dogfight高松の長すぎるひとり言
2004年5月
エッセイ&コラム
まだ見ぬ野鳥カタバミ自由には「義務と責任」がある代替わりアスリート2世プロの道具破滅クマバチ鉄の接着剤野鳥のコロニー年金問題野草福祉の街づくり条例葛城山露出狂年金問題2古き良き日本管理組合総会年金問題3雑草違いの定義日本の百選ダイエット効果「神話の里」葛城の道を行くIP電話エネルギーが危ない迷惑メール第2回訪朝の評価米と麦むかし話ドラム式洗濯機


まだ見ぬ野鳥
040501(土) dogfight
あちこちでツバメが巣作りを始めました。
ツバメの生態が良く分からないのですが、3月に日本へやって来て9月に帰っていくまで、ずっと子育てが行われます。孵化して1ヶ月もすれば巣立ちとなるのに、一つの巣で何度も子育てが行われます。何で延々と続くのであろうか?まさか、日本にいる間に「何度も卵を生む」分けではあるまいに…
ツバメの繁殖状況と解説 おもに数多い夏鳥。3月頃渡来し、9月頃まで滞在して、平地から山間部の各地で繁殖する。山地の上空などでも飛んでいる姿が見られる。7月から8月には、ヨシ原に大規模な集団ねぐらを形成する。また冬期の観察例も少なくない。全長17cm程度。平地から山地まで人の住むところなら各地に普通に生息し、飛翔しながら昆虫を捕食する。繁殖期は4月-7月頃で、人家の軒先に泥などを使ってお椀型の巣をつくる。
日本で観察されるツバメは8種類だそうですが、ここ狭山の観察記録では、ツバメとコシアカツバメの2種類です。狭山池で毎年、コシアカツバメの観察が記録されるのですが、私はまだ出会ったことがありません。

もう一つ私が出会えないでいる野鳥にキジがいます。
こちらはコシアカツバメと違い、毎週のように「あまの街道で見た」と言う人と出会います。なのに私は出会うことがありません。どうも相性が悪いのでしょうか…悔しいですね
追記
このページをUPして「あまの街道」へ向かいました。入口脇のお地蔵さんを過ぎたあたりで、決して美しいと言えない「一声」が響きました。キジの鳴き声です!この付近は、目撃談が最も多い場所です。カメラを構え、慎重に行きつ戻りつしながら進んでいくと、二つ目のお地蔵さん脇から、茶色い大きな羽を広ろげた野鳥が飛び立ちました。ホンに側で目撃したご婦人によれば「尾が長い」そうです。9分9厘「キジ(♀)」に間違いありません。美しい♂ではありませんでしたが、ついにキジを見ることが出来たようです。どうやら神様は私のHPをご覧になったようです…


カタバミ
040502(日) dogfight
リンクをしていただいています「あまてらす日々」の池上様から、こんなメールを頂きました。
4月17日のクローバー(白詰め草)の葉に似た葉を持つ花はカタバミ科の花と思います。紫系のカタバミはわかるのですが、白色のカタバミとなると山地性ではないかと思われます。ある意味で、高松様の散策される場所が低山性の植生をもっているということでしょうか。
白のカタバミは見たことが無いので、どのようなところに咲いていたのか知りたいです。花は一輪だけではないと思いますので、その周辺の花と葉を見てみたいです。
040417「新池の自然」に掲載した写真

周辺状況

紫系(写真上)は僅かしか咲いておらず、今は白系(写真下)が目立つ
私は、まったくの技術屋バカで、まるで自然に無知です。昨年からは、野鳥に興味を持つようになったのですが、植物の知識はいまだに皆無です。

この写真の花の名前がカタバミだと聞いて「家紋」を思い浮かべました。
早速、サイトで検索してみたら…
カタバミの種類って結構あるのですが、池上さんが仰るように「白いカタバミ」は紹介されていません。

040501現在の「現地」をご紹介しましょう。
ネットフェンスに沿って帯状に、約2m間隔で、紫系と白系が交互に咲いていたのですが、今は、紫系は僅かしか咲いていません。
繁殖の余地はたくさんあるのに、何でフェンスの下だけなんだろう?ドクダミのように日陰を好むのであろうか

何気ない自然にも「不思議がいっぱい」のようですネ。
040510追記
池上氏に「白いカタバミ」の接写写真を数枚お送りしたところこんなご返事を頂きました。
カタバミの野生種にないようなので、園芸種なのではないかと思いまして調べてみました。
「オキザリス・バリアビリス」・・・南アフリカ・ケープ原産の多年草で和名をフヨウカタバミ、英名をCape Oxalisというようです。専門家ではないのでこの辺までが限度でしょう。それでも面白いものです、カタバミのことを知らなければわからなかったのですから。園芸種がどのような経緯で園芸品としての商品価値を失っていき野生化していくのか興味のあるところです。ともかく、高松様のみたカタバミは元をたどればアフリカの最南端からやってきたという履歴の持ち主なわけです。



自由には「義務と責任」がある
040503(月) 憲法記念日
あまの街道中ほどで、乱暴に自然林を傷付ける不法開発が行われてきました(身近な自然「あまの街道」で逐次リポートしてきました)。

先日来、道路をつける工事が進んでいましたが、何と昨日から「販売」が始まりました。あまの街道に人が集まり、この「呆れた行為」に批判が集中していました。この道路「取って付けた」モノで、上下水道の敷設や電柱もありません。ご覧のように、土砂崩れ防止の擁壁もなく、山肌は乱暴に削ったままです。雨が降れば土砂が流れ付近から苦情が後を絶たないと聞きます。

およそ合法的な宅地開発なら、下表の内容
        土地分譲に必要な工事
 ・土砂災害防止(擁壁・調整池・沈砂池の整備)
 ・社会資本の整備(上下水道・ガス・電気の供給設備)
 ・環境整備(緑地・公園・集会場の整備)
を完備して、関係官庁の検査後「分譲」するものです。取って付けた道路だけで、分譲を急いだ理由は何であろう?考えられる理由は多くない。おそらく「既成事実」を作るのが目的であろう。不法であろうが何であろうが、所有権が「善意の第3者に移行」してしまえば、憲法で保障された『私有権』が優先され、行政に社会資本の供給や環境整備の義務が発生する。おそらく、この事業者の魂胆は、己が負担すべき整備費を『行政に肩代わり=税金』させるのが目的であろう。民主主義の脆弱な部分を狙った「非道徳的犯罪」と言える。
追記1
イラクで人質となって「自己責任を問われた」3人のうち、やっと2人が記者会見。「ご迷惑をおかけしました」と言う言葉はなく、次の主張から「反省の気持ち」は伝わってこない。
 ・自分たちの行動は「自己責任云々」にあたらない
 ・準備出来次第イラクへ向かう
何処までも「日本が嫌い」なようで、事情聴取を受けたことを「不快だ」としながら、一方で「国民を助けるのは国の義務」と言ったニュアンスが伝わってくる。そのくせ「レジスタンスであってテロ組織ではない」と犯行組織の擁護論が出る有様。
ようは、唯の「甘えんぼ・身勝手・独りよがり」に過ぎない。今度は遺書をしたため、本人も家族も「救援無用」を宣言してから行ってくれ!
追記の追記1
この数日、憲法記念日を反映してこのテーマを取上げたところが多い。読売・産経系は批判論・擁護論両者のコメントを紹介するが、朝日・毎日系は「擁護論だけを紹介」していた。マスコミは普遍と言いながら、随分スタンスの差があるもんだ。ちなみに、前出の2名は記者会見後「入院を要するほど精神的に不安定」だそうな。汚名挽回どころか批判の多さに改めて気づいたのであろう。
追記の追記2
アメリカ兵によるイラク人捕虜虐待は、言い訳のしようもない「最低な行為」だ。私はアメリカを擁護する意見の持ち主だが、この行為には嫌悪以外なにもない。「正義の戦い」を標榜するなら絶対にしてはいけない行為であった。
追記2
トーク番組で「憲法改正」を論議していました。社民党と共産党が「改正反対」なのは予想通りですが、それにしても酷い!憲法改正には、次の手順が必要です。
 1. 国会議員の2/3の賛成が必要(出席者数か絶対数か?定かではない)
 2. 国民投票で過半数の賛成が必要(国民投票の制度そのものがない)
何と!両党は、国民投票制度の創設そのものに反対でした。
更に「何故そんなに反対するのか?」の質問に『憲法9条が無くなれば、軍事大国となってやたら戦争をするようになる』そうな。今時、戦争を好む国民がどれだけいると言うのか?社会主義や共産主義はどうしてそんなに「国民を信用しない」のであろうか…
時に、法の無力さを感ずるのは私だけであろうか?
 ・自国の歴史を知り、国に誇りを持つ
 ・甘えだけではなく、自由には義務と責任があること知らしめる
憲法改正は、9条だけではない!速やかな「憲法改正」を望むものです。


代替わり
040504(火) 国民の休日
先日のこと、久しぶりに「みなみ」へ飲みに出ました。
1年以上も前から通勤ルートが変わり、今は「みなみ」を経由しません。久々の人波に「気後れ」してしまい、私はまったくの「おのぼりさん」でした。

お店は、すっかり常連さんが変わったようで、知り合いに出会うことも少なくなりました。元々、上場企業の役員や管理職の利用が多かったのですが、どうやらお得意さんが「定年」を迎えたことと関係がありそうです。そこへ「ママさんの交代期が重なり」客層が大きく変わったようです。どうも、客の世代交代ではなく「客質の入れ替わり」といったところです。 ---040217(火)縮み指向---で、人脈の世代交代の難しさを書きました。これは、何も企業に限ったことではないと気づいた次第です。
追記
京都先斗町で小料理屋を営む女将から「親子3代をお得意にするのが夢」と聞いたことがあります。
その時は何気なく聞いていたのですが「とっても難しいこと」だと気づきました。


アスリート2世
040505(水) こどもの日
アスリートから、必ずしもアスリートが生れるわけではない。長島2世・野村2世…残念ながら偉大な父親を超えたとは言いがたい。相撲の世界では娘の誕生を喜ぶと言う。優秀な関取を婿に迎えて「部屋の存続を図る」ことが出来るからです。

我家で「何故だ?」と言う話になり、まことに俗っぽいが説得力のある見解が出た。
---有名選手になると⇒よく持てる⇒美人と結婚する⇒美人がアスリートであることは少ない---
こんな理由で「優秀な血が薄めら」てしまうという。その点「谷選手と柔ちゃんなら凄い子供が出来るだろう」という話に落ち着いた。
dogfight注:谷選手なら「どんな美人でも選り取り見取りであったろうに」等と考えないように!
関係のない追記
4月に開幕したプロ野球。セパ両リーグの4番打者を集めた巨人は、絶対に強いはずですが…
4月を終わって、巨人のホームラン数は52本。ダントツの1位で、流石は巨人です!でも、戦績は11勝12敗の負け越し。4番打者だけでは勝てないと言う「アホらしいお話」です。


プロの道具
040506(木) dogfight
GWも終わりました。皆様如何お過ごしでしたでしょうか?
連休の間、髭を剃っていなかったので、昨日床屋へ行ってきました。

髪の毛など禄にないのに「何で床屋へ行くのか?」と笑われるが、残り少ない髪の毛だって時間と共に伸びてきます。髪の毛の量に関係なく料金が決められているわけで、最近では費用対効果を求めて「フルコース1880円」の店に行くことにしています。それも「2ヶ月に1度」と言う割合です。そんな安い床屋でも、使っている道具はやはり「プロ仕様」と言うことを知りました。
店員さん同志の会話が耳に入りました。
ハサミの研ぎ代が3800円と言う。ならば、ハサミの代金は?と疑問が湧いてきて尋ねたら、10〜30万円だと言う。ちなみに、私の残り少ない髪をカットしたハサミは12万円の代物で、使っていた鼈甲の櫛は4万円だそうな!やはりプロともなれば、それなりの道具を使うと言う。整髪には3〜5本のハサミを使うわけで「ちょっとした財産」になる。
そこで質問を重ねました。剃刀のお値段を聞いてみたところ…
僅か30分で、散髪・髭剃り・洗髪・整髪をこなすには、和剃刀は危険(一歩間違えば大怪我)で「2枚羽の使い捨て」を利用しているそうです。短時間で---怪我もなく、切れ味鋭くて仕上がりが綺麗---ハイテクも活用しますと言うことだ。

どんな世界にもプロの道具と工夫があると言うことを改めて知りました。


破滅
040507(金) dogfight
「下半身には人格がない」とは昔から言われることですが、破廉恥な行為で人生の全てを失くす人が後を絶ちません。「覗き」が発覚して営々と築いてきた評価を一瞬にして失くした有名タレントや大学教授。つい先日も、人間国宝に順ずる「能の大家」が名声を台無しにしている。功なり名を遂げ70歳を超えても下半身はコントロールできないらしい。

世界の警察官『アメリカ』・・・フセインを追放したまでは良いが後がいただけない。
どうもアメリカ人は「他国を見下す」悪い癖がある。このたび発覚した「イラク人捕虜の虐待事件」なども、まるでイラク人を「オモチャ扱い」している。そうでなければ、裸に剥いたイラク人を山のように積んで、その脇で女性兵士が「ピースサイン」などできるはずがない。本人には「虐待意識」はなく、まったくの「遊び」であろう。しかし、やられたほうはたまったモンじゃない!
結局「言い訳のしようもない」ほど評判を落としていく。いくら「アメリカ贔屓」でも、あれだけは許せない。評価を得るのは容易ではないが、破滅を招くのは一瞬と言えよう…
追記
内部告発こそ「アメリカの健全さ」と思っていますが、これでもかとばかりこれだけ「虐待映像」が出てくると、何やら胡散臭さを感じてしまいます。我国の進歩的文化人のように、自国を貶めることに生甲斐を感ずる人たちの陰謀でないことを祈るばかりです。


クマバチ
040508(土) dogfight
あまの街道は「自然の宝庫」です。
自然が多いと言うことは…人間だけの環境ではないと言うことです。やぶ蚊からスズメバチまでいっぱいいます。昨年、都会生活にどっぷり浸かった娘をホンの10分ほど案内したことがあるのですが、あっという間に8ヶ所刺され、ほうほうの体で引き上げていきました。そんな中で、一番目立つのがクマバチです。
dogfight注:サイト検索に苦労しました。「クマンバチ」「熊蜂」「くまばち」では思うように出てきません。「クマバチ」で引きましょう!
クマバチには縄張りがあるようで、何時も同じ位置でホバーリングしています。見るからに怖そうで、耳元でブーンとやられると、つい駆け足になります。でも、サイト情報によれば人を襲うことないそうです。
クマバチの生態

新池周辺に多いニセアカシヤ(040501撮影)とクマバチ
光沢のある黒色をしたハチで、胸部には黄色の毛が密生しています。建物の柱や梁、枯れ枝に丸い穴をあけて巣を作ります。フジやニセアカシヤなどのマメ科植物をよく訪れます。4月頃から、花が咲いている付近や、山頂、公園の空き地、道路などの上をホバリングしながら飛行し、付近を飛ぶ昆虫や鳥などを追いかけているのをよく見かけます。これはオスの縄張り行動で特に危険はありません。体が大きくよく目立つことから恐怖心を与えますが、決して人を襲うことはありません。集団生活をしない単独性のハナバチの仲間です。
クマバチはハナバチの一種だそうで、世界中で愛されているようです。その証拠に、世界で発行されているハナバチ(クマバチ)の切手をご覧になれます。でも、やっぱり怖いですね…


鉄の接着剤
040509(日) dogfight
鉄骨造の建物の施工図をチェックしながら「構造体(鉄)のジョイントが接着剤で出来たら簡単なのに…」と思いました。
鉄骨のスケルトンをそのままデザインで利用しようと思うと、接続部分のディテールを如何に美しくするかと腐心します。ボルトは無骨だし、現場溶接は信頼性に欠けます。だから「接着で…」と思います。このことは、今は夢ですが、案外近未来に実現しそうに思います。

戦車は、高速弾とHEET弾(高熱を出して装甲を溶かす)に対応するため、鋼鉄とセラミックを何層にも重ねてサンドイッチ装甲版にします。このサンドイッチに使用されるのは接着剤です。つまり、あの獰猛な戦車は接着剤で作られているのです。ちょっと面白いと思いませんか?
あんなに乱暴に作動する戦車が接着剤で出来るなら、建物構造だって接着剤で組み立てられそうです。そうなったら「自分で作る我家」が流行するかもしれませんね!
追記
宇宙の真空中で「鉄を密着」させると、熱や圧力を加えなくても「分子が融合して一体化する」そうで、究極のシームレス接続法です。人工環境下で分子の融合が出来ないかと研究中だそうですが、建設現場でも実用化されれば嬉しいですね。


野鳥のコロニー
040510(月) dogfight
私の悪い癖で、小さなことが引っかかると「夜も眠れない」
私の使用している図鑑では、野鳥のコロニーは「集団営巣地」とあります。この「営巣」を広く解釈するのか?それとも狭義に解釈すべきか…で眠れなくなった。


2003年12月の新池・点々とゴイサギが見える
我家の眼下には新池があります。秋になるとゴイサギが集まってきて、冬が明けるまで20羽前後が生活します。しかし、繁殖期の4〜7月は完全に姿を消してしまいます(何処へ行くのでしょうか?)。つまり、新池では繁殖していない(ゴイサギは樹上で巣を作る)。このような状況で、新池はコロニーといえるのか?
野鳥の師匠、F・伊藤先生から回答を頂きました。
「コロニー」に関して山と渓谷社の「山渓カラー名鑑:日本の野鳥」には以下のように記述してありました。「イワツバメ、サギ類などに見られる集団繁殖地のこと」これを見る限りでは集まっているだけではコロニーとは呼ばないようですね。
最近見に行っていないのですが、以前ゴイサギ、シラサギが多く集まって巣を作っている所を武豊町に見に行ったことがあります。鳴き声もすごかったし、臭いも結構なものがありました。知多半島の鵜の池周辺もコロニーと呼べそうですね。

煩くて悪臭…ウム〜コロニーでないほうが良いのかもしれませんね


年金問題
040511(火) dogfight
民主党代表「管直人」氏が、代表を辞任すると言う。何と!格好悪い話だろう

「国民年金保険加入をPRする」社会保険庁のコマーシャルに出演した女優が、実は「未加入」だったと言う。この「お粗末な話」に端を発する事件も、終わってみれば、世間から散々顰蹙を買った女優が「最大の功労者」となるのかもしれない。
その後、年金未納の国会議員が続々現れた。
閣僚にも「未納者がいる」として、槍玉に挙げたのが民主党代表管直人氏である。ところが、自身にも未納期間が存在することが発覚、ここからの進退は「見苦しい」の一言に尽きる。
一方、小泉内閣の大番頭・福田官房長官が、絶妙のタイミングで「責任をとって辞任」を表明した。福田前官房長官は年金問題がなくとも早晩辞任しただろうことを思えば「見事な死に方」と言える。そうなると「己のことは棚に上げ、口汚く他人を批判した」管代表に批判が集中。無様な『返り討ち』でイヤイヤ辞任に追い込まれた。
複雑な制度が「未納」を生み、未加入者を増やす原因となっている。管代表も、制度批判をしても個人批判は慎んでおけばこのようにはならなかったであろう。そこで、私なりに整理をしてみたい。
□年金未納期間と受給資格
国民年金は、任意加入ではなく国民皆保険の一環として、20〜60歳まで年金加入(年金納付)が義務付けられている。一方で、受給資格は「原則として25年以上の加入期間が必要」となっている。
加入期間によって受給額の増減はあるものの、納付義務のある40年間中、25年の加入(納付)期間があれば受給資格が得られる。ようはアロアランスがあるわけで、未納期間があっても直ちに『非国民』扱いには当たらない。
□年金一元化
現行の年金制度は「2階建て」で出来ている。
1階を構成する「基礎年金=国民年金」に、2階として「厚生年金・共済年金・議員年金等」が存在します。もし、一元化をするなら「2階部分を切り離す」しかない。言い換えるなら、年金に国が関与するのは1階部分に限り、2階部分から手を引くべきであろう。そうすれば、とかく国民から「不平等」と映る共済年金・議員年金の「厚い給付額」は自己責任=独立採算に移行する。
□年金納付と給付
年金未納に気付いても、2年間しか遡れない。その理由は「年金の資金運用益を給付額に反映」するため、納付総額だけではなく「時間=資産運用期間」を問題にしている。ところが現実は、
 ・運用益どころか運用損を出している
 ・財政投融資に運用された膨大な資金は本当に回収できるのか?
このように問題だらけである。他国のように積立金(国民が納付したお金)の運用を禁止し、給付金の確保は「積立金+税の投与」に限定すればよい。それなら「時間」の問題が消え、未納に気付いた時いくらでも遡って支払うことが出来る。
追記
いまや踏み絵となった年金未納問題。いっそ、
 ・国民全員に「納付状況の通知」を出したらどうであろうか!
 ・国会議員だけではなく、地方議員も全員「納付状況を公表」すべきであろう


野草
040512(水) dogfight
我が町・大阪狭山市では、随分前から『花のあふれる街角づくり運動』が行われています。花の苗が配布され、ボランティアの方々によって街中のプランターに植えられています。また、雑草の茂りやすいところには、ワイルドフラワーが撒かれ、写真のように「花盛り」です。
おかげで楽しい町の風景ですが、さて?この花は「野草図鑑」に載っているのであろうか。

「野鳥の定義」はないけれど、ペットの鳥は「野鳥図鑑」に載っていません。では『野草の定義』はあるのであろうか?図鑑はどのようになっているのでしょうか…
追記
先日のあまの街道で「葛城山のツツジ」の話をうかがいました。そうしたらニュースで「見ごろは今週で終わり」と出ました。更に、梅雨の走りで愚図つく天候ですが「今日は晴天で明日からまた雨」と言う。幸い仕事も切の良いところで「半日サボって」葛城山へ行ってきます。
040513追記
あまてらす日々」に、ちょっと哲学的な「040512野草の定義」が乗っています。また、写真の野草もちゃんと「謎解き」をしてくださいました。是非ご覧ください。


福祉の街づくり条例
040513(木) dogfight
ハンディキャッパーに優しい街づくりを目指した法律があり、細則は自治体が定める条例に委ねられています。趣旨に反対するものではありませんが「?」と思うこともあって、触れてみたくなりました。

福祉の街づくり条例は「用途と規模」の組合せで、適用と努力目標に分かれています。
某自治体の条例では、美容室は延べ面積100u(約30坪)以上で対象になります。設計中のヘアスタジオ(美容室)は「福祉の街づくり条例」の対象規模を僅かに超えており、、1cmほど厚さのある要綱と首っ引きで照合してみました。
我国の福祉はハードに頼りすぎるきらいがありますが、この条例もまさにそうでした!
条例は「誰もいなくてハンディキャッパーが不自由しない」ものを求めています。つまり「人が補助する」というヒューマンファクターが加味されていないのです。
ちょっと待って欲しい!
私の設計中のものは美容室で、それもマンツーマンで人がつくことを「売り」にしています。勿論、バリヤフリーも重視しており、小さな規模なのにエレベータも設置。
 ・「滑りにくい(粗面)床」が義務付けられている(清掃し辛いのは致命的)
 ・美容室なのになんで「補助手摺付の化粧室」がいるのだろう?
 ・美容室の床に点字ブロックがいるの?(結構、けつまずく人もいる)
繰り返しますが、マンツーマンでお客様をお世話しています。目の不自由な方も、体の不自由な方も職員がお世話します。
条例には「ソフトで対応」と言う設定がありません。ハンセン氏病元患者の宿泊を拒否したホテルが閉鎖を余儀なくされる時代です。ハードをいくら完備しても、ソフトが伴わなければ「客から拒否」されるわけで、もう少し「人間を信用」しても良いのではないだろうか。
久々にdogfightが頭を持ち上げました。ソフト面で対応することを説明して、行政と交渉したことは言うまでもありません。
追記
ヨーロッパは「福祉の先進国」と言われますが、石畳の街路がハンディキャッパーに優しい分けがない。空港も「段差だらけ」で、点字ブロックもとんと見かけない。ハードだけではなくソフトこそ「福祉に不可欠」であろう。


葛城山
040514(金) dogfight

近畿探訪『奈良県・葛城山』に掲載


露出狂
040515(土) dogfight
また、夏がやって来ました!
何処の誰だかしらいけれど、娘たちはますます『肌も顕わ』になってきました。ヘソやヒップラインの露出だけでは物足りないらしい。今年は、オッパイの谷間を見せるのが流行なのであろうか?胸も出せるだけ露出するようになりました。
先日も、思いっきり胸を開けたファッションの娘と出会いました。オッパイはモロ出しで、見えないのは「乳首だけ」と言った有様です。それだけでは飽き足らぬようで、ジーンズの「膝下から太ももまで生地がない」代物です。ここまで露出するなら「いっそ全部脱いだらどうだ!」と言いたくなります。これで美人なら、男を卒業した私も「生唾ゴクリ」であったろうが、幸い「××」でした。
いわば「痴漢行為を誘う」ファッションですが、世のオッサン達よ、気をつけようではないか!
突然「この人痴漢です!」と指差して、慰謝料をせしめる「セコイ娘」もいるとか。うっかり鼻の下を伸ばして「覗き込む」ものなら、格好のカモになる。君子は「危うきに近寄らず」がモットーです!クワバラ・クワバラ…

年金問題2
040516(日) dogfight
小泉総理の年金に、40年前に「3ヶ月間未払いがあった」として、民主党が「首相退任」を要求している。岡田幹事長の記者会見を聞いていると「前代表管氏の敵討ち」といった趣がある。いったい何処まで、このバカげた「踏絵」を続けるつもりであろう。
 ・福田前官房長官に対し、退任要求があったわけではない。きわめて政治的決断であった
 ・前代表管氏の辞任は「民主党の内部事情」であって、自民党の要求ではない
民主党首脳の言い分を受入れるなら、過去に年金未納の人は「責任ある立場につけない」ことになってしまう。広く解釈すれば「政治家にもなれない」ことになる。

年金未納問題を国民全員に広げれば「無傷の人」がどれだけいるというのだろう。いわば「みんなで渡れば怖くない」状態である。この程度のことで、一国の代表者の辞任を要求するとは何事だ!これでは、女房に対し子供のころに「男の子と手をつないだことがある」と言う理由で離婚請求するようなものだ。
無様な年金問題の根源にあるものは「制度の複雑さ」です。踏絵をしているような暇があるなら、一時も早く与野党そろって手続き制度を改めるべきだろう。少なくとも、一旦ここで「仕切りなおし」をして出直すべきである。
何時までも大人になれない民主党を見ていると、昔の社会党とダブってしまう。結局、小沢氏に乗っ取られ、やがて分裂していく様が今から見えるようだ…


古き良き日本
040517(月) dogfight
大東亜戦争に負け、戦前のことは「全て悪いこと」にされてしまった。
私は戦後生まれですが、幸い戦中派の先輩諸兄に教育を受けたお陰で「古き良き日本」を知っている。何故、全てを「古い=悪い」としてしまったのであろうか?
作家・澤田ふじ子氏は、京都を舞台にした作品が多い。古都に綾なす人情話が多く、昔の生活習慣が活き活きと紹介されています。そんな中で「障害者を神の使い」として大切にしてきた様が描かれています。
「いざり・ちんば・びっこ・めくら」といった言葉が差別用語として使われなくなり、今は「○○の不自由な人」と表現されます。でも、これこそ障害者を差別する言葉ではないかと私などは思っています。
同年代の友人とも話しますが、私たちが子供の頃(戦中派から民間説話の教育を受けた)は、ハンディキャッパーをイジメるなど考えられないことでした。言葉だけを美化して、心を置き去りにした教育の報いが「障害者への差別」に繋がっている。

某経済学者は、テレビに出演しては「金持ちを目の敵」にしている。口を利くたびに「金持ちから税金を取ればよい」と言う。彼には、かつて旦那衆が支えた「日本文化」が目に映らぬようだ。
我国は古くから「教育の機会均等」がありました。育英資金などない時代に、貧乏書生に勉学の機会を与えたのは旦那衆であった。我国には「足長オジサン」がいっぱいいたのです。
また、今ではすっかり寂れた「伝統芸能」を支えたのも旦那衆であった。GHQの占領統治は、我国から旦那衆を追放し、同時に伝統芸能を衰退させたことを知るべきであろう。GHQの理想主義者は「文化の破壊者」であった。

作家・浅田次郎氏の作品の中で、面白い話しが紹介されていました。
戦前は、どうにも手におえない問題児を「警察と親が相談して任侠に預けた」そうな。勿論、今日的な意味でのヤクザではありません。そこでは親子の杯を交わし、厳しい修行(躾け)が課せられたそうです。その子が成人に達すると、親元(任侠)を去るのも、子分として杯をもらうも自由であったという。つまり、任侠組織が若者の「校正施設」を兼ねていたのだと言う。

我国の老人福祉は「西欧に比べ遅れている」という。
私は、この意見にいつも首を傾げている。実は比較することがおかしいのだと思っている。戦後、高度成長時代を迎え『核家族』がニューファミリーと持て囃されるまで、我国では「大家族」であった。3世代4世代が同居して
 ・孫の世話は、じいさんばあさんが
 ・じいさんばあさんの世話は息子夫婦が
こんなコンセンサスが自然に出来ていました。なにせ、核家族(少人数)で世話をするのと違い、大家族だけに「個々の負担」も軽かったのです。このような文化下では、西欧的な老人福祉は不要であった。つまり、我国が古来より持ち続けた「完結型の家族制度」を壊したからこそ「福祉が必要になった」といえる。国の福祉政策は、再び家庭回帰を目指しているように思える。しかし、核家族という「家族制度」では、成功はおぼつかないであろう。
dogfight注:少子化も、完結型の家族制度崩壊が関係していると、私は考えています。

今日、ご紹介した話は「個々が社会に対し責任を持っていた」ことを示していると思います。昨今の世相の不思議さは、国を悪し様に罵りながら「どっぷりと国に頼っている」ことです。我々も、もう一度『古き良き日本』を見直す頃合ではではなかろうか…


管理組合総会
040518(火) dogfight
私の住むマンションの管理組合総会(第17期)が040516にあり、出席してきました。
総会出席は2年連続3回目のことで、如何に今まで無関心であったか反省仕切りです。今回も、参加者は約60人(全戸数の1割程度)。役員を除けば30名ほどの総会です。私も人のことを言えた義理ではありませんが「もっと関心を持つべき」だと思います。それでは少し議題に触れてみます。
□光ファイバーの行方
私が質問すると「あまりに露骨」なので遠慮していたのですが、かつて自治会役員時代の仲間が私の気持ちを斟酌して質問してくれました。
まったく無能としか思えない、インターネット専門委員会委員長氏は「進行が遅れている」と答弁。そりゃそうさ!1月に半年振りに委員会を開いたと思ったら、2月7日からまた中断中。これじゃ全く前に行かない。せめて、この総会で「設置承認」と行きたかったが…さて何時のことやら

□空白の火災保険
マンションの構造体は「共用部分」というのが常識です。共用部分の火災保険は管理組合で加入し、専用部分は「個々の加入」となります。ところが…
現役の頃は「さぞや煩方だったろう」と思われる方からの質問で、私も始めて知ったのですが火災保険の加入方法は2種類あるそうです。それは
  壁芯(へきしん)基準
文字通り「壁芯」で加入面積を算定する方法で、これだと共用部分以外の構造体は対象から漏れてしまう
  上法(うわのり)基準
仕上げ面で加入面積を算定する方法。この場合、構造体は「全て共用部分」に算入される。
当マンション管理組合は、壁芯基準で火災保険に加入している。一方、個々が加入する火災保険は、特約でも付けない限り上法基準のため、結果的に「大部分を占める専用部分の構造体は保険に加入していない」ことが判明しました。マンションが出来て17年。幸い、ガス爆発も大火災もありませんでしたが、仮にガス爆発で床が抜けたり、戸境壁が吹き飛んでも「誰も保険に入っていない」ため保障されない。これでは大事故に見舞われれば、マンションの再建など思いもよらぬことです。
dogfight注:管理組合は壁芯基準のほうが掛け金が安く、個人は上法基準のほうが安い。その結果このような「空白」が生まれてしまう。例えば、私が壁芯基準で火災保険に入っても、お隣が壁芯基準で入っていなければ「構造体の補償」はされない。構造体なくして建物は成立しないわけで、このように重要なことを「任意」にすべきではない。つまり、構造体の補償は管理組合で担保すべき事柄です。
来年の総会を待つのではなく「緊急に対策を」となったのですが、至ってフットワークの悪い現役員さん…さて「無事を祈る」ばかりです。

□情報公開
毎月開かれる「理事会の検討事項を、掲示板を利用して公開してはどうか」と提案したのだが、理事も参加者も余り興味がないようであった。初めて知ったのですが、管理事務所に議事録があり「閲覧できる」そうで、だから必要ないという。また、掲示板に議事録を張っても「見ないは人見ない」という意見であった。
私は、あらゆる機会を見つけて「知らしめる」ことが、理事会運営(資産価値の保持)に関心を持ってもらうことだと思っている。かつて自治会長を務めたとき、議事録を常に張り出したところ自治会活動が大変盛りあがったことを経験している。「見る筈がない」と決め付けるのではなく、ダメ本でもやってみればよいのに。

□修繕積立金
修繕積立金は、総会の議案にはありませんでしたが話題となりました。試算では、このまま推移すれば「5年後に1軒当たり18万円の臨時徴収が必要になる」そうな。必要なら管理費値上げもやむを得ませんが、その前に支出の見直しが必要であろう。
当マンションはバブルのピークを経過しており、どうやら管理会社との「値下げ交渉」は行っていないようだ。世間相場は「半額」に下がっており、どこかで誰かが交渉を行うべきである。少なくとも「世間相場」に管理契約の金額変更が出来るなら、臨時徴収は不要になる。。この意見を述べたところ賛成意見と同時に「管理組合の役員になって欲しい」といわれました。役員云々は別にして、管理会社とのハードなバトルを管理組合が覚悟するなら、私はいくらでも協力する用意があります。
誰もが「他人事」の管理組合運営。でもしっぺ返しはきつそうだ…


年金問題3
040519(水) dogfight
次期民主党代表に予定されていた小沢氏が、自らの「年金未納」を理由に辞退を表明!ますます混迷の度を深めた。どうやら、小泉総理との「相打ち」を狙ったものらしいが、こんな「しょうもない」ことで、何時まで政局を混乱させるのであろうか?誰が考えても「制度の不備」が原因であり、こんな姑息な泥仕合をする暇があるなら、早急に改革すべきであろう。
小泉総理の「未納期間」は40年前のことで、予備校通学時と海外留学中のこと。
20歳から加入義務があるが、大学生に加入を義務付けるのは現実的ではない。
我家の子育ては完了しているが、ピーク時の教育費は年間500万円にも達していた。あのころは気力体力とも充実しており、膨大な出費に耐えられたが今なら絶対に無理といえる。それでも、大学にかよう息子達の「年金負担」まではとても出来ませんでした。
大学生を抱える親で、子供の年金まで納付している人がどれだけいるのであろうか?おそらくとてつもなく低い確率でしかないと思う。何故、大学在学中の「免責条項」を設けないのであろうか?
守ることが困難な制度を作ることこそ問題で、政治家自身がその落とし穴に嵌っている。

厚生年金に加入するサラリーが退社すると、国民年金に加入手続きをしなければならない。しかし、強制加入が原則の年金制度なら、何故「自動的に加入する」制度にしないのであろうか?そうすれば少なくとも手続き忘れによる「未加入」は防ぐことが出来る。

夫婦間の年金制度も問題です。例えば、奥さんの収入が一定金額を超えると、旦那が加入している厚生年金から切り離されます。このときも、気をつけて手続きをしないと「奥様は未加入状態」となってしまう。収入如何を問わず、夫婦で同じ年金に加入できるほうが素直であろう。そのくせ、厚生年金に加入している夫婦が離婚した場合「年金の財産分与」が明確にされていない。これも是非見直しして欲しい制度です。
政治家とは「物事の本質が見えない」人達のことであろうか?
最後に、年金は「自己責任」であることに触れておきたい。
加入者も、未加入者も等しく年金を受給出来る分けではない。国民年金(基礎年金)は25年以上の掛け金が必要で、それ以下では受給資格は無い。また、40年納めた人と25年では受給額が違う。ようは、納めた年金は「自分に跳ね返る」のであって、他人のために年金に加入するわけではない。
まるで、未加入・未納者は「極悪非道な非国民」のように言うマスコミもあるが、まさに国民を惑わす報道といえよう。


雑草
040520(木) dogfight

あちこちの空き地で「今盛り」の花です
我が町はますます「花盛り」です。
作家・半村良氏は「妖星伝」の中で、異星人の言葉を借りて「この星(地球)は異常だ。生命体が多すぎる」と言わしめています。確かに、地面を覆いつくす「雑草」を見ていると、そう思わざるを得ません。

かつて昭和天皇は「雑草という草はありません。全ての草には名前がついています」とおっしゃっています。確かに私もそうだと思うのですが、呆れるほどの種類があり、とても名前を覚えられるものではありません。
そこで、サイトで雑草の定義を探してみました。そこには「人類の使用する土地に発生して、人類に直接あるいは間接に損害を与える植物」とあり、更に生物学的な定義も載っています。それにしても、雑草とは「悪役」なのですね!
草花は「趣味という物差し」で人が決めた価値に随分差があるものだと感心してしまいます。しかし、高価な草花も、悪役扱いの雑草も、結構「地球に役立っている」ことに変わりはありません。
 ・光合成は二酸化炭素を酸素に変える
 ・光合成の過程で冷却効果がある
 ・保水(ダム効果)して、土壌の流失を防ぐ
どちらもこのように「環境改善に寄与」しています。私自身が植物に無知なため、趣味の花と雑草の間にある「天地の差の評価」がいまいち理解できません。ホンマ!何でだろう…

kankeinonai追記
ダイエーの臨時催し物会場にツバメが巣を作ってしまいました。で、ご覧のように柵を作って注意を喚起しています。どうやら抱卵中のツバメは、勿論そのままです。ツバメの保護を始めたのは何時の頃であろうか?それにしても、我国に渡ってくるツバメに「恐れ」はまるでないようです。何とも長閑な日本の風景と言うべきか…


違いの定義
040521(金) dogfight
本当は違う筈なのに、違いの定義が分からないものって結構あります。
例えば『土建』という言葉は「土木と建築」の意味です。世間からは一緒くたにされますが、首までどっぷりと建築屋のdogfightから見れば、契約・工期・精度等の概念が異なり「まるで別物」です。そこで、知っているようで知らない「違いの定義」をネット検索してみました。
草木の違いについては、生態学的な定義と形態学的な定義があるそうです。
生態学的には「耐性芽(厳しい季節を乗り越えるための越冬芽など)が地面より高いところにあるのが木」で、そうでない(つまり地下や地表に)のが草です。わかりやすくいうと地上にある茎を何年も使うのが木で、地上部は一年で使い捨てにするのが草です。
形態学的には「二次肥大成長をするのが木」で、そうでないのが草です。わかりやすくいうと茎で横方向の細胞分裂がおこり、茎があとから太く育つのが木です。
この2つの定義はほぼ一致するのですが、竹などの大型の単子葉植物は生態学的には木であり、形態学的には草ということになります。
皆さん!分かりましたか?私には、生態学的な定義のほうが分かりやすいように感じました。
野菜と果物は如何でしょうか?官公庁の分類では、
果物=木やつるのまま何年も成長をする多年生の木本類の果実
野菜=種をまいたあと1年で花を咲かせ、そのあと枯れる1年草本類
   ⇒スイカ・メロン・キュウリ・トマト・イチゴは「野菜」とみなされる 
イチゴは「野菜」か…ちょっと奇異な感じがするなア〜
湖沼については、陸水学でこのように区別されている。ちなみに、現在の法律・行政上ではこれらの区別は定義されていないそうです。
=中心部は、藻などの沈水植物が侵入できないくらいの深さ(5m以上)がある。
   夏に水温成層(温度の違う水の層)が出来ることがある。
=湖より浅く、中心部まで沈水植物が生える。水深1〜5m程度で夏でも水温成層がない。
=湖や沼より小さい水塊。または人工的なもの。 
この定義から言えば狭山池は、深さでは「狭山湖」ですが、人工的なものでやっぱり「池」かな。
でも、ダム湖ってたくさんあるようね!さて、深さ優先?それとも…
最後は、列島・諸島・群島の違いです。
諸島=二つ以上の島の分散の度合いにより、集団をなすもの。
列島=諸島のうち、列状をなすもの。
群島=諸島のうち、塊状をなすもの。
しかし実際には、地元での呼称が優先するため、必ずしも定義通りに呼ばれていないそうです。
私は結構楽しみました。皆様は如何だったでしょうか?


日本の百選
040522(土) dogfight
ひょんなことから「日本の百選」と言うサイトに出会いました。

 名水百選
 滝百選
 自然百選
 さくらの名所百選
 農村景観百選
 かおり風景百選
 水の郷百選
 水源の森百選
 百名山
 秘境百選
 棚田百選
 渚・百選

左表のように様々な「百選」が網羅されています。諸官庁選定のものから、旅行社が選んだものまであり、結構楽しめる筈ですが…
名前をクリックするとリストが登場するのですが、その先になかなか進めません。例えば「さくらの名所百選」のリストのどれもクリックできません。ようは、名前の羅列で終わってしまってダイジェストすら見ることが出来ません。ページは立派なのですが、どうも内容にまで手が回っていません。

実は、この「日本の百選」もあるサイトの1ページに過ぎません。homeを押すと
右のような立派なネットワークに出会います。
趣意書を読むと「地域組織やNPO等が連帯して自然を守っていこう」と言う趣旨で結構共感できるのですが、個々のページ作りがまるで進んでいません。昨年に出来たネットのようですが、この遅滞振りがいぶかしい。個人でもこのネットに参加できるようで「私も加わろうかな…」と思わぬものでもないのですが、ちょっと二の足を踏んでいます。
関係のない追記
小泉総理は北朝鮮へ日帰りの旅、成果の上がることを祈るばかりです。
私は、先週に続き御所市へ参ります。駅からバスに乗って「風の森」まで行き、葛城の道を「神話の里」を巡って歩こうと思います。予定行程は約13km、アップダウンが分かりませんのでちょっと心配です。
ある本に、もっとも安価な趣味は「歩くこと」とありました、今の私には至言です!


ダイエット効果
040523(日) dogfight
睡眠障害は、今では「珍しくも無い病気」ですが、自分のことに気付かない人はまだまだ多いようです。新幹線だけではなく、パイロットも就業時に睡魔に襲われています。私はまだ業務中に「寝てしまった」ということはありませんが、何の対処も講じなければ誰にでも起こりえる可能性があります。
私はマシンをつけて睡眠します。
気圧 割合
4 60%
5 22%
6 9%
7 4%
8 5%
このマシンは、大変な優れもので「睡眠状態を常時モニター」します。睡眠障害の原因は肥満と言われ、睡眠時に気道の筋肉が弛緩し「自重で気道を閉鎖」することからおきます。マシンには、センサーがついており、気道が塞がれると圧力を挙げて呼吸を回復するように出来ています。私の場合、ドクターの判断で「4〜8気圧」の圧力が掛かるようになっています。この圧力設定が正しいかどうか?の判断は、マシンの作動割合で、最高気圧が10%以下であることだそうです。
今年1月のデータでは、8気圧の占める割合が8%でしたが、5月のチェックでは、ご覧のように5%に減っています。素直に考えれば、これは「ダイエット効果」が出てきていると思われます。ちなみに、圧力が不要な時でも4気圧はあるわけで、この割合が60%を閉めていることは、いつかマシンから開放される可能性を秘めています。そうなれば嬉しいですね…
関係のない追記 小泉総理の訪朝は「非難轟々」ですね!
そのくせ「ではお前がやってみろ」と言われれば、誰もが尻込みするだろう。正論で総理を非難するのは簡単だが、あの国で「喧嘩腰で交渉」するには憲法改正と原爆が必要なことくらい、少し考えれば分かるだろう。道具も渡さずに喧嘩を要求する。時に国民も非情になるもんだ


「神話の里」葛城の道を行く
040524(月) dogfight
近畿探訪・奈良県『神話の里 葛城の道を行く』に掲載


IP電話
040525(火) dogfight
インターネットの接続方式は高速化の一途を辿っています。ADSLで48M、VDSLも7月から100M時代の到来です。何と、理論上の速さは光ファイバーによるLAN構築と同じです。
速さに付随してIP電話の便利さも目を見張るものがあります。
今は050で始まるIP電話ですが、7月からは自動置換えが出来るようになり、自宅等で今まで使用してきた電話番号がそのまま利用できるようになります。また、都市部に限ってですが7月から110・119の緊急ダイアルも利用できるようになります。
利用代金は、
 ・基本料金が約600円程度(自動置換え装置等のレンタル料を含む)---NTTの約1/3
 ・通話料は同一グループ間なら只。普通電話へのアクセスは3分で4円弱
只、現時点ではプロバイダ間の接続料は不要ですが、近い将来に「1回当たり接続手数料10円程度」が検討されているそうです。もし、手数料が掛かると、長電話はIP電話が有利で、短い電話では従来の電話のほうが安いことになります。電話1本にも「銭勘定がいる」大変な時代になりそうですね!


エネルギーが危ない
040526(水) dogfight
原油価格が最高値を更新している。
中国やインドといった巨大人口を抱える地域が、経済的にテイクオフしようとしており、エネルギー需要が急増していることが原因という。増える一方の電力需要を賄うため、中国では300基の原発新設計画があるという。
アジア地域の大ブレークで、世界的なエネルギー危機が迫っている分けで、当然、日本も大きな影響を受けることになる。遠くない将来に、我国は「究極の選択」を迫られることになるだろう。それは…
 ・不足するエネルギーを受容れ生活レベルを落とす
 ・生活レベルを維持するため「原発」を受容れる
少なくとも「生活レベルのダウンや原発は反対」だけど、電力会社には「供給責任がある」といった、ノー天気な正義面など許されるはずも無い。さて、どうする…


迷惑メール
040527(木) dogfight
わけの分からぬメールがわんさと届く。殆どが英語メールで、英語の苦手な私には、二重の意味で「さっぱり分からぬ」メールです。
迷惑メールから逃れるために、niftyのサービスを利用して「着信拒否」をセットしていたのですが、設定枠の100件などアッという間に使い切り、手をこまねいていました。
次に、niftyのサービスで「迷惑メール」の設定が出来るようになったので、早速利用してみました。
一応、本当に迷惑メールかどうか確認できるようになっています。学習機能があり・・・
 ・「迷惑メールではない」と、修正してやると次からはカテゴリーから外す
 ・「着信拒否」を設定したものは、次から迷惑メールのカテゴリーに入れる
なかなかの優れものです。時々、迷惑メールの内容をチェックするのですが、いまだ自動判別に間違いはありません。これで、迷惑メールから開放されています。
設定当初(1ヶ月ほど前)は50通/日ほどあった迷惑メールも、この設定をしてから少しずつ減りだし、今は半減しました。送るほうにも「学習効果」があるのでしょうか?


第2回訪朝の評価
040528(金) dogfight
小泉総理第2回訪朝は、惨憺たる評価で始まりました。
拉致家族会が猛烈な非難を浴びせ、拉致議連の先生方やマスコミが同調。一時は直ぐにでも「小泉政権崩壊か?」と言った雰囲気でした。
政治談義の好きな我家でも同じようなもので、私だけが「政府の代弁者」とばかり家族から吊るし上げの状態でした。そんな雰囲気の中で「040522-昨日の日記」に書いた短いコメントは、
小泉総理の訪朝は「非難轟々」ですね!
そのくせ「ではお前がやってみろ」と言われれば、誰もが尻込みするだろう。正論で総理を非難するのは簡単だが、あの国で「喧嘩腰で交渉」するには憲法改正と原爆が必要なことくらい、少し考えれば分かるだろう。道具も渡さずに喧嘩を要求する。時に国民も非情になるもんだ
時間の経過とともに「もっと評価してよいのではないか…」と言う意見が湧き出して、評価するが60%を越えるまでになったそうです。小泉総理の行動をボロクソに言った人たちも、もう一呼吸おいてから発言した方が良かったのではなかろうか。
近頃は、家族会代表・横田氏の「最悪の結果」と言う酷評に、抗議のメールが殺到とか。
家族会としては期待が大きかっただけに、失望も大きかったと言うことであろう。総理が金総書記と合意したことに対しても「あんな国を信じるなんて」と言う。これも冷静に考えれば酷く矛盾した要求に思えます。家族会やマスコミ・野党と言った人たちは「あんな国」と話し合いで解決ができる前提で「総理を批判」していることに気付いていない。「なんな国」だからこそ、例え5人でも「取り返すチャンス」を確実にモノにすべきであろう。

国際政治は、理想や論理で動いているわけではない。
特に軍事力しか頼るものを持たぬ北朝鮮では尚更で、かの国が拉致された人たちを「人質」と考えている限り、対話と圧力には「軍事的背景」が必要です。仮に、経済制裁を発動すれば北朝鮮は「軍事報復」を表明するだろう。「戦争をする覚悟もない」なら、制裁云々など軽々しく言わないほうがよい。この度も、国民に「一戦をも辞さず」のコンセンサスがなく、総理の選択肢は多くはなかったと思われる。小泉総理は、このパワーポリティカルな世界を、歴代総理の誰よりも理解しているのではなかろうか。
「その覚悟があるのか」と問われて、野党議員で「戦争覚悟で制裁を!」と言い切ったのは西村慎吾氏しかおらず、他の議員は沈黙しただけであった。その時になって「まあ、話し合いを」などと腰砕けになるくらいなら、リップサービスで「5人を取り戻す」方が賢明と言える。
我国の国会議員には「評論家」が多すぎる!
拉致が起きて約25年。その間与野党を問わずどれだけの議員が北朝鮮を訪れたであろうか?然るに、拉致を認めさせ例え僅かでも奪還に成功したのは小泉総理しかいない。総理を非難したマスコミや議員先生方にも「沈黙の25年」に対し責任があることを肝に命ずるべきである。

最後に「あの国を信用するなんて」と、非難の根拠となった合意事項に触れておきます。
 ・拉致被害者の「再調査」を合意⇒「拉致問題は終わっていない」ことを認めさせた
 ・条件付で人道支援⇒北朝鮮の態度遺憾でリップサービスに終わらせることが出来る
食糧支援にしても「穀物=米とは言っていない」を「国際機関で」と、歯止めをかけている。なかなかの外交上手ではないか。
追記
自国を貶めることに熱心で、中国や北朝鮮批判を避けてきた朝日新聞。ある本に「別名、ちょうにち新聞と言われる」と書かれていました。私は思わず笑ってしまいました。


米と麦
040308(月) dogfight
読み終わればゴミ箱行きのお手軽な本にも「光る部分」があるものです。
ある本に面白い記述がありました。アジアの主食は「米」で、ヨーロッパのそれは「麦」です。この米と麦が「文化の違い」を生んでいると言う。
---この種の差異は民族能力がどうこうと言うより、人口が密集しがちなアジアと分散しがちな欧州の自然条件による差と考えたほうが良い。麦は米ほどに収穫率の高い産物ではない、と言う一点だけでも様々な想像が巡らせられる問題でもある。
例えば、日本の方が後方支援部隊で優位にあるのは、作付面積当たりの収穫率が高い米をと言う食物が大軍勢の運用を可能にし、それに伴う大規模補給部隊の登場を促したカラ、そう考えられる。
一方、欧州の指揮システムが幾分強固な理由は麦と言う(彼らの食べ方に従えば)加工を行わねば食することの出来ない食物が大人口の集中を不可能にしたという点にある。分散居住居が個人主義を強め---
架空戦記ものの一節で、この部分だけでは意味不明だと思いますが、
 ・米は「収穫率が高く炊くだけで食べられる」⇒人口集中⇒合意を尊ぶ
 ・麦は「収穫率が低く加工しないと食べられない」⇒分散居住⇒個人主義
こんな論理が読み取れると思います。面白い考えだと感心しました。


むかし話
040530(日) dogfight
神話の里・葛城の道を歩いた際「御所(ごせ)のむかしむかし」と言う本を購入しました。御所に伝わる民話を「書き留めた」もので、語り口調でまとめられています。
どの地方にも民話や説話はあるもので、有志によって自費出版されることが多いようです。そんな民話集に、何度か出会う機会はあったのですが、入手できたのはこれが初めてです。おそらく、収集だけでも大変なご苦労があったと思います。折角ですから御所のように、私達にも購入できるようにしていただければ嬉しいですね。
「御所のむかしむかし」を読みながら、母のことを思い出しました。
私の記憶は、5歳の折の「家業が倒産」した鮮烈な風景から始まります。生きるために、母は遅くまで「機を織る」ことが多かったのですが、楽しみは「停電のおりに聞く昔話」でした。当時はまだ戦後の復興途上で、産業への電力供給を確保するため「計画停電」がありました。そんな折は、蝋燭の灯の下で母が「むかし話」を語ってくれました。
ふるさとに伝わる民話には、狸や狢に「人が騙される話」のほか、動物が出てくる話しが多かったように思います(ふるさとの民話を集めた本に出会ったことがあるのですが、入手できませんでした)。また、浅草で育った母の話しには、香具師や鉄火場といったいなせな話しも多くあったと記憶しています。今では、辻褄の合わぬ記憶しかありませんが、懐かしく思い出しました。

追記
テレビがなかった時代、それはそれで「良き時代だった」と思います。だからと言って、テレビを無くせば良いとも思いません。上手く民話を取戻す方法はないものであろうか…


ドラム式洗濯機
040531(月) dogfight
我国の洗濯機は長く「たらい方式」でしたが、最近では「ドラム式」が増えてきました。欧米は早くからドラム式で、住宅設計では輸入品をビルトインしたものです。

日本における最初のドラム式洗濯機は、S社が発売した「新乾洗」でした。息子が入社した年で、社員価格で少しは安く買えるからと「プレゼント」を匂わせてきたのですが、余りに高価なので遠慮しました(その後、随分安くなってきました)。
昨年正月に、それまで使っていた洗濯機がダメになり、買換えの必要に迫られました。S社のドラム式を選んだのですが、大変な高性能で「昨日の日記/030110(金)防水パン」に詳しく説明しています。最近では「縦ドラム」とか「斜めドラム」と言った製品も出ています。おそらく、S社に特許を押さえられ、このようなアイディアを出したと思われますが、確実に機構が複雑になっています。機械にとって「シンプル・イズ・ベスト」は普遍の摂理です。
 ・S社のドラム式は機構がシンプルで故障が少ないと思われます。
 ・縦ドラムは、ドラムを構成する部分が開くようになっている。
  設計では「水漏れとの戦い」だったであろうと想像します。
 ・斜めドラムは、重力と回転軸との間に角度を持たせたため、偏加重が掛かります。
  普通なら「最も避けること」に挑戦したわけで、機械寿命に影響は避けられないだろう。
反面、縦ドラムや斜めドラムは「使いやすさ」と言うメリットがあります。さて?貴方はどうしますか




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