元dogfightのぼやき
2008年3月
エッセイ&コラム

バックパック「コロンブスの卵」的発想中国の環境問題人権擁護法案道路特定財源姫蛍新銀行東京二兎追うもの…どころかあまの街道の歴史と石造物友ヶ島早いもので関西みちフォーラム愛情の貯蓄春の公園語らい肉離れエアポケット行政の壁須田一族の夢の跡竣工間近アンフェア物騒な建築用語この歳でまだ受験税で負担すべきこと


バックパック
080301(土) dogfight
先週、3年間愛用したバックパックに5cmほどの穴が開いていることに気付いた。どうりで小物がよくなくなるはずだ!それにしても、約1000日間、私の酷使に耐えてくれたものだ。

早速、新しいバックパックをショッピングに
とても気に入ったデザインのものがあったのですが、手にとって見ると、サイドポケットがなく、中仕切りもない。ようは「信玄袋」なのです。
で・・・結局はオーソドックスなバックパックを購入。金8980円でした!
何せ、日常持っているものが多い
 ・サイドポケットには、カサとペットボトル
 ・ポシェットには、カード類と健康保険書、緊急時(私が倒れた場合の)連絡先が入っている
 ・常備薬一式
 ・1GBメモリースティック
 ・本は常に2冊以上
 ・カメラ(12倍ズーム付き:小型ではない)と予備バッテリーやSDカード
 ・ICレコーダーと予備バッテリー
 ・電話の充電器
 ・ハサミと呼び笛(ウオーキング時に必要)
 ・筆記用具(カラーペンを10本)
 ・名刺入れ
この他に、仕事ならその「資料」
出張なら着替えや食料を入れます。

ご覧のように、半端ではない量を持ち歩いている。不足しているのは「現金」くらいかな…
肩に感じる「重さ」が…
   〜今日も元気だ!


「コロンブスの卵」的発想
080302(日) dogfight
与野党の勢力分野が違い「ねじれ国会」となっている。
とかくギクシャクしており、何をやるにも時間が掛かり、最後は
 ・強行採決だ!
 ・与党の横暴だ!
と、言うことになっている。それにしても、相変わらず「対案もろくに示さず」反対するだけの野党にも困ったことだ。これでは何時までたっても2大政党が出来ない!

こんな折、長年にわたり小泉純一郎氏の参謀を勤めた人物が、某オピニヨン誌にこんな投稿をしていた。
両院で「ねじれ」ているというが、簡単に解消しうる。参院民主党から20名を引き連れて自民党に鞍替えする人物がいれば、一気に「ねじれ解消」となる。
(大連立が不発に終わったとき、小沢氏はこれを考えたが17名しか集まらなかったと言われる)
逆に、衆院から30名を引きつれ新党を結成する人物がいれば、そして、民主党と連立を組めば「ねじれ解消」となる。小泉元首相がそれを行えば、再度、小泉内閣が出来るだろう


これはありそうですね!
チャーチルの名言をご紹介しよう!
20代で革新ではないものは情熱が足りない。30代でまだ革新なのは頭が足りない
あはは…

中国の環境問題
080303(月) dogfight
ある雑誌の書評欄で絶賛されていた本を購入し、読みました。
  中国の環境問題・今なにが起きているのか 井村秀文著(株式会社化学同人発行)
数字(データ)を駆使して淡々と書き進んでいる。
これを読むと、中国製政府が環境汚染に危機感を持ち、その原因を追究、必要な対策を法制化してきていることが分かる。
しかし、読みながら何か物足りない!
それは、この本から分かる中国政府の動きと、私たちが感じる実態があまりに乖離しているかだと思う。
最近の事例で言えば「毒入り餃子」であり、朝鮮海峡からの贈り物「越境汚染」である。中国政府が法制化したものが守られているなら、我々が、日々「光化学スモッグ」を恐れる必要もない。
ようは、中国国民が「まるで法律を守らない」から、この現実がある。この本の切り口から「無法者の存在」が伝わってこない!

中国の感汚染を改善するには、先進国(特に日本)の技術供与が必要だと説く。しかし、その成果(CO2削減)を「日本が買い取る」矛盾に筆者はどう答えるのか?
私にはなんとも「消化不良」な本であった!


人権擁護法案
080304(火) dogfight
また、怪物が蠢いている。その名は「人権擁護法案
http://blog.livedoor.jp/monster_00/archives/cat_847822.html
名前だけ見れば、まことに結構な法案なのですが…
「人権侵害」の定義が曖昧で、三権から独立した「人権委員会」の設立に問題がある。
 ・誰かが「人権を侵された」と思えば、人権委員会に訴えることが出来る。
 ・人権委員会が「人権侵害」と認めれば、家宅捜査を含め捜査権がある
 (警察ですら、家宅捜査や逮捕には裁判所の許可が必要だが、人権委員会は独自で出来る)
 ・人権委員には「外国人」でもなれる

この法案の出所は、中国系、朝鮮系の外国人からで、法案が通れば委員の多くがこれらの外国人になると思われる。彼らの主観で、日本人が「人権侵害」の罪で裁かれる。
あはは・・・合法的な征服、あるいは復讐かな?怖いぞ!


道路特定財源
080306(木) dogfight
「暫定税率」を含めた道路特定財源を担保する租税特別措置関連法が、衆院を通過したがいつものように「参院で店晒し」になっている。
原油高騰が続く中、道路整備事業に使途を限定した道路特定財源に新たな火種が噴き出している。財源の大部分を占める揮発油税は本則の2倍の暫定税率(1リットル当たり48・6円)を課しているが、これを担保する租税特別措置関連法が来年3月末に期限切れとなるためだ。自民党道路族は暫定税率を「死守」する考えだが、野党の格好の攻撃材料となるのは確実だ。党内にも「道路整備よりガソリン値下げ」との声が出始めており、年末の予算編成に向け、激しい攻防が続きそうだ。
暫定税率維持の与党と、廃止論の野党。これに飛びついたマスコミですが、最近はトーンダウン。なぜなら…
何せ、暫定税率を止めれば「1リットル25円安くなる」が、この問題の大きなことは、租税特別措置関連法まるごとが『○か×か』を審議しており、このままでは、暫定税率だけではなく、道路特定財源の法案まで廃案になってしまう。
野党は『いったん廃止して、話し合った上で合意法案を作ればよい』と言うスタンスだが、どうもそんなに余裕のある話ではなさそうだ。何せ、国だけではなくあらゆる自治体が、道路特定財源の給付金を「あるもの」として、予算を組んでいる。地方の小さな村ともなれば、この法案が途切れば「税収の1/3が消える」と言われる。ようは「死活問題」なのだ。

クルマの運転が出来ない私は、まことにノー天気であったが、世界的に見れば、日本のガソリンはまだ安いほうらしい。そこで、
 ・暫定税率を含めて道路特定財源を維持する
 ・ただし「特定財源の使途」については早急に見直しを行う
 ・必要な道路の選定(明示する)と道路族の封じ込め
どうも、官僚と族議員への不信感が「地方の不安」に心を配ることを妨げているように思う。
党利党略を捨て、もっと、真摯に考えるときがきたように思う


姫蛍
080307(金) dogfight
我が町に「姫蛍」の生息地があると言う。何と、私の住むボロアパートから10分ほどの距離です。

姫蛍の生息地

改修後の西除川の野鳥/上:コガモ 左:ダイサギ 中央:カルガモ
狭山池に注ぐ、西除川。その蛇行部分を直線に付け替えた改修工事。予定では、蛇行部分は、隣接地の地主に払い下げられるはずだったのですが、そこに発見されたのが「姫蛍
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%AB
姫蛍は、ゲンジボタルの約半分の大きさで、陸生(陸で育つ)の蛍です。

ヒメボタルを保護する運動がおき、切り離された川は生き残りました。
保護運動のリーダーは、土地の高騰を当てにしていた地主から「鬼」とののしられ、土木事務所(国の出先機関)からは、顔を背けられる存在になったそうですが、姫蛍は守られた。
自然保護運動の難しさですね…

写真上は、直線に改修された西除川。蛍はいないようですが、右の写真のように、水鳥はたくさんいました。


新銀行東京
080308(土) dogfight
石原東京都知事の肝いりで作られた、担保重視の銀行から「相手にされない中小企業の救済」を目的に作られた『新銀行東京』
僅か4年で破綻の危機に瀕してきた。なんとも無様な責任のなすりあいが起きているが、こんなことは予想の範囲ではなかったのか?「ワラをもつかむ」溺れかかった相手を救うには、詐欺まがいの連中が混ざるのは防ぎようがない。

年金の納付記録があいまいになっている。
これ事態は政府の責任であるが、今となっては「曖昧な人も救う」のが次善の策であろう。このとき、払ってもいない輩が、年金の請求をしてきても防ぐ手立てなどあるはずもない。

新銀行東京は、これと同じ事態なのであろう。
詐欺まがいを見破ることが出来なかったと、今更経営者責任を追及する声があるが、それはないだろう!
だって、このノーチェックに近い融資で立直ることが出来た企業もたくさんあるはずである。

設立の趣旨に立ち返り、一人くらい開き直って「正当性を主張」する人物はいないのであろうか


二兎追うものは…どころか
080312(水) dogfight
  二兎追うものは一兎をも得ず
これが真理なのに、私は二兎どころか「七兎も八兎も追う」ことになってしまった。最大の得意先から「断れない仕事」が重なってこうなったのですが…

私は建築設計を生業としています。
意匠・構造・設備の三位一体で設計は成り立つが、昨年の制度改正(姉歯事件をの再発を防ぐ)で、それぞれが酷い目にあっているが、一番の被害者は構造設計です。どの分野が遅れても仕事は完結しない。その結果、私は「一兎をも得ず」です!

私のストレスは溜まるばかり!疲労の蓄積は「体力気力」を奪っていく。
(疲労困憊で、ホームページの更新も放置したままです)
倒れても誰もケアしてくれないのが個人企業の宿命です。自己責任で、体力回復に勤めるのですが、極度のストレスから私は満足に眠れない。導眠剤を服用するのですが、睡眠不足が続く…

仕事は「納品」出来て費用請求ができる。なのに「一兎をも得ず」では、それも出来ない。仕掛かり金は、年間経費額に匹敵するのに、資金ショートの可能性も出てきた。
私が静謐を取り戻せるのは「一兎だけを追える日」が来たときであろう。
ただ、その時は「引退の日」ではないかと思っている。なんとも辛いなあ〜


あまの街道の歴史と石造物
080313(木) dogfight
第4回あまの街道「歴史と自然」文化教室〜あまの街道の歴史と石造物〜が、3月8日に開かれました。
講師は、大阪狭山市郷土資料館の吉井先生です。
吉井先生は、大阪狭山市内に現存する石造物を調査分析し、大阪狭山市史を編纂なさっています。
この日はそのエキスをお話しいただきました。

調査対象は「現存するもの」で、古くから現代に至るまでのものです。その調査結果から「あまの街道」を抽出しての講義です。
なお、この日はあまの街道ではなく、その全線である天野街道についてです!

大阪狭山市内には五街道が通っていたそうです。
 ・西高野街道
 ・下高野街道
 ・中高野街道
 ・伊勢道
 ・天野街道
これだけの街道が市内で交差しながら、宿場町すらなかった!
残念ながら「通過点」に過ぎなかったようで、文献も少ないそうです。

ところが面白いのは、西高野街道と天野街道の関係です。
西高野街道のルートは、江戸時代に新田開発された「茱萸木新田」を通っており、どうも江戸時代中期以降に利用されたらしい。
高野山は高野聖によって伝播されましたが、その足跡(石造物)が、天野街道に集中しており〜西高野街道といわれるところに殆どない〜ことです。

天野街道の歴史を文献から見つけることが困難な理由は、永い間「天野街道=西高野街道」だったからと考えられるらしい。嬉しいですね!
文化教室もこれで4回
あまの街道に焦点を当てて、4つの視点から語られたことになります。違う角度から見る「歴史の面白さ」を堪能しました!


友ヶ島
080314(金) dogfight

砲台跡

第3砲台から見る灯台

神蛇池で見つけたクイナ
先週日曜日、野鳥仲間3人で友ヶ島へ行きました。
友ヶ島は紀淡海峡を扼する場所にあります。日清戦争を決意した明治政府は、清国艦隊に瀬戸内海へ攻め込まれるのを防ぐため、要塞化しました。
友ヶ島は小さな島なのですが、4つの峯を有しており、それぞれに砲台が築かれました。

備え付けられ砲は8インチ弾だったそうですが、大きな基礎が必要だったのですね!

砲台にはそれぞれに、兵舎と弾薬庫が付随しています。
指揮系統は通信で統一したと考えられますが、急峻な道をあえぎ登りながら「砲弾は手作業で運ンだんやろか?」と話し合いました。

ミサイル時代ではナンセンスな施設ですが、明治期末期は「最新の要塞」だったのでしょう。
攻撃手段が、戦艦から飛行機に移って、この要塞が使命を終えたなら、一度も戦闘に参加しなかった要塞です。
野鳥を期待していったのですが、期待に反して少なかった。特に、海鳥の出会いを楽しみにしていただけに残念でした。
それでも、神蛇池で出会ったクイナは、お初だけに嬉しかったです!
早いもので
080315(土) dogfight
ついさっき、日付が変わりました。

早いもので、義父が亡くなって1年になりました。朝を迎えれば、法事の会場に向かいます。
 (ただ…義父の死で私の「大阪での血縁が切れた」感は慨なめません)
義父と血縁があるのは息子達。お陰で、久々に息子達と会えます。
 うふふ…
こんなことでもなければ息子たちに出会うこともなくなりました。
 
法事の後の予定が分からない
今は「我が家」となったボロアパートに来るかもしれない。
そこで、子供達の好きな「牛筋の味噌煮込み」を時間を掛けて作りました。一緒につまめる機会があればいいのに・・・な
「親」って悲しいですね!
何でこんなに寂しいのだろう


関西みちフォーラム
080317(月) dogfight
先月24日のこと「関西みちふぉーらむ」に参加してきました。

「こころに響くおもてなし」と題したみちフォーラム。
国土交通省が認定した「日本街道風景」は、近畿に15ルートがあるそうで、私の住むところでは「西高野街道」が入っています。

フォーラムは、京都府立大学宗田準教授の司会で進められました。
パネラーは4人。
そんな中で、心に残ったものは…
和歌山で、村おこしを始めた刀根さん。バブル期ですら観光客などなかったのに、弾けた後で「どうやって何にもないところに人を呼ぶのか」考えたという。
彼が出した答えは、「ほんまもん」を訴え、参加する「体験型観光」でした。
印象に残る言葉は「食材は送ることが出来るが、食文化は送れない!」という。和歌山は古くから文化を育んできた地域です。
和歌山県勝浦で取れた「生きのいい鰹」を送っても、料理法を知らなければ食材を生かせない」そのために葉「勝浦に来ていただいておもてなしが必要」だと!
もう一人は、大阪に住み、兵庫丹波の森研究所にお勤めの上岡さん。
上岡さんの発表は、私的領域(私有地)と、公的領域(公的道路)との間に『境界領域』があるのが街道だという!

これは素直に頷ける。公私の間に「曖昧な空間」があってこそ、コミニュケーションが生まれる。
振り返ってわが町はどうであろうか?
自治体系の広域活動組織に加入することでことたれりとして、なんら具体的な活動をしていない。
行政で出来ないのなら、せめて「市民活動を応援」すれば、まだ救われるのに…

『若い市長』として嘱望されたのに、案外、行動力・決断力がないのですねえ〜


愛情の貯蓄
080318(火) dogfight
鳥取への往復を含めて、久々に一気読みをしました!
 大沢在昌著『ニッポン泥簿』上下巻(文春文庫) 約900ページを1日で読みました
物語は、若者たちがゲーム感覚で作ったソフトが、世界を震撼させるものであった。それの争奪戦を巡って繰り広げられるサスペンスです。
主役は、勝手にソフトを開く「鍵」にされた65歳の男性。彼は、日本の高度成長を支えた企業戦士。ところが気が付いてみれば、体よく会社を追い払われ職を失う。更には、妻から突然「離婚」を告げられ、ヤモメ暮らしである。
物語は、一気読みしたくらいですから、大変面白かったのですが、実は一番心に残ったのは、主役の男性の言葉でした。
仕事に夢中で家庭を省みない生活を、老後に備え「愛情の貯蓄」をしていると思っていた。しかし、女房はその間に「愛情の貯蓄を使い果たしていた」
思わず我が身を振り返る言葉であった!
家内は、離婚ではなく「死別を選んだ」のかと、ふと心が痛んだ
身勝手な男性諸君!この言葉を他山の石とせず、ご注意ご注意


春の公園
080319(水) dogfight
昨日のこと

午後一の打ち合わせに出向く前、コンビニで弁当を買って、天満南公園へ行きました。
ここは、大川(旧淀川)に面した桜の名所。

厳しかった冬と打って変わり、この10日余りは一気に気温も上がり、4月下旬の陽気だとか!
お陰で桜の開花予測も、例年より2日ほど早まりました。

陽だまりはもう暑いくらいで、木陰を探すようになりました。
なんと季節の移り目の早いことだろうか…


語らい
080321(金) dogfight
私が結婚したのは40年以上前のこと。死別したのが3年半前…
長い年月が経っているのに、初めて義兄と呑みに出かけました。
40年の間に様々なことがあったのに、話し合うこともなかった義兄弟。

午後4時に出会い、店員から「閉店です」と言われたのが10時半。
長時間呑んだもんだ!
互いに知らなかった事柄が次々に出てくる。誤解していたことも多かった・・・と思う。
   話し合えてよかった


肉離れ
080322(土) dogfight
昨日朝、電話がなった。普段は、枕元に携帯電話を置いているのに、この日はテーブルの上。急いで取ろうと飛び起きた。その瞬間!「左足ふくらはぎに激痛」が走り転倒した
   半端な痛みではない!
こむら返りかと思い、その処置をしたが収まらない。とりあえず湿布をして2時間ほど安静にしたが酷くなるばかりです。そっと歩いて最寄の病院へ、うんざりするほどの待合の人たち…
処置が終わり、薬局で薬を受け取ったのは、なんと午後3時でした
   診断は「肉離れ」
処置は、湿布とテーピング。「歳を取る」とは、こういうことかと寂しくなる。
ついでで、右足膝の痛みも相談してみました。
(こちらは、内科の主治医の判断で来週MRI検査を受ける予定になっています。疑いは「坐骨神経痛」です)
今日は膝に関してのレントゲンで見てみました。
水は溜まっておらず、軟骨の磨耗もありませんでした。ドクターの判断は
   「疲労性関節炎」
あはは…歩きすぎです! 自分では、まだ「運動不足」と思っていたのですが、歳相応の運動量があると言うことです。

日曜日はイベント参加で「大和街道」を10km歩く予定です。 いきたいけれど行けるかなあ〜


エアーポケット
080323(日) dogfight
昨日、大阪府の「まちちづくり功労者賞」の表彰式がありました。
府から、お知らせをいただき、式典に参加してまいりました。
大阪府まちちづくり功労者賞は今年が第24回。今年の受賞者(組織または個人)は10組
表彰式を見ながら「まちづくり」の意味がとても広いことが分かります。これなら、NPO法人あまの街道もこのまま活動を続ければ、何時か受賞できるかな?と思わせるものでした。
ところが…

過去の記録を調べてみました。
過去の受賞者総数は224組。しかし、大阪狭山市からの受賞者は僅か1組です。それも、20年前の話し!
大阪狭山市が隣接する「河内長野市・堺市・富田林市」の3市で49組が受賞していることと比べれば、またもや「大阪狭山市はエアポケットやな!」と思いました。

この賞の受賞者はどのように決まるのだろうか?
おそらく、行政からの推薦が第1歩ではないのか。大阪狭山市内にも活躍する組織は多い。ならば、行政サイドに「推薦の熱意」がないのだろう。そう考えてみると「担当部署があるののやろか?」と言う疑問に突き当たってしまう。
追記
今日(日曜日)、橋本市地域雇用創造促進協議会『おこしやす伊都ゆかし古里会」主催のイベント「旧大和街道の散策と古代米・郷土料理を楽しむ」に参加してきました。
主催者のリーダーは「街道を繋げる」ことを熱く語ってくれましたが、一方で〜大阪狭山市にはボランティア組織を立ち上げる気がない〜とがっかりなさっていました。西高野街道という古代のからの大動脈!これのPR組織が、大阪狭山市だけ空白になっている。ここでもエアポケットが口を広げていた!


行政の壁
080324(月) dogfight
東洋ゴムグループによる助成金も決まり、あまの街道のサイン整備計画の具体化が始まります。

あまの街道は、大阪狭山市と堺市の市境にあります。堺市側から設置に関する回答が来たのですが…
 ・設置許可が要る
 ・公有地占有料が要る
設置許可申請は当然ですが、設置料は釈然としない。本来、このようなものは行政が整備すべきなのに、民間が行うと、借地料を取ると言う。金額も緩くない。何と!1ヶ所当たり年間5千円です。
浄財を集めて行う行為も、「サラ金看板設置」も同列と言う行政の考え方に驚いてしまう。

大阪狭山市側との協議はこれからですが、きっと「同じような壁」があるのだろう。


須田一族の夢の跡
080325(火) dogfight
日曜日に、橋本市地域雇用創造促進協議会『おこしやす伊都ゆかし古里会」主催のイベント「旧大和街道の散策と古代米・郷土料理を楽しむ」に参加してきました。

この組織は、厚労省の助成を受け、地域振興と雇用創造を目指すものです。メンバーは、1年間和歌山大学で観光学を学び、本日が「営業第1号」というわけです。参加費は3800円と、決して安くない。ボランティアではなく「仕事」なのだから利益を出す必要があるわけです。それでも、ボランティア的な熱意が伝わるイベントでした。

JR和歌山線隅田駅集合

この日ガイドをしてくださる岩村先生

点在する万葉歌碑

真土の渡り石

大和街道道標

須田八幡宮社

須田八幡宮社楼門の天井が

国宝人物画像

経塚

霞山城

利生護国寺

妻の森万葉歌碑

応其寺

柿の葉鮨体験学習

募集人員30名に対し、48名が参加と大幅超過。このシステムに興味を持った自治体関係者も多く参加していたようです。
この日は、この地方を支配した「須田一族」の夢の跡を巡ります。
ガイドくださるのは、郷土史研究家岩村先生(橋本と高校教諭)で、まことに名調子でした。

まず最初は、真土の渡り石。昔、熊野詣に使われた道ということですが、岩村先生の説は「わき道だろう」という。
この小さなせせらぎの向こうは「奈良県」です。何とこれが県境とは!

この街には万葉歌碑が点在する。私は知識がないが、お好きな方には「堪らん」だろう

大和街道を歩いて、須田一族の氏神「須田八幡社」へ。ここには、5世紀頃の人物画像(国宝の鏡)があるが、岩村先生に寄れば「神社の縁起とは関係ない」という。『歴史とはこんなもんです』という言葉に面白さを感じる。

須田八幡社で、岩村先生と宮司様から説明を聞き、経塚見学。これは。近年になって「塀の改修」で見つかったものだそうです。
神社境内でしばし休憩。このとき、主催者のリーダーと語る。
「街道を繋げる」ことを熱く語ってくれましたが、一方で〜大阪狭山市にはボランティア組織を立ち上げる気がない〜とがっかりなさっていました。西高野街道という古代からの大動脈!これのPR組織が、大阪狭山市だけ空白になっている。
八幡社を後にして、霞山城へ。ここは、須田一族の居城跡。今は段丘が残るのみです!この付近では大きな規模の城であったそうです。

このあと昼食。
「古代米・郷土料理」ですが、うふふ…
午後の行程は、利生護国寺から。ここは須田一族の氏寺です。かつては大きな規模であったそうですが、今はこじんまりとしていました。

このあと、戦国期に、秀吉の雑賀攻めから「橋本を守った」応其上人のお寺に

これで、歴史ウォーキングは終わりです。最後は「柿の葉鮨」の体験です。改めて不器用な自分を再発見!
昼休み。古代米・郷土料理を楽しみながら、NPO法人あまの街道から出席した4人で、持参した酒を嗜みながら話しました。
 ・橋本の大和街道より、大阪狭山の西高野街道のほうがずっと「往時の雰囲気」を残している
 ・橋本が須田一族なら、大阪狭山は「楠正成の夢の跡」です
 ・歴史ある神社仏閣ならひけを取らない
ようは、橋本市で出来ることなら、大阪狭山市には「それ以上」のバックグランドある。大阪狭山市郷土資料館には、吉井先生のような郷土史のオーソリティーがいらっしゃいます。商工会には「保存運動」の機運があると聞きます。となれば、欠けているのは「行政の旗振り」だけであろう。それも、最初の一振りがあれば、後はボランティア組織が出来上がると思う。

結局は「行政のやる気」の有無に尽きると思う。
それしか、大阪狭山地区のエアポケット解消の術はないだろう!
追記
あまの街道には、弘法大師にまつわる「7不思議」がある。既に1000年の歴史を持つ「伝説」です!
これに『歴史とはこんなもんです』という言葉を重ね合わすなら〜ここが『7不思議の場らしい』と作ってもよいはずです。現に研究家により、場所はかなり具体的に特定されています。
私たちは、観光化を目指すものではありませんが「楽しみ」を提供することも大切であろう…


竣工間近
080326(水) dogfight
約1年半通った『鳥取』も竣工間近になりました。

鳥取駅前に建つホテルです。来月は、各種の検査を受け、オープンは6月の予定です。

帰りはすごい雷雨になりました。それでもバスは満員。予約が取れたバスは、1時間半後…
で、時間潰しも兼ねて床屋へ行きました。

普段は1890円の床屋ですが、この日は3800円。でも、耳掻きも入念なマッサージも付いていました。大阪では絶対にないサービスに驚きました!


アンフェア
080327(木) dogfight
エレベータの設置費用。仕様を決めて700万円でほぼ合意が出来ていた。
そこへ割り込んで来たのが某メーカーの代理店。なんと500万円でよいと言う。形勢は一気に逆転した!

ところが、受注を確保したあとで出てきたスペックに呆然です。
法律で定められた、エレベータのこんな機能すら『オプション』だと言う。
 ・地震管制装置=揺れを感知し自動停止。最寄階に停止して避難
 ・遮煙機能=火災時に煙の侵入を防ぐ
 ・障害者対応=身体障害者への配慮機能
車で言うなら、絶対に必要な筈の『ハンドルもタイヤもない状態』です。まして、今時常識だが法律で設置を義務付けられていない「カーステ・クーラー・カーナビ」などあるはずがない。まるで『残骸』みたいなエレベータです。
結局、費用を追加して着工に漕ぎ付けたが、デラックス仕様であるはずのドアが普通のものだったり…
これでは詐欺みたいな話しだ!
ただいま設計中の物件
またも同じ代理店から『割り込み』が行われた。
スペックを指定したのに、出てきた図面は「スペックダウン商品」
私は激怒の上『断った』ことは言うまでもない
このようなアンフェアな受注獲得方法をメーカーは承知しているのであろうか?機会があればメーカーに確認したいと思っている。


物騒な建築用語
080328(金) dogfight
建築の専門用語には物騒なものが多い。例えば
 ・地獄・・・まるで余裕のないこと
 ・殺す・・・後々の利用を考えないこと
 ・盗む・・・収まりに余裕を持たすこと
 ・逃げ仕事・・・一見綺麗に見せる手法
ちなみに、建物は「完成」とは言わず『竣工』と言います。

神社の木組み/これぞ盗みと逃げで作られた免震装置

何是こんな物騒な言葉が多いのか?もう、お気づきと思いますが「建築に完璧はない!」と言うことです。特に地震国ニッポンでは、ルーズさ〜「盗んだ部分」を逃げ仕事で気付かせないテクニック〜が地震から建物を守ってきた。

それが、姉歯事件で『完璧であるべき』となった!
そんなことなど出来るはずもない。その結果、酷いコストアップを招いている。これからマイホームを作る人たちが可愛そうです。とてつもない時間の浪費と費用負担。そのくせ設計から自由を奪い(変更を許さなくなった)建物をつまらなくしている。
大げさと批判を受けるかもしれないが、姉歯事件は日本の建築文化を壊したと言えよう


この歳でまだ受験
080329(土) dogfight
姉歯事件はとんでもない後遺症を日本に残しました。
オールマイティーの一級建築士制度は是正すべきだと思うが、今年行われる建築士法の改正はおかしい!
一級建築士の権限を分野別に分散させ「専門職」を生かすべきなのに、改正では、現行の一級建築士の延長上に新たな資格を設けた。
 ・管理建築士・・・設計組織を責任者を資格化する制度
 (従来は、一級建築士が「管理」する旨登録するだけであった)
 ・構造設計一級建築士
 ・設備設計一級建築士
どの新資格も、受験資格は一級建築士で、屋上屋を重ねる手法です。
お陰で私は、管理建築士の受験(合格すること)が不可欠です。更に、設備設計一級建築士も受験します。この資格を得ないと、一定規模の建物が設計できなくなります。でもなあ〜自信ないなあ・・・


税で負担すべきもの
080331(月) dogfight
新銀行東京への400億円追加融資は難産の末、都議会を通過しました。
結果論で、いくらでも非難できるであろうが「藁をも掴む人」を救おうとすれば、紛れ込む「悪」を排除する方法はないであろう。

年金管理の無様な状況が分かったとき、野党は「疑わしきも救え」といったはずだ!
新銀行東京の発足思想はこれであったはずではないのか?追加融資には付帯決議が付いており、支店網の縮小と、審査の厳格化。更には「無担保融資は行わない」のだそうな。これならただの銀行となんら変わらない!これでは存在意義がないだろう
年金の基礎部分を税で負担すべきと言う意見が強くなっている。
これだけで、消費税を5%あげることになる。しかし相変わらず、野党は「無駄を省けば消費税を上げる必要はない」と言う。理論だけならそうなのであろうが、実行するには「血で洗うような革命」が必要だろう。目の前の問題だけに、現実的な議論をして欲しい。

さらに深刻なのは「地方医療・夜間診療」です。
いまや、小児科・産科と言った「医師のなり手がいない」診療科目への手当ては急務となっている。この分野が危機に至った理由は医学の進歩にある。医学の進歩は、昔なら助かる筈のない子供に光明をもたらせた。しかし、それでも助からない子供はいる。医学の限界が「過失として訴えられる時代」になったのだ!
真摯に対応するなら「訴訟は国が受けて」たち、医師への過重な負担を取り除けばよい。
今日の述べたことは「税で負担すべき」ことばかりです!
国民も、無責任な野党も「救え」と叫ぶくせに、一方で「税の無駄使い」と糾弾する。どうすれば良いというのか?
出来もしない「正義」は混乱しか作らない























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