dogfight高松の長すぎるひとり言
2003年10月
エッセイ&コラム

自然なんだから5年が過ぎて逆瀬川通勤時間集団買春禁煙席リメイク版芸人魂野鳥の定義ポチ国家論タウンセキュリティーエッセイストの条件遊び心エネルギーと電磁波ユビキタス社会更迭インフォームド・コンセントインフォームド・コンセント2モラルハザードドングリと野鳥金さん銀さん星野さん知的所有権マンガ屋高松呑み屋秋の狭山池祭り開閉20万回モズとヒヨドリ東芝事件のその後?若い宝くじを楽しむ方法
031001(水)自然なんだから
「自然が好き」という御仁を、ちょっとだけあまの街道へご案内しました。
中間から終点寄りにホンの一部だけ車道に接した部分があります。そこへ車をつけ、僅か10分足らずの案内でしたが、ほうほうの体で引き上げてしまいました。

都会人は、どうも「自然」を勘違いしているようです。
あまの街道の探訪記でも度々ご紹介しているように、この「道」だけが人間が入ることを許された空間で、他は『野性の世界』なのです。虫もいれば、蛇もいます。だから自然なのです。
---マムシに注意---の看板で度肝を抜かれ、飛び交う虫達に恐れをなしたようです。
現実は、道から外れなければマムシは大丈夫です。誰も踏み込まない「野生のゾーン」に入れば、安全は保障されません。
また、10分足らずで、6ヶ所も虫に刺され腫れあがっていました。いったい、どんな日常を暮らしているのだろうか?私は、毎週あまの街道を歩いていますが、虫刺されで悩んだことなどありません。あれだけ「自然がある」のだから、虫刺されくらいあるはずですが、免疫があるのか「痒みも腫れもない」状態です。
ある地方で、スズメ蜂に襲われ入院騒ぎまでおきています。
あまの街道にもたくさんスズメ蜂はいます。これから虫が減ってくるため、スズメ蜂が凶暴になる季節です。だからこそ、白の長袖を着て歩きます。スズメバチが近寄ってくれば「フードを被り」じっとするようにします。白い色は、スズメバチへの安全色です。動くものへは「警戒心」を持ちます。

人間だけの自然なんてあり得ません。知識を持って上手く付きあおうよ!自然なんだから…
追記
遍照らす日々」の池上氏はメールで---海上の森のオオタカは(愛知)万博開催でも生息し続けることができるでしょうか。森そのものも大切ですが食餌の環境があるのかというのも大切ですよね---とおっしゃっています。まったく同感です!
031002(木)5年が過ぎて
1998年9月9日に「昨日の日記」は始まっています。丸5年が経過して「よく続いたもんだ!」というのが正直な感想です。50の手習いでWindowsに切りかえ、その1年後にホームページを始めました。思えば無謀なことをしたものです。それでも、ほぼ毎日「昨日の日記」を更新して、今日に至っています。

実は、5年経過を機に「少し休憩しようかな…」とも思いました。しかし、今年の早春に「身近な自然シリーズ」を始めており、やはり「四季の自然」を紹介して、自分なりの区切りをつけようと考えています。その後をどうするのか?まだ決めていません。
あまの街道や狭山池は「素晴らしい自然との出会いの場」です。ところが、スポット的な紹介はあっても、四季を通じて変化を伝えるものはありません。だからといって勇んだわけではありませんが、1年間をwebサイトで紹介してみようと思いました。実際に始めてみて「案外シンドイもんだ」というのが感想です。HPに掲載するのではなく「自分だけの楽しみ」にすることに魅力を感じています。
いったん休憩して、違うハンドルネームで、まったく違うホームページを立ち上げるの面白いかもしれません。四季が終わるまで、あと3ヶ月…考えてみよう
031003(金)逆瀬川
逆瀬川という地名は全国にどのくらいあるのだろう?
兵庫県だけでも、神戸市兵庫津と宝塚市にあります。地名の由来は「川にある」と考えるのが素直で『逆に流れる川=逆瀬川』だと思われます。神戸市兵庫津の逆瀬川は---海に近いこともあってか満潮になると潮が遡上し、川の流れが逆流していた---とあります。

山側に流れる宝塚の逆瀬川

では、宝塚市の逆瀬川はどうであろうか…
阪神間では、余程の方向音痴でなければ「方位を間違う」ことはありません。山側(六甲山系)が北で、海側(瀬戸内海)が南です。当然、川は山から海へ自然に流れます。ところが、内陸の宝塚では、山が見えるほうに流れている川があります。阪神間の常識と逆に流れる川、それが逆瀬川です。見ていて、どうしても奇異な感じがします。
ただこれだけのお話しですが、50代も半ばを越して、今頃こんなことに気付くようになりました。それでも、遅ればせながら気付いたことを喜んでいる自分がいます…
031004(土)通勤時間
私の通勤時間は片道1時間40分です。関東に比べ、通勤時間の短い近畿では「長いほう」だと思います。超がつく忙しいときは「もったいない」と思いますが、1年間でそんなにあるものではありません。通常は、私にとって貴重な時間となっています。読書に考え事…など使い道は多々あります。仕事上の不快な出来事を我家に持ち込まないようにしている私は、気持ちの切り替えに使える時間となっています。

別の面からも通勤時間は「あったほうが良い」と思っています。
わが国でも共稼ぎ夫婦が増えてきましたが、まだまだ「旦那は正社員・奥さんはパート勤め」が多いのではないだろうか。その代わり、収入と逆比例で家事の比率は主婦に高くなります。私は我侭な亭主で、家内の帰りが私より遅いのは好きではありません。そんな時、自宅近くに奥さんの勤務先があり、旦那の通勤時間が1時間程度なら、夕ご飯の支度ができるころに「旦那のご帰還」となります。これは、なかなかグッドな通勤時間の組合せだと思います。
関係のない追記
昨日、見学会があり行ってきました。箕面市の区画整理事業地区の「事業コンペ」を制した東急が、カルフールを核店舗とする約11万uに及ぶ商業施設を、何と工期1年で竣工させました。
本来の見学予定日より1ヶ月遅れになったため、既に施設はオープンしており、見学会変じて「買い物ツアー」となってしまいました。
031005(日)我家のレシピAB
「私のグルメ」に掲載します
031006(月)集団買春
---中国広東省珠海市のホテルで日本人男性が集団買春した---と「国際問題」にしたいらしい。
売春と言う言葉は知っているが『買春』とは耳慣れない(自動変換では、熟語として出てこない)。普通は「春を売る」から売春と言うんだが---春を買う---と来ましたか!
造語までして「日本批判」を盛り上げたいらしい。売春は「人類最古の商売」といわれるほど古くからあり、世界のいかなる地域でもある。ある商社に勤める知人はケニヤの密林の暗闇で「買ったことがある」そうで『白い歯が印象的だった』と笑い話になった。
先進国では、自由意志による売春なら犯罪にならない、犯罪になるのは「管理売春」で、斡旋行為は「本人の自由意思ではない」として罪になる。ただし、中国では「売買は罪」だそうな。映像で見る珠海市は「売春の街」としか見えなかった。取り締まるべきは買春ではなく「管理売春」であろう
私が中国に行ったのは、もう10年以上前のことだが、上海で「売春婦を断る」のに難儀した記憶がある。宿泊は上海の最高級ホテルで「売春婦は入れない」はずなのに、客室階の廊下をうろつくほどで、そのしつこさに辟易しました。当時ですら「マッチポンプ」が多く、事前に注意を受けていました。斡旋者と密告者が同じで、更には「賄賂で請け出す」役までこなす、念の入ったマッチポンプです。当然、官憲と売春組織はグルになっている。

今回の事件はどうであろうか?
500人の女性を集めたと言うから、かなりの組織が動いたであろう。中国社会では「賄賂」抜きに何事もすすまない。このイベントは最初から官憲とセットで動いていたであろう。買う方も「バカ」だが、あまりの無防備さに呆れてしまう。
今回の事件の背景に「陰謀」を感じないとしたら、余程の迂闊者だろう。
我国で高まる外国人犯罪への非難。大半が中国人で、捕まれば堂々と「強盗するため入国した」というほどで、犯行は残忍で躊躇いがない。日本向けに「日本人よ!おまえ達も悪いことをしているゾ」といって相殺を図り、中国国内向けには『日本人は悪者だ!』と見せつければ「緩んだタガを締め直す」最高の材料となる。

日本には『援助交際』と言って、寝転ぶバカ娘がいくらでもいるだろうに!外国まで行って恥をさらすなよ。秘め事は「密やかに」くらい覚えておけ
追記
売春の経済学を研究した資料によれば・・・
「1回の収入が1週間分の生活費」に相当することが、売春に踏み切るターニングポイントと言う。政策で「低賃金」に押えられている中国なら、このバランスシートは成り立っているのではなかろうか?
ならば、わが国の「援助交際」は意味不明となる。ようは『性の乱れ』に過ぎないと言うことか!
031007(火)禁煙席
「ヤメて良かった」と思うものに『タバコ』があります。
1日4箱のヘビースモーカーが禁煙して既に4年半。勝手なもので、今では匂いも嫌いです。中年層から「タバコ離れ」がおき、最近では若い男性もタバコを吸わない人が増えています。反面、若い女性の喫煙が増えており、いまやJTを支えているのは若い娘達といえよう。

この風潮に「禁煙席」が増えてきていますが、需要に追いついていないように思います。
先日も、セルフのカフェに入ったら、禁煙席の客14名に対し喫煙席は4名しかいませんでした。客席数は半々で造られており、忙しいときなど禁煙席がまるで足りません。
交通機関の有料席(座席指定)も半々の設定ですが、禁煙席から詰まってしまいます。レストランも、随分「まるごと禁煙」が増えてきました。食事中に隣で煙をふかされると大変不愉快です。ほんの数年前まで私も「犯行を重ねていた」だけに、我が身の勝手さに呆れています。
031008(火)リメイク版
息子の車に乗っていたら、桑田圭祐のリメイク版の曲が流れてきました…数年前にヒットしたTUNAMIです。歌っているのは女性歌手で、まるで雰囲気が違います。
私もTUNAMIに一度挑戦したことがあります。自分で言うのもなんですが、私の声は大変澄んでおり、友人から「おまえは内緒話ができない」といわれるほど良く通る声をしています。いわば、粘着性のある桑田さんの声と対極になります。自分で歌いながら「まるで違う唄だ」と感じたことを思い出しました。
追記
私の友人に、桑田圭祐のマンマがいます。顔も似ているせいか、モノマネなどしなくても桑田圭祐そのものです。これがまた「上手いのだ!」
関係のない追記
大阪難波に大型複合施設「ナンバパークス」が竣工し、031006にプレオープンがあったので行ってきました。屋上を全面的に公園化したもので新しい流れを感じてきました。

kankeinonai追記
大変お世話になった、根来先生の奥様が蜘蛛膜下出血で倒れました。先週の三回忌の日から不調だったとか。症状は軽いとはいえ予断をゆるさぬ状況で、命が助かっても「寝たきり」は避けられないとのこと。気持ちが暗くなる
031009(木)芸人魂
事務所の近くに美味しいお好み焼きを食べさせる店があります。
たまにしか行きませんが、それも10年を超えれば「すっかり顔なじみ」となります。この店には、芸能人の出入りも多いようで、過日、某タレントに出会いました。彼は、もと野球選手で「クイズ番組やトーク番組」の常連となっています。テレビでは、何時も「笑みを絶やさぬ」芸人だが、プライベートな世界はまるで違っていました。印象は「横柄な人」といったものです。
ある日のこと。まだ、お店が暇な時間に行って「そんな印象」を語ったところ、先日も「こんなことがあった」と話題になりました。某氏あてに掛ってきた携帯電話で「大声で話しだした」そうな。延々と続く電話に、隣の客が切れて「五月蝿い!出て行け」と怒鳴ったそうです。流石に、謝って出て行ったそうですが、さもあり何という気がしました。

続いて「それにしても美川憲一はスゴイ!」と女将が言い出した。
カウンターとテーブルが二つで、15人も入れば超満員のお店ですが、美川憲一氏のサービス精神は「店中を飽きさせなかった」という。
道で、鶴瓶氏に出会ったことがあります。顔は直ぐわかったのですが、とっさに名前が出てきません。「アッ…」と口篭もっていると、ちゃんと立ち止まり「こんばんわ」と挨拶されました。
タモリ氏の持論は「プライベートと区別」だそうで、美川憲一氏や鶴瓶氏の態度は「軽蔑もの」らしい。だが、素人の私には両氏の行為こそ「素晴らしい芸人魂」と思うのだが如何であろうか?
031010(金)野鳥の定義
野鳥の定義を知りたくて、サイトや図鑑で調べてみました。でも残念ながら、定義を見つけることができませんでした。しかし、定義がないわけではなさそうです。
野鳥の定義は「野生の鳥」というのが常識であろうか。図鑑を見ると、カナリヤ・インコ・文鳥・十姉妹といったペットは出てきません。合鴨・ガチョウ・アヒルといった食用も出てきません。図鑑によっては、城の堀などで見るコブハクチョウも掲載していないものがあります。9月末にゲットした旅鳥のクロエリセイタカシギは、かつてペットの時代があったとかで、私の使っている図鑑には載っていません。

1 カイツブリ(10) 10 コチドリ(2) 19 ヒヨドリ(2)
2 カワウ(55) 11 ケリ(8) 20 モズ(1)
3 コサギ(5) 12 イソシギ(1) 21 セッカ(2)
4 アオサギ(13) 13 コアジサシ(3) 22 カワラヒワ(4)
5 マガモ(1) 14 キジバト(3) 23 スズメ(多)
6 カルガモ(18) 15 ヒバリ(4) 24 ムクドリ(5)
7 コガモ(4) 16 ツバメ(12) 25 ハシボソガラス(2)
8 キジ(3) 17 ハクセキレイ(3) 26 ハシブトガラス(1)
9 バン(1) 18 セグロセキレイ(1)
日本野鳥の会の探鳥会記録を見ていても、スズメ・カラス・ヒヨドリ・ムクドリといった街中の鳥を野鳥として取り上げていないところもあります。どうやら厳しい基準がありそうですネ!

追記
さすがは野鳥の会のメンバーですね!狭山池の今年5月5日の探鳥会記録を見ると、こんなにも観察しています。私は、030504に狭山池に行っているのですが、マガモ・キジ・イソシギ・コアジサシ・モズ・カワラヒワを見ていません。ちょっと悔しいね!
031011(土)ポチ国家論
昨日衆議院が解散、いよいよ総選挙となりました。
外交・防衛は国の存続を左右する重要事項です。是非、争点にして欲しいものです。
アメリカに従順な小泉総理を『アメリカのポチ』と批判する意見を耳にするようになりました。そこから、ポチ国家論が云々されだした。
私も、わが国はアメリカのポチだと思っています。ただ、アメリカのポチで「何処が悪い!」と思っています。誤解を避けるために言えば、友人から「おまえは右翼だ」といわれるように、今時の日本人には珍しいいほど私は「日本の自立」を願っています。
自立するには「自前で国を守る」必要があります。それには、憲法を改正し集団自衛権を持ち、軍と軍備(核兵器を含め)を整備する必要があります。徴兵制が無理なら、軍事訓練の義務付けと予備兵制の整備が必要になるだろう。そんな覚悟がないのなら「アメリカのポチ」となって、アメリカの庇護下にいるのが「もっとも安全」だと思っている。何の覚悟も準備もなく「ポチを止めろ」などと叫ぶのは、ただの無責任に過ぎない。

「アメリカのポチ」を批判するなら、ポチから脱却する具体論を提示すべきであろう!そのとき「近隣諸国の信義に期待して…」などと言わないで欲しい。その近隣諸国がきな臭いからこそ「アメリカのポチ」が必要と思っている。
関係のない追記
昨日の「遍照らす日々」に---金木犀の匂いにつられて花を見ていたら、栗きんとんが届いた。そこで思い出したのだ。小学生の運動会ではお弁当と、みかんに栗は定番だったような気がする---とあった。なんと言う偶然か、この日我家にも栗きんとん(写真)が届きました。美濃の国中津川の歴史ある銘菓で、家族も大変喜んでいます。ひょっとしたら同じものであろうか?
031012(日)タウンセキュリティ
バブルが弾け長期不況に至った我が国ですが、環境・福祉の二分野だけは元気がよかった。それは好不況に関わらず「時代のニーズ」だったからです。ところが最近、第3のキーワードが登場しました。それは『安全』です。
外国人犯罪(半数以上は中国人で、犯行は残忍)が、我が国の安全神話を崩壊させました。
最初は、ピッキングから始まったのですが、鍵のメーカーがピッキング対策を充実させると「ドアごと壊す」荒っぽい手段に変わってきました。こそ泥型から強盗型への変化です。---破壊進入・集団暴力による瞬時の犯行---こうなると、暴力による解決を否定してきた日本社会は、まったく無防備であることに気付きます。
個人での「安全保障」には限界があります。そこで「地域ごと安全を図ろう」という目的で作られた待ちがあると言うので見学(031009)に行ってきました。『リフレ岬・望海坂(のぞみざか)』を御紹介します。リフレ岬・望海坂はアメリカの地域防犯を参考に作られたそうです。ただ、監視とプライバシー保護と言う相反する条件に悩まされたようです。

リフレ岬・望海坂は光ファイバー網で結ばれています。
公園に面した2ヶ所にカメラが設置(写真上左)され、各家庭で見ること出来ます(写真上右)。このコンピュータは標準装備だそうで、ライブカメラがついており、双方向通信が確保されています。これは、コミュニケーションにも活用されているそうです。
各家庭には、テレビインターホンが付いており、管理事務所への緊急通報ボタンもあります。
住戸内には人感センサーが仕込まれており、不在中に感知すれば管理事務所に通報される仕組みになっています。
地域内は、恒常的にガードマンが巡回しており、旅行や出張中は届け出をしておけば、特別に巡回もしてくれるとのこと。
計画戸数は600戸で現在竣工しているのは150戸です。

確かに、プライバシーとの兼合いもあるのでしょうが、犯罪の抑止効果を狙う設備があっても良いのではないかと感じました。リフレ岬・望海坂への接続道路は2ヶ所しかなく、このチョークポイントに24時間監視カメラ(オービス仕様)を設置しておけば、犯罪発生時に直ぐにチェックできるだろう(常時はチェックしない)。
また、住戸内の「非常ボタン」が妙に目立つところにあったが、隠しボタンもあったほうが効果的ではないかとの感想を持ちました。
いずれにしろ、今後参考になる街づくりといえます。ただ、分譲価格が予想外に高いことが気になりました。---安全は只ではない---と言うことであろうか。
この技術は「マンションにも応用」でき、環境・福祉・安全を売りとした建物計画ができそうです。
追記
031011-12は私の住む地域全体の「ダンジリ祭り」です(写真右)。
2ヶ月以上も前から練習を重ね、やっと本番です。小雨がぱらつく中でのお祭りでしたが、何とか天気がもって欲しいものです。

最大の地域防犯は、コミュニティーの確保です!
地域住民が密接な関係を保っていれば、犯罪者も容易に犯行に及べません。
031013(月)体育の日
エッセイストの条件
031009産経抄に、作家・林真理子氏の「エッセイストになる五つの条件」を掲載していました。
 ・意地悪さ…自分を戯画化するような度胸が必要で、失敗を笑ってしまえるおおらかさが必要
 ・好奇心
 ・文章力
 ・自腹を切る…自分に投資する
 ・人に嫌われても「いいや」という強さ…有名人や権威に牙を剥く勇気
皆様は如何な感想をお持ちでしょうか?
私は5年間「エッセイ&コラム」を書き続けてきました。概ねこの条件を「そうだろうな…」と感じました。ただ、自分がこの条件をクリアしているとはとても思えません。
意地の悪さはあるのですが「腹立ちまぎれ」がほとんどで、失敗を笑ってしまえるおおらかさはとてもない/好奇心は旺盛/文章力は未熟/自腹を切ることは結構やっている/権威に牙を剥く勇気があるかどうか?分からないけど私はdogfight
まあ、別にエッセイストになる訳ではないからこの条件に関係なく、これからも気ままに書いていこうと思っています。
関係のない追記
先日写したイソヒヨドリの写真。彼女がゲットしていた獲物は「アサギマダラでは」と、F・伊藤先生からご指摘を頂きました。私は、蝶に関心がなかったのですが「葦毛湿原」のサイトにアサギマダラが出てきました。なんと---秋に海を渡る蝶として有名であり、知多半島から喜界島への約1000kmの長距離移動などがマーキング調査で記録されている。ヒラリヒラリと舞い、逆光で見るその姿は、まるでステンドグラスをみる思いがする---とあります。本当に美しい蝶で、私は始めて見ました。
031014(日)遊び心
データで言っているわけではありません。私の体感としてお話しします。
   食品界の「斜陽産業」って分かりますか?
外食産業の隆盛は、若者の「味文化」を一変させました。私の若い頃なら「影も形もなかった」グルメがある一方、街中から姿を消して「探すのが大変」な料理・・・それは「中華料理」です。
私は中華料理が大好きなのですが、こんな理由で「食べられる機会」が限られています。そんな1軒に、大阪梅田を昼日通過するときは必ず立ちよる店があります。

阪神タイガースが、快進撃を続けているときは「セリーグメニュー」を作っていました。阪神以外のチーム名をこじつけて料理を作り「食べてしまおう」という趣向です。
阪神タイガースが優勝したら、今度は右のアンケート用紙です。
日本シリーズに関するもので、4項目あるのですが「優勝チームを当てるだけで2000円」という豪儀さです。
私は、用紙を「2枚頂戴」と頼んだのですが、断られてしまいました(2枚あれば絶対に2000円当たる)。
大阪のこんな「遊び心」が大好きです!
031015(水)エネルギーと電磁波
ガス業界と電機業界は、家庭用エネルギーを巡り争奪戦を繰り広げています。
ただ、ガス会社の切り札が「燃料電池」であるように、電機業界有利は動かしがたい事実のようです。劣勢に立つ某プロパンガス会社が、朝日新聞に載った記事をコピーして「オール電化は危険」と売込みをしました。このパンプに驚いたクライアントから相談がありました。
電化製品は、大なり小なり「電磁波を出す」ことが知られています。---030202(日)電磁波とノイズ耐性---で、下記の表を提示しています。
   家電製品による電界強度(V/m)=電界の単位/磁界強度(mG)=磁界の単位
電気器具 電界強度 磁界強度
電気毛布 250 -
ステレオ 90 20
アイロン 60 3
冷蔵庫 60 20
カラーテレビ 30 20
電気器具 電界強度 磁界強度
携帯電話 - 200
掃除機 16 200
電子レンジ 4 200
電気コタツ - 100
ヘヤドライヤー - 70
・数値は30cm離れた点における測定結果
・電磁波の量は距離の2乗と比例して小さくなる
この表には、IHヒーターがありませんが、当然この製品からも電磁波が出ています。しかし、何の基準もなく放置されているわけではありません。下記に見るように、国際的な安全基準があって、それに準じて我が国でも厳しく定められています。
我国では、平成2年郵政省電気通信技術審議会は、過去40年にわたる国内外の研究結果に基づいて、人体に有害とされる10kHzから300GHzまでの電波を対象とした「電波防護指針」を答申しました(平成9年に改訂)。電波防護指針は、その根拠となる基礎指針と、実際の評価に用いる管理指針に分けられます。基礎指針は「人体が電波にさらされるとき」人体に生じる各種の生体作用に基づいて、人体の安全性を評価するための指針です。具体的には安全率を考慮し、全身平均SARの任意の6分間平均値が0.4W/kg以下であること等が定められています。
オール電化の目玉商品は「IHクッキング器具」です。そのため、IHヒータは目の敵にされています。で、件の某ガス会社は「妊婦がIHクッキング器具の40cm以内に近寄ると、胎児に影響が出る」と資料を渡したのです。これでは、ユーザーは怖がって当然です。
でも、同じ資料の片隅に「テレビは1m以内が危険」とあります。おいおい!いくら憎いオール電化を貶めるためとはいえ、これは酷いではないか。電磁波の量は距離の2乗と比例して小さくなることから、テレビの1/6の電磁波であることが分かります。これが危険なら、妊婦は電気のない山奥で暮らす必要があります。
いくら売るためとはいえ、もっと態度を慎むべきであろう。
031016(木)ユビキタス社会
見学会で、若い頃お世話になった先輩に出会いました。先輩は小声で「家に引きこもる」とおっしゃいました。理由は、右腕と頼む社員の退職であったようです。
先輩は、大変優秀な「構造設計のエキスパート」でしたが、コンピュータ化についていけなかったそうです。建築設計の世界は、構造計算も構造設計もコンピュータなしでは済まなくなりました。それに対し、先輩は「メールの出し方もワカラヘン」という。右腕と頼む社員の退職で「自分だけでは何もできない」と悟ったそうです。
私は、オジンの割にはコンピュータに馴染んだため、何とか追随していますが、能力とは関係なく「コンピュータが使えない」という理由でこの世界から去った人のなんと多いことか!
まもなく、次世代携帯電話や無線LANなど、いつでもどこでもネットに接続できる「ユビキタス社会」が来るそうです。
ユビキタス:ラテン語の「何処にでもある」が語源。生活環境の全てにコンピュータが組み込まれていて、いつでも何処でも活用できる状態を指す。
IT化は、好むと好まざるに関らずやってきています。私達は、嫌でもこの時代変革とお付き合いをしていかなければなりません。辛い方も多いだろう…
追記
団地の「光ファイバー設置専門委員会」の第2回会議のいつになったら開かれるのであろうか?
先日、偶然に専門委員のお一方と出会ったのですが「次はあるのやろうか?」と話題になりました。そう言えば、
 ・我が国に光ファイバーは要らない
 ・年寄りにインターネットは要らない
といった御仁がいたが、彼は「ユビキタス社会の到来」をどのように捉えるのであろうか。
031017(金)更迭
日本道路公団・藤井総裁の更迭を巡り「きな臭いにおい」がプンプンしてきました。
辞表提出を求めた石原国交省大臣に対し、藤井総裁は罷免手続きを求めました。両者の会談の席では「私を切れば死人が出る」といった物騒な発言もあったように聞いています。胡散臭い、道路公団の運営振りを見れば「利権に群がった政治家」がうようよいてもおかしくない。恐らく、それを「バラすぞ!」と、逆に大臣を脅したのであろう。時あたかも「総選挙」を控え、一番脅しやすい時期と言うわけだ。

藤井総裁は、盛大なブラフに出たが、さて?成功するであろうか。これが小泉政権の真骨頂を問われることは間違いない。
罷免のための聴聞は、総裁の希望を入れて「公開」で行われるそうな。どうしても自分を罷免するなら「実名公開で対抗する」腹のようだが、これ自体が「どす黒い実態の存在」を公表したに等しい。---自民党を潰す---として総理になった小泉政権だけに、本当に自民党を潰すつもり「巨悪を白日の下に晒す」姿勢を望みたい。それこそ小泉政権を磐石する最も有効な方法であろう。
追記
人気取りのつもりでぶち上げたであろう「高速道路無料化」の民主党マニフェストだが、国民の反応はサッパリ!「維持運営に掛かる費用をどうするのか」という批判に晒されている。タダにすれば喜ぶであろう…等と云う「国民を舐めた政策」を掲げないことだ。示すべきは
 ・無駄は省く
 ・必要なものは負担を求める
これがなければ、国家が破滅する。民主党は本当に政権をになう気概を持っているのであろうか?
追記2
本日、9時間に及ぶ「聴聞」が開かれました。藤井総裁のあの粘りにいかなる意味があるのであろうか?彼は「世論は俺の味方」と勘違いしているのではなかろうか!
031018(土)インフォームド・コンセント
大変お世話になった根来先生の奥様が、くも膜下出血で緊急入院なさいました。お見舞いに伺った際、偶然「ドクター説明」を一緒に聞くこととなりました。

脳外科の先生はまだお若い先生ですが、自信に満ち満ちた口調は信頼感を感じさせてくれます。
先生はインフォームド・コンセントに触れ『説明⇒理解⇒決断』の必要性を説かれました。現代医療は『患者は医療の客体ではなく『主体』としており、医療の場においても患者は
 ・知る権利がある
 ・自己決定権がある
そのために、医師は患者あるいはその家族に「説明義務」があり、理解をしてもらった上で、決断を仰ぐ必要があるそうです。医師として「手術が必要」と判断しても、患者や家族の同意が得られなければ「次善の策を模索する」必要があるわけです。

この話しを聞きながら「プロのあり方」が変わってきていることに気付きます。
建築設計もインフォームド・コンセントが必要だと思うのですが、クライアントも設計者も「まだ未熟」と思います。
追記
奥様は90歳のご高齢、とても開頭手術に耐えられそうもありません。カテーテルで、動脈瘤にコイルを詰め「動脈瘤を閉鎖」する方法があるそうですが、危険な部位のため「それも無理」だそうです。幸い、出血量が僅かでかつ止っているため「動脈瘤と仲良く付合い」余生を楽しむ必要がありそうです。1日も早い快癒を願っています。
関係のない追記
住宅金融債権管理機構(RCC)・元社長「中坊弁護士」が不起訴処分になったという報道が031017にありました。「不当な債権回収で利益を得た」という理由で調べられていたのですが、中坊氏は弁護士を辞めることを表明しており「既に社会的制裁を受けた」というのが不起訴の理由です。
かつて「正義の味方」として、マスコミの寵児となった人ですが、当時から胡散臭い話しに包まれていました。私の知人は---ローンの遅滞も無いのにRCCから突然「一括返済」を求められ、不能と分かれば「競売手続き」に付され、中坊氏のグループが落札する---という絵に描いたようなマッチポンプで「我家」を失いました。幸い、中坊氏を訴えることで取り返すことができたのですが、マスコミの寵児だった頃から実態はこんなもんでした。
道路公団藤井総裁と同様、権力を掌握した人間のおごりを感じますね!
031019(日)インフォームド・コンセント2
昨日のインフォームド・コンセントで、その定義をご紹介しました。では、主語を置き換えて建築に触れてみましょう。
クライアントは建築の客体ではなく『主体』としており、建築の場においてもクライアントは
 ・知る権利がある
 ・自己決定権がある
そのために、設計者はクライアントに「説明義務」があり、理解をしてもらった上で、決断を仰ぐ必要がある。設計者として「ベストな方法」と判断しても、クライアントの同意が得られなければ「次善の策を模索する」必要がある。
如何でしょうか?実に無理なく置き換えで来ます。おそらく他の産業分野でも出来ることではないでしょうか。
では、建築の世界でインフォームド・コンセントは行われているのか?はなはだ心もとない現実に突き当たります。その理由は、設計者の怠慢とクライアントの傲慢だと思います。医療におけるインフォームド・コンセントには---医師の知識と技能に敬意を表して---という前提があるが、建築にはその前提が無い。
私は可能な限り説明を行うようにしています。
では、それで「理解を得られるか?」となると、はなはだ心もとない現実があります。建築士の信用度(社会的地位)は低く、真摯な気持ちが容易に伝わりません。実際に、信用を失墜させるような建設従事者も多く、クライアントだけを責める訳には行きません。そうは言っても「お金を払って依頼している建築士より、他人の言葉を信用する」スタンスに、首をかしげることも事実です。利害関係の無い人の発言は「信用に値する」のが普通ですが、こと建築に関しては「無責任は発言」になることが多く、両者のインフォームド・コンセントを妨げる要因になっています(---030907迷惑な一般論---参照)。

医師と患者間が信頼関係であるのに対し、建築士とクライアントは「上下関係」であることが圧倒的に多いためこのようになるのであろう?
031020(月)モラルハザード
10月半ばともなれば、ぼちぼち「1年を振り返る季節」です。振り返って、未収物件の多さに呆れてしまいます。労働が対価に繋がらないモラルの破壊です。また、物件の小型化とリニューアル工事の多さもこの1年の特徴であったように思います。
リニューアル工事の多さは以前にもご紹介したのですが、これが必ずしも順調に纏まりません。下
物件 当社 他社
2700万円 1700万円
440万円 300万円
300万円 220万円
表は、不調に終わった物件の比較です。受注した会社との金額差は「呆れるばかり」です。格別高い値段を設定しているわけではないのに、この大きな差は一体なんでだろう?
私は依頼を受けると、詳細な調査をします。調査後、考えられる限りのことを想定して図面と仕様書」を作ります。それに基づいて「見積書」を作成します。竣工後数年のリフォーム工事なら別ですが、建設時の記録もなく築後30〜50年経過した建物となると、余程慎重にかからないと「エッ!」ということに出会います。そのための調査や仕様書作りです。私が関与した物件では、クライアントの都合によること以外で、基本的に「追加工費」を請求することありません。ところが…

格安の金額を提示した他社の見積りでは「図面も仕様書もない」と聞いて驚いてしまいます。
更に、見積書も見せてもらったのですが、何とも大雑把で「どうとでも取れる内容」です。これでは比較対照もできません。契約事項には、竣工時に「清算する」ことになっており、一体「何のための見積り」か分りません。
 ・とりあえず安い金額に乗ったクライアント
 ・受注後に「じっくり料理すればよい」との下心見え見えの工務店
同床異夢のこんな図式が見えてきます。清算すると言っても、設計図書(図面や仕様書)もなく、どうして増減清算の根拠が出せるのだろうか?竣工後、請求書を受取ったら「倍以上になっていた」なんていうトラブルは、このような経緯を辿っているに違いない。
クライアントには是非「良薬は口に苦し」を理解して欲しいのですが、現実は「悪貨は良貨を駆逐」しています。建築の世界では、なかなかインフォームド・コンセント---理解して決断する---が成り立たない寂しさがあります。
031021(火)ドングリと野鳥
私はまだ「紅葉のあまの街道」を知りません。
あまの街道を歩き始めたのが今年の2月で「冬枯れのあまの街道」でした。新緑のあまの街道、深緑のあまの街道を見て歩き、今はもう10月の下旬となりました。
初めての紅葉を楽しみにしているのですが、異常気象のせいか紅葉せずに落葉する樹々が多いように思います。それでも、9月から「呆れるばかりのドングリ」を見て、あまの街道の自然の恵みに驚きました。遊歩道だけであれだけあるのですから、林全体の量となると想像もつきません。---餌が枯渇する冬---あまの街道に野鳥が集まるのは、この豊穣の林が「自然の貯蔵庫」として機能するからでしょう。

10月下旬ともなれば、ぼちぼち「1年を振り返る季節」です。紅葉のあまの街道をご紹介すれば「あまの街道の1年」が完結します。厳しい経済環境ですが、これだけは完結しようと思っています。
031022(水)金さん銀さん星野さん
阪神タイガース・星野監督は「体力の限界」として、日本シリーズ終了をもって勇退するそうです。
(贔屓の引き倒しで有名な阪神のこと!優勝を期に「勇退する」のはもっとも賢明な方法あろう)
星野監督は、確か私と同年代だったと思い調べてみました。Catlysis 便利なサイトがあるものです!
氏名 生年月日
金 正日 1942年02月16日
由美かおる 1950年11月12日
星野仙一 1947年01月22日
ついでに、同年代と思えるお二方を調べてみました。

恐怖の指導者「金さん」は61歳、私の誕生日と1日違いです。
水戸黄門で、いまだに「入浴シーン」を披露する「お銀さん(由美かおる)」も既に53歳、大胆ですな!
星野さんは私と同じ1947年生まれです。お願いだから、どうか「体力の限界」などといわないで下さい(星野さんの誕生日は長男と同じ日です)。
星野さん、日本シリーズ2連敗で「大変だ!」状態ですね。
大阪の雰囲気は「騒然」です。4タテなど食らった日には暴動が起きるかもしれません。
031023(木)知的所有権
某企業の知的所有権のエキスパートをお招きして、ごく内輪の勉強会があり、参加してきました。
理解度を高めるため、現在進行形の係争物件を教材にしての勉強会で、とても具体的内容はお話しできませんが、限りなくヒートアップしたことは言うまでもありません。
種類 保護対象 独占期間
特許権 アイディア(物または方法) 出願(特許庁への書類出願)日から20年
実用新案権 アイディア(物のみ) 出願日から6年
意匠権 デザイン 登録(権利として合格)日から15年
商標権 ブランド 登録日から10年(但し、更新可能)
著作権 著作物・音楽・美術・建築・
写真・プログラム等
著作者の死亡から50年
□話題1
知的所有権には上記の種類があり、多くは複合形を取るようです。プレステーションなら、
 ・機能は特許権や実用新案権
 ・SONYは商標権
 ・ゲーム機のデザインは意匠権
 ・ソフトは著作権
□話題2
かつて、特異な知的所有権を有していたアメリカもかなり「世界標準」になって来ているそうです。
では、中国はどうであろうか?あいにく聞き漏らしたのですが、相変わらずパクリの世界かな…
□話題3
知的財産戦略会議(小泉総理が議長)を設け、国家戦略の手段になっている
□話題4
抜け道と潰しあい。競合する同業他社による「異議申し立て」
□話題5
建築の平面計画(プラン)も特許の対象になる。
特許が確定したものや出願中のプランが紹介されたが「何でこれが特許になるねん?!」と驚いてしまいます。誰でも考えればこうなるだろうというものが多いのです。ただ、技術屋のクセでしょうか、権利を確定するため「かなり具体的に表現」して申請するため、それが抜け道へ繋がりそうです。

約束で、これ以上具体的にご紹介できませんが、侃々諤々の議論となりました。大幅に時間超過となったのですが、大変楽しい時間でした。
031024(金)マンガ屋
大阪天満の松坂屋が来年5月で閉鎖になるそうです、この報道に私はガッカリしました。
松坂屋の7階にジュンク堂があり、ここを訪れるのが私の日課となっています。ここが閉鎖されると、事務所の近くでは大規模書店が無くなってしまいます。
今や「書店」とは名ばかりで、そのほとんどは「マンガ屋」になっています。読みたい小説を探すには『旭屋・紀伊国屋・ジュンク堂の大規模店』に行く必要があります。大阪地場の大手『水島書房・ひばりや書店・天牛書店』でも売り場面積の5割を「マンガ」が占める時代となりました。郊外店舗や住宅地の書店では、漫画・学習書・雑誌で99%を占めています。我家には、3000冊を超える「小説」がありますが、街中の本屋さんで我家より多くの小説のラインアップを持つ店を見つけるのは至難の業です。

出版業界は大変な不況だそうですが、その根底に「こんな理由」があるのかもしれません。
私のコンピュータには、主な出版社のサイトが「お気に入り」に登録されています。新刊本をサイトで調べて、アマゾンに注文する時代が来たと考えるべきであろうか?小説好きには「味気ない世界」の到来である。
031025(土)高松呑み屋
とうの昔になくなった「有栖川の宮」をかたった詐欺事件。引っかかった著名人にはお気の毒だが「何ともユーモラス」で憎めない。なんだかんだといっても「権威に弱い」証であろうか?
この事件、騒ぎが大きい割に金額が1200万円程度で、経費をひけば「80万円ほどの利益」とか。「大山鳴動ねずみ一匹」で、深刻な被害者がいないという意味でも「まるで冗談のような」事件となっている。

我家でも「詐欺をしよう」と盛り上がった。まずネーミングが必要だが、皇室にあやかるにはこれしかない!---高松呑み屋---なんとお読みになるか?それは皆様のご自由に
商売換えをして、居酒屋を始めるときは「これに決めた!」ぞ
031026(日)秋の狭山池祭り
昨日「秋の狭山池祭り」があり、行ってきました。
狭山池周遊』に掲載しましたので、是非ご覧下さい。
kankeinonai追記
屋根裏収納庫から、昔のパネル写真が10枚ほど出てきました。
子供達がまだ未就学の頃の写真ばかりです。何とも懐かしく眺めました。

右の1枚は、次男(右)が保育園の制服を着ていることから25年前の写真と思います。
左は、三男2歳の写真です。
私は…まだスリムで髪の毛がたっぷりです!
遠い遠い昔のことです。懐かしいな〜
031027(月)開閉20万回
昨年の法改正で、エレベータドアに遮炎性能のほか「遮煙性能」も必要になりました。
約1年間は法を満足することができず、遮煙性能を有する製品と組合わせて対処していました。ようやくにして『遮煙性能を有するエレベータドア』を各社が製品化したのですが、これが何とも面妖な話しです。

煙は、僅かな隙間で漏れてしまいます。エレベータシャフトは煙突状のため、煙をちゃんと遮断しないと「上部階へ被害」を及ぼします。そこで、エレベータ各社が考えた方法は、エレベータドアとその枠の隙間にパッキングを仕込みました。このパッキング、開閉のたびにスレるため磨耗していきます。その耐用限度が『開閉20万回』です。
この20万回は時間に換算するとどうなるのか?案外シミュレーションされていません。そこで、某エレベータメーカーの営業マンといっしょにマンションのエレベータを例にしてシミュレーションをしてみました。
 9人乗りエレベータ1基の70戸のマンション(最近の標準的な割合)における1階ドアの開閉頻度
 ・1戸当たり家族3人として、マンションの住人は210人
 ・全員が、朝夕1往復するするものとし、朝は同時使用4名。夕方は同時使用2名とする
  (出勤時は同時使用率が高いが、帰宅時はバラつく)
 ・1日の開閉数 315回
  (朝:210人×2(往復換算)/4=105回 夕:210人×2(往復換算)/2=210回)
 ・1年の開閉数 11万4975回 (365日×315回/日)
このように『20万回/11万4975回=1.7年』で、パッキングの取替え時期が来ます。2階以上の上部階は頻度が下がるため、この数倍は有効と思いますが、案外頻度が高いことが分かります。
3社に問合せをしたのですが、取換え費用は「まだ実績が無いので分からない」という回答でした。
ちなみに、新規設置費用は「50万円/1ヶ所」で、取換えのほうが「手間隙が掛る」ことが分かっています(特に1階は、エレベータのカゴを上部階に停止させ、足場を組まないと施工できない)。
2年弱ごとにこんな費用が必要なエレベータなんて、所有者にとって「迷惑千番」ではないだろうか?
私は、やっぱり今後も「防煙性能を有する他の製品と組合わせ」で設計していこうと思います。
031028(火)モズとヒヨドリ
モズは歌にも唄われる身近な野鳥です。

モズ

ヒヨドリ
そのくせ、モズが「どんな鳥か?」案外知られていないのではないでしょうか?私も、野鳥写真を撮るようになった今年の春まで、モズを見分けることができませんでした。正直に白状すれば、私はヒヨドリと勘違いしていました。あまの街道を散策する親子連れが、ヒヨドリを見て「あれがモズや」と教えていたことを思い出します。ほんに半年前の私とまったく同じ状態です。

初めてモズを撮影したのが033030で、何の鳥か分からずどぎまぎしたことを覚えています。F・伊藤先生に教えていただいて「これがモズか!」と驚きました。
モズは、図鑑によれば「留鳥または漂鳥」となっています。033030に撮影したのが最初で、その後まったく見かけることがなくなりました。今秋、初めて見かけたのが030927で、まさに「半年振りの再会」となりました。どうやら、私の住む地方では「漂鳥=国内を移動する野鳥」のようです。それからは、頻繁に見かけるようになりました。ただ、最近はカメラを向けると敏感に反応して逃げてしまいます。再会当時のように「じっくりポーズをとる」ことが無くなりました。これも、モズの習性であろうか?

一方ヒヨドリは、まさに「留鳥」で1年中見ることができます。
けたたましい鳴き声で、カラスについで暴れん坊です。そのくせ結構「可愛い」ところもある野鳥です。

モズとヒヨドリ…よく混同される野鳥ですが、身近な仲間です。野鳥の声が聞こえたら、ちょっと周りを見回して下さい。目が合えば「どうするアイフル」の世界かもしれません…
関係のない追記
今日は「指定講習会」です。5年に1度行われる一級建築士の資格更新のための講習会で、これで61歳になるまで有資格者です。
031029(水)東芝事件のその後?
私がホームページを始めた5年前、もっともホットな出来事は「東芝事件」でした。
個人ユーザーが、東芝製の格安ビデオデッキにクレームをつけ「東芝の対応が悪い」とサイトを使って大喧嘩をしていました。ほんの数日で100万ヒットという記録作った事件です。
---個人が大組織に対抗できる手段を持った---と持て囃され、マスコミの脚光も浴びたのですが、なんとなく胡散臭さもある事件で、何時の間にかうやむやの内に終わってしまいました。
その後もよく似た事例が続いたのですが、それ以上に「インターネットをこのように使ってよいのか?」という疑問の声が強く、いずれも不発に終わったように記憶しています。

あれから、サイトを「攻撃手段」とする事件を知らないのですが、単に私が不勉強なのであろうか?
それとも「それなりに成熟して」きて、大企業が「サイトによる紛争」を避ける知恵を持ったということであろうか?その後をご存知の方は是非教えてください。
関係のない追記
私が送ったCADデータが、プロバイダ(dion)のウイルスチェック機能に触れ『次の添付ファイルは安全でないため、メールからのアクセスが削除されました』という。ウイルス対策は絶対必要だが、業務上のデータさえ「異物」としてカットしてしまう機能は異常ではなかろうか?これでは、インターネット本来の目的が達成できない!
ACDデータを削除されたのは始めての体験です。
ちなみに、私のコンピュータは常時ウイルスチェックしており、送信データもチェック済みの状態で送っている。従って、ウイルスが付着している状態は考えられない。
kankeinonai追記
我家から7:05に撮影した「ご来光」です。何かよいことがありますように…
031030(木)若い
まだ20代の頃、一回りほど上の先輩に連れられクラブへ行ったことがあります。「若い娘のおる店へ行こう!」ということだったのですが…
 「先輩、何処に若いこがいるんですか?」
 「俺より若かったら『若い』んや!」

40代の始め、同年代の仲間10人ほどで南紀の秘湯巡りをしたことがあります。川湯温泉で会食をした後「呑みに行こう」ということになり、スナックはないかと尋ねたら、この街には3軒あるそうで「一番遠いところが『若いコ』の店」という。勇んで歩いたのですが、お姉さま方は「全員50代」でした!

このことから『若い』ということは相対的な出来事に過ぎないと分かります。
老いらくの恋などと言いますが、当人には『青春真っ盛り』ということであろう。私自身が50代半ばを過ぎ、諸先輩の「恋の鞘当」を見るにつけ『まだ若いんヤ!』と思う次第です。
関係のない追記
北朝鮮へ亡命を図った女性がいるそう、報道によれば「思想的背景はない」そうです。まあ、何と変わった人もいるもんだ!というのが正直な感想です。拉致問題が表面化する以前「我が国を貶め、北朝鮮を賛美していた人」が随分いましたが、彼らは何で亡命しなかったのだろう?
031031(金)宝クジを楽しむ方法
宝くじを楽しむには「結果を知らない」ことです。
結果を知らなければ「如何様な夢」も見ることができます。このことは以前触れたように思いますが、最近大切なことに気付きました。それは「普段通過しないところで購入すべし」ということです。
100万円以上の高額当選が出た場合は、売店の存在を誇示するため「デカデカと張り出し」をします。通勤などで毎日通るようなところで購入すれば、この張り紙で「当選の有無」が分かってしまいます。だから面倒でも生活圏外で買う必要があります。夢を見るには「努力が要る」ということであろうか…
「LOTO6」というクジ?があるそうです。知り合いの知り合いが、おもちゃのルーレットマシンで選んだ数字を記入して1650万を当てたとか。私も一度挑戦してみます。


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