『美味いボタン鍋を食べよう』と仲間を誘いました。
ボタン鍋なら「丹波篠山」だと、自動的な思考で、決めました。私の頭の中では、篠山市内の何処かで食べようと考えていたのですが、仲間が見つけた民宿で牡丹鍋を頼んでしまった。結果的に、これが大正解!冒頭の写真となった。
ちょっと雰囲気が違うことにお気づきなら「通」です。
シシ肉は、中国山脈で「箱獲り」された天然のイノシシです。〜シシ肉は臭い〜と言うイメージがあったのですが、本物を知らない浅知恵でした。
鉄砲で仕留めたものは血が回って臭くなるそうですが、箱(わな)で捕ったものはそうはならない。また、人里離れたところで、ドングリや自然薯で育ったものは臭いがないそうです。
朝取りのシシ肉を、冷凍しないまま「手切り」したものがこの写真。
ボタンのように見える肉は、白身を接着剤でつなぎ合わせて冷凍し、機械でスライスしたものだそうです。
これぞ「本物のシシ肉」なのです!
白身は脂肪ではなくコラーゲン。その証拠に「鍋に油が浮かない」のです。もっと白身の多い「ロースのしゃぶしゃぶ」はもっと美味しいそうです。こちらは送ってもらうことにしました。
民宿のご主人は「こだわりの人」
ボタン鍋の味噌は自家製。野菜類(主に根菜)も自家製。干し柿のてんぷら、丹波地鶏の卵、黒豆、ぜ〜んぶ「自家製」です。
シカ肉のタタキもいただきました。こちらも臭いはありません。本物は美味いゾ〜!
追記
ご主人は、酒もこだわりの人で、冷蔵庫から全国の地酒の新酒が続々出てくる。しっかり出来上がりました!酒が回って9時前にjは爆酔。目が覚めたの朝食(8時)の20分前。濁り酒がよく利いたみたいだ!
朝食は、昨夜の鍋で「雑炊」
シシ肉の出汁が利いて絶品です。ヤマノイモのとろろ、自家製ヨーグルト、自家製豆腐の味噌汁、野菜・タマゴ・鮭の盛り合わせ、自家製漬物。もう満腹です。
1泊2食付(酒代は別)13000円。街中で冷凍肉のシシ鍋を食べても5〜6000円もするのでこの料金は安いよ
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丹波焼きの郷から、立杭の街を見る。登り窯があちこちに… |
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何せ、グルメ旅が目的なので観光はお座なり。ろくに写真も取っていない
昼に、篠山へ着いた。
この日(8日)は、ホコテンでイベントをしていました。いきなり、シシ汁を振舞われた。ラッキーです!
ボタン鍋のほか、鯖鮨を食べるのも目的です。篠山名物「鯖鮨と箱鮨」を堪能です
鯖鮨と牡丹鍋
目的を達してしまうと、翌日の目標がない。
ご主人に相談したら「丹波焼きはどうか」と言う。送っていただけるとのことで、立杭まで15kmの道のりをお願いいたしました。
窯元見学をした後、丹波伝統工芸公園「立杭・丹波焼きの郷」へまいりました。
立杭は、日本六古窯の一つです。今も、60あまりの窯が稼動しているそうです。
ここで「グルメ旅の仕上げ」です。
丹波篠山に名物は多い。鯖鮨・箱鮨・シシ肉・ヤマノイモ・・・最後は、蕎麦です!
濃い目の出汁に、鶏卵・ヤマノイモとろろ・刻みネギ・わさびを入れて蕎麦を食べる。中国山脈に広く伝わる蕎麦の食べ方です。
これで「丹波篠山グルメ旅」は仕上がりました。
なに?写真って…あはは、撮り忘れました
ご馳走様