dogfight高松の長すぎるひとり言
2005年10月
エッセイ&コラム

まいどオオキニこれからやっぱりワカラヘンハゲと五百羅漢キーホルダー正論11月号から湿布薬の色定年リノベーション+リートカメラ起承転結釣りに誘われていい女気後れ野と山野球とサッカー大風呂敷「世界の生産工場」と最貧国傍論と暴論オジンのつぶやき夢バトン青春バトンツツジ便座赤と緑寒くなったのに公証人役場ランドスケープ天然の要害貧乏もまた楽し愛娘かおり


まいどオオキニ!
051001(土) dogfight
今の私に「仕事を選ぶ」権利などない。お声が掛かれば「まいどオオキニ」です。あるマンションの管理組合からこんな依頼がありました。それは…

マンションの南側に「新たなマンションが建つ」そうで、その影響(日影)を調べてほしいというものです。ところが、案外資料がないものです。CADデータでもあればかなり正確な資料が出来るのですが、何度もコピーされた縮小版の図面しかありません。
最悪、訴訟にもなり得るわけで、裁判に耐えられる(つまり客観性のある)資料を心掛けました。
私の事務所には「バブルの置き土産」というべきOA機器がありまあす。おそらく日本に10台未満しかない「A0サイズのスキャナー(500万円)」があります。性能がよく、縦横別々に歪み補正が出来ます。そこで、両者の図面をスキャナーで読み取り、コピーを重ねた歪みを直し、両者を合成した上で、日影計算をしました。
ここまでは、純粋に技術の世界ですが、これを「素人さんに分る資料」にするのに、悩みました。
私が選んだ手法は、日影の影響を受けるマンション(クライアント)の壁面に「30分ごとの日影を色塗りで表示」しました(図を参照)。
この図では「朝の8:30の日影範囲」を表現しています。
結果を言えば、心配するほどの影響はないように思いました。ちなみに、春分から秋分までの「1年の3/4は全く日影にならない」資料もつけました。
長過ぎる追記
「日照権」といえば普遍的な権利」と思っていらっしゃる方が非常に多いと思いますが、世界的にみれば「全くの非常識」です。先進国(OECD加盟30ヶ国)http://www.meti.go.jp/policy/trade_policy/oecd/html/で、このような権利を認めているのおそらく日本だけであろう。
昭和50年代の初め、全国に「革新旋風」が吹き荒れました。その圧力負けて、建設省が建築基準法の中で「日影規制」を定めました。それも、1年でもっとも陽の短い冬至を基準にしたのです。
ちなみに冬至の日影倍率(高さに対する影の長さ)は、約7倍(8:00)〜1.6倍(正午)になります。本気で、周りの家に影響を及ぼさないようにするなら、平屋の木造住宅でも、お隣まで30mくらい離す必要があります。いま皆さんが住んでいる環境と比べてみてください。我国の国土で、これを実現するには人口を2割くらいにする必要があるだろう。

こんな現状なのに「直射日光」だけを問題にしています。
我国で、真剣に日照権を保護したいのなら「天空光=雲に反射して差し込む光」の確保をするべきです。日影規制は、市民運動におもねる「ろくなことにならない」かっこうの事例だと思っています。
もし、詳しいことに興味がおありならこちらをどうぞ!http://www12.ocn.ne.jp/~m.a.c/framepage4-2.htm


これから
051002(日) dogfight
今年の紅葉は早そうだ。木々の黄葉が目立ちだした…


青空にエゴの実
後1ヶ月で家内の1周忌を迎えます。思えば「美しい季節」に家内は旅立ったものです。秋が来て紅葉を見るたびに、私は「恋する女房」を思い出すだろう。この1年、心は何時も「同行二人」でした。

1ヶ月前から自然発生的に始まった「あまの街道・植物教室」の生徒仲間・Fさん(39歳に寡婦に)によれば『これから寂しくなるね』だそうです。
実は私もそう思っていました。いまは様々な「プライベートな問題」を抱えており、神経が分散されていますが、これらが片付けば「女房への思いだけ」が凝縮するのだろう…
追記
これから「昼食」へ出ます。予定は回転寿司
帰りにコウナンで「土鍋・コンロ・ボンベ」をかいます。冬料理の支度です 。食材は、土〜月曜日まで買い置きがあり、食材の使い回しができる「トン汁・スペッシャルラーメンの具・おでん」などです。こんやは、おでんでいっぱい!です


やっぱりワカラヘン
051003(月) dogfight
バリ島で、また大きなテロ事件がありました。
観光で成り立つ「バリ島」で、経済の根底を覆す事件!
平和の国「日本」に住んでいると、この手の事件がもっとも理解し辛い。
自分のよって立つ基盤を破壊して「如何なる利益があるのか?」
きっと損得を計るこの考えこそが、もっとも「理解を妨げる」のだろう。でも、やっぱりワカラヘン

正月は初詣、クリスマスを祝い、お経で葬儀をする。そんな至極普通の「日本」の私には、宗教への拘りが分からない。我国で、この心情(自爆テロ)を理解できる人がどれだけいるのであろうか?

イラクも収拾のめどがない。
アメリカの拘りは「ブッシュの利益」説がある。案外「そんなものか」とおもう。
かといって、いまアメリカが退けば「イラクは治まる」のか?
とてもそうは思えない。何故なら、カオスを目指す大きな組織があるからだ。カオスの先は「文明さえ否定する」ものがあるという。

この世に「普遍的な価値はない」ということであろう。
そのくせ「自分を物差し」にしか出来ない、頭の固い「俺」がいる。きっと、バリ島もイラクも根っこは同じだろうな…でも、やっぱりワカラヘン


ハゲと五百羅漢
051004(火) dogfight
宇宙飛行士になった野口さん。なんと、その野口さんに私が「似ている」と言われた。
「そりゃあ〜気の毒だ」と笑うしかない…野口さんも「髪は薄い」けど、私ほどハゲているわけではない。

「五百羅漢」がある。各地にあるが、思い出深いのはここ「東光寺五百羅漢」http://www.yado.co.jp/kankou/ooita/kunisaki/toukouji/toukouji.htm
羅漢は、禅宗の伝来とともに日本へ伝わった「お釈迦さんのもとで修行したお坊さんである」とのこと。羅漢像の表情が喜怒哀楽に富み、極めて人間的で親しみやすいはこんな理由があるのだろう。それが五百もあれば「どれか自分に似ている」そうな!

若いころは二枚目スター「露木茂に似ている」といわれたが、私のハゲが広がるとともに消えた。
今では、あの「大地」の心酔者---松山千春---に似ているそうな。でも私は「あそこまでハゲていない」と思っている。ただ、甘い歌声はよく似ている(あはは…信じるものは救われない。ご注意を!)


キーホルダー
051005(水) dogfight
私のキーホルダーには、
 ・17年間住んだ思い出の家のキー
 ・居候中の末っ子のアパートのキー
 ・事務所のキー
 ・女房が何時も嵌めていた愛用の指輪
これだけついている。
さて、これをお読みの皆様は、どれだけのキーをお持ちであろうか?案外、時代や境遇の変化とともに変っているのではなかろうか。

バブル華やかな頃は、自宅以外のマンションのキーがいくつか付いていた。女房はそれを尋ねたこともなかった。私も「言い訳」を考えたこともなかったな〜
バブルが弾け、そんなキーは無くなったが逆に、レンタル倉庫のキーが増えた。事務所を縮小して、溢れた保存書類をなおすためであった。

女房が逝って、指輪と居候中のキーが増え、今の数となっている。まもなく、17年間住んだ思い出の家のキーが消える。キーホルダーにも自分史があり、その変遷を感じたので…
追記
女房は、シンガポールで買った「土産用の安物のキーホルダー」を使っていた。余程思い出が濃かったのだろうな…


正論11月号から
051006(木) dogfight
月刊誌・正論(産経新聞社発行)は毎月読んでいるが、特に今月号は興味があって待っていた。分けは「総選挙評」です。
何せ正論は、保守のオピニオン誌を自認しています。だから、小泉・自民党「圧勝」をどのように評しているか興味深々だったのです。ところが…

正論・常連の論客氏は「小泉総理がお嫌い」のようで、惨憺たる評価です。
唯一例外は屋山太郎氏でした。もっとも、政策批評ではなく「小泉総理の選挙戦略分析」で、他の論客と「評価ポイント」がまるで違っていました。まあ、マキャべりストの屋山氏らしい分析で面白かったのですが!逆に言えば、論客諸氏の辛口批評の裏に「大ハズレの選挙予想」に対するやっかみも感じました…
追記
漫画家・さかもと未明氏(凄い論客だよ!)が『やさしいことばで日本国憲法』を皮肉っていた。どうやら、サヨク系のバイブルの一つらしい。その中に
---現実の社会は「権利の行使」ばかりでは成り立たないにもかかわらず、日本国憲法は権利のバーゲンセールだ。義務に関して明記されているのは「教育」「納税」「勤労」の三つのみ(途中略)
それにしても、憲法の条文にあるからといって、まさかニートの若者たちは、働かなくても「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活をいとなう権利を有する」(二五条)と信じ込んでいるのだろうか
---
私には笑えないジョークであった!!!
追記の追記
中学3年のある日。次男は学校から帰ってこう宣言した!
「俺は学校で習ってきた『人間はみな平等で同じ権利を有している』と。だからもう親の言うことを聞く必要はない」
あれからニートになって18年。権利を教えて義務を教えない教育の成果に、先生はさぞ満足あろう!もっとも「教室も崩壊している」が…


湿布薬の色
051007(金) dogfight
還暦まで「あと数年」になると、何らかの病を持つ。友達が寄れば、持病の話です。糖尿・痛風・高血圧のような内臓疾患に、腰痛や肩こりと言った「勤続疲労」です。
私の場合、肩こりに悩まされ、湿布約が欠かせない。最近はドライタイプの湿布薬を重宝して使っているのですが…
湿布薬は「目立たないように」と肌色になっている。でもネ!何で「一色」なんだろう?
愛娘・かおりのような色白美人では、あの「湿布薬の色」は目立つよ。
私のように、シャワーを浴びる時「パンツの後がはっきり分る」ほど日焼けしていると、湿布薬は「まるで白ペンキを塗った」ように目立ちます!せめて…
 ・色白肌用
 ・普通用
 ・日焼け肌用
このくらいの種類を作ってもらえないのであろうか?(結構、切実なんやけどナ〜)


定年
051008(土) dogfight
作家・坂上冬子氏のエッセイに、二人で老後の話をしながら…
「いまはこうしてバカなプログラム(作家活動のスケジュール)を組んで実現できているけど、体力も気力も衰えて書けなくなったらどうする?」といったら、別のテーブルからこんな答えが返ってきたそうです。
---余計な心配はするな。世間は公平だ。書けなくなる前に原稿依頼がこなくなる---と!

サラリーマンと違い、自営業をしていると「定年」は別の意味で大切なことです。
私が一番恐れていることは、職業上の「賞味期限」を失うことです。そして、それは自分では気付かないことではなかろうか?
間違った情報や、時代遅れの情報を発信し続けることは、クライアントに迷惑を掛けることになります。本当に---余計な心配はするな。世間は公平だ。書けなくなる前に原稿依頼がこなくなる---なら、これは一種の安全装置です。私は、引き際だけは見失わないように心がけようと思う!
関係のない追記
ブログ(mixi)で日記を書くと、コメントが入る(ことがある)。私は人気がないので、10人も続けば「新記録」ですが、人気のある方だと100人近く続きます。ところが…
殆んど連想ゲームの世界で「元ネタ」からどんどん外れていくのが面白い。酷いときなど、日記の本人
の「出番がない」ときも…


リノベーション+リート
051009(日) dogfight
あと数年で還暦になる男には「現役(建築屋)であり続ける」ことは容易なことではない。
バブルが弾けて「スクラップ&ビルド」のアメリカ的価値観が萎んだ。変わって登場したのがヨーロッパ思考の『リフォームやリニューアル』ですが、最近は更に進んで『リノベーション(中古物件の再生)』だそうです

一方、建物投資の手法も多様化してきました。
最近、私は「リート」に出会いました。「リートってなんや?」実は、私もこの疑問からスタートでした。
   リート:リアル・エステート・インベストメント・トラスト
   (Real Estate Investment Trust=不動産投資信託の英略)

これまで、株や債券などの有価証券に投資するものばかりでしたが、2000年5月の投資信託法の改正によって、不動産にも投資できるようになりました。つまり、不動産をパック詰めにしてファンド化したものです。まあ、分りやすく言えば---事業を「債権化」して売り出し、事業終了時に利益還元をする---ものです。

この『リノベーション+リート』が、新しいビジネスとして脚光を浴びてきました。
もう、お分かりだと思いますが、これは「中古物件」を対象にしたものです。何らかで購入(例えば倒産物件を競売で購入)した建物をリノベーションします。その再生に要する費用を「ファンド」にして一般公募するわけです。
再生工事も、ゼネコンに請負わす「従来方式」ではなく、PM方式(プロパティー・マネージメント)と呼ばれる、手法が用いられます。
    PM方式(プロパティー・マネージメント)
    職種別に複数業者から見積もりを徴収(競争原理の最大利用)して分離発注
    (工費が節減出来る反面、責任が不明確になるリスクもある)

こうして再生できた建物を「売却して投資利益を得る」のが『リノベーション+リート』です。

私は建築歴40年ですが、過去の経験など殆んど役に立ちません。
このたびのケースも「3社コンペ」なのですが、2社は「デザイン事務所」で、建築設計事務所は私だけです。どのような結果になるのか?分りませんが「新しい刺激」でした。
建物が「商品」になると、必ずしも「専門知識は必要ない」ことになります。ある意味で、ハンディを背負った引き合いでした。


カメラ
051010(月) dogfight
初物好きの私が、デジカメを持ったのはかなり早い時期だったと思います。でも、いま使用している「PANASONIC DMC-FZ1」は2003年3月に購入したもの(私にとって第3代になります)で、画素数も200万画素と、完璧に時代遅れです。携帯電話のカメラですら、700万画素時代に「なんと古臭い」といわれそうですね。

とても余裕がなく、買い換える予定はありません。それに愛着もたっぷりです!
ただ「だから大切にしている」分けでもありません。カメラは傷だらけです。何せ、もう体の一部ですから扱いも乱暴なのです。
普段は、バックパックに入れており、突発的なことがあっても「いつでも対応」出来ます。寄り道したいときは、1.68倍になる「テレコンレンズ」をバックパックに入れます。
そんな組合せで撮った写真は、データ量で8GBにもなります。それでも整理がよいので、あまの街道の「実のなる木」の編集では、過去のデータが随分役立っています(自画自賛・ゴメン)。

思い入れの多いカメラです…好きです!


起承転結
051011(火) dogfight
18歳でふるさとを出ました。記章を外した学生服に両手の荷物。それが全てでした。

最高の女性と知り合い、親兄弟の反対を押し切って結婚、やがて子供が生まれました。
仕事も独立して事務所を構えました。
女房と力を合わせて家を買い、温かな家庭を築きました。
子供達は育ち、それぞれの道を選びました。
でも・・・子育てが終わった筈なのに、ニートの次男が残りました。

家内が急死して「核を失った」家庭は崩壊。残ったのはニートに占拠された家とローンだけでした。それもまもなく決着します。私はいま「自己破産申請中」です。
松俊王58歳。思えば、僅か40年の起承転結です。
「俺の人生は何やったんヤ」との思いがよぎります。
それでも「2度目の起承転結」へ臨みます。私が生きている限り!


釣りに誘われて
051012(水) dogfight
釣りのご招待を受けました。
もう何年、釣りをしていないのだろう…
釣りはいいですね!釣れなくても「海を見ている」だけで心の静謐が得られます。
昔から釣りは好きで、ウエアから電動リールまで持っているのですが、着の身着のままで家を出るときに「全て置いて来た」ため、大変です。何もありません、最低でもウエアをそろえる必要があります(道具は船頭仕立てを借ります)。更には、釣果を持ち帰っても「誰も調理できません」し、私だけでは食べきれない(そんなに釣れればいいけど)。
こんなんで「エエのやろか?」と思うが、仕事より休日の予定が先に詰まっていく。
 ・10月の第2週、3連休の「晴れ間」をぬって、赤目48滝へ(ガリバー君旅行)
 ・10月の第3週、能勢の妙見さんでバーべキューかも?(お招きで)
 ・10月の第4週、瀬戸内海で「釣り」(お招きで)
 ・10月の第5週、メナード青山リゾートで(イムレの朝倉さんご夫妻とクレラ様)
 ・11月の第1週、女房の1周忌法要
どうみても「自己破産申請中」の行動ではない。
(メナード青山は、女房の1周忌前に「気持ちの切替」をしたくて、私からお願いをしたものです)

追記1
冬支度がない。半年後に「家へ帰る」つもりで出たために、冬支度が何もない。まず、冬用のパジャマから必要です。防寒具もありません。ないのは釣り道具だけではない。困ったもんだ…
追記2
近畿探訪「赤目48滝」の編集がなかなか進みません。でも、仕事優先ですから…忙しいっていいネ
追記3
妙に汗臭い。何処からやろか?とにおいを辿ってみたら、バックパックからでした。そりゃそうだ!一夏お世話になって、洗ってもいない。出来るだけ早く機会を見つけて洗おう

いい女
051013(木) dogfight
(最初にお断りしておきます。今日のテーマは「相手にも選ぶ権利がある」という前提を無視しています。あはは…)

いい女っているよね!
でも…私はまもなく女房の1周忌を迎えるのに、益々、女房への思いが募り、とても余所へ目が向きません。その意味では、いまは冷静に「いい女」が見えています。
3日付き合うのは楽しいけれど、1週間は疲れる…そんな「いい女」が多いですね。どうも家内が亡くなってからは、この手の「いい女」に興味を失いました。男は身勝手です!家庭が磐石でこそ、余所見をしているのです。

再婚願望はありますが「このへんで手を打とう」という気もありません。
この人となら「死ぬまで暮らせそう…」そんな「いい女」と出会うまで、きっと「酒とバカの日々」で過ごすだろう。それが「永久」であっても私は構わない。時々女房と話しながら「これもいいもんだ」と思っている。
それにしても・・・世間のいい女は何で「俺を見る目がない」のだろう?


気後れ
051014(金) dogfight
マニアの世界へ顔を出すのは難しい!
例えば、珍しい野鳥の来訪を知っても、大砲のようなレンズの並ぶ場所で、オモチャみたいな自分のカメラを出す勇気がありません。

「自然」をテーマにしたページを見ても、とても書き込みに参加する勇気が湧きません。
もう、呆れるほど(ゴメンサイ、ホンマにそんな印象です)微に入り細に渡るコメント(知識の披露)に、思わず気後れする自分がいます。

---知らないことで興味を持つ---それが、好奇心の原点だと思うし、少しでも理解しようとすることでチャレンジが生まれる。と、思うのだけど、現実はそんなに甘くない。マニアが集うページを見ていると、まあ〜「勉強してからおいで」と言われているみたいで…
興味はあるけど素人なんです…そんな「参加しやすいページ」があったらいいのにな〜
3年前の私には「山歩き」は論外でした。
2ヶ月前の私に「山の中で植物図鑑を広げる」など、想像の他でした。赤目から落合に抜ける山越え---実のなる木---に足を止め、図鑑を広げる。「やった!見つけたゾ〜」
誰かがみたら「危ないとちゃうか!」と思うだろう。素人なりに楽しんでいるのにな…
関係のない追記1
パキスタンで起きた大地震。死者は4万人を越えそうだと!
ここでも「コスト」があるのに、マスコミは報道しない。耐震住宅を作るより「命のほうが安い」現実がある。更にはカシミールという、インド−パキスタンの紛争地域が「援助活動」に影響を与えています。
関係のない追記2
楽天がTBSの株を大量取得。その上で提携を持ちかけた!マスコミとネット産業にも最早「垣根」は難しい。それを誰よりも知らないマスコミがいる。まるで「冗談」みたいな話だね


野と山
051015(土) dogfight
私の歴史探訪は、結構昔から好きなんですが、アウトドア趣味は、そんなに古いわけではない。
野鳥に興味持ったのがまだ3年ほど前。最近は、樹木に興味を持ち出したが「地域限定」で、詳しい分けではありません。
先日も、大泉緑地に顔を出したのですが、まるで樹木の名前が分かりません。その時分ったのです!私は「あまの街道の場所と樹木をセットで覚えて」いるに過ぎないことを(まだ、普遍的な知識になっていない)。
この程度の知識でも「気付く」ことがあります。それは・・・
野鳥も樹木も「野」と「山」を頭に付ける種類の何と多いことか!きっと、同じ系統に属しても、生息地が「野と山に分かれる」のでしょうね。自然は、ホンマ面白い!

追記
今朝は予報とおり「雨」あまの街道は、お預けです。未編集の「赤目」を纏めましょう…
関係のない追記
睡眠マシンのマスクをつけると「肩こりが酷くなる」 つけなけりゃ「眠気が残る」
昨日、新しいマスクに換えて「よく眠った」ように思う


野球とサッカー
051016(日) dogfight
   (少し前の話題です)
10月の3連休最終日、たまたまつけたテレビに「サッカー・ユース(18歳以下)チャンピオン決定戦」が放映されていました。試合は、ベルディーユースとコルサドーレユースで、共にJリーグ直系チームです。鳴り物入りで放映される「高校サッカー選手権チーム」は予選で遠の昔に姿を消しているとか。サッカーでは、高校ユースよりクラブユースのほうが「遥かに強い」そうです。

サッカーでは、プロとアマの垣根はありません。
Jリーグの収入は、クラブチームの末端まで浸透して「次世代の育成」に費やされています。これが「世界を目指すスポーツ」のあり方だろう。

一方、ジリ貧傾向の「野球」はどうか?
相変わらずゴタゴタ続きの野球界、村上ファンドに揺れる阪神タイガース、引退したはずのナベツネ氏の発言力…私のマイミクには「少年野球のコーチ」が二人いらっしゃいますが、野球の将来をどのように思っているのであろうか?
プロとアマの垣根は高い。何故、プロ野球機構は「甲子園」の負担を、学校と父兄に負わせたままでいるのであろうか?そのくせ、ドラフト会議の裏で蠢く輩がいる。利権の世界に将来はあるのか?
関係のない追記
先週の「赤目48滝」を編集しました。「勇壮な赤目」をご紹介しています。是非ご覧ください!
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/kinki-tanbo/mie/tanbo-mie.htm


大風呂敷
051017(月) dogfight
兵庫県下で、歌劇で有名な某市。
いくつもある鉄道駅の駅前で、相談を受けたここだけが「第一種低層住宅専用地域」の指定になっている。
建築関係以外の方には馴染みのない言葉でしょうから、少し解説をします。皆さんがお住まいの地域は、都市計画審議会の答申に従い「用途地域」が指定されています。
 ・住居系地域
 ・商業系地域
 ・工業系地域
 ・指定外
言葉の感じでお分かりいただけると思うのですが、住居系地域は「住むための環境」を重視しています。住居系だけで7種類に分類されており、もっとも厳しい「活用制限」を設けているのが、「第一種低層住宅専用地域」です。http://www.jyukou.go.jp/navi/shutoku/kensetsu/main/02/youto.html
普通、駅前は商業系(経済的価値が高い)なのに「何でや」となります。
用途地域の見直しをしてもらわなければ、土地の「付加価値」は上がりません。これは尋常な交渉ではありません。その交渉を始めたのが2年前…

その直前に、都市計画法が改正され「民間提唱型再開発=用途地域制限や日影規制を撤廃できる」の手法が法整備されました。私の頭にあったのはこの法律の適用です。
元々、東京都(石原都知事)により提唱され、国交省が取り入れた法律です。最近竣工している東京の民間再開発は、殆んどこれの恩恵を受けています。ところが、関西では未だに適用事例がありません。首長の違いは大きいですね…

関係各課と協議を続けてきました。
担当者・係長・課長とレベルは上がっていき、つい先日「都市計画局のトップ」と協議が出来ました。
ここに到るまで「安易に議員の力を借りる」ようなことは一切していません。純粋に技術論(法律論)を積み重ねてきました。
トップの「適用条件」と当方の「用意できる条件=双方のメリット」がほぼ一致してきました。とても微妙な段階で、これ以上具体的なことは明かせませんが、面白くなってきました。

最初は誰もが「大風呂敷」と思ったプロジェクト!建築屋は「諦めが悪い=粘っこい」のだ
関係のない追記
あまの街道」を更新しました。秋満喫です!是非ご覧ください
http://mizikanasizen.web.infoseek.co.jp/amano2005/amano2005.htm


「世界の生産工場」と最貧国
051018(火) dogfight
---中国農民の反乱(隠された反日の温床)/清水美和著(講談社アルファー文庫)---
清水美和氏は、東京新聞中国特派員を長くお勤めになり、多くの著をものしていらっしゃいます。
東京新聞といえば、朝日新聞と歩調を共にする新聞ですが、同著の内容は「中国の恥部」を鋭くえぐったもので---所属という色眼鏡では見てはいけない---本でした。

「世界の生産工場」と持て囃される沿岸部と違い、未開国もビックリという「農村部の実態」が紹介されています。中国の戸籍は、身分制度として管理されており「農村戸籍」で、職業の自由も居住の自由も奪われている。更に中国には、「義務教育」が自治体に任されている。困窮する農村部では、教師の給与が払えず、学校制度そのものが崩壊している。

中国には、日本で言う「地方交付税」の制度がなく、地方自治の名の下に、外交や防衛以外の分野は「地方の責任」になっている。それが地域格差を呼び、地域ボスの跋扈を許す原因になっている。この本を読んでいると、我国の「自治拡大要求」はエエことなんやろか?と疑ってしまう。。

中国は「人治国家」といわれるように、法律より地方ボスの意思が優先される。税金など、権力者が言い出せば「いくらでも新設できる」アホらしさです。この本を読んでいると「中国崩壊」は間近の思えてしまう。
軍事大国を目指し、宇宙戦争の準備をする中国。その前に足元が崩壊しそうだ。そのガス抜きに日本が利用されては堪らない…
本とは別だが…
「中国四大銀行、支店長ら42人海外に集団逃亡」こんな記事もある。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=45211525&owner_id=1065391
日本的な意味のモラルは彼の国にはない。世界最大の人口は何をしようとしているのか?

長過ぎる「関係のない」追記
昨日、小泉総理は「靖国神社・秋の例大祭」に参拝しました。公人とも私人とも明確にせず、一般参賀の形式を踏んだものですが、来月のシャトル外交を前にして、それなりに「挑発的な行為」かもしれません。例の「マスコミ」も、まるで某国に成代わり非難していました。

およそ、中国や韓国と「宗教観」が違います。極論すれば「キリスト教の参拝をイスラム教が非難した」ほど異質です。違う基準で文句を言っても始まらぬと思うのですが、やはり「日本を従属」させたいのだろうか?まあ、中国にしてみれば、宇宙船の帰還」で沸き返る中、水を差されたと思うのだろうな…
(私は、してやったりと思っていますが)


傍論と暴論
051019(水) dogfight
10月17日、靖国神社・秋の例大祭に小泉総理が参拝をしました。
公人とも私人とも明確にせず、一般参賀の形式を踏んだものですが、例によってマスコミは、まるで某国に成代わり非難していました。 それも「違憲判決の出ている靖国参拝」という形容で!
でも、ここでいう憲法違反とは…9月の終わりに大阪高裁で行われた判決のことです
判決は国(被告)の勝訴にしておいて、裁判官の個人的見解(傍論)として「でも、俺は憲法違反と思うンやけど」という感想に過ぎない。それを持って「憲法違反の判決があった」と称しています。
判決はあくまで「国側勝訴」であって、傍論は判決となんら関係ない。第一、高裁の判事に「憲法判断の権利はない」というのが、法曹界の多数意見ではないか!これはまさに『暴論』であって、マスコミの報道基準にすべきものではない。
中国や韓国とは、まるで宗教観が違う。
「死ねば仏」の日本では「死者に鞭打つ」ことはない。違う基準で非難されても困るのだ!
先祖供養くらいは自由にさせてくれ。お宅の「国内事情=国民の不満のガス抜き」に日本の利用しないでください…


オジンのつぶやき
051020(木) dogfight
ブログの世界では、右を見ても左を見ても「○○バトン」なるものが大流行。
俺には「よう分らん!」
本来、個人的に楽しむべきものなのに、それがページなる。
きっと、これは少数意見だと思うが、私は日記を非公開の方には「接続お断り」をしている。
「○○バトン」なるものの位置付けも同じで、公表できないものを、意味不明(=非公開)なまま「どや!オモロイやろ」と言われても、朴念仁の私には、理解の術がない。結局、私は「すぐに閉じて」しまう。

まあ〜。個人の自由だから「どうぞ、ご勝手に」と言ったまでの話です。お気に触りましたら「ご容赦」を!!!
明日は「明石港6時出航で釣り」に行きます。そやさかい、今夜は泊まりです。そんな訳で、二日ほど更新なし(=接続もなし)。このページへ「文句」言うても反応なしやから・・・ネ
夢バトン青春バトン
051022(土) dogfight
○○バトンは「やらん」と言ってきましたが、これなら「よか」と、那珂川さんからパクリで…
   (何せ、身勝手は私の特技で…)
夢バトン

1.小さい頃、何になりたかったですか?

 絵描き(何故か画家ではない)
 小学校2年で「ペンテル絵画コンクール全国大会・特別奨励賞受賞」
 典型的な「田舎の神童」で、二十歳過ぎれば「ただの人」

2.その夢は叶った?

 ぜんぜんダメ

3.現在の夢は何ですか?

 自然相手に「放浪のたび」
 ようは経済的困窮から無縁のニート。

4.宝くじで3億円当たったらどうする?

 ・無借金
 ・一山買って「犬や野鳥」と戯れる
 ・道楽なペンション経営

5.あなたにとって夢のような世界とは何?

 誰にも頭を下げずにすむ世界(まあ、暴君みたいなものかな)

6.昨晩見た夢は何?

 疲れ切っていて、何もなし

7.この人の夢の話を聞きたいと思う5人は誰ですか

 歴史上の人物にたくさん回したい
青春バトン

@17歳の頃、何をしていましたか?

 ・バイトに明け暮れた
 ・初恋をした

A17歳の頃、何を考えていましたか?

 ・自分が一番偉いと思っていた
 ・建築家になりたかった(あはは・・・建築屋になってしまった)

B17歳のイベントといえば?

 ・全国、工業高校建築課統一テスト第3位
  当時の1期校(=旧帝大)が受験できるくらいの学力かな
 ・五平餅早食い大会第2位
 ・朝比奈隆先生監修の「グリー」に応募。7倍の関門を突破

C17歳で遣り残した事。

 ・もっと、遊びたかった(食うために必死で働いたので)
 ・大学受験を目指す
  (41歳で、大学に入ったがバブルと重なり継続できなかった)

D17歳に戻ったら、何をする?

 ・58歳の経験をもった17歳は気味が悪い

E17歳に戻っていただく人

 ・・・


ツツジ
051023(日) dogfight
あまの街道では、ツツジが1年中咲いている。
「狂い咲き」と言う人もいるが、それでは説明が付かない。何故なら、中低木で最大多数の種がツツジです。つまり、全長3〜4kmのあまの街道の何処にでもあるツツジが全部「狂い咲き」とは乱暴ではないか。

ではこのツツジの種類は…
植物教室の先生によれば「ヒラドツツジ」だそうです。でも、私はモチツツジと紹介しています。
結構詳しい図鑑を持ってますが、ここには「ヒラドツツジ」がありません。ネットで探したら、モチツツジやシキツツジなどの雑種の総称とありました。
次に、おしべの数について
 ・モチツツジ=普通は5個
 ・ヒラドツツジ=10個
と、なっています。
あまの街道のツツジは、どれも「おじべは5個」です。

モチツツジの葉をもむと「餅の様に粘る」ことからこの名があるそうですが、ここでは「僅かに粘る程度」です。
ホンマのところは分りません。普通じゃないヒラドツツジを選んで植えたのやろか?


便座
051024(月) dogfight
今では当たり前になった「洋風便器」
その便座が開いているのか?閉じられているのか
私の家庭は、男4人女1人だったため、常に「小便用」になっていました。夜中、寝ぼけ眼の家内の悲鳴が時おり聞こえたものです(いきなり座ろうとして…嵌ってしまう)。それも、遠い「昔の思い出」になろうとしている。

女性の多い家庭では逆だそうです。どうやら「多数決」が標準と言ったところか。
では、夫婦だけならどうか?便座が閉まっていれば「奥さんが強い」のかな…
男の筒先は「狙いが定まらず」トイレを汚す原因となる。
そのため、男性でも「座って小用をたす」人が増えているとか。こうなると、やはり便座は閉まっていることが多くなる。
「どうでもええヤン」と言う声が聞こえてきたので、この辺で(何せ、ネタ不足で…)


赤と緑
050425(火) dogfight
私は「生野菜」が全くダメです。まあ「非菜食主義」です。
それでも、火を通せば、緑黄野菜でも「人参とピーマン」くらいは食べられます。こんな食生活で、毎日「酒とバカの日々」ですが、案外数値(血液検査)は悪化しないものです。

何故、生野菜に拘るのだろう(やっぱりいるんやろか?)
葉っぱは鳥さんに譲り、ジャガイモ・ナス・ピーマン・人参を熱を加えて食べています。生で食べるのは山芋。あっ、そうそう白菜は葉っぱで唯一食べます。
冷蔵庫の整理を兼ねて「野菜スープ」を作りました。生前、家内がよく作ってくれたものです。味を思い出しながら…
 ・コンソメスープの素とハムでスープを作り、スパイスで味を調整
 ・ジャガイモ・タマネギ・ニンジン・ピーマン・ナス・トマトを、大きめにカットして
よく煮込みました。家内の味とぴったり同じでした。
食事を済ませて帰った末っ子が、このスープを2杯もお代わりしました。懐かしかったみたいです…


寒くなったのに
051026(水) dogfight
すっかり寒くなりましたね!私も早く「冬の衣装」を買わなくちゃ〜

今年も流行った「ローライズファッション」
夏の間に「へそを出す」のはいいだろうが、これだけ寒くなってきたのに、まだヘソを出している。ファッションに拘る娘達も命懸けで大変だね!
毛糸の衣類を重ね着しているのに、それも「寸足らず」で、お腹を見せている。私など、腹を冷やすと下痢になるので、お金を詰まれても出来ないファッションです(誰が頼むものか!バカ者)。

風邪だけで済めばいいけど、きっと「不妊症になる」だろうな!
少子化に苦しむ日本だけに「法律で禁止してはどうか」と思ってしまいます。はっきり言って「ヘソも見飽きた」し…そんなに見せたいのなら「全部見せろよ」とオジンは嘯いている


公証人役場
051027(木) dogfight
先日、初めて「公証人役場」を利用しました。
ちょっと意外だったのは、文章内容の保証ではなく「作成日の保証」に過ぎないことでした。
当方が持ち込んだ書類のコピーすらとらない。唯一の証拠は、公証人役場の日付欄との割り印だけです。つまり内容の記録はない!

これは「悪用」が出来ます。
大阪の場合、区ごとに公証人役場があります。後々のことを考え、複数の「内容の異なる文章」を作成して、文章数だけ異なる役場で日付印を取っておけば、状況に応じて「使い分け」ができます。

遺言書の証明に公証人役場を利用する方が多いが、これでは信憑性に疑問を感じます。何事も体験ですね…


ランドスケープ
051028(金) dogfight
一昨日の講習会は「一周送れのトップランナー」と題して『ランドスケープ』の講演でした。
---ランドスケープ---その意味は?その程度の意識しか持たずに講演を聴きました。眠気を堪えるのが大変ではないかと思ったのですが、眠る暇もなく聞き入っていました。
講師の先生(大阪芸大・久松喜樹講師)は、ランドスケープを『風景』と訳していらっしゃいましたが、聴講しながら「都市景観」という言葉が私には一番なじむように思いました。

主題の「一周遅れのトップランナー」の意味は---アーティストが先陣を切り、アーキテクチャ(建築)が追随。一番遅れて「造園」がやってくるけど、何時の間にか「造園がトップに踊り出ている」---そんな意味合いでした。確かに、建物は都市景観の主役ではあるあるが、それだけで風景は完結しない。

ランドスケープの中で「自然への回帰」が目立ってきたそうです。
最近、私の仕事も「新築」より、リノベーション(再生)が多くなってきました。ランドスケープもスクラップ&ビルドから「あるがまま=昔のものを大切にする」に比重が変っているという。例えばディズニーシーの風景は「おとぎの国」ではなく、古い町の再現といった「昔、こんな風景があったよね…」と思わせるものに置き換わってきました。

ノブドウのツル

宝石のようなノブドウの実



造園の世界でも「お花畑」の整った庭から「荒野や原野」をテーマにするようになってきたとか。地面を被う「地被類」も雑草が主役になって来て、造園用に品種改良されたものが減っているそうです。具体例として、最近出来たテーマパークの植栽が紹介されました。野葡萄を主木にして、葛を地被類として使っていました。

パワーポイントで表示される画面を見ながら講演を聴き「あまの街道」が頭に浮かんできました。
この風景は「あまの街道」そのものではないかと思えたのです。更には、この2ヶ月ほど、私は「実のなる木」にどっぷりと浸かっている。趣味には違いないが「そのまま仕事の知識」として生きて来そうに思いました。偶然に過ぎないのですが、こんなことで、私の「賞味期限」が延びるなら嬉しい限りです。
追記
講演の中で「ルネッサンス以前には、絵画の世界にランドスケープはなかった」という発言があり、聴講生から疑問もでました。

ルネッサンス以前に「風景画がなかった」のは事実です。
それに対し、先生の意見は「風景に価値がなかったから」というものでした。しかし、私の意見は違います。ルネッサンス以前には、宮廷画と宗教画しかありません。それ以外にパトロンがつかなかったからと思います。ルネッサンス以降「ヨーロッパは豊かになった」のだと、私は思います。


天然の要害
051028(金) dogfight
mixiに「天然の要害と私」と言う日記がありました。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=48975673&owner_id=294882
世の中にゃ「そんなことがあるような〜」と思うな内容です。そこで、私も「天然の要害」について書いてみます。
私は、現在自己破産申請中です。
裁判所から「質問状と裁判官の意見が届いた」と言う連絡を受け、弁護士事務所へ行ってきました。まず、裁判官の意見から…
 1.公私の経済(事務所の運営と家計)が一体化している
 2.事務所の業績が上がれば「自己破産が避けられる」のではないか
 3.そのために管財人(裁判所が指定する弁護士)を入れてはどうか
 以上が嫌なら、債権者に「自己破産だけでよい」と言う同意を取れ!
これが論旨です。いかにも最もな意見ですが、私は呆れてしまいました。

公私と言うけれど、事務所は私とかおり(女子職員)の二人しかおらず、株式会社とは名ばかりの個人企業です。この1年、大胆に私の給与を下げたため、収支バランスはイーブンとなりました。ただ、月別に見れば資金ショートはあるわけで、その繋ぎ資金は私の個人口座で維持されている。こんなことは「超マイクロ企業」なら当たり前なのに、裁判官殿には公私一体で「ケシカラン」と見えるらしい。今時こんな私に「事業資金を貸す銀行」があるとでも思っているのであろうか?

事務所の業績が上がれば「自己破産が避けられる」・・・そんなことは、裁判官殿に指摘されなくても分る。それが簡単に出来るなら「世の中に倒産企業はない」であろう。

次に「管財人の受け入れ」であるが、これほどバカげた提言はない。徹底的な経費削減をしてきて、事務所の年間必要経費は720万円まで圧縮した。では、管財人に必要な経費は?
 ・最低月額報酬50万円
 ・交通費や調査費は別個負担
で、年間1000何円ほど掛かるそうな!
もう「笑う」しかない。720万円の売上で生きていける企業に、1000万円の経費を掛けて「弁護士を迎え入れ」如何にして採算が取れるというのか?

更には---それが嫌なら、債権者に「自己破産だけでよい」と言う同意を取れ---もう、これは脅迫でしかない。この脅しが拒否できないのなら、私は「死かブルーシート生活」を選ぶしかない。
自己破産に至る経過をお話しします。
昨年末、私は二つのアクシデントに見舞われました。
 ・11月、家内が突然死しました
 ・12月、取引先が倒産。当時の経済環境で5か月分の事務所運営経費相当が回収不能になる
この結果、経営は極端に悪化。事務所維持のため、私の給与を「生活保護世帯並み」にダウンしました。

一方「家計」のほうは…
私と家内に末っ子の収入を合わせて「普通に暮らしていた」のですが、家内の突然死で、大きな穴があきました。それを埋められるのは「ニートの次男が働くこと」だけです。家内が逝ったその夜、通夜の準備の中で「今後」を話し合いました。次男は働くことを約束したのですが…
結果は、ニート暮らしを続ける次男を批判した末っ子(生活費を入れてくれていた)を、暴力でを追い出したのです。更に、私を「奴隷化」する動きに出たので、私も緊急避難のために、着の身着のままで家を出ました。そして、ローンだけが残ったのです。

家計の再建は「出を削り入りを増やす」ことです。しかし、現実は「入りは激減」し、新たに「暮らす家を構えるため出費が増えた」のです。
事務官からの「質問」も悪意に満ち、呆れるほど「重箱の隅をつつく」ものでした。

事務所運営は、この数年「苦戦続き」で、その維持のために家計から持ち出したお金は1000万円近いものです。やっとこの1年で収支バランスが取れてきた程度で、とても回収までは行きません。そのことは会計事務所の意見書として添付しています。この「事務所への貸付金」を回収不能として計算しても、私の資産バランスはマイナス300万円程度に過ぎません。まあ、世間相場からいえば「何で自己破産やネン」と言うものです。弁護士も「サラ金の借金が1000万円単位であったら、無条件で自己破産が認められるのに…」と言うものでした。ようは、野放図に借金を重ねた者には認めても、ギリギリまで自己破産を回避しようと、自助努力した(だから負債が少ない)者には疑いの眼を向ける。それが裁判所のスタンスです。
分っていただけるであろうか?限界まで自助努力をして「鼻血も出ない」いまの私には、今更の差し引き負債300万円は重すぎるのです。

裁判所の事務官は、私が事務所維持のために持ち出した金を「現金隠匿」と疑っているようです。
自己破産の申し立て根拠の「住宅ローン」さえ『事業資金への流用をしていないと証明しろ』といってきました。18年前に組んだ住宅ローンを「如何なる手段で今頃、事業資金に変えられるのか?」そんな方法があるのなら私が知りたいくらいです。

最後に、4項目のテーマで「反省文」を求めてきました。
何れ決着したら、この4項目を公表します!裁判所の事務官は「神をも凌ぐ偉大な存在」のようです。
裁判所とニートの次男。この二つの「天然の要害」が私の前に立塞がっています!
せめて、ニートが立ち直ってくれていたら、家族力をあわせて「破産回避」が出来たものを…

古くから私を知る友達が、この1年の私を見て呆れています。
バブルを謳歌した私の変貌振りは想像を絶するものでしょう。徹底的な「ガリバー君」生活で、仕事面では大きなマイナスです。

相変わらず「酒を止められぬ」生活ですが、2.7リットル1980円のウイスキー(まがい)が、私の晩酌です。それでも「美味い」と思って飲んでいます。金の掛からぬ趣味が増えました。山の仲間も増えました。きっと普通の人より私は「生活を楽しんでいる」であろう。もう貧乏は友達です。
-------------------------------------------------俺は「生きてやる!」


貧乏もまた楽し
051029(土) dogfight
久しぶりにフォルクスへ行きました。
フォルクスは1970年7月ダイエー系のステーキレストランとしてスタートしました(今はどの系列下にあるのだろう?)。
一体、何年振りのことだろう?20年くらい利用していないと思う。
最近は魚中心のメニューになり、ステーキを食べなくなりました。更に、この数年は「贅沢を戒めている」こともあり、外食そのものが減りました。
でも、フォルクスに足を向けなかったのは、バブル時の贅沢三昧の記憶---フォルクスの肉なんか食べられるか!---という奢った気持ちが、どこかに残っていたのだと思います。

久しぶりにステーキランチを食べて「美味しいなあ〜」と思いました。
私の舌は、すっかり「貧乏を楽しむ」モードに切替わっています。週に1度「回転寿司を楽しむ」のも、この1年の出来事です。それ以前は「回らない寿司」が当たり前だったのに…
フォルクスの命名は「ドイツ語の国民」からきているそうです。
所得も「平均値の半分」ほどになり、私は、生活保護を受けられそうです(笑い話みたいですが本当のことです)。底辺の庶民になって、実はフォルクスのステーキすら「贅沢かな」と思えます。それでも「貧乏もまた楽し」で、へこたれずに生きています。
追記
来週、家内の1周忌を迎えます。
この一年「贅沢」を厳禁して、ガリバー君に徹してきました。
私は、様々な意味で「伸るか反るか」に来ています。沈没するか浮上するか?は「神のみぞ知る」ところです。いずれにしろ、決着がでる前に「もう一度贅沢を味わっておこう」と思いました。これから「メナード青山リゾート」へ行きます
http://www2.menard.co.jp/resort/index2.html


愛娘かおり
051031(月) dogfight
建築設計事務所を開設して、満29年になります。
事務所のマドンナはかおりが3代目です。何せ、経理・掃除・お茶入れから私の秘書をして、なおかつCADオペレータまでこなさなければなりません。だのに、
 ・採用基準は「顔で選ぶのか?」と質問されるくらい歴代「美人続き」です
 ・このような酷使にも関わらず勤続年収が永い。かおりも、もう8年になります

今日は、かおりの自慢話をしようと思います!
家内も、生前は「我が子のように」かおりを可愛がっていました。美人だけではなく、実に気立てがよく、気配りが出来ます。立ち居振る舞いも細やかで、事務所へいらっしゃる方はみなファンになります。

家内の突然死以降、軽い鬱病だけで済んだのは「かおりがいてくれてお陰」と思っています。これは、何も私の感想だけではく、友人も認めています。今では、日常の消耗品の買出しはかおりがやってくれています。

仕事面でも、コンピュータソフトの進歩に付いていくのがシンドクなっている私に代わって、まずかおりがマスターしてくれます。その後で、私がレクチャーを受けるようになりました。昨年末、1台のコンピュータが突然壊れ、やむなく購入したのですが、初期化からソフトのインストールまで、全てやってくれました。下手なSEもビックリの博識振りです。

かおりは結婚して3年になります。
今年は、残念ながら流産してしまいましたが、子育てをしながらでも「事務所へ来てほしい」と常々いっています。私は「初孫」を楽しみにしている…


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