dogfight高松の長すぎるひとり言
2003年8月
エッセイ&コラム
阪神優勝と商標登録光ファイバー導入専門委員会懲りない連中USJにて何はともあれ敬服架空通貨野鳥の聴覚イラク特措法/台風10号あれから4年トンボ「選択肢」を考える事故大改造靖国神社脅迫商法お手伝い寄稿おかずDVD先生繰り返す高齢者とインターネット睡眠事情白鷺ハイリスク尊敬度ドンキホーテ視聴率異変景気浮揚と意識ギャップ
030801(金)阪神優勝と商標登録
今年のセリーグは「阪神優勝」に間違いない(悔しいな!)
なのに「阪神優勝」が商標登録されていて、阪神タイガースですら「使えない」という報道に驚いてしまった。登録が許可された理由は、阪神とは「大阪-神戸」間の意味だと言う。確かに「阪神」だけなら「大阪-神戸」間という意味もあるが『阪神優勝』という4文字熟語で、阪神タイガースの優勝以外を思い浮かべる人は「近畿地方では絶無」と言える。特許庁のお役人が「ウソだ」と思うなら、大阪駅に終日立って「聞いて回ればよい」
「大阪-神戸間が優勝した」などと、日本語にならない意味を言う御仁が一人でも居たら、私は頭を剃ってもよい(既にハゲだからいつでもOK!)。

法というものは「常識に基づく」のが基本と思うのだが、法を判断する人間に「純粋培養で常識を知らぬエリート」が多い。困ったものだ!

追記
私の名前を、誰かに「商標登録」されないようにしなくちゃ…(そんなアホな!)
関係のない追記
本日は、世界の花火「PLの花火大会」があり、高知から6人の方をお招きしています。花火は「近畿の風物詩」でご紹介しようと思います。翌日は高知勢と一緒に「USJ」へ参ります。こちらも「近畿探訪」でご紹介しようと思います。
030802(土)光ファイバー導入専門委員会
1年前からADSLにノイズ干渉がおき、時折不調となるため、光ファイバーの導入を待っています。
ただマンション暮らしで、勝手には導入出来ないため、660戸の団地全体の問題として取上げる必要があります。そこで、管理組合に「申出」を行ってきました。私だけが原因ではないでしょうが、やっと「光ファイバー導入」へ向け専門委員会が設置され、私も参加して第1回目の会合(030726)が開かれました。

集まったのは7人。内3人は管理組合の方で「ニュートラルな聞き役」となっていらっしゃいました。残りの4人が専門委員に参加した人たちで、
年代 人数 導入へのスタンス 備考
30〜40代 2名 やや消極的  -
50代 2名 相当積極的 ホームページを運用
下記のような構成でした。
若い方が「我国に光ファイバー網は不要」と言う持論を展開して、導入には「消極的?」な様子でした。
団塊の世代(50代)は「現にあるものは拒否しないし、あるなら使おう」と言う逞しさ?を持っています。そんなところにスタンスの差が出たのか、導入に向けて年寄りが「イケイケドンドン」となり、世間相場と逆になりました。
お互い不勉強で、議論がすれ違ったところもあるのですが、その後の調査結果も踏まえて考えれば導入に向けて動き出すのではないかと期待しています。
光ファイバーといっても様々な方式があるのですが、
 ・管理組合も個人も「環境整備」に格別費用負担が発生しないこと
 ・加入は個人の自由意志によること
こんな条件を満たすものは、VDSLしかありません。今後様々な決議を経て決まることですが、おそらくこの方向で進むのではないかと予測しています。では、ADSLと「費用対効果」を比較してみます。
※事業者は、NTT系と関電系がありますが、料金の安い関電系の数値で比較してみました。
方式 ADSL VDSL 備考
速度 1.5〜24M 80M 80Mは今年末の予定
料金 3000円前後 3480円(関電) 使い放題・プロバイダ費用込み
キャパ 10M程度 50M(関電) ユーザーが利用できるサーバー容量
VDSLを導入しても、従来方式(ダイアルアップ・ISDN・ADSL)の利用は制限されません。従来方式に加えてVDSLという、選択肢が増えることは、私たちユーザーにとって好ましいことです。
人それぞれ価値観があるわけで、高速を望む人や安い料金に拘る人がいて、それにあったチョイスができることこそベストです。
また私個人としては、ユーザーが利用できるサーバー容量は「大きい方が良い」と思っています。キャパが大きければ、ホームページなど持っていなくても「個人情報の格納場所」として活用できるからです。

若い人たちから「VDSL導入のメリット・デメリットを団地の皆様に開示すべき」と言う提案があり、話の流れからメリット論は私が担当し、デメリット論は40代の担当となりました。
そこで仲間の助言を受けて、私なりの「メリット論」を纏めてみます。
   インターネット環境向上のメリット
 1.光ファイバー網による「インターネット環境」は資産価値の重要な要素です。
  環境が整えば○○タウンの資産価値が上がります。
 2.光ファイバー網(VDSL)整備に費用はいりません。
 3.VDSLへの加入は「個人の自由」です。加入したいときは「何時でもOK」です。
  ・従来の接続方式でよい方は、そのままお使いいただけます。
  ・新たにインターネットを始める方には、従来方式に加えVDSLが選べます。
   (従来からの接続方式=ダイアルアップ・ISDN・ADSL)
 4.VDSLなら、高速でインターネットがご利用いただけ、活用範囲が広がります。
  ・映像たっぷりのオークションを余裕で楽しむことが出来る
  ・音楽や映画など「大容量」の情報を、なんなく取り込むことが出来る
  ・IP電話が利用できる
    (インターネット環境があれば、コンピュータがなくてもIP電話は利用できる)
  ・自宅勤務の作業環境にピッタリ!インターネットを使った「テレビ会議」もOK
  ・サーバーの個人枠が大きいので、ホームページや個人情報の格納に活用できる
  ・将来行われる「双方向通信」にも対応できる
VDSL導入には「資産価値を上げ選択肢を広げる」という効果があります。
私は---目の前に光ファイバーが来ていて利用できない状況---って「選択の自由を奪われている」と思います。さて!選択肢が広がることに対し、どのような「デメリット論」が出てくるのであろうか?
私は楽しみにしています。
追記
会議の席で「お年寄りにはインターネットは不要」と言う趣旨の発言がありました。これほど現実を無視した失礼な発言はありません。こんなところにも「保守的な若者」を感じます。
病院や老人福祉施設では積極的に「インターネット」が活用されています。キーボードを触ることで「アルツハイマー病が軽減した」と言う研究発表すらあります。体の動きに制限が出る「お年寄」こそ、大いなる趣味になることをご存知ない発言です。
kankeinonai追記
昨夜、PLの花火大会がありました。1時間あまりで、10万発以上を上げる「大迫力」です。撮影した写真は250M約300枚に及びます。編集をして『近畿の風物詩』でご紹介しています。是非ご覧下さい!
この日愛娘かおりは、親の力を借りず二人できる「結婚の容」を選び『入籍』しました。おめでとう!
030803(日)懲りない連中
いくら「公的資金」を投入しても改善しない銀行経営。政府は、主要金融機関15行に対し「業務改善命令」をだしました。
マンション計画を依頼され、その事業収支を組んでみました。立地条件がよく「グッドな答え」が出るのですが、資金調達に難があります。クライアントがお持ちの不動産(土地建物)だけでは、どうも担保不足です。そこで、事業内容に対し「融資を受けられる銀行」を探していました。
某銀行が名乗りをあげてくれました。
この銀行、経営破綻して「統合再生」したのですが、再び経営破綻し『再々統合』した前科を持っています。これだけ痛い目にあってきて「やっとアクティブになった」のかと思いました。当方から出向き、事業計画を詳細に説明し、融資の検討をお願いしたところ『担保(土地)はどれだけありますか?』という返事でした。
なんや!ナンも変ってヘン!経営破綻した体質「そのマンマ」やん。
土地担保でしか「カネ貸さへん」のやったら、事業内容なんか説明させるなよ!
何時までたっても「事業評価」が出来ない金融機関。なんと「学習効果のない連中」であろうか。

土地担保でしか「カネを貸さん」ことを繰り返せば、何処まで行っても経営は改善しません。何故なら「まだまだ地価は下がる」からです(030801に公表された公示価格は今年も下落している)。
銀行が立直るには「不安定な土地担保」に頼るのではなく、事業評価をして「優良な事業には積極的に融資する」ことであろう。それが出来る人材を漁った過去があるではないか!
なのに「入り(貸出しによる金利収入)を押え」「出(高給」を野放図」にしていては、いくら公的資金の投入を受けても「共食い」で消えるだけだ。ホンマ「懲りない連中」やね!
 関係のない追記
昨日のこと。高知からのお客様をご案内してユニバーサルスタジオ・ジャパンへ行って来ました。明日「USJにて」と題してご紹介します。
030804(月)USJにて
近畿探訪「大阪」に収録
030805(火)何はともあれ
万年倒産予備軍のMACですが、何はともあれ「今年2物件目(写真)」の設計開始です。
私とかおりの二人だけの事務所で、かつてのように「大きな物件」を手がけるパワーはありませんが、こつこつとやるには「お似合い」かなと思っています。

同時進行の計画案が他に2物件あるのですが、バブルの頃と違って、簡単には「ゴーサイン」がでません。気長に根気良く「煮詰まるときを待つ」しかありません。

更に…
昨年改正された都市計画法(21条2項)に基づき、某市に対し「民間による提案型再開発」の申し出を行っています。石原氏率いる東京都では活発に行われている手法ですが、インターネットで検索する限り近畿での実例が見つかりません。だから、実現すれば『近畿で初めて』かもしれません。
現時点は、行政サイドで「提案受容れの条件」を検討中です。門前払いなら検討もないわけで、全く「実現の可能性がない」訳ではありません。推定工費は20億円を越え、上手く行っても実現には、1〜2年程度かかると思います。
その日暮らしをしていますが、こんな「とてつもない仕事?(夢かな…)」にチャレンジすることで、建築屋の矜持を保っています。
030806(水)敬服
数日前に韓国の報道機関から、北朝鮮に拉致され日本に帰還した人達の家族を「日本に帰す用意がある」と伝えられました。これにタイミングを合わすようにNGO組織・レインボーブリッジ(北朝鮮御用達との説もある)から、写真や手紙がたくされて来ました。

これに対する、先に帰国した5人と拉致家族連絡会の皆様の態度には敬服します。
北朝鮮のもくろみは、拉致家族の結束を乱し、日米のスクラムを崩すことにあるのはミエミエです。ただ、政治とは別に「家族の情」には特別のものあり、彼らが「感情のまま」に行動したとしても非難できるものではない。にも拘らず、この抑制された行動は如何であろうか!
拉致されていた二十数年間に「日本が無くしたもの」を、彼らは持ち続くけていたと言うことであろうか。敬服するしかない。
030807(木)架空通貨
030328に購入した「架空通貨」(池井戸 潤/講談社文庫)をやっと読み終えました。
不慣れな作家の作品を読むのは遅速のほうで、投げ出さずに最後まで読み終えたのは奇跡です。ほぼ中間まで読むのは苦痛でした。その理由は、ストーリーにあります。
長野県辺りの設定された架空の自治体が舞台です。
地方企業の完全な企業城下町で、企業が発行した「社債」が通貨代わり(架空通貨)となって「地方経済を蝕んでいく」と言うものです。
この設定に無理があると思ったことが、益々「読むことに苦痛」を感じさせていました。
作者は、元銀行員で「社債発行」の関するスペシャリストのようです。荒唐無稽に思われた「架空通貨」ですが、作者の緻密な構成で『実は現実に起こりえる』ことだと理解させられていきます。このあたりで、ちょうど中間に当ります。ここから先は一気呵成に読み進みました。まさに「知的サスペンス」です。大いに「一読の価値あり」です!

特定の企業城下町で、その企業に依存することでしか生活できない環境ともなれば「発行量が適切であれば代理通貨としての機能を持ちえる」ことも分りました。まあ小説では、発行高が暴走して「企業も町も滅亡」していきますが…
追記
この小説を読んで思わぬ勉強をさせてもらいました。
銀行が行う「貸し剥し」に憤慨してきましたが、お金を借りるときの契約書の契約約款に「銀行の都合でいつでも回収できる条項がある」ことを初めて知りました。だから、貸し剥しは違法行為ではありません(道義的には許せませんが!)。
030808(金)野鳥の聴覚
蝉の声が猛威をふるうようになりました。とても「蝉時雨」などと優雅に構えていられません!
それに連れて、街中からスズメやヒヨドリが一気に姿を減らしたことにお気づきでしょうか?

夏になると「野鳥が減る」ことは、日本野鳥の会の「探鳥会記録」から知っていました。野鳥には「蚊や昆虫」を捕食する種類が多く、夏は「餌が溢れる季節」というわけです。だから「人里に近づく必要がない」と理解しています。しかし、スズメやヒヨドリはもともと街鳥で、餌云々は関係ありません。これは如何なることなのか?以下は私の推測です。
蝉の声は全ての音を奪ってしまいます。スズメ・ヒヨドリといえども無防備に暮らしているわけではなく、聴覚を研ぎ澄ませて危険から身を守っている違いない。ところが「蝉の声で聴覚を奪われてしまう」ため、蝉のいない草原へ避難する。だから「蝉が鳴くと街鳥が減る」と思うのだがどうであろうか?
030809(土)イラク特措法
飽きっぽいのはマスコミだけの特権ではない、政治の世界も相当なものです。あれだけ問題になった「イラク特措法」も成立したとたんに忘れられた感があります。政界の中心は「自民党の総裁選とそれに続く総選挙」に移ってしまいました。お陰で気の抜けた話題ですが「イラク特措法」を私なりに考えてみます。

日本は「アメリカの要請に応えて」自衛隊を出そうとしています。
ただ、マスコミ報道だけを聞いていると「日本だけが要請された」と勘違いしてしまいます。アメリカの要請に応えようとしている国は「60カ国に及ぶ」ことを、マスコミは正確に伝えるべきであろう。国民1人あたり「2丁の銃がある」と言われるイラクの治安回復には、兵力の逐次投入では絶対無理で「大兵力を投入して一気に治安回復」する必要があります。だからこそ、60ヶ国が参加表明をしているのです。従って、この任務はPKFとPKOの中間にあると言って過言ではありません。
 ・政府は「安全」とウソを言い
 ・野党は「60ヶ国に及ぶの国際協調」を隠そうとする
ようはどちらもフェアではない。我国は「国際貢献をすべし」と思うが、自衛隊には「充分な自衛手段(武器)を持たすべきだ」ろう。政府も野党も「自衛隊の犠牲」を政争の道具に断じて使うべきでない!
追記1
アメリカの呼びかけに、ドイツが反発しているそうな。
米ソの冷戦は終結し、アメリカの一国支配が目立ち始めたら、またドイツかい。世界史は、アングロサクソンとゲルマン民族の対立をまたも繰り返すのであろうか?
追記2
有事法制が成立し「国民保護法制」が急がれています。それに伴い全国知事会議が催され「知事に自衛隊の指揮権を与える」よう決議されました。この要求を「当然のこと」としたマスコミが多かったようですが、軍事オタクに近い私から見れば、両者共不勉強に思えて仕方ありません。指揮権は「単純なほどよい」というのが、軍事の常識です。簡単な事例を言えば「県境で侵略軍を迎え撃つ」場合、どちらの知事の指揮下に入るのであろうか?
断じて自衛隊をマスターベーションの道具にするべきではない!
030809(土)台風10号
 AM4:45 
強い台風といわれる台風10号は、只今「淡路島を通過中」で我家まで海上直線50kmと迫っている。刻々と風雨が強まっており、予想進路は「直撃」を示している。
大阪で暮らし38年、一度も台風の直撃を受けていません。今、大阪の「安全神話」が変るときを迎えようとしています。
 AM7:00
6時に兵庫県西宮市に再上陸。一時、風雨が弱まったが吹き返しが始まりました。ただ、暴風圏は消滅しようとしており、今回も「空振り」に終わりそうです。これでまた、大阪の「安全神話」が続きそうです。
 AM10:00
風は強いものの雨はあがりました。時折晴れ間ものぞきだした。
 AM11:00
予定通り「月参り」に行ってきます。
台風の最大の被害は、夕方から7人で予約していた「鱧のフルコース」が、入荷不能でキャンセルされたことです。残念やね〜
030810(日)あれから4年
近畿地方における公共交通機関の「バリヤフリー化」の進展は素晴らしい!
そんな風景を見て、昔の記述を思い出しました。まず---990312最近の報道から---を抜き出してみます。
 JRと車椅子
昨日の朝刊にこんな記事が出ていた。車椅子の青年が「(彼が利用する)JR駅にエレベータがないのは、行動の自由を保障した憲法に違反する」として訴訟し、その判決が出た。JRの対応に問題もあったようで、憲法判断には触れなかったが、賠償金の支払いを命じている。傷害者の面倒を「JRが行うのが当たり前」と言う前提での訴訟である。判決もこれを「是」としている。この感覚で海外旅行をしたならば、彼は戸惑うであろう(「990115「ボランティアに付いて」を参照されたい)普遍性を述べるなら、この問題はどんな施設にも当てはまる内容である。私は類似の訴訟を恐れる…
では上記文中にある---990115「ボランティアに付いて」---を抜き出してみよう。

---友人と私の旅行先をたせば、主な先進国を網羅できる。そこで、日本のボランティア事情に話が及んだ。
障害者に対するハード面の対応は「日本が最も進んでいるのではないか?」の私の意見に彼は全面的に賛成してくれた。ただ、ソフト面では「欧米のほうが先進国かもしれない」と言う私の疑問に、彼は「意識の差」を上げた。欧米では障害者自身が実に明るい。それに対し、我が国では「暗さ」が付きまとう。最近、早稲田の学生で「障害者は不便であるが、不幸ではない」と言った内容の本を出した人がいる。彼など例外であろう。

以前の出来事である。
地下鉄の階段で車椅子がとまっている。階段を上がるには「誰かに運んでもらう」しかない。なのに誰にも声をかけず、健常者が申し出るのを待っている様子である。その点「日本人はシャイ」で、気持ちはあってもなかなか出来ない。私が「運びましょうか」と声をかけたところ「お願いします」とのこと。周りの若者に「お手伝いをお願いします」と呼びかけたら、あっという間に集まった。とかく「今の若い者は…」と言われるがそんなことはない。
同様の事例で違う経験もある。
声をかけたところ「駅員を呼びなさい」と命令された。ここには「健常者が助けるのは当たり前」の意識がある。これではボランティアが成り立たない。援助をするのは当然であっても、感謝の気持ちは有って欲しい。

彼(友人)が言うには「外国では駅員が手伝うことはない」そうである。双方に自然さが有ると言う。そこで、日本の障害者の意識で「外国に行ったら大変だろうな」と意見を口にしたら『だから行けへんやないか』との返事であった。

ちょっと長くなったが引用しました。
『あれから4年!』我国の変化に触れてみようと思います。ただ、全国を論じるほど知識がないので「近畿地方」に限って感想を述べたい。
建造物のバリヤフリー化を定めた「ハートビル法」が、今年4月に改正強化され「誘導基準から義務付け」に変りました。
公共交通機関では、JR敗訴をうけバリヤフリー化を急いで来ました。今では、小さな駅でも「エスカレータかエレベータがある」時代となりました。想像するだに関係機関の費用負担は膨大であっただろうと思われます。
およそ、物事への対応は「ハードとソフト」で成立っているのに、法や判例で「ハードの整備」を強要したため、益々「ソフトがおろそかになった」と、私は思えてなりません。

駅での風景は…車椅子の人が来ようものなら「絶対に乗客にさわせない」で、駅員が腫れ物でも扱うように介護に当ります。多少なりともボランティア経験を持つ私は「ボランティアとは、市民間で自然発生的に行われもの」と考えています。駅員だけで行われる事態は「本当に良いこと」なのであろうか?

中世からの文化を守り、石段だらけのヨーロッパで「ボランティアに囲まれて暮す傷害者」と、ハードは立派だけどヒューマンリレーションのない日本!
さて、彼方はどちらを望まれるであろうか?
030811(月)トンボ
先週、あまの街道を歩いたとき、三都神社付近の田んぼでこんなに綺麗なトンボを見つけました。
ご覧のように、茄紺色で、幅広の羽を持ち、羽ばたくように飛んでいました(普通、トンボはグライダーのように滑空する)。
名前が知りたくて「トンボ・図鑑」と入れて検索たところ、野鳥に負けず劣らずサイトの多さに「趣味の人が多いんや」と思いました。

趣味の世界でも、このトンボは特異な存在らしい。多くのサイトでトップページを飾っており、お陰で直ぐに名前が分りました。見たマンマの「チョウチョトンボ」というそうです。野鳥と同じで、先人達は分り易い名前を付けたようです。私は、微笑んでしまいました…
030812(火)「選択肢」を考える
人それぞれ、立場により価値観が変わります。今日は「選択肢が広い」ことの善し悪しを考えてみたいと思います。
まず、選択肢を供給する側について考えてみます。
メーカーやディーラーにとって「選択肢が広がる」ことは、競争相手が増えることを意味します。その意味で、敬遠されるように思いますが必ずしもそうではありません。供給側といっても、競争力のある企業は選択肢の拡大をチャンスと捉えるようです。まさに、立場によって評価(価値観)が変わると言えそうです。
では、供給を受ける側=ユーザーにとって「選択肢が増える」ことは如何なる意味を持つのであろうか?
私は、単純に「歓迎すべきこと」と思っていましたが、そうでもないという意見があります。このことを抽象的に考えると分り辛いので、具体例として「電子レンジ」に登場してもらいます。

昨年、引越しのお祝いに電子レンジを贈りました。
この電子レンジ、実に選択肢が広いのです。単純に「暖めるだけ」のものから、あらゆるセンサーがついて「本格的に料理が出来る」モノまであります。値段もバーゲン品の5000円程度から多機能付き15万円くらいまで開きがあります。
このように値段と性能の巾(選択肢の広さ)はビックリするほどです。それだけに、きちんと「欲しい性能」を決めておかないと、店員の口車に乗せられて「必要のない高級品」を買う羽目になるかもしれません。
 ・自己責任で選択出来る人にとっては「選択肢の広さ=良いこと」と言える
 ・自己責任で選択出来ない人は「騙される可能性」がある
こんな風に言えるのではないでしょうか。しかし、騙される可能性があるからと言って、法律で「高性能・高級品」の生産を禁止すること等論外と言えます。そんなことをすれば、本当に「高性能・高級品が欲しい」人の選択肢を奪うことになります。

話題を変えて…
義務教育では「落ちこぼれをなくす」と言う大義名分で、最も「理解度の低い児童」に照準をあわせた教育を行ってきました。このこと事態は非難すべきことではないのですが、問題は「理解度の高い児童を放置した」ことです。いわば、電子レンジに例えれば「高性能・高級品の生産を法で禁止した」状態でした。そのため我国は、教育レベルの国際比較で大きく遅れをとることになりました。
更に話題を変えて…
前出の義務教育を「先端技術」に置換えてみたらどうであろう。自己責任で選択できない人が「騙されないよう」に『先端技術の開発を禁止する』ことにでもなれば、技術立国・NIPPONは立ち行かなくなります。

どうも、我国は「護送船団方式」で底辺に合す傾向があり、それが「天才を嫌う」傾向に現れています。しかし、我国が更なる飛躍を行うには、底辺保護だけでは無理があります。先端技術の開発普及に「選択肢の拡大」は不可欠な要素です!そのためにも、各自に判断力を養うように「自己研磨」をお願いするしかありません。
追記
カリフォルニア州知事選挙に「シュワちゃん」が立候補して話題を呼んでいます。
この選挙、9日に立候補が締め切られたのですが、なんと候補者は400人を越すそうです。供託金が50万円弱と安く、お手軽に「メモリアルとして立候補」する人が多いことが理由だとか。
さすがは自由の国で「選択肢の多さ」が歓迎されることも大きな理由であろう。
kankeinonai追記 AM4:15 
雷鳴に混じり、遠くかすかにヨタカの鳴声が聞こえ、目が醒める。忙しい今日の始まり…
030813(水)事故
先週のこと、高知に住む長男から「事故を起こした」と連絡がありました。
幸い、物損事故で怪我人もなく「保険で補償できる程度」だったようですが、あの慎重な息子でも「事故を起こすのか…」という思いがありました。
そのことが話題になったとき、末っ子が「事故は起きるもんだ」と言い出しました。
なにせ、1年数ヶ月の間に「5台を廃車にした」前歴を持つだけに、割引して聞く必要がありますが、それでも説得力がありました。
ようは、どんなに注意していても「貰い事故」もあるわけで『絶対事故を起こさない』ことなどありえないという。必要なことは、事故を大きくしない心配りこそが必要で、そのために「運転は慎重であるべき」という。
車の運転を知らない私は「そんなもんか」と聞くしかありませんが、皆様はどう思われますか?
030814(木)大改造
突然電話が入りました。「大改造があるのやけど、設計を纏めてくれる人を紹介して」という。ならば「私がいるではないか」と、でしゃばってみたものの、これは大変です!
大手ハウスメーカーA社→大手ハウスメーカーB社→リフォーム会社→大工さん…こんな流れで、持余し気味に「たらい回し」しながら、だれもこの仕事から下りていません。この長すぎる流通経路が問題です。大工さんが100円の見積りをしたとして、さてクライアントに届くときは「如何なる金額」になっていることやら…お気の毒に思うけれど「私に何ができる」ワケでもありません。
奈良市菅原町の旧家で、大変温厚なクライアントでした。
この菅原町「菅原道真卿・生誕地」と言われる菅原神社や善光寺といった名刹があり、まわりを見渡しても由緒あるお家が並んでいます。
dogfight注:菅公生誕地は各地にあり、京都の小椋池付近の説も有力と聞いています
お話があったお家も「築後50年経過」しており、立派な木材が使用されています。とは言え、耐震性の問題や断熱など、現代にそぐわないことも事実です。もう「子育ても終わって、広すぎるので…」と、一部を撤去して縮小大改造です。どのくらい大改造かというと…
 ・ジャッキアップして「基礎を整備」足元の強度を確保
 ・外壁の全面改修。耐震生を高める
 ・屋根の全面改修。軽量化と断熱性能の向上。耐震性の向上
 ・バリヤフリー化
 ・洗面、浴室、ダイニングキッチンの建替え
 ・和室の洋室化
と、まあ「建替えた方が安い」のですが、歴史ある町の雰囲気を守りたいことと、ご先祖様の家を受継ぐ目的を語られれば、経済性優先の話など霞んでしまいます。
ひ孫請け以下の末端に位置しますが、こんな仕事も「面白いな」と思っています。

030815(金)■靖国神社

また夏が来て、8月15日がやって来ました。
国靖かれと願い、戦いに散っていった先達に哀悼の意を捧げます。
---安らかにお眠りください---
今日、日本があるのは尊き犠牲を捧げてくださいました皆様のお陰だと感謝致します。
何時の日か、靖国神社に参拝し直接お礼を申し上げたいと存じます。
ありがとうございます

030816(土)脅迫商法
陽子ちゃんはMACの元マドンナで、今は大阪で3代50年続く「沖縄料理・梯梧家」の若女将です。「お店のホームページを作ろう」と相談中に、お店の方で「とんでもないこと」が起こっていました!
飛び込みでやって来た、某リフォーム業者が「放っておけば大変なことになる」と屋根の改修を勧め「120万円掛かるところ90万円でやってあげよう」と持ちかけたそうな。呆然としているところに「威しとすかし」で契約してしまったという。
出先に、陽子ちゃんから「悲鳴」が聞こえて来ました。
おそらく「脅迫商法」だろうと思ったのですが、見てみないことには分りません。ことは緊急を要しており、念を入れるため工務店をしている友人を誘って駆けつけました。
屋根は、亜鉛メッキ鉄板の瓦棒葺きで、塗装が剥げてきている程度でした。まあ「数年の内に塗り替えるように」と伝えました。契約はクーリングオフして事なきを得たのですが、怖い話しです。

追記 見積書も見たのですが…
---屋根吹き替え(廃材処理共)48u 1式90万円也---といった至極簡単なものです。どう考えても半額以下でできることだし、オーバーレイ(表面材を被せる)工法ならもっと安い金額で済む。素人を騙して、不要な工事をさせた上にぼったくりの金額です。皆様、契約証にサインなさる前に「信用できる専門家にご相談を」ご注意ご注意!
関係のない追記
東京都知事・石原新太郎氏のメルマガで、日本の正式国家名を募集していました。このたび、40種がノミネートされました。抱腹絶倒から深刻なものまで各種とり揃っております。お暇な折にでも是非ご一読を!
030817(日)お手伝い
脅迫商法で触れたように、大阪で3代50年続く「沖縄料理・梯梧家」のホームページを作っています。とりあえず「たたき台」は私が作ったのですが、内容の吟味と共に「テクニックの向上」は息子の力を借りるつもりです。
梯梧家のある「天五中崎通商店街」は、中崎町と天神橋筋五丁目商店街を結ぶ商店街です。今ではIT革命の流れからは全く取残されたエアポケットとなっています。

「日本一長い商店街」と言われる天神橋筋商店街は、1丁目から6丁目まであります。
天神橋筋商店街全体としてのホームページがあり、更に丁目ごと(例えば:天五商店街)のホームページを持っています。また、天神橋筋商店街から枝分かれした商店街が幾つかあるのですが、こちらも固有のホームページを持っています。これらの商店街は、天神橋筋商店街を幹にして、各商店街はツリー型のリンクを組み、ウェブネットワークを作りあげました。この試みは大成功を収め、一時はシャッターの目立った商店街を見事に活性化させました。
この流れから「置いてけぼり」を食らったのが「天五中崎商店街」です。その理由は…
天神橋筋商店街の「枝」に過ぎない天五中崎通商店街が、なんと「四つの商店会に分裂」しており、天五中崎通商店街統一ホームページなど「夢のまた夢」です。お陰で、幹(神橋筋商店街)から分かれて天五中崎商店街に入ると、途端に人通りが途絶え、シャッターが目立ちます。

梯梧家のご主人が天五中崎通商店街の1/4の商店会会長になったことから、活性化について相談を受けました。
まずは商店街のイメージを統一するため「商店街のホームページ」を作り、天神橋筋商店街のネットに参加することを勧めました。でも、一言提案しただけで「ウエブデザイン事務所から金(賄賂)を貰った」との噂が立ち、デッドロックに乗り上げました。前途多難です!
どうも危機意識がない上に、足の引っ張り合いに終止しているようです。web検索しても、天五中崎通商店街でホームページを持つ店舗を見つけるのは容易ではありません。こうなれば地道に仲間を作っていくしかありません。まずは、梯梧家のホームページを立上げ「相互リンク」ができる仲間を募り、輪を広げていくことにしました。
そんな第1歩のお手伝いです。言わば「ネットワーク化の礎」で、商店街のテイクオフになれば嬉しいなと思っています。そのときは、当然「プロにバトンタッチ」となります。いつまで私の「お手伝い」が現役でないことを祈るばかりです。
kankeinonai追記
突然、我家に「Pentium4 Supporting Hyper-Threaging Technology-2.6GHz」CPU搭載の新マシンが届きました。今まで、Pentium3-450MHzだっただけに、いきなり6倍のスピードになります。Threaging Technologyとは、擬似的に2台のCPUで「並行処理」をする優れものです。おまけに、48倍速CDR機能付きDVDです。で、何で届いたのか?
先日、高知から6名様ご一行をご招待したお礼だそうです。過分なお礼に感謝感激です!
030818(月)寄稿
某旅行情報誌の編集を担当する会社からメールが届きました。
「秋の温泉特集」をするとのことで、私のホームページをみて連絡を下さったそうです。担当の方と電話で連絡をとり「お役に立てれば」と言うことで、簡単な寄稿をさせていただきました(採用になる保証はありません)。
今回の、特集は信州以西ということで、思い出に残る「美濃市・湯の洞温泉湯元館」をご紹介させていただきました。ここは、気まぐれと間違いの重なりで偶然訪れたことから、すっかり好きになったところです。近畿探訪私のグルメでご紹介しています。これからの季節は「松茸」をメインに川魚が楽しめます。せひ彼方も如何でしょうか!
030819(火)おかず
床屋で「残り少ない髪」を切ってもらっていたら、隣の席から会話が聞こえて来ました。
  「たこ焼きをおかずにご飯を食べられヘン人は大阪人と違いますヤン」
私は思わず笑ってしまいました。
関東からお越し頂いた方が驚くメニューに「うどん定食」や「ラーメン定食」があるそうです。私は見慣れているので、今更驚きはしませんが『うどんやラーメンをおかずにご飯を食べる』など、38年経った今も理解できません。
会話は更に続き、大阪では「お好み焼きをおかずにご飯を食べるのは当然」だそうです。私は、お好み焼きが大好きですが、残念ながらおかずには出来ません。こんなことが踏絵となって、何時までたっても大阪人になれないでいます。
友人の娘さんがデパ地下の食品売り場にお勤めだそうです。それなりに工夫があるようですが、どうしてもあまりが出ます。あまりは「廃棄」と呼ばれるそうで…
デパ地下閉店後は、売り場の職員相互で「廃棄交換会」が開かれるそうです。私は思わず笑ってしまいました。捨てたことにして、様々な業者の職員が「食品を交換して持ち帰る」風景が目に浮かびます。これも不況下で「生活を守る」知恵なのでしょう…
030820(水)DVD
韓国の電機メーカー某社が作った製品に、どうも良い思い出がありません。
コンピュータのCTRは文字が滲んで読み辛く、殆ど新品で他所へあげてしまったのですが、やはり評判は良くないようです。マニュアルは画面で見るようになっているのですが、韓国語の次に英語・フランス語・ドイツ語と続き、聞いたこともない言語まであるのですが、ついに「日本語が出てこない」不思議な商品でした。思わず「こんなんで日本へ輸出するなよ!」と叫んでしまいました。

次に、同社のDVDを購入しました。
学習機能がなく、毎回「設定をする」必要があります。その設定が、何とも上手くいきません。何度設定しても「日本語にならず」字幕スーパーで見たこともあります。
先日も、同様なことがありました。日本語にはなるのですが、字幕スーパーが消えません。そのまま見る羽目になったのですが、このいい加減な性能のお陰で面白いことを発見しました。
---映画の字幕スーパーと吹替え音声が一致していない---のです。
考えれば肯けるのですが、吹替え音声通りに文字を挿入すれば「画面は文字だらけ」になるでしょう。映画の翻訳作業って「大変ナンヤ!」と感じた次第です。
030821(木)先生
「先生」という言葉に如何様なイメージをお持ちであろうか?
心から尊敬できる方が減ったことから、大方は「小バカ」にしたニュアンスをお感じだと思います。俗に「先生と呼ばれるほどのアホでなし…」ということでしょう。先生と呼ばれた方も「あんたより先に生まれたから、先生やね…」と達観なさっていることも多いものです。
ただ…私は、先に生まれたことに「敬意を表する」のは大切なことだと思っています。
私の母は、兄弟を「兄ちゃん・姉ちゃん」と呼ばせ、決して兄弟間で○○君といった「水平関係」の呼称を許しませんでした。また、従兄弟間でも、1日でも年長であれば「小父さん・小母さん」と呼ぶように教育されました。さすがにこれは、呼ばれるほうが嫌がったので、結局「○○さん」となりましたが『幼長の序』を学ぶよい機会となりました。

今わが国に、秩序の乱れを色濃く感じますが、案外このような「年長者に敬意を表す」ことを忘れたところに原因を感じます。さて?皆様は如何様にお感じでありましょうか…
030822(金)繰り返す
インターネットの歴史を調べていて「?」と感じたことがあります。
1957年「ソ連が世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功」したことで、アメリカ政府は「宇宙からの攻撃」に危機感を持ったようです。ホストコンピュータを頂点とする「ツリー型ネットワーク」では、宇宙からの攻撃に一たまりもない。そこで---討たれ強い---端末間を結ぶ「アメーバ型ネットワーク=ARPANET」が始動した。それがインターネットの発祥という説があります。元祖かどうかは別にして、スプートニクの成功が『集中型から分散型』へ流れを変えたことは面白い現象です。
   『集中型から分散型へ』
このことは、ツリー方の流れを汲むEWSを駆逐し、一気に「パソコンの一人勝ち」の世界を作ってしまいました。ところが…
私は、通信とCPUの高速化で、再び「集中化が始まった」のではないかという感想を持っています。
ネットサーフィンをしていて「これをご覧いただくには○○のダウンロードが必要です」というメッセージに出会います。ホストからパソコンに取り込む行為こそ「集中化」ではないか!と、思う次第です。さらに、国が進めている「情報ハイウエイ」ができれば、ダウンロードすら必要なく、ホスト内で演算して「結果だけもらう」ことにななりはしないだろうか。こうなれば立派に「元の木阿弥」です。まさに「歴史は繰り返す」ことになる。
追記
軍事の世界では「繰り返し」が多い。
---戦艦と航空機---どちらが強いのか!
大艦巨砲主義の時代に、航空機の強さを証明したのが「真珠湾奇襲」でした。太平洋戦争は「航空機運用」の思想が結果を左右したといっても過言ではありません。しかし、接近防御システムの充実やイージス艦の登場で、再び「戦艦優位」の時代がきました。
戦車の---主砲と装甲---も繰り返しの歴史です(このテーマは長くなるので後日に)。
030823(土)旧交
「写真D便り」に収録
030824(日)高齢者とインターネット
わが団地への高速ネット接続方式の導入をめぐり、専門委員会ができたものの、方向性も定められないまま第1回会合が終わりました(030802(土)光ファイバー導入専門委員会)。第2回会合の連絡がないため、今後の展開は不透明ですが、息子がこんな資料を見つけてくれました。
導入に対し、消極的な方がいるのですが、その論拠に
 ・わが国に光ファイバー網はいらない
 ・そんなに需要はない
そんなに需要はない…理由に『年寄りにインターネットはいらない』という不見識な意見でした。
私は、お年寄りにこそインターネットが必要と思っています。現実もそのように動いているようで、コンピュータニュースに『もはやシニアは20〜30代並のヘビーNetユーザー - ネットレイティングス調べ』という記事が載っています。
ネットレイティングスは20日、2003年7月に行ったインターネット利用動向調査の結果を発表した。家庭からの月間平均アクセス時間は14時間18分16秒で、前年同期に比べ約31%の大幅増となったほか、年齢別では40代以上、特に60歳以上のシニア層で大きな伸びを見せている。

月間平均利用時間で、年齢別に見て最も大きい伸びを示したのが60歳以上の層で、前年同期が9時間5分22秒だったのに対し、今年は16時間16分1秒となり、その比は実に179%。今回の調査で最も平均利用時間の長い25〜29歳の16時間41分23秒に続き、利用時間順位では2番目に位置している。そのほか高い伸びを示したのが2〜12歳の163%(5時間47分20秒)、50〜59歳の150%(12時間33分3秒)、40〜49歳の147%(14時間30分32秒)。従来20〜30代に比べて利用時間の短かった層が大きく伸び、ネット利用時間の年齢間格差が縮まっていることが判明した。

利用時間帯別では、前年の調査では20時台からネット利用が増えて21時台・22時台がピークだったのに対し、今年は19時台から増加し21時台がピークとなっている。これについて同社チーフアナリストの須藤修司氏は「インターネット利用のピークがテレビのプライムタイムに重なってきている」とコメントし、インターネットがテレビのようなマスメディアとして機能し始めていることを指摘している。

上に述べたデータの対象は、PCによる自宅からのアクセスに限られている。調査期間は7月1日から7月31日までで、30,000名以上の調査パネルから収集した利用データと利用者属性データを集計したもの。
さらに、高速接続が増えている資料もあり、件の人物の「消極論」に首を傾げざるをえない。
 関係のない追記
昨夜、毎月行っている『趣味の集い(まだ名前がない)』が行われました。最も若人で52歳、最高齢が77歳まで都合10人が今月の参加者です。
規約など何もなく「安い料金で美食を楽しむ」のが目的です。あるお店を借り切り、この日の料理は『魚づくし』です(飲み代込みで会費は5000円)。
参加者の一人が、プロのフラメンコギター奏者で、写真のように演奏つきの集まりでした。
「好奇心いっぱい」の元気な年寄りが多いことをお忘れなく!
030825(月)睡眠事情
なにせネタ不足で…
ストックしていた話題も底をつきました。そんな訳で、最近の「睡眠事情」でお茶を濁そうとしております。
睡眠時に使用しておりますマシン、大変な優れもので、私の睡眠中の記録をとっております。
毎月の定期検診で「機械の使用料」を払います。消耗品等の補給は使用料に含まれており、定額以上の出費はありません。
マシンは、数ヶ月ごとに病院へ運び、マシンの調整が適切かどうかチェックいたします。私の場合、マシンの圧力は4〜8気圧にセットされており、気圧変動はセンサーで自動調整されます。
調整項目 正常範囲 私の場合
無呼吸数 1時間当り5回以下 平均2.5回/h
最高圧力 10%以下 8%

チェックの結果はご覧とおりです。
機械を付けて寝ても、まったく無呼吸がないわけではありません。概ね「25分に1回覚醒している」状態です。でも、マシンがなければ「2分に1回目が醒める」ので、随分改善されています。
睡眠に最高圧力(私の場合=8気圧)までマシンが反応する許容量もあっており、今は「私の安眠は確保」されているといえそうです。
030826(火)白鷺
私の住む地域の近くに「白鷺」と言う地名があります。その隣には中百舌鳥があり、古来より野鳥の多かった地域であろうと想像しています。奈良には法隆寺のある「斑鳩』がありますが、これもイカルと言う野鳥が多くいたことから付いた地名だと聞いています。また、白鳥(シラトリまたはシロトリ)と言う地名など全国各地にあり、白鳥(ハクチョウ)や鶴などが飛来していたのだろと思います。

ところが、野鳥に興味を持つようになってシラサギと呼ばれる種が存在しないことを知りました。
白鷺とは『白いサギの総称』です。それでは、白いサギに如何様な種類がいるのか!ご紹介をしてみようと思います。
コウノトリ目サギ科ダイサギ(夏鳥)90cm
(狭山池では常連・030606撮影)
 ・ひときわ大きく、容易に区別できる
 ・夏は、嘴、足とも黒色(幼鳥の嘴は黄色い)
 ・水辺を好む
コウノトリ目サギ科チュウサギ(夏鳥)69cm
(減少しつつある種。狭山池でも珍しく、夏の一時期だけ観察できる・030821撮影)
 ・コサギよりやや大きい。
  大きさだけではコサギと区分けは難しい
 ・嘴が短い
 ・夏は、嘴、足とも黒色(写真は幼鳥らしく、嘴は黄色い)
 ・草地を好む
コウノトリ目サギ科コサギ(夏鳥)61cm
(狭山池では常連・030716撮影)
 ・もっとも小さい。
  大きさだけではチュウサギと区分けは難しい
 ・夏は、嘴は黒色、足もとは黄色
 ・水辺を好む
シラサギと呼ばれる種は、上記のようですが、白いサギならまだこんな種類があります。
 ・アマサギの冬羽および幼鳥は白い---コウノトリ目サギ科(夏鳥)51cm---
 ・アオサギの色白なもの---コウノトリ目サギ科(留鳥)93cm---
 ・クロサギ(白色型)---コウノトリ目サギ科(留鳥)62cm---
まあ、小難しいことは抜きにして、白いサギを見て「アッ!シラサギや」と楽しめたら、それで良いのではと思います。
030827(水)ハイリスク
あるメルマガにこんなコラムが載っていました。
---博打には「ハイリスク・ハイリターン」というルールがあるが、ビジネスにはそんなルールはない---
この意見にまったく同感です。ようは、ハイリスクの仕事だからといってハイリターンが約束されているわけではない。極論すれば「ハイリスク・ノーリターン」だってありえます。
長引く不況は、ビジネスモラルを低下させました。---商品や情報などを提供して代価を得る---のに、まるで乞食のような扱いで、なかなかイコールパートナーとならない。
好き放題のスペックを指定して、費用は「指値」など珍しくもない。スペックと指値がバランスが取れていれば良いのですが、ハナから無理難題で「ハイリスクな仕事」というわけです。
 ・スペック優先なのか?
 ・指値優先なのか?
クライアントに迫るのだが、まあ本音は聞かせてもらえない。無理難題の挙句に「約束不履行」で切り捨てられる可能性もなきにしもあらず。

このように書き進むと、受身側だけが「ハイリスク」に聞こえますが、そうでもない。
必要な金は「いくらでも出す」から『本当に良いものがほしい』とリクエストしても、願いが叶えられる保証はない。特に建築のように「流通経路の長い分野」ともなれば、クライアントの希望はどんどん希釈され「妙に利益の良い仕事」として食われてしまうだろう。結局、金に糸目をつけずリクエストしても、無理難題で買い叩いた商品と「大差ない」のが、不況時代の現実である。
本物が欲しい人にとって、これまた「ハイリスクな時代」といえそうだ。
030828(木)尊敬度
テレビを見ていて、思わず笑ってしまった。
中学生に「先生を尊敬しているか?」というアンケートをしたところ、尊敬していると答えたのは僅かに「21%」だったそうな。ちなみに…
 ・50%未満では「国家の存続が危ぶまれる」
 ・中国、アメリカ、ヨーロッパ諸国は軒並み80%を越えている
それにしても21%とはね〜
日教組バンザイ!教育の成果ここに極まれり!おめでとう。
国を否定、親は無視、道徳は不要で、誰も「尊敬する必要なし」と教えてきた甲斐がありましたね!
その結果、先生自らも「ただのバカ」に過ぎなくなりました。あなたは「さぞ満足」でしょう。
030829(金)ドンキホーテ
量販店・ドンキホーテが、夜間の「薬局サービス」を巡り厚労省と争っている。厚労省は「薬局には薬剤師が必要」という原則を強化をしてきました。これに異論をはさむ気はないのですが、夜間緊急時の対応が問題となった。
ドンキホーテは「24時間薬剤師を置く」わけにいかず、夜間に限り「テレビ電話で相談」できるようにして薬を販売しようした。この方式に、厚労省が「待った」をかけたわけだ。そこで、ドンキホーテの再検討案は「販売が禁止なら、テレビ電話で相談のうえ、薬を差し上げる」とした。薬事法は、薬を売ることに対し規制しているので、プレゼントなら良いではないかと考えた。そこまで「夜間に拘る」のは、現実に「子供の病気に苦慮する母親」が売り場に会われることからきている。それに対し、厚労省はあくまで「NO」とした。

ここまでくると、厚労省の態度に「?」を感じてしまう。役人としての権限を守ることが必要なのか?それとも「国民の健康を守る」ことが大切なのか?
ドンキホーテは「夜間のみの緊急処置」として打ち出している。厚労省は、もう少し大所からの見解を出しても良いのではなかろうか。民間で行うのは「ケシカラン」というなら、厚労省直営で「夜間サービス」を行えばよい。それができないなら、せめて民間ボランティアを邪魔する行為は止めるべきであろう!
これでは、どちらが「ドン・キホーテ」か分からない。
030830(土)視聴率異変
巨人戦の視聴率が「10%を切った」そうな。
その理由は様々であろうが「弱い巨人」だけにそれを求めるのは無理があろう。プロ野球だけをとっても、CATVや衛星放送の普及で、随分と「巨人戦以外」が観戦できます。また、サッカー人気も無視できないであろう。
人口が頭打ちの状態ではゼロサムゲームとならざるを得ない。選択肢が多様化した現在、常勝巨人を夢見るほうに無理があるだろう。更に、先般「030824-高齢者とインターネット」で触れたように、急激なインターネット人口の伸びがあります。常識的には「テレビを見ながらインターネット」はないわけで、インターネットの伸びは、テレビ視聴率を直撃しているだろう。
 追記
もう一つ異変がある。
テレビ朝日のニュースステーションのキャスター「久米宏氏」が契約切れと共に降板するそうな。健康上の理由を挙げているが、そのまま受け取る向きは少ないのではないか。北朝鮮の拉致事件が表に出てから、テレ朝の報道スタンスに「微妙な変化」を感じるのは私だけであろうか?
久米氏は「テレ朝の報道スタンスを代表する人物」であっただけに---邪魔者は切れ!---ではなかろうか
030831(日)景気浮揚と意識ギャップ
三井住友銀行グループの経済リポートによれば、この1年で「建設業界の業績は28%UP」だそうな。
国内では、竹中経済担当大臣に対する風当たりが厳しいが、フィナンシャルタイムスが「日本経済のテイクオフ」を伝えたように、景気は上向いているようだ。
こんな大局的なことを言わなくとも、建築の世界では「人手不足」が起きてきており、景気浮上を感ずることができます。ただ…10年以上続いた不況は、容易にこのことを認知しない。
発注者側にまだ「たたけば値が下がる」という意識があり、28%UPの業界との意識差は広がるばかりです。このことは、交渉の長期化や不調を招いています。「忙しい割に結果につながらぬ」現実は、案外こんなところに原因がありそうです。
kankeinonai追記
1ヶ月ぶりに狭心症の発作で目が醒める。気温30℃の中、あまの街道と狭山池を歩き、いささか疲れたようだ。気をつけよう…


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