dogfight高松の長すぎるひとり言
2006年07月
エッセイ&コラム

遠い国相棒価値観前代未聞の交通事故キノコ経験から学ぶ貴族の道楽ジェネリクスミサイルの行方だらだらと不倫夜討ち朝駆けSXFあるドラマ隠す酒蔵ライブ泣いて喚いて恋をして神の采配バーチャルな世界日常から時間がなくてやる気がなくて奥入瀬未知の領域未知の領域A未知の領域B片手で遊び未知の領域C


遠い国
060701(土) dogfight
  『韓国 堕落の2000年史』−日本に大差をつけられた理由−
    チェ ケイホ著/祥伝社黄金文庫

韓国人が韓国を批判するという触れ込みですが、見方の面白さを感じました。
韓国を批判しながら「−−−でも日本より優れている−−−」という表現がまことに多い。
更に、現在の「恥ずべき韓国人」を作ったのは、
 ・唐に魂を売った「新羅」
 ・明に魂を売った「李王朝」
で、中国の影響を受けたから・・・としています。一見リベラルですが、悪いことは「他人のせい」みたいでした。案外、我国を含めてナショナリズムの正体はこんなものかと感じました。

日本が大嫌いな日本人も「明に魂を売った李王朝」に近いのかな
追記
横田めぐみさんの夫とされる人物が、北朝鮮のプロパガンに大活躍。そこに『人の心』を感じない。ナチスや北朝鮮、どうして独裁国はプロパガンダに走るのだろう?
この報道を見ていて、横田夫妻始め拉致家族の皆様が、周到に張り巡らされる北朝鮮の罠を、排除してきていることに、敬服します。


相棒
060702(日) dogfight
突然「独身」にもどって、あれから20ヶ月になろうとしている。
女房が生きている頃から、もしものときは「再婚する」と公言してきたが、さて、そうなってみるとそんな生易しいことことではない。

結婚や同棲など、現状ではとても無理。では「茶飲み友達」ではどうか?
うむ〜最近は「相棒が欲しい」と思うようになって来た。ようは気兼ねの要らぬ「女性(ひと)」がいい。
 食べすぎりゃげっぷもでるし、屁もこく
 パン一で寝るし、イビキもかく
 調子がよければ「自慢」をし、ちょっと躓けば「泣き言」を言う
 意地汚く酒を飲み、歯の抜けた口で大声でしゃべる
ようは下品なのだ。淋しがり屋で、お調子者なのだ!
こんな私を、37年の長きに渡り支えてくれた女房。偉大だったね!
ウイットに富み、いつもユーモアを欠かさず、逞しかった。
何よりも居心地がよかったのは「飾らずにすんだ」ことだ。
そんな「相棒」を求めるには、まず自分が魅力を取戻さなければ。道のりは遠いけれど…


価値観
060703(月) dogfight
思想は違っても付き合えるが『価値観が違うとしんどいな』と思ってきた。
ところが、自分の年収がピーク時の1/10以下になってみると、この考えも怪しいもんだ。全てではないが、価値観の多くが「年収と連動」していると感じるようになった。早い話が、昔のように、金の掛かる付き合いが「出来ない」のだ!

当然、友達も変わってきた。趣味など決定的に違ってきた。金を使う趣味(遊び)から、金の掛からぬ趣味に変わる。
 −−−金がないなら知恵を出せ。知恵がないなら汗を出せ−−−
この言葉そのままに、知恵と汗で遊んでいる。限界はあるが、金だけで味わえぬことも多く「案外オモロイやん」と思っている。

あと何年後だろう…
老後になれば、もう一度『価値観が変わる』と思う。その時、どんな自分になっているのであろうか?
関係のない追記
たまたま、NHKの大河ドラマ「功名が辻」を見てしまった。昨夜は、滝川一政が守る「亀山城攻め」でした。昨年夏に歩いたことを思い出し、感慨深かったな…(写真は、050807亀山城址にて)


前代未聞の交通事故
060704(火) dogfight
先日からご機嫌が悪かったレーザプリンタが、昨日永眠しました。
といっても、何せ貧乏事務所です。OA機器に詳しい後輩に来てもらい、色々とチャックをしたのですが、残念ながら「死亡診断書」がでました。
レーザプリンタは、コンピュータと並んで頻度の高いOA機器で、仕事上待ったなしで必要です。そこで直ぐに買いに行き、配達だと1週間掛かるというので、タクシーで運びました。事務所の前に着き、プリンターを降ろしました。その、前方3mほどに、郵便配達の車が止まっていたのですが…

郵便配達の人が帰ってきて、後方確認をしないまま車をバックしたのです。
私は車の運転をしないので迂闊だったのでしょうが、一方通行の路を「バックしてくる」という前提がありませんでした。アッと思ったときは、バックしてきた郵便配達車が、梱包も解いていないプリンタを轢いていました。

余程私が「組みやすし」と見えたのでしょうか?
名前を尋ねても、答えずに「後に荷物を置く方が悪い」とやって来た。こうなればいくら心優しい私でも「ヤル」しかない。かなり険悪な情況になって、流石に「うやむやには出来ない」と分ったようで、やっと局に連絡。そこで「事故扱い」するよう指示が出たようで、警察に連絡。局からも庶務課が出向いてきた。

警察の方によれば、これは立派に事故だそうな。
物損事故にして、何のメリットがあるのだろう?
私はヤクザではない(そう見えるみたいだけど)。ハナから要求しているのは 
 ・修理代の負担
 ・代替プリンタの提供
これだけなのですが、結果から見れば高いものに付いた。
庶務課の方と話が付いて、私の要求を受け入れてもらった。
 ・購入した大型電化店へ修理に持ち込んだのですが、話を聞いて店員さんも戸惑い気味。何せ、売ったばかりの商品が交通事故で修理に持ち込まれたのは「前代未聞」だと、笑い出した。
 ・夕方、郵便局から代替プリンタが届いた。

私もこれ以上揉めさすつもりはなかったのですが…
届いたプリンタのセットアップを済ませて、新たな問題が出た。おそらく、中古品を扱うOAショップで購入されたと思うのですが、大容量のデータを扱う建築CADのことをご存じなかったようだ。メモリー不足で、図面の出力が出来ない。今更、中古品に取り付けるメモリーなど手に入るはずもない。
  結局、今朝「新品」が届くこととなった。
案外、最初から「新品で補償します」といえば、警察を呼ぶ必要もなかっただろうに。

ただ、庶務課の方たちが「誠意ある対応をしてくださった」ことだけは明記しておきます。
おそらく、もう経験することのない交通事故でした。この「前代未聞の交通事故」で1日分のネタを得たことが、この日の収穫でした。
関係のない追記
料理名人から送っていただいた「バジルソース」
スパゲッティーによしで、これが美味いのだ!そこで、今度は「チキンの香草焼き」に使ってみた。絶品です。良いものを戴いたもんだ!


キノコ
060705(水) dogfight
キノコは秋のもの…つい、そんな先入観を持ってしまうのですが、それはかの有名な高級品「松茸」のせいだろう。
あまの街道を歩くと「キノコ」が目に付く。いまは梅雨で、この湿気がキノコの繁殖に最適なのだろう。格別キノコの知識があるわけではありませんが、それでも「秋のものと違う」ように思います。

週末の2日間で10種類ほどキノコを見つけました。
何れも直径20cm近い巨大キノコ(あまの街道にて)
いかにも「美味しそう」と思えるのですが…
なんでも口に入れる私でも、これだけは二の足を踏みます。ネットで、キノコ図鑑に接続してみると「こんなに種類があるのか!」と驚いてしまいます。それでもまだ「未知のものが多い」そうで、安全が確認されているわけでない。

キノコには
 ・毒キノコを簡単に見わける方法がない(俗説はあるがそんなに簡単なものではないらしい)
 ・特定疾患を持つ人だけに有害なものがある
 ・その地方の人には無害(子供の頃から食べていれば無害?)
どうやら「安全に食べられる」キノコの方が少ないらしい。
自然の営みの根幹に「種の繁栄」があると思う。
 ・花は何故綺麗に咲き誇るのか
 ・野鳥は何故綺麗は羽をつけるのか
これらは、種の繁栄でその説明ができる。ならば「毒キノコ」は、種の繁栄に如何なる意味を持つのか?私には理解できないでいる。それでも「種の繁栄」に理由があるに違いない
追記
毒キノコを所望のマイミクさんがいる。うふふ…乾燥させて送ろうかな


経験から学ぶ
060706(木) dogfight
−−−賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ−−−
ドイツの鉄血宰相ビスマルクは、こう云ったそうです。その意味は、一人の人間が一生のうちで実際に経験できる範囲は、質・量ともたかが知れており、僅かな経験則だけで善悪を判断したりすることの「愚かさ」を指している。

大所高所からの判断を要求される人には大切な教訓だろうが、市井の人間にこれをあてはめると、酷く間違いを起こしそうに思う。
至極地面に近いところにいる(ようは何処にでもいる程度の)私のような技術屋には「経験無視」は酷い目にあうことが多い。むしろ、OA化が進む中で、技術の経験則が伝承されなくなっていることの問題点は多いと思う。人には「直観力」があり、見た瞬間に「間違いを感ずる」能力がある。
  「これはおかしい」
この直感にしたがってチェックを入れると、間違いを見つけることが多かった。地道な技術とは、こんなものではなかろうか?

むかし、農業の世界では「隣百姓」という言葉があった。意味は、隣の農作業を見て「右へ倣え」をすることを指す。能力のない百姓をあざ笑った言葉のようですが、逆いえば、地方ごとに「あの人を見習えば間違いない」という経験豊富な人物がいた証であろう。

何でも、ネットで検索できる時代が「本当に次の世代をつくるのか?」私は疑問に思っているが如何であろうか
追記
昨日発射された「北朝鮮のミサイル」
合理的な「損得勘定」からは理解不能なのだが、この行為、如何なる「教訓」から学んだのであろうか?


貴族の道楽
060707(金) dogfight
最近の好きな言葉−−−金がないなら知恵を出せ。知恵がないなら汗を出せ−−−
この言葉から『ボランティア』を思い出した。

私が40代前半、そう「世間はバブルだと浮かれていた」ころのことです。
私も世間と一緒に浮かれており、ボランティアなるものにもちょいと手を貸していました。
大阪ボランティア協会という組織があります。通称『大ボラ協』
この協会の事務長と話したときの「ボランティアは『太く短く』でよいのです。出来るときに、できる人がやればよい」この言葉が気に入って、まさに太く短い期間のボランティアでした。それでも、身障者介護は一通り講習を受けており、今でも要請があれば「できる」だろう。

ボランティアは、西洋の貴族の道楽から始まったといわれる。
勿論「汗をかく」ものではなく、金で済ますボランティアである。さしずめ日本なら「蔑まれそうなお話」ですが、流石は西洋、ふところが深い。金のない庶民は知恵を出し、汗を出して、今のボランティア精神が完成した。
まさに−−−やれる人が・できる形で・やればよい−−−分けで、ここには妙な精神論はない。更に「義務感」がなく、当たり前だが強制ではない。ボランティアをやる人が尊くて、しない人は云々…といった選良意識もない。ようは「お気軽に」が基本なのだ。

また、いつの日かボランティアをしてみたい。そんなことを、この言葉から連想しました
関係のない追記
今日は七夕さんですね…
そして女房の月命日(満20ヶ月になりました)。天候はどうなんだろう?どの方向にいるのかな


ジェネリクス
060708(土) dogfight
テレビCMで、すっかり馴染みになった言葉『ジェネリクス(後発医薬品)』
3〜5割も安い・・・が謳い文句だが、どうも「マユツバ」のようで

私は、肩こりと睡眠障害で投薬を受けている。
女房が亡くなってから「不眠症」になり、一番軽い導眠剤を服用している。
肩こりは湿布をしている。ところが、先日の肩こりは筋肉痛を伴うもので、湿布とは別に薬を処方していただいた。
この日は、飲み薬4種類と湿布薬の処方で結構な量になりました。薬代(3割負担)は、2000円を少し超えました。で、『ジェネリクス(後発医薬品)』はないのか?お尋ねしたら「ある」とのこと。
    ところが、その差額はなんと「40円」
なんだんネンこれは!CMとまるで違うヤン
この後、分けを訊ねました。
『ジェネリクス(後発医薬品)』で値段が下がるのは、糖尿病や高血圧など「薬価が高いもの」に限られるそうで、私が処方を受けたような薬では、ほとんど差額が出ないそうです。そのくせ、効果は「?」という。そりゃそうだろう。日進月歩のバイオの世界で、特許切れになるころは「時代遅れ」になっているだろう。

高血圧の薬を『ジェネリクス(後発医薬品)』に変えたAさん。
薬効が落ちて、元の薬に戻したそうな。どうも「良いことばかり」とは行かぬようで…


ミサイルの行方
060709(日) dogfight
「撃つぞ!」って脅すのが値打ちなのに、ついに撃ってしまった北朝鮮のミサイル。
失敗説もあるが、ホンマはどうなんやろ?

一応、中国・ロシアは擁護に回っているが、いささか困惑気味。
更に困惑したのが韓国政府。人道援助という名目で「北朝鮮化」を進めたかった大統領も、国民の声を無視出来ない様子。

誰よりも困ったのが『在日』の人々。数ヶ月前に纏ったばかりの『総連と民団の合併を白紙撤回』となった。更に、ミサイルを理由に在日の子供をいじめないでという。まあ、そういう点では日本人は紳士だよ!

野党(特に民主党)は、政府が決めた制裁は「手ぬるい」と乗っているが、党首は北京でコケにされたまま。
どうもマスコミはイマイチ。まだまだシンパが多いようで、テレ朝・古館キャスターは「これで、ミサイル防衛システム配備の加速に利用される」と懸念を表明。どうやら北朝鮮のミサイル到来を歓迎らしい。

北朝鮮は、日本を非難しているけど
さて?北朝鮮は何処へミサイルを撃ちたかったのか?そして何処へ飛んだのか


だらだらと
060711(火) dogfight
帰る途中に買物をして、それから夕食の支度をするのですが、専業主婦の要領のよさはありません。不器用に支度と洗物を済ませて、食事を始める(ようは、酒を飲みだす)まで1時間ほど掛かります。

元々、食べるスピードは遅いほうです。
私は早くに結婚して、およそ「一人で食べる」習慣がなく、独身時代に覚える「早飯・早糞」がなかったのです。さらに
 ・歯を悪くした
 ・ある日突然「独身」にもどり、一段と食べるのが遅くなった
独身の自炊生活では「急いで食べる」必要などまるでありません。食事を早く済ましても時間を持て余すばかりです。まあ、相棒でもいれば別でしょうが…

食事をしながらパソを始めます。
まあ、だらしないくらい「だらだら」と、食べながら楽しみます。ホームページの「昨日の日記」を書くのもこの時です。私には楽しい「だらだらタイム」なのですが、たまに末っ子が早く帰ってくると、この状態を嫌がります。このへんが「居候の辛さ」ですかな…


不倫
060712(水) dogfight
  〜ながらでテレビを聞いていたら、浮気夫のパイプカットをしたという。
出演していたタレントから「それでは逆ではないか」という意見が出た。それを聞きながら『パイプカットは正解』だろうと感じた。

浮気とか不倫というものは「スリル」があってのものだ(と思う)。パイプカットしてしまえば、スリルが半減するわけで、浮気防止に有効であろう。
私は、ある日突然「独身」にもどってしまい、これまた『不倫』ではなくなってしまった。私の場合、別の理由で「それどころではない」が、諸事情が許しても「不倫ではない」というだけで、意欲減退である。

あはは・・・そんな余裕のある話ではない。
早く諸事情を解決しないと「相棒探し」もできない。だから不倫どころではないのだ!
関係のない追記
なんとしても、北朝鮮非難の「国連決議」へ追い込みたい日本。なかなか頑張っている。
イマイチ、詰めの甘い小泉さんの意志と思えないのだが、ホンマはどうなんやろか?案外、後継者をアピールしたい人達のアピールに思えるのだが如何であろうか?(それでも、これは完遂して欲しい)


夜討ち朝駆け
060713(木) dogfight
私とかおりの2人だけの事務所。
かおりは、技術アシスタント・秘書・経理事務・お手伝い(お買物)…と大変です。因みに、OA機器の初期化やインストールまでこなします。経理事務では、月ごとのバランスシートから決算報告書まで作ります。これで、心優しく美人ですからね!
だから、友達が「あんな子は探してもおらんで〜」という。

お陰で私は「仕事と家事(何のコッチャ)に専念できる」
それでも、実施設計を抱えると、直ぐにオーバフローです。以前なら、体力に任せて「徹夜残業屁の河童」でしたが、今はそうは行きません。
すっかり、夜討ちが苦手になり、残業といっても20時が限度。その代わり、朝駆けが強くなり、5時起きで出勤もある。
あはは・・・ようは「歳をとったね」ということさ
何時に寝ても、朝4時半に目が覚める。
最近は、睡眠時間が5時間あるかないか…
でも、このペースも1週間で慣れるね


SXF
060714(金) dogfight
貧乏事務所のくせに「過ぎたるOA機器」があります。それは『A0サイズを読み取れるスキャナー』です。建築設計事務所で、これを所有しているところは、日本で10社もないのではなかろうか

何でそんなものがあるのか?不思議に思われるでしょうね。それは、旧国鉄用地の有効活用案を手懸けていた時代があり、長さ数kmに及ぶ、鉄道用地をスキャナーで読み込み(tif形式)、その上に計画案を書き込む必要があったからです。

スキャナーがあっても、それに対応できるCADソフトがないと、○百万もするスキャナーは宝の持ち腐れになります。フリーソフトや廉価版などでは、とても無理です。そのため、これまた貧乏事務所には不釣合いなCADソフトを使っています。ただ、我国がまだCADの黎明期に、ソフト開発の顧問をしていた関係で、今でも「ただ同然」で、ソフトの更新を受けています。これが、高度な処理が出来るCADソフトを使っているわけです。

ところが、こうして作ったデータが「よそでは使えない」ことが、長年の悩みでした。
CADソフトは種類が多く、異種ソフト間のデータの遣り取りは「DXF(データ・エクスチェンジ・ファイル)」に頼っていました。ところが、これの変換率が30〜50%と悪いのです。まして、高度な処理をした当社のデータなどどうにもなりません。
でも、やっとそれにも明かりが見えてきました。まだ、とても普及したとは言いがたいのですが、昨年度から国交省が定めた「建築カルス=国際基準」です。カルスに基づく異種ソフト間のデータ変換基準が『SXF(システム・エクスチェンジ・ファイル)』です。
DXFでは伝えることが出来なかった情報がSXFなら変換できます。『線』の情報だけでも
 ・線の週類(実線なのか破線なのかといったもの)
 ・線のレイヤ(層)・・・カルスでは、線のレイヤに「職種」を割り当てている
 ・線の太さ
 ・線の色
これが、変換の対象になっています(今までは無理だった)。
更には、tifデータ・jpgデータ(設計図内に写真を挿入)・ペイントデータ(塗りつぶし)といった、いままで箸にも棒にも掛からなかった内容まで変換できます。
 
お盆明けから始まる現場では、SXFを使って「データの遣り取り」をすることが決まりました。やっと、使い慣れたCADの本領発揮ができます。今から『ワクワク』しています。


あるドラマ
060715(土) dogfight
いつものごとく、〜〜ながらでテレビを聞いていた…
どうも気になるドラマで後半の1時間はしっかり見てしまった。なに、文学性がどうのという番組ではない。ただの娯楽番組です。

アニメオタクの青年が、超モテモテのプレイガールに恋をした。
最初はバカにしていた周りも、彼女の雰囲気が変わるに連れて、これでは「沽券に関わる」とばかりに妨害をする。
 最高のイジワル場面は、彼女の誕生パーティー
男達のプレゼントを公開するシーン。金にあかせた品物が続く中、オタクのプレゼントは「3日徹夜して作ったアニメの主人公のプラモデル」
  イジワルたちは、罵倒して壊した
彼は去っていった。そして彼女は気付いた『オタクを愛していた』ことを。
  「あいつの前なら私は飾らずにすむ」と・・・

あはは・・・結構泣かせてもらいました。
  「あいつの前なら私は飾らずにすむ」
私にも、そんな女房がいたんだよな〜
40代の始め。ある女性の誕生パーティーに招かれた。
招かれた客は7名。私以外は、超有名企業の役員であった。あの時「何で俺はこんなところにいるンだろ?」と、なんとも場違いに感じたものだ。
そして、プレゼントが開けられ始めた。まるで、先日のドラマのマンマだ!

私が持って言ったものは「バースデーケーキ」だけ。他の殿方は、ケーキは付け足しで、ブランドもんに花が添えられていた。逃げて帰りたい心境であった。でも…
  金がないなら知恵を出せ 知恵がないんなら汗を出せ
当時から、アイディアは私の真骨頂であった。私の用意したバースデーケーキには、歳の数だけローソクをつけておいた。一番貧疎な私のケーキに、所狭しとローソクが並べられた。ローソクに火が入ると、デコレーションは「一瞬で溶けた!」
それから13年の付き合いが続いた。
「お父さんやっと私のところへ帰ってきたね」と迎え入れられ、その1年2ヵ月後に家内は突然逝った。
  懺悔は続いている・・・


隠す
060716(日) dogfight
生き方のうえで「隠す人」と、私のように「開けっぴろげ」の人が居ます。

まあ私は、仕事からプライバシーまで、すっかり曝け出しています。これは、私の「ストレス解消法」であり、失うもののない者の気楽さもあります。
逆に、隠すことが悪いとは思わない。
 ・それを詮索する趣味もない。
 ・「知らないでよいことや、知らないほうが良いこと」に触れようとおもわない。
 ・相手の過去に興味もない。
 ・仮に知ってしまっても「口にする」こともない
こんな性格のためか、妙に信用があり、アリバイ作りに私を利用する友人が多かったな。
基本的にウソはつきません。これだけ開けっぴろげで、ウソなどつこうものなら収拾がつかなくなります。だからといって、正直者だと思わない。

一方「隠す」人は、本人が思っているほど「隠せていない」のではないか?
雑談をしていると、隠しているはずのことが漏れてくる。小さな矛盾点やヒントが積み重なっていく。そして、私の頭の中でキーワードが増えていく。
雑談を重ねていくと、本人が気付かぬうちに、私は情報を得ている。

私の職業は、クライアントの「少ない言葉」から推理して、ニーズを組み立てることから始まる。自慢をするなら、私の推理は的確であることが多い。
クロスチェックは、情報の確度を高める。他人が何気なく漏らした言葉と、自分の推理を照合してみる。結構オモロイ出来事です。
だからと言って「知ってるよ」とは言わない。誰かに推理を言うこともない。密かな「自分だけの楽しみ」にしている。


酒蔵ライブ
060717(月) dogfight
ヴォーリズ設計の豊郷小学校を撤去するかどうかで揉めた「滋賀県豊郷町(いまは合併で変わっているのかな?)」に、江戸時代から続く名酒蔵『金亀』があります。昔ながらの手絞りで、うまい酒を飲ませてくれます。その金亀さんから「酒蔵ライブ」の案内が届きました
     「第5回Toyosato Jazzライブ」in蔵しっく館
     中井 勉 トリオ フローム ニューヨーク!
     2006年9月23日(土)19:30〜
     当然、呑み放題!

早速、申し込みました。時間が時間ですから、この日は泊まりになります。
誰か一緒に行ってくれませんか?そこで安直に・・・

 クレラさん、この日記見ていますか?
 去年は、1月遅れの誕生日会を「伊賀牛」でしましたね
 今年は、1月早い誕生日会を「近江牛」でしませんか?

うむ〜、食いもんで釣ろうなんて我ながら情けない。誰かおらんのやろか
昨年、滋賀県豊郷町を旅しました。
その時の紀行文(1〜5)の最初のデータを何でかロストしてしまいました。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/kinki-tanbo/siga/toyosato-sakamoto/siga-toyosato2.htm
再取材を兼ねて行こうと思います。ここには「日本最古の庭園(国宝)」があります。素晴らしいですよ!
ご一緒いただける方には、近江商人発祥の地近江商人発祥の地「五箇荘」をあわせてご案内したいと思います
大阪府吹田市に「旧仙洞御料庄屋屋敷西尾邸」があります。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/kinki-tanbo/oosaka/nisio/oosaka-nisio.htm
毎年夏に、ここでジャズコンサートが開かれていました(今もあるのかな?)。家内が居た頃は、何度か行きました


泣いて喚いて恋をして
060718(火) dogfight
私のホームページは、自己主張が強い。更には「泣いて喚いて」書き散らすことが多い。
  これって私の「ストレス発散法」です。
古くからの友人は、よく知っていますので、割り引いて理解してくれています。

先日もある方からお叱りを受けまして、お詫びしました。
まあ〜喚くほど「本人は深刻ではない」のです。でも、読むほうにしては「こりゃ大変だ」と思われるでしょうね。こんなに狼オジン(狼少年ではない)を続けていると、ホンマに悲鳴を上げても信じてもらえないかもね。
更には「格好悪い」ですよね!こちらは、今更「どうでも言いや」と思っていますが…
これからも、恥も外聞もなく「泣いて喚く」かもしれませんが、そんな時は「無視」してください

最後の「恋をして」は単なる語呂合わせで、何もありません。まだまだ再建途上で恋をする資格などまるでまりません
追記
一人酒を飲みながら、ふと人恋しくなります。でも、用事もないのに電話を掛けたりしたら相手は迷惑だろう。だから、私の携帯電話には、仕事関係者以外の「登録」をしていません。お陰で、まだ誰にも迷惑をかけずにすんでいる。


神の采配
060719(水) dogfight
−−−「生きる」って偶然の積み重ね−−−と思う
一昨年晩秋、家内が突然亡くなった。その直後に、懸念していた債務不履行(2物件)が表面化。当時の年商で、5か月分相当が回収不能となった。更にそれが、家庭内の問題を表面化することになり、私は家を捨てる決断をした。
勿論、再建を目指したが、努力すれば結果が出るほど現実は甘くない。
昨年晩秋には、追い討ちとなる「更なる債務不履行」があり、ピンチはいっそう深刻となった。この時、かおりの提案で「得意先を一新」することした。といっても、アテがあったわけではない!早い話が「一からの出直し」を決めたに過ぎない。かおりが普通ではないのは、この時、言葉だけではなく「給与の半減」を自ら申し出たことだ。私は今それに甘えている。ただ、目処が立てば、何よりもこれを改善しようと思う。

絶体絶命のピンチを続ける中で、一つの選択があった。
一昨年の債務不履行が裁判となり、双方から証言を求められたことだ。当然、双方の言い分が違うから係争になるわけです。そこで、自分なりに信ずる方の証人となりました。

ある日、証言したしたほうの方から「暑気払いをしませんか」とお誘いを受けた。昨年夏のことです。
巡りあわせとは、神の采配であろうか?
この席で紹介を受けた会社が、その後、細々と事務所を支える力となり、この度の「久々のまとまった物件」となった。
「生きる」って偶然の積み重ね−−−と思うのは、こんな理由による
追記
市役所からの帰り。北浜で「?」と・・・.花外楼がない。大阪で老舗の料亭、私などとても利用できる様なところではなかった。老舗とか大手といった言葉が「安全」を表さない時代となった。


バーチャルな世界
060720(木) dogfight
ネットの世界はあくまでバーチャルな世界です。
慣れとともに、バーチャルリアリティーを楽しむようになる。一番お手軽なものが恋愛ゴッコとなるのかな?私など、ある人に言わせれば「遊び人」といわれているそうだが、空蝉の世界にすぎない。
私が「姉様」と呼ぶ人がいる。
ネットでは「きわどい話し」もでる。実年齢は私より若く、何度かお会いしたことがあるが、ネット上ほど気楽に話せない

最近、竜巻のようにやって来たのが「親分」
ハンドルネーム以外は、見事にミステリアスだが、それでも雑談を通じて分ってきたたことも多い。私が一番会って見たいと思う女性です。会えば私は「恋に落ちる」かも知れぬが、片思いが関の山であろう

ネットに登場してから大変身したのがこのお方
川柳のお題を出しており、これから「師匠と呼ばせていただきます」と申し上げたところ、
 >そうやなぁ・・・「かずえちゃん」ってどない?
 >可愛くやでぇ。可愛く「かずえちゃん」やでぇ(ё_ё)キャハ
そやけど、恋人に間違われたら、かなンし〜
 >ええやん、間違われても。 キャハキャハ!!(^Q^)/"
如何でしょうかな?もうノリノリとなってきた
楽しく遊んでいるけど、ちょっと複雑な心境やねん
それはな、バーチャルというより・・・
ホンマは『ババーチャル』なんや。それがちと辛い!


日常から
060721(金) dogfight
 ■交通事故のその後
購入したてのレーザープリンタは、持ち帰る途中で交通事故にあい「お釈迦」になった。
無事、示談も済み「新品」を補償してもらった。そこで、事故に遭ったプリンターのその後を…
「廃棄処分」にということなので、私の勝手で修理に出した。どうやら壊れていたのは「液晶パネル」だけで、修理代は16000円。
いまの住処が広ければ「家で使いたい」のですが、そんな場所はない。そこで友人にどうかと持ちかけた。幸い、プリンタの更新を考えていた友人とニーズがピッタリ一致。修理代は彼が払い、私の建て替え分3800円をもらうことにしました。
ところが「つりはいらないよ!」と10000円。一応遠慮はしたけど「ごち」とした。このお金にちょっと足して、娘を二人連れて食事に行きました。事故が食事に化けたお話です!

 ■唄
私は歩きながら「唄う」癖がある。といっても大声ではない、囁くような小声で…
ただ「お前の声は内緒話に向かん」といわれるほど、よく通る声をしているので、案外回りに聞こえているかな?
先日、道ですれ違った娘(誰かは知らん)。綺麗な声で、しかも大きな声で唄いながら歩いていた。印象では、劇団所属みたいだったな…

 ■ババーチャル
非難覚悟で書いたのに、何事もなく「ババーチャル」はすぎた。そこで、マイミクさんの分析を
 ・女性のマイミクさん 18名
 ・年齢構成(実年齢を知っているのは5名で、あとは推定)
  30代・・・3名
  40代・・・6名
  50代・・・5名
  60代・・・4名
常連さんといえるのは、50〜60代に集中しているのが私の特徴。
『老婆は1日にしてならず』とか!素晴らしきかな熟女たち


時間がなくて
060722(土) dogfight
多くはありませんが『日記のネタ』のストックがあります。
でも、論文でも書きそうなものばかりで、とても時間がありません。
そんな訳で今日は(今日もになりそう)パスです。

やっと雨がありました。でも、また明日から雨模様。せめて今日くらい「ゆっくり歩いて」来ます。それにしても、また暑くなったなあ〜
暫く、たおやかな時間はなさそうです…


やる気がなくて
060724(月) dogfight
『日記のネタ』のストックを纏める根気がない。

仕事は待ったなしだが、こちらはサボっても迷惑はかけないだろう

写真は、土曜日の25km歩行で、天野山の展望台で写したもの。Hさんに送っていただきました。
 (左:私/右:Nさん)

来月は、あまの街道の仲間に声をかけて、この展望台で「バーベキューパーティーを開こう」と計画をしている。
忙しいときは「ネタが涌いてくる」ものなのだが、ちょっと厭世的になっている。うふふ…諦めは良いほうなので「直ぐに終わる」さ!


奥入瀬
060725(火) dogfight
ある人が、あまの街道を評して
 >大都会大阪というと コンクリートジャングルとせせこましい住宅
 >街というイメージを持ってしまいがちです だから 
 >こういう風に奇跡的に自然が残ってるのには驚かされますね
 >森閑とした緑に包まれた街道は わが故郷八甲田山、奥入瀬の
 >街道を思いださせるほどですね (ちょっと言いすぎだわ)
全くの褒めすぎである。あまの街道は、とても奥入瀬には勝てない

青森へは1度しか行ったことがない。それも、ボチボチ金つまりが表面化して、夜の遊びもままならぬようになったころ「北の新地で飲んで遊ぶより安いで」といって誘われた。冬の終わりのことであった

三沢で降りて、パック旅行のホテルに向かう。あれが八甲田山と紹介され「八甲田山死の彷徨」が目に浮かぶ。それが至極自然な季節であった。

翌日、奥入瀬へ向かった。
雪に埋れたブナ林。新緑のブナ・清らかなせせらぎは『想像』するしかない。それでも、充分美しい風景であった。いつの日か、バックパックを担ぎ、新緑の奥入瀬を歩きたいものだ。あの登り坂なら、私の体力で充分歩けるであろう。ただ、その季節…十和田湖で私を迎えてくれたオオハクチョウはいそうもない
  http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/yatyo-data/y-oohakutyo.htm


未知の領域
060726(水) dogfight
福島県から北は、私にとって「未知の領域」である。呼称からして、理解していない
 ・東北
 ・陸奥(みちのく)
 ・奥州
きっと、微妙に違うものを持っているであろうに、その機微を私は知らない。
この無知が「この地をこよなく愛する人」を傷つけるかも知れぬと恐れながら、それでも魅惑に勝てず書き進みます。更に、言い訳とお詫びを先にしておきたい。私は、好奇心は誰にも負けぬつもりだが、それに見合う知識を持っていない。無責任な疑問で終わることが多いと思うが、お許しいただきたい

日本史は「縄文文化」で始まる。
天照はまだ降臨してしていない。中心地は東北、今から4000〜5500年前とされる。一番大きな遺構は『三内丸山遺跡』です。
  http://www.tokeiren.or.jp/manabitabi/program/detail.php?pref=0&no=4
この当時の我国の人口は、東北に酷く偏っており、全人口の9割以上がこの地にいた。その中でも、三内丸山遺跡は一際大きな王国ではなかったか(行ったこともないい癖にとお叱りを受けそうです)。建物配置を見ていくと穀物蔵があり、富の集積があったと思われる。ならば、その管理や配分で『身分が存在した』であろう。

縄文人による古代の東北文化は忽然と消える
理由は、氷河期の到来と考えられている。弥生人と比べ、縄文人の文化は決して低くはないそうである。決定的な違いは農耕の有無であった。食料調達を「採集」に頼っていた彼らは、氷河期によって、その源を断たれた。

彼らはここから壮大な抒情詩を描く
座して死を待つことなく、大海原へ漕ぎ出した。オセアニアを通過し、南米に着いた彼らはそこで、縄文文様を残す。アンデス文化である。近年の調査で、DNAも一致したと聞く。ただ、現代の東北人と如何なる関係になるのか?それが分らない。
暫く「根拠のない空想の旅」を続けよう…
私は、まだとても死ねないと思っている。この「空白域」を埋めぬまま逝くわけにはいかない。


未知の領域A
060727(木) dogfight
東北における縄文文化が消えて、それからの数千年…
私の知識は空白のままだ。
大和を制圧した渡来人は、土着種族を支配下に置く。恭順した葛城氏や平群氏は今も大和の地に地名を残すが、最大の勢力であったはずの「物部氏」は、蘇我氏との戦いに敗れて野に下る。大和に地名はないが、逆に全国に名を残している。
  http://kamnavi.jp/mn/index.htm
東北の地も例外ではない。むしろ色濃く残っていると思う。

蘇我氏を倒した中大兄皇子(天智天皇)は、百済救援に失敗した後、近江に都を移した。
弟・天武天皇は、身の危険を感じて塞外(国境の外)へ避難する。天智天皇の死後、塞外の兵を率いて侵攻(壬申の乱)し政権交代となるが、当時の国境は岐阜−三重県を結ぶラインであった。両県には今も「関」市があり、国境であったことを伝えている。

朝廷に従がわぬ民を夷と呼んでいる。野に散った物部氏の末裔も「夷」と呼ばれたのであろう?
では、夷はアイヌと呼ばれる人々と同じであろうか?私には同じと思えない。アイヌの人々は、明らかに北方系であるが、ここでいう塞外の民がアイヌであった可能性は低いのではないか。
漢字で書けば同じだが「えぞ」と「えみし」を区別する考えがあるが、私もそれに賛成である。
 ・塞外の民=えみし
 ・アイヌ系の民=えぞ
後に、みちのくの地に文化を咲かす藤原3代。ミイラが残されており、DNA鑑定もされているが、アイヌ系ではない。


未知の領域B
060728(金) dogfight
東北には驚くものがある。まずはこれ、
青森県新郷村一帯は、昔から戸来(へらい)と呼ばれていた。これは「ヘブライ」の変化した言葉だそうな。そんなわけでここには『イエスの墓』がある。江戸時代、東北全体の隠れキリシタンのメッカであったとか。恐山と両立するのが凄いですね!

東北にはピラミッドも多いそうです。
http://myn.north-tohoku.gr.jp/kodawari/db09-m002-t006.php3
これがでてくると、UFOが絡む。宇宙との交信の場であったというわけです。まあ、このへんは「信じるものは救われる」ことになるのかな?

ここからは真面目に書きます。といっても「私の疑問」ですが…
東北の地は、近畿・九州と並び「古墳」の多いところです。古墳は誰が造ったのだろう?
このことと関連するのですが、アイヌ民族は
 ・いつごろ日本列島へやって来たのか(先住民族説もある)
 ・彼らは、日本列島を実効支配していたのだろうか
ところが、アイヌ民族の「定義」がないのだ。今は、北海道に僅かに残るアイヌ民族をモデルに、5千年前を見ると、酷く間違いそうに思う。何故なら、忽然と消えた『三内丸山遺跡』を築いた縄文人こそが、アイヌ民族であると言う説もあるくらいだから。

幅広くアイヌ民族を捉える説でも、古墳造営までは及ばない。
大和朝廷成立は4世紀中頃で、とても全国に勢力を張っていたわけではない。一方、古墳時代は4〜6世紀。で、必ずしも大和朝廷の膨張とはリンクしていない。大和朝廷にまつろわぬ人々が、まだまだ元気なころに、古墳を造り上げていったに違いない。
この私の考えが正しければ、古墳が多く造られたこの時期、アイヌ民族は既に少数派になっていたのではないか。更には「混血」が進み、その数を減らしていった。
アイヌ民族滅亡の止めを刺したのは大和朝廷だと思うが、朝廷成立以前に少数派に落ちていたのなら、全て大和朝廷のせいにするのは酷なように感ずる。アイヌの民は「弥生人=農耕の民」に負けたといえそうだ。

追記
アメリカインディアンは、ピューリタンに蹴散らすように追い詰められていく。
アイヌ哀史を、アメリカインディアンとオーバーラップする向きも多いが、私は今日述べた理由で、違うと思っている。


片手で
060729(土) dogfight
早いもので、7月ももう終わりに近づきました。
狭山池を今月は「訪れていない」と思い、25日早朝に行ってみた。
雨に濡れた土手を降りるとき、空中を飛ぶようにもんどりうってコケタ!
まだ若さが残っているようで、反射神経よく「右手で体重を受け」服を汚さずにすんだのは良いが、その日の夕方には、右手は激痛を伴うようになった。主治医を訪れ、レントゲン検査。手首の関節がホンの僅かだが見事に剥離骨折している。といっても今回のものではない。数ヶ月前に、山道の倒木に躓いてコケタおりのものであった。あの時は、打ち身という診断であったが、腫れが引くのに1ヶ月掛かった。実は、あのときこそ剥離骨折していたのだ。

今回は、まったく同じ場所を強打した。今は、仕事も調理にも右手が不自由である。ただ、基本的に私はギッチョで、右利きほどの不自由さはない。夜になると痛みがきつくなる。それを和らげてくれるのは鎮痛剤か?それとも大好きな酒なのか…
追記
忙しさとあいまって、狭山池の編集が出来ない。
25日の天神祭りも編集する時間がない。
今日はこれから京都へ。ついでで、京都をのんびり歩きたかったのですが、トンボ帰りで出勤になります。残念!

昨日の出勤時、あまの街道保護の共闘を申し入れてくださった議員先生が街頭演説をしていた。その後、上手く連絡が取れていなかったので、直接話をしようと
 「あまの街道の○○です」
これで分って下さり、暫く話をして、8月の「守る会」の会合に出席することにした。ただ、僅かな話でもスタンスの違いを感ずる。所詮、私は「野生ジ(オジンのジ)」なのだろう


遊び
060730(日) dogfight
多くの方には、私は「遊び人」と映るらしい。
俗に『呑む・打つ・買う』というのが、遊び人の基本的条件。これに照らせば、私は失格である。
酒は大好きだが、乱れることはない。酒の上での失敗もない。あるのは、酔いぶれた友を「家まで運ぶ」くらいなものである。
打つ(博打)はしない。競輪競馬競艇は勿論、バイヤグラも知らない。むかし麻雀はしたことがあるが、今はルールさえ怪しげだ。
買うほうも無罪とは言わないが、私の女性経験は片手で足りる。およそ、世間の男ほどには遊んでいない。

趣味を並べてみても
 ・今の趣味・・・歩く・野鳥観察・読書・酒
 ・昔の趣味・・・無計画な旅・麻雀・水彩画・海釣り・唱歌

 ・その他・・・運転免許なし・ゴルフ歴なし
あきれるほど地味なもんだ。
なのに、ワイルドに見られることが多い。「遊び人らしいね」といわれる。いちいち反論する気もないが「また間違えられている」と悲しくなることも多い。

一方「遊び心」なら誰にも負けない。
私は、山歩きをしながら野鳥の声に耳を澄ませ、木々に目を奪われる素晴らしき「遊び」を続けている。木の実を採取しては、ジャム・ゼリー・リキュールを作っている。あまの街道の先輩諸兄も、そんな私に呆れながら助け船を出してくださる。
    ありがとうございます


未知の領域C
060731(月) dogfight
今日は「稲作の伝播」に触れてみる。
その訳は、私なりにアイヌ民族の滅亡(絶滅ではない)を推理してみたいからである。
アイヌ民族同様、稲作の伝播も資料によって年代が大きく異なる。つまり定説といえるかどうか?
今回はこちらの資料をもとに書き進める(DNAレベルの研究で、知識のない私には「信頼が置ける」と思えました)。
  http://inoues.net/study/japonica5.html
大きく言えば、
 ・海からのルート(3ルートあった)
 ・朝鮮半島からのルート
何れのルートも、日本の窓口は北九州。紀元前2000〜1000年(いまから4000〜3000年前)のことという。これは、三内丸山遺跡が消えた頃とオーバーラップする。

もう一つ、念頭においておくことがある。それは人口の推移です。
歴史人類学という研究分野があり、古代の人口推計が行われている。私は、身一つで家を捨てたため、この資料を持ち出すことが出来なかった。幸い、同時進行で、那珂川氏がよく似たテーマで書き進んでいらっしゃいます。この中で、おそらく同じ出典と思われる数値があるので、無断借用する。
 ・1万年前の日本列島の人口はおおよそ2万人程度
 ・6000年前の気候最適期には10万人
 ・2000年前の気候最適期の終わりには30万人近くにまで増加
 ・しかし、その後の亜氷期で、人口は再び10万人を切るほどにまで減少
ここで、両者を併せてみよう。
 ・『三内丸山遺跡』が栄えた頃(今から4000〜5500年前)は、10万人程度
 ・稲作が伝わって人口は30万人まで増加
冷酷な現実を認識しなければいけない。それは「食糧生産高以上に、絶対に人口は増えない」ということです。採取生活の人口維持能力は、農耕民族に遠く及ばない。

前回で、アイヌ民族に定説がないことを書いた。なにせ、南方民族説から北方民族説までなんでもありなのだ。ならば、稲作伝播以前の先住民族全てを「アイヌ民族」と呼ぶ方が素直ではないか。但しこの過程が成立つのは「アイヌは単一民族ではなかった」場合である。実は、これも素直な考えであると思う。
何故なら、稲作は北九州から、日本列島を北上している。その過程で、採取狩猟生活をしていたアイヌ人は,農耕種族にどんどん同化していったのではないかと考える。しかし、同化を拒んだ種族がいた。それが今に残る「アイヌ民族」ではないか。

ちなみに,青森県垂柳遺跡からは、2000年前の「水田跡」が発掘されていて、大和朝廷成立よりはるか以前に、文化の衝突(農耕民族と狩猟民族)があったことが分ります。

アイヌ滅亡を整理する(私の考えです)
 ・いまから4000〜3000年前に稲作の伝播が北九州にあった
 ・この稲作伝播以前から日本列島に住む人は「アイヌ」であった
 ・稲作は、日本列島を北上した
 ・そのころ、縄文文化の中心地「東北」は寒冷化(亜氷河期)で、死に瀕していた。
ここでは、北上する弥生人(農耕民族)と避難しながら南下する縄文人(アイヌ)がどこかで交差したはずである。
この時、戦闘はあったのであろうか?
私はなかったと思う。軍事常識で見ても、食料を持たぬ軍が長期戦闘に耐えられると思わないからである。南方系アイヌは、稲作に同化する道を選び生き残ったと思う。これで多くのアイヌは消えた。だが、北方系アイヌは同化を拒み、生存条件の厳しくなった「東北」に戻って篭った。その後対立が続いく

前回で述べたように、アイヌ民族の滅亡(文化的影響力の壊失)に止めを刺したのは大和朝廷です。
しかし、それは青森に稲作が伝播して800年後のことであった。800年という時間は、ひたすら「抵抗するアイヌ」を弱めていったのだと思う。
次回は、いよいよ坂上田村麻呂にご登場願おう


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