dogfight高松の長すぎるひとり言
2002年9月
エッセイ&コラム

本を漁る日朝トップ会談日の丸君が代甲子園漁業補償費の行方生活感と時間軸早すぎる秋環境展から大企業のモラル人口統計イビキとオナラ保育園ショートショート嬉しくて悔しくて自棄酒ライブハウスと近所迷惑手紙秋祭り不審船大きな古時計物部氏日朝問題ことの顛末さよなら高松一級建築士への道不死鳥草ソリを作ろう胸ポケットと電磁波瑕疵担保遠くへ行きたい日朝問題2無検証報道法善寺横町と連担制度あんたが大将
020901(日)本を漁る
不況に喘ぎ、生残りを賭けてもがきながら、今年も早や9月になりました。
本屋通いが日課となっています、そんな中から話題を…
 前科
桧山氏が、架空戦記ものの新作を出しました。永らく「空白」があったのですが、健康でも害していたのであろうか?桧山氏は「続きモノ」を完結させずに、ほったらかす前科をたくさん持っています。作品の決着もつけず新作を出す態度は好きになれません。
粗製濫造の作品が多い「架空戦記もの」にあって、森詠氏は、今時珍しい「遅筆」の作家です。そのくせ「やたら新作」を出しています。森氏に万一のことがあらば「絶筆だらけ」になること請け合いです。
読者を大切にする気持ちがあるなら、個々の作品にケジメをつけて新作に臨まれたら如何でしょうか。

 死者の特権
街の本屋さんの魅力が減っている。
彼らにしてみれば「死活問題」で、売れるものを優先しただけだろうが「マンガ」と「学習書」に占拠され、更にハウツウものの雑誌が巾を利かせている分「小説が追いやられる」ことになる。
この状況で小説の書棚が少ないのに、司馬遼太郎氏・池波正太郎氏といった一世を風靡した「今は亡き大作家」の作品がフルエントリーされており、中堅作家の出番がない(ましてや、新進作家は気の毒なばかり)。私は未知の作家を探したいのですが、よほど広い店舗を探さなければ不可能になっている。
大作家を誹謗する気はないが、死者が「特権を行使」するのを少し遠慮して、後進を紹介することこそ「小説復権の道」ではないだろうか。

 未発表
大作家の死後、必ず出てくるのが「未発表作品見つかる」です。
つい買ってしまうのですが、たいていは「ガッカリ」してしまいます。プロと言われる編集者が「ボツ」にした作品が、何時の間にか「未発表作品」に化けることも多いのでしょう。
最近、某大作家の「未発表作品」が売り出されました。私は「ガッカリ」しています。
020902(月)日朝トップ会談
020831に官房長官が「9月17日、小泉総理がピョンヤンを訪問し、金総書記と国交正常化の可能性について協議する」と発表しました。
内閣官房すら知らなかった「隠密交渉」でトップ会談に漕ぎつけたようです。発表にあったように「可能性を協議」するはずですが、マスコミや野党では早くも「過剰な期待」で舞い上がっており、トップ会談で「拉致された日本人の返還」が実現しなければ『総理の責任を追及する』と息巻いている。
官僚レベルの交渉では全く前進しないため、まさに「可能性を求めた」トップ交渉であろう。国民は、過剰な期待を持つのではなく「軽はずみな約束を避けて欲しい」と念を押すべきである。
北朝鮮は「1/100に平価切下げ」「食糧配給制度の廃止」を行い、経済開放政策の入口にたったばかりです。ベトナムや中国の「開放政策」もこれから始まっており、必ずおきる「スーパーインフレ」の克服なくして、共産主義からの脱皮はありえない。ベトナム中国両国はこれを克服してきたが、いま北朝鮮が抱えるような「飢餓」状態ではなかった。一説(ヨーロッパ紙の報道)によれば、首都ピョンヤンですら「1人1日600gの食料」だそうで、これはアフリカやアフガンの難民キャンプの水準だそうな。地方では「360g」と飢餓状態で、今月内に「新たな食糧援助」を取り付けなければ「国民の1/3が餓死する」ところまで追い詰められているとか。
また、アメリカによる「イラク攻撃」がカウントダウンに入っており、こちらが一段落すれば「次は北朝鮮がターゲット」と言われているだけに、深刻な事態を回避するためにも「日本と正常化を果たす」必要があるようだ。

日本側にも事情がある。
不審船の引揚げが、台風の影響で遅れている。それでも9月末までには終わるようだ。引揚げられれば否応なく「証拠」が出てしまうし、そうなれば「強弁な姿勢」を取らざるを得ない。
また、破綻した北朝鮮系金融機関を「解体」から救うには「今月中に税金を投与」する必要がある。それも1兆円を超える費用だ。ところが、拉致問題など北朝鮮の「強硬な姿勢」が目立ち、援助を拒否する国民の声を大きくしている。ここで、北朝鮮から「譲歩」を引き出さなければ、北朝鮮を援助する名目ができない。そうなれば「溝は広がる」ばかりで、軟着陸を望む政府の方針に齟齬がでると読んだのではないか。

総理個人にも「政治生命をかける」の言葉通り、凋落傾向にある現状を打破しようとする野心がミエミエだ。いま、望まれるのは「妥協はしない」と言う確固たる姿勢であり、安易な援助ではない。総理には「日本人の矜持」を示して欲しいものだ。
追記
長野県知事選は「田中氏再選」となりました。県民にとって「幸か不幸か?」結論が出るには数年かかるだろう。
020903(火)日の丸君が代甲子園
夏の甲子園は、高知代表「明徳義塾」の優勝で幕を閉じました。おめでとうございます
甲子園は高野連主催で、春は「毎日新聞」夏は「朝日新聞」の後援です。両新聞とも「日の丸君が代」が大嫌いです。もっと言えば「日本が嫌いな」新聞社といえます。それが、高校野球を後援するからオカシナことになる。期間中は「日の丸」が掲揚され、君が代も歌われる。
更に、高校野球は「爽やか」と言う建前を大真面目で掲げている。

リトルリーグでは、関西はダントツの強さなのに、高校野球では近年さっぱりです。なんでやろ?
末っ子の知合いに「野球マニア」がおり、調べてみたそうです。それによれば…
 ・明徳義塾の野球部員、約150名中「高知出身は3名」
 ・甲子園出場選手、全500名中「関西出身は100名」
何のことはない、予選の厳しい関西を避けて「地方に散っている」だけです。将来「プロ」を目指す彼らには、甲子園は絶対の「登竜門」なのです。優勝を目指す高校と彼らの思惑がマッチしているに過ぎないようだ。もう「地方代表」などと言う幻相を止めたらどうであろうか。
追記
プロ野球は両リーグとも8月にマジックが出る状態で、面白くも何ともない。ようは、特定のチームが「強すぎる」のだ。先が見えたことで、このクソ暑い中で既に「ストーブリーグ」が始まっている。
近鉄の4番打者「中村選手」がFA宣言で「巨人に入団」と、もっぱらの噂。一体、いくら4番打者を集めれば気が済むのであろう。
中日(落合)ヤクルト(広沢)広島(江藤)西武(清原・マルチネス)らさに中村だって!
(アメリカでは、ヤンキースの一人勝ちでプロ野球の人気が凋落。その教訓から今の大リーグのシステムができた。巨人には、その教訓が見えないらしい)
020904(水)漁業補償費の行方
先週「太刀魚釣」に行ってきました。
釣場は、大阪-和歌山県境に近い「多奈川沖」で、紀淡海峡に栓をする形の「友が島」内側の大阪湾です。台風15号の影響があるのないので「すったもんだ」したのですが、結局「釣日より」でした(020831参照)。
久しぶりに「心のリフレッシュ」をしながら、数分おきに行交う「土砂運搬船」を眺めていました。関空の「第2期工事」に必要な埋立て用土砂の運搬です。そう言えば、世間の不況を他所にこの付近では工事中の家が目立ちます。1期工事で漁業補償を受取り、2期工事でも更に「補償が出た」分けで、大阪や和歌山の漁業組合に所属する人達のフトコロは「温かい」のです。
「漁業権」とは?一体何であろう。
海は、等しく「皆のもの」である筈で、そこで魚を獲るなら「利用料を払う」のが普通の世界です。ところが彼等は「魚を獲る権利がある」として、関空の2期工事でその「権利が阻害される」からと補償を受取ったのです。大阪市内の橋の建設にまで「漁業補償」を受ける『漁業権』とは!
dogfight注:公共投資の削減で、建設業界は苦境に立たされている。
漁協の論理で言うなら、建設業界には『建設権』があることになり、公共投資削減で「我々の仕事が阻害される」と補償を求めても良いことになる。そんなアホな!
こんなことを考えながら釣をしていたわけではありません。陸に上がって、空腹を抱え「飯屋」を探しながら出た話題です。
折角の「漁業補償費」が「マイホームの建替え」に消えていく様を見ながら…
「何で、あの費用を『地域振興』につかわへんのやろ」
「そんな知識があったら『漁業補償』なんかもらわへん」
そんな会話から始まりました。
冒頭にお話したように、大阪湾は「紀淡海峡を友が島で栓をして」おり、太平洋が荒れていても「穏やかな海」を保っています。大物は釣れませんが、種類は多く「家族連れ」で五目釣が楽しめます。
ところが、トイレのある釣り舟が「まれ」なことでも分かるように、漁協側には「釣は男がするもの」という固定観念があるようです。私達のグループが「7名中2名が女性」であるように、トイレ設備さえあれば「釣が好き」になる女性はたくさんいるだろうに。
神様からの授かりもの「漁業補償費」を、この『ファミリー誘致のための改善費用』に振り向ける発想がなかったのであろうか。
 ・1年中穏やかな海
 ・魚種の多い海
 ・都会から近い海
これだけ「有利な立地」をもちながら、どうも「資源」として生かす発想がないようだ。
ここでは「夜明けと共に出船して、昼に帰る」のが普通です。
たおやかな海でリフレッシュして、釣を楽しんできても、陸が近づくと「現実」に戻されます。
 ・お腹はペコペコ
 ・潮風でべたつく身体
着替える場所もシャワーもありません。男は港で着替えもできますが、女性は勇気が要ります。
漁港近くに「気の利いたレストラン」もありません。ましてや「釣果を持ち込めば料理をしてくれる」店など、望むべくもありません。
女性だけではなく、家族ぐるみで楽しめる海釣環境を作れば「ビッグなリゾートができる」のに…と仲間達で話が盛上りました。
020905(木)生活感と時間軸
クライアントと設計者の生活感が酷く異なれば、どのような建物が出来るだろう?あまり楽しい想像はできそうもない。設計者を選ぶには知性だけではなく「感性を共有できるか」も考慮する必要がありそうです。
生活感は、年齢や育った環境で変ります。同年代でも「都会育ちか田舎で育ったか」で変ります。同じ都会育ちでも「マンション暮らし」と「一戸建て」で、変ってきます。
グループホームの計画を巡って、私はコンサルさんから「口を聞いてもらえない」ほど怨みを買ってしまいました。プランを作った上で、コンサルさんに意見を聞き「修正を加える」のが常ですが、どうしても納得できない部分があり、修正に応じなかったからです。

お年寄りが集まって「共同生活」をおくるのがグループホームです。
イメージとしては「老人専用の1ルームマンション」で、共用部分(食堂・談話室・浴室等)を持ちます。お年寄りだけで「擬似家族」を作るもので、合言葉は『アットホーム』といえます。だから、食堂談話室は家庭で言う「リビング・ダイニング」に相当します。
私は、居室=個室(1ルームM部分)ゾーンの廊下に面して浴室(脱衣・洗濯・汚物処理室を含む)を配置したのですが、コンサルさんは「食堂談話室に接して作るべきだ」と主張したのです。理由は「普通の家庭なら家の隅に風呂がある」と言うものでした。
マンションでは、限られた採光通風面に居室を配置するため「家の中央に風呂やトイレ」がきます。コンサルさんは、敷地の広い(地方の)一戸建てで育ったようです。更に言えば「風呂から出たら居間だった」などと言うプランニングは納得できませんでした。GHが擬似家族と言えども「プライバシーを重視する」ことは必要だと思います。
コンサルさんとは20歳以上違い、生活環境も随分違うようです。そんな差が起こした事件だと言えそうです。
個人住宅なら、クライアントの生活感に合せれば「合格点」が得られます。しかし、不特定多数が住む「空間作り」には、最大公約数を取込む必要があります。
内容 労組の要求 MAC提案
館内の履物 下足に履替 土足でも可
個室・寝具 和室・布団 洋室・ベッド
トイレ 和便器 洋便器
シャワー室 不要 必要
バブルの終わりかけに、某大企業の「男子独身寮」を作ったことがあります。
この企業では、寮は労組が管理するため「労組の同意」が必要です。ところが左表のように要求が酷く違ったのです。かなり激しいバトルの末、MAC案で押し切りました。
あれから10年。ウオッシュレットもシャワーも生活必需品となりました。ベッド生活も「当り前」と言っても差支えないだろう。ここでは、労組のスペックより、MAC案のほうが「普遍的」であったことを示している。
クライアントの生活感を尊重することは必要ですが「それが全て」では、プロではないと思います。
前出の「独身寮」など、目の前に「生活の変化」が見えており、時間軸を「少し前に進めて」みれば分かることでした。

『建物』が、耐久消費財なしは資産と言われるのは「寿命が長い」からです。
個人住宅も「作ったときは40歳でも、20年経てば60歳」です。10年ごとに造りかえるなら良いのですが、マイホームの建設は「1生1回」が相場です。少なくとも「20年くらいの時間軸」を見ておく必要があるだろう。
老人福祉施設「コンセプト」になると、もっと困難を感ずる。
新しい分野だけに「若い人の参加が多い」のですが、介護をする立場にありながら「自分の老後」は見えないようで、つい「今のお年寄り」を見てしまうす。
私自身が団塊の世代で「お年寄り予備軍」の立場にあります。それだけに、戦前・戦中派が主流の『今のお年寄り』と、団塊の世代がまるで違う生活感を持っていることが分かります(団塊の世代は「核家族」を作った張本人で、大家族で暮らした今のお年寄りと違う)。若い人と話していると、今のお年寄りを「イメージ」として捉えている人が多いことに気付きます。
「何故、インターネットの設備がお年寄りに必要ですか?」と大真面目で尋ねられたことがあります。団塊の世代はあと10年でお年寄りになるのです。インターネットなど「当り前」のお年寄りが出現します。この認識をもたないと、近未来に「酷く違ったお年寄り」に戸惑うことになります。
冒頭に戻ります。
グループホームの件は、生活感の違いだけではなく「時間軸の違い」でもあるのです。
団塊の世代は、擬似家族の共同生活となっても「個性もプライバシーも大切にする」世代です。協調性に富んだ「今のお年寄り」を見慣れた若者には、このことが案外理解できないようです。
020906(金)早すぎる秋
今年は「記録的な猛暑」であったにも拘らず、樹木の異変が気にかかります。
早すぎる紅葉について、当HP「写真DE便り-020830」で紹介しました。その後、昨年の「写真DE便り-011114」で紹介した街路樹「ケヤキ・ハゼ・サクラ」がかなり『黄葉』していることが分かりました。流石にまだ「紅葉」とは言いませんが、早すぎる秋です。
「どこでも紅葉する」分けではありません。
熱帯や極寒の地では紅葉はありません。温帯でも「寒暖差」が大きくなければしないと言います。ならば、猛暑が続くこの時期の黄葉は「如何なることか?」と思ってしまう。そこで、インターネットで調べてみました。紅葉、黄葉のメカニズムに詳しく載っていますが「紅葉の条件」を拾い出してみます。紅葉がより美しくなる条件としては、
 ・夜間の急激な冷え込み
 ・大気の乾燥による地中水分の減少
 ・直射日光の強さ
以上の紅葉の条件が揃うことにより「離層の形成・糖分の蓄積・葉緑素の分解」という紅葉の過程が強力に促進されるそうです。
この条件を『今』にてらしてみると、案外当っていることに気付きます。
残暑は厳しいですが、朝晩はすっかり気温が下がるため、1日の気温差は10℃にもなっています。湿度も真夏の蒸し暑さはなく、まだ9月の始めで日光も強いのです。
さて?本当のところはどうなんであろうか
追記
干し柿の産地・和歌山で、早くも「赤く色づいて」いるそうです。ただ、熟したわけではなく「猛暑で日焼け」したのだそうで、甘さに難点があるとか!
異常気象は様々な被害を与えているようです。
020907(土)環境展から
昨日、地味な展示会に行ってきました。大阪南港「インテックス大阪」で開かれている『2002NEW環境展』です。(何で「15歳以下入城禁止」なんやろ?わからへん)
ちょっと脱線
大阪では、毎週金曜日が「ノーマイカーデー」で、地下鉄乗り放題600円となります。万事節約に心掛ける私は、出かける用事をできるだけ「この日に集中」させるようにしています。この日も「中百舌鳥-中埠頭(南港)570円」を皮切りに、通常料金2000円ほどを利用しました。
各種リサイクル法の施行に伴い、様々な分野で対応商品が開発されています。
 ・容器包装リサイクル法
 ・家電リサイクル法
 ・建設リサイクル法
 ・食品リサイクル法
こんな分野があるのですが、食品は流石に「リサイクル」は難しく、主に「環境への配慮」となっていました。他の分野は、文字通り「リサイクル」を目指して、早いピッチで進んでいることが分かります。職業柄「建設に関するリサイクル」を興味を持って見学したのですが…
 ・鉄、アルミや合成樹脂は「再資源」として回収
 ・コンクリートは「骨材(コンクリートの材料)や、舗装材料」として再利用
 ・
木材はチップ化して、主に下地材として再利用
 ・土の類は「微紛化」して、当に「土に返す」
このように想像以上に進んでおり、大きなスクラップ&ビルド(建替え)現場では、ゼロエミッション(廃棄物を一切出さない)に挑戦するところも増えています。
また、建設リサイクル法は今年度に「全面実施」され、罰則も強化されました。
廃棄物は、マニフェスト(履歴)の整備が義務付けられ、違反行為には依頼者を含めて処罰されます。依頼主(施主)は業者に頼み「費用を払って」も免責されません。それだけに、信頼できる業者を選ぶ責任が課せられます。ご注意を!
追記
我国は、昭和40年代「公害大国」でした。しかし今は、世界に冠たる公害防止技術を持ち、かつ実施しています。
先週、アフリカで「環境サミット」がありました。
その会場で「イタイ・イタイ病患者」がデモンストレーションしました。かの人達の苦悩が理解できない分けではありませんが、何とも「割切れない気持ち」を持っています。
諸外国では、今だに我国を「公害大国」と思っているところが多くあります。日本では「ガスマスクをつけて生活している」と、教科書で教えている国すらあります。このような場に、イタイ・イタイ病患者が出現すれば「更なる誤解」を招くことは想像に難くありません。ちょっと辛いね…
020908(日)大企業のモラル
東京電力が、原発の点検結果で「不正報告」をしていたと内部告発があり、大問題に発展している。
絶対安全な原発などあるわけがなく、かと言って原発を無くせば生活水準が維持できない。だから、原発は「必要悪」と私は思っている。それだけに、原発の運用は慎重の上にも慎重であるべきで、点検で見つかった不具合を、不正報告で「なかったこと」にするなど言語道断であろう。東京電力は全面的に非を認め、トップ5名が辞意を表明している。
それにしても、日本を代表する企業の「相次ぐ不祥事」はどうであろうか!
日本ハムは、ボロボロと不祥事が続出。結局、大社一族が日ハム経営から「一切手を引く」ことになりました。一代で築いた「日本最大の食肉会社」も僅かな利益を得るための不正で手放すことになる。不買運動で、売上は40%ダウンし会社再建は容易ではない。

昨年は1兆円産業だった「雪印」が解体の憂き目を見ている。この原因も「企業モラルの壊失」を世間が許さなかったためです。三井物産の「入札妨害」も問題になっており、日本の没落は「不況のせい」とばかり言えないようです。
020909(月)人口統計
道路公団の「民営化」が論議を呼んでいます。
「国滅びて道路残る」論議がまかり通り、赤字も償還問題も「口をつぐんで」推進一本槍の政治家官僚の何と多いことか!
審議会では、下記の要素の組合せで、4タイプのシナリオを作った。
シナリオ1=高速道の利用者は今後も増え続け、税は免除される
シナリオ2=高速道の利用者は今後も増え続け、課税される
シナリオ3=高速道の利用者は現状維持で、税は免除される
シナリオ4=高速道の利用者は現状維持で、課税される 
それによれば「利用者は今後も増え、税は免除される」時だけ、50年後に「償還が完了する」そうです。それ以外のシナリオでは、全て「破綻」と答えが出ている。
これに対し「これでは甘い」という、研究が発表されました。
そのバックデータに登場したのが「人口統計」です。若者人口は既に減少に転じており、新規免許取得者も減少傾向にあるそうです。車の新車登録も減少に転じており、高速道の利用者は「今後も増える」あるいは「現状維持」を続けるといった『前提が間違っている』
人口が減り、車が減り、免許取得者が減少して「高速道路利用者」が増えたり現状維持などある筈がない。今後確実に「高速道路利用者は減っていく」という、実に明快な論旨です。まさに「国滅びて道路残る」です。

私は時々「人口統計」を持ち出して、唯我独尊で喚いていますが、人口の推移は「冷徹な現実」といえます。結構面白いので一度ご覧ください。
・2000年の統計で、都道府県別の「人口・面積・密度」を調べるならこれが便利です。
・市町村別に「人口・面積・密度」を調べるならこれが便利です。
・将来推計人口データベースの都道府県別の将来予測です。
・国立社会保障・人口問題研究所の将来予測です。
020910(火)イビキとオナラ
(ネタが切れたのでストックから)
若い頃は「寝息が静かな」私でした。30代に入りイビキが始まり、40代は「ライオンの雄叫び」に変り、50代になってついに「治療が必要」になりました。私は「睡眠時無呼吸症候群」になったのです。
睡眠時に、気道を構成する肥満した筋肉が弛緩して「気道閉鎖」がおき、2分に1回の割合で呼吸が止まるようになりました。呼吸が止まるたびに脳から「起きろ」と指令が出て、私は「万年寝不足」になりました。
今は「C-PAC」と言う装置を付けて眠ります。
鼻腔にチューブを付け、気道の状況(センサーで監視)により「4〜8気圧の空気」を送ってくれます。ようは、気圧を上げて「弛緩した筋肉を押し広げる」分けです。この装置をつけて眠れば「イビキもかかずぐっすり眠れる」のです。
ところが問題もあります…
圧を上げた空気は、気管だけに行くわけではありません。どうしても「食道」にも流れ込んでしまいます。食道に入った空気は、消化器官を通して「オナラ」となって出ていきます。
睡眠中に入り込んだ空気を「轟音一発」出したのは良いが、位置関係が悪いと「送風機に吸い込まれ」チューブを通して、ダイレクトに鼻腔に送り込まれてきます。格別「香り」がなければよいのですが、食い物によっては「キツイ臭い」を伴うことがあります。このときは「悶絶」するような悲劇に見舞われます!鼻から「チューブをむしり取る」姿は、我ながら恐ろしいものがあります。
我が身から出たものが「速やかに一巡」するわけで、誰に文句を言うわけもできません。これが私のナイトメアとなっている。(うむ〜しょうもない話でゴメン)
020911(水)保育園
ご縁があって、保育園の設計コンペに参加しました。
ただ、私はこの世界に全く「経験不足」です。そこで、鎌倉の山田さんに「基本的なこと」をレクチャーして頂きました。それでも「付け焼刃」に過ぎず、私の新たな勉強目標となりました。

そんな訳で「保育園とは何ぞや」と、薀蓄を語るには「10年早い」と認識しています。
先日、コンペ内容の説明を受けるため四国・高松まで行ってきました。見ること聞くこと「感心するばかり」でした。そんな感想を…
幼稚園と保育園…全く違うのですが、世間では結構「混同している」ようです。
 ・幼稚園は、文部科学省管轄で「教育施設」
 ・保育園は、厚生労働省管轄で「福祉施設」
保育園は「0歳児」から受入をし、夏休みもありません。
0〜1歳が乳児、2〜5歳が幼児となります。素人が考えても、0歳児と5歳児で「保育の仕方が違う」ことくらいは分かります。保育内容は「食事・遊戯・午睡」からなっており、いかなる時も(昼寝中も)子供の傍を離れることがありません。更に、特別保育事業と呼ばれる「障害児保育・一時保育・子育て・推進事業・学童保育・休日保育」等があります。夏休みがある幼稚園と違い、年中無休で「地域の子育て」と密着しています。
dogfight注:とかくハイテクを利用して「無人・遠隔監視」を心掛けますが、保育園ばかりは無理なようです。保母さんは、片時も子供の傍から離れることはありませんでした。
なにせ「知識のない」私のために、既存の保育園をご案内頂きました。園長先生や保母さんに、時間を大幅にオーバーして「根掘り葉掘り」尋ねまわりました。
私は「良くこれで保母さんの反乱が起きないものですね!」と感心してしまいました。
 ・保母さんの厚生施設は「名ばかり」で、更衣室など殆ど倉庫に変っています。
 ・行政の要求は「8時間保育」ですが、そんなものでは足りず「現実は12時間保育」になっている。
 ・8時間の人員で12時間をこなすため、着替える時間も「もったいない」ほど働いている。
 ・だから、90cm巾で3人使いする「普通のロッカー」を12人で使っていました。
とてもじゃないが、使命感なくして勤まる職場ではありません。


    説明用に作ったボリューム模型
90人定員程度の敷地に「120人規模」を計画する必要があり、敷地との戦いになりました。
地上だけで「屋外遊戯場」が確保できないため、屋上を合わせて利用している。
屋内遊戯室に「天空光」を取り入れる越し屋根に「ソーラーパネル」取付を考えている。
少しは、待遇改善となる「新しい保育園」を提案したいと思うのですが、私に与えられた時間は1週間、今日が提出日です。民設民営だけに「予算の制約」があり、予算から来る「規模の制約」もあります。知識不足で何処までできるか分かりませんが、熱い気持ちだけでも伝えたいと思っています。
追記
保育園のテーマは「日常性」だそうです。これって、老人福祉に通じます。
児童福祉が「これから始まる日常性を身につける」ところなら、老人福祉は「日常性の中で余生を送る」ことを目指しています。『少子高齢化』が熟語で語られるように、行政区分では「同じカテゴリー」に属します。建築基準法では「児童福祉施設等」の『等』に老人福祉施設が含まれます。
「揺り篭から墓場まで」と言う分けではありませんが「人生の出口と入口」を仕事として見つめる機会を得たたことをありがたく思っています。
関係のない追記
アメリカのWTCに航空機テロが敢行されて1年経ちました。新たなテロの噂もあり、固唾を飲んでこの日を迎えました。何事もなければよいのですが…
020912(木)ショートショート
 クレジットカード
クレジットカードを利用すると、利用金額によって「ポイント(キャッシュバック)」が与えられます。数年前までは、このポイントだけで「毎年スーツがオーダーできた」のですが、私自身が「節約モード」に入っており、今はそれどころではありません。カードの利用は数年前の1/10に減り、できるだけ現金で済ますようになりました。
反面、カードが使えるお店が大幅に減っています。
カード利用は「5〜7%」の手数料がお店の負担となります。不況で「利益が薄くなっている」こともあり、手数料が重くなっているのでしょう。こんなところにも「辛い浮世」が見えるようです。

 カルピス
久しぶりに「カルピス」のペットボトルを買って飲んでみました。懐かしい味です!
今でこそ、溢れんばかりにソフトドリンクがありますが、30年も遡れば「ラムネ・サイダー・カルピス」しかありませんでした。コカコーラが日本上陸し、様々なドリンクが出るようになり、隆盛を誇ったカルピスも「黄昏」を迎えました。
カルピスは濃厚な液を水で薄めて飲んだものですが、少し時間が経つとまた分離してしまいます。
カルピスが「ソフトドリンク時代」に生き残これた理由は『分離しないカルピス』の開発だったと聞いています。世間から見れば「どうでも良い」かもしれませんが、企業の生き死に分ける「出来事」って、案外こんなことかもしれません。
020913(金)嬉しくて悔しくて自棄酒
保育園の計画コンペに参加しました。
不慣れな用途で時間も1週間と短かったのですが、私なりに最善を尽くしました。MAC案を020911に提出、説明時間1時間を大幅に越える質問を浴び、充分すぎる手応えを感じました。
この日、深夜まで理事長先生や園長先生が協議し、020912早朝宿泊先のホテルに「MAC案採用」のご連絡をいただきました。今月中に、行政に書類を提出する必要があり、その準備の打ち合わせに向いました。

充実感を胸に大阪に向う高速バスの中。思わぬ連絡が入りました…
(以下、自主規制で削除)悔しいね
 ドキュメント
020912 早朝、コンペでMAC案採用の連絡はいる。9:00より申請に向けて打合せ
020912 16:00 帰りの高速バスで、思いもよらぬ連絡。「行政による理不尽な干渉」
020914 法人に迷惑を掛けるのは本意ではないため「辞退」のFAXをおくる
     行政の過剰な指導だと思いつつ、大人しく引き下がるつもりであった
020914 夕刻、園長先生よりお礼の電話入る。同時に、行政の介入がエスカレートしたことを知る
     「民営事業」における設計事務所選びに、何故行政が介入指導できるのか?
     その理由が知りたくなった

020915 高松市長および健康福祉部母子児童課に対し
    「如何なる権限でかような介入ができるのか?」問合せメールを送る

020919 なんら回答は無い。予想とおり「無視」のようだ
020914(土)ライブハウスと近所迷惑
先日ニュースを聞いていたら「ライブハウスで、若者が音楽に合わせてジャンプするため『近所の住宅が揺れる』被害が出ている」と報道していました。早速かおりに聞いてみたら、若い人には周知のことだそうです。
この出来事は、建築屋としては「大いに気をそそられる話題」です。
建物は構造計算をして設計されます。荷重設定は「静荷重」と「動荷重」がありますが、建築は基本的に「動かない」前提で行うため、静荷重で設計します。ちなみに「同じ重さ」でも、影響は静荷重と動荷重で「概ね3倍」違います。体重50kgの人がジャンプすれば、瞬間的ではありますが150kgの荷重が床に掛かることになります。この「3倍」と言うのが微妙です。

建築現場は、厳寒もあれば酷暑もあります。そんな条件下で施工するため「信頼性」に欠けます。それを補うため、材料によって異なりますが安全率を「3〜7倍」に設定しています。コンクリートの安全率は3倍に設定されていますが、現場からコアサンプルを取り出し試験をすると、実際に得られる強度は「1.5〜2倍」程度が相場です。勿論、鉄筋コンクリートと称されるように「鉄筋とコンクリートの複合強度」になっていますから、危険と言うわけではありませんが、ライブ会場で「全員がジャンプ」すれば3倍の荷重が掛かる訳で、建物によっては「筒一杯」と言うことも有得ます。
ライブは特殊なことではありません。
専用のライブハウスだけではなく、企業イメージの向上を狙って(企業内の多目的ホールで)コンサートが開かれる機会も増えてきたようです。また、公民館や市民ホールでも有得るわけで、このような用途の設計では「荷重設定に動荷重を考慮」する必要がありそうです。
また、近隣への影響を配慮するなら、ライブが行われる可能性があるフロアを「免震構造」にしておくことも考えねばなりません。
時代が変れば物事が変る。建築は「雑学の世界」です!何事にも好奇心を持って接していきます。
020915(日)手紙
保育園のお話はコンペに勝ちながら、今は「私の存在そのものが障害」となってしまいました。
理想的な保育園を創りたいと、頭が下がるほど熱心な園長先生を苦しめることは、私の本意ではありません。また、私自身の気持ちに区切りをつける意味もあり、自ら辞退する旨の手紙を送りました。悔しくはありますが、これが最も良い選択だと思います。
020915(日)秋祭り
岸和田だんじり祭りは今年で300年とかで、今年も14日から「祭り」がやってきました。
毎年のように死者を出しながら「中止」の意見も出ない勇壮な祭り(だそう)です。関西に37年も住みながら未だ見たことのない祭りです。そう言えば、京都の「祇園祭」も今年始めて見学しました。徳島の「阿波踊り」も一度見てみたい祭りです。案外、祭りと縁がないものですね。
dogfight注:岸和田だんじり祭りでは、今年も試験引きで既に死者が出ています
ここ狭山の「だんじり祭り」は、来月が祭礼です。
窓の外から「練習のお囃子」が聞こえてきます。朝からずっと続いており、年に一度の楽しみを待っているかのようです。
020915(日)
吃逆(しゃっくり)と言う本(森福 都著)を読みました。
シャックリをすると、真実がバーチャルリアティテーとして浮かんできて、難事件を解決すると言う迷探偵の物語です。そんな中に面白い記述がありました。
『陸君(主人公)、君は知っておるか。男には三つの場合女の慰めが必要だ。すなわち辛いとき、苦しいとき、それ以外のときだ。慰めとなってくれる女もまた三種ある。花のような美女、慈悲深い醜女、そして聡明な悪女または愚かな貞女だ』
何とも含蓄のある言葉ですが、さて?貴方は如何様にお感じであろうか…
020915(日)不審船
何とあっけなく海中から引揚げられた不審船。
しかし、不審の解明を急ぐことはしないそうだ。何とも不思議な国だね!日本は。折角の外交カードだと思うが、17日からの「日朝トップ会談」では使わないそうだ。それどころか「お詫び」から入るとか。何時になったら「独立国」になれるやら…
020916(月)大きな古時計
先日、自棄酒を飲んだとき久しぶりにカラオケをやりました。
曲目は、平井堅さんが唄う最新のヒット曲「大きな古時計」です。どうだ!凄いだろ

昨年当りから、私には難解な曲ばかりではなく、分かりやすい「リメイク版」が増えてきました。コンピュータがランダムに選んだ日本語を、繋ぎ合わせて作った「分けのわからぬ詩」に、分けのわからぬ若者も飽きてきたのであろうか?それにしても「大きな古時計」とは…ここまで戻ってしまったか!
そこで「パクリ」でこの曲をご紹介しよう。
アメリカで1800年代後半に作られ、童謡としてその後もずっと歌い継がれている曲なのだそうです。−原曲名はGrandfather's Clock−日本には昭和37年に「NHKみんなのうた」で紹介されたのが最初だそうです。
日本では「♪100年いつも動いていた〜」となっていますが、原曲では「90年」だそうです。
dogfight注:英語では90年の方が唄いやすく、日本では100年の方が歌いやすい
それから、日本では「死ぬ」とかいう表現はなく、歌詞の雰囲気から「おじいさんは亡くなったんだ…」と分かるようになっていますが、原曲では「When the old man died.」と、はっきり表現されているのが、なんかアメリカらしい。
良い歌が「歌い継がれる」素敵ですね。
大きな古時計(ワーク作曲・保富康午訳詞)

大きなのっぽの古時計おじいさんの時計
百年いつも動いていたご自慢の時計さ
おじいさんの生まれた朝に買ってきた時計さ
今はもう動かないその時計
百年休まずチクタクチクタクおじいさんと一緒にチクタクチクタク
今はもう動かないその時計

何でも知ってる古時計おじいさんの時計
綺麗な花嫁やってきたその日も動いていた
嬉しいことも悲しいことも皆知っている時計さ
今はもう動かないその時計
百年休まずチクタクチクタクおじいさんと一緒にチクタクチクタク
今はもう動かないその時計

真夜中にベルが鳴ったおじいさんの時計
お別れのときがきたのを皆に教えたのさ
天国へ昇るおじいさん時計ともお別れ
今はもう動かないその時計
百年休まずチクタクチクタクおじいさんと一緒にチクタクチクタク
今はもう動かないその時計
教育芸術社「歌はともだち」200円(末っ子が使っていた小学校の教材から)
020917(火)物部氏
「星封陣」高橋克彦著(講談社文庫)を読みました。文庫本で708頁もある長編です。
東北の山中に「物部氏の末裔」が、結束堅く住んでいます。「物部の神宝」を巡り、政治権力が襲いかかってくるが、一族の長の指導で跳ね返しながら、神宝を探し当てていくと言うストーリーです。荒唐無稽ながら「結構楽しませる」作品です。特に、東北地方の「遺跡」が次々に登場し、私の興味を充分刺激してくれました。
物部氏は、古代の豪族です。物部氏が「縄文文化と密接に絡んでいる」ことからも、おそらく日本土着の民であったと思います。5世紀の終わり、蘇我氏との決戦に敗れ「歴史の表舞台」から去っています。しかし、その後も我国に残した足跡の多さに呆然とするものがあります。
虚空見つ日本国の王 物部氏」というHPがあります。この中に「物部氏ゆかりの神社を訪ねて」があります、是非開いてみてください!全国に「物部神社」が今もあることが分かります。

■物部(もののべ)あるいは「物部(ものべ)」といった地名は各地にあります。漢字は違うが「読み」が同じ「能部」も、物部氏ゆかりの土地です。
■大和一ノ宮「三輪明神」は大神(おおみわ)神社と呼ばれ、三輪山(山中の磐を)をご神体とします。この「大神(おおかみ)」と言う地名や山神という地名も全国各地にあり、やはり物部氏ゆかりの土地です。そこで、私の生まれ故郷も検索してみたら…ありました。
  山神社摂社住吉社「合 饒速日命」碧南市山神町7−26
■物部氏は、石柱(モノリス)をご神体としており「石」「磐」のつく神社は物部氏ゆかりの神社です。代表的なものに「東大阪・石切神社」があります。
■物部氏−スサノオ−出雲王朝にも「密接な関係」があり、祇園祭・八坂神社も物部系となる。
■「やまなし」という地名も物部氏ゆかりの土地だそうです。
天照(あまてらす)は、天孫降臨伝説がありますが、物部氏も「空から降りてきた」伝説があり、宇宙人の末裔と言う大胆な伝承すらあります。物部氏は明らかに「縄文文化」に属しており、渡来系で弥生文化をもたらせた天照一族に、伝説を奪われたのだと思われます。
■東北地方に多数出土する宇宙人そっくりの「遮光器土偶」や、宇宙との交信に使ったのではと言われる「ストーンサークル」や「ピラミッド」など古代遺跡が多く存在します。これが、物部氏宇宙人説の根拠となっています。
■太平洋に沈んだと言われる「ムー大陸」で使われていたと言われる文字の粘土版も東北で多く出土します。
■東北に「キリストの墓」があることをご存知ですか?ただ、笑うのではなく一度読んでみてください。結構説得力があります。

出雲王朝と並び、物部氏には「失われロマン」がいっぱいあります。その足跡の多さは、私達の血に濃厚に残っているのだろうと思います。
020918(水)日朝問題
日朝トップ会談のため、小泉総理は9月17日早朝ピョンヤンに向いました。
珍しく我国の世論の足並みが纏ったようで「安易な妥協はするな」というものでした。この背景には、北朝鮮の「日本人拉致事件」に対する全く不誠実な対応に、日本国民の不信感が募っていることが挙げられる。小泉総理も「まず拉致問題解決ありき」を表明していた。

行方不明の日本人について「拉致疑惑」がおきてから20年近くになろうとしている。
亡命者や不正帰国した人達からの証言で、政府や警察が「北朝鮮による拉致」と認定するに至り、マスコミの多くは「拉致問題」と表するようになった。しかし、この時点に至るも『拉致疑惑』としているマスコミもあった。ピョンヤンでの、小泉総理の記者会見風景を報道しながら、NHKはまだ「拉致疑惑」といっていたのを聞いて私は呆れてしまった(NHKは余程日本が嫌いらしい!)。
ピョンヤンでは、少女達のマスゲームを駆使した「熱烈歓迎」も無く、実務会談に入ったようだ。
拉致問題は「5人生存・8人死亡・1人不明」と回答があったが、日本側が拉致の証拠を掴んでいた人が全員死亡しており「何時何処でどのように亡くなったか?」は不明のままという不自然さを残している。金総書記は不審船の存在も認めたが、拉致と合せて「部下が勝手にやったこと」としており。「責任者は処分した」として遺憾の意を表したが、独裁国家でこんな論理が通用するはずが無い。
小泉総理は成果が得られたとして、日朝正常化交渉を「再開する」ことで合意したそうだ。現代コリア研究所・佐藤氏が提案するように、せいぜい時間をかけ「じっくり交渉する」ことを期待したい。我国は何も急いではいない!交渉上手な日本を見てみたいものだ。
過去20年、自民党や社会党の錚々たるメンバーが訪朝しながら「何ら成果も無く」終わったことに比べれば、劇的な成果といえるが、それでも割り切れないものが残る。
野党やマスコミの反応は冷ややかだ。
テレビ朝日など、全く評価しないと小泉批判の急先鋒となっている。つい先日まで、北朝鮮を「地上の楽園」とヨイショしていたことなど忘れたようだ。

まだ、問題の存在を確認し、正常化の交渉を再開することを決めたに過ぎない。まさに「これから」であることを肝に銘じたい。
020919追記
・今日現在「拉致疑惑はでっちあげ」という主旨の文章を掲げている政党がある。ご覧ください
・8人の死亡年月日が発表されました。複数の人が同じ日に亡くなっており、とても自然死とは思えない
020919(木)ことの顛末
もし当サイトをお読み頂いている方ならば、MACが「民間保育園」の計画を巡り、香川県高松市の健康福祉部母子児童課から理不尽な扱いを受けたことをご存知だと思います。できることなら報復をしたいと思い弁護士とも相談しましたが、実に手段のないことに気付かされます。どうやら私ができることは、ありのままを「当サイトでぶちまける」程度のことです。何せ影響力のないマイナーなホームページで「ごまめの歯軋り」にしかなりませんが、いつまでもこのような後ろ向きの出来事に拘っているわけにも参りません。吠えるだけ吠えて終わりにしようと思います。
高松市では、今里町2丁目の市有地を有償貸与して民間保育園を建設するため、市内で認可保育園を運営する社会福祉法人から、新設保育園の提案・進出を募集しています。
この計画地に最も近い、社会福祉法人○○○会では応募することに決め、応募案作成に際し「広くアイディアを求める」ため、複数の設計事務所に呼びかけてコンペを行いました。

MACは同法人が昨年、特別養護老人ホームを計画し、高松市に趣意書を提出(残念ながら不採択でした)する際、計画案を作成したご縁があり、この度も参加させて頂きました。その結果、当社案は「法人の求めるもの」に最も近かったようで、応募案を取り纏めるよう020912に指名を頂きました。

しかし、その数時間後に高松市健康福祉部母子児童課から、法人に対し下記の指導が届いたそうです。(応募案の締め切りは今月末で、まだ受付もしていない段階での素早い介入に驚きを禁じ得ません)
 1.県内の設計事務所であること
 2.高松市に指名願いを提出していること
当社は、大阪の小さな設計事務所で2条件とも満足していません。
混乱を招くことは本意ではないため、当社から法人に対し020914に「辞退する」旨申し入れを行いました。ただ、このことで法人が望んだ当社案も葬られ?ようです。園長先生も大変残念がられたように、被害は法人にも及んでいます。

dogfight注1:
・募集要綱には、何処にも「県外の設計事務所は禁止」と書かれていない。私がコンペに勝ったことを知って急いで打ち出したようだ。

Dogfight注2:
行政の指導は「よいものを求めるためのコンペ」と言う手段を拒否したことになる。
・既に健康福祉部母子児童課の指導により他の設計事務所で応募案作りが進んでいると聞き及んでいます。但し、どのようにして選ばれたのか私は存じません。
・MAC案を継承したい旨法人より申し出がありました。私は了解しましたが、プライドある設計者なら「独自案」にしたいだろう。何ら質問もないところからMAC案は葬られたと思われる。

当事業は、国と市から補助金が出る「補助金事業」ですが、作るのはあくまで「民間保育園」です(つまり民間事業)。施工に関しては、どこの自治体も「県下に本支店等があること」と言う縛りを設け、県下に経済的波及効果が及ぶように配慮しておりますが、設計業務は広くアイディアを求める目的があり「地域の縛り」を設けていません。少なくとも「管内の指名業者しか認めない」という法的根拠はありません。今回のように、民間保育園の設計者選びに行政が介入指導することなど前代未聞です。

このことがどの位イレギュラーか当社の実例でお話します。
・昨年、高松市に対し特別養護老人ホームの「趣意書(申込書)」を提出しておりますが、上記2項目の指導はありませんでした。
・今春、兵庫県神戸市で厚労省から補助金を受けて「ケアハウス」が竣工致しましたが、神戸市からこのような指導を受けておりません。
・現在、福岡県で「厚労省から補助金を受けて建設するケアハウスの協議」が進行しておりますが、ここでもこのような指導を受けておりません。
Dogfight注3:
・上記は当地から見ればから、全て大阪が「県外」となる。また、当社はどこにも「指名願い」は出していない。


同じ高松市庁舎内でも、老人福祉行政担当は他府県OKで、児童福祉行政は「不可」と言う不整合さがあります。両者は共に、補助金事業で厚労省管轄です。「いかなる違いがあり、高松市健康福祉部母子児童課だけが、このように特殊な指導ができるのか?」これだけは知りたいと願っていますが、思うに任せません。

行政訴訟法と言う法律がありますが、行政処分に対し「不服を申し立てる」制度で、この段階では対象になりません。
次に「利益を損ねた」として民事訴状を起こす方法ですが、応募すら受付けていない段階での介入では、利益を損ねた証明が出来ません。
更に、一連の介入は全て「法人に対し口頭で行われて」おり、私とは面識すらありません。ようは「何も証拠がない」のです。園長先生のお話では「高圧的なもの言い」であったそうですが、許認可権を握られた保育園に「証言」を求めるのは酷であろう。
ようは何ら対抗手段がないのです。唯一私に可能性があるとすれば、明らかに「越権行為」と言えるこの事態に地元が非を鳴らすことでしかない。しかし、立場を変えてみれば分るように、如何に不公正な手段であったとしても、行政の行為は「地元の地益を確保」した勇気ある行動に映るだろう。この不況のご時世に、設計料が優に1千万円を超える物件を「高松市内にキープ」したわけで、担当官は英雄かもしれない。このように考えれば私も諦めもつきそうだ。後は、一担当官と特定の設計事務所による謀議ではないことを祈るばかりである。

もし私が報復手段を持っていたら、行政はこのような理不尽な振る舞いに出たであろうか?
私は、行政に「如何なる権限でこのようなことができるのか?」と質問を送付しましたが、予想通り「なしのつぶて」です。私など、無視をしても「何も怖くない存在」に過ぎません。
しかし…
やはり、行政はフェアであるべきです。いくら「地元の利益?」のためとはいえ、このようなことが繰返されるなら、いつか弊害の方が大きくなるだろう。

021001追記 高松市より回答がありました。内容はそのまま021002に掲載しています。
020920(金)さよなら高松
「虫の知らせ」って言葉がありますが、本当ですね!
昨年から、ここ「高松市」に10回以上来ていますが、いつも仕事が終われば帰ってしまう「出張」で、ゆっくり市内を観光したこともありませんでした。020912コンペ勝利の知らで喜びに満ち満ちており「まだまだ高松に通う」筈なのに、何故か「ちゃんと高松を見ておこう」という思いに駆られ、32℃という炎天下、汗をたらしながら回ってきました。
(行政による理不尽な干渉が入り、法人に迷惑を掛けるのは本意ではないため、この物件は「辞退」しました。そのため、結果として仕事で訪れる最後の高松市となった)
『さよなら高松』と題してご紹介したいと思います。
「四国・高松」と言えば、誰でも思い浮かべるのが『栗林公園』です。まずは、栗林公園の成り立ちを公式HPでご覧ください。


栗林公園は、背景の紫雲山(約59ha)を含め約75haあります。南庭と北庭にわかれ、6つの池と13の丘で構成されています。南庭は、江戸時代初期の回遊式大名庭園、北庭は元禄頃に造園され鴨場として使われていました。明治の末から大正の初期にかけて近代的に整備改修され現在にいたる。

残念ながら時間の都合で駆け足で南庭しか廻ることができませんでした

東門から入り、紫雲山を背景に南庭全景を見る
栗林公園の命名は何処からきたのであろうか?「栗の林」というが、栗の木は見当たらない。公園の主役は、手入れの行き届いた『松』です。近くに「八栗」と言う地名があるが、どんぐりが多く獲れた名残であろうか?
公園の主役「松」(北湖北岸付近)
   梅林橋から北湖・芙蓉峰をみる
今は「都会の公園」となり、マンションが背景にそびえる。時代の流れと言いながら、景観を守る規制を持たぬまま「時間の遺産」が失われていく。

池では、人なつこい鯉が口を開けている。ノンビリとたおやかに時が流れていく…

9月も半ばと言うのに、この残暑はどうであろうか!32℃と言う暑さの中で、木陰の風が心地地よい。

木立を通して見る風景に「秋」がありました。どんなに暑くても、季節の変化は起きているのです。
如何ですか?『秋のはしり』ともいえる写真です。
梅林橋を渡り、右に折れる。
そこに「日暮亭(ひぐらしてい)」(写真左)がありました。ひっそりとして佇まいの茶亭です。
日暮亭を突き抜けて、紫雲山の麓「西湖」(写真中央)に出ました。そこには「赤壁」があり、樋桶滝(中央の切れ目部分)があります。どうやら、中国の「三国志の古戦場」に見立てたようです。
写真右は「新日暮亭」-新-とついていますが、実はこちらが初代の日暮亭で、所有者が変るたびに流離っていたそうですが、ようやくこの地に安住を求めた「小さな茶室」です。当時の「つくばい」が、西湖に流れ込むせせらぎにひっそりと鎮められていました。

鹿鳴原から涵翠池を通して掬月亭を見る。
ここは、月見の「大宴会」を開いたところらしい。

写真右上:亭から涵翠池を見ながら煎茶を頂きました。
写真右中:亭から南湖を見る。ここでも、マンションが雰囲気を壊している。ちなみに、このマンションの「売り」は『栗林公園が見える』だそうです。複雑な心境ですね!穴吹さん


南湖に面した「根上りの五葉松」(写真右下)実に見事です。


その後、南湖の迎春橋を渡り芙蓉峰に向う。僅かな高台ですが、結構「絶景」です。ここが、南庭を見渡せる絶好のポイントです。

園内最高峰の「芙蓉峰」から見る南庭全景。池は、中央が北湖・左手が南湖
この辺でタイムアウトです。大阪に向う高速バスは13:25発。もう、栗林公園を後にする時間です。今は市民の公園となった「栗林公園」です。開園時間は「夜明けと共に開き、日没で閉めた」名残を残し(公式HP参照)、入園料も「年間利用パス2500円」があるなど、市民公園の顔を濃厚に持っています。
讃岐と言えば『うどん』です。
公園事務所で「美味しいうどん屋さん」を尋ねたら、ちゃんと地図が用意されていました。流石は「讃岐」です!

多くは「セルフ」の店です。
「冷・かけ・釜揚げ」のいずれかを選び、量を指定します。私は、どんぶりを持って列に並び「かけの大玉」を注文しました。うどん玉を「自分で湯がいて汁を注ぎ」ます。好きなトッピングを選んで、レジで支払い。

ホンマ!何処で食べても「讃岐のうどんは美味い」ネ

バスの出発まであと25分。
高松城址「玉藻城」は、ターミナルにあります。この城は、海城で、半分は海・残りは海水を湛えたお堀で守られていました。今も海水を取り入れる水門が残っています。
お城は「空襲で焼け落ち」天守だけが再建されましたが、場所が違っています。
本当の天守は、写真右下の一際高い石垣の上にあったそうです。今は「社」が建っています。
駆け足で回った「高松」も、これで終わりです。さようなら『高松』
できれば、仕事など関係なく、ゆっくりと城や公園を回ってみたいものです。
020921(土)一級建築士への道
横田君(元MAC職員)からこんなメールがありました。
一級建築士試験に見事に落ちました。
日建学院京橋校ではいつも試験で10位内に入っていたんですが…今年は日建からもほとんど合格していないみたいで製図試験対策の先生は1人で済むぐらいだそうです。おととしまでの合格率は18%去年12%今年は一桁らしいです。
同じような声は、かおりが勤めているもう1件の設計事務所の若者からも聞きました。
下表をご覧ください。
年度 合格者数 合格率
昭和61年〜
平成12年度
7000人前後 11〜12%
平成13年度 4120人 6.9%
10年来続いていた7000人前後の合格者が、昨年で一気に半減しています。まだ正式発表がありませんが、今年は更には半減の様子です。
私が資格取得したとき(昭和51年)は、合格者1万人(合格率2割程度)であったことから比べれば、明らかに作為が感じられます。
建設関係の労働人口は680万人と言われ、不況にも拘らず「増え続ける」傾向にあります。適正人口が400万人と言われる中で「異常な出来事」となっています。これは、建設業が「でもしか産業」として、社会の底辺の受け皿となっていることを現しています。一級建築士合格者の急激な減少は「この世界に、これ以上人口は要らない」と言う意思表示であろう。
資格試験は、本来「技量を確かめる」ものの筈ですが、いまや『意地悪試験』の代表となっています。その結果、合格率の低下とともに「価値」も低下しているように思います。
現役で活躍する一級建築士は20万人程度と思われますが、現時点で試験を受けて合格する現役がいったいいくらいるだろうか?クイズで言うなら、正解は「0」であろう。現役が「誰も通らないだろう」意地悪で意味不明の試験に、何の価値があるのか!私には理解できない。
技術評価の試験と、労働人口の抑制は異なる次元であろう。目標まで奪うべきではない!
020923追記 
これを見た横田君から追加のメールがありました。一部を編集してご紹介します。
なお、下表は「一次試験の結果」です。一次試験合格は2年間有効で、当年および前年度合格者が「二次試験」を受けます。上記表は二次試験合格者を表していますので、下表と内容は異なります。
年度(平成) 9 10 11 12 13 14年
実受験者数
54,810
56,810
57,431
56,389
54,210
53,908人
合格者数 9,846 10,577 10,419 10,302 6,880 5,716人
合格率 18.0 18.6 18.1 18.3 12.7 10.6%
基準点(足切点)
学科T 13点
学科U 12点
学科V 12点
学科V 13点
総得点 64点
*各科目及び総得点の基準点すべてに達している者を合格とする。
*なお、基準点については、各科目とも13点、総得点67点を基本的な水準とするが、本年については、学科U、学科V及び総得点の平均点が例年に比べ著しく低く、そのことが試験問題の難易度の差に起因すると認められたため、学科U、学科V及び総得点の基準点の補正を行っている。

(今年はテストをあまりに難しくしすぎたため、普通でいけば合格率が6%ぐらいだったので無理やり10%ぐらいにした感じだそうです)
020922(日)不死鳥
昨日「一級建築士への道」で、資格取得が不当に抑制されているのでないかと言うことを書きました。明らかに、建設産業の人口が過剰で、他の産業へ「労働人口の移行」が必要なのに、政府の政策はトンチンカンとしかいえません。
順位 企業名 建築の売上
(百万円)
株価
(円)
1 鹿島 1,072,703 361
2 清水建設 1,017,089 370
3 竹中工務店 994,492
4 大成建設 944,578 251
5 大林組 934,059 316
6 戸田建設 386,737 232
7 熊谷組 321,943 19
8 長谷工コーポレーション 300,753 62
9 フジタ 287,902 停止
10 西松建設 271,866 351
11 三井建設 250,392 37
12 前田建設工業 235,801 326
13 東急建設 223,158 69
14 安藤建設 213,164 136
15 ハザマ 209,337 24
16 鴻池組 202,128
17 淺沼組 172,379 104
18 飛島建設 160,836 31
19 五洋建設 155,648 105
20 住友建設 147.277 54
21 銭高組 109,312
22 奥村組 109,261 389
23 新井組 99,939 42
24 鉄建 92,821 105
25 松井建設 78,416 269
26 大末建設 77,916 31
27 大木建設 76,406 204
28 ロッテ建設 73,593
29 三菱建設 70,364 38
30 福田組 68,671 320
倒産年度 企業名 所在地 倒産形態
2001 田辺建設 新潟 民事再生法
丸脇建設 岩手 民事再生法
冨士工 東京 民事再生法
武藤建設 茨城 民事再生法
枡田組 和歌山 民事再生法
東海建設 東京 破産
青木建設 東京 民事再生法
2002 小林組 埼玉 民事再生法
第一建工 群馬 民事再生法
小牧建設 鹿児島 民事再生法
栗原組 秋田 破産
山樋建設 香川 破産
荒井組 東京 破産
佐藤工業 東京 会社更生法
日産建設 東京 会社更生法
イトウ 秋田 民事再生法
高弥建設 岩手 民事再生法
高岡建設 大阪 破産
藤木工務店 大阪 民事再生法
大日本土木 岐阜 民事再生法
三ツ輪建設 北海道 破産
高木工務店 福岡 民事再生法
小山田木鋼所 山梨 民事再生法
明生建設 兵庫 破産
井尻工業 山梨 民事再生法
資料は『日経アーキテクチュア2002/9-16号』より

左上表をご覧下さい。
昨年と今年9月までに「負債額50億円以上」で倒産したゼネコンの一覧表
(青字は上場企業)です。なんと25社中、霧散したのは僅か6社に過ぎません。あとは、民事再生法か会社更生法で「借金を棒引き」にして生き残っています。これでは、労働人口の移行など起きる筈もない。
建設業界の「絶望的な不況」は、単に我国が不況と言うだけではなく、このように「構造的な欠陥」を抱えていることが大きいように思います。
私は、他の産業に疎いのですが、こんなに高確率で「不死鳥」現象が起きているのでしょうか?

次に右上表をご覧下さい。相変わらず「売上」でランキングが付けられています。
これ(日経アーキテクチュアの資料)に020920の株価を添付してみました。上位30社にもこんなに「額面割れ」の企業が混じっています。誹謗中傷が目的ではありませんので具体的に明記しませんが、半数の企業が金融機関感から「債権放棄」を受けており、業界では「いつ潰れてもおかしくない」と言われるゼネコンが随分混じっています。

この世界の怖さは、ランキングや経審で高スコアの企業が「必ずしも安泰ではない」ことです。誰の思惑かは存じませんが、不死鳥を作りつづけることが改革を遅らせていると思います。
kankeinonai追記
まだ9月半ばと言うのに、少し涼しくなったらもう「乾燥肌」の症状が出てきた。急いで保湿材を摩り込みながら「歳を感じる」
020923(月)草ソリを作ろう
今年の9月は「3連休」が2回あります。
最初の3連休のある日、近所に住む若夫婦と一緒に「狭山池博物館」へ行きました。爽やかな秋の日で、狭山池ダムの堰堤の緑が格好の遊び場になっていました。
「草ソリで遊べるな…」といってもピンとこないようです。
ならば「作って遊ぼうか」と、思い立ったのですが…さあ大変!
ソリは、木の端っこがあれば作ることが出来ます。
田舎育ちの私には「何処でも手に入る」ものでしたが、今は時代が違います。「建築現場なら」とお思いかもしれませんが、今時あるはずもありません。
木造住宅も「プレカット」の時代になりました。昔のように、現場に作業場を設け「木を切り刻む」ことなどしません。巧妙な仕口はなくなり「簡単なカットと金物の多様化」で組立てるようになりました。現場に、木の端っこなど落ちているはずもありません。
鉄筋コンクリートの現場でも「現場は組立てるところ」になっており、加工はしません。更に、建設リサイクル法の施行で、ますます端っこがなくなりました。
で、結局「東急ハンズ」へ材料を買いに行きました。
まあ「何でも売っている」ところで、こんな「木の端っこ」を買う時代に呆れてしまいます。
 ・38mm×38mm×長さ1mの角材2本
 ・厚さ9mm×300mm×450mmのベニヤ1枚
〆て、987円、現場で使う仮設資材の10倍以上しますが、だからこそ「東急ハンズ」が扱うのでしょう。何はともあれ、これで材料は揃いました。
次の問題点は、作業場と工具です。
鋸(ノコギリ)・鉋(カンナ)・金槌・指金(さしがね=直角になった物差し)が必要です。材料は1000円弱で買えたのに、まるで大工道具がありません。こんなものが今時「家にある」人がどれだけあるだろう。マンションで、金槌を振おうものなら「一瞬で苦情が来る」こと請け合いです。結局、工務店をやっている友人に「場所と道具」を借りることにしました。
大工道具も「工法の変化」に伴い、全く変っています。
鉋や鋸、鑿(ノミ)の刃は「使い捨て」の時代になりました。もう「目立て・研ぎ出し」は死語になろうとしています。更に言えば、工場で「自動工作機でプレ加工」するため、大工道具を持たない大工さんが多くなりました。
私は「昔ながら」の方法で、板を挽き大きさを整えました。
組立てはビスで行いましたが、これとて今は「電動ドライバー」の時代です。釘打ちは「タッカー(ホッチキス)」に取って代わられ、昔の大工さんの姿はありません。
完成したソリ

「手作り」を自慢できるほどのものではありませんが、久しぶりに「子供に返った」ような気持ちでした。私の子供時代は「遊び道具は自前で作る」のが当り前でした。
危険を避けるため、子供に「刃物に触れさせない」時代になり、大工道具も英語で「ツール」と表現した方が良いくらい特化してきました。
何もかも「時代が変った」で済ませてしまいますが、こんな遊びの中からでも「失ったもの」を感じてしまいます。
kankeinonai追記 020921から彼岸の入り。昨日は、ご先祖様の墓参りに行ってきました。
今日は「老師の1周忌」で、早いものです。ある事情から、家を取り壊すことになり、このお家で行う最後の法事となります。もし、老師がご存命なら「嘆き悲しまれた」ことだろうと推察いたします。

020924追記
草ソリを受取った家族は、早速滑りに行ったそうです。子供は大喜び、周りからは「脚光を浴びた」そうです。
020924(火)胸ポケットと電磁波
穴だらけのGパンを補うため、ユニクロへ行きました。洗練されたデザイン、豊富なグラデーション、安い値段、何時の間にか3点購入していた。これぞ!ユニクロ商法です。
でも、何でユニクロ商品には「胸ポケットが無いのだろう」と呟いたことから…

めっきり耳が遠くなった私は、胸ポケットに電話を入れておかないと「聞き逃す」ことが多くなりました。私が「胸ポケット」に拘る理由は(煙草を止めたので)これだけです。
携帯電話が電磁波を発していることは周知の事実です。それを胸のポケットに入れるなど「危険ではないか」と息子が言う。さて?私には答えがわからない、どなたかご存知であれば教えていただきたい。
考えてみれば、我国に、この手の問題を規制する法律が無い?らしい。
○○エレキバンなど、とんでもなく高ガウスの電磁波を発しているそうで、アメリカの基準でなら「危険なレベル」だと聞いたことがあります。格別規制がないのなら高出力にして「効き目を揚げて」「副作用は無視する」のが売れる秘訣であろう。

音波・電波・電磁波・放射線…科学的には別物だろうが、人間に影響を与えることは同じだろう。
音楽だって「心地よいもの」もあれば、重低音・低周波・超音波など使い方で「毒にも薬」にもなる。「光と電波」これだって、周波数が際限も無く上がっていけば「区別がなくなってしまう」そうだ。
人の目に見えないだけに「安全値」を設けてよいのではないだろうか。

kankeinonai追記
秋分の日も過ぎて、これから「つるべ落し」の季節を迎える。本日の「日の出5:47日の入17:53」
肌寒く、窓を閉め、毛布を巻きつけて眠る。
020925(水)瑕疵担保
老師の1周忌に行ってまいりました。
ある事情からお家を取壊すことになり、法事を終えた後引越しとなります。奥様はもう高齢で、手間暇の必要な一戸建てより「マンション住まい」をお奨めしていたのですが、この日始めて引越し先のマンションを拝見しました。なんと…
マンションにはクーラーを取付ける「クーラースリーブ」と称する穴があいています。使用しないときは雨風が入らないようベンドキャップをしているのですが、全室「穴があいたまま」になっています。取り合えず、ダイニングリビングしか空調機を取付ける予定がないそうで、他の部屋は、風雨だけではなく虫も素通りです。もう秋を迎え、やがて冬もきます。このままではすごすことはできません。そこで、仲介業者に掛け合いに行きました。
仲介業者は業界大手のF工務店です。もう少し常識があるかと思ったのですが、ガッカリしました。このマンションは中古売買なのですが「あるがままの売買で瑕疵担保なし」と言う条件で契約をしたから「関知しません」と言うものです。そこで担当者氏に尋ねました。
「クーラースリーブにキャップが無いことはご存知でしたか?」
「前から知っています」
「クーラースリーブにキャップが必要なことは常識ではないですか?」
「常識だと思います。でも、瑕疵担保契約していませんから」
余りにも「常識的なこと」を瑕疵担保の対象にしていることがまずおかしい。こんなことは「瑕疵以前の問題」であろう。更に、売買の両者から200万円近い仲介料を取りながら、物件説明義務を負う立場の人の言葉とも思えません。まさに仲介者に瑕疵があるとしか言いようが無い。
こんな常識が通用しない日本になってきました。良識があれば起きないトラブルがこうして作られていくのでしょう。暗くなりますね…
(結局、担当氏はかなり憮然としていましたが、キャップを付けてもらうことにしました)
kankeinonai追記
打続く不況で、雇用保険の料率を2/100上げると言う通知がきました。なんと、職業別に3段階となっており、建設関係は「最高料率」となっていました。私は始めてこのことを知りました。やっぱ!不況業種なんですね。
020926(木)遠くへ行きたい
1年で一番良い季節を迎えました。
仕事はさっぱりですが「讃岐騒動」で憑物が落ちたようです。かえって気持ちは爽やかになり、今はたおやかに「待てば海路の日和あり」の気持ちです。懐が重症で「旅行」どころではありませんが、気分だけは楽しみたいと思います。そんな折・・・
020923の読売新聞の隅っこに小さく「広島県上下(じょうげ)町」が紹介されていました。
中国山脈の奥深くある町で、あまりご存知ない方が多いのではないかと思います。しかし、私にとってまことに思い出深い町です。
『広島県甲奴郡上下町』 ここには、甲奴郡を構成する町村で設立された「上下公立病院」があります(今もあるのやろか?)。木造の病院から3期約10年をかけて鉄筋コンクリート造に更新する工事の設計監理を担当し、サラリーマン時代(19歳から約10年)断続的に通った町です。ただ、山陽新幹線もない時代で、通うには大変な時代でもありました。
大阪駅を6時代の急行で出発し、福山で『福塩線』に乗換えです。「福山−三次」間を結ぶ、超ローカル線で、1日4往復しかありませんでした。早朝の出発にもかかわらず、上下に到着するのは午後2時でした。打合せに使える時間は『2時間』で、4時代の列車に乗らないと大阪に帰り着きません。打合せが延びようものなら「福山」に出る列車さえなくなり、途中の「府中」で終わってしまいます。
府中には『恋路』というロマンチックな名の旅籠(はたご)がありました。江戸時代そのままに使われており、断じて「旅館」ではありませんでした。まだ「髪の毛はふさふさとあり、腹も出ておらず・・・」そんな遠い日の思い出です。今、恋路はどうなっているであろうか?
私は「飛んでいきたい気持ち」に駆られています。
こんなに通った「上下町」なのに、忙しい往復で「町の思い出」がまるでありません。今のように「歴史」に興味を持っていたら、決して見逃さない町だと思います。ホームページから「上下町」を探してみました。では、ホームページから「そのまま」ご紹介します。

山峡の出湯 矢野温泉。
白壁のにあうロマンの町並み。
世界一の夢のツリーで有名な上下町をご案内します。

■ 歴史と現代が交錯する町 
かつては幕府の天領として、山陰・山陽を結ぶ石州街道(別名 銀山街道とも呼ぶ)の宿場町として栄え、今なお歴史の面影が濃く残る町「上下」。備後・備中五万石の領地を治める代官所がおかれ、早くから中央の文化が伝わり、当時をしのばせる白壁の土蔵造り、うだつ、格子戸の家に歴史と文化が薫ります。陣屋跡、吉井寺の薬師如来坐像、善昌寺の座禅堂や鴬張りの廊下など、町のあちこちに史跡・文化財があふれ、また明治の文豪「田山花袋」の代表作「蒲団」のヒロインのモデル岡田美知代さんの生家も町並みの一角にあり、さながらタイムカプセルのごとく、歴史と現代が交錯し、訪れる人の心をロマンへと導きます。
代官所跡 県指定史跡(左)
昭和16年指定 幕府天領であった上下の代官所が置かれていたところです。現在は町役場が建っておりますが、石垣は当時のままに残っており、県の史跡指定を受けています。

善昌寺鴬張り廊下 町指定重要文化財
昭和40年9月10日指定 永禄4年(1561年)本堂再建に際し、京都から名工高橋飛騨守藤原家次を招へいして、建設されたものとされている。本堂の内縁を独特の技法により板張りとしたもので、廊下を歩くと音を出す珍しいものです。
木造薬師如来坐像 県指定重要文化財(左)
昭和54年3月26日指定 吉井寺収蔵庫に安置。木造寄木造、像高149cmいわゆる丈六の巨仏。鼻筋の眉毛に通った鋭さなど優れた仏顔。鎌倉時代後期の優作。天領上下代官所、初代代官曲淵市郎右衛門が病気平癒の霊験に浴し、北方十余町(約1km)の吉井谷からこの地に移祭したものと伝えられています。

翁座
この建物は、、大正時代に建てられたもので、芝居・映画の上映が行われる劇場として賑わっていました。当時の面影をとどめる木造建築物としては県下唯一のものです。終戦当時には、高田浩吉・鶴田浩二・大友柳太郎らも出演しました。
末広酒蔵資料館(左)
現在は室内装飾業を営むお店の中にこの資料館はあります。アーチ型に設計された天井の四隅には、温度調整のため、籾殻が詰められています。
旧警察署
明治時代の建物で、見張り櫓も当時のまま残っています。田山花袋が『備後の山中』の中で、その印象を記しているものです。現在は「食事処」に改修利用されていますが、昔を偲ばせるものとなっています。
旧田辺邸(左)
江戸時代の町屋のひとつ。当時は、掛屋(幕府の公金を扱うところ)を営んでいましたが、明治時代に入る頃には造り酒屋にも利用されました。各時代の様式が随所に見られる生きた博物館となっています。

旧岡田邸
田山花袋の小説「蒲団」のヒロインのモデルとなった岡田美知代の生家です。この家を訪ねたときの思い出を紀行文『備後の山中』に詳しく記しています。現在、町並み資料館に整備中。
吉田本店のうだつ(左)
明治初期の建物で、黒漆喰のなまこ壁が見られる二軒連結の商家。「うだつ」と呼ばれる防火対策に作られた壁も残っています。当時としては、その建物に相当な費用を要したので、この壁を造れないことを”うだつがあがらない”と言い、今でも使われています。

上下キリスト教会
明治時代、当時の財閥角倉家の蔵として建築されたものです。戦後は、上下キリスト教会として利用されてきました。広島県文化百選選定建築物でもあり、上下のシンボル的建物のひとつです。
真野資料館(左)
上下の先人が残した文化財が展示されています。代官所で使用した火鉢(葵の紋入り)、長州戦争で使用した火縄銃、倒幕の志士、高杉・西郷・平野の手配書など約200点が展示されています。

角倉家外門
上下の財閥「角倉家」の外門で、二階には見張り小屋が設けられている。二階部分には対比的な形の二つの窓がありモダンなつくりとなっている。塀の部分は撤去されているが、当時の威容を偲ばせる。
翁山世界一の夢のツリー
上下町のシンボルである翁山を光のモールで包み込む世界一の夢のツリー年末から年始にかけて夜空を彩ります。期間外でも一夜ごとに点灯できますので、旅の記念やプレゼントにいかが?3日前までに予約してください。

追記
久しぶりにふるさと(愛知県碧南市)のサイトに行ってみました。
今年も、歩いて暮らせる街づくり構想に基づいて「寺町ウオーキング」が催されるそうです。
一度行ってみたいと思いながら、機会を逸してきましたが、今年は何とか行ってみたいと思っています。
020927追記

JRおでかけネットで時間を調べてみました。新大阪09:58(新幹線ひかりレールスター367号)→11:04福山11:13→11:54府中11:54→12:40上下駅到着。所要時間 2時間42分(乗車時間149分)ずいぶん早くなったものですね!
乗車距離288.9km(乗換2回)・合計金額8,500円(運賃4,940円料金 3,560円)
kankeinonai追記
朝、出勤(020925)したら、三越百貨店の前に行列ができていた。「何やろか?」と思ったら、巨人の優勝セールやて!延長戦でさよなら負けして、阪神ファンの嫌味で「どっちらけの優勝」やった。
強すぎる巨人に呆れてしまう。これこそ、プロ野球を衰退させることを分かってへん!アホやね・・・
020927(金)日朝問題2
日朝トップ会談から10日間。評価は揺れながらも「キツイ」方にぶれているように感じます。
(とっても面白いサイトを発見しました。拉致事件隠蔽・擁護言行録です。是非ご覧ください)

□評価
政治家・官僚・マスコミの「小泉評価は厳しい」ものがありますが、世論は78%が「良し」としている。少し考えてみれば分かるように「拉致問題を無視し続けた人々」が小泉批判をしている。彼等は、批判の前に懺悔するべきであろう(野党で、評価したのは共産党だけであった)。
□拉致問題
8人死亡・5人生存・1人不明の報に日本中が呆然としている。死因は不明、死亡時期の不自然さが「殺されたのでは」の感を強くしている。韓国からの情報では「つい最近まで生きていた」ともいう。実態が漏れることを恐れて「急いで殺した」のではと疑惑が深まっている。拉致された人々も「40〜100人説」まであり、全体を隠すため一部分を公開したのではないだろうか!
金総書記の誤算は、日本人を軽く考えたことであろう。あれ以来「北朝鮮は信用できない」という人は増えても、擁護者は確実に減っている。今だに「拉致は日本のでっち上げ」と唱えるのは社民党くらいになっている。
□外務省の視線
事前折衝で決められた通りの外交文章に両首脳がサインしたことが問題となっている。
総理が、サインを渋るような内容は外務省によって隠蔽されていたことがその後わかってきた。何時までたっても「国民を見ず国益を考えない」外務省のスタンスは変らない。
今後展開される「国交回復に向けての交渉」から外務省を外すべきではないか!
□国交正常化交渉
国交正常化交渉は急ぐべきでないと言う声が圧倒的です。更に「外務省で大丈夫か?」と危ぶむ声も多い。
何もかも明確になるまで「国交樹立」はするべきではない。わが国は急いでいない!
□各国の反応
各国は、北朝鮮が拉致を認めたことに一様に驚いている。それだけ北朝鮮が追い詰められているといえよう。最も拉致者を出している韓国は「日本に出来て韓国が何故出来ないのか」と息巻いている。これも北朝鮮が恐れていたことかもしれない。
アメリカは、安全保障面で恐れている。この度のことは「金総書記の指導力低下」と見ており、軍事クーデターの可能性さえ考えているようだ。
□恐れ
金王朝を許すべきでないという大合唱の中で、大衆迎合を旨とするマスコミは報道しないが、周辺国のトップは「金王朝の崩壊」を恐れている。中朝国境から溢れ出る難民に中国がナーバスになっているように、金王朝が崩壊すれば、2000万人規模の難民が発生すと予想されている。玄海灘を渡りくるボートピープルだけでも百万人は下るまい。世界最貧国で毎年100万人の餓死者を出している北朝鮮の崩壊は「恐怖」以外の何者でもない。周辺国は「緩やかな金王朝崩壊」を望んでいる。
追記
作家「中島梓」020918の日記を読んでみて下さい。言論の自由はあるけれど、ここまでいうか!本当にそう思うなら、中嶋さん「あなたも北朝鮮で暮らしてみたら」
http://homepage2.nifty.com/kaguraclub/2002-9-18.htm
kankeinonai追記
一気に寒くなりましたね。長袖を着て出勤したのですが、寒さが肌に染み込み「下着が欲しい」と思うほどでした。夜半から強風吹き荒れ、寒波が押し寄せたみたいだ。
020928(土)無検証報道
拉致を認めてから10日が経ち、国内世論は益々「北朝鮮不信」を募らせている。
辛口の団体を追放し、ヨイショする政治家・官僚・マスコミだけを近づけていた金王朝は、日本国民の反応を見誤ったのではないか?日本国民が「首領様のご配慮に感謝感激」すると思っていたのであろう。
そんな中で、北朝鮮からリアクションが出てきた。「度の過ぎた騒動」で「感情的に極大化」し、このままでは「大変なことになる」と日本を恫喝している。
この変化にあわすかのように、日本が嫌いな巨大マスコミや進歩的文化人から「過去の問題」と相殺する発言が出始めた。
NKHは020927朝7時のニュースで、ピョンヤンから「街頭インタビュー」を流していた。
北朝鮮に「居住の自由」は無い。金王朝に忠誠を誓ったエリートだけがピョンヤンに住まいできることくらい、NHKなら当然知っているはずであろう。まして、100%言論の自由が無い北朝鮮で、街頭インタビューなど「形を変えたプロパガンダ」以外何者でもない。北朝鮮国内には、拉致を認めた報道は一切なされていないはずなのに、街頭インタビューに答えた市民?は、首領様の英断をとうとうと称えていた。これからにして胡乱ではないか。更に答えて「日本は、かつて600万人も強制連行しており、数人の日本人が拉致されたからといって批判する権利は無い」と言う。まさに、金王朝の言いたいことをNHKが取り持ったに過ぎない。
検証1
日韓併合35年間で、朝鮮の人口は1000万人から2500万人に増えている。1000万人から「600万人も拉致」したら、朝鮮は「老人と子供だけの国」になり、このような人口増があったであろうか?
それとも、日本は老人と子供だけを強制連行したのか?何処に600万人も連行したのか?
検証2
在日韓国人は「戦前の強制連行の末裔」とするマスコミが多い。しかし、これに関して現在コリア研究所が詳細に調査しており、在日韓国人は「戦後の密航者」であることがわかっている。
なお、強制労働は皆無ではなかったが「数百人規模に留まって」いるそうだ。当時、日本と朝鮮は「1つの国」だったわけで、拉致事件と根本的に違う
いくら「日本が嫌い」でも、NHKは日本を代表するマスコミに違いない。少なくと「検証をして」報道するべきであろう。
今年8月の終戦記念日にテレビ朝日が、南京大虐殺を特集して放映していた。
昭和12年(1937年)南京入城に際し、人口15万人の町で「30万人を虐殺」したと言う事件です。こんな大虐殺が「あったのか?なかったのか?」検証されないまま一人歩きしている。
テレビ朝日に出演し「虐殺の有様」をとうとうと語った元日本陸軍軍人がいた。当時、我国は20歳以上を徴兵しており、少なくとも85歳以上のはずであるが、元軍人は元気そのもので「当時11歳」だったそうな。少し検証すれば分かることを、なんら「裏を取らず」国の名誉にかかわることを垂れ流す。
マスコミとはこれほど無責任でよいのであろうか!
追記
東京裁判では「戦争による中国人被害者は30万人」とされていたのですが、年々成長し続けており、最近の中国政府「公式数字は3000万人」となっている。ナチスが「殺人工場」を作って、システマチックにユダヤ人を虐殺しても600万人でした。如何様にすれば3000万人も殺せるのか!
無批判無検証で報道せずに、マスコミは「殺人方法と遺体処理方法」を検証してから報道するべきだ
020929(日)法善寺横町と連担制度
日本の町並み文化は路地にあるとっても過言ではありません。
繁栄する商店街はすべからく「細い道の両側」に展開しており、何車線もある広い通りの両側が商店街など考えられません。京都に見るように、今も「昔の町並み」を残すところは『路地の文化』を濃厚に伝えています。

中座の解体工事中にガス爆発が起こり、大阪の名所「法善寺横町」が壊滅的な打撃を受けました。法善寺横町は大阪を代表する「路地の文化」です。石畳の路地(幅2.6m)の両側に情緒あふれる雰囲気の飲食店が並んでいました(当HP「私のグルメ・道頓堀界隈」でも、何軒か紹介をしています)。
事故後の報道は感傷的なものが多く、ここが「違反建築の群れ」で、建築基準法に阻まれ「再建できない」というものでした。さらに、名所の復活に「超法規的処置を!」といった、著名人のメッセージを掲載するなど不勉強が目立ちました。

事故のあった日、我が家でもこの話題が出ました。家族からの質問は「違反建築で再建できないのか?」というもので、私の答えは「そんなアホな!」でした。2年前なら「超法規が必要だった」だろうが、連担制度ができた今日なら「ほぼ問題なく再建できる」筈である。巨大マスコミなら、識者も多いだろうに「こんなことも確かめず」各社いっせいに「再建不能」の嘆きを報道するとは何事であろうか。

法善寺は17世紀中頃にでき、横丁も同様の歴史を持っている。たかだか戦後にできた建築基準法で「違法うんぬん」がおかしいのです。
政府の委員会も「原点に帰る」方針を明確にし、地方毎の「習慣を大切にする」ため、大幅に基準法を改正しました。連坦制度もこの流れの中で作られました。
路地を多く持つ京都では「黙認」で凌いできましたが、この制度で「路地の文化」が法規にのっとって維持できるようになりました。
dogfight注:連坦制度
読んで字の如く「連なって担保する」考えです。防災面の考慮は必要だが、個々の敷地ではなく「地域を一敷地」と考える方法で、文化面や商業面で「地域活用」ができる制度です。

大阪市は、020924に「連坦制度を用いて再建する」旨発表しました。
2年も前にできた制度も知らず、この程度の知識もない専門家?の意見を聞いて「感情的な報道」は慎むべきであろう。更に言えば、連坦制度は「土地の付加価値」を根幹から変える要素を持っており、マスコミはもっと早くから注目すべき事柄といえる。
巨大マスコミの不勉強を私はあざ笑っている!
020930(月)あんたが大将
020929産経新聞から
 ・村祭り
釜山でアジア大会が開会しました。
国際大会の筈なのに(北朝鮮を招いたため)北朝鮮歓迎一色に塗られ、まるで「村祭り」の様相を呈しているとか。我国の拉致事件も「過去と相殺」する北朝鮮の主張に韓国世論が同調しだし、いまや唯一最大の援軍となっている。北朝鮮による「最大の被害者」である韓国も、しょせんは『同民族』であろう。
 ・なんでも家元
アジア大会の公式HPによれば「柔道も空手も朝鮮から伝わったもの」だそうな
柔道は明治期に嘉納次五郎により創設されたもので、国際柔道連盟の規約にも明確に定義されている。さすがにこれは、連盟の抗議により削除されたそうです。
空手は、中国江南省の拳法が起源で、沖縄に伝わり「空手として発展した」ものです。明治期に、朝鮮に伝わりテコンドーとなったが、何時の間にか「テコンドーから空手が生まれた」となっているそうだ。
ちなみに韓国では「剣道・合気道・華道・盆栽・サムライ」と言う言葉まで半島源流ないしは経由となっているそうな!驚いてしまう。
 ・陰謀
「親日派のための弁明」の著者キムワンソプ氏によれば、韓国の英語表記が「COREA」ではなく「KOREA」となっているのは、JAPANより後に持ってくるための日本の陰謀と広く信じられているそうだ。
もし、日本にそんな発言力があったなら、呼称はJAPANではなく『NIPPON』であっただろう。

なんともはや!いや〜韓国さん『あんたが大将』
kankeinonai追記
引越し荷物の梱包を手伝いに行ってきました。慣れない作業で「もうバテバテ」です。


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