dogfight高松の長すぎるひとり言
2007年2月
エッセイ&コラム

まるっぽ僻みでフェイク別れ兄は大僧正れ軽い話で主夫かえる百円のベンツ原点思考を転換してはどうかブログへの解答標準図さあ〜守り僧坊酒脱「脱ダム宣言」自宅勤務嬉しい知らせ待つ非接触近況報告散歩

まるっぽ僻みで
070201(木) dogfight

まずは写真をご覧戴きたい。大阪狭山市の広報冊子の表紙です。

表表紙に「おおさかさやま」と書かれていて、裏表紙全面は、狭山池で行われる「植樹際」の紹介です。狭山池は、平成の大改修で「丸裸」になり、そのため安藤忠雄先生の肝いりで「桜並木」の復活に力を入れている。
 狭山池と歴史を共有する「あまの街道」
自然がまだたくさん残っているのに、保護の手はない。次々と破壊されていくのみである。いまならまだ保護できるのに。破壊してから復旧するより、保全するほうがよいと思うのに…

この冊子、表紙込みで13ページ。この中に、狭山池に関する記述がこんなにある
 ・Town Topics:狭山池クリーンアクション(狭山池の清掃)
 ・情報のページ:狭山池博物館で「公開講座」の紹介
 ・市民活動広場:副池ため池環境づくり
 ・議会便り:古川照人議員の質問「狭山池の魅力について」
古川先生は、質問の容で「狭山池賛美」を叫んでいらっしゃる。
でも、あまの街道に関するアンケートにはご返事をいただけませんでした。きっと、あまの街道など歩いたこともないのだろう。うふふ…存在すら知らないかもね(安藤先生も存在を知らないだろうな)。
広報冊子で、狭山池がこれだけ取り入れられているのに、あまの街道に関する記述は「一言もない」
せめて、狭山池の1/10でも取上げてくれれば、市民の目があまの街道の保全に向いてくれるだろうに…
狭山池は、維持管理や整備に毎年相当の公共投資が行われている。まあ「美味しい」関係者も多いのだろう。あはは…その点、あまの街道に公共投資など「なん〜もない!」
政治家先生に、名士の先生方には「魅力がない」んだろうな…

私は、まるっぽ僻んでいる!
追記
今朝早く、川口代表から電話を戴いた。
政治家、行政、市民団体が狭山池で浮かれている間に、あまの街道では、また「無断造成」が始まっている。大きなコンクリート片がたくさん混じる土(おそらく廃棄物)で、谷が埋められていく。


フェイク
0702020(金) dogfight
楡 周平 作品「フェイク」を読みました。

http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%9E%BE%8E%FC%95%BD/list.html
楡 周平氏は、朝倉恭介シリーズのハードボイルドといった印象が濃かったのですが、今度ばかりは違いました。
コミカルな作品で、気弱な青年が小さな詐欺を重ねて、賢い筈の人間の「ハナを明かしていく」おもしろい作品です。

これを読みながら「100万ドルを取戻せ」を思い浮かべました。
http://www.superdramatv.com/line/movie/100man.html
イギリスの国会議員だったジェフリー・アーチャが、詐欺で100万ドルを失って、実体験をもとに小説に書いて、それを「印税」で取り返したわけです。

フェイクは「100万ドルを取戻せ」と共通する雰囲気を持っていて、楽しく読みました
関係のない追記
今朝、ふるさとから連絡が入りました。
兄がいよいよ・・・らしい
何時でも、ふるさとへいける準備はしてあります。

栄養補給を止めて、10日以上になるというのに、生命力とはなんと素晴らしいのであろう。ただ、自分の体を燃焼して生きているわけで、そのやつれ方は酷いそうだ。
治る病なら、1日でも長生きを願うが、いまは「安らかな眠り」を祈るばかりです。


別れ
070203(土) dogfight
深夜の連絡から程なくして兄は旅立ちました。

10時に「通夜は明日・葬儀は明後日」と連絡が入りました。
きっと、義姉の意思で通夜が明日になったのだろう。
私も、家内を亡くしたとき「別れるのが嫌」で通夜をあえて遅くした覚えがあります。

ふるさとへ帰る準備を済ませ、あまの街道へ出かけました。
家内を送ったときも、家から棺を送り出す前に、あまの街道を歩いたものだ。悲しいとき、ここは安らぎをくれる。それでも、青い空を見上げると涙がこぼれてきた。

  お母さん、そっちの住人が増えましたね
  でも、僕はもう少し、こっちで頑張るよ

後2週間で、私は年金をもらう立場に変ります。さて、神様は私をいくつまで生かすのだろうか?そのときがくるまで、一所懸命に生きてみよう
明日は、あまの街道で「陶器山清掃」があります。それに参加してから、ふるさとへ向かいます


兄は大僧正
070205(月) dogfight
兄の葬儀を済ませました。
祭壇のすぐ脇の花輪に私の名前がありました。
実家の姓を継ぐ直系男子はもう私だけ。末っ子の私がいつの間にか、直系筆頭になっていたのです。なんや「次はお前や」と言われているような気になりました。

わが国では「死ねば仏」と言いますが…
葬儀の読経で「すでに大僧正」と言う言葉が出てきました。そうか、兄はお釈迦様の弟子となり、はや「大僧正」にまでなったのか…

姉と顔を見合わせ「次は誰やろ」と。辛いな…


軽い話で
070206(火) dogfight
通夜の日、気を紛らわす目的もあって、陶器山清掃に参加しました。
もう何年も続けられており、案外汚れてはおらず「清掃しながらウオーキング」です。校区にある小中学校も参加して、活気あるあまの街道でした(こんな風になればいいのに)。
私達は最後尾を歩いたのですが、皆さん「話とウオーキング」に夢中で、まだ拾うゴミがありました。谷に落ちたビニールや木に引っかかったビニールです。
ねんでか?パンストも木に掛かっていました。不謹慎な想像もしましたが、それは追求しないように…

葬儀も終えて、早朝、大阪へ戻りました。
近鉄特急にケバイ娘さんが二人乗ってきました。大阪到着30分前から、盛大に化粧です。スプレーを使われたのには参った。彼女達には、周りは見えないようだ

列車から「久居の風力発電」が見えた。山の稜線に数十の風車がならぶ。なかなか荘厳な風景です。ただ、写真は上手く写せませんでした

これから打合せに出かけます
今日は、かおりは風邪でダウン。ちょいと寂しい事務所です


主夫かえる
070207(水) dogfight
葬儀で3日間留守にして、アパート(ホンマ!昔のアパート)へ帰ったら、途端に主夫に戻る。
前日が「生ゴミ」を出す日で、随分溜まっていたので気していたのですが、これは(息子が)出してあった。
しかし昨夜は、月1度の「粗大ゴミ」の日。先月、これを忘れたため、親子で大喧嘩となった。居候とはメイドの役目もするものだと、悔し涙であった。今度これを忘れるともう大変。ゴミだし場まで運んだ。

冷蔵庫は…
パン、牛乳、卵が補給してない。これは今日買って帰ろう。

私の衣類は「5日でローテンション」している。葬儀で留守にした3日分を洗っておかないと、危険になる。
疲れていたが、洗濯も済ませて「おやすみ」でした。
今日は、朝一で病院へ。導眠剤と湿布薬が切れたので…
出勤したら、注文していたプロッターが届いた。
まずは大きさに呆然。いままで使っていたものより、巾が25cm大きい。究極の狭さの事務所では致命的である。
  そこで「大移動」です
本棚を玄関に移した。これで、玄関の巾は50cmとなった。デブは、当事務所には入れない。
本棚のあったところに冷蔵庫を移し、プロッターの巾を確保。もう、腕はだるいし、汗だくである。なにせ、普段は主夫で「力仕事」などしないから…
それから、プロッターのスタンドを組み立てた。もうだめだ〜

かおりは熱が下がらずダウンしたまま
プロッター本体は一人では持ち上がらない。応援を頼んだのですが…
さてどうなるやら


百円のベンツ
070208(木) dogfight
ある営業マンのボヤキを聞きました。

ちょいと問題のある技術系女子社員が、営業にまわされてきたそうです。上司の命令で、一緒に営業に回っているそうですが、困り果てているという。

内容や予算の交渉中に「技術的には困難ではないから、クライアントの要望を受け入れるべきだ」と、批判を展開するという。それを聞いて
 「彼女、コスト感覚がないんやろ?」
 「そうですねん」
つまり、要求と予算がまるであっていないから、予算内でできることを交渉しているのに、技術的に可能かどうか?しか判断しないようだ。

そこで彼は、言ったそうだ
 「ベンツを100円で売るなら、誰でも営業ができる」
500万円のベンツを500万円で売るために「営業」があるという。
なるほど「上手い例えだ」と感心した


原点
0702090(金) dogfight
昨夜、NPOあまの街道の2月例会がありました。そこで、大阪狭山市議さんへの「アンケート結果の報告」をしました。

お答えを頂戴したのは17名中11名。良い結果です!
少し内容に触れてみます。詳しくはこちらをどうぞ
http://amanokaido.web.fc2.com/mamoru-katudo-jisseki.html#enquete-kekka

□あまの街道を知っていますか?・・・全員が知っている
□あまの街道を歩いたことがありますか
 ・何度か歩いたことがある・・・9名
 ・よく歩いている・・・2名
歩いた感想をコメントしていただいたのですが、複数の先生が「小学校の頃の思い出」を書いていらっしゃいます。大人になって歩いたことがあるのかな?
□歩くことで健康になることをどう評価するか
これに対し、2名の先生が「因果関係を証明できない」とネガティブな返事でした。
 ・森林浴
 ・土の道は足腰に優しい
 ・緩やかななアップダウンで適度な運動になる
これはどれも狭山池にはないメリットです。現に、医者に見離されて、ここで健康回復を遂げた方がたくさんいるのに。医療費の削減に役に立っている
□あまの街道を未来に伝えたいか・・・全員が賛成

ここまでは、総論賛成なのですが
では、未来へ伝える手段は?問うと(複数回答あり)
 ・景観保護条例を制定して守る・・・6名が賛成
 ・保全範囲を市が買取る・・・8名
でも、半数以上の議員が「私有権を制限すべきではない」「予算に制限がある」などとコメントしており、本音はどうかな?
私有権を制限せずに、保護条例ができるなら、教えて欲しい。世の中の流れは、景観は「市民の財産」と認識され、私有権の制限は当然となってきている。

前途多難なことを改めて知るアンケートでした。
その後、私達の保護運動の「原点は何か?」という話になりました。
あまの街道が、開発という名の破壊に晒されなければ、以前通りの「地味な存在でよかった」と思う。 決して「観光地」になることを望んでいるわけではない。 人知れずの内に「葬られ」そうなので、一般の方に「知ってもらう」運動を初めたに過ぎない。

一同、改めて「マイナーな運動である」ことに頷いた。そう…原点は『静かな佇まい』なのだ
追記
あまの街道を破壊した「宅地分譲」が、地元紙に広告掲載している。その中で、環境のよさをPRするのに「あまの街道」を載せていた。
http://www.community2525.com/K_omisekoukoku.html#
★積水ハウス2つの街の宅地分譲(建築条件付) ウエストコート

  ちょっとまて!
それを破壊してるのはお前らやないか
まるでブラックジョークである


思考を転換してはどうか
070210(土) dogfight
昨日の続きです

あまの街道を破壊した宅地造成。その販売を積水ハウスに委託している。積水ハウスは、宅地分譲を地元紙に広告掲載している。
★積水ハウス2つの街の宅地分譲(建築条件付) ウエストコート
その中で、環境のよさをPRするのに「あまの街道」を載せた。

  ちょっとまて!それを破壊してるのはお前らやないか

と、怒ってみたのですが、ひとつの出口かもしれない。以下、私の想像に過ぎないが…

積水ハウスは販売を請け負って考えた。「売りは何だ!」と
  あるではないか!あまの街道が
もし、あまの街道に価値を認めたなら、次に控える「大規模開発」で、薄皮1枚でも街道沿いの林を残す可能性があるのではないか?
あまの街道から20mの範囲内を、市に売却する交渉が大詰めにきているという噂も、開発側の思惑に絡んでいるのではないか。
  ならば、なんと行政側は交渉が下手であろうか!
開発側が「あまの街道の価値」を利用しようとしているなら、市としては「提供を求める」ことでよいのではないか。さらには、景観保護条例に進むチャンスでもあると思う。

市も開発側も視野が狭い。
もっと「あまの街道愛好者」の意見を聞けば、自然を活かした街づくりができるであろうに・・・

ブログへの回答
070211(日) dogfight
あまの街道ホームページに対する投稿で、私たちと、違う意見が述べられています。
きちんと意見の相違を整理して「違いを認める」ことを含めて、議論しようと思います。
本日の掲載は、まだ途中経過ですが、ごらんください。
皆様のご意見は、ブログのほうに書き込みいただければうれしいです。
http://amanokaido.blog74.fc2.com/blog-entry-33.html#all
あきれ虫さま
ご回答いただきありがとうございます。
こんなオンラインの遣り取りではなく、お会いして話したいですね

まず、私の基本的なスタンスをお話しておきます。
先に述べたように、職業柄、開発を否定しているわけではありません。もっと、自然景観と調和する方法があるだろうと思うわけです。
個人でも、あまの街道に関するホームページを持っておりますが、このことはかなり早い時期から申し上げています。開発は
・ 法の遵守
・ 周囲との調和
これが必要だと考えています。
では、お答えいただきました件に付いて、コメントさせていただきます。

□池への土砂流入に対する対応ですが、
―――緊急ではない、田植え時期まで―――ということですね
驚きました。普通はこのような苦情には早急に対応するものと思っておりました。ただ、流入した土砂を浚渫し、さらに今後の流入防止工事をすると仮定するなら、時間的な余裕はあるとは思えません。更に、昔から、池をさらう工事は「雨の少ない冬」が常識です。どうも私の知識で判断してはいけないようですね

□次に進入路について
最初の開発は「ミカン畑を作る」から出発し、29戸の宅地開発申請を出しています。
何故、29戸かというと、大阪府条例で「30戸以上は大規模開発」となり、進入路が2ヶ所必要になります。ご承知のように、あの場所に入る道は1箇所しかありません。
現在、積水ハウスが販売しているところは、名義を変えて(所有者が違うことになっている)、やはり「小規模開発」で申請されています。ちなみに、販売されているところ以外は、さらに名義が変わっており、何ら申請を出すことなく、造成されています。
つまり、積水ハウスが販売しているところ以外は、全て「工事用進入路」として、行政に話しています。如何ですか?あの広さならヘリコプター着陸できると思いませんか

□斜面保護について
あきれ虫さん、あなたがおっしゃるように「約束が守られない」から問題なのです。
既に宅地分譲が済んでおり、かなり早い時期からガリー侵食が進行しているのに「処置方法を検討中ということらしいです」とは、暢気な話しですね。
谷を埋める云々は、前項でお話しましたので省きます。
また「現況で問題あれば行政指導がされると思いますが・・・」これも、約束が守られない。絵に書いた餅だから、私は不信感を持ってしまいます。

□財産権について
自分の土地だから何をしても良い・・・というわけではありません。だから法律があります。
私は、1000年続いた道を「静かな佇まい」で残して欲しいと願っています。ただ、一切開発するなという話しではありません。
概念として「景観は市民の共有財産」というのが認知されてきており、国の景観法が強化されました。これに基づいて多くの自治体が「景観保護条例制定」に動いています。ここでは、景観保護の目的に限って私有権の制約が許されています。
あまの街道でも、西山霊園付近の開発に見るような「草木1本残さぬ」やり方ではなく、街道沿い数十メートルを自然のまま残して欲しいと願っています。

□ナショナルトラストについて
―――もし、森が大事で自然が大事で保全が必要であれば、あなた方が土地所有者と交渉して土地を買えばいいんじゃないかと思ってしまいます。自分の腹は痛めずして何の説得力があるのでしょう?―――
本気でそう思っていらっしゃいますか?
私は素寒貧でお金はありませんが、その分、行動で示しています。多くは手作りで済ませますが、それに費やす時間は少なくありません。現役で働く身には、緩くはありません。NPO申請の膨大な書類も自分で作っています。毎月の会議費や、連絡通信費は自腹です。私のできる限度いっぱいでやっています。
私だけではありません、ホームページもボランティアでお願いしています。イラストもプロがボランティアでしてくださっています。皆さんが手弁当で、自費負担です。

もし、私に潤沢なお金があれば、購入する行動を取ったと思います。
NPO設立メンバーもその意思を持っており、定款で「今後はナショナルトラスト運動を視野に入れる」と、目標に掲げています。是非一度お読みください。
なお、あきれ虫さんのような言い方をされると、貧乏人には「自然保護を言う資格はない」と、ひがんでしまいますね。
『金がないなら知恵を出せ、知恵がないなら汗を出せ』
私の大好きな言葉です。私にはこれしかできませんので


先日、コミュニティー誌に、問題の土地の販売広告が載りました。
積水ハウスの「売りの文句」は、陶器山を取上げ―――豊かな自然に囲まれた良い環境―――でした。まるでブラックジョークのようだと、頭にきたのですが、一晩考えました。そこで、
ようやく「あまの街道がセールスポイントなる」ことに気付いてくれたと、嬉しくなりました。
いま私は、積水ハウスのできるだけ上層部の方にあって話しをしようと考えています。あまの街道を壊す開発から「活かす開発」に転換できるのではないかと、根拠のない期待をもっています。

毎月、第2木曜日にフリートーキングをしています。是非一度ご参加ください。
違う意見、違う価値観であっても、お互いの考えを尊重できれば素晴らしいと私は思います。


標準図
070212(月) dogfight
国交省の土木系は2004年から、建築系でも2005年から『電子納品』になりました。これは、国際平準化『カルス』に基づく変化です。

私は今、ビジネスホテルの設計をしてます。
もう、全国に60棟を展開するホテルチェーンで、数年以内100棟を目指す勢いです。当然品質の均一化を狙って「標準図」なるものが作られてきた。ところが・・・
この標準図「門外不出」だという。標準図を受け取るのに「秘守義務契約」にサインする必要がある。

  ちょっとおかしいヤン
関係者に配布し内容を徹底してこそ「標準図」の意義がある。それが門外不出では活かしようがない。さらには、データではもらえない。「見るだけ」である。これでは仕事にならない。
たまたま、優秀な若者に出会ったこともあり、アウトソーシングで書き写してもらっている。標準図をデータとして所有してしまえば、使い回しが出来る。後は敷地に合わせて「変化させる」だけです。
今回はコストの合わない仕事になるが、次からは大幅に作業を省力化できる。

それにしても不思議な会社である。
60棟もホテルを運営しながら『電子納品』させていないのです。つまり、データの蓄積を行っていない。だから私のように「書き写す」作業がでる。何とも無駄だと思うのは私だけあろうか?


さあ〜
07021408(水) dogfight
バレンタインデーですね
かおりが健康なら義理チョコがあるのですが…
それでも、姉様から貴重なチョコが届きました。ありがとうございます。これがないと、不毛のバレンタインデーでした。

パニックは少し落ち着きました
昨夜は早く帰り、酒を飲んで10時には布団に入りました。案外ネジが抜けていて、パニックの割にぐっすりでした。

積水ハウスへ、あまの街道の「活かす開発」を要望する問いかけを致しました。−−−環境共生の住い−−−企業としてこのような標榜をなさっており、誠意ある回答を待っています。

早朝に起き、家事を済ませて、あまの街道を歩いてから出勤しました。気を落ち着かせるには、これに限ります。
さらに、私をパニックにしていた出来事(仕事上のこと)も、9時半からの打合せで、目途が立ちました。

さあ〜頑張りましょう


守り
070218(日) dogfight
070212にフォーラムに出席してきました
NPO法人あまの街道設立準備室は、まだ産声さえ上げておらず、小さな存在です。1日の工程中、PRの機会はポスターセッションと懇親会(立食)だけでしたが、できることはしたと思っています。
悔しかったのは、配るパンフすらないこと。あまの街道ホームページを紹介するカードを片手に、話の輪に割り込んでいきました。

−−−で、何をしたいのですか?
当然そう聞かれます。
周りは、何もないところに作り上げたグループや、花いっぱい運動をしているサークルで、前向き建設的な人たちです。
それに対し、私たちは
 ・もう何もして欲しくない
 ・花も植えて欲しくない
これ以上「破壊しないで」というものです。
守る運動の難しさに打ちのめされた日でもありました。

市長と話す機会もありましたが、さて?どれだけ理解してくれているのだろう。
アダプトプログラムの可能性も調べてみました。
本来行政が行うべきことを、民間が行うことで、行政効率を上げ、民間に補助金を出すものです。これには、議会決議が必要ですが…大阪狭山市は、議決されていません。
市長は「若いがやり手」の評価を得ていますが、景観保護条例の制定に否定的だし、案外「世の動き」に背を向けているのかな

唯一明るくなったのが、大阪府があまの街道を評価していたことです。
大阪には、高野街道や熊野街道がありますが、面影を残すのは「あまの街道」だけです。
15年前、大阪府は「積極的な保存」を働きかけたそうですが、なしの礫だったとか。
ポスターセッションで、あまの街道の保護を訴えるポスターを見たとき「うれしくなった」そうです。

できることからやっていきます。
積水ハウスから何の返事もありません。なければ「ない」という報告をしていきます。
いまは『知ってもらう』ことに力を注ぎます

僧坊酒
072020(火) dogfight
高野山金剛峰寺は女人禁制でした。
http://www.koyasan.or.jp/
夫婦でお参りにいく場合、岩室で別れて旦那は高野山へ、奥さんは天野山へ向かった。これが天野街道です。そして奥さんは、天野山金剛寺の僧坊で、旦那の帰りを待ったという。
http://www.y-morimoto.com/s_saigoku/s_saigoku07.html
そこで振舞われたのが「僧坊酒」です。

豊臣秀吉がめでたという、酒度100という「甘い酒」です。
一時途絶えた僧坊酒ですが、昭和期に入って復元されました。
http://www.amanosake.com/
話には聞いていましたが、呑んだことがありませんでした。ところが…息子がこれを持ち帰ったのです。何せ、生産量が少なく高価な酒です。
琥珀色したこの酒は、まるで蜂蜜を飲むようです。
その昔、奥さんたちは、5倍に薄めて飲んだという。氷とソーダ水で割って呑んだら美味いだろうなお思わせる味です。
貴重な体験となりました。


脱「脱ダム宣言」
070221水) dogfight
田中前長野県知事が提唱した脱ダム宣言。脚光を浴びたものの、なんら前進することなく、選挙戦と洪水が重なり落選。なんとも皮肉な話です。
わたしは、はなから「脱ダム宣言」に懐疑的で、幾度も批判してきました。日本一急峻な地形の長野県が、大平原のヨーロッパをモデルにするのが、土台無理なのです。

知事が変わって、最初の宣言が「ダム建設宣言」でした。思えば遠回りをしたものです。
長野県だけではありません。やはり「脱ダム宣言」で当選した滋賀県知事もダム建設宣言を出し、選挙民から批判を浴びている。
しかし、脱ダムでは不可能と判断したなら、批判を浴びても政策変更をするべきです。
ただ、長野県が「治水」の問題であったのに対し、滋賀県は「利水」の問題であった。ダム建設は、洪水防止だけではなく、貴重な水資源利用の手段でもあります。

奇をてらって、市民を危険にさらすべきではありません。
ただ、自然保護との折り合いも忘れずに…


自宅勤務
070222(木) dogfight
おかりの長期の病欠で、仕事の予定がまったく狂ってしまった。
かおりはドクターの指示で自宅安静しているという。ただ、変調の自覚症状はないとか。ならば、窮余の一策で「自宅勤務」はどうかと働きかけたところ、OKだという。

かおりを様々なことで頼りにしていたのだと、このたびの出来事でつくづく知った。根本的な解決は今後必要になるが、取りあえずCAD入力なら自宅でもできる。原稿を作ってFAXで送り、入力データはメールでもらう。
何でこれを早く気づかなんだか!それだけ私はパニックになっていたのだろう
関係のない追記
建築家・黒川紀章氏が、東京都知事選出馬を発表したという。
うむ〜なんと唐突な…という印象がある。最近はめっきり、安藤忠雄先生のおかげで「影の薄い存在」になった黒川氏。話題作りの出馬というのは穿った見方だろうか?


嬉しい知らせ
070223(金) dogfight
−−−あまの街道を「守る開発」をしませんか!−−−
そのために「話し合いをしたい」と、積水ハウス環境推進部に申し入れていたところ、下記のようなメールを頂戴いたしました
>この度は、「あまの街道」についての
>ご連絡を頂きまして誠にありがとうございました。
>
>まずは、ご連絡を頂戴いたしながら
>弊社内での事務処理の不手際により
>ご連絡が遅くなりましたことを心より
>お詫び申し上げます。
>
>さて、ホームページを拝見いたし、
>「陶器山」「あまの街道」についての
>高松様の思いの深さは十分認識させて
>頂くことができました。
>
>つきましては、まず一度お話を承る機会を
>頂戴出来ましたら幸いでございます。
>
>ただ、ご承知のとおり、本件につきましては
>弊社は「販売代理」として関っており、分譲主さまの
>ご意向もあり、実際にこの事業を最も把握しております
>弊社堺支店の担当責任者より直接お電話
>差し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
>
>
>積水ハウス株式会社
>環境推進部
メールのほか、現地メンバーからも電話が入り、NPO法人あまの街道設立準備と積水ハウス開発および営業関係者で話し合いができることになりました。
内容はこれからで、楽観できるものではありませんが、双方にとって有効かつ友好関係を築ければ嬉しいと思っています。

まだ、変更があるかもしれませんが、予定は
 会談日時 平成19年3月8日(木)19:00
 会談場所 大阪狭山市教育センター
 3月例会の中で行いますので、どなたでもご参加いただけます。


待つ
070224(土) dogfight
還暦迎えて数日が経ちます。
大台が変わるたびに感じるのは衰えです。特に最近は『待つ』ことが苦手になってきたことを感じます。

何事に対しても「待てる」というのは、実力の裏づけがあってのことだと思う。答えを得るのを急ぐのは、待つ余裕を失っているからで、それだけ力の衰えを感じる。体力気力さらには忍耐力がない。

相変わらず酒が好きですが、だが深酒は翌日にこたえる。残業は辛く、どこか逃げ道はないかと探してしまう。
あまの街道の保護運動も、10年若ければもっとエネルギッシュであろうに…

繰言だらけの日記でした
まあ〜今日はのんびりあまの街道を歩いてきます。
酒とアテをもって…
それにしても今日は寒いなあ〜


非接触
070225(日) dogfight
FeliCaはICカードのなかでも「非接触型ICカード」と呼ばれるもので、様々な分野を席巻しようとしている。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA006094/iccard/felica/
これとお財布携帯が一緒になると、どうも私にはついていくのがしんどい世界が出来上がる。

福祉、環境と「時代のテーマ」が移ってきて、今は『安全』が売りになってきた。身近な例で、マンションで「何ができるか?」を見てみよう

マンションのオートロック、これは携帯電話に内蔵されたFeliCaにIDを入れておくことで、個人認証が可能になる。非接触型だから近づくだけで、セキュリティーが解除されてエントランスドアが開く。と、同時にエレベータが呼ばれ、住んでいる階に自動停止する(住んでいない階には止まらない=セキュリティーのため)。
EVを降りて部屋に向かう。玄関の前に立つと、ドアの二重ロックが自動解除。勿論、ホームセキュリティーもとかれる。ホームオートメーションも携帯電話で思いのまま…

まあ〜還暦過ぎたオッサンには、ちと重荷ではあるが…
何でもできるようになったが、とんでもない金がかかる。安全は売り物になるが、費用の割りに「家賃があらぬ」現実が、普及を妨げている。
もうひとつ「非接触」が脚光を浴びているのがこれ
  「和風便器」です
日本人の清潔癖もここまできたかという話です。洋便器は、誰が座ったか分からぬ便座に「接触」するのが不人気だとか。
便座の上にヒールで登り、ようを足す人が増えてきたそうな。そのため、便座が割れる事故、滑って落ちる事故も増えている。
私など、いまさら和便器で「あのポジション」はきついなあ〜


近況報告
070226(月) dogfight
■あまの街道の野鳥
例年になく、あまの街道に野鳥が多い。数はそうでもないが種類が多い。そんな写真を仲間が次々ゲットしているが、私は忙しくてゆっくり歩くこともママならぬ。ただ、悔しい思いをしている。
仲間の上田さんが送ってくれた写真から
 ・上:トラツグミ
 ・下:アカゲラ
私も、アオゲアに出会っているし、仲間はウソ・ベニマシコ・イカルなどカラフルな野鳥が目を楽しませてくれる
http://amanokaido.web.fc2.com/kaido-birds.html

■かおりの病欠
ついに4週目に入ってしまい、これで2月は全滅です。仕事は「勝負の月」で、私は疲労困憊。精神的ストレスも相当のもので、そのコントロールに苦慮している

■女房
久しぶりに女房を抱いた。何年ぶりだろう?と思ったら目が覚めた。右手に女房のおっぱいの感触が残っている。そのお陰だろうか?昨日あれだけ痛んだ右腕が少し良くなっていた

■欅しぐれ 山本一力の最新作です。流石ですね!私は所構わず涙しながら読んでいる


散歩
070227(火土) dogfight
何時ものように4時に目が覚めて、もう少し休もうとおもったら6時半でした。これでは朝の10km歩行は出来ない。朝の家事を済ませ、狭山池を歩いて出勤しました。

特徴のある甲高い声が聞こえてきました。
いました。久々のカワセミです。何度も水面を飛んでは獲物を探しています。大変美しいのですが、私のカメラでは飛翔する姿は捉えられません

ロックガーデンに、大型の水鳥(写真)が
奥の黒いのがカワウ、白いのはセグロカモメ、手前がアオサギです。
沖合いにカモが集結)していました。
草叢で、ヒドリガモが食事中。渡りに備えてエネルギー充填中といったところです。今年は帰りが早いかも…

風もなく穏やかな朝の散歩でした。
20種ほどの野鳥に出会い、少し心の屈託が薄くなったかな?




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