dogfight高松の長すぎるひとり言
2002年11月
エッセイ&コラム

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021101(金)坐摩神社

坐摩(いかすり)神社
背景のマンションが
MACのあったところ
ビルの谷間に「坐摩神社」がある。参詣者など見たこともないのに、境内はいつも綺麗に掃き清められている。
ここのご神体は「磐座(直径1m程の石)」で、無数にひび割れているため、飛散しないようにステンレスの籠で囲まれている。ご神体の由来が「木札に毛筆でしたためられているが、風雨に滲んで殆ど読めない。しかし、バブル崩壊後10年間事務所があった「石町(こくまち)」の由来が、このご神体から来ていることだけは分った。

この数週間「藁をも縋る気持ち」で、この神社に手を合わせている。
私の願いは「無事息災」で、決して大それたものではない。しかし、働くことでしか家族を守る術を知らぬ私には、仕事こそ無事息災に他ならない。まもなく採択発表(宗像のケアハウス)の予定です。選ばれることを日々願いつづけている。さて、神の采配は如何に!
小さな神社のことで、余り期待をせずに「インターネットで検索」をしてみました。なんと!由緒ある神社に驚きです。上記文書をクリックしてご覧下さい。
現大阪城の位置が「織田信長を苦しめた石山本願寺跡」だと思い込んでいました。しかし、石町がそうだと初めて知りました。ちなみに「石山」の由来も、この『石』からだそうです。
021102(土)建蔽率許可制度
大阪市にお住まいになるWさんから突然メールを頂きました。
Wさんは、ご自宅を建替えしようとハウスメーカーに相談したところ(法律を守ると現状より)「大幅に面積が減る」ことを知らされました。「何か緩和処置はないものか」と検索したところ、MACのHPに出会ったそうです。
    --知っておきたい建築講座初級」より--

建蔽(けんぺい)率
敷地に対する「建物」の割合を建蔽率と言います。この「建物」とは、各階の最も出た部分の面積で計算します。用途地域毎に上限値が定められていますので、必ず確認して下さい。
2001年、規制緩和を受け「建蔽率許可制度」が発足しました。これはある一定の条件を満たせば「建蔽率が最大80%まで緩和」される制度です。違反建築の野放しより、規制を緩和
して「秩序ある街」にしようという表れだと思います。

建築士法と言う法律があり、設計事務所に対し情報公開を義務付けています。方法は、書面あるいはインターネットで良いことになっています。この目的でMACのHPを作っているため、サーチエンジンに登録していません。私も、検索してみたのです「よく探したものだ」と感心してしまいました。Wさんは、この記載にある「建蔽率許可制度」に望みを託してメールを下さいました。
では「建蔽率許可制度」をご紹介します。

 □建蔽率許可制度の趣旨
老朽化した住宅密集地の建替えを促進し、防災性および住環境の向上を目指す。
dogfight注:我国では、敷地面積が狭いため建蔽率違反がもっとも多い。建替え時に建蔽率を守ると「床面積が減る」ため、違反の繰返しとなっていた。
障害となる「床面積の減少」を建蔽率の緩和により解消し、これにより秩序ある(合法的に)町並みを作る。
 建蔽率許可制度の適用条件(詳しくは専門家にご相談下さい)
※細則は自治体で決めることになっています。
 自治体により内容が変りますので、ご注意を。ここでご紹介するのは「大阪市」の例です。
1.指定建蔽率が「6/10」の地域であること(例外あり)
2.壁面線後退指定の地域協定が結べること
 ・複数の敷地(地主)から成立ち、合計200u以上の範囲で協定をむすぶ
 ・道路と反対側(敷地の奥)は0.5m以上(3階は1.5m以上)壁面後退すること
※以上の条件をクリアできれば、建蔽率許可制度の適用が受けられます。
 ただし、下記の条件がつきます。

A.建蔽率=7/10(更に若干の条件をクリアできれば8/10までOK)
B.用途は住宅に限る
C.準耐火構造以上(木造でも対応できる)

D.3階建てまで。高さは10mが限度
※壁面線後退を定めた「前段条件」と、アルファベット項目は別条件です。
 建蔽率緩和の権利放棄をすれば「住宅以外」も建設可能です。ただし、壁面線後退は遵守
※建替え時に適用されるもので、現況の改善を強要されるものではありません。
このことで不思議なこと、いえ「おかしなこと」に気付きました。
それは、これほど市民生活に密着した「法改正情報」を、WさんはMACのHPで知ったことです。我国には、建築士会や建築家協会といった大きな団体がいくつもあります。本来、市民生活に役立つ情報提供は建設団体が広報を担うべきではないでしょうか。私も検索してみましたが、団体のHPから「誰にでも分るやさしい言葉で書かれた情報」に出会うことがありませんでした。身内の顕彰(各種建築賞)に費やすエネルギーの何分の一かでも「市民生活に役立つ広報活動」に注げないものでしょうか?疑問に思っています(私はこのような体質が嫌いで、如何なる団体にも所属していません)。

Wさんには直接お会いして、制度の説明をしました。Wさんのお話しでは、建蔽率指定制度を扱ったサイトはMACだけだったそうです。希望通りのお家が出来ますように!
大阪市で「建蔽率許可制度」の運用開始をしたのは2001年5月からです。もう1年半が経過したのですが、適用実績は3件に過ぎないそうです。老朽化した住宅密集地の多い大阪では「福音」となるはずなのに、この少なさはどうでしょうか?Wさんの事例でも、ハウスメーカーから一切説明がなかったそうです。煩わしさを避けるため「クライアントの利益」が蔑ろにされていそうです。
「この情報で助かる人が大阪だけでも随分いるでしょうね」これは、Wさんの言葉です。建築を生業とするものとして、ちょっと恥ずかしく思いました。建築業界がおかしいのか?それとも私が変人なのであろうか…
関係の無い追記
日経アーキテクチャは、横浜港ターミナルビルで「利用者に人身事故が起きた」ことを報じ(批判?)ていました。しかしこの建物は、数号前の日経アーキテクチャの「巻頭を飾った建物」です。自分でも恥ずかしくないのだろうか?
kankeinonai追記
月が変り、急いで「月参り」へ。ちょっと風邪気味で毛布に包まり「うつらウツラ」
秋雷響き、突然のにわか雨。されど私は「夢の中」雨が降ろうと槍が降ろうと「俺には関係ない」もん
021103(日)文化の日動物好き
私は無類の動物好き。
しかし、マンション暮らしで「ペットは我慢」している。ピピ(手乗りのインコ)が死んでからもう4年が経ち、時々寂しさを覚える。動物好きだが、ご近所に迷惑をかけるのは好きではない。泣き虫のペットは、結構近所迷惑なことをご存知ない方が多いようだ。
テレビで、洋画「ベイブ」を見ていて、豚と暮すのも楽しそうだと思った。
子供の頃、新聞配達をしながら豚舎を見て「なんて綺麗なんだろう」と思ったことがある。生まれたばかりの子豚は「ピンク色に輝き」母豚は清潔好きだ。豚は「汚い」と思っている方が多いようだが、元来がとっても「綺麗好きな動物」です。
子供の頃から「豚と一緒に暮らしてみたい」と思っていた。
ただ、大人になれば200kgにもなる豚を「家の中で飼う」となると、考えただけでパニックになりそうだ。散歩に連れて行くのも容易ではない。エレベータに乗り合わせて人は悲鳴を挙げるかもしれない。家族の理解も得られそうも無い…等々

ミニ豚ならばどうであろうか?検索してみました。
ペット用に随分「品種改良」が進んでいる。大人になっても4kgほどで「小さな室内犬」ほどしかない。食料も「ドッグフードでOK」だそうな。下の躾もOKで、値段は20万円(輸入手続料込み)もする。これでは、犬を豚に置き換えたに過ぎない「ちょっと…」首を傾げてしまう。
私は「豚と暮らしてみたい」のだ!で、結局「想像の彼方」となっている。
dogfight注:私の動物好きは、自分でもよく分らないが「ペット好き」と少し違うようだ。
021104(月)北風
Yさんと出会ったのは、私がまだサラリーマン時代で、かれこれ30年のお付き合いになります。建築家具を作るのが仕事ですが、時代に竿させず、今は「6ヶ月間の契約社員」で別の仕事をしています。
消防署から委託を受け、建物を回っては防災パンプを配布し注意を呼びかけていく仕事で、日給は10500円。これから交通費を負担し、公租公課を引かれると「手取り15万ほど」だそうです。とても辛くて心境を聞く気にはなれませんでした。

先日、家内に付き合って買物に行きました。
スーパーのレジに、ネクタイをした初老のオジサンが手伝いに立っていたのですが…
レジを打つわけではなく、お金の遣り取りだけをするのです、その「もたもた」したこと!オバチャン一人の方が余程早いのです。イラつくお客から「罵声」を浴びていました。
本来は、内勤で「それなりの地位」にいたのでしょうが、頑強に「肩叩きに逆らい」見せしめに流されてきたのであろうか?。お気の毒には思いますが、このスーパーマーケット自身が「存亡の危機」にあり、無慈悲にならざるを得ないのであろう。
二つの出来事は他人事ではありません。
「明日はわが身」と思えば、薄ら寒さで済みません。人間、技術を持ては「食いつぶしが効く」と言われたのは遠い昔の出来事のように思います。ローテクは容赦なく切り捨てられ、ハイテク産業においても「賞味期限」が切れればこれまた切り捨てられます。
歴史を辿れば、戦争が「人や技術の切替」を促進していました。いまは、戦争と言う「諦め」がないだけに「切替の酷さ」が目に付きます。身を切るような「北風が吹いていく…」
kankeinonai追記 
今日の最高気温は「10℃を超えることはない」そうです。本物の北風が吹いている「今日は寒いよ!」
091105(火)由緒ある建物の保存

今は無き大阪市役所

改修前の公会堂
大阪中ノ島には、大正の名建築が沢山ありました。
当HP「昔のスケッチ」でも紹介していますが、大阪市役所は「保存論議」もしないままに建替えとなってしまいました。
公会堂も同じ運命を辿るところでしたが、なんとか「保存論」が間に合い、保存再生工事が行われました。では、概要をご紹介します。
岩本栄之助氏の私財寄付により1918年(大正7年)に竣工した中央公会堂は、当時第一級の建築家による指名懸賞競技設計により工学士岡田信一郎氏の案が1等となり、この案をもとに、辰野金吾・片岡安の両氏の実施案により建築され、大阪の文化・社会活動のシンボル的存在といえる。
大阪市の保存・再生工事が1999年3月に起工し、2002年秋完成を目指し、免震装置設置工事、構造躯体耐震補強工事、内装修復・改修工事等が進められました。
公会堂の保存再生工事も終わり、11月2日からオープンしました。と言っても、自由に利用できるのは、地下にあるレストランだけです。以前のように自由に出入りできるわけではありません。用途も公会堂と言うよりは「レンタル会議場」に変身。内部見学も容易ではありません。何かイベントの機会にで見学してみたいと思っています。
歴史的意義については存じませんが、皇后陛下のご生家が取り壊されそうとしています。マスコミを通じての映像でしか存じませんが、昨日今日の建物と違い「由緒を感じさせる」に充分の建物です。
相続の発生により「物納」されたもので、今の所有者は「国」です。一国を象徴する陛下のご生家が「国庫に収納」するだけの目的で「撤去」されることに割り切れないものを感じています。「老朽化が激しい」と言う理由だそうですが、保存再生化の費用など、訳の分らぬODAに比べて「なにほどのこと」があろうか。「開かれた皇室」もここまでくれば『行き過ぎ』と感じるのは私だけであろうか?
021106(水)架空戦記
私は「架空戦記」を好んで読みます。と言っても、余りに下らないものはネグっており、私なりに納得して読んでいます。「所詮!架空戦記ではないか」と言われそうですが、昨年読んだ「鉄槌(橋本純/歴史群像社)全4巻」は感動の書で、最終巻など涙なくして読めませんでした。
私達の知る史実は、アメリカの難癖に耐え切れず暴発しています。
 ・ハルノートに見る耐えがたいアメリカの要求
 ・真珠湾攻撃を知りながら「世論形成」のため同朋を見捨てたアメリカ
 ・死に体の日本に対し、原爆と言う人体実験をしたアメリカ
 ・東京裁判で「日本の抹殺」を図ったアメリカ
『鉄槌』は、もし暴発せずに我慢したならば「このようではなかったか?」と思わせるものです。
   --粗筋--
日本は、アメリカのあらゆる難癖にも耐えていました。しかし、日本の存在を不快に思うアメリカは「一方的に日本へ侵攻」します。その結果日本は、一度も攻勢に立つことなく滅んでいくのですが、人種差別から来る理不尽な攻撃に対し「アメリカを道連れにして滅ぶ」道を選びます。それこそアメリカに対する「鉄槌」そのものです。
まさに「民族とは何ぞや!」と問い掛けてくる内容でした。
最近、やはり橋本純氏の作品で「波動大戦(全6巻)」を一気読みしました。
伊豆半島に起きた大規模地震の救援のために出向いた自衛体が開発中の機械の誤動作で「伊豆半島の一部と共に異次元に吹き飛ばされてしまう」と言う設定です。
そこは「平行世界」と呼ばれる、異なる歴史を持つ「太平洋戦争真っ只中」の世界でした。何処にでもある架空戦記と異なり「災害救助に出動した自衛隊」と言う設定で、ハイテク兵器をふんだんに持った自衛隊ではありません。陸自など人数は多いのですが、携行弾薬数は僅かに100発と言った設定です。いきなり遭遇した「B29の爆撃」に対し護衛艦が装備していたミサイルで「40機を撃墜」したのが唯一「近代兵器の使用」です。
旧軍は大きな欠陥を抱えていましたが、テクノロジーの点で言えば以下の項目が挙げられます。
 ・レーダー技術の遅れ
 ・通信技術の遅れ
 ・暗号を含む防諜の杜撰さ
 ・名人芸に頼った部品作りで、エンジンの稼働率は最低
 ・オクタン価の低いガソリン
災害救助に同行していた国土交通大臣「姿千鶴(明らかに扇千影をモデルにしている)」は奇想天外な方法で「昭和の政府」を乗っ取ると、平成の技術を駆使して和平に導いていきます。
異次元に吹き飛ばされた家庭にあるものを利用して「テクノロジーの向上」を図っていきます。
 ・電子レンジを使ってレーダーを作る
 ・携帯電話を改造して通信機を作る
 ・パソコンを使って暗号を組む
 ・残された平成の車をモデルに、工業規格を作り上げる
異次元の兵器で「ボロ勝ち」するのではなく、知恵を絞って戦い抜いていきます。これはもう、架空戦記に名を借りた「学問の進め」です。はなから「バカにする」のではなく、一度読んでみてください。結構考えさせられる内容です。(ただし、最後はワヤクチャでしたが…)
kankeinonai追記
もう充分寒いと思うのですが、まだ「寸足らずのGパン」をはいている若い女性がいる。先日も電車で目の前に立った女の子がこのスタイルなのですが、発育が悪くヒップボーンにならずに「殆ど落ちかかって」いました。そのため「黒のレースのパンティー」が5cm以上も見えています。パンチラと言うのは色気があるのでしょうが、ここまで見えるともう「願い下げ」である。
021107(木)K建設のKさん
K建設のKさんから挨拶状が届きました。
K建設は富山に本社を置き東京と大阪に支店を持つ、江戸時代から続く由緒あるゼネコンです。決して大きくはないのですが、豊富な資産を持ち「無借金経営」で有名な会社でした。
Kさんは私と同じ歳。もう長い付き合いですが、順調に出世街道を進み大阪副支店長になった頃(丁度、バブルが弾けた頃)からお会いする機会もめっきり減りました。その後も順調に出世し、大阪支店長、取締役就任、副社長と昇進なさったのですが、さて「幸せだった」のでしょうか?
いくら無借金経営と言えども、これだけ仕事の絶対量が減れば「楽な筈がない」のです。世は不況の真っ只中で、舵取りの難しい時期に出世しただけに辛いことも多かったのではと推察しています。特にこの春、売上の約半分を締める某社が倒産してからは、無借金経営が続けられたかどうか…察するに余りあるものがあります。
挨拶状には「大阪支店の閉鎖」と、傍系会社への転出が告げてありました。
受難の「団塊の世代」がここにもありました。残念ながらEメールアドレスがありません、古風ですが手紙で便りをしてみようと思います。傷口を舐めあうのではなく、55年間生きてきた「満足感」を大切にしながら、今後のユックリズムについて語ることが出来ればと思っています。
021108追記 早速にKさんから電話がありました。
某社の倒産は、K建設を倒産の淵に追い込んだそうです。かろうじて本社だけは残ったそうですが、K建設は名ばかりの休眠会社となりました。Kさんの転籍にはこんな背景があったのです。私の想像を越える重圧があったのですね。
021108(金)地震国の建物
最近、イタリアで地震(震度5程度)があり、多くの建物が倒壊しています。
震度5と言えば、日本では「ままある規模」で、我国ならこの程度では簡単に倒壊しません。日本とイタリアの差は言うまでもなく「耐震基準の違い」です。世界の基準で言えば、日本の耐震基準は「飛びぬけて強化されている」と言っても過言ではありません。
地震国は世界中にあります。日本以外でも、アメリカ西部・中南米諸国・イタリア・インドンネシヤ・フィリッピン・台湾などです。アメリカは日本についで耐震基準が厳しいと聞いていますが、それ以外の国に「耐震基準」などあるのでしょうか?(不勉強でよく分りません)

地震の原因は「プレートテクニクス理論」で言われるように、マグマに乗って地殻が動くことによるとされる説が大勢を占めています(これでは説明できない地震も多いとか)。従って、地震国は基本的に「火山国」でもあります。
先に述べた地域は「地震被害が予想される地域」でもあるのですが、どうして対策をしないのでしょうか?私は案外「費用対効果の問題かな?」と思っています。地震に見舞われるかもしれないと言う理由で「建物構造にお金を掛ける」より「壊れたら建替える」方が安いのかもしれません。世界の経済評価は、むしろこの方が多いかもしれません。
我国の耐震基準は基本的に一定ですが、アメリカでは用途に応じて基準が変わっています。また、個人の建物では「クライアントと設計者が相談」して強度を決められるそうです。流石は「規制緩和の国」ですね。
追記
余談ですが『金』はマグマに多く含まれるため、金産出国は火山国でもあります。アメリカ西部の開拓史が「ゴールドラッシュ」で語られることと、地震地帯であることは無関係ではありません。
ドイツやオーストリアは「クワハウス」の発祥の地です。温泉が多く、当然火山地帯ですが地震の被害を耳にしたことがありません。アルプスそのものが老齢期に入っており、造山活動も不活発なのでしょうか?
追記2
インドでも「稀に地震がある」そうです。ただ、慣れないだけに震度1で「経済が3日は止まる」ほどパニックになるそうです。
021109(土)無法駐輪
鉄道の高架化が進み、多くが橋上駅となったことで、広いコンコースを持つようになりました。ここに自転車を置けば、雨が降っても濡れずに済むことから、何の思慮も無く自転車を置く輩が増えました。これは、自転車利用者にとって便利かもしれませんが「他人の迷惑を省みず」と言った無法状況です。当然、駅ですから「目の不自由な方」のために点字ブロックが配されているのですが、無法自転車はお構いなしです。
先日のことです。白杖を持った目の不自由な方が、点字ブロックを頼りに歩いていらっしゃったのですが、この無法自転車の列に阻まれて立ち往生してしまいました。私は急いでその方のところに行き、誘導をしたのですが「腹が立って」仕方ありませんでした。このような無法状態には「駅の裁量で自由に廃棄処分」できる程度の権限を与えても良いのではないでしょうか!
追記
テレビを見ていたら「自転車の公有(共有)化」で無法駐輪の追放を訴えていました。細部の詰めは必要ですが、案外有効な解決案かもしれないと私は思っています(マンションで実用化している例は多い)。それに対して、若い女性タレントが「私、オジンが乗った自転車には乗りたくないの!」と、したり顔で答えていました。このバカ女は自分も「やがて老いる」ことや、ある日突然「不自由な身体になるかもしれない」ことも知らないようだ。
021110(日)言い換え
北朝鮮報道になると「北朝鮮・朝鮮人民民主主義共和国」と言い換えていたマスコミも、北朝鮮が日本人拉致を認めた後は急速に減りました。今や、この言い換えを行うのは「NHK・朝日・毎日」の御注進御三家だけとなりました。
ある人が「何故言い換えをするのか?」とNHKに質問状を出したところ「正式名で呼ぶのは礼儀」という回答が帰ってきたそうだ。ならばこれほど矛盾する話はない!
 アメリカ・アメリカ合衆国
 中国・中華人民共和国
 台湾・中華民国
 韓国・大韓民国
北朝鮮だけ「正式名称」で読む礼儀とは何であろうか?これらの通称で表記されている国家から抗議を受けたならば「如何様な対応」をするのであろう。
NHKの「中国報道」はどうであろうか?
NGOのメンバーが中国に不当に拘束され行方不明になっていた事件がありました。解放後「拷問された」ことを公表しているのに、NHKは一切報道しなかった。中国のイメージダウンに繋がる報道を見事にネグレクトする姿勢は何であろう!そのくせ「中国ヨイショ番組」はこれでもかと言わんばかり連日行われている。中国国営放送日本支部といわれる所以であろう

我家では、NHKの「皇室報道」のスタンスにあきれ返り、1年前から視聴料を払っていません。
以前、1度だけ徴集員がやってきましたが「報道スタンスが気に入らん」と一言いっただけで帰ってしまいました。息子など「てぐすねひいて待っている」のに残念?ながらそれ以後やってきません。案外、スタンスを理由にした支払い拒否が多いのであろうか?
kankeinonai追記
今日は家内の誕生日。年齢は秘密ですが「来年は赤いチャンチャンコ」です。さて!ケーキでも買いましょうか
021111(月)北浜界隈
  大阪ブラリ散歩NO1 北浜界隈(地下鉄/京阪「北浜駅」下車)
大阪の金融が集まる「北浜」
普段は縁が無く、長年大阪に住んでも歩く機会もなかったのですが『適塾』を訪れた際、この付近に戦前の建物がたくさん残っていることに気付きました。

大阪にも大空襲があったはずで、よくこれだけ焼け残ったものだと感心したのですが、ちょっと調べてみて何となく理解できました。
 大阪大空襲の記録
1945(昭和20)年6月7日(11時9分〜12時28分) 
B29/409機
+P51ムスタング/138機高度5500〜7000mで爆撃

アメリカ軍の爆撃計画では3/4が焼夷弾で大阪市東部(平均弾着点は都島区高倉町・国鉄鶴橋駅・天王寺駅)を、1/4が通常爆弾で大阪陸軍造兵廠(砲兵工廠=弾着点は大阪城の北東部と東部)を攻撃することになっていた。砲兵工廠に落とす予定の爆弾も都島区を中心とした大阪市北東部に投下され、P51の機銃掃射も淀川両岸に集中した。
 主な被災地域
都島区・旭区・大淀区(現北区)・北区・福島区・東淀川区(現淀川区・東淀川区)・豊中市
被災面積5.7ku/被災戸数58,165戸/被災者数199,105人/死者2,759人/重軽傷者6,682人
このように「大阪陸軍造兵廠」が主目標で、北浜への爆撃がやや薄かったようです。
先日、淀屋橋へ行く用事があり、ブラリと歩いていきました。
堺筋から御堂筋までの約500m、高麗橋の通りを東から西へ歩いてみました。この写真はその時のものです。
如何ですか!高麗橋の通りだけでこれだけの「戦前の建物」が現役で活用されていました。ちなみにこれらの建物は「北浜史蹟マップ」には収録されていません。
追記
大阪へ来て37年。
知っているようで、大阪を知らないことに気付きました。所詮「ワーカーホリック」で、気持ちに余裕のないまま過ぎしてきてしまったようです。大阪を代表する「通天閣」もまだ行ったことがありません。

皮肉なことに、不況にどっぷり使って「大阪を探す」時間が出来ました。まだ遅くはないので、これから機会をたくさん作ろうと思います。こんな「界隈探訪」がたまってきたら、新しいシリーズを作ろうかな…
021112(火)再編集完了
ホームページを始めて4年目に入りました。
バブル崩壊後も忙しい時期があったのですが、世間並みに不況になり「気を紛らわす」ために書き溜めたエッセイがホームページを持つきっかけとなりました(エッセイのスタートとHP開始には約1年のタイムラグがあります)。
特に最近時間が出来た(ようは暇なもんで)もので「エッセイ&コラム」の再編集を行いました。短い文章一つにも思い出がよみがえり、これがエッセイに名を借りた日記であることを感じています。作業をしながら『4年間を振り返る』良い機会となりました。
試行錯誤の連続を物語るように、毎年のようにエッセイ&コラムのフォームが変化していたものを、この度の再編集でフォームを統一しました。また、ジャンル別に分離していたため、日々の流れが分らなくなっていたものを「1ヵ月単位」に再編集して、本来の日記スタイルに戻しています。
文体も時間と共に変っていました。「……である」調から「です…ます」調に変化し、最近は内容に応じて文体が変っています。これは一切いじらないことにしました。
「明らかに間違い」と気付いた部分は、最小限ですが削除しました。しかし、予想が外れた部分はそのままにしています。気付いた誤字脱字は訂正していますが、雰囲気は変えていません。
また、同じ出来事を扱いながら、時間経過で「異なる見解」を出していることもあります。矛盾するようですが「自分の変化を残したくて」そのままにしています。
再編集を終えて「よくもまあこれだけ書いたもんだ」というのが正直な感想です。

 ・4年間を通じて伝わってくるのは「ぼやき」です。
でも、4年前のボヤキなど、今から見れば「天国みたいなもの」です。まだまだ余裕のあった時代を感じます。
 ・時代を反映して「メルヘン」が減ってきています。
文章はシャープになってきているのですが、暖かさが消えているのが自分でも寂しく感じています。まさに私から『余裕が消えている』ことに他なりません。
 ・重複して取上げたテーマも多々ありますが…
読み返してみて「こんな切り口で…」見ていたのか!と新鮮に感ずることもありました。
さて?いつまで『dogfight高松の長すぎる独り言』が続けられるのでしょうか。
無理をせず…ゆっくり…のんびりと…そんな日がもう一度来ますように
021113(水)ネットオカマ
本を読んでいて、思わず笑ってしまった。
項目 dogfight 愛娘
姓名
性別
年齢
住所
職業
年収
どなたにも「変身願望」があると思いますが、ネットの世界では誰でも容易に変身出来ます。ネット上なら、姓名・性別・年齢・住所・職業・年収…何一つ「真実」を語る義務はありません。全部嘘をついても「誰が怒る」訳でもなく、迷惑も掛けないだろうと思います。
男性で「女性に化けて」ネットに登場するのが「ネットオカマ」だそうです。余りに言いえて妙なので笑ってしまったのです。さて!私が「変身」する場合、どれだけ化けましょうか?
右表はどの項目で「変身するか?」との問いに対する答えです。
私は「全部変身」で、かおりは「性別はチョット迷う」そうです。今度、私とかおりで「入れ替わってみようか」と、話が盛り上がりました。ある日から「dogfight高松の長すぎる独り言」を、変身したかおりが書いているかもしれません。皆さんご注意を!
kankeinonai追記
第1刷発行日が021111になっているある本を購入しました。シリーズもので、てっきり「続編」と思い買ったら『021021購入の本と同じ』でした。余りに酷い「先付け発行日」です。出版日を表示しない本が多く、表示があれば詐欺まがい…いま、出版界のモラルは崩壊に瀕している。
021114(木)我孫子界隈
  大阪ブラリ散歩NO2 我孫子界隈(地下鉄御堂筋線「我孫子駅」下車)
毎週金曜日の地下鉄フリー切符を利用して、我孫子観音に行ってきました。
公式HPがなく、沿革がよく分らないのですが、あるHPにこのように紹介されています。
聖徳太子開基とも、行基創建とも伝えられる。境内に36支院を有したといい朝廷や武将の観音信仰、徳川家光の帰依をうけ一時は隆盛をきわめたが、明治14年火災で多くの寺宝と共に焼失した。明治23年再建、今次の戦災をまぬがれ現在に至っている。節分年越大法会の際は大いに賑わう。
いずれにしても古い歴史を持っているようです。
石柱には「吾彦」と刻まれており、今の「我孫子」と違います。「昔はこう書かれていたんや…」と思わせます。境内には楠の巨木がそびえ、石柱と共に歴史を物語っています。
節分には屋台が並び、盛大に節分年越大法会が行われます。大変な人出でいつも「横目で見る」ばかり、大阪に長く暮らしていて始めて訪れました。
いまも、複数の支院が残り、往時を偲ばせます。参道脇にこんな(写真右上)立派な民家がありました。表札を拝見したら「田端」さんとありましたが、庄屋かなにかしていらっしゃったのでしょうか?
021115(金)スタグフレーション
我家を建設中に「ゼネコンが倒産」した。これって「悪夢」ですね!
何か防ぐ手立ては無いものか…と思いますが、ゼネコンの倒産は実に分り辛いものがあります。
この不況の中で「一際不況の建設業界」ですが、猛烈な勢いで受注を重ねるゼネコンがいます。この評価が大変難しい。それは、勝ち馬に乗って「本当に勢いがある」のか、自転車操業で「無理な受注を重ねている」のか?さっぱり見極めが出来ないからです。今年になって倒産した主なゼネコンでも、資金繰りのため無理な受注を重ね「寿命を縮めた事例」が結構多いのです。
こんなバカなこと「やってられない」と、無理な受注競争を避ける傾向が顕著になってきました。
(あたふたして寿命を地締めるより「座して死を待つ」方がまだましと考える向きも増えてきたようです)
勿論、この背景には「耐えられるだけの体力がない」と言う現実があります。安値受注が「死を早める」様を目のあたりにして、追い銭をしてまでの受注を止めるようになってきました。生存権を賭け、それなりに「利益の出る価格の提示」をするゼネコンが増えたことにより建設物価が「じわじわと上昇」を始めました。
世の中、デフレスパイラルで悩んでいますが、建設業界はそれを突き抜け「スタグフレーション」に突入しています。『不況下のインフレ』と訳されるスタグフレーション…誰にも先の見えない時代の到来です。
021117(日)日影訴訟
あるデベロッパーがマンションを着工したところ、北側鱗家から「日陰になる」とクレームがつきました。話し合いは持たれたのですが決着せず、遂に訴訟に発展しました。受けて立つデベの依頼が回りまわって(孫請けくらいかな?)MACにやってきました。仕事の内容は「裁判で使用する日影資料の作成」です。何のコメントもなく、純粋に技術資料です。資料作りを通じて感じたことをお話したいと思います。
  法的なバックグランド
建設地は大阪市内で、容積率が300%の住居系地域にあります。大阪府下統一基準で「容積率300%以上の地域では日影規制がない」ことになっています。つまり、当該マンションは「法律上何の問題もない」わけです。だから「無視しても良い」のか?さて…
  状況
マンションの予定高さは地上50mです。僅か数メートル離れて北側に「2階建ての民家」があります。日影と言う観点から言えば『絶望的な状況』です。
私の受けた依頼は、季節と受影面の高さを変え、合計6タイプの「日影状況」をシミュレーションすることです。しかし、資料を見た瞬間に「如何なるシチュエーションでも答えは同じ」と読めました。それを言っては「下請けの勤め」が出来ませんから、きちんと資料を作ったのですが「私の直感を裏付けた」にすぎません。僅かに「夏至のころに若干光が入る」程度で、3シーズンは「マンションの日影に沈んだ建物」になります。ここまで酷ければ、誰であろうと必至になります。資料を作りながら「隣家住人」に思わず同情してしまいます。
  日影について
我国は「日照権」があり、裁判で争われています。この「日照権」ですが、世界的に見れば「少数派の権利」だと思います。
 ・赤道直下の国に行けば「真上から太陽が注ぎ」日影を作ることこそ建物の重要な要素です。
 ・季節は反対になりますが、オーストラリアでは「直射光は邪魔者」とされています。
 ・我国より緯度の高い西欧では、中庭形式で家を作り、自己責任で採光を担保している。
 ・もっと緯度の高い北欧では、はなから直射光を諦めており、
  日光浴やバカンス旅行が発達している。
 ・大地の広大なアメリカでは「日照問題」が起きるほど密度がない。
我国の法律(建築基準法)でも「日照の確保」は自己責任となっています。光が欲しい面には「空地を設けて」自ら光の入る余地の確保を定めています。しかし、この規定も「気休め程度」にしかなりません。
 ・違反建築が多く自己責任を放棄して「他人の善意」に頼っている。
 ・人口密度を1/5程度にしないと、物理的に日照の確保は無理
  日陰について2
「高い建物を作るから日影が出来」と思っていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。これは大きな間違いです。
右表をご覧下さい。これは、大阪における「冬至の日影倍率」です。朝の8時の日影は、平屋の木造家屋も20mくらいは延びてしまいます。住宅密集地では、高い建物などなくても「昼なお暗き」空間が出来てしまう理由がここにあります。言い換えれば、我国において「完全な日照の確保」など物理的に無理なことです。(影の長さ=高さ×倍率)
日影規制という基準は、これをクリアすれば完璧と言うものではなく「ほどほどに譲合うための基準」と言えます。我国の日照時間は8時間を標準(北海道は除く)としています。日影規制では(その半分の)概ね「1日4時間の日照確保」を目指しており、私は妥当な線であると思っています。しかしこの程度の目標でも「高密度利用(容積率300%以上)地域」では、大きな支障となります。このようなケースでは「金銭による補償」が唯一の現実的な対処です。
  対応について
今回の事例のように「1年で300日以上も陽が当たらぬ」場合では、金銭以外の補償などある筈がありません。聞くところによれば、隣家住人も「金銭補償」を要求しており『建設反対や規模の縮小を要求』している分けではありません。更に、要求金額は「事業費の0.3%」と、至極順当なものです。それが何故、訴訟に発展するまでになってしまったのしょうか?
  想像と感想
私が、訴訟の当事者と出会うことは有得ません。従って、全て想像ですが…
まず、マンションデベの読みに甘さがあったと思います。着工までに話を済ませ「補償を事業費に組込み」すれば「なんでもない」ことだったと思います。
工事を請負ったゼネコンはどのように考えたのであろうか?このまま推移すれば「工事差止請求」に発展するのは必至です。現場サイドに「他人事」感覚があったのではなかろうか。
不況は、様々な軋轢を作っています。
当該物件では、マンションデベは「設計料を節約する」ために、ゼネコンは「受注を確実にする」ために設計施工(無料で設計)を選んだと思います。両者の利害は一致したものの、設計事務所が持つ「調整能力」を壊失したまま進行したのではないだろうか。

私の作業は、弁護士が必要とする「日影資料」を作ったのですが、こんなものは「隣家の怒りを正当化させる」ものでしかありません。
弁護士はことの深刻さを理解しているのであろうか?
弁護士も「建築の専門家」に相談したであろうに、誰も「無駄な資料(反論にも何もならない)」だとアドバイスをしなかったのであろうか?
理不尽で壮大な無駄が「私に仕事を与えてくれた」分けで、文句をいうべきではないだろうが、なんとも割り切れない気持ちに包まれています。
021118(月)長持ち
童謡に唄われた「箪笥長持ち…」は、嫁入り道具でした。現代でも、箪笥は家庭の家具として必需品ですが、長持ちはすっかり姿を消してしまい、今ではもう長持ちをご存知の方も少なくなってきたのではないでしょうか。

突然こんなことを言い出したのは「長持ちの夢」を見たからです。
起きるなりインターネットで検索してみたのですが「もう遺物」になってしまったようで「ついで」の言葉としてはでてくるのですが、写真や用途を説明したものがありません。
広辞苑では(他の意味は削除します)、
【長持】:衣服・調度などを入れておく長方形の蓋のある箱。多く運搬用に用いられた。
このように説明しています(ふるさとにあった長持ちは「布団の保管用」に使われていました)。
私の夢にでてきた長持ちには、これ以上に意味があったように思えたのですが、よく思い出せません。
これは、伊勢湾台風の経験です。
 「長持ち型石棺」と言う言葉があるように、長持ちの中で充分寝ることができた。
 漆に保護されて漏水もせず、大水でも浮き上がり貴重な衣類寝具を守る役目をした。
  (伊勢湾台風では、浮き上がることで唯一中身が守られた)。
 水に怯えた犬を長持ちの中に入れて守った。
これでは、まるで「ノアの箱舟」ではないか!
変な夢でを見たものです。何でこんな夢を見たのやろか?
021119(火)自分の仕事2
随分前から誘われていた秋の大山(だいせん)へ、11月15〜17日の3日間、旅をしてきました(秋の大山については、編集完了次第UPします)。
予想では、この頃には「宗像のケアハウス」の採択結果が出ている筈でした。採択なら「祝賀」を、「不採択なら残念会」で気分一新を考えていたのですが、選考が例年より1ヵ月遅れているとかで、結論のないままの旅行になってしまいました。なんとも中途半端な気持ちでの旅となったのですが、往路の途中で1本の電話が入りました。それは、N社のA社長からものでした。
吹けば飛ぶようなMACのこと、会社存亡の危機など何度もありましたが、絶体絶命のピンチの中で、立直りのきっかけとなる出来事はいつも「N社からの仕事」でした。今回もまさに「時の氏神」です、まだこの先は流動的ですが、1年ぶりの「自分の仕事」になる可能性が大です。
dogfight注:『021031(木)自分の仕事』参照
旅行から帰り、N社に向う途中に電話が入りました。新たな「老人福祉施設」の引き合いでした。今回もジンクスは生きているようです。宗像の結果はまだ分りませんが、気分を明るくさせるのに充分な出来事です。神様は、来年も私に「建築屋」であることを許してくれそうです。
021120(水)親子
先週のこと、同年代の男3人で酒を飲みました。
次から次へと繰出す話題の中で「親父」の話しになりました。なんと3人は、よく似た経験を持っていました。それは…
 ・誰よりも「親父が怖い」と思って育ったこと
 ・ある日「親父を負かして」しまったこと
 ・そのことを今も後悔していること
 ・以降、親父には決して逆らわなくなっらこと
私の場合は、中学の頃でした。酒に酔った父が、母に暴力をふるおうとしているのを見て、とっさに父を投げ飛ばしてしまったのです。
呆然とする父の顔。誰よりも怖かった父を投げ飛ばしてしまって唖然とする私。今もその風景を思い出すと涙が出てきます。このことはずっと心の痛みとして残っています。もしあの時私に分別があれば、母に代わって「私が殴られれば良かった」のです。あれから私は、父に決して逆らわなくなりました。
ある親子喧嘩を目撃しました。
と言っても、親子とも私しよりご高齢の様子です。経緯(いきさつ)は知る由もありませんが、80歳代後半と思われる母親に対して、子が「自己の正当性」を主張する余り激高していました。その風景を見て、私は悲しくなりました。この親子には、私が体験した「心の痛み」がないのであろうか?
私にとってあの出来事は「必要な痛み」であったと思っています。
kankeinonai追記
まるで1日おきに風邪をひいていましたが、今度は「本格的」です。朝一の打合せ中に「シンドさ」を覚え、その足でドクターのところへ。診察を受けたあと我家で休んでいますが「風邪が酷くなった」ようです。明日はどうなるやら…
021121(木)ハンバーガー
何の世界にもデフレが押し寄せています。ファーストフードのデフレ御三家と言えば、ハンバーガー・牛丼・?(忘れました)だそうです。
「dogfight高松の長すぎるひとり言」で度々ご紹介している『スルッとKANSAI』のカードに、ついにマクドが登場しました。1000円をいれてカードを購入したら、これ(写真)が出てきました。「何やこれは?」と思い「何でヤネン」と腹が立ちました。100%コマーシャルで埋もれており、こんなものを売るなら「コマーシャル料を値引きしろ!」と思ったのです。
ところが、ちゃんと「割引」がありました。使用後、このカードをマクドに持参すると「ハンバーガー」と交換してもらえるのです。1000円当り59円の値引きです!やっぱり「マクドは価格破壊者」でした。

追記 ケチな私は、せっせとこのカードを集めています。
kankeinonai追記
本物の風邪は「ヤッパ!シンドイ」今日も途中で退社しました。早く治さなきゃ…
021122(金)危ない娘
娘の一人に「危ない娘」がいる。以前会ったとき、盛んにティッシュで口を拭っていた。そのティッシュには血が付着しており、直ぐにでもドクターの診察を受けるように言いました。その後も口が酸っぱくなるほど電話して、ようやく知合いの「皮膚科のドクター」の診察を受けた(何で皮膚科やネン!)。
診断は「ポリープ」でした。通常ならほんの数個のものが、口腔内に無数に出来ており、既に気道まで広がっているとか。これが、肺まで広がれば「死に至る」そうで、早急に「専門医の診察を受けるように」と言うものでした。皮膚科の診断から2週間、久しぶりに出会ったら「もっと酷く」なっている。「自然に治るから…と思って」専門医の診察は受けていないそうだ。

過食と拒食を繰返し、食生活は滅茶苦茶。低血圧で「朝が辛く」同棲中の彼の出勤をベッドの中で見送るそうですが、低血圧対策を含め、健康回復への努力など聞いたことがない。
今できることは「直ぐにやる」私には、今できることを「後にする」人の思考が理解できない。危ない娘は、典型的な「後でやる」タイプで、命すら後回しにしている。遊ぶ時間があっても「病院へは行かない」行動など、私には理解の外としか言いようがない。
追記
日々「○○の日」が決められています。歴史的意義のある日は滅多になく、多くは語呂合わせです。
11月22日は『いい夫婦』の日だとか!勿論、語呂合わせに過ぎない。ミュージシャンの小室氏が「3度目の結婚」で、この日入籍をするそうです。これは、ブラックユーモアではないかと私など思ってしまう。これに習って、危ない娘も「入籍する」と言っていたが、さて?どうなったのであろうか…
021123(土)秋の大山
11月15〜17日にかけて鳥取/岡山を旅してきました、ご紹介します。
 021115
中国道「佐用IC」で高速からおり、53号線で智頭の町へ。ここでの目的は『石谷家住宅』の見学。

前回は、ガイドをお願いできなかったので真っ先にキープ。因幡街道ふるさと振興財団・前田様(0858-75-3500)のご案内で、じっくりと見学できました。もっとも、余りに流暢な説明に聞きほれて「しっかり時間オーバー」となりました。お陰で時間がなくなり、旧街道の町並み見学は「次の機会」となりました。
石谷家は、材木で財を成した豪商の自宅兼商談のための家で、江戸時代から戦前にかけて営々と築かれた「壮大な建物」です。(詳しくは、近畿探訪番外編「鳥取」を参照)

 写真は町並みの紅葉
この日の最終目的地は「大山・あけまの森」です。
予定時間を大幅に越えているので、近道を選びました。53号線を北上して、用瀬(もちがせ)から482号線へ。佐治村を越えて、中国山脈の背骨を通る道です。始めての道で「ちょっと冒険」です。狭い道や、工事中やら、曲がりくねってアップダウンの多い道でしたが、景色の素晴らしさは抜群でした。中国地方で「これほど鮮やかな紅葉」に出会えると思いませんでした。ダムや湿原があり、時折晴れ間も出てまさに「秋は五色」でした。特に、白樺林と紅葉のコントラストは例えようもない素晴らしさでした。

蒜山ICから「米子道」へ入り、米子ICで下りる。
ジャスコで食料と酒を買いだして、あけまの森の別荘に向う。あたりはもう「真っ暗闇」だが、人間ナビゲータ(私)が正確に誘導できました。
 021116
冷えこみのきつい朝。早朝の散歩で芯まで冷える。
朝食後、海鮮市場まで買い出し。今夜のメニューは「アンコウの唐揚とアンコウ鍋」です、ここでは新鮮な魚が安く手に入る。
玄関から 別荘全景 敷地内散歩道
あけまの森と大山
正午に、遅れて参加した二人と大山(だいせん)の麓で合流。朝、あんなに晴れていた空も昼前にはもうこんな曇り空。昼食は「大山まきば・みるくの里」で。
みるくの里から「大山」がこんなに間近に見える。下界は日本海(境港)が一望できる
食事を終えた頃には雨になっていました。ゆっくり、牧場を散歩する予定でしたが、これでは如何することも出来ません。
急遽予定を変えて「皆生温泉」へ。電話で入湯料を問合せるが、値段は様々。結局、観光協会へ行き尋ねたら「OUランド」を勧められました。最近出来たばかりで、野天風呂、ラベンダー湯、バイブラ、サウナまであって310円!大変グッドでした。この日の夜は「痛飲・ビリヤード」で過ごす。
 021117
旅行も最終日です。朝食後、全員で掃除。
 ・布団を片付け、シーツ類はクリーニングに、その後掃除機をかける。
 ・食器や鍋釜は綺麗に洗いふきんで拭いて、所定の棚に。
 ・冷蔵庫は綺麗に浚い、腐敗するようなものは全て処分。
 ・捨てるべきものは細かく分類してゴミステーションへ
次にご利用になる方が気持ちよく使えるように…これは「別荘を利用するマナー」です。どうやら、私達が今年最後の利用者のようなので、凍結防止用に建物内の水気を全て抜いておく必要があります。ガスや電気の元栓を確認して「さようなら」です。また来年お願いします…

海鮮市場で「お土産」を購入。溝口にある「とっとり花回廊」へ。
現地についてびっくりです。一人を置き去りにしてしまったことが分りました。彼は携帯電話を持たず、私達の番号も知らなかったため、花回廊へ到着するまで「誰も気付かなかった」のです。迎えの往復で1時間のロス。花回廊での時間は「1時間半」となってしまいました。
ここへは初めてですが、自然の地形を生かしたガーデニングで、コンセプトが大変分りやすい優れたテーマパークです。
海外で見るようなトレイン(1周20分300円)で周回できますし、最高地上30mに位置する「空中回廊」から庭を俯瞰することもできます。

写真左右上段:トレインから見る園内
空中回廊と「大山」がよく見えています

写真下段:空中回廊からの風景

写真最下段:大温室内の花
おそらく「見たいもの」の30%くらいしか見学できずにタイムアウトです。
智頭の町並み、大山みるくの里、そして「とっとり花回廊」と、どこも中途半端になってしまいました。今度来る機会があれば、何処かに的を絞って「ゆっくりしたい」と思います。

それでは、最後の目的地「高梁市」へ向います。
米子道「溝口IC」から、中国道を経て、岡山自動車道の「賀陽IC」で下車。どうしようもない山の中を走りながら「大丈夫やろか?」と心細くなってきました。今回の旅行の参加メンバーの一人が高梁市出身で、彼の実家を訪れるためです。高梁市で「中華料理」店を営んでいるそうですが、お客は「狸に狐ではあるまいに」と思わせるほど山中です。ところが!突然眼下に都会が現れました。
(全く、事前調査もせずに出かけたのですが、大変歴史ある町に驚いてしまいました)
高梁川に沿って古くから開けた町で、松山城は現存する山城で「最高峰にある」ものです。名前を聞いて思い出したのですが、当サイトでも取上げている「近畿探訪-奈良-高取」と山城サミットを構成する仲です。この町も「ゆっくり訪れたい」町となりました。

中華料理をしこたまご馳走になり、お土産もたっぷり頂いて大阪へ向います。楽しい旅もこれで終わりです。なんとも「心残りの多い」旅でしたが、だからこそ「またやって来そう」です。
021114(日)医療費
大阪狭山市市民部保険年金課から『医療費通知』が送られてきました。
受診者 金額(円) 備考
dogfight 35350 狭心症・睡眠障害
(睡眠マシンリース料含む)
家内 10830 高血圧
次男 50840 高血圧
三男 9850 アトピーで長期通院
我家では、とっくに保険料(掛け金)より、医療費が多くなっており、恩恵を受けていますが、時には通知によって実態を知っておきたいものです。ただ、11月に「8月の利用」が届くのは如何であろうか?もっと迅速な通知は出来ないものであろうか。

ご覧のように家族で106,870円の医療費です。
我家の8月の医療出費は、国民健康保険の月額保険料と医療費の3割負担の合計で「77861円」となっています。
家内と次男は同じ病院に通っており、共に診断は「高血圧」です。私の主治医に言わせれば、個人差を無視しており「高血圧とはいえない」そうで、家内は私の意見を入れて、その後通院を止めてしまいました(何の障害も起きていない)。
しかし365日「安静状態?」を続ける次男には、高血圧の診断は「またとない理由」となり、検査漬けにしたい病院と見事に利害が一致しました。それが医療費の多さに現れています。病院側は、心臓にファイバースコープを入れる検査(入院費を含めて200万円ほど掛かる)を奨めているが、流石にこれは私が反対しているため行っていない。ただ、本人は「やる気満々」です。
※この検査は命のリスクがあり、高額な費用をかけても「高血圧の原因が分るかも知れない」といった程度のもので、私の主治医は「明らかに過剰な検査」と非難している。
なお、私は「他の病院による診断」も奨めているのですが、本人が拒否している。どうやら「たいしたことはない」といわれるのが嫌のようだ。
本人の自覚と病院のあり方で医療費が大きく変リます。お互い気をつけましょう!
追記
次男は、毎日何度も「血圧」を測り(血圧計を購入)、食事の塩分量を記帳し、計量スプーン片手の食事風景となっている。精神的に「重病人」になっており、まるで高血圧系ナルシストといった風情です。この状態をドクターが助長しているのではないかと思われる節もあり、医療費負担と共に「我家の困りごと」となっている。
kankeinonai追記 私の風邪も4日目に入りました。
微熱が続き、すっきりとしない状態が続いています。早く治らないかな〜
021125(月)不可欠なローテク
デフレは全ての産業に及んでいます。
自動車保険の世界も、顧客の争奪戦が熾烈となり「値下げ合戦」が起きています。売上が減れば「出費を押える」のが常で、自動車保険を裏側から見れば「地殻変動」が起きているそうです。
保険の掛け金が引下げられる反面、縛りも出てきました。今までは、事故車の修理は任意の工場に依頼できたのですが、今後は「保険会社の指定工場」になるそうです。これは「修理工場を集約してコストダウンを図る=支出を押える」のが目的です。言い換えれば「保険会社主導による修理工場の再編」が進行しようとしています。

団塊の世代なら、街角に「○○モータース」と看板を掲げた自動車整備業があったの覚えていらっしゃると思います。しかし、我国のモータリゼーションの発達と共に自動車は故障しなくなり、街角から「○○モータース」が消えていきました。
N社は「街角のモータース」からスタートし、淘汰の嵐の中で「自動車保険と自動車リース」へ変身を遂げました。今では、我国有数の保険業務代行会社であり、自動車リース会社となりました。この両輪を支えたのは「街角のモータース」から培ってきた『整備・修理技術』です。関西では2台に1台は「N社の整備ステッカーを貼っている」ほど、社会に根を張った企業となっています。

N社は、保険会社主導の「修理工場再編」に対応するため、整備・修理工場の更新を始めようとしています。10年以上も前に本社をインテリジェント化し、押しも押されぬ立派なハイテク企業でありながら、整備・修理と言うローテクを「不可欠なもの」として忘れぬ企業精神に敬意を表します。町の建築屋として、ささやかですが「お手伝い」できればと思っています。
021126(火)英才教育
近所に住む若夫婦の長男は、来年小学校に入学します。以前から「公文」に通っており、算数の分野では「既に小学校3年生のレベル」だそうです。さて、このことが幸せであろうか?
我国の教育制度は英才教育に不向きです。はっきり言えば「秀才を敵視」すらしているのではないでしょうか。「手を繋いでゴールする」教育が如実に物語っているように、昔から「出る杭は打たれる」のが我国の風潮です。『二十歳過ぎれば只の人』と言われるように、我国には英才教育は存在しない。

公文での未就学児の最高レベルは「積分」までできるそうです。つまり、高校レベルにあるのですが、この子供が小学校に入学すると「九九」からスタートせねばならぬ現実があります。これは、子供の学習意欲を削ぐのに充分な仕打ちとなるだろう。
「結果の平等」を目指す義務教育では、子供のポテンシャルを殺してしまいます。若夫婦との会話で、子供の才能を伸ばしてやりたいなら「学校に行かせないことだ」と、私は言いました。もし、才能を伸ばしたいのなら、家庭教師で英才教育を施す以外方法はありません。悲しいけれどこれが現実です。
もういいかげんに、人間には「能力差がある」と言う現実を認めては如何であろうか。世界に遅れないためにも、教育制度の見直しがあっても良いのではないか!
kankeinonai追記
相変わらず風邪がすっきりしない。しかし、珍しく仕事が溜まってきており「体を休めながら」とはいかなくなってきた。やがて、緊張感が病を追い払ってくれるかもしれない…
021127(水)自由と安定
Aさんは一級建築士の資格を持つサラリーマンです。
スーパーゼネコンの設計部から、某大企業の建材開発部門へ転職して活躍なさっていました。ところが、突然「配置転換」の辞令が出たそうです。行き先は、傍系子会社の「施工部門」です。『自分のやってきたことを否定されたみたいで…』とがっくり肩を落とされていました。これを機に「自分の道を」とも思ったそうですが、奥様の理解を得られなかったようです。こんな不安定な時代に「大海に小船で漕ぎ出す冒険」を奥様が好まぬのはよく理解できます。
「安定と自由」は相反する条件です。世間から見れば「順風満帆の企業オーナー」でも、心休まる日は余りないのではないでしょうか?10年前の私なら「自分の道」を奨めたかもしれませんが、これだけ痛めつけられているととても奨める気になれません。
私は、ボスから「自分の考えを持ったら自立するしかない」との言葉があって、成行きで自立するハメになりました。しかし、性に合っていたのでしょう、安定より「自由」を選んで良かったと思っています。また、最近では「自分の時間を持つ」ための手段として「自由」があるように感じています。ただ、ここには「ガンバル」と言う言葉を放棄し、未来に夢を持たぬ「あきらめ」を否定できません。
Aさんは、まだ30代後半です。まだまだ「未来の夢を持ってガンバル」ことができる世代です。当然、私と同列で語ることは出来ません。適切なアドバイスが出来ませんが、ある日振返ってみて「良かったな…」と言えますように!
021128(木)久しぶりの奈良
奈良市の郊外の閑静な住宅地で「有料老人ホーム」を作りたいという引き合いがあり、調査のために奈良へ行ってきました。もう何年ぶりだろうか…あいにくの雨模様でしたが、静かな奈良公園を久しぶりに歩いてきました。常緑樹の多い奈良公園ですが、それだけに真紅に色付いた紅葉(もみじ)が一際存在感をアピールしていました。
写真は、県庁屋上から眺めた「奈良公園」です。
写真上:
東大寺大仏殿と若草山(茶色の部分)。1月15日に山焼きが行われる。

写真右:
興福寺五重塔と南円堂

奈良市役所での調査を済ませ、奈良県庁で追加調査。行政関係の調査が済んだところで「現地」へ出向きました。学園前からバスで10分ほどの場所で、環境は申し分ないのですが「土地が持つポテンシャルが低く」経済的に採算ベースに乗りそうもありません。クライアントを騙すのは性にあいませんから、正直に報告をしました。ちょっと期待していた話だけに残念ですが、今回も「用事」で終わりそうです。ただ、信頼は勝ち得たようで「次に繋がる」ことを信じています。
追記
奈良と言えば「柿の葉寿司」が名物です。現地のお隣に、いざさ(柿の葉寿司の有名ブランド)の工場兼店舗があり、秋の限定商品(通常は青葉を使用するのですが、季節限定の「紅葉した柿の葉」を使用)がありました。そこで、早速お使い物として送りました。海のない奈良県で、魚を使った柿の葉寿司は「保存食」の意味合いがあったと思うのですが、今は「賞味期限は2日間」と言うほどで、風味を重んずる寿司となりました。
021129(金)飲酒運転
飲酒運転の罰則強化を如何思われますか?
確かに望ましいことではありせんが、いささか行き過ぎと感ずるのは私だけではないと思います。先日も会計事務所の先生からこのようなお話しを伺いました。顧問先の某社で法要があり、マイクロバスを運行したそうです。精進料理に「般若湯」が出るのは常識で、酒気おび運転となったそうですが、間の悪いもので御用となり「罰金合計400万円也」だそうです!如何ですか?億単位の脱税をしても、これほどの罰金刑にならないと思います。
罰金の強化だけではなく、適用基準も強化されており、お酒に弱い人ならば「奈良漬け・酒饅頭・ウイスキーボンボン」でも御用になりそうで、こうなれば冗談にもなりません。歯科診療で使用する「表面麻酔」もアルコールを検出される可能性があり「身に覚えはない」というトラブルも出現しそうですね。

誰も反対できない「正論」だけに、行き過ぎの是正は容易ではありません。
暴力的な罰則に予想されたことですが、飲み屋も「閑古鳥が鳴く」事態となってきました。不況が深刻なおり(摘発の恐怖から)気分転換もままならず、余計に冷え込むようになってきました。後先を考えぬ「役人思考」が不況を助長しているようです。
kankeinonai追記
現地調査があり、尼崎市を訪れました。私が始めて「関西で暮らした」地です。駅名も「JR立花駅」で、まさにここに住んでいたのに「全く分りません」風景がまるで変り、私の記憶も遠いものになっています。懐かしくはあっても「悔しい」思いでした。
021130(土)ああ!高給取り
先週のこと。
みずほ銀行が来年から「平均年収を10〜20%ダウンする」と発表しました。この報道を聞いて「まだ給与カットをしていなかったのか!」と呆れてたのは私だけであろうか?不良債権の処理に追われ、毎年のように「税金の投入」を必要とする銀行が「我が身を可愛がる様」に不満を持つ方は多いのではあるまいか。ちなみに、みずほ銀行社員の平均年収が「1208万円」と聞いて、またまた呆れてしまった。この金額は、一般サラリーマンの平均年収の2倍に相当しており、2割カットをしても相変わらず「高給取り」に変りがない。竹中金融担当大臣の「銀行経営者責任追及」発言に反発を示す経営陣だが、本当に危機感があるのだろうか?アメリカ並に、経営陣の個人資産没収くらいのことをしないと、気持ちが治まらぬ庶民がごまんといるだろう。
金融再生工程表が承認(021129)され、経営基盤監視体制が強化されるようになりました。
銀行ごとに異なっていた「不良債権の定義」を統一させるそうな。まだそんなこともしてなかったのかと、今更ながら呆れるばかりです。自己資本比率の改善も強制(銀行側は3年を目処にしていたが政府は「猶予1年」で押切った)され、出来なければ『実質上の国有化』となる。いいかげんパラダイスから目覚め、自ら変ってほしいものだ!
地方公務員の給与も、やっとカットの方向を示すようになった。
世間の底辺を構成する中小企業では、給与ダウンやボーナスなし等当たり前で「時代に敏感に反応」しているが、雲の上の高給取りには「危機感がまるでない」ようだ。高給取りを守るため、底辺が「歯をくいしばっている」こんなバカなことを何時まで求めるのであろうか!
kankeinonai追記
珍しく「忙しい1週間」が終わります。風邪引きもあり、だらけた日々が続いていただけに「チョットお疲れ」ぎみです。今週は引合いのあった3物件全てにアンサーを返したが、週が明けて如何なる反応があるであろうか?


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