dogfight高松の長すぎるひとり言
2007年5月
エッセイ&コラム

狭山池祭り参加村八分不可思議な改正現実にバイオ燃料特待制度サラ金の末路キーホルダー野鳥の識別重ね着ルック最後の厄年ボロボロ野菜は王様巣立ち世論は正義か?大丈夫か?リスク負担『あ』大規模修繕と借入マグロが食いたくてハゲの開き直り日記を書くということ火事場で会議社会保険庁解体減築「緑」という曖昧さ環境問題のウソ


狭山池祭り参加
070501(火) dogfight


昨日、狭山池祭りがあり『NPO法人あまの街道として初参加』してまいりました。

   赤い帽子で勢ぞろい!
   頑張ってきました


詳しくはこちらでご覧下さい
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/sayama2007/sayamaikematuri/0704sayamaikematuri.htm


村八分
070502(水) dogfight
ある人との会話から『村八分』が話題になった。
知っているようで知らないこの言葉。少し調べて見ました
パクリで1日分の日記をゲットしようと考えたのですが、解釈を加えないと誤解されそうで…

村八分は、かつて、村落の中で掟や秩序を破った者に対して課される消極的制裁行為についての俗称。
(今もあるというわけではありません。ただ、今なら「イジメ」に置き換えられそう)
地域が共同生活で成り立っていた頃のこと。10の共同行為のうち、8を止めることから「村八分」と称される。では、共同行為とは何か?
 ・成人式のお世話
 ・結婚式のお世話
 ・出産のお世話
 ・病気のお世話
 ・新改築の手伝い
 ・水害時のお世話
 ・年忌法要の付き合い
 ・旅行の付き合い
 ・火事
 ・葬儀
火事と葬儀以外の付き合いをたった。見ればお分かりいただけると思うが、
 ・火事を放置すれば地域全体に被害が及ぶ
 ・葬儀を放置すれば伝染病の元になりやすい
 (死ねば仏という、日本独特の死生観もあったのではないか)このように、地域の不利益になる部分は付き合いを続けた。とはいえ、江戸時代はこれを課されると入会地などの共同所有地が使えなくなり事実上生活が出来なくなった
ちなみに、いわゆる若者言葉で一人を仲間外れにすることを「ハブ」「ハブる」というが、これは村八分が語源といわれている。


不可思議な改正
070503(木) dogfight
建築基準法は国の法律で、その改正には国会審議を経なければならない。然るに、摩訶不思議な現象が起きている。普通、法の改正には、
 改正内容の審議⇒改正になる基準を公表⇒国会承認⇒周知期間⇒施行
このようになる筈なのに、いま進行している事態は、まるでさかさまだ!
 ・平成19年6月20日施行が決まっているのに、
 ・未だに「改正になる基準」が公表されていない。
 ・そのくせ、周知期間をおくどころか、前倒しで「改正後に対応」を迫られている。
内容も定かでないことに対応しろといわれても、困ってします。
そもそも、ことの発端は何か?
昨年「耐震偽装」で世間を騒がせた姉歯事件。チェック機能の甘さを突かれた事件です。その対策で、第3者機関を作ることになり、6月20から始動するという。ところが・・・
 ・早くも「天下り先の創設」と噂されている⇒陣容が定かではない
 ・東京大阪にセンター設置が決まっているが「地方はどうする?」
 ・チェックフォームの統一を大義名分に「自由裁量・自己責任」を排除
 ・ドサクサ紛れの耐震基準強化(本来国会承認のはずなのに)を画策、そのくせまだ内容が固まらない

基準の見直しなど、事件と何の関係もない。
構造設計のチェック強化が目的だったはずなのに、結局「役人の発言権強化」になっている。民営化で、建築関係の許認可権が大幅に減った。いま、彼らは「取り返し」にきている−−−そうとしか読めない事態だ


現実に
070506(日) dogfight
今夜でゴールデンウイークが終わります
私は、6日夕方に我が家に帰ってきました。そして「現実」に引き戻されました。
GW後半、3日に家を出て6日まで、テーブルの前に座っていれば食事が出てきて、舌鼓を打ちながら楽しい酒が飲める。ほんの数日であるが「家庭ってこんなんやったなあ〜」と思い出させてくれました。
それが家に帰って…
テーブル前に座っていても「なにも出てこない」のです。
酒のアテを作り一人飲む酒
うふふ…これが現実や
慣れるのに、ちょいと時間がかかりそうだ。まいったなあ〜


バイオ燃料
070507(月) dogfight
最近、脚光を浴びているのがバイオエタノール!
植物から作った燃料で『CO2削減』に貢献するという。主な原料は、コーン、大豆やサトウキビなど。育つ過程でCO2を酸素に還元しているから、これを燃料として燃やしても、発生するCO2は相殺されるという考え方です。
うむ〜なんかおかしい・・・私にはどうしても素直にうなずけません。
石油や石炭、化石燃料というけど、これも元を糾せば「植物」やん。時間差は考慮しないというのだろうけど、燃やせば「CO2が出る」ことを問題にするべきであろうに。第一、バイオ燃料というけれど、ガソリンにホンの数パーセント混ぜるに過ぎない。
わが国のように、遠路原料を運ぶ地域では、流通に使うエネルギーも無視できまいに。さらには、原料が「食料と競合」することです。
なんや、私には「環境に優しいごっこ」のマスターベーションに思えて仕方ない。野放しの中国を規制するほうがずっと効果があるだろうに…


特待制度
070508(火) dogfight
高野連が、特待生問題を表面化した。規定に寄れば、野球選手の「特別待遇」を許さないそうです。
どうも、高校球児を『美化』しすぎてはいまいか!

他のスポーツでは、優秀な選手を特別に優待している。いやいや、スポーツだけではない。成績優秀でも「特待制度」はある。さらに言えば、奨学金制度だって、一種の特待制度であろうに

高校球児だって、普通の高校生のように「タバコを吸う輩」もいるだろうし、不良もいるだろう。なぜ、球児だけが特殊であらねばならぬのか?まことに不思議である。


サラ金の末路
070509(水) dogfight
私が日記で「時事問題」を書くときは、何時もタイミングを逸している。
理由は、テーマを書き溜めておくことにあるが、一方で「褪めてから書く」のも冷静でよいのかと思う。
サラ金大手の一角「プロミス」は4月25日、2007年3月期の連結最終損益が3783億円の赤字(前の期は420億円の黒字)になったと発表した。
同日、三井住友銀は「プロミスとの提携内容見直し」を発表した。早い話が切り捨てである。
これらの一連の結果、どうやらプロミス自立再生の道は厳しいらしく「外資に吸収されるのではないか」とうわさされている。

ここから、多くのことが見えてくる。
プロミスが赤字転落となった理由は「過払い金」の返還請求が急増したためという。
金利を定める法は、利息制限法(上限金利15〜20%=貸出金により異なる)と出資法(上限金利29.2%)がある。
サラ金業者は、出資法で年利30%近い利息を取ってきたが、利用者から利息制限法で見直して「過払い分を返せ」と手痛いしっぺ返しを受けている。 
だが待てよ!仮に15%でも、銀行金利から見れば「高金利」ではないか。なのに、これで経営破綻するというのは「仕入れが高くついていたのではないか?」
  サラ金の仕入先は「銀行」である。
僅か数パーセントの金利で、個人融資をしても甘味も無い。そこで、高金利でまわす「サラ金」に融資していたわけだ。結局、サラ金は銀行の手足として利用され、切り捨てられていく。
バブル崩壊後、税で命脈を保った銀行だが、所詮「庶民は利用するもの」に過ぎないというわけだ。
私は、サラ金を利用したことが無い。
これを利用するくらいなら死んだほうがましだと思っている。だから、サラ金が滅亡しても一向にかまわない。
もっと、銀行は「銀行らしく」するべきであろうに!


キーホルダー
070510(木) dogfight
あの家のキーをはずしました。
次男が「家」を出て、はや1ヶ月。今ごろどうして暮らしているのだろう?

家をなくすことで目的を達成したわけだが、なんとも割に合わぬと感じぬでもない。しかし、女房が心労したことが、これでようやく解決した。

いま、キーホルダーには、
 ・アパートの鍵
 ・事務所の鍵
そして、女房が普段していた「真鍮製の指輪」がついている。
家内が大切にした「家」の鍵はもう無いが、きっと許してくれるだろう
追記
まもなく「母の日」
仏花をカーネーションにしてみました。


野鳥の識別
070511(金) dogfight
続けて「この野鳥は何?」という問い合わせが舞い込んだ。
私自身がまだ駆け出して、人様にご教授できるほどの知識がない。四苦八苦の上、何とかお答えすることができました。
明治以降、わが国で観測された野鳥は、約600種。
毎年、日本のどこかで観察されるのは約270種ですが、都道府県別に観察できるのは150〜200種くらいだろう。私の住む大阪府は160〜170種。それも海・川・池・平野・山野・高山(標高500m以上)の全ての合計で、海もなく高山もない、わが町・大阪狭山市なら90種くらいが限界となる。

野鳥識別は下記の条件で、まるで変わります
 ・雄と雌で違う
 ・季節で違う(夏羽・冬羽・恋の季節の飾り羽)
 ・年齢で違う(幼鳥・若鳥・成鳥)
また、野鳥の生態から
 ・留鳥(1年中同じところにいる)
 ・漂鳥(季節により国内を漂う)
 ・冬鳥(冬を日本で過ごす鳥)
 ・夏鳥(夏を日本で過ごす鳥)
 ・迷鳥(台風などで流された鳥)
このように分類されます。
以上述べてきたことから、ご推察いただいた方もおありかと思いますが「野鳥の識別」には
  『何時どこで見た』
という情報が不可欠です。さらには、大きさの情報が必要です。
 ・スズメと比較して大きいか小さいか?
 ・鳩と比較して大きいか小さいか?
 ・カラスと比較して大きいか小さいか?
これらの情報で、対象範囲が大いに狭まります。その上で『個別に検証』となります。
 ・冠羽の有無
 ・虹彩(目の色)⇒季節により変わる
 ・眉斑(アイライン)⇒季節により変わる
 ・体形
 ・羽各部の色⇒季節により変わる
 ・嘴の色形⇒季節により変わる
 ・足の形と色⇒季節により変わる
如何ですか?
1枚の写真で判断がつく。そんなケースはまれだと思います。
お問い合わせいただいた方と、何往復も情報が交差してやっと「特定」ができます。
うふふ・・・実は、この過程がとっても楽しいのです!


重ね着ルック
070512(土) dogfight
  ファッションの種は尽きまじ
まさにそう思う。ローライズファッションがヒートアップして、いったい「どこまで見せてくれるのか?」と期待していたら、いつの間にか「重ね着」が増えてきた。
最初は上半身の重ね着だったものが、最近は下半身もしっかり重ね着
 ・ひざ下までの長いスパッツとミニスカート
 ・パンツと腰布
目の保養を望む私には「ツマラン」ですな!

昔ほど「流行(はやり)」に躍らぬ若い人たちですが、私のような者にも傾向は見える。
ない様であるのが「はやり」であろうか?
何時の時代も、本当に個性を出すのは容易ではないのだろう
写真は、4年ぶりに狭山池にやってきたコアジサシ。はるばるオーストラリアから、お疲れ様。ぜひ、この地で繁殖をして欲しいものです!


最後の厄年
070514(月) dogfight
42歳で「厄年」が終わったと思っていたのに、なんと、還暦が男女とも「最後の厄年」だそうな
そういえば、なんとなく体調がすぐれない。

「苦しいときの神頼み」は散々してきたが、駆けつけてきたのは『貧乏神』
酷い花粉症から始まった体調不良、どうやら『疫病神』が応援に来たような…
厄年を乗り切ったところで、なに、そのうち『死神』も来るだろうから、驚きはしない。


ボロボロ
070516(水) dogfight
いくつもの持病はあるものの、それなりに付き合ってきたのに、還暦を迎えて、体調はボロボロ

花粉症から始まった咳。今では、喉が過敏症のようで、排気ガス・タバコ・お花畑・・・一瞬で喉に違和感がおき、咳が出る。早い話が喘息症状です。咳が止まらないと、最後は吐いてしまいます。この辛さ、初めて分かりました。咳を止めるスプレーを処方していただいているのですが、この薬は私の体質と合いません。いまは、気管支拡張剤が有効で、これを使っています。

昨年から酷くなってきた肩こり、還暦を過ぎてより酷くなりました。
最近では、筋肉が炎症を起こすようになり、発熱とともに激痛が走ります。3週間ほど我慢をしていたのですが、もう耐えられない。そこで、湿布だけではなく、飲み薬を処方していただきました。
 ・筋弛緩剤
 ・消炎鎮痛剤
 ・胃薬(薬による炎症をさける)
このほか、湿布薬と塗り薬です。まあ、二重三重の処方といえましょうか。
早速、使用しています。さて?どれが効いたのか、久しぶりに「肩が軽い」

でもな・・・これだけではない。
昨年治療した「9本ブリッジ」端が欠けてきた。ああ〜あ、また歯の治療に通わなくちゃ!
こうして、歳と病の長い付き合いが始まっていくのだろう


野菜は王様
070517(木) dogfight
体はボロボロですが「酒が美味い」うちは、私は元気だ!
野菜は王様だね!
いま、あまの街道の写真展を「本」にしようと目論んでいます。といっても資金は自腹、費用捻出に削るものは食材になります

でも、昨夜は「至福の時」でした。
買い物には寄らず、冷蔵にあるものだけの料理をしました。こんな時は、野菜ほど重宝なものはない! 何せ「つぶしがきく」のだ。
野菜スープは大好きだし、煮びたしもOK。で、昨夜は天ぷらにしてみました。
 ・さつま芋
 ・ピーマン
 ・タマネギ
 ・マイタケ
 ・ナス
 ・寄せ揚げ(長芋・エビ・貝柱・イカ)
これを揚げながら、美味い酒を飲む。
酒は、くろきちさんから届いた純米吟醸(長野県の地酒)。たまらんなあ〜
(不足しているのは、一緒に呑んでくれる伴侶だけ!)

口直しのアテは、ビントロの作り(昨日の残り)
おいらは「幸せ」なのだ!!!


巣立ち
070518(金) dogfight

ムクドリの親子(姉様提供)

ホオジロの親子(上田様提供)
野鳥の世界では「巣立ち」を迎えている。
ほとんどの野鳥はこの季節に産卵・抱卵・子育て・巣立ちをします。
この季節に集中するのは「食物連鎖」が原因と思われる。
新芽・若葉
 ↓
若葉を餌に
虫が孵る
 ↓
幼虫を餌に
 野鳥が子育て 
写真で紹介しているような20cm未満の野鳥は、抱卵子育てで、1ヶ月程度。

子離れは、野鳥の世界でも容易ではないようです。
「餌をねだり」親にすがる幼鳥。親離れを促すため、邪険に追い払う親鳥…

写真ほか、スズメ・カラス・エナガなどの親子を目撃したけど、この時ばかりは親も非情に徹しているようです。
いま、我子を思い出しています。元気だろうか?

親鳥はどんな気持ちなのだろう…


世論は正義か?
070519(土) dogfight
姉歯事件(耐震偽装)は、技術者の良心を売るものであった。
世論は沸騰し、国会は「1年以内に改善する」と決議。それが昨年5月21日であった。

決議内容は、チェック体制の強化であったはずなのに、いつの間にか「耐震基準の強化」にすりかわっている。6月20日の施工まで、あと1ヶ月になるのに、改正の全体像がまだ見えない。とはいえ、発注者にコスト負担を強いることだけは間違いない。

チェック体制の強化は、民間検査機関+第3者機関という、ダブルチェック体制となる。必要な時間は35日と発表されたが、費用負担の増加はまだ公表されていない。
ダブルチェックの対象は「一定規模以上」だったはずだが、なし崩しに拡大されました。
 ・鉄筋コンクリート造は、高さが20mを超えるもの
 ・鉄骨造は、4階建て以上
 ・木造は、軒高9m以上、あるいは高さ13m以上
これだけ見れば、たしかに「一定規模以上」だが、もう1項ある。それは、
 ・国土交通省認定プログラム(構造計算ソフト)を使ったもの

もう笑うしかない!
 ◎構造計算ソフトは、国土交通省認定のものしか使ええない
 ◎いまどき、手計算で構造設計を行う人などいない
構造計算の必要のない、よほど「小規模」なもの」以外は、絡め取っている。
世論に押された「改正」を装っているが、見事に官僚主導で行われた。
規制緩和で「民間開放」された制度が、これで随分「官僚が口出し」出来る範囲を広げることになる。そしてそれに掛かるコスト(時間と費用)は『あなたの負担』となる。
世論とは…怖いもんだ!
そして、それを利用するものにとって、こんな都合の良いものはない。


大丈夫か?リスク負担
070520(日) dogfight
昨日の続きです

6月20日の制度改正で、建築確認申請の方法が変わります。
いままで陰に隠れていた「構造設計事務所」が表に出ることになります。
構造設計者として申請書の表に記載され、構造に関する「一切の責任」を負うことになります。これは、私のように「全責任を負って申請してきた者」には歓迎すべきことです。

ことの発端となった姉歯事件(耐震偽装)で、責任を取らされた事務所が複数あります。
発注者であるマンションデベから「構造設計は姉歯を使うように」と指示されて、やむを得ず使ったのに、申請責任を問われて「資格を失った事務所」です。
今後は、このように問答無用で「主犯」にされることがなくなります。

今度の改正で、
 ・設計契約は、構造とそれ以外に分けて行われることになるだろう
 ・構造設計のあらゆる責任を構造事務所が自ら負う
 ・工事監理も構造系は分離して行う
 ・上記に伴う、あらゆるリスクは構造事務所が負う
このように代わっていくと思われる

こうなると別の問題が表面化する。
いままで、構造事務所が表面に出ることはなかった。契約も実務も「下請け」で行っており、
 ・受注までの経費
 ・設計ミスの責任
 ・施工上の問題処理
これらをまるで負担してこなかったので、戸惑う事務所が多いかもしれない。

さらには資格の問題がある。
構造事務所が下請けである限り『一級建築士』の資格を問われることがなかった。技術力と資格に、密接な関連がない現実があって、いままでは余り問われなかった。
しかし今後は、構造事務所が表舞台に出ることになり「無資格事務所」には困った事態が起きるだろう。一番ありえるのは、構造事務所内で上下関係ができると思う
 ・資格の有無
 ・リスク負担能力
能力は合っても、資格がなくて、経済的にもリスク負担できない−−−こんな事務所は「完璧な下請け」という立場におかれることになる。

これはこれで「新たな問題」を招くと思う。ただ、もう私の現役時代は長くない。きっと「傍観者」としてみることになるだろう…


『あ』
070521(月) dogfight
高速バスから風景を見ていた
−−−ラーメン工房『あ』・・・とあった。私は思わず笑ってしまった
面白いからではない。意図が良く見えたからです。『あ』は、あいうえお順でもアルファベットでも最初に来る。『目立つ』ことを狙うなら、大胆なネーミングである。

私が関与している、NPO法人あまの街道。これは地名から来ているのですが、名簿登録をすればトップに来る。まことに『目立つ』のである。

『あ』
ただそれだけの話です。
関係のない追記
今夜は、9本ブリッジの修理にいってこよう


大規模修繕と借入
070522(火) dogfight
「マンション」なる住戸形態が出来たのは何時ごろだろうか?よく分からないが、おそらく40年前後の歴史しかないと思う。それでも、まだ「建替え」まで発展するほど時間がたったと思えない。これは、マンションの今後jは「未知数」であることを示している。

分譲マンションは、管理組合を結成して「建物管理」にあたる。その費用に管理費を徴収し、その中から「修繕積立金」を積み立ていく。ところが…
先に述べたように「未知の世界」であるため、修繕積立金では「大規模修繕」に対応できない管理組合が続出しだした。資産価値の維持には修繕は不可欠で、そこで「借入」が必要になる。しかし、わが国の金融制度では、借入には担保が必要で、管理組合が不動産担保など持っている筈もない(マンションは区分所有されており、組合所有ではない)。そこで、担保代わりに「修繕積立金」が当てられる。

では、どれだけの「借入」が出来るのか?修繕積立金から、借入できる限度が読める
 ・返済期間は6年程度
 ・返済額は、修繕積立金の6割程度
建物は、建築後10年を経ると、修繕費がかさみだす。通常、築後15年前後で第1回大規模修繕が行われるが、その後は10年ごとに繰り返される。この大規模修繕のピッチから『返済期間は6年程度』が出てくる。返済を終えた後に、次の大規模修繕に備えて積立てる必要があるからです。
次に、返済額を『修繕積立金の6割程度』に抑える理由も、毎年、小規模な修繕が発生するため、積立金の全額を返済には充てられない現実があるからです。

マンションは、今後ますます『未知の世界』に入っていく。
資産を賭けた壮大な実験は続く。他人任せにせずに、大切にして欲しいものです


マグロが食いたくて
070523(水) dogfight
美味しいマグロが食べたくなった。そこで、かおりをつれて「京橋」へいった。
いまは、すっかり猥雑な街だが、その由緒は正しい。
大阪城に居を構えた秀吉は、京(淀城)に囲った淀君の元に通うため、この橋を渡った。
 「京へ向かう橋」
それが京橋の由来です。

いまは、底辺で働く人たちの街、なにやら怪しげな雰囲気が漂う。駅を出て、労務者がたむろする街角を抜けると、墓場に面して「とよ」がある。
営業日は、火水金土の週4日。場所は路上である。

私たちがここに到着したのが18時。すぐにテーブルに案内されたが、この後は、道路の反対側(写真には写っていない)に、行列が出来だした。

料理は全て「魚」
まずはセットを注文
 ・マグロのトロと赤身
 ・ウニ
 ・イクラ
 (写真中段)
これに、写真下段左の
 ・貝柱と蟹の酢の物

セットのほか、マグロの頬肉のバーナー焼き(写真下段右)を注文。私はビール、かおりはウーロン茶で乾杯!

なにせ、半端な量ではありません。おなかいっぱい食べて、残りは折に詰めて持ち帰りました。おかりのご主人も、この美味さを喜んでいるだろう!

お値段は…
素寒貧の私が高いところなどいくはずもない。
呑んで食べて二人で4500円。
味は折り紙つきですぞ!
如何かな?


ハゲの開き直り
070524(木) dogfight
増毛・植毛・発毛…
『薄毛に悩む』弱みを突いたビジネスは発展の一途らしい
様々な効果を誇示するが『費用』は藪の中。どうやら、半端な金額ではないらしい

今年なくなった兄は、多重債務者であった。
その発端が「かつらの費用」だったと聞けば、笑ってもいられない。
   我が家系は『先祖伝来のはげ』
兄はそれがいやだったのであろう。サラ金で資金調達してカツラを作り、延々と15年も返済を続けていた。死後の整理で、過返済が500万あることが分かり、これが兄の遺産となった。

その点、私は開き直っている
ハゲることに何の抵抗もせず、あるがままになった。第一考えてもみよ!ハゲを隠したところで、
 ・この『悪相』である
 ・胴長短足でスタイルは悪い
 ・性格も頭も悪い
さらには、低学歴の素寒貧。いまさら「髪」があれば、何とかなるといったレベルではないのだ!

あはは・・・
気楽なもんだ


日記を書くということ
070525金) dogfight
ホームページをはじめて、満9年になろうとしている。
よく続けたものだと思う。そこで、日記が続けられる条件をあげてみたい
 ・ほどよく忙しいこと(まったくの暇ではその気にならない)
 ・ネタが豊富であること(好奇心旺盛な時)
 ・気力横溢
いまはどうか…
ネタは溜まっているのですが気力がイマイチです!
そこで、今後の日記の予定に触れておきます
減築 ドイツ・ライネフェルデ市は、高齢化して空き家の目立つ団地再生に『減築』という手段を選んだ。これは、既存建物を部分的に間引いて、空き家の解消を図り、空いた空間をアメニティーに生かす手法です。では、このシステムは日本に持ち込めるであろうか?
形態率 隣に建物が建てば「圧迫感」が生じる。こんな「感覚」を数値化して「金銭による補償」を求める裁判が起きるようになった。酷く私有権を制限する新たな動きを考える
緑という曖昧さ 「緑を大切にしよう」
この呼びかけには、抗いがたいものがある。ここで言う、緑とは「自然」と同意語のように扱われる。では「自然ってなんや?」と問い掛けると、これほど曖昧な言葉は無い
里山から森へ これは「あまの街道」を考える論文になると思う。
おそらく、10回程度の連載で書かねば、私の思いを伝えようがない
どれも「重いテーマ」で、何時まで書くと決めることも出来ないでいる。それでも、一番書いてみたいテーマの集まりです。


火事場で会議
070526(土) dogfight
火事です!
燃え盛る火事現場。あなたならどうします?
私なら、無条件で「消しにかかる」のですが…

これは仕事上の話です。例え話ですが、シチュエーションはこんな状況です。
高学歴で社会的地位もある人たちが、燃え盛る火事場を前に会議を開いている。
  「何故出火したか?」
原因追及の会議を開いている。
−−−何故「消さぬのか?」

場違いな会議に私がいます。
−−−偉い人の考えることは「分からん」
この会議に、燃えている家の持ち主も参加していることが、私の困惑に拍車をかける。何時まで私はこの会議に出席せねばならぬか?世の中には不思議なことが多すぎる…


社会保険庁解体
070527(日) dogfight
「社会保険庁を解体するという。
大切な掛け金を浪費するしか能のない社会保険庁の解体に何の異論もない。ただ向け皿が酷く曖昧なのだ。民会組織に移行するというがその給与は「税で補償する」という。親方日の丸が変わらなければ、危機意識など持つ筈ももなかろうに

私も今年2月から年金受給者になった。
社会保険庁との関わりは、掛け金の確認であった。社会保険庁から来た通知には「11年間分」が欠落していた。直ちに講義に出向き、復活させた。
報道によれば、誰の掛け金か分からぬものが「5000万件以上ある」という。
呆れてしまうが、これは深刻な被害を出す。私の場合は、古い手書きの「年金証書」があったため、コンピュータの入力ミス(生年月日が間違って入力されていた)を証明できたが、報道を見ていると「私はラッキーな事例」であることが分かる。

ところがこれだけでは終わらない。誕生日翌日に年金の手続きをとったが
 ・厚生年金は2ヵ月後に給付通知が来た
 ・遅れて申請した企業年金は1ヵ月後に給付通知が来た
 ・国民年金の前倒し給付を申請は3ヵ月半たったいまも給付通知が来ない
  ⇒手続きが宙に浮いている(行方不明)のではないかと心配している
近いうちに、保険庁を訪れ「確認を求める」つもりです。実は、一度行っているのですが「近々に届きます」というだけであった。さてどうなるか?


減築
070528(月) dogfight
ドイツ・ライネフェルデ市は、高齢化して空き家の目立つ団地再生に『減築』という手段を選んだ。
  http://www.wendy-net.com/nw/news&view/danchi19.html
これは、既存建物を部分的に間引いて、空き家の解消を図り、空いた空間をアメニティーに生かす手法です。
集積化を目指す一方の日本から見れば「目からうろこ」を手法といえよう。
では、これがそのままわが国にも導入できる手法であろうか?
漠然とではあるが、私なりに考えてみた。そしてその答えはネガティブである。『減築』というアイディアは素晴らしいと思うが、行政の壁は厚いのではないか
今年6月20日で耐震基準が変わることは何度も触れてきた。
本来、姉歯事件に見る「耐震偽装」を防止するため、チェック体制の強化をするはずだったのに、いつの間にか『耐震基準の強化』に摩り替わってしまった。
では、6月20日以前の建物はいかなる扱いになるのか?それは
  『既存不適格』
という扱いになる。
そのまま使う限りは存在を許されるが、
 ・構造の変更を伴う改造
 ・用途変更
 ・増築
このような行為は禁止され、無条件に許されるのは「全面的な撤去」だけである。
この既存不適格と『減築』を組み合わせてみよう。減築の手法は下記の3通り
 1.棟ごと間引きする⇒可
 2.上部を撤去して階数を減らす⇒不可
 3.棟の一部を撤去して空間を増やす⇒不可
如何ですかな?
ドイツで主に行われている、2または3の手法は日本では許可されません。
減築だけではなく、既存不適格の烙印を押されると、リニューアルで活用していくことが事実上制限されてしまう。
第一、基準が変わることで、合法建築物が、ある日突然『不適格』の烙印を押されるなど酷い話である。
 ・旧基準の適合建築物・・・このような概念があって良いではないか!
そうでないと、国民の貴重な財産が二束三文扱いされるのである。

減築という手法でアメニティーを高め、古い建物に「新たな命を吹き込む」
この素晴らしいアイディアは、わが国でが「法律の壁」が立ちふさがっているのである。
わたしはこれを「NHKの報道」で知ったのですが、天下のNHKともある組織が、こんな簡単な現行法規上の規制に「一言も触れない」というのはどういうことであろうか。わが国のマスコミはまことに不思議な存在である


「緑」という曖昧さ
070530(水) dogfight
「緑を大切にしよう」
この呼びかけには、抗いがたいものがある。ここで言う、緑とは「自然」と同意語のように扱われる。では「自然ってなんや?」と問い掛けると、これほど曖昧な言葉は無い
では、どんな『緑』があるのか…
 ・森
 ・里山
 ・植林
 ・都市公園
 ・農地
 ・草原(荒廃地を含む)
人の手が入っていない自然(潜在自然植生)といえるのは『森』だけです。
森が、なんらかの理由(多くは人の介入)で荒廃して草原になることもある。
里山・植林・都市公園・農地は生産・生活に必要な緑地といえます。

これらが、一緒くたに『緑』で括られることが、自然保護に良い影響を与えるであろうか?
森と里山(雑木林)、これぞ「似て非なるもの」だということが、最近やっと分かるようになった。これは、
 ・自然淘汰にゆだねられた森
 ・管理された林
こんな区分が出来る

プロパンガスの普及が里山の存在を終わらせた。それ以前は、生活に必要な雑木林であった。
いま、里山の復活を呼びかける運動が多くなっている。ただ、生活に活用しない林が私にはイメージがわかない。活用しないのなら「自然に返せばよい」と、私は思うようになった。
身近な自然「あまの街道」は20年前に里山の使命を終えた。
私には、森に返ろうとしているように見える。ただ、過剰な介入が荒廃地に変える可能性もある。
NPOに求められているものは、介入の排除だと思うが、まだコンセンサスがあるわけではない。先の長い運動に手を染めたものだと、我ながら呆れている。


環境問題のウソ
070531(木) dogfight
手元に1冊の本がある。
−−−環境問題はなぜウソがまかり通るのか−−−武田邦彦著(洋泉社)

私は、常々マスコミ報道に懐疑的な態度をとってきた。それでも「まさかこれにウソはないだろう」と思ってきた
 ・第1章 資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
  ⇒名目だけの分別収集。リサイクルはゴミを増やすだけ
 ・第2章 ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立てられたか
  ⇒古代から存在するダイオキシン。いまだ誰も死んではいない
 ・第3章 地球温暖化で頻発する故意の誤報
  ⇒二酸化炭素と温暖化に因果関係はない。それでも地球は…
 ・第4章 チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか
 ・第5章 環境問題を弄ぶ人たち

科学者の分析を無視した報道が、間違った知識を国民に植え付けていく。その背景に「税を食い物」にする利権がうごめく。
私がくどくど説明するより、ぜひお読み頂きたい。


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