dogfight高松の長すぎるひとり言
2003年1月
エッセイ&コラム

行ってみたいところ初詣ブラックジョーク民間資格1億円でできること去年の読書2003年&2010年問題リンク市町村合併問題防水パン小さな話あれこれ今時建設界事情3領収書とおめくら様富田林・寺内町報道とその後オモチャ阪神淡路大震災8周年新池の自然花粉症と公害規制緩和規制緩和薬漬けイラクと北朝鮮東大阪市新庁舎トイレの水冷式冷房何処まで続くぬかる道身近な鳥報道の価値ひらきなおり大雪パニックES

明けましておめでとうございます
2003年元旦
新しい年が「良い年」でありますように


(2002年3月竣工/ケアハウス丸山の郷・多目的ホール)

030101(水)行ってみたいところ
明けましておめでとうございます。
皆様はどのようなお正月をお迎えでしょうか?
今年もよろしくお付合いの程をお願い申し上げます。

「自分の仕事」は2年続きの空振り(ようは余裕がなくなった)で、旅行へ行くこともめっきり減りました。ましてや遠方ともなれば「夢の彼方」といったところです。健康面でも「酒を控える」必要がでてきて、人生の楽しみ方を「ちょっと考え直す」時期となりました。そこで、まだ行ったことのない「大阪」をまわろうと思い立ちました。これなら
 ・第2のふるさと大阪を「もっと知ることができる」
 ・費用も少なく健康的
名付けて「大阪ブラリ散歩」です。
 -021111(月)北浜界隈-
 -021114(木)
我孫子界隈-
今年は少しづつ足を伸ばしていこうと思います。
まずは『通天閣とじゃんじゃん横丁』です。
日雇い労務者の町として、大阪では「ちょっと危ないところ」というイメージがあり、いまだ経験していません。近いうちに体験記をご披露したいと思います。
次は「大阪発祥の地」とも言える『平野界隈(現:大阪市平野区)』です。
関西が持つ「アンチ権力思考」はここから出たのではないかと思えるほどで、有力町民による「自治制」に近い地域でした。現在も往時の名残が充分残ると言われています。春になったらゆっくり周ってみたいと思っています。
そこで「平野」をホームページで探ってみました。
これが公式HP「平野・町ぐるみ博物館」ですが、多田さんの「平野は、町そのものが博物館」の方が遥かに内容が濃いのです。最初は何かの機関で作っているのかと思ったのですが、全くの「趣味のホームページ」と知って脱帽です。更に、これが「気ままにテクテク休日散歩」の一部に過ぎないと知って二度驚きです。表現テクニック、内容とも申し分なく、こう言うのを「玄人はだし」というのでしょうね。是非一度ご覧下さい!彼方も「旅をしたい」と思うこと請け合いです。

大阪をちょっと外れて、行ってみたいところは「吉野とその周辺」です。
いまだ吉野に足を踏み入れてことがありません。勿論、かの有名な「吉野の桜」もまだ知りません、是非行きたいものです。
この付近には「近畿の秘境」が集まっています。
 ・大台ケ原=秘境中の秘境で、階段を上がっただけで息を切らす私には不可能
 ・みたらい渓谷=特に紅葉のシーズンは絶景とか!努力次第で私でも可能性あり
 ・天川村=バスでもいける「秘境」
本当はみたらい渓谷を2時間歩いて、天川村の秘湯「洞川温泉」でのんびりしたいものです。今年は、是非このコースだけでも実現したいものです。
更に足を伸ばして、行ってみたいのは「安芸の宮島」です。高校の修学旅行で行ったきりで、あれからずっと「もう一度行ってみたい」と思いつづけています。

さて、どれだけ実現できるのか?分りません。また、いつもの「ホラ話」に終わるかもしれませんが、それでもいいと思っています。何ともはや小さな夢ですが、持ち続けていたいのです。

美川憲一

小林幸子
kankeinonai追記
ちょっと縁起を担ぎたくて、紅白を聞きながら「年越しの仕事」をしました(写真は紅白のテレビを撮影)。良い年でありますように!
メールで送られてきた1月の運勢は「金運◎健康×」でした。健康は残念ながら当ってしまいました。願わくば金運も当って欲しいものです。
030102(木)初詣
暮れの29日に発作を起こして、その後は安定を保っている。毎日のようにドクターからご連絡を頂き恐縮しているが、私にとって「大きな安心」となっている。
本来、安静時に発作を起こす異形狭心症であったが、26日の日中に発作が起きたことから「動作型(普通の狭心症)」が疑われている。ただ、不整脈が記録されたわけではなく「疑い」の段階です。その後、安静と同時に対応も講じました。普段よりニトロの量を倍増して予防に努めたにも拘らず、29日明け方に発作が起きた。そんな訳で、益々「灰色」であるが、その後は起きていないことから「安定したかな…」とも思われる。いずれにしろ健康は大切で、正月明けにはドクターの指示に従い、しかるべく検査(入院?)を受けようと思っています。
それでも、暫く安定すと「安静が苦痛」で仕方ない。至ってアクティブな性が頭をもたげてくる。元日の夕方、できるだけ負荷を避けて近所に初詣に出かけました。勿論、ポケットにニトロを忘れない。
私の住む団地は、堺市との境界線となっている。家から、堺市側に10分も歩けば「岩室山観音院」に到着する。
こじんまりとしているが、こぎれいな観音堂(写真左)です。鐘楼(写真中)もあり、ご覧のように誰でも衝けるように解放されており、一日中喧しいほどに鳴り響く。夢殿のミニチュアみたいな建物もある、これは納骨堂らしい。境内には、お稲荷さんから熊野権現まであり、まるで宗教のデパートのようだ。
大阪狭山市と堺市とが入組んでおり、元は一つの集落であったのであろう。
ご覧のように立派な旧家が多く見受けられる。写真中の道路は車のすれ違いも容易ではない細い道路ですが、由緒正しき「高野街道」です。その昔、高野山に詣でる人たちが列をなしたであろう。

高野街道の三叉路に、古びた道標が立っている。
「左かうや山」「右あまの山」とある。あまの山とは、女人高野として知られる「天野山金剛寺」をさします。この三叉路で、同行してきた男女が別れたのであろう…
右の道標はまだ新しいが、この付近に「高倉寺」が見つからない。何時頃のものであろうか?道標にしたがって暫く歩いてみたが「山の中に」入ってしまった。
予定をオーバーして歩いてしまった。何となく怪しい雰囲気があり、ニトロを一錠含んだ。まだ要注意のようだ。
kankeinonai追記
二日は恒例の里帰りで、家内の実家に全員集合。帰省が遅れていた長男夫婦も昨夕到着、無事参加となりました。
030103(金)ブラックジョーク
北朝鮮の過激な行動が目立つようになってきた。
特に、韓国大統領選で「太陽政策」が勝利を収めてから、酷くなった。太陽政策は、金王朝にとって「願ってもない味方」と言える。新旧大統領とも「封じ込めは危険」「孤立化政策は成功しない」という考えの持主で、今後もせっせと援助の態勢だ。戦後、長期に渡った冷戦の終結原因を、韓国首脳はご存知ないらしい。これで予想通り(危惧したように)北朝鮮包囲網に大きな穴があいた。
核施設の再開、IAEAの査察官追放のニュースを聞いた息子が、北朝鮮とアメリカが戦争を始めたら「韓国はどちらの味方をするのだろう?」と尋ねた。笑えないジョークである!民族の血とは「かくも濃いもの」らしい。
dogfight注:作家「森詠」氏は近未来小説の中で『危機迫る韓国軍を救出するため、自衛隊が北朝鮮軍を攻めたところ、なんと韓国軍に攻撃される』シーンを描いている。作家「トム・クランシー」氏も、航空機突入テロを早くから小説化していた。小説は予言するのか!
030104(土)民間資格
安静状態に倦んで、買物につき合いました。負荷が掛かることを避けるため、荷物運びは出来ません。周りから見れば、女房に荷物を持たす「ケシカラン亭主」に映るだろうな。
ふと、無料雑誌に目が止まりました。広告で埋め尽くされた雑誌で、これを切り抜いて持っていけば「割引が得られる」と言うものです。この雑誌の冒頭に『パソコン資格=パソコン教室』が載っています。
 ・Webクリエーター試験・パソコン技能検定CAD試験・・・・
など、盛りだくさんです。とても「国家資格」とは思えません、いったい誰が認定するのだろう?と言う疑問が湧いてきました。そこで、インターネットで調べたら「(財)全日本情報学習振興協会」に到達しました。財団について読んでみましたが全国組織らしく、また「何処から認定あるいは認可を受けて運営している」といった記述が全くありません。でもまあ格別違法性はないのだろう…
※資格商法と言うビジネスがあるそうな。我国は資格と収入はリンクしていない。当財団の紹介には「資格があれば収入が増える」といった記述はなく、その意味で良心的といえる。
検定日程を開いてみたら下表のような「試験=資格」がありました。
 文書処理能力検定試験T種・U種  セクレタリーパソコン検定
 Webクリエイター試験   パソコン技能検定アシスティブテクノロジー試験
 パソコン技能検定U種試験  パソコン技能検定インターネット試験
 パソコン講師資格認定文書処理試験  パソコン技能検定CAD試験
 パソコン基礎検定試験  パソコンビジネスソリューション検定
私が「CAD試験」を受けたらどうなるのだろう?同業者仲間では、オペレーションが早いほうですが「案外、落ちたりして…」一度受けてみたい誘惑に駆られます。
表には載っていませんが『ホームページビルダー検定試験』もあります。言うまでもなく、ホームページビルダーはIBMの商品で、私の使っているソフトと同じです。こんな一企業のソフトまで「検定の対象」にしていることに驚きです。私は、様々な方のホームページを見るたびに、テクニックの凄さに感嘆しています。私など「文字だけ」のホームページで、もう4年を越えるのに全く進歩しておらず、少しテクニックを習ってみたい気があります。でも、何もしないだろうな…
※一級建築士は国家資格ですが、民間資格へ移行させる動きがあるそうです。そうなったら生涯の目標にしている方も多いだけに「ガッカリ」だろうな。
kankeinonai追記
6年使った2層式洗濯機が壊れたので、生活必需品だけに直ぐに購入しました。あれこれ迷ったのですが、息子の勤務する会社のドラム式に決めました。我家に届いて驚きました「従来と大きさがまるで違い」ます。ドラムの中を見てもあまり水がありません、音は静かで、省エネ節水型なのでしょう。おまけに、洗濯から乾燥まで全自動です!今頃、感心しきりです(遅れてる〜)。
030105(日)1億円でできること
銀行も本来の業務に気が付いたようで、知人のAさんのところへ「1億円ご融資します」と申出があったそうです。そこで、Aさんから「1億円でできること」を考えて欲しいと、年末に依頼がありました。それが「正月の仕事」となりました。
「1億円でできること」と言っても、全くのフリーハンドではありません。Aさんなりの「夢と希望」が付いています。
---大阪市内の住居系地域で、4階建ての「1ルームマンション」を建設したい。なお、1階は駐車場とし、マンション各室は「ロフト付き」で---と言うものです。「4階建て」という注文は、エレベータが無くても耐えられる限度と言う意味だそうです。確かに、小規模なマンションでエレベータを設けると「メンテ費用」の負担だけでも大変です。

これを聞いて「ちょっと無理かな…」と思いました。
私には瞬時で判断できたのですが、素人のAさんには「何故無理なのか」の資料を作ってあげようと思いました。建築屋の「思考方法」をご覧戴く意味で、ご紹介します。
 □地域選びと土地値
大阪市内のJR環状線内(都心部)は「全て商業地域」です。だから「住居系地域」は、都心外となります。かと言って、辺鄙なとことでは「1ルームマンションの需要」が心配です。だから地域的には『都心周辺部』になると思います。この条件で、容積率200%を想定すれば、用地購入費の目安は「60〜80万円/坪」になると思います。(都心周辺部で、容積率200%以下の地域は無い)
 □必要な敷地面積
「1階を駐車場にしたい」と言うリクエストが付いています。車好きなAさんらしい注文です。しかし、建物下部に駐車場(最低幅10m)と、マンション用の玄関を設けるには、敷地の間口は「最低でも14mが必要」となります。1ルームマンションの専有面積を25u/戸と設定し「4階建て」という高さをクリアできる空地条件や建蔽率を考慮すると、必要な敷地面積は「70坪」と言う答えが出ます。
上記2条件で、土地購入費(経費別)が4200〜5600万円に達します。「1億円でできること」では、土地と建物の理想的な費用バランスは3:7です。残念ながらこの段階でバランスを大きく崩しています。
 □ロフトは高くつく
当計画にはエレベータがありません。若者に限定すればあまり影響はありませんが、言い換えれば若者相手のマンションにならざるを得ません。
若者に、ロフトの人気が高いことは良く承知しています。しかし、人気ほど「費用負担」してくれる分けではありません。若者の特徴は「注文は多いが経済的負担能力は低い」と言うことです。
ロフトをつけると、マンションの階高(1階当りの高さ)が通常に比べて35%も高くなります。経験則で言えば、空積(空間)が大きくなることによる建設コストは2割ほど上がります。ロフトによる付加価値で家賃増が精々1割であることを考えると、割に合わない投資になります。(高家賃が可能なら問題は無い)
 □建物内の駐車場は高くつく
「ゲタ履き建築物にして1階を駐車場にする」誰でも考えることですが、これが高くつきます。駐車1台分に必要なスペースは1ルームマンション1軒分と同じです。建設コストはマンションの7割程度、賃料は3割以下です、これでは全く採算があいません。都心部並の駐車場(月額3万円以上)賃料が得られないなら、建物内設置は大変不利なのです。
賃料(家賃)は地域で決まります。コストをかけ、飛びぬけて良いものをつくっても、付加価値に見合う賃料が取れるわけではありません。地域の相場に+アルファーされるのが精々です。Aさんご希望の、ロフトや建物内駐車場は「人気をはくす」でしょうが、採算面からは「地域性とミスマッチ」しています。
ちなみに、Aさんの夢を全部いれて最小規模の計画をしたら『事業費が1億5千万円・単純利回り=年6.5%』となりました。残念ながら、ご希望の『事業費1億円・利回り10%』に遠く及びません。
dogfight注:4階建てに限定したため、土地のポテンシャルを70%しか利用できません。このことが、利回りを更に悪くしています。
勿論『事業費1億円・利回り10%(に近い)』の案も作りましたが、Aさんの夢は遠のきました。

このことは、正月明けにAさんに報告します。きっとガッカリなさるでしょうね…
でも「1億円でできること」は、退屈な正月を面白くしてくれました。私にとり、ちょっとした「思考ゲーム」でした。
kankeinonai追記
今季最強の「寒波」だとか!各地から雪の被害が聞こえてくる。ここ大阪狭山市では「ほんのり雪景色」でしたが最高気温は3.6℃で『メチャクチャ寒かった』そうだ。エッ私ですか?安静です!家から一歩も出るものですか。それでも、窓から「空の唸り声」が聞こえてきて、充分寒かった。
030106(月)去年の読書
去年の「読書記録(エッセイ&コラム-読書から-参照)」を見ると、177冊の本を購入しています。
内5冊は年末年始用にストックしたものですが「ニトロ漬けの日々」で2冊しか読めなかったし、途中で投げ出した本もあるので、昨年1年の実質的読書量は170冊程度だろう。
量だけは立派なものだと思いますが、内容はさっぱり?です。私の好みは、文学や教養ものと違い、作家の先生には申し訳ありませんが、世間での評価が低い「時代小説と架空戦記もの」に集中しています。
格別ノルマを設けているわけではなく、読書量など決めてはいません。ただ、今年は我家にストック(大半の本は、読書後ゴミ箱へ)している約4000冊から『読み直し』をしてみたいと思っています。
どうでも良い追記
ニトロ系の薬は、血管を広げる作用があります。
狭心症の発作を防ぐため、心臓動脈の拡張(血流確保)に利用します。ニトロには、長時間効用がある遅効性のもの(カプセルや貼り薬)と、発作時に服用する即効性のものがあります。今までは、寝る前に「遅効性カプセル1錠」だけでしたが、年末の発作から「遅効性カプセルを朝晩服用と、貼り薬を併用」し、かつ即効性のニトロをスポットで服用するようになりました(医療機関も休みに入っており、念のための予防策)。
そんな訳で、一日中「体の中をニトロが駆け巡る」状態です。心臓動脈だけ広げてくれるような器用な薬では無く、ニトロを使用すれば「体中の血流が増える」わけです。特に、脳への血流が増えると「頭がボ〜」とし、とても読書をする状態ではありません。時間さえあれば「本が読める」分けではない…といったところです。経験則からも、一種心地よい緊張状態のほうが読書が進むと思います。皆様は如何でしょうか?
030107(火)2003年&2010年問題
 □2003年問題
2003年問題と言っても、2000年問題のような国際的な問題ではありません。東京都内で、2003年に『大規模なオフィスビルが同時に完成』することによる問題です。
賃貸ビル大手の森ビルの調査によれば
2003年には東京23区内で、事務所部分の延べ床面積が10,000u以上の大規模オフィスビルが40棟も完成する。床面積は218万u(東京ドーム40個以上)に及び、年間の新規供給としては平均的な年の3倍にあたり空前の規模に達する見通し
早くから「こんなに作って大丈夫?」と言われてきたのですが、竣工を数ヵ月後に控え、具体的な問題となってきました。もとから「需要があって作った」ものではありません。より便利なところへ、近代的で安価なオフィスを提供すれば「テナントが集まる」と言う読みです。この読みに間違いないと思うのですが、総需要があるわけではないので「同じだけ空家ができる」ことになる。ようは「2003年問題は空家問題」でもあるのですが、地域によっては「スラム化」も懸念されており、当HPで取上げてきた「都会の過疎化」が、東京でも起こりそうです。
 □2010年問題
これは、東京だけの問題ではなく「日本の問題」です。
2003年問題の次は「団塊世代がリタイヤする時期」の2010年問題が浮上しているそうです。
団塊の世代の定年退職が続くことが主因で「東京23区のオフィス就業者は2000年から10年で5%減少、最悪のケースでは丸ビル23棟分に当たる370万uのオフィス需要が減る可能性も(日経020923)」と予想する研究機関(ニッセイ基礎研究所)があリます。

オフィス需要の減退理由はこれだけではありません。当HPでもテーマとして取上げてきた「IT化の進行」も大きな要因になります。
 ・モバイルコミュニケーション環境
1.営業所を無くし、直行・直帰体制を導入=業務プロセスの改革
2.通信インフラを整備(社外で情報を送受信)=ワークスタイルの変革
 
新たな分業体制
3.付加価値の低い「事務処理業務など」を本社に集約=支店営業所網の縮小再編成
4.利益を生み出す業務に現場社員を専念させる=直行直帰態勢
 
・その他
5.本社内データベースとのシステム連携(オフィス要員の減少)=本社ビル不要論へ発展
6.バーチャル型オフィスの増加
  =専門性が高い仕事では全員が同じ場所にいる必要はない=TV会議・メール・電話
7.在宅勤務の増加(日経020406)
  1996年度在宅勤務者… 81万人
  2002年度在宅勤務者…300万人に達する見込み(全労働人口6766万人の約5%)
  (上場企業の2割、全体でも13%が在宅勤務制度を採用。対象職種多様化傾向)


2010年問題は「団塊世代のリタイヤ」で幕を開けるとしても、長期的には見ればきっかけに過ぎないようだ。折に触れ、IT化がもたらす変化を考えてきましたが、流れは『オフィスレス時代の到来』に向っているようだ。
建築設計事務所は「1名」の事務所が過半を占めるほど、超マイクロ企業です。私も昨年から「1.5人体制」で仲間入りしましたが『021223(月)高速化の果てに』で触れたように、システムさえあれば「チームを組んで仕事ができる」手応えを感じています。今後世間も、直行直帰態勢・本社ビル不要論・在宅勤務の流れから『オフィスレス時代』を迎えるのでしょう。ようは「私のような勤務体制が増えるのだ」と理解しています。まだまだ賞味期限を失わず、今後の変化を見つめたいと思っています。
追記
本文は、報道・インターネット情報・業務上の情報と体験を踏まえて纏めたものです。
基本的に「賛成」なのですが、この情報には『人間』と言う大きなファクターが抜けているように思います。私は、自宅にも「仕事のできる環境」を用意しており、在宅勤務も直行直帰
も自由です。連絡は、携帯電話で、データはメールで入ります。でも「できる限り出勤」するようにしています。それをしないと、自己管理をしていく自信がないのです。オフィスレス時代の到来は疑わないけれど、それは「自己管理・自己規制」のできる人だけが対応できる世界ではないかと感じています。
030108(水)リンク
偶然から、大阪情報ナビ・インパルスと言う業務用サイトの『個人・サークル-私の家族(パーソナル)-』に当ホームページがリンクされていることを知りました。しかしこのサイトに、リンクをお願いしたことも、依頼された記憶もありません。個人の趣味のサイトなら「ついでにリンク」されても気にもならないのですが、業務用(商売道具)に勝手にリンクされるのは不愉快です。で…
偶然ですが、当サイトに私のHP(dogfigh高松の長すぎるひとり言)がリンクされていることを知りました。格別、格調高いわけではなく、リンクそのものは一向に構わないのですが、一言ご連絡を戴きたかったと思います。また、参考までに「リンクした理由」をお聞かせ願えれば有難いのですが…
こんな照会を出しました。それに対し、3日後にこんな回答を頂きました。
10月に承諾を得るため私宛にメールを出したそうですが、私の方には受信記録がありません。---「何もお返事をいただかない場合はそのまま掲載しておりました」---そうで、承諾確認をしなかったことに対しお詫びがありました。
「リンクの理由」についても説明がありましたが、納得いくものではありません。リンクされていたカテゴリーに約40のサイトがありますが、タイトルページだけで「中身が全く無い」ものまで含まれています。あるかどうか知りませんが「無作為にピックアップするソフト」でも使って、適当にでっち上げた感があり、説明理由と合致しません。
好き嫌いはあるでしょうが、私のHPは「全く中身が無い」分けではありません。タイトルだけのHPと同列にされるのは願い下げです。ちなみに-dogfight高松の長すぎるひとり言-は、担当氏の判断で『個人・サークル-タウン情報・旅行』へ変更になったそうです。
私は「マイナーなホームページ」を自認していますが、同時に「メジャーになりたくない」という強烈な意思を持っています。「メジャーになれるわけが無い」とチャチャが入りそうですが、メジャーになるために「迎合的なこと」を書く気などさらさらありません。これからも『dogfight高松の長すぎるひとり言』は、私が生きた証でありたいと思っています。
追記
このことがあってから、トップページの末尾に「リンクフリーですが、ご連絡をいただければ嬉しいです」を記入しました。
kankeinonai追記
娘の一人「Keiko」からメールが届きました。すっかり主婦が板につき「子育て記録」のサイトを立ち上げました、是非見てやってください。
030109(木)市町村合併問題
地方分権の推進を図る(地方分権一括法)ため、市町村の合併を促す「合併特例法(平成11年7月16日公布同日施行)」が制定され、各地で市町村合併が検討されています。最近では、東北各県が合併を目指して協議を開始したと報道されました。
私のふるさと「碧南市」では、市民団体「碧海の合併協議会設置を望む実行委員会」が協議会設置を直接請求をしました。これを受けて、愛知県西三河の碧海五市(碧南、刈谷、安城、知立、高浜市)の法定合併協議会の設置を求める議案が020925「碧南市議会の合併協議特別委員会(13名)で採決されました。結果は「市民の関心は薄く性急すぎる」と言う意見が大勢を占め、賛成は僅か2人で否決(直接請求による合併協の設置を議会が否決したのは、徳島県の宍喰町に次いで全国2例目)
否決の場合、有権者の1/6以上の署名で住民投票ができ、過半数の賛成があれば合併協が設置される。しかしアンケート結果で判るように、署名活動を実施しないことを決定。これで、碧海五市合併の可能性は消えました。
dogfight注1:碧南市は中部電力碧南火力発電所など、臨海部に多くの企業を抱え、財政力は全国でもトップクラス。他市との合併は市民アンケートでも圧倒的に反対となっている。理由として「豊かな市の財源がほかの地域に使われる」などが多い
dogfight注2:碧南市は財政だけではなく「歩いて暮らせる街づくり」のモデル地域に選ばれるように、歴史・景観・住みやすさ等の「アメニティー」で他市を圧倒している
私には、住民アンケートで「圧倒的反対」になった気持ちが良く理解できます。ただ、五市とも「トヨタの企業城下町」で、財政的に不健全と言うわけではありません。豊かな自治体のランキングは、NO1=豊田市/NO2=刈谷市/NO3=碧南市…で、合併対象の他市もベストテンくらいには入るのではなかろうか?ようは「とっても贅沢な合併話」といえます。
大阪府の市町村合併
それに比べ、私が住む「大阪狭山市」の合併協議はちょっと悲惨です。
大阪狭山市は社会資本整備率府下NO1で、かつ『写真DE便り』でご紹介しているように自然豊かな大変住みやすい町です。
それに対し、合併交渉相手「堺市」の財政状態は、大阪府下ワースト1で、全国でも「ワースト5」に入る曲者です。おまけにラスパイレル指数(役人の給料)は、全国でもトップクラス。バブル以前に「歳入に対するデッドサービス比率(民間で言う固定経費の割合)が100%に達したほど『役人天国』です。なにせ職能を問わず、勤務年数だけで退職金を定めているため「大卒の管理職より中卒の平の方が退職金が多い」現象が起きています。職業に貴賎は無いと言うけれど「全責任を負う社長より平社員の方が退職金が多い」状況を彼方は正常と感ずるであろうか?

ようは、合併問題は「婿選び」みたいなもので、家の存続を脅かす縁組はしたくありません。
人口6万に満たない「健全な大阪狭山市」が、人口80万人の「不健全都市・堺市」を助けるような愚は犯すべきではないと、私は思っています。
030110(金)防水パン
 ちょっと反省を込めて!
030104の朝、以前から調子の悪かった2層式洗濯機(6年間使用)の寿命が尽きました。生活必需品だけに直ぐに購入しましたのですが…あれこれ迷ったあげく、息子の勤務する会社のドラム式に決めました。我家に届いて驚きです「従来と大きさがまるで違い」ます。
屋内に洗濯機を置く場合、多くは防水パン(写真右上)を利用します。防水パンを使えば、漏水事故の危険性が殆どありません(マンション暮らしで漏水を起こせば「重大な補償問題」になります)。
防水パンのサイズは、巾900×奥行き660/800×640/640×640の3サイズ(メーカーにより奥行きは若干違う)あります。
巾900サイズは、BL(ベターリビング)認定商品で最近では滅多に使いません。巾800サイズが一般的ですが、一層式洗濯機の普及で、巾640を使うことも増えてきました。
ところが、ドラム式洗濯機の登場は従来の概念を変える必要を迫っているようです。
外国生活をなさった方などは「ドラム式の素晴らしさ」を良くご存知で、輸入してお使いになっていましたが、バブルと共に代理店もでき、普及の兆しがありました。こうなれば日本のメーカーが見逃すはずもありません。シャープが7年前?に「新乾洗」と言う商品名で発売しました。前回の「洗濯機の買い換え」で候補になったのですが、高価なことと、まだ「開発途上」の感が否めず見送りました。
その後、サンヨーや東芝といったメーカーがドラム式の発売踏み切り、折から「洗濯機内のカビ汚染」が社会問題となったことから、ドラム式が脚光を浴びてきました。
売り場では感じなかったのですが、我家へ搬入する際に「その大きさ」に驚きました。
以前、洗面化粧台を「朝シャン用」に入替えたら、通路が狭く(洗面ボールと壁の間は53cm)なり、トイレのドアが全開できなくなりました。
ご覧のように(写真右中)洗面化粧台より、洗濯機の方がもっと大きいのです。二人の腕力で「空中遊泳」の末、奥に入れて頂きましたが、我家の「洗面洗濯脱衣室の巾」は問題です!有効巾が120cmしかありません。洗濯機と壁の間は、なんと47cmまで狭くなりました。私など「もう少し太ったら」入れなくなります。
私は、マンションの設計では、有効巾140cmを目安にしていますが、このように洗濯機が大型化してくると「もっと広め」にする必要がありそうです。
 今後の製品開発
足元(写真右下)をご覧下さい。防水パンに収まらないため、アタッチメントで調整しています。これでは、前面ドアから漏水が起これば、防水パンの役目を果たしません。どうやら、防水パンの大きさも考える必要があります。我家の洗濯機は「7kg用」ですが、8kg用は当然ながら、もう一回り大きくなります。某メーカーさんにメールを出しましたが、商品開発をしていただけるだろうか…
基本的に「静か」なのですが、回転始動時に「なかなかの振動(騒音を伴う)」を起こします。センサーで振動を感知すると、中身(洗濯物)の位置換えをする「賢さ」はあるのですが、こんなハイテクより「防振架台」といったローテクのほうが確実に問題解決できそうに思います。
マンション暮らしをしていますと「音や振動はトラブルの元」です。空調機用の防振架台は既にあり、少し手直しすれば直ぐにでもできそうです。こんな商品は「誰が作るのやろ?」
030111(土)小さな話あれこれ
 □えべっさん
大阪の正月の風物詩「えべっさん」へ昨夜行ってきました、毎年恒例のことです。
今年は不況を反映してか、参詣客が一際多く、何とか今宮戎(いまみやえびす)境内には入れたのですが、とても本殿には近づけません。用意した賽銭を投げ入れることも出来ず、遠くから「商売繁盛」を願って帰ってきました。エッ「賽銭はどうしたか」ですって?かおりと二人分を足し「焼芋をこうて、半分こ食べた!」(こりゃアカンワ)
 □新池の主
新池の主の正体を知りたくて『鳥と林道』と言うステキなサイトをお持ちのF・伊藤様に厚かましいお願いをしました。嬉しいことに、野鳥の会の集まりで「検討してくださる」そうで、写真を送ることになりました。改めて写真を撮り「己の迂闊さ」に呆れています。

030111AM10:00撮影(鳩より大きい)
とても同じ鳥とは思えません。記憶を辿りだしたら、様々な違いが浮かんできました。写真左は、昨年9月のもので「夏の渡り鳥」の可能性もあります。
 ・体型が違う(去年は、カワセミと間違えたほどの大きさだった)
 ・去年は「いつも1羽」だったのに、今年は群れをなす
 ・色が違う(写真移りが悪いのですが、去年の鳥は綺麗な緑色でした)
 ・去年は「朝」観測できたのに、今年は10時過ぎに「ご出勤」
さて、伊藤様からどのようなご返事をいただけるでしょうか…
030113追記
F・伊藤様からご返事を頂きました。
写真右は「五位鷺」との見解を頂きました。冠羽の確認は出来ませんでしたが、私もそう思います。しかし、去年の1ショット(写真左)は「?」だそうです。最初で最後のこの一枚では確認は難しいそうです。今年も「目を更にして」注意しておこうと思います。
なお、カワセミの生息は「清流に限らない」そうで、新池に猛烈なダイブをした鳥は「カワセミの可能性あり」だそうです。偶然が必要ですが、こちらも注意していきます。
dogfight注:絶滅したと言われるハシブトゴイに嘴の太さ、顔の表情、体型がよく似ています。ただ、色が違うのですが、亜種があるそうですから夢は持てるのでは?
 □北琵琶湖
北びわこ観光フォーラムから嬉しい知らせが届きました。
滋賀県では、早くから「琵琶湖環状線構想」を持ち、琵琶湖環状線促進期成同盟会(滋賀県及び関係地域1市17町1村)を結成して、JRに対し「琵琶湖環状線の実現」を申し入れてきました。
   琵琶湖環状線構想(概念図)
琵琶湖を取り巻くJR線の琵琶湖線、北陸本線及び湖西線は、直流電化区間と交流電化区間に分かれているため、鉄道による各区間の相互乗り入れに支障をきたしており、地域間交流が著しく阻害され、沿線地域社会の停滞と過疎化の一因となっている。
このため、交流電化方式である北陸本線長浜駅〜湖西線永原駅(29.5km)を直流電化方式に転換し、琵琶湖線、北陸本線及び湖西線の電化方式を統一することによって、相互乗り入れによる北琵琶湖周回運行(琵琶湖環状線)を実現し、各地域間の相互交流の活発化と、県土の均衡ある発展を図るとともに、自然豊かな北びわこの観光資源を広く県内外に提供することを可能とするものである。
この申し入れに対し「乗客増が見込まれない」と言う理由でJRは拒否をしてきました。
ならば「乗客が増えれば実現できるのか!」と、JRの拒否理由を逆手にとって『住民運動』が始まりました。これが、当サイト---近畿探訪(滋賀県)長浜関連---で紹介している『北びわこ』シリーズのイベントです。他力本願の住民運動が多い中、目標を達成するためにアクティブに行動する人たちが大好きです。私ができることは、マイナーながらHPで紹介することくらいでしたが…
北陸本線等直流化工事正式決定(平成15年着工18年開業予定)いよいよ実現『琵琶湖環状線』と言う嬉しい知らせです。おめでとうございます!
追記
「北びわこ(で)冬遊び」は2月8〜23日の土日祝日に開催されます。300円で載り放題の終バスを使いお楽しみください。
 □吊り下げ広告
電車の吊り下げ広告…
昔は、おじさんがYの字型の棒を持って「入替え」をしてたけれど、最近は「背の高い青年」が手を伸ばしてやるようになりました。「背が高い」ことが採用の基準なんだろうな…と思いながら見つめていました。
kankeinonai追記
今日「月参り」に行ってきました。願いはただ一つ「無事息災で暮らせますように…」
今月21日に国立病院で診察をうけ、その後「検査日程」が決まります。安定期・不安定が交互にあり、半信半疑ではありますが『秋のみたらい渓谷』散策を目指して、健康不安を払拭します。
030112(日)今時建設界事情3
昨年、遠隔地の仕事を受注すべきで奔走しましたが、全てダメでした。
様々な理由がありますが「今時の事情」として『地方の権益を守る』という大義名分があるように感じます。この事態は「設計業務」に限ったことではなく、施工分野では「もっと深刻」だと聞きました。その辺の「今時建設界事情」をご紹介します。

地方が権益を守るため、全国ネットのゼネコンを締め出す動きがあります。かつては大規模な発注は、スーパーゼネコンや準大手が受注していたものですが…
最近では---3社JV(共同企業体)で、内1社は「地元ゼネコン」にすること---という条件をつけたりします。その結果、地元だけでJVを組んでしまい、大手とのJVを拒否する動きが目立つそうです。そこで「大規模事業を地元ゼネコンだけで大丈夫か?」という疑問が湧いてきます。しかし、これが「イタチゴッコ」というからややこしい。
このように大手が地方から閉めだされることにより…
 ・倒産はしないまでも苦境に立たされる
   ↓
 ・技術者のリストラ
   ↓
 ・大手で技術を磨いた技術者が「国へ帰って地元ゼネコンへ就職」
   ↓
 ・地方の技術力が「大幅にアップ」
この堂々巡りで、大手は益々苦境に立つ…
今後、大手ゼネコンが生き残る道は「超高層ビルと海洋土木」くらいと聞いて、彼らの厳しさが伝わってきます。
030113(月)領収書とおめくら様
成人の日
厳かな式典でありますように…

毎年、正月に家内の実家に一族が集まります。
義兄は、まさに「お役人様」人生を送り5年前に退官しました。第2の人生でようやく「世間並み」になってきたのですが、それでも時々呆れる発言があります。今年もこんなことがありました。
  「領収書があれば経費で落ちるやん」
私は自営業、息子達は民間のサラリーマンです。この言葉を聞いた瞬間に「あんぐり」です。
領収書が無ければ経費になりえないのは事実ですが、領収書さえあれば「経費になる」ような余裕のある会社が今時あるやろか?
一部上場の超優良企業でも、事前承認のない領収書など「何の意味も無い」と思うのだが、義兄はご存知ないらしい。まだ現役のお役人様だったとき、車を欲しがった息子に「お父さんの会社の経費で買ってもらい」と発言して、息子本人がしらけてしまった。組織の維持には「収入と支出のバランスが必要」という、民間なら当り前のことを知らず?に人生を過ごした義兄には、経費とは『魔法の箱』らしい。これはこれで、幸せな人生なのだろうと思う。
私の仲間は、商法上は会社役員ですが、実態は「自営業」です。誰も彼も「壮絶なサバイバル戦」を行っています。呑み会の単価も毎年下がる一方で、今時は誰も「領収書を要求しない」ようになりました。社長自ら模範を示しているわけではなく、経費枠など何処にも無い現実を誰よりも知っているに過ぎません。
最近では「酒とアテ」を持ち寄って飲むことが増えてきました。外で飲むより「格段に安い」こともありますが、これが「結構、美味い酒」となる。色気のある「お姉さまの同席」などあるはずも無いが、気の置けぬ仲間の酒はまた格別です。
そんな酒の席で「差別用語」がまな板に載りました。例の「○○の不自由な人」です。
京都の友人が、ややロレツもおかしく喚きだした。
京都ではな…「お」と「様」をつけて『おめくら様』と呼ぶネンデ。これの何処が「差別用語」やネン
京都では「神様から働くことも免除された尊い人」として、差別の対象ではありえなかったそうで、だからこそ「おめくら様」と尊称したと言う。
私の田舎でも、障害を負った人を「神様の化身」と教えていた。そこには、蔑み、哀れみや差別と言ったものはありませんでした。
戦後「戦前は全て悪」となり、神話も仏教説話も無くなった。それと共に差別が始まり「差別用語」と言う言葉が生まれました。かくて「思いやりの不自由な人」や「良識の不自由な人」が巷に溢れ出したのです…新成人の諸君。思いやりと良識をもて!
030114(火)富田林・寺内町
富田林市出身で横浜在住の奥谷直也様から「相互リンク」のメールを頂きました。私に異存があるわけも無く、喜んでリンクをさせて頂きました。
   富田林・寺内町の探訪
地元・富田林市の旧市街に残る、美しい江戸時代の商家の町並み・寺内町(じないまち)を豊富な写真と地図でご紹介しています。約40軒の旧家は建築年代が少しずつ異なり、それぞれが個性的な表情を見せています。寺内町は国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。寺内町の歴史や各町家のご紹介、さらには住民と一体になった町並み保存への取り組みや年間約千人の来訪者をご案内されているボランティアガイドの活動についてもご紹介しています。地元に住んでいると生活の中に溶け込んでしまうせいか、ついついその存在価値を見落としがちな文化遺産ですが、これだけ優れた歴史的町並みは他には例がないものと言えるでしょう。このホームページをご覧になって地元の文化遺産の価値を見直す機会にして頂ければ幸いです。皆さんのご感想やご意見、寺内町に関する情報提供をお待ちしています。大阪市内から近鉄電車で30分、富田林駅下車、徒歩約10分です。今度の休日にお手軽な歴史散歩をお楽しみになってみませんか?
いま、少しづつ読ませて頂いていますが、密度が高く大変内容の濃いサイトで、写真資料だけでも膨大なものです。更に、リンク先の各位も充実したサイト揃いで、私はちょっと気後れしています。
私も「ふるさとが好き」ですが、奥谷様のような熱意に欠けます。「昨日の日記」こそ、日々更新していますが、−近畿探訪−や−私のグルメ−は、趣味のついでみたいなところがあります。とは言え、背伸びしても始まりません!私なりに「ボチボチ」行きまひょ

関係の無い追記
「荒ぶる若者(ばか者)の成人式」から2年が経ち、今年はまずまず平穏な成人式であったようです。ただ、報道映像を見ていると「なんでそこまで迎合するネン」と思うものもありました。

kankeinonai追記
先週から「血をサラサラにする薬」を服用しています。この薬「血が止まりにくい」そうで、注意書きに「出血に注意するように」とあります。血流が良くなることから、一気に酔いが回るようです。お酒を控える必要がある私は「ちょっとの酒で酔えて良かったヤン」とからかわれています。まあ、持病とも仲良く行きましょうや…
030115(水)報道とその後
030103(金)ブラックジョーク---で、北朝鮮の暴走と韓国の擁護に触れ、北朝鮮とアメリカが戦争を始めたら「韓国はどちらの味方をするのだろう?」書きました。その後益々、北朝鮮は「暴走の体」を示しており、事態は「国連の安保理に付託」されるようですが、付託すれば「宣戦布告をみなす」と北朝鮮は恫喝している。それに対し韓国は「話せば分る」としており、まるで母親のような発言が目立ちます。このまま行けば、安保理決議に『韓国が反対票』という事態も考えられる程で「民族の血の濃さ」を感ずる国が増えているようです。
話せば分る国家が「これほどの無法をするだろうか?」さて、皆様の感想は如何に!
021229(日)民主主義と住民運動---で、豊郷小学校を巡る「保存問題と住民運動」に触れ、混迷化の可能性を指摘しました。当っては欲しくなかったのですが、益々泥沼化してきました。
町長の悪極非道振りと、保存を大声で叫ぶ住民の声ばかりが報道されてきました。ところが『保存』を巡る同床異夢(保存の意味意思統一されていなかった)が露呈。住民間でトラブルが起きるに及んで、呉越同舟の住民運動であったことが分りました。
更に、町長のリコール運動が動き出したら『新進気鋭の改革派町長』と擁護する住民の声が報道されるようになりました。これでは一体「何が本当なのか?」訳が分らない。このような「バランスを欠けた報道」に、情報操作ではないかと感じます。相変わらず「知らせない自由」を行使するマスコミに、私は不信感を持ってしまいます。
追記1
昨日、小泉総理は靖国神社へ参拝しました。韓国・中国への気兼ねから「平日参拝」であったが、何ら効き目は無い。どうせ文句を言われるなら8月15日に参拝すればよいのに!
追記2
皇后陛下の生家「正田邸」の撤去工事を、保存を叫ぶ市民が実力阻止しました。陛下のお立場では「保存は望みません」としか言えないではないか!政府もそのくらい察しろよな。
030116(木)オモチャ
正月に壊れて買い換えた洗濯機。2槽式から1槽式を飛び越えて「ドラム式」になっただけに、家内には「面白くて仕方ないオモチャ」のようです。
水の中に手をつけて槽を移していた「2世代前の洗濯機」とはポテンシャルがまるで違います。機能的には「コインランドリー」に近く、洗濯−すすぎ−脱水−乾燥までが一貫して出来ます(個々の工程だけでもできます)。勿論、タイマーをセットしておけば「お任せで出来上がり」です。容量も大きく「1日1回」で充分な筈なのに、日に何度も洗濯機を使っています。ドライで試したり、毛布を洗って乾燥までしたり…飽きるのは何時頃であろうか?まだまだ続きそうです。
年末に末っ子がオフロード用のマウンテンバイクを買ってきた。新品なら19万円もするそうで「中古でも結構な値段だった」らしい。盗難が多い昨今、駐輪場に置くのが怖くて「自室」に持ち込んでいる。さぞ重たいだろう…と思ったのですが、何と「片手で楽々持ち上がる」軽さです。
たかが自転車などと思わないほうが良いらしい。部品に拘って組立てれば「ゆうに100万円は超える」そうで、軽自動車より高いとか。
末っ子の自転車も外国製だそうで、エアポンプも専用品が必要。「高く付くオモチャ」と言えそうだ。ちなみに、エアポンプも「アメリカ式」とか「フランス式」があるそうです。今後も「専用ペダル」「専用の靴」が必要になるとか。大変だね!
私のオモチャは「自宅のコンピュータ」です。既に4年目に入っており、当時「最新だったペン3の450MH」も今はただの時代遅れとなっています。いつの日か最新のマシーンに入替える夢を大切にしておこう。
030117(金)阪神淡路大震災8周年
多大な被害をもたらせた阪神淡路大震災から8年がたちました。
町から「見た目の爪痕」は消えてきましたが、まだ心に傷を負う人は多いそうです。当時の貝原兵庫県知事は昨年職を去り、ようやく「知事の責任を問う」発言が聞かれるようになりました。
未曾有の災害時、村山総理と貝原知事という「自衛隊嫌い」で有名な両者が、国と県の最高責任者であったことが「被害をより大きくした」のです。私など、当初からこのことを述べてきましたが、漸くにしてマスコミに登場する政治家や評論家の口に「救援要請の遅れ」を指摘する人が増えてきました。
震災発生直後、ヘリを飛ばせて「独自の情報収集」を果たした陸上自衛隊伊丹駐屯地は、全力出動の態勢を整え「要請」を待ちました。
陸自の度々の意思表示にも拘らず、知事が出動要請を出したのは午後3時、発生後8時間が経過していました。それも「300人」と言う制限を設け、駆けつけるための先導もしませんでした(交通規制や渋滞に邪魔され出動)。後に、
 ・陸自が独自に作成していた「震災シミュレーション」と被害がぴったりい一致していた
 ・陸自からの「共同防災訓練」の呼びかけを拒否していた
このようなことが判明しました。責任を持つべき「県民の命」より、己の政治信条を優先したことが、6000人もの死者をだす大惨事に繋がったのです。
私は、震災後発生した火災の「阿鼻叫喚」を忘れることは出来ません。助けを求める声を炎が包んで行ったのです、それも震災発生後2〜3日後のことです。もし、陸自が用意していた「2万人規模」の救援が、急速の行われていたなら「死者は大きく減った」であろう。
その後も、米軍の救援を断るなど「政治信条優先」が目立った知事でした。県民を助けるため「悪魔とでも手を結ぶ」気持ちは無かったようです。退任に際するコメントも、自我自賛ばかりで「救援要請の遅れを懺悔」することはありませんでした。もし「石原都知事のような人」だったら、被害は随分押えられたのではなかろうか…私は残念で仕方ありません。
30118(土)新池の自然
折に触れ「昨日の日記」や「写真DE便り」で新池の自然を紹介してきましたが、最近『新池の自然』というページに再編集したことはお気付きでしょうか?是非一度ご覧下さい。

編集してみて、驚いたことや気付いたことがあります。まず、野鳥の種類の多さです。自然が豊かだとは感じていましたが、書き出してみて「20種を越える」ことに驚きました。
周囲の宅地開発が進み、新池は落下防止の柵で囲まれてしまいました。また、池の周りで数年に一度「マムシ過」が起きており、とても柵を乗り越えて新池に入り込む気になれません。そんなわけで人間と言う天敵が入り込めず、結果として新池が隔離されたことが「野鳥の楽園」に繋がっているかもしれません。
図鑑を眺めてみて「スズメ目スズメ科」の鳥の何と多いことか!
私は野鳥の知識がないため、例えば「スズメだ…」で済ませていますが、それでも時として「?」と感ずるときがあります。案外、気付かないだけで、違う種類の鳥を見ているのかもしれません。もし、私が野鳥の知識を持つことがあれば、もっと種類が増えるでしょう。

「新池のミステリー」を解決するために、F・伊藤様、刈田様という、大変鳥類にお詳しい方のご協力を頂きました。結果は「ゴイサギの若鳥」でしたが、生態を教えていただいて驚きました。
 ・成鳥になるまで3年もかかること
 ・幼鳥−若鳥−成鳥で、まるで「別の鳥」のように姿かたちが変ること
犬など、半年もあれば成犬になるため、成鳥になるのに「3年も掛かる」など思いもよりませんでした。
嬉しいこともあります。若鳥がいるなら「新池でゴイサギの繁殖」が考えられること。また、ご両者から「カワセミは決して清流の鳥ではなく、もっと身近な鳥」であることを教えていただきました。何時の日か、このページに収めたいものです。

全くお手上げは、植物です。新池にも多くの植生があるのですが、分るのは「葦・蒲の穂・芙蓉」くらいで、後はさっぱり分りません。図鑑と比べても、それなりに知識がないと「微細な違い」など判読できません。
整理をしながら「満開の桜」を映した写真が無いことに驚きます。あまりに当り前の風景に、写真の対象にしていなかったようです。折角の「自然」です!もっと大切に楽しんでいこうと思います。

追記
新池の自然に興味を持ってから、高性能のカメラが欲しくなりました。
常日頃持っている「携帯デジカメ」では、解像度が悪く「お手上げ」です。まずは息子から「300mmレンズ」を借りて挑戦しようと思います。
030119(日)花粉症と公害
「目のかゆみ」に悩まされだした。どうやら花粉症の季節が到来したらしい。
アトピー・花粉症・シックハウス症候群…こんな疾病は、私の子供の頃には無かった。昭和40年代、我国は「公害大国」と呼ばれ、大気汚染に悩まされた。しかし、逸早く公害防止に立ちあがり、いまや世界最高の公害防止大国となっている。
空気は綺麗になり、川の汚れが減って魚や鳥が帰ってきました。同時進行していた「清潔癖」と相まって、これらの疾病が出てきました。なんとも皮肉な現象です。
公害克服と新たな疾病…どのような関係があるのか私にはわかりませんが、無関係とは思えません。
追記
清潔大国NIPPONに暮らしていると「外国で生活できるやろか?」と思ってしまう。
アジアでも、ヨーロッパでも綺麗なところばかりとは限らない。好奇心旺盛な私など「現地の風習通り」に食すため、海外旅行は「下痢との付合い」となる。水道をひねっても「無色透明な水」が出るとは限らない。何時の間にかひ弱になった自分が情けない。
kankeinonai追記
かおりは、昨日から「スノボー」のため岐阜へ行っています(と、携帯にメールが入った)。若いってイイよな…
030120(月)規制緩和
私には3人の息子がいます。
それぞれ「我が道」を選び、私は息子の夢を応援したことはあっても反対はしませんでした。成功かどうか?それは「人生が終わるとき」に本人が判断すればよい。我家では誰も針路変更をしていません。
末っ子は、早くから自動車に興味を持ちました。レーサーを夢見たこともあるようですが、才能の有無も見極めたようで、自動車科(高校)から経済学部(大学)と進み、エアロパーツを作る会社に営業マンとして就職。その後、勤務先を変えて「自動車関係の広告業務」をしています。内容は変われど「自動車」と言うキーワードは続いています。
自動車販売業にも『IT化の波』は押し寄せており「売る」という形態が変わろうとしているそうです。ただ、激変期につきものの「勝組み・負組み」があり、一宣伝マンの立場を超え、時代の変化を真剣に話すこともあるようです。ただ、理解できることと行動は必ずしも一致しません。また、この変化に「法の規制緩和」が追いつかない恨みもあるようです。息子と食事をしながら、そんな悩みを聞きました。
例えば…
高速道路で「バイクの2人乗りを禁止している」のは、日本を含めて2ヶ国だけだそうです。
バイク業界の活性化のため、世界の常識に従って「2人乗りでツーリング」を議員立法し、ほぼ成立まで漕ぎ付けたのですが、共産党と公明党の反対で潰されたそうです。勿論、連立解消を怖がる自民党の消極的な態度も見逃せません。反対理由は「事故の危険性」だそうです。
それこそ「自己責任」で規制緩和をすればよいだろうに…
(明日は、建築の世界における規制緩和に触れます)
030121(火)規制緩和
(昨日の続きです)
建築の世界も「電子納品への対応」などを見ていると「大丈夫やろか」と思うほど、意識改革は進んでいません。この点に関しては「いずこも同じ」の感があります。ただ法改正に関しては息子の業界より進んでいます。3年前に「規制緩和・自己責任・検証法」を柱とする、建築基準法(関連法規を含む)の大改正が行われました。それも「原点に返る」を標榜し、法は概念の提示に留まり、細則は地域事情に合わせて作るようになりました。余りに大胆な改正のため追随に苦労するほどです。このことを、象徴するような出来事を紹介します。
建物の性能に関する規定に「火災強度」を定めたものがあります。
「建物用途・建物規模・防火指定」の3要素の組合せでカテゴリーが決められています。
 ・耐火構造(階数で性能が定められている
 ・準耐火構造
 ・その他(防火構造を含む)
 「図1」をご覧下さい
鉄骨は火災にあうと、直線的に強度を減じ、6時間を経過すると一気に強度をなくします。従って、鉄骨造で「耐火構造」にするD>
 「図2」をご覧下さい
仮に「2時間耐火」が必要なら、それが担保できる「耐火被覆」が必要です。図2はこのときの強度変化を表しています。実験結果を見ると、被覆性能が尽きれば「元のラインに戻る」ことがわかります。
安価で一般的な被覆材は「ロックウール」ですが、
 ・見た目に美しくない
 ・繊維が剥離して舞うことがある
 ・湿気に弱い
こんな理由から隠蔽したヶ所に使われること多かった。鉄骨は加工性がよく、自在に塗装できることから「構造をデザインとして使いたい」と言う希望も多いのですが、被覆がその希望を阻害してきました。ところが…
 「図3」をご覧下さい
まるで--コロンブスの卵--見たいな話ですが
「火災後に相当する強度で計算すれば被覆は要らない筈」と考えたグループがあり、見事「検証法」もパスしました。
従来から、被覆が不要な「耐火鋼材」がありましたが
 ・性能評定を受ける必要がある
 ・非常にコストが高い
 ・開放空間であること(密閉空間は使用不可)
こんな理由で余り普及しませんでした。しかし、検証法を使えば
 ・普通鋼材で良い(性能評定不要)
 ・開放性の制限はない
 ・耐火被覆なしで「耐火構造」となる
この検証法の普及は「鉄骨のスケルトンデザインを変える」可能性を秘めています。
dogfight注:この「検証法」は準大手ゼネコン6社の共同研究です。利用に際しては「6社のいずれかで構造設計のこと」と言う条件がついています。しかし、設計全体や施行まで「ひも付き」になるわけではありませんのでご安心を!
030122(水)薬漬け
朝食後:血液をサラサラさせる飲み薬
血管(緩やかな効き目)を広げる飲み薬
持続的にニトロを供給する貼薬
適時:頭皮と顔に保湿剤
冬になっても水虫の塗り薬
夕食後:血液をサラサラさせる飲み薬
就寝前:ニトロのカプセルを服用
花粉症の予防薬を服用
緊急時:即効性のニトロの舌下錠
昔、母の飲む薬を見て「薬だけで腹がふくれそうだ」と笑ったことがあります。今は、私がそうなってきた。右表の他に、胃薬・歯肉炎・肩こり(筋弛緩剤)を随時服用。何てこった!
感想肌は老化現象。水虫、歯肉炎と肩こりは「長いお付合い」です。
カテーテル検査(同時に処置もできる)を受けるべく、主治医の先生から紹介状を頂き、昨日某大病院へ行ってきました。病院ごとにプライドもあるようで「検査のやり直し」だそうです。その結果で「カテーテルが必要かどうか」判断するとのこと。私は無罪(一過性の狭心症)を願っており、無罪証明の意味でも検査をして欲しいと思うのですが、大病院の判断基準は別のようです。なお、ニトロ系薬剤は検査次第で減らせそうです。
kankeinonai追記
その1:「法」と言う文字は「水に(流し)去る」ことからきているそうな。漢字の語源はオモシロイ
その2:我家のMOがいよいよおかしくなった。うまく繋がるまで「30分掛かる」こともある。もう買い換えようか…とも思うのだが、新品のコンピュータが6万円で買えるのに「何でMO1基が3万円もするのか」と考えるとアホらしくなる。
030123(木)イラクと北朝鮮
アメリカとは不思議な国だ。「悪の枢軸」とイラクと北朝鮮を非難しながら…
イラクに対し、アメリカはあの手この手で「開戦に持ち込もう」としており、イラクは開戦回避にやっきとなっている。ただ、イラクにも胡散臭さがあり「全くの濡れ衣」とも言い切れない。
それに対し、北朝鮮は「イケ高々」に振舞い、アメリカがなだめ役となっている。アメリカに「ニ正面作戦」をこなすの力がなく、それを見越した北朝鮮のしたたかさが窺える。
この両者の差を想像してみる。
 ・イラクにはまだ「失うものがあり」守りが必要となっている。
 ・北朝鮮には「もう失うものがないほど窮乏」しており、威しこそ生きる道になっている。
脱北者の急増に見るように、北朝鮮は「自壊を始めている」のではなかろうか。「ダメもと」のキーワードをはめると、一連の行動が理解できる。暴発するときは「最大の被害者は日本」であろう。日本に攻撃の矛先を向ける限り「韓国も中国も真剣に怒らない」と言う読みがあり、残念ながら当っているのではないか。頼みの綱のアメリカが「中東で手一杯」とあれば尚更である。
アメリカは「アジアに影響力を持ち続けたい」という意味で、秩序の破壊者「北朝鮮」を見ているに過ぎず、深刻な利害関係を持っていない。そのためアメリカ世論からも、イラクほどの関心が伝わってこない。
それに対し、イラクは「喉に刺さったトゲ」である。中東一帯にメジャーは膨大な利権を持っており「アメリカ主導の秩序」が絶対必要な地域である。イラクはその破壊者で、どんな理由をつけてでも「潰したい相手」となっている。さらに、石油輸入大国アメリカにとって、まだまだ50%以上の供給を中東に頼っている。このように、イラクは二重の意味でアメリカにとって邪魔な存在となっている。
dogfight注:石油供給を、アフリカ大西洋岸に急速にシフトしているが、中東を無視できるのはまだずっと先の出来事であろう
大国アメリカは「国益優先」の国です。そのことを理解した上で付き合っていく必要がある。
北朝鮮の脅威は、アメリカにとって「対岸の火事」かもしれないが、我国にとり切実な脅威です。我国防衛のために「アメリカが参戦せずに居られない状況」を作るか、我国独自の「防衛意欲」を持つ必要がある。どちらも容易ではないから、大変心配である。
030124(金)東大阪市新庁舎
もう1週間ほど前ですが、東大阪市の新庁舎竣工を報じていました。大阪府下で「一番ノッポな庁舎」になるそうで、これで蛸足状態(各地に分散していた)が解消されるそうです。これだけ見れば「結構なことではないか」と思われますが『遅きに失した』感を持つのは私だけではないだろう。
東大阪市は、昭和42年2月1日を期し布施・河内・枚岡の3市が合併し、
自治体 人口 面積
大阪市 2,619,335 221.30
堺市 792,879 136.79
東大阪市 513,872 61.81
大阪狭山市 57,070 11.86
2002年10月1日調査
大阪府下第3位の人口を持つ都市が誕生しました。最近は「地方分権」を目指した『市町村合併協議』が盛んですが、東大阪市は市町村合併の先駆者と言えます。ところが…
市町村合併の目的は『行政機構のスリム化と住民サービスの効率化』にあるはずです。しかし、3市合併は「3本の足」に変っただけで「単なる足し算」で終わったところに問題がありました。冒頭の「蛸足状態の解消」はこの意味です。行政機構の集中統合だけで34年も掛かったわけで、その間に堺市と並んで「住民サービスの遅れた都市」になっている。例えば、
 ・インフラ整備率は大阪府下最低
 ・国民健康保険の赤字大阪府下最高
--メイド・イン・東大阪の人工衛星--で知られる「優秀な中小企業」が集まる都市で、電話(情報網)は大阪市内と一体化しており、政治的な失敗が無ければ躍進できる要素を含んでいます。しかし、首長選挙では「2期続かない」不安定さで、保守革新が交互に首長を出している。
 ・トップが替わるたびに揺れが大きく、施策の継続性にかける
 ・革新政権では「市職員が選挙基盤」になるため、行政のスリム化に遅れ
「大きいことは良いことだ」というCMがあったが、大阪府下の優等生「大阪狭山市(我が街)」から見れば「小さい方が良い」と思ってしまう。
030125(土)トイレの水冷式冷房
もう10年になろうか…記録的な猛暑に見舞われ米不足になったことがあります。あの年の暑さはハンパじゃなかった。家の中は「冷房をガンガン効かせて」いても、トイレだけはどうしようもない。あの時、便器のロータンクを使って「水冷式の冷房機を作ってはどうか!」とリポートを作り、あるグループの「余興の資料」で配ったことがありました。
まんざらデタラメではない。トイレ空間から「奪った熱」をロータンクの水に吸収(つまり熱交換)させれば良く、熱くなった水は「洗浄水」で使用するので無駄になるわけではない。

何時の間にかこのことは忘れていたのですが、ドラム式の洗濯機を購入して思い出した。
この洗濯機には「乾燥機能」がついているが、従来の乾燥機のように「室内に、熱風・湿気・繊維くずを撒き散らす」訳ではない。おかげで、従来型のように「室内がカビだらけ」になることもない。理由は簡単で、微量の水に「熱風・湿気・繊維くずを吸着」させて、排水してしまう。だから、洗濯物を機械乾燥しても室温に何の変化もない。これは立派に「熱交換装置」である。ならば、トイレの冷房など簡単にできそうに思う。どこか開発する企業はないであろうか!
この記述を某衛生陶器メーカーにメールしたところ「松下電器で既に製品化している」と教えていただきました。私は商品情報に詳しい方だと自認していますが、このことは存じませんでした。また、松下商品はよく利用しますが、カタログすら見たことがありません。案外「量産化」されていないのかもしれません。
(10年前にアイディア特許の申請をしておけばよかったと、冗談風に残念がっています)
ロータンクと冷房機を一体化し、既存のトイレでも「タンクの取替え」で、簡単に冷房化ができるようになれば便利だろうに…やっぱり、どこか開発する企業はないであろうか!
kankeinonai追記
箪笥のひきだし」氏風に、図書から引用を---宮城谷昌光著「沙中の回廊」あとがき---
・・・歴史とはこういう小さな謎がかぞえきれぬほどある。それらの謎にたいする解答が用意されていない世界に踏みこむと想像力が刺激される。たしかに小説は虚構の世界であるが、虚を構えなければ、真実がみえぬ場合もあるのではないか・・・

何の世界にも通ずることのように思うが、如何であろうか?
030126(日)何処まで続くぬかる道
底の見えない不況で、何処までも沈みゆく建設業界。先日も某企業の四国A県B営業所に勤める知人から、こんなメールが届きました。
実りの秋をとっくに過ぎたのに何も収穫が無いまま冬を越すことになってしまいました。しのぎが上納できないので親分が怒って、子分に対し手当たり次第に指詰めをさせ始めました。子分もできが悪いが、親分はもっと出来が悪い。こんな親分にそろそろ見切りをつけて、堅気になろうかと思う今日この頃でございます。
C町で「中学校の建替え工事の設計コンペ」がありました。
大手の設計会社7社に対抗して、無理やり中堅のそれを押し込みました。結果は、内容の公表がないまま「残念通知」のみでした。立派な審査員をそろえておりながら、予想はしていたけれど、ほんまに独断と偏見でやってしまうとは、ええ度胸をした町長です。今度おうたら一言、三言ゆうたろ思うてます。「実弾がもろあたってますな…」
てなぐあいで、最後も滑ってしまいました。第2段階は、ちょっとでもかじる作戦を考えて早めの行動を開始します。この3月をもって、B営業所は「無人駅」となります。ポッポ屋さんみたいになるかも
株価(円) 企業数
〜49 10
50〜99 14
2003年1月24日
おどけた表現ですが、意味深な内容です。
 ・なりふり構わぬ「企業生残り策」で切捨てられていく地方の営業所
 ・それに対し、見切りをつけようとするサラリーマン
 ・少ない仕事を強引に手中に収める「官民癒着」体質
それにしても、ゼネコンの株式はどうであろう。右表は東証一部上場企業の株価です。額面割れだけでもこんなにあります。これでも上場企業であろうか!何処まで続くぬかる溝である。
dogfight注:最低は「熊谷組」の23円、ちなみに前日まで15円でした。これでも株価であろうか?
030131追記
メールの主から長い電話がありました。
B営業所の無人化と共に退職することに決めたそうです。団塊の世代の受難が続きます。
030127(月)身近な鳥
野鳥の「俄かファン」となって幾つか感じたことがあります。
気をつけて環境を見渡せば「案外豊富な自然に出会える」のではないかと思うようになりました。スズメ・ハト・キジバト・カラス・ツバメ…こんな鳥が何処でも見られます。耳を澄ませば都心の木立からウグイスの音色が聞こえます。川面にユリカモメが乱舞しています。大阪城公園の梅林ではオールリやメジロが、鶴見緑地ではカワセミが恒常的に見ることができるそうです。インタビューでは「自然が減った」と嘆く人が多いようですが、実は自然を見ようとしない人かもしれない(生意気と思われたらゴメンナサイ)。少なくとも、野鳥が「人を怖がらない」点だけでも身近になったように思います。

野鳥のサイトを興味を持って見るようになると好奇心が益々刺激されます。
私は、大きさの判断に「スズメ・ハト・カラス」を基準にしました。
 ・スズメより大きくハトより小さい
 ・ハトより大きくカラスより小さい
こんな風に眺めるようになりました。そうしたら、あるサイトにこの基準を示したものがあり、自然に始めたことですが間違っていなかったと嬉しくなりました。
ムクドリとヒヨドリも案外身近に見る鳥です。大きさはほぼ同じですが、色が違います。と、知識としては理解したのですが、先日も写真に撮り画像処理するまでどちらか分りませんでした。木立の中では日陰になることが多く、くっきりとは「識(色)別できない」ことを知りました。むしろ飛ぶ姿のほうが区別がつきやすい、ヒヨドリは「スイングしながら飛ぶ」ため、ムクドリ(直線で飛ぶ)と区別できます。
スズメの「そっくりさん」が多いことも図鑑で知りました。
 ・スズメ(14.5cm)は「喉が白くホッペが黒い」
 ・ホオジロ(16cm)は「喉もホッペも白い」
案外、ホオジロに気付いていないだけかもしれないと、スズメを見たら識別しようと心掛けています。先日も「生態がカヤクグリにそっくり」の野鳥を見つけ、レンズを向けたのが結果はスズメでした。でも諦めたわけではあありません。スズメと違う鳴声を聞いているからです。
大きさ、色、飛び方に続いて「鳴声」も重要です。ウグイスやヒバリは容易に鳴声を聞けるのに、姿を見つけるのは簡単ではありません。もっとも、私は「ウグイスが突然肩にとまってビックリ」したことがあります。都会生まれの野鳥は「人馴れしている」のかもしれません。

これからも「図鑑とにらめっこ」して、野鳥の特徴を「目に焼付けよう」と思っています。それが「鳥を楽しむ」のに必要だろうと感じています。
030128(火)報道の価値
世の中の出来事(犯罪報道を除く)を新聞やテレビといったメディアの「報道で知る」
本当であろうか?ふと疑問になった。国立市の「マンション撤去判決」や、豊郷小学校の「保存問題」など、大問題になったため派手に報道されたが、もし英知を結集して『無事に解決できた』なら報道の対象になったのであろうか?
 ・住民やデベロッパーの相互理解のもと「景観を乱すことなく合意された」
 ・行政と住民の粘り強い話があり、総意に基づき「保存が決定した」
このようにトラブルもなく解決していたならば、マスコミは「報道したであろうか?」を問うている。
私は英知や良識で解決されてこそ「価値がある」と思うのだが、トラブルに「商業的価値」を見出す業界では、おそらく無視されたのではないだろうか。トラブル絡みが報道され、英知や良識は報道されないとしたら、私たちが知らないまま終わってしまう出来事の方が遥かに多いように思う。もしそうであるなら「報道とは何か」を考える必要がありそうだ。ここでは報道するものが「価値判断を独占」しており、それが「報道しない自由」に繋がっていく姿が見える。
(豊郷町長擁護派の集会報道を見て感じたことを書いてみました…)
私は変わり者なのであろうか?
kankeinonai追記
昨日、強度の「負荷テスト」を行ったが、何ら異常は出なかった。どうやら「年末の出来事」は一過性ものであったようだ。ドクターの結論は今日出るが「これで酒が飲めのでは…」と私は喜んでいる。
030129(水)ひらきなおり
もう10日ほど前のこですが、みずほグループのトップが記者会見し、企業経営の健全化には「1兆円の増資が必要」をひらきなおった。---1兆円の増資---に呆れた向きも多いのではなかろうか。中小企業向け融資を5兆円以上も圧縮(貸し剥し)しながら、この発言です。そのくせ、
 ・平均年収1208万円という「日本最高(おそらく世界最高)」を維持している
 ・都市型の3行合併だけに「隣同士の支店」が目立ち、統廃合はまるで進んでいない
「合併後まだ1年も経っていない」というかもしれないが、準備に3年を費やしており「一体何をしていたのか?」と思うのは私だけではあるまい。
ようは「負の足し算」をしただけで、我が身を削って改善を図る発想がないらしい。
世間並みに「年収を半減」し、組織の統廃合で「職員を半減」すれば、それだけで『一気に健全化』できるだろう。原因を他に求め、自己を省みない態度から反省は窺えない。なんとアホラシイことか!
kankeinonai追記
雪が降った。今季最強の寒気団で、今日の予想最高気温は「1℃」これは、青森といっしょです。葦を取られないように気を付けて出勤しよう(写真は「新池の自然」をご覧下さい)
030130(木)大雪パニック
『大阪には天災はこない』と信ずる大多数の大阪人にとって、5cmも積もれば「大雪」で大変なパニックになります。昨日はそんな1日でした。
前日から雪の舞う天候でしたが、夜半になりごうごうと風が泣く吹雪となりました。たまたま急ぎの仕事があり、夜中まで働いていたのですが「しんしんと降る」といったロマンチックな光景ではありませんでした。今までも「膝までつかる雪」が降ったこともあるのですが、今回の特徴は「零下40℃」の最強寒気団の到来です。雪は大した量ではないのですが、降った端から「凍って」いきます。久しぶりに「チェーン着用の車」を見ました。

立往生して放置された車

雪化粧の新池と団地

バス停の風景
3時間ほど仮眠をして7時から仕事を再開。
10時に約束があり、間に合うように家を出たのですがご覧(写真)の通りの有様です。坂の多い狭山のこと「道路には放置された車」が目立ちます。ズルズル滑って、ままならぬ車が「諦めた」ものです。
 追記

雪に埋もれて「紅梅」が咲いていました(老人福祉センター)
雪の量は大したことないのですが路面はツルツルです、私も歩くのに難儀しました。「バスは50分、電車は20分遅れ」で約束に間に合う筈もない状況です。お詫びの電話を入れたのですが「あまり通じない様子」です。
大阪狭山は、大阪市内より「2〜5℃は低い」地域です。
電車で10分も走れば雪はまばらになり、大阪市内は「雪の跡」もありません。だから「雪のため遅れています」と連絡を入れても怪訝な筈です。とは言え、日中も風は強く耳が千切れそう。昼食時のニュースでは「午後1時現在の気温は-1℃」だって!どうやらこの日の最高気温は「0℃を上回らない」らしい。これでは北海道並ではないか!そりゃ寒いよね!!!
帰宅は9時。バスから降りたら「歩道は凍結」こわごわ帰宅した1日でした。
(ネタ切れで話題に困っていましたが、雪のお陰で助かりました)
030131(金)ES
もう30年ほど昔、アメリカの大学である実験が行われたそうです。
実験は悲惨な結果を招き、現在も裁判が進行していることから、アメリカでの「映画化」が出来ず、ドイツ映画として公開されました。題名はES(エス)
被験者を新聞で募集。9人の2グループで実験開始です。
シチュエーションは「刑務所」で、囚人と刑務官に分けて行われた『心理テスト』です。囚人と刑務官の心理調査なら刑務所へ出向けばよいわけで、それが目的ではないのだろう。「何故実験をしたのか」事情説明はなかったが、
 ・囚人の人権はない
 ・囚人は「絶対服従」のこと
このような条件をつけたことからも、この実験は「対等な立場の人間が、ある日突然『支配する側とされる側』に別れたら、どのようになるか」を調べることが目的だったと思われる。
2週間の予定で始まった実験ですが、開始後2日目に「異常」が見られるようになり「実験中止」を申出るスタッフの意見を無視して、教授の権限で強行されます。その割に「監視体制は杜撰」で、刑務官は支配手段として暴力を行使、実験者(教授)すら支配下に置かれるようになり、コントロールを失いました。結局、5日目に囚人が自衛から暴動を起こし「死者2名・重症3名」という悲惨な結果を招き終焉しました。
アメリカの映画評論家が「最も気が重くなる映画」と証したそうですが、まさに「嫌になりながら離れられない映画」でした。
アホな追記
男性の「イチモツ」を調査した本があります。
その本によれば、ドイツ民族が「もっとも大きく」平均30cm(日本人は21cm)以上あるそうです。映画は刑務所内という設定で、囚人はリンチのたびに裸にされます。全くボカシが入らないため「ドイツ民族の自慢のモノ」がノーカットで写っています。まあ〜立派なこと!貧弱な我が身とつい比べてしまう。これも気分をめいらす理由かな…
ちなみに「世界最長は48cm」だそうで、ビール瓶の太さがあるとか。聞けるものなら女性の感想を聞いてみたいものです。


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