dogfight高松の長すぎるひとり言
2007年3月
エッセイ&コラム

HPへの回帰陶器山の土二つの意見書水ぬるむ市民運動外野として今年は桜が早そうだ遠くへ行きたい狭き門今週のあまの街道生きろ!議事録に代えて訃報mixi考単身赴任飲酒と運転耐震偽装事件余話狭山池副池ライブドアと外資誰かが守ってくれる自立の兆し喫煙欲しいもの

HPへの回帰
070302(金) dogfight
突然女房がなくなって、寂しくしていた私に息子がmixiを薦めてくれました。
それ以来2年数ヶ月、mixiを楽しんできましたが、1年程前から忙しさもあってHPが疎かになっていました。

mixiは、リアルタイムで反応があり、大変楽しいのですが、反応がわかるだけに「受けたい」気持ちも湧いてきます。本来、へそ曲がりな社会批評が好きだったのに、それも影を潜めるようになってきました。特に、マイミクさんが増えるようになると、無難なテーマを選ぶようになり、それが、最近ではストレスとしてはね帰ってくるようになりました。

HPには、リアルな反応はありません。それが言いたいことを書けるメリットなのだと、思うようになりました。
mixiには「別れ」を告げました。もう一度原点に返り、HPにマイナーな意見を書きつづけようと思います。

家のパソコンには、HPソフトが入っていません。しばらくは事務所でしか更新が出来ません。
最近は、事務所のほうが安らぐので、土日も出勤していることが多いのですが、明日明後日は、顧問先の会議が続きます。
回帰を宣言しながら、またオヤスミしてしまいます。
昨年から休眠中の「身近な自然」も、もう一度復活をしたいと思っていますが、5月ごろになろうかと思います。
関係のない追記
街路樹のシモクレンがいま先の咲きそうです。狭山池のカモは、一気に数を減らしています。
足早な春が迫ってきています


陶器山の土
070303(土) dogfight

アオモジの花

ヒヨドリの変種?(顔が黄色い)

霊園付近の造成地。やっと勾配を直す気か?

13年前の法面/いまだに土が剥き出しになっている

コナラの倒木と浅い根
9時から顧問先の会議。
それまで「あまの街道」を歩こうと、6時半に家を出た。今朝は寒さ が消えている。途中、ベストを脱いで体温調整をする。

あまの街道に、たった1本しかないアオモジが咲いたという。 細長い葉を持つ木で、岡山を北限とする「あるはずの無い木」が10mを超える高さに成 長している。
どんよりした空、葉をおとしたコナラの林に、その部分だけに淡黄緑の空間 が広がる。なんとも、控えめな香りが漂ってくる。それがアオモジです。
命名 にどんな由来があるのだろう?色気を感じるのは私だけであろうか…

終点まで歩く。 途中、K理事長から電話が入る。アカゲラ・オオタカ・ノスリ・クロツグミを見に来て いるという。うふふ…私にはとても時間が無い。と、思ったら、足元からクロツグミが 飛び立った。あ〜あ、電話に気をとられ気づかなかった。
この朝は、野鳥が多かった。
どう見てもヒヨドリなのに、顔と嘴が黄色い。図鑑にもネット検索でも、そんなのいな い。突然変異かな…
上の写真の種類も判らない。ヒタキ類のメスだと思うが(ノビタキが近いかな?)
西山霊園近くの造成地を見た。
どうやら、違反で押し通せないとようやく諦めたようで、法面勾配を法律通りに直そう としている。遣り方の上下に張られた糸を結ぶ勾配(写真中ピンクで表示)が法律で定められたものです。如何 に「削りすぎていた」かがよく分かる。

この斜面、昨年1月に削られたものです。
あれから1年以上が経過しているが「ぺんぺん草1本生えていない」 別に除草剤をまいているわけではない。草の生えない土壌なのだと思う。

13年前に「あまの街道」として、遊歩道整備するとき、道幅を広げている。その時の削 り後でも、わずかにコケが生えているに過ぎない。1年やそこらでは、緑が芽を出すこ とは無い。

あまの街道を「奇跡のオアシス」と紹介するのは、巨大ニュータウンに挟まれて生き残 っただけではない。
1500年前、河内王朝の台所を支えた什器はここで作られた。 その後、明日香に移動するまで「陶器山」と呼ばれ、陶器の土を供給する地であった。 今でも、多くの人が、ここを「陶器山」と呼ぶのは、DNAに記憶が刻まれているからか もしれない。
河内王朝が大和に侵攻したころ、陶器山には木は無かったのではないか?

あれから1000年をかけて、ようやく「薄い表土」を持った。 いまも風が吹けば、コナラが倒れる。あきれるほど浅い根入れしかない。ここにはそれ だけしか、木を養う土が無いのだ!
あまの街道沿いを安易に造成する人よ ここを破壊すれば、修復に1000年掛かることを知って欲しい。表土を大切にして欲しい 。
造成するなら、まず表土を保全して「緑の復活」に備えてください。 次の世代に「あまの街道」を伝える術はそれしかないと、私は思う。


二つの意見書
070304(日) dogfight
昨年に、三つの意見を書きました。
一つは、クライアントの意向に沿わなかったためボツ。二つが裁判資料となりました。 どれも原告側からの依頼で、建築物の「欠陥(違反行為も含む)の指摘と補償要求」に 絡むものです。 勝負で言えば、被告側は「欠陥を認めて補償を表明」しているので、勝ちになるのです が… 問題は補償額です。額に雲泥の差(裁判費用も出ない)があって、調停で済みそうもあ りません。裁判ともなれば、被害額を証明する資料作成を含め、費用が一気に膨れ上が ります。このようになれば、個人が企業を訴える場合「体力差」がモノを言うようにな ります。 企業側が「欠陥の存在」をめぐって延々と裁判を続けるより、あっさり認めて「相手の 体力をそぐ作戦」に思えてなりません。勿論、意見書を書いた私の負担も増えて参りま す。 僅か二例で「傾向」と申し上げる気はありませんが、ますます個人では辛い時代が来た かなと感じています。


水ぬるむ
070305(月) dogfight
街路樹のモクレンが咲き出しました

関西では「お水取りが済まんと春はこん」といわれています。
http://www.todaiji.or.jp/index/hoyo/syunie-open.html
しかし、流石に今年は当てはまりません。記録的な暖冬で、木々の芽吹きの早いこと…

と、まあ格調高く?始めたのですが、言いたいことは「水がぬるみましたな…」です。
私のように、入歯が過半を占めるようになると、冷たい水は「歯にしみる」のです。それが今年は、もう洗面にお湯を使う必要がなくなってきました。 厳冬期、冷水での歯磨きは拷問です。

  「水ぬるむ」
いやあ〜春はよろしいな


市民運動
070306(火) dogfight

もう咲き出したビシャコの花

柔らかなネジキの新芽

アケビの葉(紫色)とつぼみ
私は、自然景観保護運動に参加しています。
多くの方が「活動提案」を送ってくださいます。内容は、まことに正鵠を得たもので大変ありがたいのですが…
その全てを私が出来るはずもありません。そこで、提案を頂いた方に「是非ご自分で行動を起こしていただくよう」お願い申し上げるようにしています。勿論、行動してくださるなら、出来る限りの応援を惜しまないつもりです。ところが、残念ながら帰ってくる返事は「仕事が忙しくて」出来ないそうです。

うむ〜どうも私がとてつもない暇人に見えるようです。
私は、一昨年に自己破産をしており、楽隠居ではない。それどころか、日々の暮らしを支えるため必死で働いている。−−−「忙しくて時間がない−−−という意味なら、私は誰よりも忙しいかもしれない。そんな中で、時間をやりくりしている。市民運動とは、そういうものだと思っている
追記1
NPO法人あまの街道は、明日、大阪府により認証されることになりました。
その打合せに、朝7:15にあまの街道でK理事長と会いました。
 写真は、あまの街道にて
良い季節がやってきました!
追記2
070303で、黄色い顔をしたヒヨドリを紹介しました。
どうやら「貴重な写真」のようです。
野鳥の師匠「F・伊藤様」よりこんなメールを頂きました。

ヒヨドリですが、花の蜜を吸った時に嘴や顔が黄色くなることがあるようです。私も何か の時にこんな事を聞いたことがあり、「ヒヨドリ、花粉、黄色」で検索してみたら、その ようなことが書いてあるHPが出てきました。 ただ、3〜4件を見た限り、イラストはありましたが、写真はありませんでした。

如何ですか!あれは蜜をつけていたのですね


外野として
070307(水) dogfight
東京都知事選に、元宮城県知事・浅野氏が、出馬するという。
浅野氏は宮城県知事を3期務めた後、退任している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E9%87%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E#.E7.B5.8C.E6.AD.B4
宮城出身の浅野氏の宮城県知事は不思議ではない。名声も博したし実績もある。

投票権もない外野の私に、言う資格はないのかも知れぬが、なんとなくしっくりいかぬ。その理由は
 ・宮城県知事後に何で都知事に?
 ・宮城県の成功例が東京でも通じると思う理由は何?
  (東京都人口12,677,917人/宮城県人口2,354,992人)
石原知事の実績を散々こき下ろしての出馬表明であったが、浅野氏在任中に、宮城県は財政悪化している。さて?石原氏を非難するほどの資格があるのであろうか?

外野は楽しみにしている
(でも、首都は国の玄関でもあるわけで、無関心ではいられない)

追記
都知事候補・黒川氏・・・まさにご老体という感じですね


今年は桜が早そうだ
070308(木) dogfight
暖かな気候に慣れたのに、この数日の寒さは何だ!
お陰で私は「風邪気味」だ
今年は桜が早そうだ
昨年、4月の始めに花見をしたが、桜は咲いていなかった。
今年は、4月では桜がなさそうだ。

3月のウイークエンド、空いているのは24日くらい。この日なら、花見のグッドタイミングかな?
あまの街道で、花見の宴はどうであろうか?
ご参加くださる方は、メールをください

  dogfight@mbb.nifty.ne.jp

早朝ウォーキングをしました。
野鳥が多かったです。それも大きな群れで・・・
でも、そろそろ「恋の季節」で群れを解くだろう。野鳥の声が一番美しい季節がそこに来ている
枝いっぱいに止まった野鳥。数十羽はいます。スズメより大型です(上の写真もいっしょ)。
白い腹部。白い眉斑・・・
カシラダカより、ミヤマホオジロと思うが、如何であろうか?


遠くへ行きたい
070309(金) dogfight
旅行など、暫く楽しんでいません。
一人旅が良いという人もいますが、私は「相棒のいない旅」はどうも…

「遠くへ行きたい」
まだ、国鉄といわれた頃のテーマソングです。
古い人間の私は、何とも郷愁を誘う曲で、カラオケで歌える数少ないレパートリーです。
旅行へ行きたいですね。茶飲み友達でも出来ましたら、誘ってみましょうか…そう、古いデジカメを持って
でも、怒られそうです。私はきっと「風景」ばかり写しているでしょう。
明日は、少し時間が作れそう。近場を歩いてみようかな・・・


狭き門
070310(土) dogfight
お気楽なものしか読まないが、読書の習慣がある。
日々、どこかの本屋に立ち寄るが、私が読む文庫本(嵩張って高い単行本は買わない)は肩身の狭い思いをしている。
売るほうとしては、当然の優先(利益)順位がある。
 ・マガジン
 ・マンガ
これらの売れ筋からみれば、文庫本など、どんどん隅に追いやられる。
ただでさえ狭くなった本棚には「過去の文豪」がドカンと腰を据えており、新進作家の場所などありはしない。その意味では、まさに「狭き門」です。私から見れば、楽しみな新進作家が多いと思うのですが、今はなき文豪を押しのけることが出来ないでいる。こんな悪循環で、小説は見放されていく…
最近は、携帯小説なるものがヒットしているとか!携帯電話で小説読むのなあ〜信じられヘン


今週のあまの街道
070312(月) dogfight
寒い朝です!
朝の9時から顧問先で会議。それが済んで、NPOの登記書類に理事の実印が必要なため、戴きにあがりました。そのついでに、片道だけあまの街道を歩いてみました。いまは、そんな時間しか取れません。

コナラの新芽(写真上)が何とも目にやさしい。これを見て嬉しくなりました。

早春の雰囲気漂うあまの街道

ヤブツバキ

西山霊園付近の造成地

国立文楽劇場の舞台裏にて

なんとなく、早春の雰囲気漂うあまの街道です。
常緑のソヨゴ(写真右の緑)ですが、若葉が入れ替わっているようで、若々しい色です。

ヤブツバキ、落ちた花も多いのですが、、まだまだ咲きそうです。

大好きなヤマナラシ(写真上)
大きな花序をいっぱいつけていました。百花繚乱の季節がそこまできています。

ヒメオドリコソウ(写真上)もいっぱい咲いていました。これを見ると「春なんや!」と思います。
西山霊園付近の造成地。
区画が出来上がりつつあります。
一方で、削りすぎた法面(斜面)の修復作業も急ピッチです。

わけのわからん工事です。
あらゆる緑を破壊し尽くして、土を削り、出来上がった区画も全部壊して、法面の復旧。ものすごい余分なコストが掛かっただろうに。最初から法を守っていれば、コストも抑えられただろうし、緑も最低限残っただろうに。
更には、樹齢100年を超える楠木を何で切り倒しんだろう。ランドマークとして珍重されただろうに…
 追記
15時から、国立文楽劇場で行われた、藤間流舞踊の大イベント『藤爽会』に招待されて、行ってまいりました。
私だけでは何の素養もないため、踊りの造詣深い、姉様にご同伴願いました。

私は、踊りの認識を変えなければならない。
 ・躍動感あふれる踊り
 ・鳴り物
 ・長唄
国宝級の名人が奏でる音と声が、マイクなしで、劇場に響き渡る!
感動でした。
(写真は、千秋楽後に舞台裏で)

この後、お師匠さんと食事にカラオケでした。ちょいとご披露できない裏話。良い体験をさせていただきました。

ご招待くださいました、竹川様ありがとうございます


生きろ!
070315(木) dogfight
2月の始めに乳がんの手術を受けた「危ない娘」から、涙の電話があった。
細胞診の結果が出たそうで、それは「最悪」です。
乳がんの中でも、1/150の確率といわれる「転移の多い最悪の悪性」という。これからチェックするが、血液や骨に転移しやすいそうで、来月早々に「転移箇所の切除手術」をするそうです。

私は、涙をこらえながら、声を励ませて「生きるために挑戦しろ」と叫んでいました。

娘よ
生きよ!俺より先に逝くな
まだ、30を僅かに過ぎただけではないか
追記
昨年11月に「胸のしこり」が発見され、当時の細胞診では「良性」と判定。手術の必要もなしという見解でした。ところが年末に、相当な痛みと発熱を伴うようになり、腫瘍そのものも急速に肥大化したため、2月の始めに切除。それから1ヶ月以上して、この日の説明となりました。
ドクターからは、見落としていたことに対するお詫びがあったそうですが、命にかかわることだけに、見過ごせぬ医療過誤だと思っています。残念です!


議事録に代えて
070316(金) dogfight
本日の内容は、3月8日に行われた、あまの街道沿いの分譲地開発者との協議内容です。
本文は、株式会社ウッディーホーム代表取締役 大塚久道様と合意したものです
3月8日19時〜21時、大阪狭山市教育センターで、NPO法人あまの街道の3月例会を開きました。普段の例会と違うのは、この日はゲストをお迎えしていました。

あまの街道トンネル付近の造成地の販売代理を「環境共生型の住まい」を企業ポリシーとする積水ハウスが引受け、そのコマーシャルに「陶器山」を使いました。それを見て「あまの街道を守る開発」を呼びかけたことから、この日の会談が実現しました。
ご出席いただきました方は(順不同)
 株式会社ウッディーホーム代表取締役 大塚久道様(当該造成地の事業主)
 上建築事務所(一級建築士事務所)主宰 浅野 博様(当該造成地の設計者)
 積水ハウス株式会社(堺支店)部長 山内修平様(当該造成地の一部を販売)

NPO法人あまの街道からは、理事監事を含み9名です。
普段は、議事録整備をしておりますが、今回は「議事録に代えて」ということで、このリポートにさせていただきます。

積水ハウス山内部長との会談を予想していた私たちには、少し驚きでしたが、大塚社長のご出席で、率直なお話ができたと思っております。
冒頭、山内部長に「環境共生型の住まい」を企業ポリシーと、あまの街道の造成地を「どのように整合させるのか?」お尋ねしたのですが「当社は販売委託を受けただけ」というご返事で、大塚社長のご出席がなければ、議論は空回りをしただけではなかったかと存じます。
大塚社長は、ビジネスとして当然「秘守義務」もあるということで、話せないこともあるという、表明をいただきました。一方、NPOとしては、すべからく公表することを旨としており、秘密会談はできません。そこで、話せないことについては、当方も聞かないということで合意をいたしました。
以下、項目毎に纏めてまいります。

 ■街道沿い用地の買い上げについて
大塚社長のお話では、
・ バブル以前から「あまの街道沿いの用地は、大阪狭山に残った最後の緑地」として、いずれ「市で買取りたい」という意思表示が、地主に表明されていた。
・ 地主はその意思を尊重し、バブル期に押し寄せる開発業者に、決して土地を売らなかった。
・ 吉田現市長の時代になり、買取りの意思を確認したところ「買わない」という回答で、開発業者への売却を決意した。
・ 地主は、今も「市への売却の意思」を持っているが、期限を切ってほしい

一方、私たちが市長懇談で伺っていた話では、
・ 買取りたいが値段があわない
随分、話が違うものだと思いました。おそらく、市長は「買えない(財政的に)」と答えたのではないかと、想像するのですが、ここで大きな分岐点が生まれたと思う。私たちは、地主に対しよい印象を持っていなかったのですが、この日の会談で、両者の話を聞く必要性を痛感し、反省もいたしました。
ようやく、あまの街道沿いの9000uの土地について、市の買い上げが決まったそうです。続いて沿道全ての買い上げに発展してほしいものです。

 ■トンネル付近の造成について
多くは「秘守義務」で伺うことはできませんでした。株式会社ウッディーホームは造成当初の企業ではありません。ただ、流れの中で、関係があったのかどうか?それはわかりません。
・ 現況の販売部分は、全体計画の3/4程度で、無届で造成されている部分も「計画に入っている」
・ 無届で造成されている部分は地主が複雑に絡みあっている。
・ 地主の了解を得て、無届で造成されたが、池への土砂の流入問題や、法面の放置(地主間の合意ができていない)など、問題は多い。
 ■今後、開発行為があるならば
「今後、開発行為があるならば」という仮定で、話は進行しました。
NPO法人あまの街道より
 ・ 次に開発を行う場合から、沿道から一定幅(目安は25mだが、地形に合わせて増減する)の
  自然景観の保全をして欲しい。
 ・ 計画に際しては、我々の意見を聞いて欲しい。
 ・ あまの街道は、1000年かけてやっと「薄い表土」を作っている。
  容易に緑が再生できない土壌だけに、造成の際には「表土の保管」をして、
  緑化再生に使えるようにして欲しい。
 ・ 積水ハウスも企業ポリシーを発揮して、ランドマークとして、
  巨木を残す開発計画に参画して欲しい

これに対し、ゲスト三社からこのような回答がありました。
 ・ 一定幅を保全する努力をしたい。
 ・行政に保全に向けた「指針」を出すようにNPOからも、さらに行政側に対して具体的な形で
  働きかける必要があるのではないか。
  ⇒保全する地域を購入しないですむ
  ⇒保全した地域に対し、何らかの免除・優遇処置(税の問題も含む)を考えて欲しい
 ・ 保全した地域をどのようにすればよいのか?
  ⇒NPOとしては「何もしないで欲しい=あるがまま」と回答
 ・ 積水として参画できるなら、実現したい
 ・ 三社以外に発注された場合は不可能

このことは、NPO法人あまの街道にも宿題を出されたのだと、私は考えます。今まで以上に、行政に働きかける必要を感じました。
あくまでも「過程の話」ということですが、この日一番の実りある話だと思います。

 ■情報公開
造成現場に、何の表示もないのは異常だと思う。この情報閉鎖が「不法業者」とか「悪徳非業な連中」といった悪いうわさを呼ぶ。これからは、内容の告知をして欲しいし、今後、情報交換の場を持って欲しい。今回の話し合いで、その土壌ができたと思っています。

 ■その他
 ホームページ上での過激な発言や感情的な表現は控えて欲しいと大塚社長より要望がありました。今まで以上に注意してまいります。
なかなか評価を頂くのは難しいかもしれませんが、素寒貧の集まりが、徒手空拳で『ここまで来た』という意味で、私自身は感慨深いものがあります。
「仮に」という前提であっても、次の計画での配慮が合意されているわけで、私は一歩踏み出せたと思っています。
追記
今朝も、あまの街道〜狭山池を歩いて出勤しました。
あまの街道では、野鳥が群れを解き、美しい恋の歌を聞かせてくれる季節になりました。
狭山池では、水鳥が本当に少なくなりました。ヒドリガモと僅かなマガモ、ハシビロガモの姿はもうありません。今年は早い帰国です
こんな自然が何時までもありますように…


訃報
070319(月) dogfight
なんでこう続くのか・・・と思う 。先週金曜日、突然、義父の訃報が入った。 心筋梗塞での急な旅立ちであった。享年97歳 。人は、大往生というかもしれないが、身近なものには「もう充分」はない。

今年2度目の「近親を送る」ことになりました。
くしくも、兄の満中陰と同じ日が葬儀です(ふるさとにはドタキャンを知らせました)。どんどん、彼岸の住人が増え、この世が寂しくなるばかりです。
うふふ、今頃、義父殿は女房と再会しているだろうか…
私は「親戚付き合い」が苦手で、疎かにしてきました。そのツケが今来ようとしている。
家内は、二人姉妹の妹。
家内とその両親が逝くと、残っているのは、義姉だけとなりました。両家が、家族ぐるみで仲良くしてきたのなら、この後も交流が続くと思うが、私が疎遠にしてしまった。

家内亡き後も、正月に一同が会していたが、義父が亡くなってみると、年一度の集まりも「どうなるやろ」とお互いに顔を見合わせた。残る関係は、双方の子供が「従兄弟」という関係だけになってしまった。
早朝4時過ぎに、胸の違和感で、目が覚めた。
その後、2度寝をしたのですが、明け方に変な夢を見ました。
横向きに寝ていたのですが、
ドスンという感じで「重み」を感じました。私を丸めて連れ去ろうとします。人でも獣でもありません。物の怪としか言いようがない。夢にしてはなんともリアルで・・・
僕は、声を荒げて抵抗しました。
一瞬、目が開いて、もう外は明るいことに気づきました。そうしたら、物の怪が去っていきました。 夢見の先生なら、なんと判じるだろうか? 案外、あの世からの迎えだったような気がしている


mixi考
070320(火) dogfight
mixiを退会して2週間ほどになります。
mixi中毒の脱却と、集中力の確保が目的でいたが、まだ「寂しさ」のほうが多い。
出来れば、退会ではなく「休会」出来ればよかったのですが、そんなシステムはない。こんなことからmixiが「ビジネスベース」だと、強く感じました。ようは『やるのか?やめるのか』しかなない
mixi会員はお客様ですが、休会ならもうお客ではない。だったら、やめてもらえばよい…となるのであろう。

休会が出来なくても、自分の意志で「遠ざけておけばよい」という意見もあろうと思うが、それが出来るなら「中毒」とは言わないだろう。
まあ、それでも「言いっぱなしのHPの楽しさ」が少しずつ戻ってきています
関係の無い追記
大日本インクから顧客データが流れた事件で、私の情報があったとして「詫び状」が届きました。
関係ない出来事と思っていましたが、初めての当事者です。とは、素寒貧の私の情報など、何の価値も無かろうに…


単身赴任
070321(水) dogfight
還暦を迎えて、東京本社の役員となり「単身赴任」している友人がいる。
奥様は癌の第4期、それどころではあるまいと思うのだが、平然としている。

2週間ぶりに大阪へ帰ってきて、電話があった。彼とは、久しぶりに呑みにでてその帰り
 「ちょっと古本屋へ」という
これが、ポルノショップであった。なんと、夜の無聊をポルノで補っているそうな!

私は、スケベ顔のようで「お好き」なタイプに見られるのですが、この手はまったくだめです。
ポルノショップへ入るのも初めてです。
そこで、店主の了解を得てパチリ
 うむ〜すごい種類があるものだ!
こんなん捕まらへんか?と思うものがずらりと並んでいる。

これが単身赴任の過ごし方としたら「寂しすぎるなあ〜」と感じた。
昨年11月から更新できていなかった
身近な自然」を更新しました。一度覗いてみてください


飲酒と運転
070322(木) dogfight
車の運転はできないので、詳しくはありませんが、わが国の「飲酒運転に関する罰則」は、世界有数のキツさになったのではないか!

反則金だけではなく社会的制裁も増え、飲酒運転は「首を覚悟」でとなりました。さらには、飲ませた側にも同等の罰則ができ、周囲の制止義務も生じました。

先日も鳥取へ出張したのですが…
業務を終えた夜、労いをこめて酒席が設けられました。宴はお開きとなったところで配られたのは「タクシーチケット」です。時代の様変わりを感じる出来事でした。

ここからが「天邪鬼」です。
本来、飲酒と運転は別次元の問題ではないかと思う。
ハイウェイのサービスエリアでは、お酒の類は売られていない。お酒は、ドライバーが飲むとは限らない。私のように間違っても運転しない者には「旅先でアルコールがない」のは寂しい限りです。
(今日は批判的な感想の方が多いだろうな)


耐震偽造事件余話
070323(金) dogfight
姉歯建築士に端を発した、耐震偽造事件は忘れてすむような問題ではない。しかし、マスコミが忘れているうちに、大変なことになってきた。
当初から予想された「耐震偽装予防策」は、第三者機関を創設して「客観的検証」をすることであった。
それが、本年6月1日から実施されることとなっている。ただし、未だに細則が決まっていない。それを良いことに、過剰な方向に進んでいる。

6月1日以降、一定規模以上のものは、第三者機関で「構造チェック」を受けた後、民間検査機関へ「建築確認申請」が提出されて、審査を受けることになる。ここでの問題は、
 ・第三者機関のチェック費用は相当高く(数十万円)なるだろう
 ・チェックに必要な時間が読めない
つまり「時間と費用」という二つの負担が増える。これの負担をめぐり、暫くは建築界を揺るがすだろう。さらには、もっと問題なのは、第三者機関が「チェックがしやすい」ように、入力書式だけではなく「入力条件」も統一されることです。

構造設計と構造計算は同じではありません。
力学的な「条件設定」をして、ローコストな設計を導き出すのが「構造設計」です。入力条件は統一されれば、それがなくなり、もう構造設計は必要ありません。これは、誰が担当しようと「答えは一緒」を意味します。
これからは「構造設計がいらない」と、有能な構造屋がぼやいていた。

構造基準は建築基準法の一部で、その変更は法律として国会で審議されるものです。しかし、第三者機関の「構造チェック」は、均質化の名の元に国会審議を経ずに「基準の強化」が行われることです。このことによって、今後、躯体(構造体)費用は2〜3割程度上昇するのではないか。
ドサクサ紛れの「基準強化」で、個人責任はますます遠ざかる。
今後は、構造強度を自己責任で高めることも出来なくなる。
私は、構造強度とは「自己責任」で決めるべきだと思ってる。半年で壊れてもいい建物もあれば、100年以上の耐用年数を必要とするものもあるだろう。そんな選択が出来ないのである。

過剰な「安全性」は、経済的な損失を招く。第三者機関という魔物がいま、生まれようとしている!


狭山池副池
070324(土) dogfight
少し歩くコースを変えてみようと、22日「狭山池副池」を歩いてみました。
もう一つ、市民組織もしっかりしており、資金も潤沢な「副池」の自然を見てみたかったのです。率直は感想は、
 ・まったく公園化されていて、自然とは言いがたい
 ・想像以上に狭いエリア

詳しくは、こちらをご覧いただきたいのですが、ここには、私たちが望むものが全部ありました
 ・専用駐車場
 ・男女別トイレの完備
 ・雨でも利用できるあずまや
 ・夜間照明
 ・イラストマップ
 ・植物や生物を紹介するサイン
ここで、多くの市民団体が目指している「自然」が、あまの街道なら数十倍の規模で残っている。ただ、なんら保護策もないまま「消滅の危機」を迎えている。
なんとも割り切れない気分になりました。


ライブドアと外資
070325(日) dogfight
ライブドア事件の逮捕者が軒並み実刑の判決を受けて控訴しています。
私には、とても真実を見抜く手段がありませんが、ライブドアの栄枯盛衰のすべてに「外資が見え隠れしている」そう感じるのは、私だけであろうか?
急成長の資金、株価の吊り上げ、さらには「事件発覚」後のライブドアを食い散らかした外資。
まるで、堀江氏は外資に踊らされた操り人形のように感じる。
ライブドアの命名・・・今となってはなんと皮肉であろうか
今日から出張です。2日間、HPを休みます


誰かが守ってくれる
070327(火) dogfight
仕事で、マンション管理組合の顧問をしています。 個人的には、NPO法人あまの街道を通じて自然保護運動を始めています。 このような体験を通じて感じたことを書いてみます。
  「自分の権利を誰かが守ってくれる」と思ってい る人が多い。
残念ながら、そんなに都合よくは世の中は出来ていないと思います。むしろ、「誰かが守ってくれる」と思っている内に、すっくり食い物にされる可能性が高いことです。

顧問先のマンション管理組合では、2度目の「大規模修繕」に着手しています。
所有者の財産にかかわることで、3/4の賛成で議決を要する重要事項ですが、管理組合の総会を開いても、理事以外でご参加くださるのは5%程度です。真剣に、自分の財産を守る意思があるなら、傍観できないはずなのですが、まことに残念です。
現理事の皆様がまことに真摯で、舵取りも立派だから良いものの、もし不正があるようなら取り返しがつきません。もう少し、「誰かが守ってくれる」のではなく『自分で守る』姿勢があったほうが良いだろうに…

自然景観保護運動も、やはり「誰かが守ってくれる」と思ってい る方が多い。
徒手空拳の素寒貧が、出せるものは「知恵と汗だけ」で頑張っています。守るにはイマジネーションが必要です。なくなってから『大変だ!』では手遅れです。在るうちに『無くなった状況の想像』が必要で、危機意識が欠けているのではないだろうか

私たちは、僅かな可能性を求めて、火の無いところに煙を立てるがごとくの運動を展開しています。多くの方にご賛同いただくには『結果の示す』が必要なのだろうが、ただ、それは遠い道のりだと覚悟を固めています。
追記
統一地方選挙真っ盛りです。自民党府会議員候補の 古川てるひと後援会便り(郵便受けに配布)には−−−皆さんとの約束−−−として、あまの街道(陶器山周辺)の自然環境保全と言うタイトルで 自然環境を守ることは、子どもたちを守ることにつながります! 規制条例の制定も視野に環境保全に努めます。 (規制条例の具現化) と言う約束が書かれております。
NPOは政治活動を禁止されていますので、直接的なことはできませんが、選挙公約に「あまの街道」が取りあげらるようになったことはうれしい限りです。


自立の兆し
070328(水) dogfight
家内が突然逝って2年半、直後に、ニート問題が表面化した。
家内の死はショックであったはずだが、次男は自立をしない。私が一緒に暮らせば、自分の生活を守るために、結果としてニートを助けてしまう。そこで自立を促すために、マイホームを捨てた。さらには、私の事業の失敗もあり、自己破産の道を選びました。昨年12月に、家は競売となったが、その後もニートの息子は家を占拠していた。

ところが数日前、息子から電話があった。『家を出ることにした』という。それは携帯電話からであった。
 ・家を出る
 ・携帯電話を持っている
これは、次男が自立の道を歩み始めた証であろうか?
私が、家を捨て自己破産を選んだのは、次男に『働くか餓死か』を迫る非常手段であった。全てを捨てる非常手段が、功を奏したと思いたい。そうあって欲しいと願っている


喫煙
070329(木) dogfight
アイドルタレントの卵(未成年)が喫煙を指摘されて「タレント生命を断念」したそうです。
  うむ〜
建前はそうに違いないが、いま時、喫煙でと思わぬわけではない。どうも、高校野球球児に完全無欠さを求めるに似た「バカバカしさ」を感じる。ただ「人に夢を与える」アイドル志望であるからには「建前重視」も必要なのだろう。未成年の彼女に建前の大切さを教える大人がいなかったか?

マスコミの格好の餌食になったのであろが、まあ、私にはどうでもええことです。
つまらん世界ですね!


欲しいもの
070331(土) dogfight
コピー機のメンテ契約をしているキャノンの営業マン氏が「顧客満足度のアンケート」と称して入り込んできた。軽く付合う気だったのに、1時間粘られた。それだけ相手の誘導が巧みであった(ようはプロなのだ)。
一応、OA機器はそろっている。昨年末から今年にかけて更新もしている。取りあえずは、不足はないのだが、それでも「欲しいものは…」と問われれば

 ・携帯パソコン
鳥取への出張が多い。片道約4時間、この時間がもったいない。会議のレジメ作成。会議後なら「議事録の作成」と、移動時間を利用して出来ることはたくさんある。勿論メールの送受信もあれば、調べものでインターネットも利用できる。
パナソニックは「落としても壊れない」とPRしているB5サイズの「売れ筋」があるそうな。バッテリーも7時間と長時間使用が出来る。次に欲しいものナンバー1です

 ・テレビ会議
遠方の物件では、現地の設計事務所との連携が必要になる。メールでデータのやり取りは出来るが、図面を示して「ここをこう直す」などという打ち合わせが出来ない。テレビ会議が出来れば、リアルタイムでビジュアルな打ち合わせが出来る。ただ、このシステム、まだ100万円以上しており、私には高嶺の花です

 ・高性能デジカメ
仕事上のOA機器を優先するので、デジカメに金が回らぬ。未だに、200万画素という時代遅れを使っている。ただ、余裕が出来たからといって一眼レフを買う気はない。常に携帯するので、もう少しコンパクトなものが欲しい。デジカメは、仕事で使うが、頻度は「趣味」のほうが多い。それが優先順位の低い理由になっている。とは言いながら、趣味の世界でも支障が出だしている。ネット上の掲載なら200万画素でも何とかなるが、NPO活動でプリントが増えると、なんともみすぼらしい。
テレビ会議システムは手の届く値段になるまで待つつもりだが、携帯パソコンとデジカメは・・・悩みそうだ


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