dogfight高松の長すぎるひとり言
2006年12月
エッセイ&コラム

打合せ資源大国日本忙中閑あり「あまの街道」忙中閑あり「天野の里」忙中閑あり「野半の里」中国の歴史小説女王様ちょっとブルーで日本料理の格付け日朝、もし戦かわば CADデータリニューアルの問題点資産今日のあまの街道これから病院へ被災宅地危険度判定士ローライズのその後ああ〜居候生きるエッセイの依頼


打合せ
061201(金) dogfight
師走になりましね
あれから「1年になる…」と思い出しています。
2年続きで債務不履行を受け、お先真っ暗の中、かおりの提言を入れ「得意先を変える」決意をしました。といっても当てがあったわけでない。
  年賀状には「美味しい酒が飲みたい」と書いた
よく1年、生残ったものだと思う。
いま用意している年賀状には「美味しい酒が飲めそうだ」と書きました。

いまは下請けとして必至で働いている。
建築設計は、ディレクターの下に
 ・意匠設計(デザインと法規)
 ・構造設計
 ・設備設計
この分野に分かれて進行していく
私の担当は「意匠」です。格好よく、アウトソーシングなどといっても、下請けであることに変りはない。
設計では「頭脳は一つ」でよいわけで、各分野は「手足」に過ぎない。
打ち合わせといっても、基本的に「ディレクターの指示」で意思統一をする会議となる。

長引く打ち合わせは「碌なことがない」
9月から進めて来た京都の物件。いよいよ、11月5日に「現場説明会(施工業者に設計説明を行い、見積もり着手)」となります。
締め切りを4日後に控えた最後の打ち合わせは3時間を越えるロングラン会議となりました。

 何でいまさら…
呆然です。原点に遡っての変更をディレクター氏が言い出した。
ファッションで言うなら「長袖」のコンセプトで進んで来たのに、締め切り寸前で「ノースリーブにする」と言い出した。

昨夜は、半徹夜状態でした。17時間半の作業で、コンセプト変更に伴う「出戻り」を修正したに過ぎません。
残りは2日半、デスマッチ中です

来年は、手足ではなく「頭脳」への復帰を目指します


資源大国ニッポン
061202(土) dogfight
アメリカ大リーグ
それを支えるのは今や外国人
日本は最大の供給国になろうとしている。
あはは…なんと、プロ野球選手では、日本は資源大国だそうな!

今年のストーブリーグ
松阪60億円、井川30億円、大リーグの移籍選手のホスティング料金総額は100億円に達するそうな。西武や阪神は、選手年俸を充分賄えるという。
でもな、その分、日本のプロ野球は空洞化している。
これではまるで「飢餓輸出」ではないか
残念ながら、読売が牛耳る日本プロ野球界は魅力がないのだろう。

凄いホスティング料も、選手個人には入るわけではない。
昔の色町と変りはない。花魁などと持て囃されても、自由はなく、人身売買の対象に過ぎなかった。
それと選手個人は変わりない。
大リーグの中で、利用価値が低下すれば、本人の意思とは関係なく、他球団へ売却されていく。

さて?本当に選手は幸せなのだろうか…
関係のない追記
頑張りました!
1日早い仕事の終了です
待望の「空白の1日」が出来ました。パソコンのない世界で「自由を謳歌」しようと思います。


 忙中閑あり「あまの街道」
061204(月) dogfight
昨日、温泉で体重を量ったら66.5kgになっていて、2.5kgも増えていました。忙しくて運動不足、おまけに「よく食べる」のでこの有様です。そこで

仕事は節目を迎えて、今日は納品日。納品はおかりに頼んで、8日ぶりにあまの街道を歩いてみました。
 写真をご覧下さい
コナラの黄葉が美しくなって来て、随分「空が広がった」
今日は、7時に家を出て、約13kmの散歩です。
あまの街道を往復し、新池を経由して、狭山池を歩きました。
昨日から寒波が来ており、着込んで出かけたのですが、歩き出せば直ぐに汗がふき出てきます。途中、セーターを脱いで調整したのですが、肌が露出している部分は「凍える」ように冷えていきます。

大好きなヤマナラシが葉を落し、まるで白樺みたいです

アカシデ緩やかに紅葉しています

トウネズミモチが綺麗に熟しました
この他、ヤマイチジクやイヌビワが見事な黄葉です。 クロガネモチが真っ赤な実をつけています。周りの葉が散って、ヤマコウバシが目立つ季節がきました
今日は野鳥は多かったですね
昨年と違い、アオジがたくさんきています。道路に出てきて「こんにちわ」です(写真左)

この数年、見ていなかったカシラダカ(写真中央)。
終点付近に、30羽ほどの群れできていました。嬉しかったなあ〜

あまの街道を総動員したような大きな混群と出会いました。
シジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・メジロ・ヒヨドリ、そしてコゲラ(写真右)です。
空が広がった分、野鳥は見やすくなってきました。


忙中閑あり「天野の里」
061205(火) dogfight
1日休めるのは、さて…
10月のどこかで1日休んだが、それ以降初めて休日。
  12月3日曇り時折雨
部屋の掃除を済ませ、今ごろ衣替えをして、少し着込んで家を出ました。寒い1日です

南海電車金剛駅から急行に乗り、橋本(和歌山県)で乗換え。RJの奈良線(和歌山と奈良を結び紀ノ川沿いに電車は行く)笠田(かせだ)で下車。山々が綺麗な紅葉を見せてくれました。

笠田の駅では、エスコート役の姉様が迎えてくれました。
私を待つ間、駅で出会ったオバチャンに「天野の里」があると聞いたそうで「どうか」という。
私は、興味をそそられた。
NPO運動を起こしているのは、あまの街道(天野街道の一部)です。高野山を挟んで同じ地名があることに興味を覚えました。私の能力で、その関連性を調べることは不可能ですが、きっと何かあるのだろう。

車で山道を30分登り、トンネルを越えたら、天野の里(かつらぎ町上天野)でした。きっとトンネルが出来るまでは陸の孤島だっただろう。

天野の里

横笛の恋塚
車をおき、徒歩で歴史散歩
まずは「横笛の恋塚」です。ここにはこんな謂れがあるそうです
−−−平家に仕えた名門武士、斎藤時頼(滝口入道)が雑仕横笛と恋におちたが、実らぬ恋と悟って時頼は出家し、嵯峨の往生院に入った。後に高野山で多聞坊浄阿と称し、仏門修行の毎日を送りました。横笛も後を追い、奈良の法華寺で生涯を終えたとか、桂川に身を投げたなどの諸説があるが、治承3年(1179)高野山に入った時頼の後を慕い、ここに庵を結び、恋しい人に会うこともなく、19歳で亡くなったと伝えられています
四畳半ほどの庵がある。ここは「西行庵(写真右)」
西行法師の足跡はこの付近で多い。私が見学したところだけでも、奥吉野と終焉の地「弘川寺」がある。きっと、歌を詠みながら放浪を続けたのであろう。法師が、生産活動をしたはずもなく、尊敬の対象として「たおやかな晩年だった」と想像します。ただ、記憶にある西行庵はどれも小さく、質素な生活であっただろう

西行庵の次は…
その前に体が冷えて、トイレへ。ついでに、地元のオバチャンたちが運営するお店で、焼き芋(写真中央)を購入、少しのお腹に補充しました。
途中、梅の古木にサルノコシカケ(写真右)がたくさんついていました。ガンの特効薬といわれるもので、もし私が癌に掛かったら採取にこよう

大念仏一結衆ほうきょう印塔にお参りして、世界文化遺産に指定されている「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」へ

いよいよ「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」です。 本殿は4棟から成立つ美しい建物です
縁起はこうなっています(長いので、ネットでご覧下さい) http://wiwi.co.jp/kanko/kataribe/01/detail_01.html


興味深いのは、丹生都比売は、出雲の神々の集合に遅れ、それを羞じて岩屋に閉じこもる。丹生都比売を誘い出すため、笑いながら踊りが披露されたという。
まるで『天岩戸』と同じです。このことから、いくつもの想像が出来ます。
 ・天野の地名は「天岩戸」と共通するのではないか
 ・丹生都比売の遅参は、出雲から天照勢へ乗り換えた証
こんな風に考えられる。まさに、ここは歴史のスタート地点だと思う。

更におもしろいのは、丹生=水銀(朱色の素)であることです。
怨霊を恐れた古代、怨霊から免れるのに必須の水銀は貴重な存在で、それを産するものは絶大な勢力を持ったであろうことです。
http://kamnavi.jp/ny/minzoku.htm
それだけに、出雲と天照の間で、丹生一族の奪いあいがあったであろう。
このあと、中ノ沢明神と八幡社を見学して、温泉へ これは明日、ご紹介します


忙中閑あり「野半の里」
061206(水) dogfight
天野の里を散策して、すっかり冷え切った体と、すきっ腹を抱えて下界へ降りました。目指すは「野半の里」です
  http://www.nohan.jp/products/index.html
野半の里は1789年(寛政元年)野上屋の屋号で前田半十郎が暖簾をあげて以来の酒造史を刻む老舗の酒蔵。紀ノ川上流、高野山麓にあるこの地は、かつらぎ・高野山系の伏流水に恵まれ、明治初期にはかつらぎ町内だけで16場もの蔵元が林立した銘酒の郷だったそうです。
酒蔵を活用して、温泉と食事が楽しめる「さと」に模様替えしたのが2年前だとか。
我家から1時間の距離に「酒と温泉」が楽しめる施設があるとは、これからが楽しみです。
やはりこの地の名産、こんにゃくの味噌田楽で私は一献。2種類の地ビールと美味しい日本酒を頂きました。

泉源は4本あるそうで、層の違いを利用して、複数の温泉が楽しめる。メインは、鉄分を多く含んだ湯で、後々まで体がホカホカする優れものです。
  ああ〜いい湯だな
姉様、結構なところにご案内いただきありがとうございました


中国の歴史小説
061207(木) dogfight
私は歴史が好きで、歴史小説のファンです。といっても、主に日本史、少し中国史です。読むことで、歴史に肌で触れられるようになりたいと思っています。

中国史を題材にした歴史小説の第1人者は「宮城谷昌光」氏であろう。氏は私と同年代、高校は豊橋にある自習館高校である。私の母校と隣同士で、あるいは、高校時代に同じ通学電車に乗ったことがあるかもしれない。

今回読んだ本は、中国史最高の相承といわれた「菅 仲」です。
秦の始皇帝によって統一される遥か以前、春秋時代の人です。
勝るとも劣らぬ、異彩の人「鮑 淑」と生涯、信を結び『菅鮑の交わり』として後世に伝えられる。

氏の想像力には敬服するしかない。
古来より書物に残る記述は僅かで、およそ9割は、氏の思考の中で生まれていく。
なんとも難解な文章であるが、美しい日本語でかかれ、私には風景が見えてくるのが嬉しい


女王様
061208(金) dogfight
私を毛嫌いしている女性がいます。
理屈などなく、無条件で嫌いで、かつ「生理的に受付けない」そうです。だから、私が何か努力すれば好転することでもない。
どうでもよい人なら一向に構わないのですが、仕事のパートナーとなると困ってしまう。
061201「打合せ」  ここで、京都の仕事に触れました。
 >私は下請けで、
 >建築設計は、ディレクターの下に
 > ・意匠設計(デザインと法規)
 > ・構造設計
 > ・設備設計
 >この分野に分かれて進行していく
このように紹介しました。
ディレクターの下に、三社は水平的な関係ですが、情報の整合性を図るため、意匠設計が「下士官」の役目を果たします。つまり、私から、設計の情報を流し、設備や構造から付随する情報を受け取って、意匠に反映。こういうキャッチボールを繰り返して、設計精度を高めていきます。
ところが、くだんの女性は、設備設計の責任者。
私からいくら情報を流しても「帰りの情報がない」
設計中の建物に、どんな設備があって、どんな照明義具が付くかも分らない。法律上換気設備が必要な場所に、換気装置があるのかどうかも確認できない。

この仕事は時間的にタイトで、体力の限界を争う中で作業をしたが、もう一方で「神経をすり減らす」ような状況下でもあった。
見積り落ちがあってはいけないので、40余年の経験則で「ここにはこんなもの(設備)が来る筈」と、踏んで設計を進めた。それでも完璧に整合性が取れたとは思えない。

このままで工事に突入すればクライアントに迷惑が掛かる。
そこでディレクター氏の下した断は、私に「仕事を下りて欲しい」というものでした。
私自身も、とても続ける自信はなく、渡りに船であった。
彼女は非常に優秀な技術者です。また、氏の下で一連の仕事をこなしているが、私の方は今回からの新参者。どちらかが降りなければ決着つかないなら、私は去るのがよいだろう。

ただ、ディレクターには「苦痛を伴う仕事であった」ことは告げ、埋め合わせに別の仕事をという申出もお断りしました。
彼女が、ディレクターの下に入る限り繰り返されることは分りきっている。
現在、着工のための「許認可申請」を行っている最中で、これがすめば、私は任務を終える。

私の前任者に、設備との意思の疎通をどのように確保していたのか?尋ねてみました。
メールや電話など使わず、彼女の事務所を尋ね、平身低頭してお願いしたそうです。彼女は「女王様ですから…」と

私の苦しんだ話を聞いたディレクター氏は
「俺だって、会議の日程は彼女の都合を聞かんと決められへん」と独語した。
まさに『女王様』なのだ!
私は、その礼を失したことを知った。


ちょっとブルーで
061209(土) dogfight
今週、大阪は雨が多い
朝寝坊を決めて8時起床
雨が上がっていれば「あまの街道」を歩こうと思っていたのですが…
外は雨、洗濯物は家の中で干す
しっかり朝食を食べて出勤

本当は「休んでもいいかな」と思ったのですが
家にいても安らがない

忙しさから少し余裕が出来ると寂しさを覚える
私の「安息の場」は何処にあるのだろう?
 だらしなく足を伸ばし
 ちびりちびり酒を舐め
 与太話に花を咲かす
そんな安らぐ人が傍にいない

休日の事務所は「陸の孤島」
出勤途中に食料を買い込み
mixiと仕事を半分っ子
だらだらと時を過ごしている
これが私の「安息」だろう

明日は、あの温泉へ行こうかな


日本料理の格付け
061211(月) dogfight
日本料理が世界的(といっても、主に欧米で)にブームだそうな
それに伴って「怪しげな日本料理」も蔓延し、政府は「正統性を守る」ため、格付けをするという。これに対し、反対意見も多いと聞きます。

アメリカで一番日本料理店が多いのがLAだとか。ただ、日本人が経営する、あるいは調理する店は1割にも満たないそうです。ホンマに「日本料理かいな?」というものもあるそうな。

日本政府による格付けを嫌うのは、非日系のお店。
言い分は「味は客の好みが決める」というものです。つまり、日本料理という言葉が一人歩きし、日本に住む者から見れば「えっ!これが日本料理」と驚くことになるかもしれない。ただ、これがケシカラヌといえるのかどうか?

我国国内にもエスニック料理はたくさんあるが、正統な料理かどうかなど私には判断がつかない。
早い話しが、家庭で人気の「カレーライス」ですが、インドから見れば「これはインド料理ではない」というだろう。仮に、インド政府が格付けをして、日本にあるカレーライスを、軒並み「格外」と言う烙印を押しても、それで人気が落ちるわけではない。

格付けに反対する民族(主に韓国中国系と聞く)の人々も、あなた達の主張通り、政府の格付けと「味の人気」は関係ないと思ってよいのではなかろうか。

きっと、海内で日本料理を味わう機会等なさそうな私はそのように感じている



日朝、もし戦かわば
061212(火) dogfight
ニュースで「北朝鮮の活動が活発になっている」という報告がありました。

奇しくも、最近、濱野成秋著「日朝、もし戦かわば」を読みました。作者の感情が 濃い作品でしたが、頷ける部分も多い内容です。
我国は、北朝鮮の脅威をもっと感ずるべきだと思うのですが、問題は「内容」です。
北朝鮮は自滅する前に我国を攻撃するだろうことは容易に想像できるのですが、その方法は「テロを主にした不正規戦」であるということです。
我国が誇るイージス艦も、導入を急いでいるパトリオットも役立たない世界です。氏の描く「不正規戦」は、かなりゾッとしました。核弾頭にしても、先進国並みの精度や小型化を必要としていません。運搬手段は船や人でよく「自爆」が起動装置です。

作者が、最後に「自嘲」するのは
『防衛意識を国民から奪った教育』であり、戦おうとしない政府と国民の姿でした。そしてなす術もなく国民が死に、山河が奪われていく。
私たちはこんな現実をもっと見つめるべきではなかろうか。


 CADデータ
061213(水) dogfight
今日は専門的なお話しで…
出来る限り易しく書くよう努力します。

私の職業は建築の設計です。テレビに出てくるような格好いい「建築家」ではありません。街の何処にでもいる「建築屋」です。
いまは、図面はコンピュータを使って書く時代になりました。当初はツールが変っただけだという認識でしたが、やはり「革命」であったと思う。

図面は、大きく2分されます
 ・設計図
 ・施工図(工事用の図面)
更に、設計図は
 ・一般図(縮尺は1/100〜300程度)
 ・詳細図(縮尺は1/10〜50程度)
一般図は「全体が見渡せる図面」で、詳細図は「部分的だが詳しく分る図面」です。
手書きで図面を作っていた頃は、一般図と詳細図は「別物」でした。しかし、CAD時代になって、設計図がそのまま「施工図のベースとして使われる」ようになると、データとしては「区別がない」時代になりました。

設計図の入力には、一般図とか詳細図だからといった意識はありません。実際には原寸(1/1の縮尺)にも耐えられるデータを入れます。だから同じデータを
 ・1/100で全体をアウトプットすれば一般図
 ・1/20で部分的にアウトプットすれば詳細図
このような使分けになります。
少し考えれば分るのですが、データが製造に直結しているわけで『元データ』がいくつもある方がおかしいわけです。これは何も建築に限ったお話しでないと思います。

入力データは細分化されており、職種(分野)別に必要なデータだけ取り出せるようにもなっています。
  施工図は、分野別に「専門的な図面」を作ります。
設計図が予め、データ分類されていれば、そのまま利用でき「書き写す時のミス」もなくなるわけです。
先日来悩まされている設備事務所。
相変わらず私にデータを渡してくれないので、実務に支障が出ています。何でここまで嫌われたのか?考えてみました。

設備事務所からこんな要求が来たことがあります。
「詳細図を書きたいから『詳細データ』が欲しい」
これはおかしな要求です。
先に述べたように、データは全て入力されており、設備事務所が必要とする個所を、必要なスケールで切り取ればいいだけの話しです。そのことを申し上げたら電話を切られた。

次に「機器の能力を決めたいので各部屋の面積を知らせろ」 というものです。これもおかしい。
データには面積データも入っており、クリックするだけで面積が表示サされるようになっている。これも申し上げて、自分で必要個所を取り出して欲しいと伝えた。

でもなあ〜 こんなのCAD設計の常識やん
女王様の所では、手書き時代の意識のままに、意匠事務所へこのような「データ要求」をしていたのだろうか?
私は「裸の王様」であることを暴いてしまったのかもしれない


リニューアルの問題点
061214(木) dogfight
表題ほど大げさなことではない。ただ、身近な問題だけに深刻といえるかもしれない。

バブル崩壊後の長期不況を経る過程で、我国もアメリカ型のスクラップアンドビルドを止めて、リフォームやリニューアルといった、再利用が増えてきました。最近では新たにリート(建物再生事業)をいった動きもあるのですが…

実態はといえば実に心もとない。
言葉が一人歩きし、金儲けの道具と化している向きも多い。
何を持って、再利用なのか?なにが再生事業なのか?当事者のポリシーが見えてこない。

まあこんな大げさな話は止めて、身近に戻そう。
あなたの家の台所をリニューアルしよう。さてどうしますか?
設計を生業とする私もこんな仕事が多くなったのですが、施工者選びは悩みの種です。なにせ、雨後のタケノコのようにリニューアルやリフォームを請負う業者が増え、乱立です。

値段競争になるのは良いのですが…
工事金額が小額になり、件数が増える。こんな中で、受注競争になるわけで、一人の管理技術者が多くの現場を抱えることになる。

以前だったら、当然管理されていたことが、「職人任せ」になる。さらには、リフォームの職人さんの技量は、首をかしげるものも多い。
こんな業者ほど、安値で受注し、竣工間際になって問題が表面化する。
あはは…お陰で私は忙しい思いをしている。ただ、とっても後向きな事態だけにげんなりします。


資産
061215(金) dogfight
昨夜は、友人3人で忘年会をしました
弁護士に歯科医師、私がこの1年お世話になった友達です。
気のおけぬ連中だけに、与太話も多かったのですが、そんな中で「資産」の定義が話題になりました。

マイホームは資産か? 皆様、どのようにお考えになりますか
マイホームを持っても、固定経費は多いです
 ・ローンの返済
 ・公租公課(税負担)
 ・維持管理費
最近、このような経常的に固定経費が掛かる場合、これを「負債」と考える経済概念が出てきています。
マイホームを「資産」と考える方が多いのですが、資産である前提に「換金性」が必要だと思います。
何らかの理由で、お金が必要になったとき、マイホームが1週間程度で換金できるなら、資産と考えてよいと思います。

我国の持ち家比率が70%を超えてはや20年。
もうとっくに住宅は供給過剰です。更に現実は厳しく、この10年の流れは、中古住宅の値崩れが深刻です。この理由は、新築住宅が供給されるだけ余剰住宅(中古需要がない)ができるからです。
余程、立地がよくなければ、まさかの時に「換金できる」所は限られています。

あなたが使い続けるうちは良いのですが、歳をとって「もっと便利なところへ引っ越そう」と思ったとき、換金性のないマイホームはただの負担に過ぎません。使わなくても、経費は待ってくれないからです。
だから、流動性がない不動産(=換金性に乏しい)は「負債」とする考え方が出てきたのです。

私は、馬鹿げた理由で、高層マンションの最上階(17階)の家を捨てました。いまはボロアパートの1階にすんでいますが、その後も、月額17万円の固定経費から容易に開放されませんでした。
こんな経験をすると、マイホームは負債だと思うようになりました。


今週のあまの街道
061216(土) dogfight
2週間ぶりのあまの街道です。
忙しいのは嬉しいのですが、運動不足てきめんで、またお腹が出てきました。
憂さ晴らしも兼ねて今日は16kmほど歩いてきました。

枯葉を踏んでサクサクという音を聞きながら歩くのは、なんとも気持ちのよいものです。
コナラが色濃く色付き、素晴らしい風景のあまの街道です。
まずはそんな景色をご覧下さい 。

コナラの黄葉も綺麗ですが、ヤマイチジクの黄葉がまことに美しい。また、ネジキの紅葉も風情があります。
景色は良いのですが、悲しいこともあります。
終点付近の造成が再開されていました。土地所有者が変ったのですが、当然、権利継承の手続きがされたはずです。あの違反だらけに、如何なる解決策を喪って、工事再開の許可を出したのだろうか?また無力感を感じます。
一方、トンネル付近の造成地、とっくに工事は終わり、代々的に売り出しを行ったのに、大手と販売提携も虚しかったのだろうか。まるで住宅建設の動きがありません。 不法な開発地は「買わない」という態度が、一番効果があるのかもしれない。
あまの街道から「天野街道」へ、大きく足を伸ばしてみました。
金剛寺まではいきませんでしたが、いにしえの面影を残す道を楽しんできました。
そんな風景をご覧下さい
植物にも多く出会いました。
今年は暖かい日が続いたせいか、初冬というより晩秋の趣です
今年は野鳥が多そうです。
数年ぶりにカシラダカがやってきました。それもたくさんで(残念ながら写真は取れませんでしたが…)
イカルも来てるそうです。お二人から連絡を頂きました。

それでは今日出会った、野鳥達をご紹介します。左から
 ・種類が分りません。川沿いのブッシュで
  ウグイスかムシクイの仲間のようです(ジョウビタキではない)
 ・ジョウビタキ(♂)雌雄仲良くいたのですが、いっしょに撮れませんでした)
今日は、メジロの群れに彼方此方で出会いました。なのに、まともな写真がありません。ジョウビタキも今年は多いですね。これもたくさん出会いました

ウグイスかムシクイの仲間

ジョウビタキ(♂)
最後は狭山池を歩いたのですが、水鳥が増えました。
今年の特徴はオオバンが凄く多いことです。久しぶりにカワセミにも会いました。
今日の半日で、30種類くらい出会ったかな…


これから病院へ
061219(火) dogfight
睡眠マシンが故障し、安眠が妨げられています。
そんなんで、今日は修理のため病院へ向かいます
(実は日記のネタもないので・・・パスです)


被災宅地危険度判定士
061220(水) dogfight
昨日『被災宅地危険度判定士』の資格更新講習がありました。
阪神淡路大震災後、被災地の判定が必要になり、創設された制度で、建築関係の有資格者のボランティアで構成されます。
受講して資格を得ると、5年毎の更新になり、私は2度目です。

地震や水害台風などが発生し、災害指定がされると、地方自治体(市町村)に災害対策本部が設置されます。
災害対策本部は、都道府県に対し「被災宅地危険度判定士」の派遣を要請し、私たちに出動命令が出ます(余程の理由がなければ拒否権なし)。
派遣期間は、出動の往復時間、資料整理時間を含めて「1週間を限度」としており、災害地での現地調査期間は3日間です。これは、阪神淡路大震災を教訓にしたもので、これ以上長く滞在すると「精神に支障をきたす人もでる」そうです。それほど凄惨な被災地に派遣されるということです。

一昨年、甚大な被害を出した「新潟中越地震」
ここでは全く、被災宅地危険度判定士がなかったそうで、地震の起きた数日後に、急いで資格認定の講習会を開いています。
近畿一円では制度整備が進んでいます。これは、やはり阪神淡路大震災が教訓にあるのでしょう。ただ、最大の人口を持つ大阪市がこの制度に参加して今せん。この辺が、ボランティアをベースにする制度の限界であろうか。
阪神淡路大震災が「建物災害」であったのに対し、新潟中越地震は「地盤災害」であったといわれます。それほどに、被害が地盤の崩壊に集中しています。

宅地造成を規制し、技術指導ができる根拠法「宅地造成規制法」の指定地域は、全国の面積比で言えば「2.6%」に過ぎない。
ただ、近畿圏では40%をカバーしているが、新潟は同法の指定地域「0」であった。これも意識の差というべきであろうか。
経験に学ぶものを「愚者」というそうだが、経験せずにできることは少ない


ローライズのその後
061221(木) dogfight
ローライズファッショは冬を迎えても衰えない。
自分の美しさに自信がある方は「見せたい」心理があるのか、年齢層も若い人に限らない。

まあ、私としては「次は何処を見せてくれるのか!」と楽しみにしていたのですが、最近顕著なのが「ミニ」です。ローライズのまま、スカートやパンツも超ミニになり、ますます露出度アップです。ただ、ブーツを履く人が多いようですが…

こうなると、また私の経済論が飛び出す。
ファッションウエアのお値段は「付加価値」で決まるそうで、このように生地が少なくなっても「値段が下がる」分けではないそうな。
でもな、アパレルメーカーは付加価値で生地を買うわけではなかろう。使用する生地の量が減れば、生産コストは確実に下がる。
生地メーカーから見れば、ローライズ&ミニは「出荷量の低下」に繋がる筈で、きっと打撃を受けているだろう。

ローライズ&ミニファッションを、恨めしい目でみている人も世の中にいるのだろうと、想像しながら私はニヤついている


リミット
061222(金) dogfight
京都の物件は、無事予定通り「建築確認申請」を提出しました。

不愉快な話しです。
私は、元請氏にウオーニングレターをだした。
設備以外の準備は完了したが、このままでは提出できず「私は責任をもてない」というものです。
元請氏は、設備事務所が自分の命令に従っていないことに改めて気付いた。どのような指示が出たのか知らないが、その夜に設備事務所から私宛に電話が入った。

女王様本人からではなく、担当者からですが、明らかに困惑しています。どうやら「作業をするな」と命令を受けていたような雰囲気が伝わってきます。それでも、女王様の指示なのだろう
  「内容を確認したい」という
必要な要請(まことに懇切丁寧に作っている)は、全てメールで行っており、記録があるのだから、今更「確認」もないもんだ。それでも我慢して再度説明をした。そして最後に一言
  京都市は2月に条例改正があります。
  それまでに申請が下りなければこの物件はご破算になります
この遣り取りが12月18日のこと
そして翌19日の昼過ぎに全ての資料が届きました。お陰で20日に予定通り申請書提出になったのですが…これほど腹立たしいことはない

私は、仕事は「熱意と誠意」でするものだと信じてきました。
しかし、女王様は『脅威』で仕事をしてきたようです。

京都市の条例が改正されると、計画規模の建設は不可能になります。
もし、女王様が私への私情(私を毛嫌いしている)を優先して、設備図提出の拒否を続ければ、プロジェクトそのものがご破算になります。当然その責任も女王様へ行きます。
その脅威から逃れるため、突然方針を変えたことは明らかです。言い換えれば、脅威がなければ永遠に妨害したかもしれない。

仕事の組合せによれば、気の合わぬ人と組むことも多々あります。
感情ではなく「仕事優先」をしてこそ、私はプロだと思うのですが、女王様は仕事より「個人的感情」を優先してきて、私が「この仕事を下りる」ことを表明した以降も妨害を続けてきました。
  それがどうだ!
このままでは「責任をとらされる」と分った途端に、手のひらを返した。
プロジェクトご破算の責任をとってでも、私への嫌味を続けるなら「尊敬」もするが、これでは只の『バカ女』ではないか!
今こそ私は怒っている


朝の強迫観念
061219(日) dogfight

朝からあまの街道を歩いて出勤しました。
木々は葉を散らし、すっかり空が広がっていました。
では、あまの街道の植物をご紹介します

サルトリイバラ:多くは紅葉して散ったのですが、一部はこのように今でも柏餅を包めるほど青々しています

1年中花を楽しませてくれるモチツツジ。流石にこの季節は「短い紅葉」をして、新緑と入替ります

ヤマコオバシ

シンジュの実
ヤマコオバシ:枯葉を写したわけではありません。この色が本来の色なのです、春新緑を出すと、直ぐに茶色に変り、このまま突然散ります。
いつも茶色で「焦げた香ばしい匂い」を振りまくところからこの名があります。普段が目立たないのですが、落葉が進み、常緑樹に囲まれて初めて目立ちます。
シンジュの実:白色になっていますが、これは残り物。よく見て下さい「身の回りにプロペラ」を持ち、遠くへ跳ぶことで知られています。これは、飛び損ねた実です
例年になく「野鳥が多い」のが嬉しいあまの街道です。
私はたまにしか歩けないのですが、普段よく歩く方から情報が寄せられます。それによれば、今年はこんな珍しい野鳥に出会えるそうです。
イカル(斑鳩の里の語源となった野鳥)・ウソ・カシラダカ・ルリビタキ・ミヤマホオジロ
http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/atori/ikaru.htm
http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/atori/uso.htm
http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/hoojiro/kasiradaka.htm
http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/tugumi/ruribitaki.htm
http://www.gt-works.com/yachoo/zukan/tori/hoojiro/miyamahoojiro.htm
残念ながら、私はまだ撮影が出来ていませんが、そのうち機会もあろうかと楽しみにしています。
関係のない追記
あまの街道の帰り、1年8ヶ月ぶりに次男と出会いました。
次男は、もう20年もニートをしています。私が家を捨て、自立を促したのですが「まだ働いていない」そうです。
随分痩せてていましたが、こざっぱりした服装をしており、スーパーから買い物の帰りでした。唯一救われたのは、私に笑顔を見せてくれたことです。
偉くならなくてもよい。 私の願いは「自立」してくれることだけです。それがなければ自己破産を選んだ甲斐がない。


ああ〜居候
061225(月) dogfight
昨夜は長男夫婦が来ていて「一人きりのクリスマスイブ」にはならなかったのですが、ケーキもツリーもなし。狭い家の中はパソコンの部品でごった返していました。

古いパソコンから無事「データの吸出し」が終ったのですが、その段階で長男はうんざりしていた。
末っ子がwebデザインをやっているのですが、本職ではないので、データ管理がかなり杜撰なようです。システム内に、webデータだ混在するありさまで、今回のトラブルの原因もこんなところか…

新しいパソコンをセットする前に一悶着。
今後のパソコンの使い方や周辺機器について、一方的に末っ子の考えを押し付けてきた。
 ちょっとマテや!
家にあるパソコンは僕のもんやし、今度のニューマシンも僕が買っている。パソコンの話から普段の生活の仕方まで、言い出した。
 これも待てよ!
バカらしい理由で「家を捨てた」けど、この家を構える費用は全部僕が出している。生活道具も、電化製品全ても

その後「息切れして」家賃は息子に負担してもらっているが、家事は私がやっている。食料のストックは私がやっている。然るに、居候に発言権はないとばかり、押し付けられるの心外だ(と、私は怒っている)。
そこで、もう一台パソコンを注文することにした。
無線ランを組んで、息子との別々のマシンにすることにした。今回購入したマシンはくれてやる。気兼ねして自宅でパソコンを使うのは真っ平だ(本音は、早くこの家を出ていきたい)
我が子と暮すことのつまらなさや、自分の家を失った辛さをつくずく味わうクリスマスイブとなった。

そんなわけで、古いパソコンを応急処置で生き返らせたけど、たった一晩で終った。末っ子が、苦心して生き返らせたパソコンの設定をいじり、また殺してしまったのだ!
これで年末年始はパソコンはない。
僕用のニュ−マシンが届くのは1月中旬以降だろう。無線ランで棲み分けが完成するのは、1月末くらいかな…

まあ、家で「居候扱い」されるより、今は事務所の方が落ち着くので「それでいいか」と思っている。

 来年は「自立」を目標にしよう!
大阪市内の方が便利ではあるが、あまの街道から遠ざかるのは辛い。還暦を前にして自立を目指すとは、我ながら情けない話だとぼやいている。


生きる
061226(火) dogfight
長兄は66歳。今年10月に五臓器を摘出する大手術をしたのに、もうガンが再発し、余命幾ばくもなくターミナルケアに入っています。
次兄は55歳で肺ガンで亡くなっており、兄弟の平均寿命は60.5歳といったところです。私は年が明ければ還暦。もうボチボチかなと思わぬでもない。

次男は、自ら生きようとしない。
先日、痩せこけた姿に出会ったが「働いていない」という。飢え死にか労働か「どちらかを選べ」といえば、躊躇なく飢え死にを選ぶだろう。冷たい親だと非難を受けるが、自ら生きる意志をもたぬものを助ける術はない。

次男が住んでいるところは、私が捨てた家です。
今も占拠を続けているが、裁判所による競売も済み、来春には「強制退去」の法手続きが取られるだろう。

競売で落札した不動産会社から「脅迫状」が届きました。
どれも「費用」を請求するもので、呆然としたが、弁護士に相談したところ、法的に責任を負う必要のない請求とのこと。購入者との交渉は先生にお任せすることにしました。

昨夜は脅迫状を受け取り、取り乱した。
長いトンネルを抜けようと、私はもがいている。私なりに光明を見つけ、もう一度自立を目指したいと書いたばかりなのに、賠償不能な請求に呆然となった。
(やっと稼ぐようになって来たが、こうした出費が続くことになる)

そんな折に、長兄の様子が届いた。
「生きる」とは、何と難しいことだろう。いま、それを実感している


今年
061228(木) dogfight
早いもんです。今日で仕事納め
大掃除はかおりがしてくれて、私はただの「お邪魔虫」でした。

この1年を振り返って…

 ○暗かったスタート
何の光明もないまま新年を迎えました。仕込みに時間のかかる仕事だけに、仕事が降って湧くこともありません。
予想通りの苦難の中、毎月の資金手当てに奔走する春でした。

 ○出会い
初夏、私の前に現れた女性がいます。
家内を無くして1年半。まるで女性に興味がなかったのに…
私にまだこんな情熱があったのかと思う。京都旅行のOKの返事が届いたのは、来日の1週間前でした。

 ○光明
春に自己破産の処理は済んだのですが、ニートの次男が居座っているため、競売手続きが難航しました。ようやく、競売の決定がされたのが秋でした。
その頃、京都旅行をし、仕事にも恵まれるようになってきました。当月の資金手当てに追われることがなくなったのはこの頃でした。

 ○終わりよければ
仕事も、立ち直りの兆しを見せてきた。単年度決算ですが、6年ぶりの黒字となった。ただ、私自身が「無税」になるほど、低い報酬の中でなしえたことで、自慢できることではない。思えば、ピークの年収の1/20に過ぎず、課税さえされない寂しさを味わった。
それでもこの年末で、向こう半年間の資金手繰りが見えるようになったことは嬉しい限りです。
 終わり良ければ全てよし
このように考えれば「よい年になった」と思う。

 ○積み残し
そんな余裕などないだろう…
そんな状況下で始めた自然保護運動。成果の上げられぬまま不法造成が進む。何と道のりの長いことに手を染めたことか。
火の気のないところに「煙を立てる」ような運動は苦戦続きですが、一縷の望みを持っていきたいと思う。

持ち家も年末に競売が済み、いよいよニートの問題が残った。これも私が向合っていく「大きな問題」です。

来年が「よりよき年」でありますように


虚しさ
061219(日) dogfight
昨日、NPO代表・川口さんからご連絡を頂き、早朝あまの街道へ行ってきました。今日の予想最高気温は7℃。寒い朝です

三都神社参道であまの街道へ繋がる道の両側が、私たちが危惧していた「次期開発予定地」です。いまだ申請は何ら出ておらず、事実だけが進行していく。
写真上をご覧下さい。
参道の両側が見事に伐採されている。言い訳は「畑が日陰になるから」だそうです。そんなアホな!

写真下は、あまの街道中央付近の造成地。崖下の池が流れ出る土砂で埋まると苦情が来て、浚渫用の重機を入れる「工事用進入路」を作ったというのがこれ。ヘリが数機楽に着陸できる面積を、これまた無許可で埋めてしまった。

信じられん理由をつけて無許可で埋め立てて、既成事実を作ってから「申請」する。行政は「仕方ないなあ」と許可をする。
勿論、行政に実態を伝えているが、摘発もせずに沈黙。
一方で「あまの街道脇の買取交渉が進展している」との噂が広まっている。


エッセイの依頼
061230(土) dogfight
オッサンのためのブログがあるそうな
(結構人気があるらしい)

珍しく末っ子から「話しがある」といわれた
何事かと構えたら、何と「エッセイの原稿依頼」であった。
オッサンのためのブログでは『土鍋』の特集を組むそうな。

息子いわく「オトンにピッタリやねん」
そりゃな…寂しい一人暮らし、冬ともなれば「毎日が鍋」で暮しております。ハイ!ヤモメ暮らしでござんす。そやけど、エッセイを書けといわれも…

でもなあ〜やっぱ書くで!
採用になれば「原稿料が出る」そうや。今年こそ、冬物衣料を買い換えたいし、少しでも足しになったら嬉しいな…何ぼもらえるのやろか?書く前に私は皮算用をしている
1年間お付き合いいただきまして、ありがとうございます。これは本年最後の日記となります。
あす大晦日は、
 ・おせち料理パック並べて、末っ子用に正月準備
 ・部屋の掃除
 ・本年最後のあまの街道を歩き
その足で友人宅へ向かいます。除夜の鐘を一人で聞くのは寂しいし、おせちや酒の相手がいない正月は嫌なので、犠牲者(私を迎え入れてくれる家庭)を毎年作っています。

インターネットを始めて、初めてパソのない年末年始です。
新年は、家内の実家に2日に出向き、その足で事務所へ来るつもりです。

  では皆様、よいお年をお迎えください。
  来年もよろしくお願い申し上げます


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