dogfight高松の長すぎるひとり言
2006年02月
エッセイ&コラム

もううんざり心安らぐ人神はサイコロを振らないキボンヌ女性と女系オペラあまの街道「こぼれ話」1−スニーカーあまの街道「こぼれ話」2−大掃除あまの街道「こぼれ話」3−消滅の危機1あまの街道「こぼれ話」4−消滅の危機2無題あまの街道「こぼれ話」5−名簿あまの街道「こぼれ話」6−木々の春あまの街道「こぼれ話」7−水辺と林あまの街道「こぼれ話」8−日本最古のダム狭山池ホリエモンの評価理論と体験せわしない酒時の旅人どこかで聞いたような戒め猫とバトルは苦手自由とホームレス繋がれた明日ボトル三都物語安酒も楽しい角館へ行きたい


もううんざり
060201(水) dogfight
ヒューザーは行政を訴え「139億円支払え」とした。己の行為を棚に上げ「盗人猛々しい」とはこのことだ!
これだけでも、建築界の評判を落とすのに、次は「東横イン」だ。
もう、うんざりです!
記者会見での、あの開き直った態度は如何であろうか。まるで反省が伝わってこない。

1月末に「マンション販売状況」の発表があり『3ヶ月連続の下落』と公表された。ただ、−−−耐震偽造事件との関連は立証されていない−−−というが、それ以外に何があるのか?
一部の人間の『俺が儲けて何が悪い』と言う行為が、産業界に如何なる影響を及ぼすのか!是非、考えて欲しい。もう、うんざりだ〜


心安らぐ人
060202(木) dogfight
今年に入って、週1回の割合で「午前様」になるようになった。
経済状態は、相変わらず「絶体絶命」だが、家内の死後「社会と没交渉」になっていた私が、ようやく「社会復帰」を目指すように変わってきました。
家内の死後、もっと身近な女性は「かおり」です。
生活に張をなくした私は、かおりがいなければ、とっくに「ブルーシート暮らし」に落ちていたように思う。心優しい子で、事務所を訪れる多くの方が「親子」と間違えるほどです。

昨夜は、打合せ後、娘のおごりで飲んできました。
すっかり「娘」の数も減りましたが、それでもこうした娘がいます。昨夜も「叱咤激励」されました。

あまの街道へ行けば、そこには「居場所」があり、心安らぐ人がいます。
昔、男と女には「友情は成立しない」と思っていたが、それは間違いであったと気付く。色恋などおよそ関係なく「心安らぐ人」がいる。今、そのことをありがたく思っています・・・


神はサイコロを振らない
060203(金) dogfight
今年13冊目の小説を読み終わりました。
   『神はサイコロを振らない』大石英司/中公文庫
テレビドラマ化されて3週目に、同書の文庫本が出たので購入して読みました。
大石英司氏は、私の大好きな作家です。近未来戦記物の第一人者で、近未来を見据える目はカリスマ性すら感じます。その大石氏が,およそ過去のテーマと違った作品を手懸けたものです。

1994年8月15日、宮ア発東京行き・報和航空402便(YS-11型機)は、突然消息を絶つ。
それから10年の時空を経て、2004年8月12日402便は何事もなかったように羽田へ到着。その瞬間を待ち受けたのは、加藤元東大教授・黛航空会社遺族担当・甲斐遺族会会長です。
加藤元東大教授は「402便は墜落していない」として、10年後のこの日この時間に現れることを予測。それは、量子力学の権威として研究の末、導かれた結論でした。ただ、教授の説は、世間から非難され東大から追放されたのです。

教授の予測が当ったことから、このドラマは始まります。
何故なら、402便は8月15日に墜落をしていたからです。飛行中、マイクロブラックホールと遭遇したことで、10年後の8月12日に飛ばされた彼らは、8月15日に「墜落死亡」することが、教授の理論で分っていたのです。

彼ら乗員乗客に許された時間は「3日間」
人間模様が描かれます、乗員乗客の数だけドラマがあります。
 ・もう恋人は結婚していた
 ・妻は再婚していた
 ・両親はもう亡くなっていた
 ・子供が行方不明になっている
 ・幼子は、親の破綻と離婚を知らない
 ・母親は「我が子の死」を食い物にしていた。娘は死の寸前までコンサートを…
 ・犯罪の続きをたくらむ男
 ・政界進出を夢見て家族との邂逅を拒む男
 ・真に愛してくれた人の存在に気付き「僅か数時間の結婚」をしたスッチー
 ・己を恥じ「真に政治を目指す」父親を認める息子
 ・その瞬間まで「危機を知らせよう」ともがく科学者達

涙腺の壊れた私は、ただただ涙と供に読み進めました。
私の目の前に、亡き妻が突然現れ「でも、3日しか命はない」と言われたら、私はどんな行動をとるのだろう…真剣に考えらせられた作品でした。
   『神はサイコロを振らない』
これは、アインシュタインが偶然ばかりを期待する量子力学の世界を批判した言葉だそうです。
その言葉通り「奇蹟は起こらず」3日後に彼らは姿を消し、海底から「古い機体の残骸が発見」された。
追記
私は、もうテレビドラマを見ないだろう
関係のない追記
今日は「節分」 違う世界が開くよう、神に祈ろう・・・


キボンヌ
060204(土) dogfight
キボンヌ・・・って言葉知っていますか?
あるマイミクさんの日記に載っていました。私は意味が分らないので、ネットで調べたところ「希望する」と言うことだそうです。
きっとこれは外国語ではなく、希望⇒キボウ⇒キボンヌと変化したのではと想像しています。
因みに、この言葉を使ったのは「58歳の男性」だそうで、私と同じ年です。してみれば、私は「時代遅れのオッサン」かと思ったのですが、マイミクさんからは「40歳以上で使うのは希」と慰められました。

何や「分けの分からぬ」言葉が氾濫してるな〜と感じています。
まあ〜どうでもいいや!今日はメチャ寒いけど、これから「狭山池周遊」に行ってきます。
あまの街道の「穴組みの面々」とご一緒です。たくさん水鳥に出会えることをキボンヌ…


女性と女系
0060205(日) dogfight
皇室典範改正案が今国会に提出される。
今の小泉政権では「NO」がいえない体質になっているが、それでも複数の閣僚が反対を表明している。

歴史を紐解けば、女性天皇はたくさんいるが、どの女性天皇も「結婚しない・子供を生まない」ことを守っており、男性天皇へのバトン役に徹している。つまり、我国は「女性天皇は存在したが女系天皇はなかった」と言うことになる。

余り問題を理解していなかった私ですが、最近は「これは大変なことになる」と思うようになりました。
まず、お断りしておきますが、男尊女卑を前提にしたことではありません。我国の「歴史と権威」に関する重大事です。
天皇家が権力を持ったことは、歴史上で見れば「本の僅かのイレギュラー」に過ぎません。
常に「武力を持たぬ権威」として2千数百年の歴史を重ねている。そのくせ、正倉院の宝物に代表される「世界の宝物」は盗難にすらあっていない。中国の権力者は「死後の盗掘」を恐れて、死ぬほど苦労している(笑い)のにである。正倉院は、東大寺境内にあり、柵もないままに「権威と言う鎧」で守り通している。

その権威の「根源は何か?」を考えたとき、それば『万世一系の男系天皇』であったといえる。
勿論、厳密に歴史を問えば、継承の怪しさはあるが「男系天皇」は守られ、血筋のストーリーも整備されている。

女系天皇を認めることは、辻褄合わせの「血筋のストーリー」さえ必要なくしてします。
女性天皇と結婚さえすれば、何の血筋のストーリーを持たぬものでも、天皇に取って代わることができる。こうなると『天皇家は必要か?』と言う論理に到ってしまう。

私は、皇室を敬愛しており、愛子様が天皇になることに反対するものではない。ただ、旧皇族に復帰していただき『万世一系の男系天皇』の維持を図って欲しいと切に願っている。


オペラ
060206(月) dogfight
年に一度のクラシック音楽
今年は「オペラ」だそうな。
例年通りチケットは2枚。でも、相手にアテはない!

うむ〜声をかけてみようかな…まあ無理だろうな〜
結局、2枚セットで誰かにプレゼントになりそうだ


あまの街道「こぼれ話」1―スニーカー
060207(火) dogfight
先日の、あまの街道・穴組による「狭山池周遊探鳥会」で、狭山池博物館へ立ち寄った際、濡れた石畳で「おもいっきりコケタ!」
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/sayama2006/sayama2006.htm

原因は、底のスリ減ったスニーカーです。
以前から気になっていたのですが、なにせサバイバル戦の真っ最中で、購入を躊躇っていました。でも、流石に「危険」です。そこで、思い切って「現品限り2900円」のスニーカーを買いました。
我ながら笑ってしまった。かつて履いていたスニーカーの1割にも満たない。でもこれは価値観の変化ではありません、単に貧乏になったに過ぎない。いや、やっぱり価値観の変化かな「10日も読書を我慢(本の購入)」すれば、スニーカーは買えるのだから…
追記
コケタ時、右ひざと右手で受けたので、衣類は濡れませんでした。何よりもラッキーだったのは、水のカーテンの中で、カメラが濡れないよう「コートのおなかの部分に入れていた」ので、石畳にカメラを打ち付けることが避けられました。


あまの街道「こぼれ話」2―大掃除
060208(水) dogfight
先日の日曜日「オレンジのユニフォーム」で、あまの街道の大掃除をする部隊と出会いました。
お尋ねしたら「近所の団地に住む人たち」だそうです。ありがたいことです。ちなみに「年1回の行事」だとか。そこで、来年からは「我々にも呼びかけて欲しいとお願い致しました。

あまの街道愛好者は多いのですが、定期清掃のサークルはありません。
一部の方がボランティアで清掃をしてくださっています。組織がないのが「あまの街道の良さ」なのですが、統一行動に欠ける恨みがあります。
(写真は不法投棄され、林の中から回収されたイク)


あまの街道「こぼれ話」3―消滅の危機1
060209(木) dogfight
一昨年、あまの街道の中央部を抉り取った「不法開発業者」が終点部分を買取り、また大規模で危
険な造成(法面も作らず切り崩している)をしている。こうやって、あまの街道は消滅していくのだろう。
革新系市議で、この怪しげな「開発」に噛み付いている人がいる。無駄とは言わないが、もっと確実な保存方法を提議して欲しい。それには、まず私たちと一緒にあまの街道を歩いてみて欲しい。

ここで、あまの街道の地図を見て欲しい。
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano-minonaruki/mininaruki-map.htm
全長は3km程だが巾はたいしたことはない。
街道を中心に100m程を「保全地区」にして指定する条例を是非作って欲しい。そして如何なる開発(合法的なもの含めて)も許可しないことだ。
ただ、指定地域が私有地だけに抵抗は多かろう。
保存を熱望する真心を理解していただくには「ナショナルトラスト運動」を起こし、将来的には私達で「保存地域を買い上げる」方針を出すべきだと思う。
写真説明
あまの街道側も、何の土留めもなく「垂直に切り取られ」一雨降れば、地滑りとともに、大木も倒れるだろう。この業者に「安全」と言う文字はない。


あまの街道「こぼれ話」4―消滅の危機2
060210(金) dogfight
(昨日の続きです)

消滅の危険は「開発の脅威」だけではない…
あまの街道では「倒木」が目立ちます。
僅かな風で倒れる大木。その根は呆れるほど浅くしかなく、充分に根を張っていません。私は、植物の専門知識がありませんが「あまの街道が危機に瀕している」ことは分ります。

理由は「樹木の過密」にあると思っている。
かつては「マツタケが取れた」と言うあまの街道も、都市ガスの普及で「柴刈り」がなされなくなった。間伐・下枝はらい・下草刈がなくなって、もはや「里山」ではなくなった。
専門家に「適切な樹木密度」の判断を仰ぎたいものだ。
ただ、自然の概念は一様ではない。今のままが自然だとして間伐に反対する人も多かろう。微力ながら、あまの街道を愛する人たちの協力が得られるよう私も努力もしたい。

あまの街道の保存運動には「組織」が必要かもしれないと思う。ただ、組織化すれば息苦しくなる。何とも難しいものだ…
写真は、倒れたコナラの大木
この冬は特に倒木が目立つ


無題
060211(土) dogfight
僕は気が回らない
頂き物をしたら「ありがとう」と言うけれど
お礼の品を考えない

僕には不要ものだけど、それを必要とする人がいる
「どうぞ」と渡す。なのに…

すぐにお礼の品を返してくる
何でやろ?
僕はお礼を期待したわけではない
「役立てばいいな〜」
そう思っただけなのに…

負担なのやろうか?
何を求めたわけでもないのに…

いま…ちょっと悲しくて「心痛む」自分がいる
僕は「おかしい」のやろうか?


あまの街道「こぼれ話」5―名簿
060210(金) dogfight
自然発生的なサークル「あまの街道・穴組」
忘年会やハイキングにカラオケ大会、先日は狭山池周遊探鳥会とイベントを重ねてきました。次は、錦織公園散策の予定があるし、狭山池周遊探鳥会の「定例化を希望する声」もあります。

こうなると「連絡名簿が欲しいね」と言う話になりました。早速、記入用紙を配布したのですが…
名簿には「氏名・電話番号・メールアドレス」の欄がありますが、強制はしないでおこうと思います。サークルに加わっていただく場合は「氏名だけでもOK」でよいのではと思います。ただ、急な予定変更の連絡が取れませんが悪しからず…
(個人保護法に従い、名簿は公開できません)
追記
mixiコミュ「あまの街道」にご参加の皆様も如何ですか?
公表してもよいものだけをお知らせ頂ければ名簿に加えたいと思います。
特典ですか?何もありません!せいぜい「イベントのお知らせ」くらいでしょうか。

そうですね「あまの街道ニュース」でも発行しましょうか。保存運動を起こす際は、是非ご協力を!


あまの街道「こぼれ話」6―木々の春
060213(月) dogfight
人は「寒い寒い」とボヤいていますが、植物の世界ではとっくに「春の訪れ」です(去年まで気付きもしなかったのに…)。あまの街道「実のなる木」で若葉や新芽を紹介しています。こちらでご覧ください。http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano-minonaruki/mininaruki-map.htm
樹木は、どのような方法で「逸早く季節を知る」のでしょうか?

この春は「あまの街道」が忙しくなりそうだ
 ・新芽の記録
 ・花の記録
  (多くは新芽と同時)
 ・若葉の記録
さて?どれだけ記録できるのか?多くの方の手を煩わせそうです。
まだ、途についたばかりですが、疑問があります。
「何で新芽や若葉に赤いものが多いのヤロか?」
そういえば、人間も「赤ちゃん」って言うよナあ〜

こんな疑問を呈したら…
赤ちゃんの場合、メラニン色素が足りなくて「血管が透けて見える」からです。 植物も同じで、新芽には「葉緑素が足りない」そうです。 何か「色の要素が足りなくなると赤色になる」 どうやら、自然界共通の出来事のようですね・・・
(写真はネジキの新芽)


あまの街道「こぼれ話」7―水辺と林
060214(火) dogfight
野鳥観察を初めて4年。狭山池とあまの街道で出会った野鳥は100種を越えてきました。限られた地域での種類としては、とっても多いのだと思います。
野鳥には「餌と棲家=環境」が必要です。具体的には
 ・山
 ・海
 ・水辺と林
大阪狭山市は標高200m以下です。野鳥の視点で言う「山」はありません。海(干潟や河口を含む)もありません。つまり「山鳥と海鳥」はいないのです。その代わり、水辺と林は最高の条件が整っています。それが、狭山池とあまの街道です。
ここ、狭山にもたくさん水鳥がいますが、海がありませんから「淡水系」です。

潜れないカモ類の捕食風景(逆立ち)
案外知られていませんが、淡水系のカモやサギは「林に棲家を構える」ものも多く、また「植物系の餌」の水鳥が多い(淡水系カモには「潜れないものが多い」⇒魚を餌にできない)。つまり、水辺と林は補完関係にあるのです。

もう一つ楽しいデータがあります。
日本野鳥の会・大阪支部のHP:http://www10.plala.or.jp/birdsosaka/の中の「野鳥データ⇒餌木と野鳥」をご覧ください。ここでは、野鳥が「餌」として好む樹種が載っています。
 ・新芽を啄ばむ
 ・花の蜜を吸う
 ・果実を食べる
 ・木と共生する虫を食べる
この樹種の約8割があまの街道に存在まします。こんなところにも、あまの街道の「自然の豊かさ」があります。


あまの街道「こぼれ話」8−日本最古のダム狭山池
060215(水) dogfight
ネタ不足の私は「あまの街道」で一週間以上も稼いでしまった。あまの街道「こぼれ話」もこれが最後です。スタートが「狭山池に関して」でしたので、終わりも狭山池にしようと思います。

大阪狭山市は、古事記にも登場する歴史ある地域です。ただ、市制を敷いたのが遅かったため、関東にある狭山市と混乱を避ける意味で「大阪狭山市」と命名しました。

狭山の地名は「山と山の間が狭い」と言う地形からきています。
泉北丘陵と羽曳野丘陵に挟まれた隘路に、西除川が流れ、時折氾濫を繰返していたようです。ここに、治水と灌漑を兼ねてダムを築いたのは推古天皇の御世(616年)と検証されています。その後、時代とともに改修が繰返され、規模の拡大を重ねてきました。

堰堤の強度を増すため、古代から「敷き葉工法」が用いられてきました。
これは堰堤を築くさい、土の間に葉(枝を含む)を敷き詰めることにより、強度を増したのです。
この、敷き葉に使用された樹種は「アラカシ」です。
都市に残る「奇跡の自然遊歩道・あまの街道」ここでの、多数派は「コナラとアラカシ」です。往時の丘陵地には「アラカシがふんだんにあった」ことでしょう。

あまの街道と狭山池、一見別々に思えるものですが、それは切っても切れないものだったのだろう…
(写真は、狭山池。背後の稜線が「あまの街道」です)


ホリエモンの評価
060216(木) dogfight
落ちた偶像「ホリエモン」ですが、ついに起訴されました。
私はどちらかと言えば「嫌いな人物」でした。ところが、逮捕後の態度から、ちょっと評価しています。

きっと仲間であった人物が、逮捕直後に「吐いて」いるのに、鬼も泣くといわれる検察相手に「否認を続ける」のはなかなかの者です。一説によれば、ホリエモンは「資金の出を管理」していたそうで、もしこれが明らかになれば、政界やマル暴に地殻変動がおきると噂されています。

何よりも「見直した」のは、ライブドア首脳の逮捕後も、一瞬にして役員を変更し「企業形態を保っている」ことです。
私自身が「至極小粒な栄枯盛衰」を体験して、成功者の判定には「企業の継続」が絶対指標だと思うからです。ライブドアは株価の低落を見ても分るように、相当なダメージを蒙ったであろうが、企業存続は着々と進んでいる。これは、客観的に評価してもよいのではないかと感じている。


理論と体験
060217(金) dogfight
何度か書いたことですが、知識を得るのは「理論か体験」しかない。理論派か体験派かは、きわめて個人的なことで、そこには優劣はない(と思っている)。
私は、読書好きになくせに「マニュアルとか図鑑」を読むのはとっても苦手です。コンピュータやデジカメもマニュアルなど読んだこともない。とにかく「使って覚える」主義です。

そのときの写真

ちょっと面白いと感じた出来事がありました。

私など、絶対にまねのできない理論派のOさん。植物に関し僅か数ヶ月で完全マスターです。更に続いて、野鳥に興味をもたれたのですが…
一緒にあまの街道を歩いていた時、私は野鳥に気付いて立ち止まりカメラを構えました。
とても美しい野鳥で、一目見て「ジョウビタキの♂」です。ところが…
Oさんは「オスですかメスですか?」と質問

野鳥は、雄と雌では酷く違うものが多い。このジョウビタキもそうです。野鳥観察では、理論だけではなく体験も必要なのかなと、感じました。
追記
今日は誕生日、59歳になりました。なのに、好奇心が先行して知識が追いつかぬ私は、時おり「大恥」をかく。つい先日も「キツイ指導」を受けたばかりです。


せわしない酒
060218(土) dogfight
仕事関係4人で「飲みにケーション」をしようとなった。
約束の集合時間は夕方6時。、その居酒屋は「6時半までビールが半額」だそうで、急いで飲もうとなった。目標は中ジョッキー4杯でしたが、3杯飲んで力尽きました。ビールばかり、やたら飲めるものでもなく、その後は焼酎に移りました。料金は安かったのですが、なんとも「忙しない酒」です。やっぱり、ゆっくり酒を楽しみたいですね…
今日は顧問先の会議に出席。昼食後に「あまの街道」へ足を延ばそうと思います。そうですね、あまの街道を歩くのは午後2時頃になるかな…


時の旅人
060219(日) dogfight
偶然に過ぎないけれど、最近読んだ本で「時」をテーマにしたものが続いた
 『博士の愛した数式』小川洋子/新潮文庫
 『神はサイコロを振らない』大石英司/中公文庫
 『里見八犬伝』植松三十里/小学館文庫
 『君の名残を(上・下)』浅倉卓也/宝島社文庫

『博士の愛した数式』は、事故で「僕の記憶は80分しか持たない」数学者と家政婦親子や義姉の心の交流を描いたものでした。20数年前で「時(記憶)の止まった博士」の悲しみと繊細な心遣いに感動したものでした。

『神はサイコロを振らない』は、飛行中、マイクロブラックホールと遭遇したことから本人の意思とは関係なく「10年の時をロスト」して、僅か3日後に死ぬ運命を背負わされた人たちのドラマでした。

『里見八犬伝』は曲亭馬琴(1767-1848)作の江戸時代後期の人気小説。これを現代の言葉に訳したもの。題名は存じていましたが、読むのは初めてです!
これは「死者の怨念から里見家を救う」ため、水晶球を持つ8人の犬士を探す物語です。
ところが「君の名残を」の評価には困ってしまいます。
以前、同作家の「4日間の奇蹟」を読んでいます。9割までは感動しながら読んだのですが、最後は「オカルト」になってしまい、ガッカリした記憶があります。

「君の名残を」は、
現代の若者が本人の意思とは関係なく800年前に飛ばされます。そこは、平家の全盛時代です。
 ・女子剣道をやっていた「友恵」は、木曽義仲の妻『巴』に
 ・道場主の息子「武蔵」は、源義経の盟友『武蔵坊』に
 ・志郎は、北条時政の息子『北条(四郎)義時』に(源頼朝の参謀として歴史に残る)
「君の名残を」では、現代人を受け入れることで『違う歴史を刻む』のか?それはどのような歴史になるだろう。私は胸をときめかした。読み進みました。
読み終わって、感想は「歴史のマンマ」じゃん!

つまり、作家・浅倉卓也氏は、源平の栄枯盛衰を、単に「歴史小説」として書き進んでも良かったのではないか。少なくとも、寸毫も「歴史上の事実」を崩してはいない。
では「何故か?」わざわざSF仕立てにする必要は何だったのか!
浅倉氏には、平安時代から鎌倉時代への移行が『不自然』だと映っているようだ。
 ・平安時代⇒鎌倉時代
 ・律令制度⇒封建制度
 ・公家政治⇒武家政治

これは単に時代が変わっただけではない。価値観がドラスチックに変わることで成し遂げられた時代の変革であった。そのことは私も同意するのですが、浅倉氏は−−−当時の人が自らの意志でこんな激変を起こすことなどできるはずがない−−−とお考えです。そこで『神』を登場させ、3人の若者に問答無用で「使命を負わせる」のです。それは、時代を担った主役に「現在の価値観を持った参謀を送り込む」ことでした。

上手く説明ができませんが、現代人が「舵取りをした」からこそ−−−ドラスチックな時代変革が出来たのだ!−−−と言うのが、、作家・浅倉卓也氏の主張である。
ならば、この変革に勝るとも劣らぬ「明治維新」は如何相成るや?


どこかで聞いたような
060220(月) dogfight
熟年夫婦が離婚したと言う。離婚の条件は、
 ・家は、奥さんが受取る
 ・ニートの息子は旦那が引き取る
ところが、ニートの息子は「両親を暴力で追い出し」家を占拠したのです。当ての外れた奥さんは、家を売って「現金化」しようとしたそうですが、こんな占拠された家を「誰も買わない」
そこで、弁護士のところへ相談があったそうな。
で、かの弁護士は「どこかで聞いたような…」と、私を思い出したそうです。離別と死別の差はありますが「そっくりな話」です。

ニートには、心の病から「グータラ型」まであります。
単に「働く意思がない」だけのニートは、この例のように「暴力を伴う」ことが多いのではなかろうか。我が子を養う能力も、腕力で押さえつけることもかなわぬ晩年になると、この型のニートは問題が表面化する。

マイホームは、あるだけで費用が掛かる。
ローンが終わっていても、公租公課や管理費修繕費火災保険などです。家など、息子に占拠されれば「ただの負担」に過ぎない。
私の場合は、ローンがあったお陰で「自己破産」とう言う非常手段が取れたが、この熟年夫婦にはそれすらできない。他人ことは「笑える」が、かなり深刻な問題である。
追記
金融機関から「競売手続き」に入る旨の通知が来た。次男はどうしているのか…


戒め
060221(火) dogfight
先日一緒に飲んだ娘から「事務所〜持ってる(維持できてる)だけでもエライやん」と言われてしまった。何せ、口の悪い娘で…
娘によれば、先の年末に「消えた設計事務所」が多いそうです。

大阪市内で、設計事務所を構えて約30年。
何度、事務所を閉めようと思ったことか!ただ、事務所を閉めて「自宅に篭った」人で、職業を維持できた人を知りません。その分けは知る由もありませんが、私は自分を維持する自信がありません。何故なら、職住を一緒にしたとき、強固な自己規制ができなければ「流される」ことになる。

家内を亡くした後、私はささやかな自己規制を敷いている。
 ・朝起きたら蒲団を片付ける
 ・食後すぐに洗物を済ませる
 ・寝るときはパジャマに着替える
「何や、そんなことかいな」と言われそうですね。でも、一人暮らしになれば、これさえ意識しないと乱れます。小さな乱れが「自分をなくす」と戒めています


猫とバトルは苦手
060222(水) dogfight
ブログで花盛りの話題と言えば
 ・猫
 ・バトル
私は無類の動物好きだと思っているが、猫と蛇は苦手です。特に野鳥が好きなると、猫と蛇は「野鳥の天敵」ですから、余計です。
「好きこそ物の上手なれ」の喩え通り、余り好きでもないと知識も及ばない。氾濫する「猫関連の日記」はパスしてしまいます。
興味がないといえば「○○バトル」もどうも。これもパスをしてしまいます。
そんな訳で、この手の日記にはコメントは入れられません。悪しからず…
追伸
ゲームやアニメも興味がないので、こちらもパスしています。


自由とホームレス
060223(月) dogfight
18歳の紅顔の美少年が、田舎から出てきた。地下道に暮らす乞食の多さに驚くとともに「働かんでもエエんや」とちょっと羨ましく思ったことを覚えている。あれから41年が過ぎ、美少年はすっかり「ハゲ」た。きっと、普通のサラリーマンよりはたくさんの「天国と地獄」を見たと思う。家族を作り、家族が離散したいま、私はホームレス転落のボーダーラインにいる。

大阪地裁は、ホームレスがブルーシートハウスを構える公園を住所として「住民登録」を認めた。
大阪地裁は、住民登録を認めることで「年金・保険・選挙権」などの人権を保証出来るとしている。これを言えば「堂々巡り」になる。何故なら、公園は「税金で維持されている」からである。そして彼らは税を納めてはいない。
大阪地裁は、ホームレスの自由も認め「権利擁護に熱心」だが、義務を求める意識に欠ける(他の判決でもこの傾向がある)。私自身がホームレスになれば、また主張が代わるかもしれないが、いまはまだ「賛同できない自分」がいる。


繋がれた明日
060224(金) dogfight
殺人事件。加害者だけではなく、被害者の家族が背負う「心の問題」を真正面から見つめた作品を読みました。
−−−『繋がれた明日』真保祐一/朝日文庫−−−
こみ上げてくる「悲しみ」に涙しながら読み進みました。

最近は、分けの分からぬ殺人が多すぎますが、この小説では、心ならずも殺人を犯してしまった少年(当時未青年だった)が主人公です。
刑期7年。6年で仮釈放となるが、世間は「人殺し」と呼ぶ。本人だけではなく、彼の家族も「人殺しの家族」として、肩身の狭い暮らしをしていた。「殺人者は6年で許されても、家族は帰ってこない」と、彼の破滅を望む遺族達。なんとも重い本でした。
交通事故で「死亡事故」を起こした人も、同じような悩みを一生持ち続けるそうです。
誰もが殺人者になる可能性があるだけに、読みながら「他人ごと」には思えず、かなり深刻な気持ちになりました。

私にはニートの息子がいます。自立を促すために兵糧攻めをしています。住処と食料が続く限り「働く」とは思えないからです。私が自己破産を選んだため、いま「競売手続き」が進行中です。競売・強制退去と続けば、否応なしに「自分で生きる」ことを迫られます。その時、息子が働くことを選んでくれれば良いのですが「寄生」の道を選べば、家族の問題であったニートが「社会問題」に変わります。

社会から「親の責任」を求められれば、私の選択肢は一つしかありません。
その時、他の息子が「人殺しの子供」と言われるのは辛いなあ〜
私に「繋がれた明日」があるのだろうか?


ボトル
■060225(土) dogfight
私は小さな設計事務所を持つ建築士。
図面が書ければ「設計士」になれるほど甘い世界ではない。事業企画が出来ないと受注に繋がりません。
久々に、私にとって大型の引き合いがありました。
場所は、ある地方都市の駅前、事業費で言えば7〜8億円くらいになりそうな商業施設の提案を求められました。プランニングだけなら難しくないのですが、長期契約の「テナントをつける」ことが条件です。
 ・場所にあった用途を定め、長期契約のテナントを見つける
 ・クライアントの満足いく建物であること
学生マンションの大手を訪ねましたが「商圏ではない」と断られました。次に、マンションの提案をしました。賃料の低下をリカバリーする「損保」を絡めたもので、結構画期的なものでした。ただ、クライアントのご希望には添えませんでした。クライアントは、
 ・老人福祉施設
 ・オフィスビル
こんな用途お望みでした。
まず行政を訪ね、介護保険が適用される「特定施設」の可能性を探りました。その結果、既に飽和状態にあり、今後5年間は「新規の施設は認めない」と言うものでした。
オフィスビルの可能性を探るため、某大手商社の不動産部を訪ねました。それが先日の「1年数ヶ月ぶりのスーツ」姿でした。ここで分ったことは、地方都市では「無謀な規模のオフィスビルになる」と言うことでした。
ただ、このことは私の読み筋でした。すかさず、ビジネスホテル+オフィスビルの複合案の可能性を商社の担当部長氏に尋ねました。
事業規模の6割を占める「ホテル」については、既に出店してくれるキーテナントを見つけてあります。残りの4割について、某商社から「よい感触」を得て、クライアントへ報告が出来ました。

昨日、クライアントから「前向きな検討がしたい」と言う、返事が届きました。火の気のないところに「煙を立てる」ことが出来たのです。
そんな折、友人から「久しぶりに飯でも食おうや」と誘われました。まるで、祝杯を上げたい気持ちの私を知っていたみたいです。昨夜は、午前様となりました…
この「企画」に奔走中に、飲む必要がありました。
この数年「お店」ともすっかり縁が切れており、私が得意先を連れて行くなど「どうしよう」と考えてしまいます。そこで、あるママに電話を入れ「これからいくから」と告げました。
お店に着くと、カウンターに「先週も来たよね」と言わんばかりの雰囲気で、私の名札が掛かったボトルが、ごく自然においてありました。私のボトルなど「あるはずもない」のに…

究極のサバイバル戦をしています。、そんな中で、如何に多くの方達の「善意」に支えられているかも知っています。
いつかもう一度、俺は復活するぞ!
その日、お世話になった多くの方にお礼が言えるように
追記
スーツは着たけれどバッグがない。結局、何時ものバックパックを担いで出勤した。そんなほろ苦さを「やもめ日記」に書きました。そうしたら、息子の嫁からこんなメールが届きました。
>お父さん。
希匠君と相談してブリーフケースをちょっと遅いお誕生日のプレゼントにと考えてます。色等何か仕様にご希望はありますか?

俺は幸せモンだね!
これからあまの街道へ行きます


三都物語
060226(日) dogfight
「三都」とは、三つの都の意味です。ところが、三都の定義は一定ではありません。
関西には四つの都があります。都が作られた歴史順は、奈良・大阪(難波)・京都・神戸(福原)です。歴史探訪で並べられる三都は「奈良・京都・大阪」で、ファッションやグルメ探訪なら「京都・大阪・神戸」となります。いっそ「四都物語にしたらどやねん」と思うのですが、やはり語呂が悪いのやろうか?
いま、この四都で仕事の引き合いが来ている。
まずは、神戸の物件がまもなく「設計着手」になります。
奈良の物件が一番大型で、ようやく方向性が定まってきたところです。
大阪の物件は、あまりに規模が小さく、コスト高が解消できないでいる。
京都の物件は、かなり不確定な話です。

全ての都で「仕事」になれば嬉しいのですが、贅沢はやめて「三都物語」になれば充分ハッピーです!


安酒も楽しい
060227(月) dogfight
景気回復が伝えられる中、一方で「社会格差の拡大が問題」と言う意見が出ている。
 ・賃金格差の拡大
 ・機会均等が保証されているのか?
まだたくさんあるのだろうが、ようは、底辺から見ての不満による。

もう、すっかり開き直っている私は、ヘッチャラで恥を公開している。
私の昨年の年収は120万円に留まった。勿論「無税」で、生活保護だって申請できるだろう(そんな気はないが)。過去最高の年収が2000万円(不労所得はない)であったことを考えれば「小さな栄枯盛衰」を味わったし、生活は「天と地」の違いになる。

だからと言って、所得格差がケシカランとは思わない。私の年収が激減した理由を挙げれば、いくつもの「不幸な出来事」をあげることができるが、つまるところ「私の失敗」である。
私はまだ、人生を諦めた分けではない。もう一度「復活」を求め、努力している。機会均等が「?」と言うが、付加価値を身につければ「報われる世界」が来ると信じている。
赤貧であった少年時代を除けば、最低の1年を送り、今ももがいているが「貴重な体験」もさせてもらっている。どんな時も「楽しむ」ことを忘れない自分がいる。野鳥趣味に山歩き、パンと牛乳があれば1日楽しめる。

酒だって…
私は日本酒が好きです。何か祝いたい気持ちになると日本酒を買います。
では、どのくらい安い酒があるのか?ご存知ですか?
 ・合成酒(本物のお酒ではない・紙パック1.8リットル)・・・500円未満
 ・低アルコール酒(アルコール度数14度以下・紙パック1.8リットル)・・・600円程度
 ・醸造酒(アルコール度数15度以上・紙パック2.0リットル)・・・900円程度
ちなみに普段飲んでいるのは、2.7リットルペットボトルの某ウイスキー(本物やろか?)・・・1800円程度です。でも、酔えば同じで「楽しい」です。


角館へ行きたい
060228(火) dogfight
テレビで何度か見た、秋田県「角館」
http://kakunodate-kanko.jp/
古い町並みが残り、とっても素敵なところでですね(でも、行ったことはないのですが…)
周りに温泉も多いようで、行けたらいいな〜です。ただ、一人では淋しそうです

新たな「宝くじが当ったら…」です。
そして、素敵なパートナーが見つかったら…
47都道府県で、「行ったことがない」ところは
 北海道・秋田県・岩手県・山形県
県庁所在地へ行ったことがないのは、上記の他
 ・栃木県宇都宮・山梨県甲府・山口県山口
まだまだ、国内で行ったことがないところがたくさん残っています。行ったところも、観光より仕事が多く、まさに「行っただけ」に過ぎない。ゆっくり行けたらエエなあ〜

−−−ご当地の踏み絵−−−
http://web.archive.org/web/20041021001348/www.linkclub.or.jp/~keiko-n/gototi.html


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