げ掛けてみて「野生種と造園種の違い」がやっと分かりました。

私の趣味は「自然の中を歩く」こと
山には、庭で見ることができない、素敵な樹種がいっぱいある。なぜ、造園に取り入れないのか?
これが質問でした。

野生種と造園種では「これが同じ種類なのか?」と思うものが少なくない。葉の大きさから幹の太さまで違い、教えてもらわないと分からないことが多い。造園のプロでも、見極めできない野生種があるそうな
  何故こんなに違うのか?
この答えが、山で見る樹種が「造園に使われない」理由でした。
自然の中では、成長することで生き残っていく。それに対し、造園種は「成長しないこと」が大切だという。そのため、根を切り枝を矯めて「造園用」に改良していく。それに対応したものだけが「造園種」としてなる。
宝くじで3億円が当たったら「山を買って好きな木(野生種)を植えたい」と夢を言った。そうしたら「好きな木がたくさん植わっている山を買うべきだ」と指摘された。
野生種とは「人の意のままにならぬ!」ということだと分かった


受講風景
080703(木) dogfight
6月30日〜7月2日までの3日間、設備設計1級建築士の講習を受けました。
1日実質8時間、エコノミー症候群にかかりそうな狭い椅子で、筋肉痛と戦いながら受講です。聞き漏らせば大変なことばかりで、昼寝もできず「拷問」のような講義です。微に入り細に渡るべき事柄が「さらりと流されて」いく。ようは、まるで分からない。講習を受けながら「こりゃ受からんなあ〜」と思ってしまう。

建築設備と一口に言っても、日進月歩の世界で、限りなく「細分化」されていく。
いまは、インターネット絡みで「自動制御」が当たり前。現実の世界は「細分化された専門メーカーに設計協力」を依頼するしか前に進まない。 更には、いまどき「性能を決める計算は全てコンピュータ」なのに、その「手計算」手法を講義する。
3日間の講師は8人。専門家が入れ替わり立ち代り講義する内容を「たった一人(受講者)の人間に、全てマスターしろ」という制度が土台無理です。

資格には馴染まないけれど、細分化された分野別にスペシャリストは育っている。足りないのは「全体を俯瞰出来て『建築』をコントロールできる」ゼネラリストだろう
受験者の7割は「オッサン」です!
私と同年代。話を聞いていると「ダメ元」で動員された人が多い。中小建設関連企業を潰しかねない今回の制度。「一人でも通れば生き残れる」という企業の悲哀を感じます


GPS
080704(金) dogfight
車の運転ができない私には、お世話になることもないカーナビですが、世界中で活用される「GPS」の一種です。
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
GPS: Global Positioning System は、全地球測位システム、汎地球測位システムとも言い、地球上の現在位置を調べるための衛星測位システム。元来は軍事用のシステム。

数万円で買えるGPSもあるそうで、その利用範囲は広い。
パラグライダーに携帯すれば、グーグルのマップと連動させて「立体的な軌跡」を検証できるそうです。きっと、セーリングでも利用しているだろうし、テロリストも活用する。
携帯電話にはGPSが義務付けられた。何処かの誰かが「特定個人の行動」を検証することも可能と思われる。先日の大地震でも、救出活動が素早く行われるようになった背景にGPSがあるかもしれない。
ただ…便利なだけ、個人情報も危機にさらされる。


やっと見つけた
080705(土) dogfight
もう40年近くなる。
まだ私がサラリーマンだった頃、広島県甲奴郡の山奥に「 公立上下湯ヶ丘病院(現在はこう呼ばれているそうだ)」の建設を1期〜3期に渡り設計し、工事監理に通った。さて、あの建物は今もあるのであろうか?
当時、山陽新幹線はなく、国鉄で広島県福山まで行き、福塩線に乗り継いで上下町まで通った。福塩線は1日4本しかなく、現地での滞在時間が2時間を越すと、その日のうちに帰れなくなる。
そんな場合、府中まで帰り、旅館で一泊して、翌朝早く大阪へ向かった。何せ経費に制限があり、安くて情緒のある「昔ながらの旅館」利用した。
旅館の名前は「恋○×」で、よく思い出せない。何度かネット検索で挑戦していたが、やっと見つけました!
   広島県府中市「恋しき」です
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/9800/koi.htm
今は、ミュウジアム化して市民に親しまれているようだ。
近いうちに行ってみようと思っている!


ガラスの話し
080706(日) dogfight
ガラスは光を通し風を塞ぐ。生活をとても豊にした建材ですが、庶民に普及したのは、まだ100年経ったかどうか?
世の中が物騒になり、ガラスに「安全性」を求めるようになってきた。つまり割れないガラスです。かつては「強化ガラス」が使われてきましたが、これは傷を付けられると粉みじんになってしまう。
最近は、中間にフィルムを入れた「合せガラス」が使われるようになった。これなら「割れても飛散しない」ため、車両からガラスを突き破って外に飛び出すことも少ない。
このフィルム強度を100倍ほどに高めたものが「防犯ガラス」です。勿論。泥棒さんによる侵入を防ぐものです。フィルムの代わりにポリカーボネイトを使い「ピストルの弾を通さない」という商品まで出ている。
ところが、この防犯ガラスに「待った」をかけているのが消防署。
火災が起きて救出に行っても「ガラスが割れない」と助けることもできないし、煙を排出することもできない。どうも「全部巧く納まる」ものはなさそうだ。

合せガラスと並んで注目を浴びているのがペアグラスです。
ガラスとガラスの間に空気層を持ち、抜群の断熱性を持つ。合せガラスと能力を比べてみると
 ・強靭性・・・合せガラス>ペアグラス
 ・遮音性・・・合せガラス>ペアグラス
 ・断熱性・・・合せガラス<ペアグラス
こんな関係にあります。
だったら、合せガラスとペアグラスを組み合わせれば「もっとよいガラスが出来る」のではないか!これがあるのです。ただし、性能があれば上がるほど値段も上がる。「合せガラス+ペアグラス」商品など値段表もない。凄い値段なんだろうな…


エコ暖房
080707(月) dogfight
文化人にスウェーデン信奉者が多い。
高負担を容認する国民性を報せず「成果の素晴らしさ」だけを報道する。先日も、ゴミ焼却場から出る排熱を利用した「地域暖房」を絶賛していた!

我が国にもゴミ焼却場があり、それなりに余熱が利用されている。ただ。国民に見えるような「成果」を上げていない。その理由は、ゴミ焼却場が山奥に追いやられているからです。その結果、
 ・ゴミ発生地(住宅密集地)から遠く離れた処理場へゴミを運ぶコスト
 ・ゴミ処理場で出来た温水も山奥では使えない

もうお分かりだと思うが、スウェーデンのような「地域暖房」に利用するには、住宅地の真ん中に〜熱の発生源(処理場)〜があることが条件になる。これなら、ゴミ集めのパッカー車が街中を走り回ることもない。地下にコンベア網を整備すれば自動収集が出来る。
こんな構想は、我が国だって古くからある。
ゴミ焼却場の排熱利用を阻害しているのは「国民意識」である。エコではなく、我が国では住民「エゴ」が優先される。この事実をマスコミは報道しない。相変わらず「報せない自由」をコントロールするマスコミの態度に辟易する


若者の預金
080708(火) dogfight
若者の貯蓄率が上がっているそうな!
 ・老後に備える
 ・やりたい(欲しい)ものがない

おい!ホンマかいな
僕の若いころなんか、やりたいことだらけ
欲望に「優先順位」をつけて自分をコントロールするのに苦労したもんだ
こんなんで日本は大丈夫か?
長すぎる追記
男の遊びといえば「呑む・打つ・買う」が相場でしたが、これがすっかり崩れた。
SEX産業が元気なのは「高齢者向け」だけ。若い人には「女を買う」という意味が分からないのではないか?そんなことしなくてもHに不自由していないだろう。
博打もしなくなった。雀荘など閑古鳥が鳴いているという。
酒の席にくることもない。私は居酒屋をよく利用するが、ホンマ、オッサンばかりです
いまどきの若者の楽しみって「ナンダロ?」


サミットとCO2
080709(水) dogfight
地球が温暖化しているのは事実だが、CO2が原因と特定されていない。地球の歴史は、温暖化と冷却化を繰り返している。

洞爺湖サミットの目玉は「温室効果ガス(CO2)の抑制」だそうな!
日本とヨーロッパ勢は50%削減を目標にしているが、最大の排出国である、
 ・アメリカは非参加
 ・中国は対象外
こんなんでどないすんねん!
日本が無理をしてまでCO2を削減しても、地球に与える効果は微々たるものでしかない。
追記1
今年5月「省エネ法」が改正され、建築物に対する「省エネ化」が強化された。具体的には「冷蔵庫のような断熱性能」を持った建物が要求されるようになる。
この断熱性を実現するのに「どれだけのエネルギーが必要になんのか?」検討されたのであろうか
不思議な法改正である
追記2
石油高騰で、車の使用が減ってきているそうな。大阪市内では、駐車場の空きが目立つようになってきた。車社会アメリカでも、地下鉄利用者が15%増えたというから「省エネ効果」があったというべきか!


080710(木) dogfight
私の体を構成する部品にガタが来ている
ドクターは「歳を取れば何でもあり」というが、それにしても困ったもんだ!
今年始め、原因不明の腹痛が続き、消化器を徹底的に調べることになった。その過程で指摘されたのが「痔」です。自覚症状がないまま、痔主になっていた。
原因は「酒」だそうで、何かあると出てくる悪者です。「特別治療は必要ない」ということでしたが、そうも言っていられない。
 ・排便時の痛み
 ・排便時の出血
治療が必要な時期が来たようだ。
事務所のすぐ近くに、大阪で最も有名な「痔専門病院」がある。一度門をたたいてみよう


シェーバーと二重アゴ
080711(金) dogfight
一時、努力とアクシデントの積み重ねでスリムになったのに、今ではすっかりメタボに戻ってしまった。
 ・一重まぶた
 ・二重アゴ
 ・三段腹
私の体は、1.2.3を完備している
電気カミソリは改良を重ねているようですが、コマーシャルに出で来る男性に「二重アゴ」はない。
  シャープなアゴにシャープな剃り味
これが「二重アゴ」になると、そうは行かない。あちこちで「剃り残し」が出る。
「二重アゴ用シェーバー」って開発しないのだろうか?


耐震リスク評価
080712(土) dogfight
アメリカ生まれで「耐震リスク評価」という評価法が日本に上陸した。
どうやら、日本の建築界はこれに危機感を持ち始めたようだ!

何せ、評価方法が公開されていない。分っているのは、
 ・ 地域性(場所によって大地震の起こる可能性決めているみたい)
 ・ 建物形状
この2点から評価をしていくそうな。
だから、日本の建築確認申請に添付された「構造設計図書」など、チェック対象になっていない。この辺りに「自分だけが正義」と信じるアメリカらしさが出ている。
ところが、こんなことで感心などしていられない
建物が竣工した後で、耐震リスク評価が行われ「リスクが高い」と評価されると、これを理由に「建物の受取を拒否」する事例が増えてきた。こうなると、設計者や施工者は背負いきれないリスクになってしまう。

おさらいを含めて…
 ・ 耐震リスク評価は「地域性と建物形状」で行われ、
  日本の建築確認申請に添付された「構造設計図書」は検証されない。
 ・ 評価基準が公表されていない
 ・ 竣工後この評価が行われる
まことに不思議です。
「地域性と建物形状」で行われ、日本の建築確認申請に添付された「構造設計図書」は検証されないなら、着工前にでも「評価」出来るだろう。建設期間は長く、時として「着工時と竣工時では経済事業が変る」こともある。なのに、わざわざ「耐震リスク評価」を竣工後に行い、更には「受取拒否」の理由にされるとなると、胡散臭さが見えてくる。
ネットで検索すると、殆ど英文です。
ハザードという文言が表題にあり、建設関係には歓迎されざる存在のようだ


「暇」がやってくる
080713(日) dogfight
ほんの数ヶ月前は、次々に舞い込む仕事の引き合いに「そんなに来ても出来ヘン」と文句を言っていました。
それが、訃報が相次ぎ、気が付いてみれば「次がない」有様になってきた。今は稼動中の物件があり、日々忙しくしていますが、お盆を過ぎれば「ぼんやりする時間」が増えそうです。

ありがたいことに、資金的に余裕があり、今すぐ困ることはないのですが、先を考えれば憂鬱なことです。

追記
設備設計1級建築士。今日が受験日です!
受験を5日後に控えたときに資料が届いた。やっと、試験内容の通知です。
日程だけ先決めして、内容が定まらない。ここまで無理して、強引に新制度に移行し、建築界を混乱縮小させる必要が何処にあるのだろうか?高級官僚の考えることが分からない


風景雑感
080715(火) dogfight
 ◎女子高生
超ミニのセーラー服の女子高生が「大股開き」で座っていた!
私のようなオッサンでも「見たくない」風景です。
ジェンダフリー論者に叱られそうですが、やはり「女らしさ」があったほうが、私は美しいと思う
 ◎スーパーで見た主婦
帰りによるスーパーマーケット。私の買い物時間は遅いので、生鮮食品には「割引札」が付いているものが多い。それでも先日見かけたご婦人は凄い!
カゴいっぱいの品物で、値引きがないものは1品だけ。大半は「50%引き」で、更には値段表示(これは究極の値引きを表さす。
私もホンの数年前は「こんなんやった」
贅沢は敵です。引締めよう…
 ◎カンナの花
私のとって「夏」を現す花は『カンナ』です!
幼い頃の思い出と重なっています。今年も満開になりましたね

追記
ムクゲも咲き出した。
季節を花で感じるようになった。私も枯れたもんだ


有用有害
080716(水) dogfight
特定の目的のため開発した化学物質…
目的のためだけなら、安価で有能なのですが、高度成長時代には「副作用=有害」がチェックされなかった。
 ◎PCB
カネミ醤油事件で一躍有名になった超有害物質。ただ、トランスの絶縁材として、これまた超優れものであった。今も、PCBの処理は進ます、トランスごと穂紺されているもの多いのではないか?容器の耐用年数から「液洩れ」が心配されます。
 ◎フロン
不活性ガスで、密閉消火のエースとして長く君臨した。空調機の冷媒としても大活躍したが、オゾンホールの元凶と分かり、製造禁止となった。その後、代替フロンが作られたが、それも近々に製造禁止となる。今は、非フロン系の冷媒がでつつあるが、これとていつ有罪になるかわからない。
 ◎アスベスト
絶縁・耐火性能に絶大な威力を発揮し、電材や建材に多用された。その後、発がん性が分かり、今では製造禁止となった。
技術の進歩と共に、有用なものがある日突然「有害」とされるかもしれない。それはきっと「とても身近なもの」であろう…


アカン!
080717(木) dogfight
5200人が受けたという『設備設計1級建築士』
3日間の講習の仕上げとして「終了考査」となっている。この言葉から、いかにも形式的な試験といった先入観があった。だが、現実は甘くない。講習内容は絶望的なものであった!
講習から10日後が終了考査日。前日に3時間だけテキストを広げ「ヤマを掛けて」臨みました。
午前中の2時間は、見事ヤマが当たり、これないけると思わせたのですが、午後の4時間は「ダルマ」でした。もう、手も足もでない!

分散開催の講習と違い、終了考査は同一会場。
知り合いにたくさんであったのですが、みな「似たり寄ったり」だったようです。
制度初年度で「必要人員を確保するはず」という楽観論もあるのですが、試験問題は明らかに「落とすため」の内容であった。

追記
終了考査から僅か2日後に下記のように「合格者発表方法の修正」が公表された
 ・合格
 ・追試(不成績な部分だけの再試験)
 ・不合格
当初は合格者のみに通知だったのに、3ランクに分けるという。これは、厳正な実力評価と必要人員確保という、両者の顔を立てる役人らしい思考だろう。

合格者の発表は9月11日。不合格ならさっぱりするのですが、なまじ「追試」になったらどうする?第一、分からんから「不成績」なのであって、それだけもう一度といわれても、それは「拷問」だろう
遅かれ早かれ「賞味期限」が近づいており、技術屋からの卒業が迫っている。もう、ええやん


密室の教育界
080718(金) dogfight
大分県教育委員会の醜聞が明らかになった。
教員採用試験や昇進が「コネと金」で取引されていた。教員採用試験で言えば、この2年間の半数が「取引された教員」であるという。少子化で学校数が減る今日、教頭や校長への道も取引の対象だそうな。

ある日、自分の先生が「金で買った教員」だと知ったら…
子供の気持ちをこれほど裏切るものはないであろう。
以前、京都市のゴミ収集職員の採用枠が、某組織に牛耳られていたことが発覚した。この時は不快ではあったが、教員問題ほどの深刻さはなかった。あってはならない世界での不正と感じる人は多いのではないか!
こんなことで「次世代になにを伝える」というのか。恥を知れ!バカモノ
追記
この状態は、大分県だけではないようだ。聖職を気取るやつほど節操がない!


親の務め
080719(土) dogfight
テレビを見ていたら、ある人が「親は子に二つ教えればよい」と発言した。
 ・自分で生きていくこと
 ・人を愛しむこと
この考えに大賛成です!

家内が突然死したのが4年前。無理やり自己破産をしたのが3年前です。
ニートの次男に自立を促すため「家を失う」ことを選択したのですが…
それから1年間。電気ガス水道を止められた家に居座り、強制退去の法的処置寸前に明け渡した。ようやく「自分で生きていく」ことを本人が選んだ瞬間でした。
たったこれだけのことを子供に教えるのにどれだけの歳月を要したことか。
しかし「人を愛しむこと」ことは教えられなかった。それは、35歳にして「自分で生きていく」ことを始めた息子自身が社会から学んでいくだろう…
追記
14歳の子供がバスジャック。秋葉原の無差別殺人…
こんな事件を耳にすると心が痛む。我が子が何時そんな事件を起こしても不思議ではない日々。親に無限責任など負えるはずがない


夏祭り
080722(火) dogfight
今年も祇園祭が終わり、まもなく天神祭り(24.25日)です!
8月1日は「PLの花火」です。世界一といわれる花火で、私には一番身近なイベントです。
家内が逝って、一番辛かったのがこれ。毎年お客様をお招きしていたのに、私が位牌を持って家を出る羽目になったのです。それも、4年経つと、辛い思い出も和らいできました。
    ・
    ・
    ・
  祭りの夜
  やはり一人は寂しいね


連休明け
080723(水) dogfight
ストレスから開放されたくて、異次元への逃避を図った。条件は
 ・パソコンがないこと
 ・携帯電話が通じないこと
まずは高野山まで行き、そこから125km山奥に移動。あるのは「自然と温泉」で冷房もなし。
会いたい野鳥がいたのですが、声だけの出会いでした。
  でもこの作戦は大成功!
連休3日目に、午後から大阪で会議があり、それに出席したのですが「携帯が通じなかった」と非難された!やっぱり、連休中も「仕事の電話」が飛び交っていたのだ

3連休も終わり出勤。溢れるほどのメールの山!
誰も彼も、休みに入る寸前に「問い合わせメール」を出して、仕事を終える。まあ、お互い様…とも言えるか!お陰で、連休明けはその処理だけで1日が終わった。
追記
今日は、高校同期の友達が集まる。43年ぶりの再会もある。どんな集いになるだろう…


耐震リスク評価2
080724(木) dogfight
アメリカ生まれの「耐震リスク評価」を、よく理解できないまま批判した。
その後、構造のプロと話す機会があり、この話題をぶつけてみました。後日、こんなメールが届きました
建物の構造耐力性能をもちいた評価になると思います。
計画地選定に関しては、今は設計者の範疇ではないのですが、近い将来計画地によって建物の構造耐力性能やフラジリティ(壊れやすさ、もろさ)に配慮しPML値を設定した設計が求められることになりそうな予感がします。かなりの確率で落ちこぼれる設計者が出てきそうです。せめてあと20年待ってくれたら…
震源を最新の地震情報データベースを利用して評価する。
  「地震情報データベース] の例
   主要98断層帯※1
   主要98断層帯以外の活断層※1
   海溝型地震※1※2
   震源を予め特定しにくい地震※2
   ※1 地震ハザードステーションJ-SHISで利用されている
     防災科学技術研究所の断層形状データを利用。
   ※2 地震ハザードステーションJ-SHISで利用されている
     防災科学技術研究所の断層形状データを数値化。

震源特性・伝播経路特性とサイト増幅特性の評価、応答スペクトルの距離減衰式と地盤種別による増幅特性を与えて評価します。
  「距離減衰式・地盤種別」 の例
     安中・山崎・片平(1997)
     ・建築基準法に基づく地盤種別のサイト増幅特性
     ・ユーザー指定によるサイト増幅特性
     山内・山崎・若松・SHABESTARI(2001)
     ・11種類に分類された地盤種別のサイト増幅特性

「建物応答評価」 建物応答は応答スペクトル法により評価します。
「建物の耐力スペクトルの設定方法]
   (1)保有水辺耐力(せん断力係数Ci)の入力
   (2)Bird-21保有耐力計算結果を利用する
   (3)Is値の入力
   (4)耐力スペクトルの直接入力

「損失評価」 フラジリティおよび再調達価格により評価します。
フラジリティはユーザーが自由に設定することができます。また、既往の研究結果を参考に設定したフラジリティを使用出来る。
  「フラジリティ(壊れやすさ、もろさ)] の例
   鉄筋コンクリート造
   鉄骨造
   鉄骨鉄筋コンクリート造
   非構造部材(加速度依存型)
   非構造部材(層間変形角依存型)
構造設計は門外漢で、この資料の全てが理解できるわけではありません。
それでも「正義の国・アメリカ」の独りよがりでもないと分かりました。要点は、
  震源を最新の地震情報データベースを利用して評価
リアルタイムで、最新の地震情報を当てはめ「建物強度」を評価する。
アメリカは、建物強度を依頼者と設計者の契約で決めている。だからこのような発想が出るのだろう。法律で建物強度を決めている日本では、即応が出来ない
  震源特性・伝播経路特性とサイト増幅特性の評価
地震毎に波長が異なり、地盤に対する影響が異なる。つまり、一律に「震度7に耐える」などナンセンスなことを物語っている。関西なら、東南海沖地震の特性が分かっているわけで、その特性に合わせるべきであろう
  「損失評価」
経験則から「地震に弱い建物形状」が分かってきている。そこからフラジリティ(壊れやすさ、もろさ)を推測。地震被害から立直る費用も評価する

こんな理解をしてみました。まさに、地域性と建物形状から、その建物が持つ「耐震リスク」が推定できるわけです。私たち設計者は、クライアントから「建設用地」を指定されて設計しますが、この評価法を持って「建設用地の是非」を進言する時代に代わっていくことになるだろう。
これからの「設計者」は〜設計が出来ればよい〜そんな時代ではなくなるだろう
若い人は大変だね。老兵は消え行くのみ…後は頼んだよ!
 追記
耐震リスク評価の簡易ソフトが20万円程度で入手できるそうです。これから「武器」になりそうですね!


韓国の国民性
080725(金) dogfight
韓国の国民性には驚かされる。
アメリカ牛肉輸入反対で、連日「火炎瓶」が飛んでいたのに、日本の教科書に「竹島は日本の領土」と載るだけで、一気に火の手は日本に向かってきた。
日本が抱える領土問題は
 ・北方領土・・・ロシアが実効支配
 ・竹島・・・韓国が実効支配
 ・尖閣列島・・・日本が実効支配(これは危うい)
竹島問題は、戦後一方的に引かれた「李承晩ライン」によって取り込まれたもので、日本外交の弱腰とも相まって軍事占領されている(韓国の説明によれば、あれは「自警団」だそうな)。

支配権を持たぬ日本が、教科書で「でも、あれは日本の領土だよ」といっただけで、韓国では暴動に発展する。落ち目の大統領は「これ幸い」とばかり煽る有様で、とても成熟した国際関係にはなれない。

これが、日本側が「軍事占拠だ!」とデモを繰返すなら分るが、まるであべこべではないか。このことで、市民レベルの交流も全てストップらしい。
韓国では「異なる価値観」を認めない国民性がある。そのくせ、北朝鮮による「数千人単位の拉致や韓国民の射殺」には、酷く寛容である。ようは、善悪の判断は『韓国民族という神様』しか、してはいけないと決めつけている。
追記
NHKニュースで「両国民の冷静な対応を望む」とキャスター氏が深刻な顔つきでのたもうた。日本人は思いっきり白けているのをご存知ないらしい


43年ぶりの邂逅
080726(土) dogfight
ひょんなことから高校時代の同級生が会うことになった。中には卒業以来43年ぶりの邂逅も!

Aは鼻腔腫(リンパ系の癌としては悪役だそうな)で、本人が気持ち的に参っていた。ただ、自分がそうなったとき、彼以上に立派でいられるか?疑問です。なお、癌の方は薬物療法が良く効いて快方に向かっているそうな。秋には快気祝いができそうだ。 (大阪在住)

Bは転職18回。それでも「独立は考えたことはない」そうで、サラリーマンで定年を迎えた。抱腹絶倒、波瀾万丈の人生を楽しんでいる 。彼とは43年ぶりの邂逅であった!(広島より参加)

Cは建築屋として恵まれていたわけではないそうだ。「時の氏神」に助けられて今があるという。ただ、その割には逞しい。彼の「やんちゃ」な面を始めて見た 。(名古屋から参加)

最後は私。高校時代は「別格」だったそうで『出世頭になる』というのが評価だったそうです。あはは…43年後に「ただの人」を見てガッカリしただろうな
同級生の消息に話が飛んだ!
同級の3割が1級建築士の資格を持っている。うむ〜「我らは優秀であった」と思う。
一方で早死も目立つ!同期88人中、既に1割が世を去っている。やはり「高度成長期の企業戦士であった」ということか


土砂降り
080728(月) dogfight
打合せに出かけるタイミングを待っていたかのような「土砂降り」
でも、出かけないと約束の場所に時間通りには着かない。勇気を出して土砂降りの中へ!
まるで嵐のような雷雨です。いつも携帯している傘は一瞬で骨が折れた。あっという間にずぶ濡れです!
なにせ財布の中の札まで濡れる有様で、まるでプールに入ったようです。こうなればヤケクソです、濡れるままに目的地へ向かう。
  その途中で電話が!(よく故障しなかったもんだ)
打合せ相手の車はこの土砂降りで立ち往生。約束を「キャンセルして」という。でも、おいらは手遅れです
雨のお陰で気温も下がってきました。
急に寒気がしてきて、急いで家に向かいました。このままずぶ濡れでは風邪を引きます
家に帰ったら…
今年もクーラーが故障です。機械は元気よく回っているのですが、まるで冷えません!
新品を設置したのに、毎年故障するクーラーって、たまらんなあ〜


倦怠感
080729(火) dogfight
酷暑が続く…
今年の夏は一際暑いと思うのは私だけであろうか?
外の暑さと室内のクーラー
あまりの温度差に体調がおかしい
酒は、私の健康のバロメータ。なのに少しの酒で悪酔い(気分が悪くなる)してしまう。疲れが残る。体がだるい

まだ7月
暑さは9月いっぱい続く
こんなんでこの夏が乗り切れるだろうか?
心配なこの頃です
主治医に相談したら「元気のでる漢方薬とビタミン剤」を処方してくださいました。ただ、ドクターから見た私はいつも元気印で「シンドそうには見えない」とか!(これって、エエことやろか?)


食品のカラクリ
080730(水) dogfight
  食品のカラクリ(別冊宝島編集部 編)
この本を読むと、如何に食品の安全基準に「グレーゾーン」が多いか分かる。
違反ではないけど「こんなん食べて大丈夫かいな?」と、ぞっとする。
それも特殊な食品ではない!どれも身近な食品の危険性が暴かれている。大きな項目だけでも
 ・「外食」のヒミツ
 ・「コピー・加工食品」のカラクリ
 ・「食品添加物」の魔法
 ・「健康食品」の裏側
 ・「日本の食卓」も舞台裏
同書には、まるで化学書を読んでいるかの錯覚を起こすほど、化学薬品が次から次からと登場する。そんな物質を、私たちは日常的に摂取している。日々こんな食品で「長生き出来るわけないやん」と思うが、これらの食品を避けては「食べるものがない」
本から引用して紹介したいのですが、余りに箇所が多すぎる。せめて最終ページのこの一節を引用しよう
  食品添加物で重要なことは、消費者が求めて使っているものは何一つないということだ
なんとも悩ましい本だが、一読をお勧めします


都賀川の事故に思う
080731(木) dogfight
7月28日、四国中国近畿北陸を襲った豪雨。
私も傘などまるで役に立たず、一瞬でずぶ濡れとなった。家に帰ってニュースを見れば、この時、神戸では「都賀川の急な増水で5人の犠牲者」を出していた。大変痛ましい事故でお悔やみ申し上げるが、では「回避できない事故か?」と問われれば疑問に思う。
 ・大雨の予報は出ていた
 ・このような事例は初めてではない
六甲山系から下る川はどれも急峻で、勾配から言えば「滝」に近い。そのため過去に洪水を繰返した(芦屋川や住吉川など)歴史があり、治水事業が行われてきた。
  〜六甲山に雨が降れば、一気に川が増水する〜
50代以上の方ならば、記憶にある出来事ではなかろうか。

この事故をニュースで見ながら「危険の伝承」が出来ていないと痛感する。犠牲になった学童保育の子供達、引率した若い先生。
危険から遠ざける、あるいは危険を見ないようにする教育が、危機への対応を失わせてはいまいか?
追記
都賀川では市街地への被害は出ていない。橋も流されていない。ようは治水事業は完璧であったわけです。しかし、残念ながら人の対応がきていなかった























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