dogfight高松の長すぎるひとり言
2005年2月
エッセイ&コラム
毛糸の帽子青い鳥節分五番街のマリーへNHKの黄昏ホコリ高き我が家春よ来い!役人天国おかげさまで

毛糸の帽子
050201(火) dogfight
早いものです!今年も、もう2月になりました。
最近、時間の流れが速く感じるようになって来ました。こんなところにも、家内のショックから立直りを感じます。

10時に寝たのですが、夜中の2時に目が覚めてしまいました。
昨日から「今期最強の寒気団」が日本を覆っている。現在の気温は0℃、外は靄(もや)で覆われています。本日の最高気温予測は3℃だそうで、近畿でも今日は最強の冷え込みだとか!明け方は雪景色ではなかろうか。

こんな時は「毛糸の帽子」が欲しいですね。持っていないわけではないのですが、人一倍耳の大きな私は、耳を覆うと目まで帽子が被ってしまいます。目を避けると、耳の途中までしか覆うことができず、そこがしもやけになります(あはは〜)。不自由なもんです。

中国文化の影響でしょうか?福耳と言われますが「何もエエコトなんかオマヘン」
妙に顔のバランスが崩れるだけです。最も、崩れているのは耳だけではありませんが。せいぜい、手袋で耳を覆いながら出勤しよう…
AM6:50追記
予想通り雪となりました。ちょっと出勤するのが憂鬱になります。


青い鳥
050202(水) dogfight
青い鳥から何をイメージされますか?多くの方は「幸福の鳥」ではないでしょうか。メーテルリンクの児童書「青い鳥」の影響かと思います。

あまの街道に10日ほど前から「青い鳥」が現われるようになりました。格別野鳥趣味を持たぬ方でも目に止まるようで、私に出会うと知らせてくださいます。どうやら結構な数が来ているようで、あまの街道の各地で目撃されています。青い鳥の正体は「ルリビタキ」で、近畿では珍しい種類だと思います。日本野鳥の会に知らせれば、大砲のようなレンズを持ったメンバーが押し寄せるかもしれません。幸い、私のサイトはマイナーなのでその心配はありません。

あまの街道には、季節によって様々な青い鳥がやってきます。オオルリ・コルリ・イソヒヨドリ・カワセミなどがそうです。あなたもあまの街道で青い鳥を探してみてください。ひょっとして幸せがやって来るかもしれません。


節分
050203(木) dogfight
今日は節分です。
節分は季節の分かれ目をさし、元来は「立春・立夏・立秋・立冬」のそれぞれの前日をさしていた。節分が、特に立春の前日をさすようになったのは、冬から春になる時期を一年の境とし、現在の大晦日と同じように考えられていたためである。
・立春の節分に豆をまく「豆まき」の行事は「追儺(ついな)」と呼び、中国から伝わった風習で、疫病などをもたらす悪い鬼を追い払う儀式(文武天皇の706年に宮中で初めて行われた)。
・鰯の頭を、柊の小枝に刺して戸口に挿す風習は、近世以降行われるようになったもので、これも魔除けのためである。
・節分に巻き寿司を食べる風習は、福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味が込められ、恵方(えほう)に向かって巻き寿司を丸かぶりするようになったもの。関西の商魂逞しい行事が発祥。
運勢は、節分で変わると言われます。占いで「今年は辰巳の方向へは引越しをしないように」などと言われる今年とは「節分まで」をさします。私の大殺界のような運勢もこれで変わることを願っています。
旧暦では、正月より節分の方が早く、19年に1度だけ「元旦と節分が重なり」ます。
かつては、伊勢神宮の遷宮は、この元旦と節分が重なる19年に1度行われていました(新暦になって根拠がなくなったので、現在は20年に1度になりました)。
昨年の節分は、春日大社の万灯篭へ行きました。でも、ご利益はなかったようです…


五番街のマリーへ
050204(金) dogfight
五番街のマリーへ(阿久悠作詞・都倉俊一作曲)という好きな歌があります
 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
 どんな暮ししているのか 見て来てほしい
 五番街は古い街で 昔からの人が
 きっと住んでいると思う たずねて欲しい
 マリーという娘と 遠い昔に暮らし
 悲しい思いをさせた それだけが気がかり
 五番街でうわさを聞いて もしも嫁に行って
 今がとても幸せなら 寄らずにほしい

 五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
 どんな暮ししているのか 見て来てほしい
 五番街で住んだ頃は 長い髪をしてた
 かわいマリー今はどうか 知らせてほしい
 マリーという娘と 遠い昔に暮らし
 悲しい思いをさせた それだけが気がかり
 五番街は近いけれど とても遠いところ
 悪いけれどそんな思い 察してほしい

家内が亡くなってから、初恋の人を思いだすことが多くなりました。結婚した頃、初恋の思い出を語って、酷く妬かれたことがあり、あれ以来「封印された思い出」となっていました。

もう古い話です。
高校3年生のほんの僅かな時間の恋でした。彼女は、母校創設以来初の女生徒。大変聡明で読書好きな人でした。
初恋は、私が大阪へ出て終わりましたが、大切な思い出です。初恋の人を思い出すと、この「五番街のマリーへ」が浮かんできます。格別悲しい思いをさせた分けではありませんが「どんな暮らし」をしているのだろか。
今がとても幸せなら 寄らずにほしい」
まさに、そんな心境です。

---初恋の人探します---こんな職業もあるそうです。その気になれば、探すこともできるのだろうけれど、その気はありません。私には『綺麗な思い出』として残っているだけです。
「悪いけれどそんな思い 察してほしい」


NHKの黄昏
050205(土) dogfight
NHK職員の不正事から始まった「受信料不払い」が拡大の一途を辿っている。
社員の不正を見逃すような態度に、海老原前会長に批判が集まり、不払いが従前の数倍に達していました。結局辞任に追い込まれたが、即日顧問に就任。この人を食ったNHK人事が、事態に火をつけた。あまりの非難に、翌日には「顧問を辞退」したが、これに抗議するかのように大口受信者が不払いを表明。050204の報道によれば、病院のレンタルテレビ36社が、年間40億円の受信料不払いを決めたという。

NHKには「雪印」の教訓が見えていない。
年商1兆円といわれた巨大企業が「2000年の集団食中毒事件」「2002年の牛肉偽装事件」という二つの雪印不祥事の対応を間違え、あっという間に崩壊しました。
いま、NHKが迎えている事態は、雪印に酷似していると思うのは私だけであろうか?どこかこの巨大組織から危機感が伝わってこない。

ある日、NHKが崩壊して困るのは、我国で代弁者を失った「中国国営放送だけだった」などという、笑えない話にならなければよいが…
関係のない追記
BSEが原因と思われるヤコブ病患者が日本で始めて発見されました。これで、牛肉の需要に変化が出るだろう。大変だね…


ホコリ高き我が家
50206(日) dogfight
家内の死後、自らを律するために課した規律に疲れ果て「ぐうたら宣言」をしました。
人間の緊張感などそんなに長続きするものではありません。
 ・おかげさまで、仕事が忙しいこともあり、外食が増えました。
 ・家で食べるときも「自分のもの」だけ用意して、もう家族に構わないようにしました。
 ・週末以外は「万年床で良いや」としました。
そこへ嬉しいことに、次男が働くようになって、流石に我が家がホコリっぽくなってきました。何せ、一番きれい好きだった次男は、朝6時に家を出て夜8時に帰ってきます。もう家に変えればへとへとになっていて、掃除どころではありません。
最近は「ホコリ高き我が家」ですが、少々汚れていても死ぬわけではありません。案外、精神衛生的には「こんなもん」でよいのかもしれませんね。
追記
次男が怪我(左手中指骨折)をして、仕事を休まざるを得ない状態になりました。でも、洗物もできなくなりました。かえって私の負担が増えました。


春よ来い!
050207(月) dogfight
お母さん、春が待ち遠しいですね!
厳冬期にこんなことを言うのは可笑しいですか?

春になったら、お母さんを背負って「同行二人」で、山歩きを始めたいですね。山歩きにあわせて「絵」を再開しようと思います。もう十数年遠ざかっていますが、お母さんと一緒なら再挑戦できそうです。
ただ残念なのは、スケッチ道具はお母さんの愛用していたバックパックに入りません。その時はスケッチ用のバックパックに変えますが、お母さんのポシェットを入れておこうと思います。何時までも「同行二人」です…春よ来い!早く来い


役人天国
050208(火) dogfight
大阪市の「役人天国」振りには呆れてしまう。
 ・カラ残業
大阪市職員(約43000人)のカラ残業問題が発覚、2004年度の残業代申請のうち、約4900件分について、3月末をめどに残業代の返還を求めることを打ち出した。
 ・オーダーメイドスーツも支給
大阪市役所では「制服」と称して、男性用が32000〜350000円(オーダーメイド)女性用が30000円のスーツを、2〜3年に1着ずつ支給していた(昨年度費用は約3億4500万円)
 ・闇年金
大阪市では「確定給付型年金」として職員が給料の0.6%の掛け金を払い、不足分を市が補填。市の負担は職員の掛け金の2倍以上(昨年度だけで約26億5000万円)。
 ・闇退職金
大阪市では、正規の退職金とは別に退職者に1人400万円前後が給付されてきた。更に、これを「給与所得じゃない」として、源泉徴収から逃れていた
 ・生保も
大阪市では、職員の団体生命共済の掛け金(年間4億4000万円)を支払っていた。
 ・あほらしい「手当て」の群れ
窓口業務だと「窓口手当て」がつく。それが仕事ヤンか!こんなアホな手当てが山ほどあるそうな!
改善案を発表した市当局に対し、4団体ある職員組織は「合意していない」と抗議声明。彼らは「自分が何をしているのか」まるで分かっていないようだ!当たり前の仕事をすれば「手当て」がつき、カラ残業に各種掛け金の闇負担。更には退職金も闇で上積み。民間では、サービス残業や給与据え置きは当たり前で、年間所得が減っている方も多かろうに。

これだけじゃないよ!
市役所へ行ってご覧。安い値段で食堂や喫茶店が用意されている。保養所は完備、旅行だって「最低価格」で出来るんだから。
苦境脱出に必死な私など、羨ましい限りです。何と大阪市民は寛大なのであろうか!


おかげさまで
050209(水) dogfight
   おかげさまで

 夏がくると、冬がいいという
 冬になると、夏がいいという
 ふとるとやせたいという、やせるとふとりたいという
 忙しいと閑になりたいといい
 閑になると、忙しい方がいいという
 自分に都合のいい人は善い人だとほめ
 自分に都合が悪くなると、悪い人だと貶す
 借りた傘も雨があがれば邪魔になる
 金をもてば古びた女房が邪魔になる
 世帯をもてば、親さえも邪魔になる
 衣食住は昔に比べりゃ天国だが
 上を見て不平不満の明けくれ
 隣を見て愚痴ばかり
 どうして自分を見つめないのか
 一体自分とは何なのか、親のおかげ
 先生のおかげ、世間さまのおかげのかたまりが
 得手勝手を慎んだら世の中はきっと
 明るくなるだろう おれがおれがを捨てて
 おかげさまで おかげさまでとくらしたい
大阪・北のあるラウンジでのこと。
尿意を催してトイレに行ったら、こんな詩が掛かっていました。
用をたしながら読んだのですが、なかなか良いので、ママにお願いしてコピーをもらいました。

---人間の身勝手さには際限がない---
そんなことを謳っています。私には、少し耳の痛い内容です。でも、それなりに乗切ってきたこともあります。さて?あなたは如何でしょうか。
最近は「おかげさまで」という言葉が、自然に出るようになって来ました。最愛の妻の突然死は、私の人生観そのものを変えたように思います。

結構マジで「dogfight」というハンドルネームを捨てようと思っています。次はどんな名前が良いだろうか?




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