dogfight高松の長すぎるひとり言
2006年04月
エッセイ&コラム

平凡な女壊し屋登場か?尊厳死個人情報保護法夢見投売り割引弁当あまの街道を守れるか太平洋の薔薇買物データ日本が失ったもの白洲次郎主婦になりきれない僕反転攻勢?変化?酒の水割り造幣局の通り抜けネギトロしつけ高松文庫犬とカラス日本にもナショナリズムはあるグレーゾーン金利二つの事件ホンマのところ二冊の本マイクで変わる人格博打自己満足のHP


平凡な女
060401(月) dogfight
およそモテたことがない。更にはそんな意欲も実力もない。下心がないと、冷静に女性が見える。
世の中には「才女」がいる。私は不思議なんだけど、
 光って見える素敵な女性に、何でアクティブな人が多いのだろう。
 魅力的な女性に『じっとしていることが苦手な人が多い』のは何故だろう?
『静』にも魅力があると思うけどな…

『所帯』と言うキーワードで空想をしたとき、アクティブで魅力的な人は、自分の相手としては「ありえない」と思う。最も、相手にも選ぶ権利があるので「もっとありえない」けど!

私は・・・家庭は「平凡」なほうが良い。
『酒と会話』があれば、後は『風呂・飯・寝る』でこと足りる。
 喧嘩に負けて帰ったら、ふところに抱いてくれる女がいい
 いつも褒めてくれる女がいい
 手をつないで眠れる女がいい
女房はそんな『平凡な女』でした
追記
今日は4月1日 エイプリルフールです。で、ある人の「日記」に書き込んだのがこれ!

ロト6が当たりました。まあ〜ホンの2億円ですが…
そんでもって、こんな機会だからと、抽選会を開きました。ちょっと「かっこ悪い話」なんですが、前から結婚を申し込まれた女が100人ほどいて、面倒だから「抽選」にしました。
ミスユニバースになったのが8年前。いえいえ、たいしたことはありません。まあ、みんなが「振り返る」程度です。
世界1周の豪華客船で式を挙げようと思います。みなさんにも出席をお願いしますので、半年ばかり休暇が取れるように準備して置いてください。
(2億円くらいじゃ「無理」なはなしやったな!収拾がつかんのでこのへんでヤメトコ)


壊し屋登場か?
060402(日) dogfight
民主党の混迷が続いている。
前原代表を含む執行部全員が辞め、永田氏は議員辞職すると言う。なんとも唐突ではないか!どうせやめるなら、もっと早い時期にと思う人も多いのではなかろか。
これで、メール偽造の疑惑が掛かっていた西沢氏の証人喚問も中止になった(証人喚問を避けるため、この時期の辞任ではないかと観測もある)。

後任人事で民主党の混迷は更に続くのだろう。何故なら、あの「壊し屋」の登場が噂されているからです。『豪腕・小沢』と言われるが、彼が何を作り上げたのか?いままで小沢氏はいくつの政党を壊してきたのか!
所詮、数だけの寄せ集め野党で、あまりに纏まりがない。
健全野党の不在は「日本の不幸」でもある。政権交代可能な野党の出現を待っている。


尊厳死
060403(月) dogfight
富山県射水市でおきた「尊厳死」事件。
その詳細が分るにつれて、家内も「消極的尊厳死ではなかったか」と思うようになった。

15時45分に職場で倒れた家内は、救急車が到着した時点で心臓も呼吸も停止していたそうです。
救急処置と、生命維持装置の接続で、きっと「医学的には生きている」状態にもどったのでしょう。ただ、意識は一度ももどることはなかったし、自発呼吸もなかった。

倒れてから11時間後。体のかなりの部分に壊疽が広がった。家族全員が揃ったところで私は、ドクターの勧めを受入れ「生命維持装置の取外し」に同意しました。
この行為は「消極的尊厳死」と呼ばれるそうで、尊厳死に対する法整備のない現状では「殺人罪に問われることもある」そうです。
ただ、あのまま過ごせば、妻の体は「青黒く変わって」いっただろう。私は、家内を「美しいまま送りたかった」し、このことに間違いはなかったと思っている。また、医師のアドバイスは適切であったと思っている。

尊厳死が認められる原則は
 ・助かる見込みがない
 ・本人の意思の確認
 ・家族の同意
家内の場合「もう助からない」ことは明らかでした。ただ、突然のことで「本人同意」などあるはずがない。このような事態に『本人の意思の確認』などナンセンスではなかろうか。無用な批判を避けるため、緊急時を踏まえて「法整備」を願うものです。
追記
家内は常々「私は誰にも迷惑をかけずにさっさと逝くから」といっていました。
この言葉そのものが、本人の意思であったと思います。


個人情報保護法
060404(火) dogfight
個人情報保護法が施行されて、企業の取組が変わった。必要な部分も多いのだろうが「行き過ぎ」も感じる。
先日、教師を100人が出て「学校を取り巻く問題」をやっていた。そこで知ったのですが、個人情報保護法が『学校を直撃している』と言う。
 ・学校便りの記事に「生徒が特定できるような内容」がかけない
 ・生徒の作文紹介には同意が必要
 ・写真には、写っている全員の同意が必要
 ・連絡簿が作成できない
学校と父兄のコミニュケーションにかなりの制約がでていることが分る。学校が「父兄の名簿」をもてないため、緊急時の連絡は不可能と言う。そのためサイトを開設して、携帯電話で閲覧してもらう制度を採用する学校もあるとか。

これには考え込んでしまった。
私はホームページで「身近な自然」を紹介しています。特に「あまの街道」ではお仲間も出来、イベントを開いたときは紹介写真を掲載している。どうやらこのことも、個人情報保護法に触れるようだ。仮に後姿を撮影しても、関係者に充分「人物特定ができる」ものになる。まして名前の紹介など論外であるようだ。基本的には「野鳥と樹木」なのですが、それでもこんな制約を知ると「何やツマラン」と思ってしまいます。


夢見
060405(水) dogfight
最近、立て続けに「変な夢」を見ている。それもかなりリアルに…
 その1
普段通りの仕事風景。かおりも傍にいて、私のことを「所長」と呼んでいる。でも違う!
そう、事務所が広いのだ。他の人がいっぱいる。社長と呼ばれる人が来て「事務所ごと買い取った」と言う。更に、雇用条件の説明が始まった。それによると、
 ・2ヶ月ごとに給与を見直す
 ・よければ「最高4千円のUP、ダメなら2千円のDN」
何と言う具体的な夢だろう。それも鮮明に覚えている。
 その2
夜中に女房が布団に入ってきた。蒲団が揺れるのが分る。私の手を握ってきた、その感触がこの手に残る。女房の手を握り返して、話し掛けたところで目が覚めた。
 その3
家族が団欒している。あの家で、女房も次男もいる。皆、底抜けに楽しそうに食卓を囲んでいる。もう、家も女房もないのに…
夢は私に「何かを伝えたがっている」ようだ。
それが「何か?」が分らないが、近々に私が「違う世界に行く」ことを暗示しているように感じている。


投売り
060406(木) dogfight
昭和49年6月1日から施行された「生産緑地法」
http://www.houko.com/00/01/S49/068.HTM
いまでは都市近郊農家にとっては「不倶戴天の敵」となっているのではなかろうか?
ただ、この法律を読んでも「怖さ」が理解できる方は少ないのではないか。

戦後の農地改革により「ただ同然で手に入れた農地」が、バブル期に高騰した。都市近郊の農地では、まるで「1万円札を何層にも敷き詰めた状態」となった。何せ、土地に掛かる税金は、宅地の1/100に減免されており、所有に伴ふ負担はない。おまけに、売る気になれば億単位で「羽が生えたように」売れていく。
この事態に対し、マイホームがどんどん遠のく人たちから「怨嗟の声」があった。そこで、政治家は生産緑地法を平成5年に改正して対応した。http://www.bird-net.co.jp/rp/BR011008.html

この法律は、3大都市圏の都市近郊農地で「指定されたところ」だけに適用されるものです。
H5年の改正で、政府は二つの条件を出し、その選択を迫った。
 ・宅地並み課税を受け入れる(この場合、農地の売り買いに制約を設けない)
 ・30年間「営農を続ける」ならば1/100課税でも良い(ただし、農地の売却は禁止)
当時、私は何人もの方から相談を受け、宅地課税をお勧めしたのですが、30年間営農を選んだ方が多かったですね。その理由は
 ・目先の利益(とりあえず安いほうがいい)
 ・ほんの数年で、法改正され「緩和されるだろう」
このように甘く考えた人が多かったのですが、現実は過酷に動いていきました。
 ・族議員の権力が衰退し、法改正で「なし崩し」にすることがなかった
 ・バブル崩壊で、税収の落ち込んだ税務署は「生産緑地法違反」を厳密に取り締まった
 ・農業継承者の不在
「30年間営農を続ける」を選んだ人は、大きな誤算をしていました。現行「生産緑地法」の恐ろしさは『営農違反は、H5年に遡り宅地並み課税を徴収』されることです。今では、摘発されたら「その土地を売却しても納税できない」と言われる。

この法律がキツイのは「売買の禁止」より---30年間営農を続ける---ことです。平成5年当時ですら、農業後継者不足が取りざたされていたからです。そして今・・・
「営農」とは、まさに『農業を営み続ける」ことなのです。農地を耕さず放置することは許されません。そんなことをすれば、懲罰的な課税が待っています。でも、後継者がいない・・・これは深刻です。
福祉施設用地としての売却(あるいはレンタル)なら、懲罰的課税の多くを免れることができます。そんなことから福祉用用地の供給源となってきています。ただ、足元は見られるわけで「投売り同然」と言う実態があります。それでも懲罰的課税を受けるより「ましだ」とい現実に晒されています。

都市近郊農家にはお気の毒ですが、バブル期に美味しい思いをしたしっぺ返しが来ているようです


割引弁当
060407(金) dogfight
晩御飯は、工夫で「安くて美味いもの」を自分で作っていますが、昼は外食です。生活費のなかで、昼食代は馬鹿になりません。

昼食代を節約したい向きには、弁当は便利です。
いまは弁当全盛時代で、街角や店先で様々に工夫を凝らして売っています。とはいえ、この弁当「昼に売り切る」のが命です。そこで、12時半を過ぎれば「割引料金」になるものが多い。ちょっと時間をずらせば安く上がります、ただ「選択の余地」が限られるのが辛いけどね…
(何と、ショウもないことを書いているのだろう…)
追記
最近めっきり主婦感覚です。賞味期限の近づいた食品を捨てるのがもったいなくて「食べてしまう」ので、どうも太り気味で困ってしまいます。


あまの街道を守れるか
060409(日) dogfight
いにしえより、熊野詣や高野山詣に使われた「高野街道(熊野街道とも重複している)」
ここから、女人高野「天野山金剛寺」へ枝分かれした約10kmの道が「天野街道」です。

このうち、約3kmを、国交省の補助を受け遊歩道整備をしたものが『あまの街道』です。因みに、この街道は1995年に、国交省から「手づくり郷土賞」を受賞しています。

あまの街道は、女人高野への参詣道で、尾根を繋いだ歩きやすい道路です。堺市と大阪狭山市の市境にあることが幸いして、奇跡的に残った『都会の中の自然』です。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano2006/amano2006.htm

ところが、この「あまの街道」が消滅の危機を迎えています。その訳は…
堺市側は大半が公有地で、保全されているのですが、
 ・大阪狭山市側(あまの街道は大阪狭山市に所在)は民有地
 ・景観保護や自然保護の条例や指導要綱が存在しない
 ・全域が「市街化地域」に指定されており、土地活用を促している
 ・許認可権は大阪府にあり、大阪狭山市は無関心
 ・縦割り行政で、統一した見解を持っていない
この行政や議会の怠慢(保護政策の提案はなされたことがない)に目をつけた開発業者により、あまの街道が「瀕死の状況』になってきました。
経済的にも、大阪府下最高の「社会資本」を誇る文化都市です。更に、マンションなど「南海電鉄沿線で唯一即日完売する地域」として知られています。

数年前に、東京都国立市で、行政の怠慢から「高層マンション」が建ち、その撤去を求める訴訟がおきたことがあります。まさに、その二の舞が、ここ大阪狭山で起きようとしています。
ところが、国立市の事例は「完璧に合法な事業」であったのに対し、あまの街道消滅の背景にあるのは「全くの不法行為」にあるのです。
国の補助を受け「あまの街道を整備」しながら、一方で、その貴重な歴史遺産であり、素晴らしい景観を保護保全する手段を持たぬ行政や議会。郷土愛も持たぬ人たちが「治める」自治制度。なんと悲しいことだろう!

あまの街道中央部造成後(ポイント7〜9間)

終点付近の破壊/街道(道路)が崩壊の危険
2004年、あまの街道のほぼ中央部・400mの林が崩されました。
あまの街道で最も林が深い場所で、キジ・フクロウ・隼といった大型の野鳥の営巣地でした。
「みかん畑を作る」と称して始まった工事ですが、出来たのは「建売住宅=写真右」で、無残に剥がされた土地が多く残りました。

造成は「産廃」を持ち込んで埋め立てられ、度重なる「工事中止命令」を無視しての強行突破でした。
電気もガスもないまま家を作り「供給責任」を迫る強引な手法でした。
2006年始めから、同じ業者が、あまの街道の終点付近を崩しだした。
元々立っていた家を壊し、それも「谷を埋める」材料にする。相変わらぬ乱暴さです。建設リサイクル法で、産廃処理方法が定められているが、この業者の目には「日本に法律はない」らしい。

あまりの無法行為に、私は市役所へ出向いた。その結果は驚くばかりです。
●開発許可は「つい最近下りたばかり」だそうです。つまり「無届着工」をしていた。
●写真で分るように、あまの街道脇を「垂直に切り崩している」ため、道路が崩壊しそうです。

私以外にも、多くの「あまの街道愛好者」が行政に通報しており、ようやく060404に大阪府の立ち入り調査があったそうです。大阪府の指導は
 ・道路が崩落しそうなので迂回路を設けること
 ・崖の安全(道路の崩落防止)を図る工事をすること
ところが何処吹く風」で、工事続行中です。
行政側に「取り締まる熱意」がないのです。道路の崩壊の危険性についても「申請図面では『安全処置』がなされることになっています」という。呆れるばかりの『書類主義』です。書類上さえ法を守れば「なんであり」が罷り通っています。

もうお分かりと思いますが、国立の事例と異なり、この業者には
 ・法を守る気はない
 ・歴史を尊ぶ気はない
 ・環境を守る気はない
あるのは「己の利益」だけです。

悲しいことですが、この業者は「市内業者」で、議会も及び腰のようです。この業者は、あまの街道に何か恨みでもあるのでしょうか?ひょっとしたら「日本に恨みがあるのか」と思ってしまいます。

既に、あまの街道・狭山側の500mが破壊されました。でも、これは「まだ始まり」なのです。
三都神社への参道を挟む両側、約400m(写真右)がこの業者によって買い占められ、測量が終わりました。
行政は「なんら打つ手はない」と、アッケラカンとしています。これが崩されれば、3km中900mが同一業者の餌食となり、数百年の歴史を持つあまの街道が破壊されます。

ここに手が付けられたら・・・
私は「座して待つ」つもりはない。私はクレーマーとなり、あらゆる「違反」をあげつらい、毎日のように行政(大阪府や大阪狭山市)にクレームをつけてやる。力のない私にできることは、粘りと関連法への知識しかない。−−−dogfightになる−−−それしかないではないか…


太平洋の薔薇
060410(月) dogfight
  『太平洋の薔薇(上下)』笹本稜平/光文社文庫
外国の作品では『海洋冒険物』が多いのに、世界有数の海洋国家「日本」に何故、海洋冒険小説がないのか?不思議でした。ところがこの小説(太平洋の薔薇)は凄かった!

海洋冒険小説は、どうしても「国際政治」を背景にすることになります。我国にこの手の作品が少ないのは、案外「国際政治」が苦手なのかな…と思います。
太平洋の薔薇は、1万トンの雑貨船パシフィックローズ号が、マラッカ海峡でハイジャックされることから始まります。
マラッカ海峡は、世界一「海賊が跋扈」する海域です。盗品を捌くには「国家絡みでないと無理」なわけで、インドネシア海軍や中国海軍の関与が取りざたされています。
太平洋の薔薇でも、逸早く救出に動き出した海上保安庁の「かいもん」が、あと一歩まで迫るのですが、インドネシアや中国海軍に阻止されて、やがて日本海へ入る。

50年前、当時のソ連で開発された「ナターシャB」という細菌兵器。これを持ち出し、国際テロに使うため、運搬手段としてパシフィックローズ号はハイジャックされた。
これを察知したロシヤやアメリカの思惑が考察する。時には、かいもんの動きまでけん制する。
炭ソ菌を器として、出血熱ウイルスを入れた強力な細菌兵器を積んだパシフィックローズは、嵐の津軽海峡へ突入。荷崩れを起こし、ウイルスが船内に蔓延。船員もテロリストも感染していく。おまけにワクチンもないというシチュエーション。そんな中で、毅然と行動する柚木船長。感染死も省みず救出に向かうかいもんの人たち。撃沈命令を受けながら救出に立ち上がったロシアの原潜。細菌兵器の横取りを画していたアメリカ海軍は、それが不可能になると「正義の使者」を演じる。

まさに、国際政治という『嵐』に翻弄されながら、活躍する船員達。感動を呼ぶ作品でした!


買物データ
060411(火) dogfight
日本もいよいよ「キャッシュレス」時代となってきた。買物も「カードや携帯電話で済ます」そんな世相です。そこで、こんな日記も読むことが出来ます。
−−−硬貨が減ると「困る」所について−−−
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=112563183&owner_id=1065391

自己破産手続きをして、何が不自由になったかといえば、このキャッシュレス時代に「カードが使えない(5年間禁止)」ことです。だから、クレジット形式の「乗車カード」が持てないでいる。
一方、郵便局はフリーパス。更に、オモロイのは「信販系のカード」が今まで通り使えることです。私は、ダイエーのOMCカード(クレジットカード)を持っており、ダイエーでの買物はこれを利用している。

こんな話を「酒のアテ」にして飲んでいたら、オモロイ話がでてきた。
ダイエーでの買物では、当然「何を買ったか」記録が残るわけです。で、一緒に飲んだ方が「何故これを生かさないのか」と言い出した。例えば、買物データが分る
 ・食品の購入比率
 ・野菜・肉・魚の購入比率
こう言ったデータを、カード利用者へ通知したら『生活の目安』になるのではないかというわけだ。
確かに、毎月「引落しの通知」が来るわけで、新たな郵送費が要るわけではない。ちょっと、感心しながら「酒を飲み」ました(ようは飲めればいいヤン)。


日本が失ったもの
060412(水) dogfight
我国には『年功序列・終身雇用』と言う、世界に例を見ない制度があった。
それが消えたのは何時だったのか?
曖昧な記憶でしかないが『バブルとコンピュータ社会の到来』の頃ではなかったか

バブルは「勤労の尊さ」を破壊した。コンピュータ社会は「熟練」を不要とした。今となれば、どちらも間違いであったと思うが『年功序列・終身雇用』が消えたことだけは動かしようがない。その代わりで出来たのが『フリーターとニート』であった。

実は、私は『年功序列・終身雇用』と縁のない世界で生きてきた。しかし、それが秩序を作ってきたことを知っている。日本は、かけがいのないものを失ったように思う…
追記
昨日、フランスを混乱に陥れたCPEが撤回されました。日本でも「労働契約法」の立法化が進められているが、日本ではおそらく大部分の被雇用者が対象となると予想されています。
まあ〜私は「去り行く人」ですが、若い人には辛い時代ですね…


白洲次郎
060413(木) dogfight
   『風の男 白洲次郎』青柳恵介著(新潮文庫)
日本にも凄い男がいたもんだ。
戦前ケンブリッジで学び、戦後の日本再興に尽力し、政財界で活躍しながら、表舞台に出ることを嫌った男。GHQが最も煙たがり、吉田茂の懐刀として活躍した「白洲次郎」の伝記を読みました。
こうした先達のお陰で、いまの日本があり「私」があると感謝します。

白洲次郎の遺言書
   「葬式無用 戒名不要」
これだけである。実際にも葬儀は行われなかったとか!私もこんな気障な死に方をしたいものだ
追記
020508昨日の日記『グーデンホーフ光子』で、日本が国際化する以前に「ヨーロッパで活躍」した偉人のことを書きました。http://homepage2.nifty.com/dogfight/nikki2002/n-0205.htm

バロン薩摩
薩摩治郎八(1901〜1976)は東京生まれ。祖父の薩摩治兵衛は和洋木綿商として一代で巨富を築いた近江商人である。大正7(1918)年オックスフォード大学に留学、その後パリに赴き、バロン薩摩の名で社交界に登場して日仏文化交流に尽力。大正14(1925)年、パリに私財2億円を投じて「日本館」を建設し、藤田嗣司らと親交を結んで岡鹿之助ほか日本からの留学生を援助した。レジオン・ド・ヌール勲章授章。第2次世界大戦中はフランスに留まり、昭和26(1951)年、無一文で帰国。浅草、のちに徳島に住んだ。

グーデンホーフ光子
ECの成立の基礎を作った、リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギ。 
彼は、第一次世界大戦後のヨーロッパの荒廃を見て、ヨーロッパを立て直すために、各国が合体して一つの国になるべきだという「パン・ヨーロッパ」思想をうち立てます。彼の思想は多くの政治家の共感を呼び、具体的な条約作成という動きにまで発展したのですが第二次世界大戦が勃発し、リヒャルトもナチスから追われる事になります。そして、実際「カサブランカ」なみの危険を乗り越えアメリカに逃れました。
映画「カサブランカ」の背景には、こんな事実もあったのですが、リヒャルトの母の名は…光子・クーデンホーフ・カレルギ。日本人女性だったのです。


主婦になりきれない僕
060414(月) dogfight
(まるでオカマの日記みたいタイトルで、思わず笑ってしまった)
あるスーパーの「目玉商品」
生シイタケが、所定のポリ袋に「詰め放題200円」で売っていました。日頃高くて手が出なかったのですが「これは安い」と挑戦しました。そこは技術屋の私です「無駄な空間が出来ぬよう」丹念に詰めていきます。で、ポリ袋の口を結んでレジに並びました。

お隣のご夫人のを見て、私はアングリです!
ポリ袋の口を結ぶどころか「てんこ盛りでハミ出して」います。ちょっとでも傾こうものなら、生シイタケが転げ落ちます。まあ〜私の倍はあるのではなかろうか…
主婦として「未熟な僕」を噛締めた瞬間でした。
追記
憧れだった「生シイタケのバター焼き」で、必死の思いで酒を飲むのですが…
何せ「多すぎて」3度の食事で消費したのは、やっと半分といったところです。傷む前に「全部食べれるやろか?」と、ちょっと不安です。
追記2
出来たての味と、冷めた時の「味の差」が上手くコントロールできない。にわか主婦ではまだまだヤな〜


反転攻勢?
060415(土) dogfight
この数年、全くの「負け組み」で、不遇を囲っています。
特に、一昨年から「女房の突然死、取引先の倒産で大幅な欠損」と続き、ニート問題の表面化、自己破産と惨憺たる結果となりました。それでも昨年は、月1度の割合で「ガリバー君旅行」を楽しみました。しかし今年は、そんな簡単な旅行すら行っておらず、まるで「殻に閉じこもったような状態」です。

ただ「精神」は随分違います。
昨年までは「消極的防御」であったが、年末に「得意先の裏切り」が分り、やり方を変える必要に迫られてから「積極的防御」に変えました。かおりの協力を得て「得意先の切替」をしたのです。全く余裕のない崖っぷちでの転換で、一段と経済的に厳しくなりましたが、これで気持ちは前向きになりました。
相変わらず「紆余曲折」の繰り返しですが、GW明けには「反転攻勢にでられるかな…」と思っています。今は「美酒を飲みたい」その一念で行動しています。
追記
来年は還暦です。それでも「このままで終わりたくない」と言う自分がいます。
それが良いことなのか?それとも悪あがきかは私も分りません。ただ、この気持ちがなかったら、私はとっくに「自殺していた」ことだけは間違いない。
関係のない追記
サラ金大手「I社」が、営業停止処分を受けました。
I社が急成長を迎えたとき「無人店舗」の造り方について「アイディアコンペ」があった。私はそれに応募して、役員会で「1位」に選ばれたが、思わぬところから圧力が係り、受賞辞退をしたことがあった。その時「不自然な企業形態」を感じたことを思い出した。


変化?
060416(日) dogfight
小泉総理の「靖国参拝」に対し、トップ会談を拒否している「特定アジア諸国」
彼の国が突きつける「踏み絵=靖国神社参拝の是非判断」に対し、国際関係がギクシャクするとして「反対意見を述べる国会議員も多い」が、面白い変化もでてきていると私は感じています。

「特定アジア諸国」国籍の外国人が犯す犯罪に「及び腰」だった警察が『犯罪を公表』するようになり、粉飾(あたかも軽い犯罪に見せかける)が多かったマスコミ報道が減ったように思うが如何であろうか?

小泉総理のスタンス=特定アジア諸国の「言いなりにはならない」と言う姿勢が、反映しているのなら、強権姿勢にも「いいことがある」と評価しなければならない。さて、皆様はどのようにお感じになりますか…


酒の水割り
060417(月) dogfight
  まあ〜何せ「ネタ不足」です。そこで、貧乏生活から話題を拾います。今日は、その1

日本酒のカテゴリーは「原材料」によります。
・大吟醸・吟醸・純米・雑穀・合成・・・とランクが分かれていくのですが、唯一「アルコール度数」で区分されるのが「低アルコール酒」です。これの定義は、アルコール分14%未満です(普通は15%以上)。当たり前ですが、この手の日本種で「良い原材料を使ったもの」などありません。早い話が『最低の日本種』ですね(何で俺は開きなおってるンやろ)。

日本酒は私の大好物です。
普段は、究極の安酒「合成ウイスキー」です。たまに贅沢して日本種を買うのですが、今は「低アルコール酒」です。日本種に限りませんが、酒のコクは「アルコール度数に比例」します。まあ、大吟醸のアルコール度数21度以上など飲んだら「たまりません!」
   これに比べたら、低アルコール酒は「酒の水割り」です
なに!もう一度「俺」を取戻して、大吟醸を「浴びるほど飲んでやる」そんなチッコイ夢を持って、頑張ってます。
日本酒は醸造の世界では稀有な「並行複醗酵」と言う特殊な製法です。
蒸留を伴わない製造法としては、最高の「アルコール度数」を誇ります。特に技術が進んだ今日、最高度数は22度にも達します。
ところが、江戸時代までは「せいぜい5%程度」だったそうです。更にそれを水で薄めて飲むのが普通で、アルコール度数は「1%程度」だったとか。だからこそ、何升も入る杯で一気飲みをしても「急性アルコール中毒」にはならなかったのです。
あはは・・・俺より「安酒飲んでたンや!」


造幣局の通り抜け
060418(火) dogfight
昨日のこと、昼休みを利用して「造幣局の通り抜け」へ行ってきました。
関西在住の方以外には、馴染みのない行事かと思います。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/hubutusi/torinuke/torinuke.htm

明治の始め、大阪に造幣局ができました。
大川(戦国時代の淀川)に面しており、対岸は「桜の宮」と呼ばれ、天満からこの一帯は桜の名所です。造幣局を作った際、近くにあった藤堂藩蔵屋敷の桜を移設したのですが、余りの見事さに明治16年、一般公開を始めたと言う歴史を持っています。では、写真でご紹介します。
通り抜けは「今日で終了」です。先週金曜日がピークだったそうで、少し「葉が目立つ」かなという印象です。それでも「これでもか!」と言わんばかりの『八重桜の群れ』です。

右の写真は「今年の花」に選ばれた『大手毬』です。
桜とは思えないほど肉厚ですね。これが女性なら「美しいけど、ちょっと遠慮しとこか…」と、尻込みしそうです。

ネギトロ
060419(水) dogfight
  まあ〜何せ「ネタ不足」です。そこで、貧乏生活から話題を拾います。今日は、その2

私は「お造り」が大好きです。特に「マグロ」が好きですね!
何でマグロか?というと、二つ理由があります。
若い頃から歯槽膿漏で、歯がガタガタです。歯ごたえのあるカンパチやシマアジは大変リスキーなのです。その点、マグロは大丈夫です。次は、ピンからキリまであるからです。本マグロはとても手が出ませんが、一番安いキハダマグロならたまには大丈夫(経済的に)です。

先日のこと、キハダマグロのブロックが158円で売っていた。これは安い!
ところが家へ帰って「安物買いの銭失い」とはこのことかと思った。ブロックの中央に「立派な骨」があり、その周りは「筋だらけ」です。このまま食べれば私の歯が数本は無くなりそうです。しかし、これでメゲテは貧乏人はやっていられない。
まず「お造り」になりそうな部分を切り分けた(これで半分になった)。
それから、骨と筋の周りを「セセリ」出した。これをオリーブオイルで練り、ネギを混ぜてネギトロにしました。
あなたは信じますか?実は、ネギトロに化けさせたほうが『美味かった』のです。
美味いものを食うには『手間隙』がいる。貧乏人バンザイ!


しつけ
060420(木) dogfight
  まあ〜何せ「ネタ不足」です。そこで、貧乏生活から話題を拾います。今日は、その3

たまには「外食」がしたい。といっても、今できる贅沢は「回転寿司」くらいなものです。
回転寿司で「順番を入力」して待っていると、小学生らしい女の子が「異常にハイになって」騒いでいるう。もう「叫び声」といっていいほどの大声を出し、暴れるようにはしゃぎ回っている。

周りは「しかめっ面」だ。誰の注意も聞くものではない!同伴のおじいさんも困惑顔です。
きっと、学校へ行っても「じっとしない」でクラス破壊をしているのだろう。この子のご両親は、このことを知っているのだろうか?知っているなら、きっと辛いだろうな〜


高松文庫
060421(金) dogfight
  まあ〜何せ「ネタ不足」です。そこで、貧乏生活から話題を拾います。今日は、その4

昨年4月初めに引越しをして、末っ子の居候になって1年が過ぎました。
私の部屋は6畳一間で、そこに衣類から雑用品まで何でも置くことになる。何故か綺麗好きの息子から「整理しろ」と何時も怒られている。なにせ、この1年で増えた書籍だけで150冊。幸い、友人の奥様が「欲しい」というので、毎日バックパックに25冊ほど入れて事務所へ運び、作家別に整理してダンボール2箱に詰めて送りました。
 返却不要。送料着払い(うむ〜なかなかせこい)
これで、少しは部屋が広くなる。息子に怒られるネタも減ったわけである。
アバウトな分類であるが、作家別で
 1位…鈴木英治
 2位…佐伯秦英 
 3位…藤原緋佐子
この上位3人で約50%を占める
 4位…宇江佐真理
 5位…澤田ふじ子
 6位…井川香四郎
 7位…藤井邦夫
 8位…山本一力
 9位…六道 慧
以上、4〜9位で30%くらい。残りの20%が「様々な作家」となります。
上位9人の作品は「女房も好きだった」ので、少なくと2人は読んでいたのですが、単に捨てるのは勿体無いと思っていました。こうして発送したことで、このあと数人が読んでくれるだろう。折角の本だから「生きて」くれれば嬉しい限りである。

かつて私の本が、友人の間に回遊していた。その名は「高松文庫」
大切にしていた4000冊の本も、今は遠いところとなった。・・・返却不要。それが今の私の現実を物語っている
追記
この数日でこれを読みました
 ・まことの花(御算用日記) 六道 慧/光文社文庫
 ・草笛の音二郎 山本一力/文春文庫
女性上位の時代小説の分野で、この二人の作品は光っている。何よりも細やかで美しい日本語が素晴らしい


犬とカラス
060422(土) dogfight
以下は、「イヌ」や「カラス」を冠する植物名です。
 ・イヌビワ・イヌツゲ・イヌザンショウなど約20種
 ・カラスウリ・カラスザンショウ・カラスシキミ
このように、犬とかカラスとつくものは「役に立たぬもの・ニセモノ・不要なもの」このような意味があるそうです。ちょっと可哀相な気がします。
イヌビワ(イチジクの仲間)はとっても美味しいし、カラスウリはオブジェとしてなら「優れもの=様になる」です。
追記
仏花のバックにある「ヒサカキ(ビシャコ)」は、あまの街道で調達しています。
今年になって調達したの2度だけです。一度採取すればゆうに2ヶ月も持ちます。最初のものは「仏壇の中で花を咲かせた」し、今のもは「若葉」を出しています。ホンマ活きのいいヒサカキです!


日本にもナショナリズムはある
060423(日) dogfight
排他的経済水域付近の海洋調査を巡り、きな臭い雰囲気がながれていた。
昨夜、外務次官級会談において、当面の妥協点が探られ
 ・日本は調査船を派遣しない
 ・韓国は国際会議で「韓国名を出さない」
取りあえずは合意したと言うが、所詮時間稼ぎに過ぎない
戦後、アメリカ亡命から帰った、李承晩は、突然「李承晩ライン」を宣言した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%89%BF%E6%99%A9%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
そのライン内に「竹島を入れた」ことを根拠に、韓国領であると主張し、戦後「武力」を嫌悪する我国の足元を見て、武力占拠を続けている。

平和解決を目指す我国は、国際法廷での判断を仰ぐことを「韓国に提案」しているが、かの国は拒否している。その訳は、客観的判断に委ねれば「韓国に勝ち目がない」故と言われている。
更に韓国は「日本海」と言う呼称がケシカランと、国際会議で「韓国名に変える」よう働きかけた。
−−日本海−−この名称は我国がつけたわけではない。大航海時代(17世紀)に、西欧先進国が命名したものである。いわば、韓国の言いがかりに過ぎない。

このたびの「海洋調査」に対し、韓国の大げさな反応いかがであろうか?
我国の先進的知識人は「話し合い」を主張している。しかし、彼らは全くの「アホ」に過ぎない。韓国の主張を見れば分るであろう!話合いとは「妥協点を探る」ことである。ところが、韓国を含め特定アジア諸国には「譲る気などハナからない」のである。更に言えば、日本が1歩譲れば「2歩踏み込んでくる」
ようは、我国を「貶める」目的がミエミエである。

どうも彼らは気付いていない。『日本にもナショナリズムがある』ことを!
彼らの態度は『もう付き合わんでもエエやん』と言う若者が増えていることを見逃している。今の政権担当者ほど、次の世代も「寛容」な保証はない。そのとき「割を食う」のは『在日』の人たちであろう。そうなれば可哀相であるが、日本だけではなく、母国からも見捨てられるであろう。その時慌てて「帰化手続き」をするようにならぬことを願うばかりである。
調査船が、拿捕や撃沈されれば、一気に我国の「ネショナリズムに火をつける」ことになる。
その時困るのは、特定アジア諸国(韓国だけではない)であろう。きっと我国は脱皮し、かの国の後悔は手遅れになるであろう


グレーゾーン金利
060424(月) dogfight
金利の上限を定める法律が二つあり、内容がまるで違う
 ・利息制限法http://www.houko.com/00/01/S29/100.HTM
   元本が10万円未満の場合・・・『20%/年』
   元本が10万円以上100万円未満の場合・・・18%/年
   元本が100万円以上の場合・・・15%/年
 ・出資法・・・『29.2%/年』http://www.houko.com/00/01/S29/195.HTM
私が「事業収支プログラム」を作るため、税務を習ったのが20年前。その時、この両者の存在を知った。何で2種類の法が存在し、上限値がまるで違うのか?理解不能であった。
両者の差が『グレーゾーン金利』と呼ばれ、今頃『問題』となってきた。

問題になってきたのは、銀行が収益を図るため、サラ金と提携し(サラ金を通じて)高金利の確保に走ったことによる。
近々に両者は統合されるであろうが、それなりに抵抗勢力もあるだろう。なにせ、グレーゾーン金利が「族議員の献金」にもなっているはずだから。
アイフルの営業停止処分を機に、違法金利で儲けた分を「政府が没収する」根拠法を作る動きがあるそうだ。こんな意見が出るようになったのは「小泉さんの功績」かな?


二つの事件
060425(火) dogfight
福井県で、女子中学生(2年生)が殺された。
犯人は交際中の男子高校生。犯行理由は「別れ話のもつれ」であったとか!
私はテレビでしか知らないが、殺された女子中学生は「良い子であった」一点張りの報道である。しかし、時おり「家をあけ」泊まり歩いていたようだ。中学生とか高校生と言う肩書きを外せば、ただの「男と女」の関係に過ぎない。更に、年齢から言えば、刑法でいう『淫行罪』になる。
 この子は本当に「いい子」だったのか?
親御さんには申し訳ないが、私にはそうは思えない。
でも、様々な意味で辛いだろうな…親御さんは。私は、素直にご同情申し上げる
私の住むお隣の市で、長男(36歳)が母親を殺し、死体を遺棄(バラバラ殺人)する事件があった。
動機は、度々「働くよう」に言われたことだとか。犯人はニートであったようだ。

年齢も情況も私の次男と似ており、私にはとても他人事とは思えない。
女房も「働く」よう苦言を呈しては、私のいないところで暴行を受けていた。家内の早死の一因(心因)にこのことがあったと思っている。
次男が占拠を続ける「家」は、まもなく法によって強制退去となる。その時、今回の事件は「私のこと」になるのかもしれない


ホンマのところ
060426(水) dogfight
姉歯元建築士が「名義貸し」で逮捕されました。
勿論こんなものは「別件逮捕」に過ぎない。「本能寺」は全然別のところにあるのだろう…

姉歯元建築士の「耐震偽装」は、この業界にいるものなら「いつか誰かがするだろう」と危惧していた。
姉歯元建築士が口火を切った形となったが、新耐震基準施行後24年、罰則も定かではない基準が「よく守られてきたもんだ」と思う。このことは、世間で思われるほど、建築業界は「無法ではない」と言えよう。更に数人、同容疑でマスコミを賑わしたが、20万人を越える一級建築士の存在を考えれば、犯罪率は低いものと言える。---これを言えば「被害の大きさが違う」と非難されるだろうな。

では「名義貸し」はどうか?
名義貸しといえども「結果責任を問われる」判例が続いたため、この数年減ってきたが、かつては日常茶飯事のことであった。
一級建築士試験は、数ある国家試験でも「難関中の難関」である。試験に合格すれば、一級建築士になるわけではない。国に対し、登録をして始めて一級建築士となる。一級建築士の制度ができて50年近いが、
 ・登録制度はあるが、更新制度は無い
 ・廃業や死亡による「抹消義務」が無い
そのため、一級建築士の「実数」は藪の中である。極端な話し、既に死亡した一級建築士名を使い続けられてもチェックのしようが無い。
ある裁判で、私が対決することになった一級建築士が、どうにも胡散臭いので調べてみたら「資格詐称」であったこともある。訴訟現場ですら、このように詐称がまかり通るほど、一級建築士の資格管理は杜撰である。

東横インの不祥事も日常茶飯事である。
あれだけマスコミで騒がれた今日でも---駐車場で申請しておいて、検査後「違う用途に変えたい」---このような重大違反を要求する事業主がいる。更に言えば、建物完成後に「設計者が知らない」うちに改造(あるいは改竄)されている物件など、数えようも無いだろう…
追記
姉歯元建築士をかばう気は無い。ただ、悪いやつは建築士だけではなく、いっぱいいる!
彼の功績もある。それは「こんなもんか」と思っていた人たちが、あの事件以来「これは欠陥ではないか?」と思うようになった。
耐震偽装が表面化してからだけで、既に3件の「裁判用の意見書」を依頼されている。
周りからチェックを受けることが「向上に繋がる」という意味で、建築界にとって良いことだったと思う。


二冊の本
060427(木) dogfight
最近、山本一力氏の作品を続けて読みました。
 草笛の音二郎/文春文庫
 深川駕籠/祥伝社文庫
ともに今月の新刊でしたが、発売日は「深川駕籠」が僅かに早かった。
単に偶然に過ぎないが、私は「草笛の音二郎」から読みました。結果論ですが、これは『大正解』であった。

 草笛の音二郎
江戸を二分して治める、大親分「恵比寿の芳三郎」は、よんどころない事情で代参を出すことになった。誰を出すか任された代貸しの源三は、まだ駆け出しだが将来性のある「音二郎」を選ぶ。
物語は、芳三郎や源三の影の庇護を受け、旅をしながら「成長する音二郎」を描いたものです。

 深川駕籠
深川に住む駕篭かき「新太郎・尚平」は、いなせだが無鉄砲な若者だ。様々な事件に巻き込まれるたびに「輪を広げ」成長する様を描く。この物語で重要な役回りをこなすのが「恵比寿の芳三郎」です。

では、何故読む順序が大切だったのか?種明かしをしましょう。
山本一力氏作品には、それぞれ主役の他、無くてはならぬ脇役が登場します。
この『深川駕籠』では、過去の作品の「主役・脇役」がオールキャストで登場します。ただ、恵比寿の芳三郎は「草笛の音二郎」に始めて登場するので、二冊の本を逆に読むと「何でこの人なんだろう?」と思うだろう。
幸い、私の気まぐれで、順に読むことが出来て「よかった」と思っている。
関係のない日記
昨日の「胃のレントゲン」で、バリウムを出す下剤が効きすぎて困った。
今夜は、明日の再検査・胃カメラに備えて「20時以降、絶食絶水」おまけに、酒も禁止です。
これで「腫瘍確認」なら最悪や…


マイクで変わる人格
060428(金) dogfight
車を運転すると「人格が変わる」人ってたくさんいますね。
ところが、最近「マイクを握ると人格が変わる」に続けて出会いました…

仕事上では生真面目な面しか見えず、この人「人生を楽しんだこと、あるのヤロか?」と思わせます。酒の席に変わっても態度は変わらず、話題をずらしてもすぐに「仕事の話」にもどってしまう。
で…あるとき酒が進んで、居酒屋から「スナック」へと格上げになりました。といっても、ママさん一人の店で、客が立て込めば「仲間同士で盛り上がる」しかない。そこで教科書(カラオケの本)を回します。

マイクを持った。
 うむ〜
 何だ!この変化は
全くの別人です。
 謹厳実直
 品行方正
そんなものは「見たことがない」と言わんばかりです。
なんと、連続27曲歌って「店を追い出された」こともあるとか!
マイクで人格が変わる・・・これは怖いぞ!!!
その人「歌が上手かったか」って?
聞かないでくださいよ〜うふふ・・・


博打
060429(土) dogfight
「貴方は博打好きですか」
そう尋ねられたら、どのようにお答えでしょうか?

私は、永らく「博打好き」だと思ってきました。ところが、パチンコ依存症の番組を見ていて…
  −−−俺って、博打が嫌いなのかも−−−
と、感じました。
 ・競輪と競艇はしたことがない
 ・競馬も、大井競馬場関連の仕事をした際、ホンのお付き合いで数度だけ
 ・サイコロ賭博や花札(建築現場ではよく行われていた)に加わったことがない
 ・パチンコは、数年間「たまに行く」ことがあったのですが、ついに熱くなることはなく、何時の間にか止めてしまった。
 ・マージャンはそこそこやったが、一晩で数十万円動く賭けをやりながら「これは身を滅ぼす」と足を洗った。
 ・現代における「最大の賭博」は『株』であろう。これは、資金がないお陰で手を出さずにいる。

何れにしろ「借金をしてまで入れ込む」のが博打なら、私はそういうことは一度もない。すくなくとも『博打好き』ではないことは確かなようだ…
日本書紀の記述に「宮中におけるサイコロ賭博禁止云々」が出てくるとか。どうも人間の性のようですね…


自己満足のHP
060430(日) dogfight
昨年秋から「あまの街道・実のなる木」をホームページに載せだした。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano2006/amano2006.htm
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano-minonaruki/mininaruki-map.htm
人に恵まれ、諸先輩の指導を仰ぎ、今ではすっかり「ハマって」いる。収録した樹種も130種ほどになる。一つの樹種の「1年」を追ってみようと始めた観察記録も、季節の移ろいと共に
 ・実りの季節
 ・紅葉落葉の季節
 ・新芽の季節
 ・蕾と花の季節
(これからのものも多い)
 ・若葉の季節
(これからのものも多い)
こんな収録をしてきました。(写真はミツバアケビ)

あまの街道を歩き出して、4年と3ヶ月になります。
もう「見慣れた」筈の樹木の、新芽や花に、驚きと感激を覚えています。まさに、歩くことと「見る・知る・感ずる」ことに、大きな乖離がありました。

さて?こんな記録をつけて「誰が見るのだろう…」そうつぶやいて、ちょっと苦笑い。そうです、自己満足のホームページなんだと!ただ、素適な『自己満足だ』と思っている
今日は、マイミクの喜代子姉様をご案内して「新緑のあまの街道」を歩きます。幸い雨も上がり、初夏の陽気になりそうです。
上手く都合がつけば、あまの街道で「いれたてのコーヒー」をご賞味頂けます。


inserted by FC2 system