私は大阪狭山市に住んでいます。
ここには千年の歴史を誇る素晴らしい自然景観「あまの街道」があります。この景観を守るため、NPO法人を立ち上げ、出来ることをコツコツとしてきました。準備期間を含めて、あれから2年…
080518「身近な自然」にこんなことを書きました
また、憎まれるのだろう。行政は私の口をふさぎたいようだ!
西山霊園を過ぎて、宅地開発地の道路。
〜単車・四輪車の乗り入れはご遠慮ください〜
この看板がブラックユーモアに見える。
フェンスが作られ、これなら軽自動車ですら入らない。あまの街道に山火事が起きたら…消防車など入るはずもない。
せめてこのようなケースくらい「公共優先」で、車路巾の確保を、行政は指示できなかったのだろうか?
行政はいったい誰の味方なのだろう…不思議やなあ〜 |
市議先生が調べてくださったところ、この記述は私の大きな間違いであることが分かりました。
ところが、私が間違いを犯したことで、大きな問題が浮き上がってきた!
・都市整備部が消防本部に確認したところ救急車は通れる
・急病人が出た場合等でも、あ まの街道に救急車を通すことはしない(Uターンできないから)
・然るべき近くに駐車し、そこ から人間が二輪車等で急行する
本気やろか?
あまの街道の利用者は高齢者が多い、平均年齢でも60歳を超える。AEDがないだけでも心配だったのに、これでは心臓発作でも起こそうものなら、助かる可能性は少ないのではないか?
Uターンは出来ないのは承知しているが「通り抜けルートを確保」するものと思っていた。
なんと!あまの街道はお年寄りに「危険な街道」なのだ。行政は、その旨を明記して「利用者の注意を喚起」するべきではないのか
・
塀を立てた場所に以前に塀はなかった
・新たな宅地開発地に住む住民が、あまの街道の通行 人(散策する人)から
敷地内を見られることがないように、今回、新たに塀を立てた
てっきり宅地開発業者が造ったと思っていたが、何と!貧乏な大阪狭山市が「税金で作った」そうな。驚いたね!
行政に「あまの街道の自然景観を守る」意志があるなら、こんなギリギリまで宅地開発させず、緑地緩衝帯を指導するのが常識ではないのか!
あまの街道中央付近の宅地開発では、沿道ギリギリまで森は崩されたが、分譲前に「緩衝帯」を設けるよう交渉が出来ました。その後、行政が緩衝帯部分を買い取り、NPOも協力して「ドングリの植樹」をした。一歩間違えれば、あの部分も「こんな塀」になっていたのかと思うと、ぞっとする。
場所により道路の縁石の内外に塀が出来ている。その理由も分かりました
・道路側に塀がはみ出ているのは、縁石が官民境界
・縁石の外側に塀があるのは、外側にも市有地があるから
縁石を境にして造成をされている。だったら、縁石外側の市有地部分も造成対象だったのか?
そうか…開発業者と行政は「協力関係」だったに違いない
思えば、行政と初めて対立したのは、道路のセメント舗装であった。
今回の、この出来事を見ても、行政に「景観を守る」意志がないことが分かる。何のことはない、行政が最大の敵だということが見えてきました!
更には、沿道の人たちからも、NPO運動は協力を得られていない。
ようは、私のようなよそ者が「保護運動」をしようとするなど、きっと「おこがましい」ことなのだろう。せめて、引き際を間違えないようにしたいと思う