元dogfightのぼやき
2007年7月
エッセイ&コラム

メタボな腹財布がない逝く人送る人好敵手完全無欠ゴルゴ13体験学習とNPO銘酒がいっぱい参院選公示伝統文化子供教室台風がやってきた!最新建設事情天河村再びチャイナフリー体調が悪い産経新聞にキノコ博士選挙公報普通の子供教室へ耐震設計の誤解速乾性衣類助成制度を探して世界一の平均余命はホント?小沢さんおめでとう水戸黄門を見て

メタボな腹
070702(月) dogfight
先日のこと、見積書を提出したら 「えっ!こんなに安いの?」と、言われてしまった。

昨年の年収は「パートのおばちゃん」並みで、勿論無税。生活保護世帯以下の水準でした。今年は、もう少し上がって「高卒初任給」並みになりました。こんな給与をベースに「費用」を出すから、随分安い見積もりになってしまう。
とはいっても、私にすれば「年収倍増」で、つい緩んでしまう。
  何よりも緩んだのが「腹」
超貧乏から、普通の貧乏に変わっただけで、メタボ状態になってきた。
うふふ・・・貧困に慣れた体には、今でも充分贅沢なのだ!

贅肉たっぷりとなった腹を見ながら「どないしよう」と悩んでいる


財布がない
070703(火) dogfight
土曜日のこと。あまの街道を歩いてから出勤。アクシデントは帰りの途中に…
地下鉄を降りて乗り換え。次の切符を買おうと腰に手を当てた
  『ない!』
財布がないのだ
どうする…
まず地下鉄駅で届け出。ただ、地下鉄で落としたという保証がない。考えてみたら、朝から財布を出していない。出勤途中のことなら、落とした場所も推定できない
次に、持ち金を確かめる。プリペイドのチケットが170円分。ポケットにチャラ銭が210円。これで全部だ地下鉄を利用できるのは1チャンス。そこで事務所へ帰ることにした。

帰る途中、電話をしまくる。
かおりを捕まえて、カードの停止手続きをするための連絡先を探してもらった。その一方で「金を届けてくれる人」を探す。何せこれでは動きも取れない

  カードは4枚。
一番預金残高の多いカードをとめた。ついでに「使われていないか?」尋ねてみた。随分時間は掛かったが、不正使用はないという。ということは、事務所に落としている可能性もある。さらには、このペースで電話をかければ、そんなに持たずにバっテリーが上がる。
  事務所へ戻れば、電話がある。
  最悪泊まることも出来る。

日ごろ「酒を飲もう」と連絡してくるくせに、こんな時は連絡が付かない。
万事休して姉様に連絡。和歌山から、お金を届けていただけるようになった。

事務所へ付いて財布を探す
やはりない
暫く電話をかけて、もう一度探してみた
  あった!
部屋の隅の「椅子の下」に落ちていた。何でこんなところに
急いで姉様に連絡。Uターンをしてもらった

なんとも「お騒がせ」でゴメン
財布はあったが、もう1週間も下痢が止まらない
そのくせ、食欲が落ちないので「暴飲暴食」を続けて…
ついに、堪らず、月曜日にドクターのところへ
症状を伝えると
  「ん!典型的な下痢やね」
さて?何日で治るのだろうか?
アクシデント続きの週末でした


逝く人送る人
070704(水) dogfight
今年はすでに親族二人を送っている。

友人の知人にまで広げれば「逝った人」の話題のなんと多いことか!
一昨日も訃報が届いたばかりです。
 なんともなあ〜
まだ周りを見ると予備軍が…
そんな歳になったということか

「いくつまで活きれば満足か?」そんなことは誰もあるまい
ギネスに載る「男性の最高齢者」は、インタビューに「まだ死にたくない」と答えていた

私も何時「逝く人」になるのか?そんなことは分からない。ただ、残りは案外少ないのではないか…
だから、自分の行動を考えるとき、いつも 『死』を視野に入れて、半歩でも前進できる間は、確実に成果をあげて行きたいと願っている。


好敵手
070705(木) dogfight
昨夜は3人で飲んだ。
Kさん(40代)は東芝系企業、Nさん(30代)は日立系企業で、扱う商品は競合関係にある。ともにやり手の企業マンで、クライアントの利益のために、競合企業の商品を奨めることも辞さぬつわものです。

Kさんと呑みだしたのですが、途中でNさんに声をかけた。
普段忙しい両者なのに「会う」時はこんなもんだろう。あっさりと会場に現れた。
お互い、名刺を交わすのははじめてであったが、顔は周知のようである。今までも、仕事で勝負することも多々あったようで、楽しい酒となった。好敵手とは良いものだ!

私も若い頃、多くの好敵手がいたと思う。
いまは…誰も私など「好敵手」とは思うまい
ただの好々爺(あるいは、因業爺)に過ぎない。気楽なもんである


完全無欠
070706(金) dogfight
国会が終わり、いよいよ参院選挙突入です。
自民党にとって、圧倒的に不利な情勢での選挙戦となる。不利な理由は、いうまでもない「年金問題」です。
野党は、ここぞとばかり与党を攻めているが、安倍総理の時代に起きた問題ではない。そのバックグランドには、年金保険庁の労組を徹底的に甘やかした野党の責任もある。本来なら、年金問題は「政治家として恥ずべきこと」ではないのか!

自民党は来年3月までに「5000万件」の解明をするとしているが、これ以外にも問題がある。また、第3者機関で「認定作業」を急ぐとして、ガイドラインを発表した。
一方、野党中心の意見は「完全無欠な解明」を求め、これまた総理を批判する材料にしている。
しかし、考えてもみよ!完全無欠な解明などきっと、いまさら不可能だろうし、仮に出来るとしても「とてつもなく時間がかかる」だろう。最大公約数を求めるなら、多少の漏れはあっても「大多数を助ける」ことではないのか。

戦後の講和条約。野党は全面講和を求め、自民党は部分講和で進めた。
結果は、自民党の方針が正解であった。ロシアと、今に至るも講和条約は結ばれていない。野党の意見に従っていれば、わが国は今も占領下を脱していない。

もう少し野党も「国民の利益」を考えても良いのではないか!


ゴルゴ13
070707(土) dogfight
劇画家・斉藤たかを氏の代表作にして、超ロングセラーの「ゴルゴ13」
   http://www.saito-pro.co.jp/golgo/
先日、論客の集まる討論番組を見ていたら「ゴルゴ13を読んだら国際情勢が分かる」という発言があり、誰もが頷いていた。
私は、昼食時に暇をもてあまして、まれにこれを読むことがあるが、そういわれれば「確かにそうだよな」と思う。漫画とか劇画を馬鹿にする向きがあるが、案外有効な勉強方法かもしれない。

同様なことが小説にも言える。
読書量が多い割りに私は「文学作品」がとっても苦手で、お気楽な作品を読むことが多い。
それでは、何の意味もないではないかと言われれば「それは違う」と思う。例えば「近未来シュミレーション作品」が大好きだが、馬鹿にしたもんではない。ここで扱われるテーマが「見事に未来の国際情勢を言い当てた」ことなどたくさんある。
シュミレーション作品を書くに当たり「いかなる発言も責任を問われない評論家」より、はるかに強固な試行錯誤をしているのだろう。
追記
いま「新日中戦争」喜安幸夫著(歴史群像新書)を読んでいる。
設定は5年後の日中関係。中国の「恐るべき内部事情」を外に向けるため、対日戦争にふり向けるさまが描かれている。決してとっぴではない「恐ろしさ」が描かれている。一読されていはいかがであろうか
関係のない追記
やかましい雨音の一夜が明けて、今日は七夕
でも、星は望めそうもない。織姫さんと牽牛君、今年もだめみたい
女の子がいなかったせいか、七夕を祝う行司は永くしたことがない。


体験学習とNPO
070710(火) dogfight
偶然のきっかけから「体験学習」をしてきました
 ・070708熊野古道を歩く
 ・070709竜神村でもの作り

これは、現地のNPOと和歌山県田辺市観光課、南海旅行者和歌山支店の共同企画で、他府県から観光客を誘致する試みです。
最低実行人数は20名ということでしたが、参加したのは、大阪から4名地元和歌山6名の計10名でした。実行スタッフのほうが多いという企画になりましたが、私は楽しく参加してきました。
  (詳しくは、近畿探訪で載せたいと思います)
初日の熊野古道は、初体験ということもあり「ホンのさわり」だそうです。熊野大社の支社は『王子』と呼ばれ、参詣ルートの各所に設けられ、宿場町の役目を果たしていたようです。
ここでの、NPOの活躍は「語り部」です。はっぴに地下足袋、笠を被って杖ついて…淡々と説明する口調は心に染み入る心地よさでした。

熊野古道は全長800kmもあるそうで、世界遺産に指定されたのは350km。聞きそびれましたが、語り部にご案内いただけるのは100kmほどだと推察します。
語り部は、地区ごとにNPOとして組織化され、観光客の安全と利便を図ってくれています。大変博識で「アルバイトに…」といったお手軽なものではないことが分ります。熊野古道が有名になったことから、NPO活動も順調にお見受けしました。

初日の泊まりは、美人湯で有名な竜神温泉でのんびりしました。

2日目は朝から「もの作り」の体験学習です。
今は市町村合併で「日本一広い田辺市」に飲み込まれた竜神村ですが、運動の甲斐あって地名は「田辺市竜神村」として残ったそうです。

旧龍神村センターにNPOの皆様が出迎えてくださいました。
 ・こんにゃく作り
 ・豆腐作り
 ・わらじ作り
どれも原材料から「メイドイン竜神村」のこだわり揃い。何せ初めての体験だけに、好奇心いっぱいで楽しみました。わらじはお土産で、こんにゃくと豆腐は試食会でいただきました。勿論、醤油や酢味噌も龍神村で作ったものです。
楽しい2日間でしたが、NPOの苦悩も見えた旅行でした。その最大のものは『年齢』です。NPOメンバーも、体験学習参加者も「私が若手になる」といえば、ご想像いただけるであろう。

私はあまの街道のNPOを立ち上げて「若い人や子供の参加」を如何に確保するのかという、出口の見えぬ戦いをしています。
NPO法人あまの街道より、はるかに実績もあり資源も豊かな熊野古道や龍神村。それでも、思う様に「若い人が集まらぬ」苦しみがあるようにお見受けしました。

伝統文化、文化資産や自然といったものへの「無関心」を如何に食い止めるのか?
そして、この文化を如何に伝承していくのか
大げさではなく、日本の未来が心配になりました


070711(水) dogfight
大石英司氏は「近未来・戦闘シミュレーション」がお得意ですが、全く毛色の変った作品を少数だが出している。
 ・神はサイコロをふらない(昨年TVドラマ化された)
 ・ぼくらはみんな、ここにいる

  ともに中公文庫
今回読んだのは「ぼくらはみんな、ここにいる」という作品。
二つの作品には共通するものがある。それは『神の存在』である。おそらく、大石氏は抗いがたい神の存在を信じているのだと思う。神は「善」ばかりではない。不幸なことや理不尽なことも容赦ない。

作品としては、私は必然性を感じない。
少年少女が400年前に飛ばされ、苦難の道を歩む。おそらく大石氏の意図は、輝ける日本史のために「未来からの介入が必要であった」ということを描いたのだと思う。
 そのために、400年ごとにこの輪廻が繰り返されるのか?
 何故少年少女はかくも理不尽な目に会わねばならぬか?
私は、釈然としなかった。それでも、きっと「神とは我侭で無慈悲なのだ」と思う。


銘酒がいっぱい
070712(木) dogfight
良いお酒に囲まれると、私は幸せになれる
 ・娘(陽子ちゃん)が、沖縄土産に「甕に入った泡盛」をくれました
 ・ふるさとのお仲間クロキチさんが奥三河の銘酒・関谷酒造「吟乃精」を贈ってくださいました
  おまけに、梅酒も一緒に!
 ・友人から陶器に入ったスコッチウイスキーを頂きました

本来なら、写真つきで喜びを現すところなのですが…今週は「一滴の酒」も飲んでいない。
先週から、消化器系が炎症を起こして通院していたのに、竜神温泉で暴飲暴食をしてしまい「悪化」させてしまったのです。ドクターから厳しい食事制限を申し渡されました。勿論、アルコールは論外です。

喉もと過ぎれば何とやらですが、いまだ自覚症状は改善されておらず、
  はい!謹慎しております


参院選公示
070713(金) dogfight
昨日、参院選が公示されました
相次ぐ不祥事(揚げ足取りや陰謀も多いと思う)で、自民党が圧倒的に不利な条件下の参院選となりました。負け具合によって「安倍政権消滅」もありえそうです。安倍総理の「嫌われてもやる」行動力に期待していただけに引責辞任となれば残念です。
この場合、単に安倍政権崩壊だけではなく、自民党は下野してみればどうであろうか?
年金問題や赤城農水相の経費問題。野党は安倍政権を責めているが、裏返せば「野党の問題」でもある。どうせボロボロになるのなら、野党の無能さを証明してみてがどうか!


伝統文化子供教室
070714(土) dogfight
文化庁の外郭団体が、伝統文化子供教室に助成金を出している。
NPO法人あまの街道でも、この助成を受けて「子供たちに自然に親しんでもらう」イベントを始めました。無事に、助成金も認められ、各種の広報活動も行い、勇んで望んだのですが…結果は惨憺たるもので、肝心の子供が集まらない 。

助成の条件は「1回当たり10人の子供×10回」のイベントが必要です。実際に動いてみて、いくら広報を重ねても、システムを構築しなければ無理だということが分かってきました。 学校とタイアップして、授業の一環として、NPOがイベントの出前をしなければ子供の確保が出来ない現実があります。

この流れを作るだけで、1年は掛かりそう。そこで、NPOの7月例会で『今年は助成金を返上してでも、子供をあまの街道へひき付けるシステム作りに1年かけよう』という方向に議論が行きました。

逃げで言っているわけではない。
  いま「日本は変わってしまった」
伝統文化の伝承など容易ではない。厳しさを実感している


台風がやってきた!
070715(日) dogfight
昨日は、鳥取へ行ってきた。
台風4号がやってくるというので、鳥取滞在は2時間半。急いで帰った。事実、私を追いかけるように警報が出て交通機関が止まりだした。
7月の台風としては、観測史上最強の「大型で非常に強い台風」だそうだ。遅くやってきた梅雨で、連日の大雨で苦しめられた地方にとっては、恐怖のトドメであろう。

予報では、昨夜11時に暴風雨圏に入り、明け方にピークを迎えるとされた。ところが…
私の住む処(大阪−和歌山の県境に近い)では窓を揺らす風も吹かず、雨もたいしたことがないまま過ぎた。喜ぶべきことなのですが、身構えていただけに肩透かしを食らったような心境でです。
追記
明日から「天川神社(奈良県の秘境)祭礼」へ行く。きっと、台風一過の晴天だろう!
そういえば、先週は「熊野古道〜竜神村」へ旅したが、天気予報の「雨」にもかかわらず、天候に恵まれた。ただ、帰った翌日には、大雨でガケ崩れを起こしたそうで、1日違いは大違いであった。これで、2週続いて天候に恵まれたといえる。狙ったわけではないが…日頃の心がけがよいとこうなる。エヘン!


最新建設事情
070716(月) dogfight
姉歯建築士が行った耐震偽装。不正再発防止の国会決議を受けて、今年6月20日から制度が変わった。
本来は、不正防止だったはずなのに、いつの間にか『耐震強化』も加わってしまった。国民を守るためという大儀の元、恐ろしく国民に不利益なことが進行している。
新しい制度では、建築確認申請制度が、呆然とするくらい硬直化した。
建物を作るには、建築確認申請を出して許可を得る必要がある。従来は、申請書を提出すると、審査機関によってチェックを受け、間違いや勘違いがあれば指摘を受けて訂正をする。約1ヶ月の間にこの作業を行い許可される。ところが…
新制度では「訂正」が許されない。ちなみに、訂正が許されるのは「誤字脱字」だけである。
申請書に不備があれば取り下げを行い、一から出し直しとなる。そのたびに「費用」が発生する。つまり、時間と費用が読めない。

建築士は「無謬であるべき」という建前が貫かれている。だから、建築士が作った申請書は『完全無欠』な筈であると!
私は、永く建築屋をやっているが、完全無欠であったことはない。間違いのないように努力はするが、完全無欠はない。だからこそ審査機関によるチェックがあったはずである。もし建前が100%成り立つなら、審査など不要である。全部自己責任にすればよい!

誰もが「完全無欠はありえない」と思うから、事前審査制度が出来た。つまり「下見」である。
ところが、この事前審査が出来るのは、行政の審査機関だけである。
小泉政権下で「民間開放」のモデルとして、審査制度が民営化された。民間検査機関も、制度変更に伴って、事前審査制度を導入しようとしたが、国交省は「民間に審査権限は許したが、コンサル業務は許可していない」として、許していない。結果として、民営化された制度を『官に戻す』役目を果たしている。これは、以前に私が予測した通りであった。

それでも「座して待つ」ことが出来ない民間検査機関は、実質的な事前審査である「あの手この手」を考え出している。ただ、これが出来るのは、超大手の数社に限られる。
200社以上ある民安検査機関ですが、おそらく数社に集約されるだろう。ここでも、官が民をコントロールしやすい環境が出来つつある。

完全無欠をクリアしたとして、次の関門が待ち構えている。
検査機関のチェックの上に、第三者機関による「検証」がある。報道では「一定規模以上」としており、NHKなど諸手をあげて賛同している。ところが、一定規模以上(ようは大規模な建築物)以外に、検証対象に『評定プログラムを使ったもの』という項目がある。これは、コンピュータで構造計算をした場合と同意語である。最近は、木造建築物でも構造計算をするようになった。つまり、一定規模以上ではなく『身近な規模』なのである。
  事前審査−建築確認申請−検証
この流れを、出し直しすることなく通過できても、4ヶ月必要になる。これに出し直志が加われば(安全をみて1度くらいは覚悟するほうが良いかな?)半年掛かるだろう。

以前なら、1ヶ月クリアできたことがこうなる。建築の裾野は広い。一気に着工が遅れるようになり、経済に大打撃を与えるであろう。勿論、個人のふところを直撃する。マスコミが言うように『国民を守る』と単純に喜べない制度改正が、国会審議を経ずに行われたことを知るべきであろう。
ここに書いたのは、「着工までの流れ」である。
着工後も「いかなる変更も許さぬ」が原則で、変更は「計画変更=建築確認出し直し」となり、工事はストップする。
  建物は「試作品」である
工業製品のように、試作を繰り返してから工業化するわけではない。
だから、不確定な要素を持ったまま着工し、作りながらも「軌道修正」するのが普通であった。新制度では、これを許さぬという。フレキシブルな態度は「不正に繋がった」と言う誤った観念があるからであろう。
ごく一部のバカ者の行いで、国民が多大な不利益をこうむることになった。ノー天気なマスコミはこれに気付いていない


天川村再び
070718(水) dogfight

7月としては観測史上最強の台風4号。台風が去った翌日に旅立ちです。

家を出る時はピーカンの青空でしたが、目的地までに2時間半、天候は悪化するばかりでした。
近鉄下市口からバスで1時間余、天川村『観音峰登山口」で下車。ここから「みたらい渓谷」を下りだした。

濁流ではないが、大雨の影響で「瀑布」といった推量です。とても川に足を付けて遊ぶなど出来る筈もありません。

詳しくはこちらでどうぞ
途中でであったトンボを紹介します。

実は、この世界はまったく詳しくありません。
で、トンボ図鑑を引いてみました。

写真上は、カワトンボ科ミヤマカワトンボらしい
写真下は、カワトンボ科オオカワトンボかな?

どちらも都会ではめったに出会い得ないものではないだろうか

次は何時旅に出られるだろうか・・・楽しみです
関係のない追記
旅行中、中越沖地震がありました。被災者の皆様に心よりご同情申し上げます。

救援体制の不備がマスコミで報じられております。
しかし、おしかり覚悟で申し上げますが、後進国での被災と比べれば、やはり日本はすごいと思う。短期間でここまで体制を立ち上げるのは、恵まれていると思います。


チャイナフリー
070719(木) dogfight
  中国からの輸入品は使っておりません
これが「売り」になる時代になった。
アイラブ中国の片思いが、サッカーのアジアカップ中国大会の騒動で冷めてしまい、冷静に中国を見るようになると、あの国のデタラメ振りが見えてきた。日米で同時に沸き起こった中国への不信感は大きい
 ・液晶画面の出火
 ・ペットフード
 ・有害薬品
 ・食品
 ・食器
 ・おもちゃ
そしてトドメは『ダンボール肉まん』で、これなど日本人では発想もしない代物だろう
いまは、メイドイン中国は『危険』と同意語ではないか!
マスコミが作り上げた蜜月時代など何処かへ行ったようで、手のひらを返すように、中国のダーティーな面が暴露されるようになった。

知的所有権侵害は当たり前で、最近の『食品汚染』は目を覆うばかり。
また、公害を放置したツケが、中国自身に襲い掛かっている。化学汚染が酷く、中国の飲料水が危ない。その汚染度はトイレ排水並みといわれている。
追記
私が中国へ行ったのは、もう15年も前。あまりの印象の悪さに、二度と行きたいとは思わなかった。
私が見た中国は「儲けるためなら何をしても良い」という、民度であった。西洋的なモラルなどかけらもない。そこには『大人(たいじん)の風格』などなかった。
さらに追記
中国政府は、ダンボール肉まんは「ヤラセ」であったと発表。
あはは・・・これこそ「ヤラセ」だろう!


体調が悪い
070720(金) dogfight
もう、2週間以上も消化器の炎症が治らない。
主治医の診察処方を受けているのですが、長引いている。 血液検査の結果は、若干尿酸値が高いことと、炎症を示す数値が見られる。ドクターの判断は「たいしたことはない」というものですが、自己診断はもう少し悪いように思う。

下痢と便秘を繰り返し、鈍痛を伴う。食欲も流石に落ちてきた。何よりも困るのは「酒量」です。
私は、酒量を健康のバロメータとしてきた。酒を飲みたいと思うのだが、いざ呑み始めると、すぐに嫌になる。「美味くない」のです!
私の身の回りで「ガン」の話が多い。
なんと、本人あるいはそのご家族の話で4人いる。私自身も、親兄弟がガンで逝き、次の招待状は「私かな」と思っている。そんな折の体調不調…
元気なうちに、もう一度家庭を持ちたいと思っているが、さて?


産経新聞に
070721(土) dogfight

あまの街道が、産経新聞夕刊(070720)に1ページで紹介されました。
全国紙で、あまの街道が紹介されるのは初めてです。それも、天野街道ではなく、ひらがなで「あまの街道」です。出来れば、我が『NPO法人あまの街道』の存在も紹介して欲しかったですね!

実は、立派にNPO法人あまの街道が紙上に紹介されています?
  うふふ・・・
あまの街道の紹介記事。NPO法人あまの街道の設立趣意書と瓜二つです!


キノコ博士
070722(日) dogfight
あまの街道にキノコ博士がいると聞いて、お会いできるようにEさんにお願いしていました。

Eさんからメールが届きました
 >7/19(木曜日)、朝、キノコを調査している人に会いました。
 >定年後素人ですが調査、目下300種類あるとの事です。
 >あまの街道のホ−ムペ−ジも知っておられました。
 >8月末頃に陶器山の植物としてホ−ムペ−ジ作って
 >載せるそうです、本人はパソコン強くないので息子さん
 >に頼み作るようです、Oさんと云う方です。
 >Tさん(私のこと)のメ−ルアドレス渡しておきました。
Oさんにお会いしたら、NPOへの参加をお願いしようと思います。キノコ図鑑の発行もお願いしたいし、子供教室の講師もお願いしたいですね…


選挙公報
070723(月) dogfight
自民党惨敗は避けられぬらしい。
党首の主張をTVで聞いていたら、おそらく惨敗の責任を取って辞めることになるだろう安倍総理の意見が一番しっかりしている。惜しい人が政治生命を絶たれるなあ〜

民主党は小沢代表でした。
聞きながら「ホンマかいな?」と思ったことは二つ
  その1
自民党が推進する「大規模農家政策」を、戦前の農業形態に逆行するとして批判していた。農業分野は、深刻な「後継者不足」が起きている。専業農家の後継者は『年間数人』という惨憺たる有様で、後継者のある農家に集約していくしか、農産品の確保が難しいはずであるが、民主党はどのように考えているのであろうか?
フェアな戦いをするなら、農業の後継者問題に触れるべきであろう
  その2
このまま推移すれば「500年後に日本人がいなくなる」という。単純な数学の問題ならそうなるかもしれないが、日本人はそこまでバカではあるまい。人口問題を言う多くの人が、現状維持を『正』としている。本当だろうか?ヨーロッパの主要国のように、人口5000万人で均衡しても良いのではないのか!私はそう思っている。誰か、5000万人国家のビジョンを示してくれないであろうか

「憲法9条ネット』という、政党があるのを初めて知った。選挙公報でその主張を読んだが、憲法9条さえ守れば「ほかはどうでもよいのか?」と思ってします。政党は違うが、共産党や社民党の主張も大同小異であった。これらの政党には「世界の中の日本」がない

それにしても、ビックリするくらい政党があることに驚いた。
黒川紀章氏は、夫婦で政党をつくっている。まあ「ご自由に」といたいが、何で政治狂いになったのか?
下手な小説より、選挙公報は面白い


普通の子供教室へ
0707242(火) dogfight
NPO法人あまの街道の子供教室から『伝統文化』の文字が消えます。

070720に(財)伝統文化国民協会の講習会があり、いってまいりました。
伝統文化こども教室の助成制度の大原則は「年10回開催・1回当たり10人」で、あまの街道の現状は遠く及びません。
広報誌への掲載、掲示板活用のほか、こども会や学校へのコンタクトもしたのですが、こどもの参加を促す有効な手段が見つかっていません。例会で検討もしていただいのですが『時間を掛けて、子供を集めるシステム作りが大切』というのが結論です。

理事長と相談して、正直に(財)伝統文化国民協会へ伝えたところ「本年は助成辞退をして来年出直してください」ということでした。偽装申告で続けるのは本意ではありませんので、採択辞退をすることにしました。ただ、アレンジはあるにしても「こども教室」は続けます。ありがたいことに、講師の申し出を頂いたり、素敵なイベントも出来そうなので、10回10人に拘らず、来年への予行演習もかねて行っていきたい。
助成金は辞退しますが、貴重な会費を使わせていただき、内容の濃いものにしていきたいと考えています。
追記
(財)大阪府都市整備推進センターの「まちづくり初動期活動サポート助成」に申し込みます。
本来、町内会規模への助成が目的で、NPO法人あまの街道は対象外なのですが、話し合いの結果「対象組織」と認めていただきました。助成が決定したわけではありませんが、採択されれば「ガイドマップ」が出来ます。楽しみにしています!


耐震設計の誤解
070725(水) dogfight
私はマスコミに不信感を持っている。ところが最近、珍しくまともな論評を見た。それは…
 地震予知は出来ない⇒だから予知の研究費「数千億円」を⇒耐震補強に回せ!
というものです。
私も、地震予知は困難ではないかと思う。地震計の設置など、観測システムの充実は必要としても、予知を諦めれば浮いてくる予算は多いだろう。一方、耐震補強は
 ・耐震診断費用は補助が受けられる
 ・耐震補強費用のごく一部の補助を得られる自治体もある
これが現実で、事実上「自己資金」となる。耐震補強材がむき出しになるのに耐えられるメンタルは日本人にはない。補強材を仕上げ材の内部に仕込むには、内外装のやり替えが必要になる。サラリーマンのごく普通のマイホームで、耐震補強に必要な金額は数百万円になるだろう。
では、耐震補強をすれば万全か?
この辺からマスコミの認識不測が目立つ。日本の、地震に対する構造設計は世界一に間違いない。大きな地震があるたびに設計基準が見直されていく。つまり『既知の地震』に対応していることを示している。しかし、将来起きるかもしれない「予測不可能な災害」にも耐えられると保証している分けではない。

さらには、構造設計指針の冒頭に書かれていることは『生命を守るため避難時間を確保する』としている。具体的には、倒壊までの時間稼ぎを目指したもので、いかなる地震にも「びくともしない」分けではない。
このたびの中越沖地震での死者は070724現在11名となった。お気の毒ではあるが、非難覚悟で言えば、建物の設計思想にこれがあるため、この程度の死者で済んでいるといえる。アジアアフリカの後進国なら、どれだけの死者が出たであろうか?一度想像してみて欲しい


速乾性衣類
070726(木) dogfight
この夏「速乾性衣類」を愛用しています。最近開発された新素材で、スポーツショップで売られている。
汗を吸着するのではなく「素通し」してしまう。だから、滝のような汗をかいても「速乾」なのです。

昨年までは、夏の歩行では2時間おきに着替える必要があったのですが、それも不要になりました。最悪でも、水洗いしてそのまま着ればよい。何せ、洗濯しても脱水すれば「乾燥状態」になります。
ただ、当たり前ですが「保温性」には欠けます。冷え性の方には、お勧めしません!


助成制度を探して
070727(金) dogfight
NPO法人あまの街道を立ち上げてはみたが、頼りになるスポンサーがいるわけではない。
かといって、行政に「おんぶに抱っこ」される運動では意味がない。
嬉しい誤算は、会員数が予想を大きく超えてくれたことです。それでも、会費収入だけでイベントが組めるわけではない。そこで、様々な助成制度に挑戦しています。
ただ、私たちのような『自然保護』のNPOにぴったりの制度のなんと少ないことか!
まず、(財)伝統文化国民協会に申請してみました。
上手く「全額助成」の採択を受けたのですが、実行が伴わない。

事業条件の大原則は「年10回開催・1回当たり10人」以上で、これがキツイ。
あまの街道のように「自然」相手の教室では、月1回のペースで季節を追うことになる。この場合、余程強固な「子供組織」がなければ、成り立たない。

7月20日に説明会があって『そうか〜』と気付いた。
  短期集中型のこども教室向けなのだ!
例えば、私の住む河内地方には「だんじり(写真右)」という伝統的な祭り文化がある。10月の秋祭りに備え、1月前から練習が始まる。これなら、伝統文化こども教室の大原則を容易に満たすことが出来る。
助成対象に
 ・広報費(祭りを知らせるパンフ類)
 ・講師料(指導者へのお礼)
 ・教材費(鐘太鼓の購入費やはっぴの費用)
 ・発表費(祭り当日の本番費用)
このように無理なく適合して、目いっぱいの助成が受けられる。

言い換えれば、あまの街道のような組織を対象にした助成制度ではないことが分かる。
結局、子供を集める術がなく「事業辞退」をすることになりました。悔しいなあ〜

追記
こども達は自然環境からどんどん離れている。
郷土の歴史や自然といった「文化」をどのように伝えていくのだろうか?
子供の数を揃えてからではなく、教室を重ねることで「子供が集まってくる」のではなかろうか…
まるで「ひかれものの小唄」のように、悔しさが募ってくる

次に、(財)大阪府都市整備推進センターの「まちづくり初動期活動サポート助成」に挑戦しました。
本来「町内会規模への助成」が目的で、厳密にはNPO法人あまの街道は対象外でもおかしくありません。幸い、担当官の幅広い解釈を得て「対象組織」と認めていただきました。採択されれば「ガイドマップ」作成費用の半ばが調達できます。
これとて、本来の助成モデルではなかったわけで、前途はゆるくありません。
あまの街道には、案内や誘導サインがありません。
これの整備にはそれなりの費用が掛かります。そこで、東洋ゴムグループ環境保護基金へ申請するため、会員の皆様の協力を得て、準備を進めています。
上手くいけば嬉しいですね!


世界一の平均余命はホント?
070729(日) dogfight
今年は…葬儀が多い。
 ・2月・・・兄(享年68歳)
 ・4月・・・義父(享年96歳)
 ・6月・・・事務所を始めた頃の事務員さんのご主人(享年65歳)
 ・7月・・・かおりのお父上(享年63歳)
義父以外の年齢に注目して欲しい。戦中戦後世代の早すぎる死、世界最高の平均余命がいかに幻かわかる。私の家系は先祖伝来の「早死に」ですが、どうも最近は世間も早死にに合わせてきたようで、なんとも複雑な心境です。

かおりのお父上は、体の不調を訴え入院。その時点で末期ガン。それから僅か1月半での旅立ちでした。
昨夜の通夜。「無宗教」でということで、全員黙祷で始まり、焼香と故人のDVDで終わりました。読経も線香もない。当然、戒名もないだろう、これからの法要はどうするのだろう?人事ながら心配になってしまった
関係のない追記
今日は、参院選投票日。どのマスコミも「自民惨敗」の予想。日本はどうなるのだろう?


小沢さんおめでとう
070730(月) dogfight
小沢さん、民主党の圧勝!おめでとうございます。
民主党だけで、参院過半数を制圧。凄いやないですか

これで、予算案など特定の案件を除いて、民主党の意思で拒否できますね!素晴らしい
如何ですか?ここまで来たのですから、一度「政権運営」を行われては・・・
まあ、エエ加減でばらばらの民主党を率いての政権。ビックリするような政治になりますやろなあ〜期待してまっせ!

マスコミの皆さん!おめでとうございます
皆さんの「報道スタンス」の甲斐あって、お望みの状況になりました。あなたたちのプロパガンダでの結果です。そやから、民主党政権が「バカ」をやっても非難したらあきませんへ!
ちゃんと責任とってや。たのんまっせ!!!!!


水戸黄門を見て
070731(火) dogfight
TVドラマ、水戸黄門を見ている・・・
毎度定番であるはずなのに、それでも涙で結末を見る。
俺も歳をとったもんだと思いながら、予定調和って…とっても安心感がありますね!
先般の参院選。自民の惨敗は予定調和だろうか?

あれだけの惨敗で「火中の栗」を拾う人がないらしく、安倍総理続投のようだ。
野党は、総選挙を求めているが、自民党が受けるはずもない。自民惨敗の原因にしても安倍総理の責任といえるものがどれだけあるのか?
最大理由の「年金問題」もその土壌について野党にも責任がある。あの異常な社会保険庁労組の体質を作ったのが野党ではないか!

仮に、内閣総辞職をしたら、民主党はどうするつもりであろうか?
成り行きで政権担当するであろうが、続ける自信はおありかな
誰も両院を制していない、この状態が6年続く。誰が政権担当しようとも、安泰であるはずがない
政権という「踏み絵」で、民主党の本質を見てみたい。私はそう思っている


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