dogfight高松の長すぎるひとり言
2007年4月
エッセイ&コラム

耐震設計荒れ果てた家親子二代ローンあまの街道の紹介売春今昔好調「中日ドラゴンズ」2年ぶりの風邪年代ごとの視線体の数値篭城公共事業と医療費政治とあまの街道プレゼンテーション花粉症成人識別カード江戸時代の名奉行学歴詐称ホリデー自然と里山美人の基準健康のありがたさ困難な未来予測北朝鮮の軍事パレードリフォームと設計持病シンメトリー

耐震設計
070401(日) dogfight
近隣説明会で「耐震強度」について質問を受けた。
「耐震基準に従って設計を行っています」こうお答えしたところ、
「国会答弁みたいな返事をするな」とご立腹であった。
ご本人は工学部出身で「技術にはうるさい」そうで、話をしていくと「未来にわたって安全を保障しろ」ということのようだ。でもそれは無理でなのです。

わが国の耐震基準は「世界最強」だと思うが、それは『過去に起きた地震』に対して有効であって、今後起きる『未知の地震』にも万全である保証などない。地震が、建物に与える影響は、
 ・加速度(ガル)
1923年 関東大震災 M7.90 330ガル
1995年 阪神淡路大震災 M7.30 818ガル

 ・振動周期
この二つであって、世間の言う物差し『震度やマグニチュード』ではない
関東大震災を基準に話す方が多いが、エネルギー量で1/20ほどしかない阪神淡路大震災の破壊力を覚えている人は多いだろう。

耐震設計の現状は、大きな地震がおきるたびに、加速度や振動周期を解析し、それが建物にどのような影響を与えたかを調べる。調査を踏まえて、ウイークポイントの補強法を「基準変更」で加えていく。このように「後追い」が現実です。未来の未知の地震にも万全などと一言も言っていないのである。
さらには、構造設計指針の冒頭に、『避難時間の確保』をうたっています。憲法は、国民の生命財産を守るとしているが、耐震設計では『生命を守る』ことに重点を置き、−−−一瞬で壊れない建物⇒避難時間を稼ぐ−−−を目指しているのです。

世間では、いかなる地震が来ても「ひび一つ入らない」これが耐震設計だと信じている方が多すぎる。
世界のいかなる技術をもってしても、それは困難です。マスコミも、いいかげん「正確な報道」をして欲しいものです。


荒れ果てた家
070402(月) dogfight

これは「かつての我が家」からみる最後の写真(070401撮影)です。この池から私のアウトドアが始まった…
昨日、次男は「家を出た」という。そこで、かつての我が家へ行ってみた

どこかで正業に就いたことを願っていたが、よく分からない。住むところは西成だという。西成は、日雇い労務者の住む町です。「正業を得て社員寮にでも住むのか?」と淡い期待を持っていたが、そうではない。鉄筋工をしているというが常雇とは思えない、日雇いといったところか。

2年ぶりに訪れた家は、電気ガス水道、全てが止められていた(永く止められていた様子です)。
次男は、生まれて初めて光熱費が只ではないことを知っただろう。ポリタンク(水)・携帯コンロ・ろうそく…これが彼の生活手段であった。携帯電話は、最小限食いつなぐために働く必需品だったのだろう。
 
    荒れ果てた「家と生活ぶり」
私は悲しくなった。壁には、裁判所の「差し押さえ」が貼ってあり、4月12日に強制退去を行う旨の執行通知が床に落ちていた。

親とは馬鹿なものだ。結果は同じなのだからそれでよいと思うのだが…
15歳でドロップアウトして20年、世間から離れて暮らした。ある意味で純粋培養である。それが、寝るときは「靴を抱いて寝ろ(手から離せば盗まれる)」といわれる、修羅場・西成で生きていけるのだろうか?

現実を知るには「一番の近道」には違いないが、無事に生きていくことを祈るほかはない
関係のない追記
あまの街道ガイドマップの「案」を作りました
(なんと場違いな追記をしているのだろう・・・)


070403(火) dogfight
NPO法人あまの街道は、認証・登記を済ませ正式に発足しました。スタートダッシュで、イベントを繰り広げたいのに「先立つものがない」のが恨みです。

−−−卵が先か鶏が先か−−−
昔から続く堂々めぐりがある。NPOを勢いつけるには、やはり「卵」が必要だと思う。せっかく卵が出来たのだから「雛」にしなければならない。その餌代は…

言いだしっぺが費用負担して、同時進行で「企画」が進んでいる。先日、正式発足の挨拶と会員募集の案内を郵送したが、その切手代もドネーションであった。今月中に
 ・あまの街道の掲示板
 ・あまの街道のパンプレット(いまはチラシ程度)
 ・狭山池祭りへの参加
 ・あまの街道「歴史と自然」子供教室(補助金申請中)
なにか、結果を出していかないと賛同(=資金的な協賛)も得られない。
うふふ…いまアクティブにご協力いただいている皆様のふところが「何時まで持つのか?」そんなかけっこをしている。
卵は生まれたのだ!
雛になるかどうか?「いま」にかかっている。ぜひ、皆様ご協力を


親子2代ローン
070404(水) dogfight
持てはやされた「二世帯住宅」
最近では不評です。親子間がうまくいっていればよいが、不仲になれば一緒に暮らさざるを得ないだけに問題がこじれるそうな。これより問題なのが『親子2代ローン』です。それは…

   親が払いきれなかったローンを子が引き継ぐ
一見、素晴らしいシステムに見えるが、これが有効に働くには
 ・親子とも健康で長生きであること
 ・親子仲がよいこと
 ・相続に問題がないこと
こんな条件が必要です。

たとえば、親が生活習慣病で、70歳未満で支払能力を失えば、子供は「親の介護とローン負担」を同時に抱えることになります。
親子ローンの解消には、ローンの一括返済が必要ですが、親にそんな余裕があれば二代ローンなどしていないだろう。親子仲がよいのが続いていればまだしも、何かの理由で不仲になっていれば悲劇です。ならば「売却してローンを解消する」というのは、ほぼ絵に描いた餅です。バブル崩壊後、住宅の中古市場が崩壊し、新築住宅でも翌年には半額に値打ちが下がる現実があります。よほど恵まれた住環境でなければ、売却でローンを解消できるなどと思わぬほうがいい。

単独のローンなら「自己破産」で解消できるが、親子二代ローンでは、親子とも自己破産する必要がある。子供の将来を奪う行為にもなりかねず、安易に選択できる方法ではない。
金を貸す金融機関から見れば、連帯保証人つきでローンを組むのと同じ効果があり、これほどの「安全パイ」はない。
親子ローンなら「負担がらくだ」などと、ゆめゆめお考え召されるな!

関係のない追記
大阪府議選挙は出張中になるため、不在者投票をしてきました。あまの街道景観保護をマニフェストに掲げる候補に投票しました


あまの街道の紹介
070405(木) dogfight
今週のあまの街道をこちらで紹介しています
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano2007/amano2007.htm

あまの街道の絵葉書を作りました
 ・あまの街道の四季・・・7枚
 ・あまの街道の野鳥・・・19枚
 ・あまの街道の花・・・18枚(36種)
 ・あまの街道の木の実・・・16枚
 ・あまの街道「野鳥図鑑」あまの街道で撮影されて写真ばかりで、68種の野鳥を掲載しています。

いまは、あまの街道「植物図鑑」を作成中です


売春今昔
070306(金) dogfight
60年以上前の「従軍慰安婦」がアメリカ議会で問題になっている。
言い出しっぺは、韓国人が多く住む地域を票田にする日系議員ですが、背景に「時代が変わった」ことがあります。

60年前、売春は「合法」であったし、最も高収益がえらるビジネスであった。
日本軍の移動について回った「慰安婦」がいたことは事実であるが、拉致監禁され「陵辱」されたわけではない。ビジネスとして成り立っていたのある。ところが…

いまは「売春は悪いこと」になっている。
国連軍で派遣された兵士が、売春婦を買えば「罪に問われる時代」になりました。
かつては、時代ごとの「正義」で正邪を判断したが、いまは時代背景など関係なく「今の基準」で判断されるようになった。このような考え方は、共産主義者が「昔の出来事を批判」するために用いた唯物史観そのものです。

私のような考えの持ち主は「時代遅れ」で非難されるだろうが、一方で、援助交際や素人娘の性の乱れは問題ではないようだ。私には「不思議」としか言いようがない


好調「中日ドラゴンズ」
070307(土) dogfight
セリーグも開幕され、中日ドラゴンズがスタートダッシュしている。
2位以下が潰しあいをしているのを尻目に昨夜現在で6勝1負と好調です。
私は愛知県出身。子供の頃からのドラゴンズファンですが、家族で暮らしていたときほど、ドラキチでなくなった。やはり「共に喜ぶ人」が欲しいものです。

落合監督、すごい人ですね!
初年度で優勝し、2年目2位、3年目優勝で、4年目の今年のこのダッシュです。今年も交流戦を無事に乗り切れば、きっと優勝だろう。
今日から4日間出張です。日記はおやすみです


2年ぶりの風邪
070411(水) dogfight
鳥取から米子に向かう途中で「何でこんなにシンドイのやろか?」と感じた。きっと疲れが出てきたのだろうと思ったのですが…

米子の町はまことに不思議だ。人口比率で言えば、米子は日本一「飲み屋が多い」街だそうな。
しかし、駅前はホテルとサラ金だらけ!呆れるほど多い。さらには「ホテル代が安い」のが特徴。私の泊まったホテルも「2食付で3898円」でした。
ホテルで食事を済ませ、寝酒が欲しいと思い、コンビニを探して町へ出た。部屋に帰り、まず温泉に行きました。このときに寒気を感じたのですが、コンビニを探す間に体が冷えたのだろうと甘く考えていた。
しかし、部屋に帰った頃にはガタガタ震えていた。喉が痛く、明らかに発熱している。結局、一晩震えながら過ごした。

朝一で「調査」を終え、不安な気持ちで大阪へ向かう。
事務所へ向かう途中で病院へよる。診断は「風邪」
この日は、予定通り18:30からの打ち合わせを済ませ、帰宅しました。
一夜明け…
体調は思わしくない。喉が痛く、声が出ない。
出勤しようかどうか?悩んでいます。今日も予定が詰まっている
17:56追記
2年ぶりに風邪をひき、シンドイので休んだのですが、休めたのは11時まで。その後はひっきりなしで電話が入るようになり、布団に横たわることも出来ずにいる。それも『明日にしよう』ではすまない用事ばかり。

明日は、重要な会議が続く。 なんとしても、熱を下げて、万全な体で議論に望みたいものだ


年代ごとの視線
070412(木) dogfight
出張の前日のこと。準備も済ませて、のんびりテレビを見だした。
団塊5人衆と称して、蟹瀬・タカジン・ガッツ石松・サンコン・洋七が言いたい放題のパフォーマンス。その印象は
 ・パワフル
 ・自己主張・
 ・個性的
 ・バイタリティー
TVを見ながら「俺といっしょヤン」と思いだした。
何せ「戦後の子沢山」競争に遅れをとれば「飯にも当たらぬ」中で育っている。1に競争、2に競争であった。学校では成績が張り出され、席順も成績順であった。運動会では主役が変わったが、彼らも溌剌であった。
今は競争を排除して「みんな平等」と言い出して『落ちこぼれ』がでた。しかし、激烈な競争社会で、落ちぼれなどというヒマはなかった。私の育った田舎では、高校進学率が40%、大学ともなれば全体の1割程度であった。それぞれが「適所」を求めて、巣立っていったのである。今のように、大学をでたけど「目標が見つからない」などという、アホな事態はなかったのだ!

5人衆のトークは面白い。曰く「第2の人生はない」
10代には10代の視線があり、50代の今は「50代の視線」を持っているという。そしてそれはずっと続いているもので、途切れたり、出直したものではないと言い切る。
私もそうであったという自信はない。でもな…挫折はあったが「やっぱり続いているかな」とも思う
好奇心と、ネバーギブアップは今も持っている。これがあるうちは、私は「元気」だろう


体の数値
070413(金) dogfight
γ-GTP 68
総蛋白 7.3
中性脂肪 107
総コレストロール 178
HDL コレストロール 56
動脈硬化指数 2.2
尿酸 6.6
血糖値 118
アルブミン 4.8
健康なら欠かさずに呑む酒を、4日ぶりに呑んだ。分けは言うまでもない、先日来の風邪が思わしくくない。だから、まだ美味しいとは感じない。
今日も病院へ行きました。ずっと薬を飲み続けたが、病状はむしろ悪化。そこで、よりきつい薬に移行した。
そんな中で、3月28日に採血した検査結果が出てきました。34項目の検査で、どこにも異常値は出ていません。相変わらずの健康振りです。主な数値をご紹介します。
血圧も理想的で、最近注目を浴びているメタボリックからも逃れています。
ただな…、女房もいつも理想的な数値で、健康自慢であったが『突然逝った』分けで、丸ごと信じる気にもなれない。こうして風邪もひくし、疲労感も残る。私の場合、異常値が出たときは終わりではなかろうか…


篭城
070414(土) dogfight
夜半の雨も上がり、朝からピーカンの青空!
あまの街道を歩くには、素晴らしい天気なのに、私の体調は芳しくない。芯熱が残り、関節の痛みや倦怠感が強い。
今日1日は『家でじっとする』ことを決めて、昨日篭城に耐えうる食糧を買い込んだ。
本も3冊買い込んで、ゆっくり布団の上で読むつもりであった。ところがピーカンの天気、つい布団を干してしまった。せめて2時間は干しておこう

風邪の影響が味覚に出ている。
『塩味』に敏感になっており、何を食べても「塩辛く」感じる。食欲は落ちないでいるが、味覚の変化で「美味くない」これは困ったことだ。

まだ、思考にぴったりの体調ではないが、今日は考えて結論を出したいこともある。
篭城しながら、案外「のんびり出来ない」1日になりそうだ


公共事業と医療費
070415(日) dogfight
東京発のトーク番組で「なまりのない言葉」で、公共事業を非難していた。
いわく「公共投資は無駄遣いだから、老人医療の無料化にまわせ!」と!

老人医療費無料化という『反対し辛いテーマ』で、その財源に公共投資の削減を掲げる。
きっと、東京以外で暮らしたことなどない人なのであろう。
私は、地方での仕事をしながら「最大の産業は公共投資」という地域を見てきた。
  無駄かどうか?
整備された道路や箱物。人口の少ないこの地に「こんなんいるんヤろか」と考えぬわけではないが、地方経済を支えるには『これ以外ないかも』と思わせるものがある。
公共投資と老人医療費は別次元の話だし、公共投資を削るなら「地方が暮らせる」モデルを与えるべきであろう。

「公共投資は無駄遣いだから、老人医療の無料化にまわせ!」と叫んだ正義のタレント氏は、日本に東京以外の地域があることをご存じない「ただのアホ」なのか?それともどうしようもない偽善家か!


政治とあまの街道
070416(月) dogfight
昨日から統一地方選第2ラウンドが始まりました。
第1ラウンドの府議選で「あまの街道保護」を掲げた候補が圧勝したせいか?このたびの市議選でも軒並み「あまの街道保護」を公約に掲げている。

選挙前に行ったアンケート調査への冷ややかな態度と、この温度差は何であろうか?
選挙公約に「あまの街道保護」が掲げられるのはまことにありがたいが、ただの「道具か?」と思わぬでもない。政治とはこれほどまでにC調であろうか…
選挙戦開始と歩調を合わせるように、環境をよくする大阪狭山の会のチラシがあまの街道で配布された。
環境をよくする大阪狭山の会は革新政党系の組織で、NPO法人あまの街道とは友好関係にあります。
 ・自然保護運動に政党色があるのは好ましくない
 ・あまの街道の保護に特化したい
こんな理由から、私たちは袂を分かち、NPOを目指しました。

チラシに謳われた保護運動の成果は、きっとNPOと分かちあうものだろうと思う。書かれていることは間違いではないが、私は割り切れないものを感じている。と、同時に政治色を排してNPO組織を立ち上げたことを「よかった」と感じている。やはり保護運動に政治は馴染まない!


プレゼンテーション
070417(火) dogfight
顧問先の管理組合では、2度目の大規模修繕に着手している。
先行している防水工事は「工期を半減する勢い」で進行しており、監理記録も完璧である。工事費も大きく圧縮しており、ドキュメントは「今後の模範になりうる」素晴らしさである。

次は、大規模修繕の中核をなす「手摺と外壁」である。
とりあえず、国内アルミメーカートップ3社による「手摺更新のアイディアコンペ」をプレゼンテーションしてもらった。

内容は、予想以上に開きの大きいものとなった。
手摺の更新といっても、延べ延長距離は3kmに及ぶもので、小型のビルなら丸ごと建ちそうな費用がいる。
ここでは、従来のゼネコン依存型を排し「単独発注」によるコスト削減を目指している。受けるアルミメーカー側に、不慣れから来る戸惑いを見てとれる。
ゼネコン依存型なら、アルミメーカーが携わる筈のなかった
 ・仮設工事と安全対策
 ・既存手摺撤去と仮手摺
 ・既存手摺撤去後の処理と新規手摺の固定法
このような要素に対する考え方が、コストに大きく反映されておもしろい。

仕事はおもしろい!
いつもこのようにチャレンジしていけば、違う世界が見えてくる。
関係のない追記
昨夜は珍しく6本の電話が続いた(それも永い電話)。それが理由でもあるまいが、布団に入った頃からセキが出だし、胸まで痛くなる有様。夜明け前に胃液をはいてやっと収まった。もう風邪は1週間以上になるが、内容はフルコースを辿りそうだ。数日ごとに「酷さ」が変わる


花粉症
070418(水) dogfight
昨年は花粉症にならなかったので、今年は油断があった。
今月始めに「目」に異常を感じて、眼科で診察を受けたら「花粉症」の診断でした。例年のような鼻や喉に異常はなく、そのまま出張にいったのだか、出張先で悪寒に襲われた。風邪を引いたと思ったのだが、これも、花粉症であったかもしれない。内科で処方していただいた薬を服用していたのですが悪くなるばかり。途中から薬を変えていただいたのですが、昨夜は咳き込んで眠ることが出来なかった。

出勤前に耳鼻咽喉科へ行ってみた。耳は「耳掻きのし過ぎ」でやや赤くなっている程度。
鼻から喉にかけてスコープを入れてみたところ、粘膜がすっかり炎症を起こしており、ドクターの言葉によれば「蓄膿症と喘息を同時に起こした状態」だそうな。自己診断より症状は悪い。

  診断は「花粉症」
目に来たときに、予防をするべきであった。
それにしても花粉症がここまで悪化するとは予想のほかであった。今年は、花粉症と長い付き合いになりそうだ


成人識別カード
070419(木) dogfight
今や「悪役」を一身に背負うタバコ…

かつて1日4箱のヘビースモーカーであった私も、タバコをやめて早7年。今では臭いをかぐのもいやになりました。
  喫煙人口は減る一方です。
そんな中で、平成20年を目途として成人識別機能付きたばこ自動販売機を全国一斉に導入することになっているそうです。少し説明すると、あらかじめJTに登録した『成人識別カード』を差し込まないと、自動販売機でタバコが買えないというシステムです。つまり「売らないために投資」するわけで、JTとして辛いだろうな…
酒には、量を間違えなければ「百薬の長」の面があるが、どうもタバコには庇う術がない。
といっても「飲酒運転」にはこんな厳しい世になりました。そのうち、酒の販売機も『成人識別カード』が必要になるかものね…


江戸時代の名奉行
070420(金) dogfight
江戸時代の名奉行といえば、遠山の金さんと大岡越前守であろう。
どちらもドラマ(時代劇)で知名度抜群。庶民派として知られているが、どうも史実は違うようだ。
遠山の金さんに刺青があったのは事実だが、桜吹雪ではなく、女性の顔であったという。江戸の町奉行所は、庶民生活に密接に絡むお役所であるが、遠山の金さんが「庶民の味方」とは言いがたい。金さんの2代前・榊原主計頭忠之が老中の指示に逆らい罷免されたほどの反骨精神はなかったと思う。

大岡越前守は8代将軍吉宗のブレーンで、当然権力の執行官であった。これをもってしても、庶民派とは言いがたい。
最近、小説で脚光を浴びだしたのが「根岸肥前守鎮衛です。還暦を過ぎてからこの重職につき、18年間南町奉行を勤めている。若い頃は放蕩を尽くし、一念発起して御家人株を買い、底辺から這い上がった人物である。彼の残した『耳袋』には、庶民の記録が多くあるとか。まさに庶民の味方で、反骨精神あふれる人物であった。

根岸肥前守鎮衛を主人公にした、大和書房・風野真知雄著『耳袋秘帖シリーズ』が面白い。ご一読あれ


学歴詐称
070421(土) dogfight
神戸市に端を発した「学歴査証問題」
とかく問題の多い大阪市で大きくクローズアップされた。

学歴査証といえば、出てもいない大学を卒業したと言った詐称が普通だが、いま問題になっているものは逆である。
バブル崩壊後の就職氷河期に、安住の地(お役人)を求めて、高校卒の枠に「学歴詐称で大卒が殺到した」分けである。その数なんと1141人!
住民の公僕であるべき「お役人」が入口で不正を働き、機会均等を奪っている。流石は「大阪王国」と揶揄されるだけのことはある。
マスコミは報道しないが、学歴詐称した部門に「同和の影響下にある部門が集中」していることが気にかかる。あえて言うなら、市も加わった出来レースの可能性も否定できないと私は思っている。
大阪市の全職員数は45000人。1141/45000といった薄めた話ではない。学歴詐称は、バブル崩壊後の数年に集中しており、受験年度別の数値は発表されていないが、半端な割合ではなかろう。


ホリデー
070422(日) dogfight
昨日のこと。

午前中の打ち合わせを済ませ、さて午後は…
どうにも仕事をする気がない。そういえば、難波パークスの2期工事も終わりグランドオープンしたはずだと、出向いてみました。
まずは昼食
好きな寿司をつまみながらビールを2杯。

呑みながら意を決して北村カメラへ行きました。
以前からカメラが欲しかったのですが、自分なりに立ち直りが納得できるまで我慢をしようと意地になっていました。
でもなあ〜
先週始めて出会った人から、ちょいと小ばかにした言葉があり、悔しかったのです。
この数年「諦めずに頑張ったね」と自分を誉めてやろうと、買っちゃいました!

今まで大切に使ってきたFZシリーズの最新モデル『FZ−8』です。ほんの少しお金を足せば一眼レフが買えるのですが、365日持ち歩く私には『軽薄短小』が何よりも重宝です。
重さはZF−1よりやや軽く、大きさは同じ。720万画素で、今までの200万画素より格段によくなっていますが、最近のスペックで言えばやや低いかな。それでも、フォーカス機能や露出機能は良くなっているようです。縦横比率も3種類が選べます。取りあえず、今までの割合にしておきます。
この後、大道芸のパフォーマンスで寛いだホリデーとなりました。

うふふ・・・
これで一緒にいてくれる人がいれば完璧だね
さて、これからFZ−8デビューです。あまの街道で、倒木清掃の下見会があります。天候は?あまり良くないようですが、弁当を持っていきます


自然と里山
070423(月) dogfight
  『あまの街道の自然を守ろう』
この合言葉で始めた、NPO立ち上げの会議。最高に集まったのは最初の会議でした。回を重ねるに従い、求めるあまの街道の姿に違いがあることが分かってきました。
 ・あまの街道をお花畑にする
 ・あまの街道を公園にする
こんなことを夢見る方がまず抜けていきました。いまは「あるがままに守ろう」というコンセンサスがあると思います。ただ、あるがままにも微妙に違いがあります。
自然を辞書でひいてみました。
 三省堂国語辞典
 おのずから存在してこの世界を秩序立てているもの。
 山・川・海やそこに生きる万物。天地間の森羅万象。
 人間をはぐくみ恵みを与える一方、災害をもたらし、人間の介入に対して常に立ちはだかるもの。
 人為によってその秩序が乱されれば人間と対立する存在となる。
 大辞林
 山や川、草、木など、人間と人間の手の加わったものを除いた、この世のあらゆるもの。
 人間を含めての天地間の万物。
 人間の手の加わらない、そのもの本来のありのままの状態。
辞典によっては、ずいぶん違いますね!特に大辞林の見解によれば、非常に狭義になりそうです。ただ、概念のとしては多数派かもしれない。

あまの街道では、薄い表土に、間伐がないまま木々が凌ぎあい、
 ・高く伸びようとする木々
 ・遊歩道をアーチで包む木々
 ・僅かな風で倒れる木々
学問的に「どうや」と問われれば無学な私ですが、客観的に見れば「木が濃すぎる」 と感じる。
ようは間伐をしない(無管理)から、木々で過当競争が起きている。ここまでは異論がないと思うが、そこから先の合意が容易ではない。
 ・自然淘汰をさせればよい
 ・倒れたり枯れたりするのも自然
こんな考えもある。
つまり、何があろうとも「自然に介入するな」という意見である。これは、大辞林に繋がる
一方、最近脚光を浴びる「里山」があります。これも辞書で引いてみました
里山:
 三省堂国語辞典
 集落の近くにあり、かつては薪炭用木材や山菜などを採取していた、
 人と関わりのふかい森林。
 大辞林
 人里近くにある、生活に結びついた山。
こちらは見解が近いですね!

では、あまの街道は「自然なのか里山なのか?」
20年ほど前までは、あまの街道で松茸が取れたそうです。この一語を持って分かることは『以前は里山であった』ということです。つまり、管理された森だったはずです。
  では今はどうか?
分かりません。少なくとも入会権のある里山とはいいがたい。では自然なのか?大辞林の見解に従うなら『自然ではない』ということになる。
大辞林の見解には『時間』という尺度がないからこうなると思う。私は、あまの街道は『自然』だと思っている。ただ、少し管理をして、人と共生して欲しいと願っている


美人の基準
070424(火) dogfight
最近のこと、二人の人物と「メールの意見交換」で少し嫌な思いをした。

お二人とも知識豊かなのですが、共通して言えることは「時間という物差を持っていない」ということです。
ただ、勘違いしないで欲しいのは私が正しいと主張したいのでない。いくつもある視点の中で『時間という物差』の有無で、価値観が大きく変わるということである。
数百年というスパンで考えるべき(と私は思う)ことを、只今現在の正邪だけで判断すると、酷く評価が変わってしまう。確かに、今という物差で測れば容易に違いないが…
美人の基準を考えてみた
天平美人はいまでいう「おかめ」である。ふっくらした顔立ちということになる。もっと端的に言えば「デブ」ではないかと思う。あの時代「食うに精一杯」で、肥るなど『夢』であったであろう

江戸時代の美人は「うりざね顔」であった。アゴが未発達で、口の周りがほっそりした女性である。何でも咀嚼した時代「エラの張った顔」が当たりで、硬いものなど食べたことがない(これこそうりざね顔)は『夢』であったであろう
どちらも時代という「時間の物差」を当ててみると、背景に『裕福』という言葉が浮かんでくる。
では「現代の美人」はどうであろうか?
  むかし「玉の輿」いま「セレブ」
やはり裕福を背景に着飾る女性が持て囃される。
  おかめ−うりざね顔−セレブ…
内容はまるで違うのに、時間の物差で共通項が見えてくる。
今様の美人を、天平の昔に運んだらどのような扱いを受けるであろうか?
案外『しこめ』と見なされかも。特に痩せこけた美人は!


健康のありがたさ
070425(水) dogfight
危ない娘から、明るい声で電話があった。
4月3日に再手術を受けた娘。リンパに転移していたそうで、2ヶ所のリンパ節を切除したという。その病理検査の結果が出たそうで「ステージ3」だとか。来月から、抗癌剤・放射線・ホルモン療法のフルコースで、ガンとの戦いを始めるという。
私は、娘を18歳から知っているが、放蕩三昧の娘がようやく落ち着きを見せ始めた30代になって、この病を得るとは…
いま、娘は誰よりも「健康のありがたさ」をかみ締めているのではなかろうか
私は、今月は、花粉症で苦しんでいる。
娘ほどの危機ではないが「健康のありがたさ」をかみ締めている一人である。


困難な未来予測
070426(木) dogfight
出張のための長距離高速バス。
車窓からぼんやり風景を見ながら、何の脈絡もなく思い出が浮かぶ。

40年前、電電公社(現在のNTT)の施設建設の現場に勤務していた。
当時、我国では電話の需要が爆発的に伸びようとしていた。ただ、今とは酷く環境が違う。
私が、電話を自宅にひいたのはその2年後であったが、そこ頃でも加入権を買うのに、給料の2か月分が必要であった。いまのように、無料で携帯電話がもらえるような時代ではなかったのだ。

電電公社は名が示すように「国営企業」である。当時インフラ整備にまい進しており、私の勤務していた現場も、飛躍的に伸びるであろう「電話需要」に応えるための『電話交換機を収納する器作り』であった。だから、その時点の実需の何倍ものキャパを持つ「巨大な器作り」であった。
時は流れ・・・
電話需要の伸びは、国の予想を上回るものであったが、全国に構築した「巨大な器」が埋まることはなかった!

それは、予測を超えた技術革新であった。電話交換システムはアナログからデジタルへ変った。
クロスバー交換機と呼ばれた機械式の大きな装置を収容する前提で、巨大な器(施設)を作ったのに、次に登場したのは、数百分の一に小型化された『電子式交換機』であった!
その後、電電公社はNTTに変り民営化された。しかし、当時の「巨大な器」の負担(施設の維持費用)はいまも続いているのではなかろうか?
私は、未来予測の難しさと自分の思い出をクロスオーバーさせていた


北朝鮮の軍事パレード
070427(金) dogfight

北朝鮮は25日「朝鮮人民軍創建75周年」に合わせ、大規模な閲兵式と軍事パレードを実施したという。ニュースはこのように伝えた

北朝鮮の閲兵式は2005年10月以来。ミサイルが閲兵式に登場するのは1992年の軍創建60周年の時以来となる。昨年の長距離ミサイル発射や核実験実施などを背景に、軍事力を誇示することで国内の結束を図るとともに、対外的な示威の狙いもあるとみられる。 

朝鮮人民軍創建75周年ということは、日本が朝鮮をj併合してまもなく出来たことになる。笑ってしまうが、こんなことはマスコミは報道しない。
それより、国民が逃散飢え死にする中で、軍事力拡大を目指す思想のバックグランドを想像してしまう。答えはきっと
   『やけくそ』
なんでやろ?軍事力で近隣を脅かし「生きる術を手に入れる」そんなところだろう。
ここまでやっても、見えてくるのは『金王朝の維持』しかないのが悲しい。人民(国民はいないのだろう)が死に絶えても、金王朝が生きていけると思っているのだろう
なんと詰まらんことであろうか!


リフォームと設計
070428(土) dogfight
工業高校を卒業し、18歳で建築設計の道に入り、職場は変ったが職種を変えることなくやってきました。
還暦を迎え、普通なら定年だが、楽隠居の道は見えず、世間様が許してくださる限り、この職業を続けていこうと思う。とはいえ、栄枯盛衰はあった分けで、起承転結の最終に入っていることは間違いない。いまは軟着陸を目指す日々である。
マンションの管理組合の顧問をしながら、我が身を振り返ることも増えてきた。
若い頃から、リフォームを考慮した設計に心掛けてきたほうだと思うが、顧問をしながら「大規模修繕」を現実のものと捉えると、設計段階の配慮次第で、竣工後のメンテ費用に雲泥の差が出ることが分る。

どう言ったものが「メンテが容易」か?
建物の外装なら
 ・単純な形(平面形も立面形も)
 ・陸屋根を避ける(勾配屋根のほうが良い)
 ・複数の建材の混用を避ける
 ・錆の出ない建材
 ・できれば外周に空間を持ち、仮設が容易なこと
設備的には、
 ・メンテスペースを確保しておく
 ・更新時の「仮ルートの想定」

うふふ・・・
こうして書き出してみると
−−−おもしろさなどまるでなく、一見すると無駄なスペースがある−−−こんな風になる。若くて夢多き頃なら一番嫌う建物かもしれない。ただ、いまの私なら「自信を持って奨める」であろう!


持病
070429(日) dogfight
ゴールデンウイークが始まりました!皆さん〜楽しんでいますか?

私は昨日、紀ノ川沿いの古刹を訪ねてみました。綺麗な花を見ると喉が危険になり、困ってしまいました。どうも「花粉に過敏」になっています。では、本文に入ります
歳を取れば嫌でも持病ができる。ただ、まだたいしたものではない。
いま悩まされているのが「肩こりと睡眠障害」です。
家内が逝ってから不眠に苦しんでいたが、どうやら解消しそうである。4月になって、導眠剤を服用していないが眠れるようになってきた。もっとも、昔のように素早く寝つきはしないが…
残っている睡眠障害は「睡眠時無呼吸症候群」です。随分よくなって来ているのですが、卒業とまではいかない。

肩こりは酷くなる一方です。こちらは更年期障害
何れ通過できると思っているが、数年は苦しむだろう。対処療法しかなく、眠る時に湿布を貼っている。

この二つがいまバッティングしている。
睡眠時無呼吸症候群による睡眠障害から逃れるため、マシンを装着して寝るのですが、これをつけると寝返りが出来ない。その結果、寝ているうちに肩こりが酷くなる。肩こりから逃れたるため、マシンを外せば「睡眠不足が蓄積」される。つまり、両者が成立っていないのだ。
困ったものである
追記
紀ノ川沿いの古刹巡りもご覧ください
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/kinki-tanbo/wakayama/tanbo-wakayama.htm


シンメトリー
070430(月) dogfight
予測では、トヨタグループの自動車生産台数は「世界一」になるそうです。
生産台数だけではなく、利益もすごい!中国で躓くことがなければ、企業としても尊敬されるだろう。ただ、もはや「日本の企業」といえるかどうか…

私は運転免許を持たぬ「化石人間」です。車種などまるで知らない。
ただ、車につけられたロゴマークを見て、トヨタのマークが一番洗練されていると思う。トヨタの頭文字『 T 』を実に上手くデザインしている。Tが左右シンメトリーの文字であったことも幸いしているのだろう。
以前は、私は「ベンツのロゴマーク」が最高だと思っていたが、今はトヨタとベンツは双璧だ。
頭文字がシンメトリーの企業なら
 ・H:ホンダ
 ・M:マツダ
しかし、トヨタの「T」ほど洗練されていない。この差は何であろうか?文字の持つ味わいであろうか、それともデザイナーの能力の差か…
日産は、一文字デザインのロゴマークを諦めているかのようである。気の毒なほど「ダサい」


inserted by FC2 system