dogfight高松の長すぎるひとり言
2005年1月
エッセイ&コラム
お断り値打ちの数値化政治番組貴重な水チビハゲデブ「田沼意次」評寂しさに揺れてイケメン野菜嫌い4人目の我が子華がないあれから10年妻からのメール詩集と再婚月給20万円男の手料理金剛山の自然伴侶やもめの皆さん修行不足悪妻の薦め社会への無関心ぐうたら宣言
お断り
050101(土) 元旦
「あけましておめでとうございます」
でも正直なところ、あまりそんな気分ではありません。ただ「新しい年が良い年でありますように」と願うばかりです。
ホームページの更新を苦痛に感ずるようになりました。
「昨日の日記」は殆んど「亡き妻」のことばかりになってしまいます。他に目が行かないのです。
あまの街道も、毎週歩いていますが編集はおろそかです。狭山池も日々通過していますが、編集する気になれません。ただ、何時までも「亡き妻と恋」をしていると、自分が前へいけません。今年の目標に「新しい恋」を見つける努力をしようと思います。

今は「鬱病治療」が必要なようです。そんな訳で「気まま」にしようと思います。更新も疎かになりますが、ご容赦を!それでも、今年も「良きお付合い」をお願い申し上げます。


値打ちの数値化
050103(月) dogfight
折角「花の独身」に戻ったに、まあ〜詰まらんもんです。
昔、5人の仲間が酒席で「再婚話し」をしました。二人が再婚派で、三人が不要派でした。皮肉なもので、再婚派の一人はまもなく他界、もう一人の私は女房に先立たれました。不要派の連中め「ザマアミロ!」

再婚するには相手が入ります。ところが、最近「お見合いコンパ」の手記を読んでガッカリました。
コンパ会場では、学歴・年収・地位で「値打ちの数値化」が行われ、しっかり序列が出来上がっているそうです。そこでは、感性・知性・人間性が無視されて「人間の価値が決まる」そうです。あま〜、私のような高卒・底辺の労働者・低収入では、出る幕は全くなさそうです。悲しい現実ですね…
追記
これから旅に出ます。同行二人(家内のバックパックと一緒に)ですが、私自身が一時も早く蘇るためです。あまりにしょぼくれていると、亡き妻が侮辱されそうな気がします。せいぜい、老け込まないように努力しよう。旅先で「出会い」があれば面白い(そんなこと、あるわけないだろ…)


政治番組
050105(水) dogfight
正月休みも終わりました。今日は初出です!
大晦日の紅白歌合戦はどんなんであったのだろう?
ついに、一度もチャンネルを変えることはありませんでした。息子達は「格闘技」を見ていました。私は何でもいい、ようは「無意識」でした。朝日系では「TVタックル」の特別編をやっていたようで、大晦日に政治番組が放映される時代になったのかと思いました。

年が明けて、二日に毎日系で「戦中戦後」を振返る政治番組が行われていました。
私は「仕事をしながら」聞いていたのですが、なんとも不思議な番組でした。参加者は、5名ほどで、ゲストとして各界の大物をインタビューしていました。何故「不思議な」といったのか?それは…

政治ほど主義主張が多いものはないと思うのですが、全員を「戦争反対・自衛隊反対・憲法改正反対」論者一色に染めていたことです。当然、カウンター意見など出てきません。見事なまでの「一色」です。ここまで染めるなら、きちんと「旗幟鮮明にして趣旨説明」をするべきであろう。TVタックルが、朝日系にしては珍しく「両論を戦わせる」のに対し、あまりのアンフェアに呆れてしまった。
追記
リベラルと称する連中が「戦争反対」という言葉を独占している。何処に「戦争が好きだ」という人がいるのか?戦争をしないための「方法論」こそ議論すべきであって、その手段として、自衛隊や憲法改正論議がある。『戦争反対=自衛隊反対・憲法改正反対』という図式は願い下げにして欲しい!


貴重な水
050106(木) dogfight
正月の3〜4日を「曽爾高原」で過ごしました。

奥香落谷
今の私は「人のいるところ」が安らぎの場で、2家族の正月旅行に同伴しました。ただ、2家族は2日から出発しており、私は1日遅れでスタートです。

曽爾高原には、15年ほど前にMACで設計した別荘があり、私がお借りしました。もう「代替わり」なさっていたのですが、快く利用させていただきました。

一方ハプニングもありました。
大晦日の冷え込みで「山の湧き水」を曳いている管が、凍結破裂して、断水してしまったことです。
用意していた食材は、予定が狂い急遽違う料理になりました。食器は「紙食器」にシフトしたのですが、お陰で「生ゴミが増大」することとなりました。トイレは「満点の星の下」で済ますことになり、それなりに「感激」だったそうです。お風呂は、最近「曽爾村は温泉ラッシュ」で不自由しませんでした。水の不自由さは、一方で「水の貴重」さも教えてくれ、結構楽しい旅行でした。

曽爾村は「ゆったりとした時間」が流れています。吉野や熊野が「神聖な地域」であったころ、そのままに風景が広がり、たおやかです(京から吉野詣・熊野詣のルートに当ります)。
曽爾高原は、文化財の保守維持用に萱が栽培されている高原です。是非お訪ねください!
なお冬季は、チェーン着装や凍結がありますのご注意を…


チビハゲデブ
050107(金) dogfight
他人に向けて「チビ・ハゲ・デブ」等と言おうものなら喧嘩間違いなしですが、この発言は私自身に向けたものです。1年半前の「私の身体的特徴」で、プロフィールにもそのように記しています。ただ、最近は少し「変えようかな」と思いだしています。当時の体形は
      ---身長165cm・体重79kg・頭髪ハゲ---
いまさら身長とハゲは変えようはありませんが、体重に異変が起きています。なんらダイエットはしなかったのですが「鳥と山歩き」で、気付かぬうちに7kgの体重が減りました(約1年かけて)。それでも70kgの壁は厚かったのですが、家内の突然死で、1週間で3kg体重が減りました。その後も減り続け、現在66kgまで来ています(この先も体重減が止まる確証はありません)。私の痩せ方は、誰の目にも分かるようで、日々一緒にいるかおりですら「痩せましたね」といいます。身長165cmで66kgとなると、ボチボチ「デブ」の範疇から外れそうです。

7kg痩せた段階で買い換えたズボンとベルトがずり落ちるようになりました。最大にベルトを締めても「5cm以上余る」状態です。どうやら体重以上に、ウエストが減り続けています。
腹をつまんでみても、明らかに贅肉が落ちています。ひょっとしたら、異常に新陳代謝が進行しているかもしれません。今度、体脂肪を計ってみようと思います。おそらく、私の体は「筋肉質」に変貌してきているように思います。そのときのプロフィールはどうすればよいのだろう?
      ---チビ・ハゲ・マッチョ---
      うむ〜やっぱ!ヘンだよね


「田沼意次」評
050108(土) dogfight
江戸時代中期の経済官僚「田沼意次」評は、作家の間でも分かれるようです。
「賄賂政治」の極悪人とされることが多いのですが、私自身は「ケインズに匹敵する経済通」だと思っています。田沼意次を評価する作家は
 ・池波正太郎(剣客商売シリーズ)
 ・佐藤雅美(主殿の税)
 ・佐伯秦英(密名シリーズ)
 ・中里融司(同行屋シリーズ)
 ・平岩弓枝(魚の棲む城)
私が知らないだけで、もっとたくさんいらっしゃると思いますが、心強い味方です。できれば、これらの作品を一度お読みください。極悪人のイメージが変わるかもしれません。
小氷河期の天明飢饉を、田沼政権の失敗とされ、政権の座を去っていますが、もし続いていれば徳川幕府は「開国」していただろう。残念な機会を逸したものだと思います。


寂しさに揺れて
050110(月)  成人の日
休日が好きではなくなりました。人恋しい私には、出会いが少ないからです。

家内は、第1・3・5日曜日に実家の義父の世話に行っていました。更に月1回「日曜出勤」があり、家内と終日くつろげる日は、僅か「月に1度」しかありませんでした。それでも、いつか義父をおくれば、また「夫婦の時間」が戻ってくると信じていたのに、もう永久にありません。

最近は、休日も家で「仕事に熱中」するようにしています。でも「コーヒーが飲みたいな」と思ったときは、自分で入れるしかありません。否が応でも現実に引き戻される瞬間です。家内がいたころはグッドタイミングで出てきたのに…

家内が愛用していたバックパックを背負い、家内が愛用していたショッピングカーを曳いて買い物へ行きます。全く「家内の姿」のマンマです。よく家内と二人で買い物へ出かけたのに、今は私一人が「同じ格好」で出かけます。何時も家内に話しかけながら…

シャワー生活の我が家では、日曜日しか湯船を使いません。ただ、一番湯は浴室が寒々していて嫌いです。そこで、家内に先に入ってもらい、浴室が暖まってから入浴していました。でも、今は何時も私が「一番風呂」です。

休日は悲しいことばかり思い出します。寂しさに揺れる私です…


イケメン
050111(火) dogfight
最近の「価値基準」は『イケメン』だそうな(一体どんな字を書けばよいのか分からぬので、カタカナで表記します)。
討論番組を聞いて(仕事しながらテレビをつけているので)いたら、イケメン弁護士という紹介をされていた。おいおい、弁護士の能力も『顔』からかい!
何でもかんでも「イケメン」で初期評価が決まるなら、およそイケメンと縁のない私など、何事も「門前払い」となってしまう。何と言う時代であろうか…

プレステ2のゲームに「世界のサーキットコース」をシミュレーションできるものがある。
本物のレーサーが夢中になるほど「出来がよい」そうで、世界で2000万本も売れたヒット商品です。ただ、日本ではそれほどでもないようで、我国の購買層は「中年のオッサンが多い」とか。日本の若者から「自動車離れ・ゲーム離れ」の傾向が目立つそうです。更に言えば「生産活動」に無関心な若者が増えているという。

イケメンの行き着くところは「Hの相手」探しに過ぎないのではないか?
イケメンからベッドインを誘われれば、それだけでOKする女性も山ほどいるようだ。彼らの興味は「SEXを目的としたコラボレーション」や「携帯電話」という、およそ、産業立国に寄与しそうもない分野に向いてしまった。
100年後は生きていないからよいものの、これでは20年後(SEXにふける若者が経済を支える年齢になる頃)の日本もあるかどうか?甚だ心もとない限りです(持てないヤツの僻みと言うなかれ)。


野菜嫌い
050112(水) dogfight
正月に親族が集まった席で、末っ子が話し出しました。
「僕は、オカンに言われて無理して野菜を食べていました。そのオカンが先に逝き、親父が元気なのを見ていたら、信用できんくなりました」
ようは、今後は「食べたいものを食べる」と言い出したのです。

家内は「健康自慢」でした。
定期的に血液検査をし、その結果のよいことを自慢していました。コレステロール始め生活習慣病の指標となる数値は実に素晴らしいものでした。食生活も「野菜中心」で、子供達にも強要していました。その家内が、突然逝ってしまったのです。
一方私はといえば、大の「野菜嫌い」です。生野菜は絶対に食べません。揚げるあるいは炊くことで、少しは野菜を食べますが、どんな加工をしてもブロッコリー・オクラ・アスパラは食べません。

私の大先輩で、商社を定年退職後、得意な語学力を生かして「海外で日本語の普及」を指導なさっている方がいらっしゃいます。この先輩は「徹底的な野菜嫌い」で、焼こうが煮ようが絶対に野菜を食べません。でも「健康そのもの」です。

「野菜と健康」に、どれだけ因果関係があるのであろう?無視はしないが絶対視もできない。ようは「運・不運」ということであろうか…


4人目の我が子
050113(木) dogfight
1998年から「昨日の日記」を始めてましたが、およそ家内に関する記述が少ない。
2003年秋まで「家を省みない生活」が続いていて、意図的に家内の話題を避けていました。しかし、押し寄せる不況に勝てず、身勝手にも(精神的に)家に帰った私を、恨み言も言わず「お父さん、やっと私のところへ帰ってきたね」と向かい入れてくれた家内…
それから1年と少々の「2度目の新婚生活」を凄し、神は私達を分かちました。

家内が亡くなってから「家内のことばかり」書いている。
家内の思い出から脱却することが「次の私」に繋がると思う反面、今まで疎かにしてきた出来事を書きとめておこうという気持ちが強くなってきました。
家内が、50歳を迎えたとき「妊娠したかもしれない」と言い出した。戸惑いもあったが嬉しい気持ちが強く、閉経に伴う「生理の乱れ」であったことが分かって、ガッカリしたことを鮮明に覚えています。
もし、本当に妊娠であったなら、あの子?は今「小学校4年生」になっているはずです。
さて?男の子だろうか、それとも待望の女の子であっただろうか。いずれにしろ、10歳で「母親をなくした」ら如何なる影響が出たであろう。きっと、私の悲しみなどそっちのけにして、末っ子?のことを心配したであろう。

つまらない「たら話し」に過ぎないけれど、思い出しながら、結構「本気で心配」したことでした。


華がない
051015(土) dogfight
家内が亡くなって分かったことがたくさんあります。
その一つに、男の浮気願望のバックグランドに「幸せな家庭がある」と言うことです。晴れて、独身に戻ってみると、恋をしようと「浮気」にはならない。ようは「危険なかおり」が消えてしまったのです。男の魅力とは、この危険なかおりではなかろうか!今の私を女性が見たら、ただの「しょぼくれたオッサン」に過ぎないであろう。

次に、痩せる理由に思い至った。それは「食事が楽しくない」のです。
帰路は「事務所⇒スーパー⇒自宅」の繰り返しです。家内は料理名人でしたが、私が用意できる食事は単調なものです。ただ、どんな名人が作ってくれても「一人で食べる夕食」が美味い筈がありません。つまり「楽しい食卓」がないのです。

このように分かったことは『生活に華がないい』と言うことです。
これだけでも、私は進歩しました。2ヶ月前は、ただ悲観に暮れていましたが、今は原因を考えるようにまでなりました。解決法は、少し時間が掛かりそうですが「生きることが楽しい」と感じるように、華を見つけることだと思います。さて?どんな「華」があるであろうか…
追記
家内の突然死によるショックからは、どうやら脱却できたように思います。
何せ、契約不履行に端を発する経済危機、家庭崩壊一家離散の危機と「生活の接着剤」を失ったことで、思い出だけに浸っていることができません。


あれから10年
050117(月) dogfight
関西の「安全神話」を打砕いた『阪神淡路大震災』から10年が経過しました。
名称 平成7年(1995年)兵庫県南部地震
発生日時 平成7年1月17日(火)5時46分
震源 兵庫県淡路島北部
北緯34度36分・東経135度02分
震源の深さ 約16キロメートル
規模 マグニチュード7.3(H13年4月23日訂正)
最寄の自衛隊駐屯地(伊丹)では、6:00には出動準備ができていたそうですが、自治体から出動要請があったのは、なんと10:00でした。6500人にも及ぶ犠牲者のかなりの部分に「自治体(首長)の怠慢」が上げられよう。あれから10年たって、やっとマスコミがこの事実を取上げるようになった。
その後、法改正が行われ、現在は「自衛隊の判断」で災害出動できるようになった。昨年末に起きた新潟地震では「僅か6分後の出動であった」とマスコミは報じた。
我が家は、震源から約50km。あの日、下から突き上げる揺れで眠りを破られた。一瞬で「普通の地震ではない」と判断できました。泣き叫ぶ家内を膝に抱き、覆いかぶさるようにして、何の根拠もなく「大丈夫だ!」と叫んでいた。
一応「建築屋」である私は、建物の安全性に関して、素人より知識があるつもりです。半端な揺れではなく、コンクリートの構造体がきしむ音が、なんとも不気味であった。幸い、耐震壁方向の揺れだったため、建物の固有強度が有効に発揮できたが、揺れの方向が90度違っていたら「危なかった」のではないかと思っている。
家内が、地震の揺れを極端に怖がるようになったのは、あれ以来ではなかろうか。
その家内も「今はいない」お母さんは安全なところへ逝ったんだよね…


妻からのメール
050120(木) dogfight
朝のメールチェックをしたら、何と!妻からメールが届いていました。あの世にもインターネットができたようで、いつの間にか使い方を覚えたようです。
お父さん、元気がないですね。
私が惚れたお父さんは、そんな弱い男ではなかった筈です。私は、次男のことで10年以上も悩まされてきたんですから、僅か2ヶ月くらいでねを上げてどうすんですか。もっと明るく、しゃきっとしなくちゃ!
本当にそうですね!亡き妻に叱咤激励されてしまいました。

コブシ

白梅
国民健康保険料の減免を交渉するため、市役所に出向いた帰り、こんな風景を見つけました。
こぶしは柔らかな羽のような蕾をいっぱいつけていました。また、もう咲いている白梅も見つけました。
今日から寒波が来ています。まだ寒さはこれからだと言うのに、彼女達は春の準備に大忙しです。


詩集と再婚
050121(金) dogfight
随分以前に聞いた話ですが…
奥様に先立たれたA氏は、悲しみにくれ「妻をこうる詩」と題して詩集を発行なさったそうです。ところが、僅か半年後に再婚したそうで、詩集を贈られた方から「あの嘆きは何であったのか?」と失笑が漏れたとか。当時は私も一緒に笑いましたが、今の私なら笑わない。

人は「巣を求める」タイプと、一人暮らしが気楽なタイプがある。A氏は、私同様「巣がなければ耐えられない」方であったのだろう。
  心にあいた大きな穴を詩集で埋めたかもしれない
  必死なって、次の「愛する人」のため、心にスペースを作ったに違いない
今の私なら、そんな風に考えられるようになりました。でも、体験したことがない向きには「理解しがたい」ことかもしれませんね…


月給20万円
050123(日) dogfight
家内の死後、様々な問題が噴出しました。家内の度量で押さえこんで来たものです。改めて、家内が我が家の中心であったことに思い至ります。
更に追い討ちをかけるように契約不履行が表面化し、年末に事務所始まって以来の大きな欠損が確定しました。その結果、事務所経営は債務超過に至り、会計事務所から事実上の改善命令が出ました。今年から私は月給20万円、まるで初任給並みです!
ならば、本気で立ち向かい、月給20万円で成立つ家計を作るしかありません。
改善方法は、増収と支出削減を図るのが古来よりの手法です。私にもウルトラDはありません。
支出の大きな要素「ローンの支払い」は、息子にこの家を買い取ってもらうことで削減を図ることにしました。食費は既に切り詰めており、ローンの次に大きなものは「国民健康保険代」です。月額49700円は、月収20万円には余りにも負担がきつすぎます。そこで市役所へ赴き交渉しました。

始めて知ったのですが、国民健康保険の保険料には減免処置がありません。
前年度の収入に応じて保険料が決まります。収入が「生活保護世帯以下」なら保険料は「0」です。しかし、少しでも上回れば100%です。これでは交渉になりません。でも、そこはそれなりに方便があることも知りました。
言えることは「月給20万円」で、保険料に耐えられるか?です。そんなことは絶対に不可能です。そこで、両者合意で「納付月額1万円」に決めました。納付書をこの金額で作り変えていただき、今月からこの金額になります。ただ、毎月不足分の督促状が届くそうですが「無視してください」とのこと。ようは、永遠に滞納する方法です。行政にもこんな方便で、救済方法があるのかと感じ入った次第です。
こんなことができるなら、家内の生きている間に行動に移せば「少しは家内を助けられたのに」と悔やみが出てきます。ただ、家内が健在でもこの事態になったわけで、家内に更なる負担をかけないで済んだことだけが、心の負担を軽くしてくれます。

支出を抑えても増収がなければ立ち行きません。次男の就労がそれに当ります。これも、どうやらめどが立ちそうです。少しずつですが、明るい方向に向かおうとしています。
追記
あまの街道で、お会いした榎本さんから「狭山から引っ越すのですか?」と尋ねられました。どうやら切り抜けられそうだとお答えしたら、これからも「あまの街道」のHPを見られると喜んでくださいました。嬉しいことです。一人でも、私のHPを楽しみにしてくださる方がいる限り、これからも「生きる努力」をしたいと思います。


男の手料理
050124(月) dogfight
日曜日の夕刻。
明日提出の「仕事」を仕上げてホッと一息。
少しは「昨日の日記」を書こうかと思うのですが、まるでテーマが湧いて来ない。
ボンヤリとしたひと時。案外こんな状態が幸せのかもしれない。

昼食は作ったけれど、夕食のしたくは何もしていない。
前から食べたかった「豚のしょうが焼き」を作りました。ただ、美味しくはあったのですが、エバラのタレは「女房の味」と随分違いました。あの薄皮にタレを絡めた作り方はどうするのだろう?せめて、レシピを残していってくれれば良かったのに。しょうが焼きに、キャベツ(僕には飾りだけど)、ひじきの煮物(これは業務スーパーで買ったものです。安くて美味い)、それに頂き物のヒイカの煮しめ。お汁はジュンサイのおすましです。結構豪華な昼食になりました。おすましは、ふるさとから届く「白だし」で簡単に作ることができます。ないものは「お母さん」だけですね…

今夜は外食にしよう


金剛山の自然
050125(火) dogfight
大阪府の最高峰「金剛山」の標高は1125m。
我が家のベランダから正面に見える近い山です。樹氷が有名ですが、冬の金剛山を私は知りません。今年の元旦を金剛山山頂で迎えようと思ったのですが、装備の準備ができないまま諦めました。この選択は正解だったようで、甘く考えると酷い目にあいそうです。
金剛山に関する情報は見事に揃っており充分に得られます。050124現在、積雪は30cm。気温は氷点下以下です。登山道には、脇道が多く「道を熟知した人と一緒に登りましょう」と注意しています。ろくな装備も準備せず、初めての冬山の単独行など無謀といえます。
一方、HPで見る金剛山は何と魅力的な山だろう。
高山のない大阪府で「高山性の野鳥」を見ることの出来る唯一の地域で、特に冬山は「野鳥の宝庫」なのです。しかし、情報を知れば知るほど単独行が危険なことか分かりました。何方かご一緒願えませんでしょうか!お願い致します。


伴侶
050126(水) dogfight
結婚相手が「人生最良の伴侶」である保証はない。結婚は賭けかも知れないけれど「信じる」しかない。現に、家内がなくなった今も惚れ続けている私のような人間もいる。
ただし、私は巣(家庭)を欲してます。だから機会があれば何時か再婚したいと思っています。お会いする方に「地位名誉や資産もないけれど、何方かいらっしゃいましたらご紹介くだいさい」とお願いしています。容姿は問題ではありません。顔はあればよい、チビでもデブでも構わない。亡くなった家内と比較する気もありません。私が出会いたいのは「この人と一緒なら心が安らぐ」そんな人です。

一方で、この時間も「離婚話」をしている人もいるだろう。何故、上手くいかなかったのだろう?私に分かるはずも無いけれど、神に仲のよい夫婦を分かたれた私には「もったいない」としか思えない。
---仲良きことはよきことかな---誰かがこんなことを言っていましたね!良き伴侶とは、永遠に理解しあう努力をするものに与えられるものであろう。最初から「人生最良の伴侶」などある筈もないと私は思っている。
追記
今夜はテレビドラマ「相棒」があります。妻と一緒に見た大好きなドラマです。相棒をみなながら、何時も家内を思い出しています。水戸黄門とこの相棒は、私の必見となっています。だから月曜日と水曜日は夜の予定を入れません。あはは〜


やもめの皆さん
050127(木) dogfight
家内の死の前後10日ほどで二つの葬儀に参列したことは、以前お話しました。
実は、更に10日後にまた葬儀があり、僅か1ヶ月の間に、我が家の葬儀を含めて4回葬儀に参列したことになります。このうち3件は、友人・私・知人の奥方を送るものでした。世間では、平均余命から「旦那が先に逝く」と思い込んでいる向きがありますが、何のことはない。身近な事例では僅か1ヶ月の間に「3人のやもめ」の出来上がりです!今頃「やもめの皆さん」はどんな暮らしをなさっているのであろうか?

私の場合は突然死でしたが、他の二人は「数年間の闘病生活」があり、覚悟はあったであろうが「辛さに変わりはない」と思います。酷く「死が身近」になってみると、自殺する気はないが「長生き」に終着する気もない。ようは、誰にでも「何時かはやって来る」ことに過ぎない。家内の突然の死が、私の死生観を変えたことだけは間違いない。


修行不足
050128(金) dogfight
生き残るために問答無用で始めた「下請け仕事」
忍耐が必要とは心得ているが、それでも辛いときがある。昨年12月中旬から始めた某物件の納期は1ヶ月です。
建築設計は「意匠(デザインと法規)・構造・設備」の3セクションで成り立ちます。チームワークが必要なことは言うまでもありません。当物件では、構造事務所と設備事務所は実績(元請と関係が濃い)があり、意匠事務所のMACが新参者という立場です。

年末から、頻繁にデータを流し続けたのですが、提出期限4日前になって「データが上手く読み込めない」と連絡がありました。あまりのアホらしさに、私は切れてしまいました。
CADソフトは氾濫状態で、今回も三社三様のソフトを使用しています。一応DXF(データ・エクスチェンジ・ファイル)という機能はあるのですが、万能ではありません。そこで双方が持つ「変換能力」を組み合わせ、有効にデータの遣り取りが出来る手段を探します。

この「データが上手く読み込めない」と言うメッセージは、昨年末から送り続けていたデータが「一度も開かれたことがない」ことを意味します。「忙しくて」と言ういい訳が帰ってきましたが、これではチームになっていない。設計は「意匠事務所⇒構造・設備事務所⇒意匠事務所」と言うデータの流れで完結します。期限4日前でこの有様では「情報のフィードバック」などあり得ません。

お互い忙しいからこそ、密に「情報交換」するはずです。新参者の下請けとは「何と辛い立場」であろうか!ああ〜まだまだ修行は続く


悪妻の奨め
050129(土) dogfight
良妻を持つと男は軟弱になります。
亡き妻は、典型的な良妻で世話女房でした。週2回「ゴミ出し」の日がありますが、家内は決して私に持たそうとはしませんでした。風邪で臥せっていても、私が出そうとすると起きてきました。「男がそんなことをするモンじゃない」と言う信念だったようです。そんなんで、当然私は家事一切を「女房任せ」にしていました。お陰で、突然家内が亡くなってから「てんやわんや」です。こんなシンドイことを全部やっていたのか!と驚きです。

まだまだあります。
家内は私と買出しに行くことを喜んでいました。私が「美味そうだな」と言えば、値段も見ずにカゴに入れていました。てっきり我家は「余裕がある」と思い込んでいたのですが、家内の死後通帳を調べたら、そうではありませんでした。家内は私の喜ぶ顔を見たかったのです。なんと、家計は家内の超人的なやり繰りで賄われていたに過ぎませんでした。
また、女房は私の自慢話を聞くのが好きでした。時には私の見栄話でも「家内に誉められる」ことで、何度自信を取戻したことか!

このように、良妻を持つと男は頼り切ってしまいます。強い亭主を作るために、悪妻になることをお薦めします。
追記1
家内を無くして、立ち直りに時間を要しています。でも、自分でもわかる変化が出てきました。
直後は家内の写真を見ては泣いていましたが、最近は「心が癒される」ようになってきました。家内が包み隠してきてくれた難問が一気に噴出し、今は一つずつ解決しています。ちょっと疲れたとき、落ち込んだとき、元気が欲しいとき…家内の「台所姿の写真」が私を慰め励ましてくれます。
追記2
次男が働きに出るようになって、ゴミの量が半減しました。「四六時中人がいる」それだけで生活ゴミを生み出すのでしょうね。さて?光熱費は如何なる変化を見せるであろうか、楽しみにしています。
追記3
家に帰って最初の仕事は、選択ものの取り込みです。冬だけに少し湿っています。今は家の中で干した方がよいのかもしれません。随分段取りがよくなったのですが、とても家内にはかないません。


社会への無関心
051030(日) dogfight
家内が亡くなってから、まず復帰したのが「読書習慣」です。次にテレビを見るようになりました、ただ、社会的なテーマは苦手になりました。ようは「世相の動き」に興味がなくなったのです。これは連合いをなくした男の典型的な「鬱病の症状」だそうです。そのせいかどうか、いまだに新聞はあまり目を通しません。
「昨日の日記」も家内から離れることがありません。別に業としているのではなく、これしかテーマが湧かないのです。家内が亡くなって75日、スマトラ沖地震やNHKvs朝日といった、以前の私なら格好のテーマがあったのですが、とても触れる気になりませんでした。

出切るだけ早く、私も「社会復帰」をしたいと思っています。こんなテーマを取上げるようになった時こそ、私が復活した証だろうと思います。どうぞ、それまで根気よくお付き合いのほどをお願い致します。


ぐうたら宣言
051031(月) dogfight
家内が亡くなってから2ヵ月半。私なりに緊張感を持って「良き親」であろうと努力してきました。
これは言うほど易いことではなく、疲労感を伴って負担に感ずるようになって来ました。また、息子側からも「煩わしさ」を感じているかもしれません。

家内は、パート務め・日曜日には実家の父親の介護・全ての家事をたった一人でこなしていました。もうこれはスーパーマンとしか言いようがありません。それが、私の2ヵ月半の偽らざる感想です。これ以上精神的負担(肉体的にもキツイ)を続けると、仕事にも影響が出そうです。自分の朝ご飯は作るにしても、休日以外は外食にして負担を減らそうと思います。
この辺で「ぐうたら宣言」をして、二兎を追うことはやめにします!


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