dogfight高松の長すぎるひとり言 2002年1月 |
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■初めての出来事■1円入札■未成熟な契約概念■PFIの試み■なんとなくメルヘン■なんやかんや■BMI■住民運動■鳥取のこと■有言実行■回覧板■身近な商品■隔世のコンピュータ■天才■教育と意識■年賀状から■フリーセックス■角膜移植■I can not■ゼネコン哀歌■鳥取のこと2■安全とは■ダイエット■怪談話 |
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明けましておめでとうございます |
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020102(水)■初めての出来事 | |||||||||||||||||||||||||||||
020103(木)■1円入札 | |||||||||||||||||||||||||||||
020104(金)■未成熟な契約概念 | |||||||||||||||||||||||||||||
「深層水を使った発泡酒を作りたい」 こんな提案がAビールからあり、K県では全面的に協力したそうです。 産業の乏しいK県では、深層水は貴重な財産です。これが活用されるなら「県の発展」につながります。そこで、持てる資料の全てを提供したと言います。共同開発の契約を望むK県に対し、Aビールは言を左右してサインしなかったそうです。 そうこうする内、Aビールは「深層水を使った発泡酒」を発表したのです。 Aビールが「二股」を掛けていたことは明らかにです。K県では県民上げて「怒り狂った」そうです。Aビールの商品排斥運動が起こり、問題の大きさに驚いたAビール社長がK県を訪れ記者会見、そこで「契約もしていないのだから何も悪くない」と発言して、火に油を注ぐ結果になったとか! この話を聞いたとき、わが国における『未成熟な契約概念』を感じました。 ここには「お人好しな日本人」と「ズルイ日本人」が見えます。西洋とお付合いを始める以前の日本には契約と言う概念はなかったと思います。あったのは「約束を守る」という倫理観でした。封建社会では、現代の感覚で言う「刑法」が存在しなかったにも拘らず、今より遥かに秩序が守られてきました。 今でもこの残滓があり、K県はAビールの申し出に対し「契約は無くとも信義を重んじて」対応したことは想像に難くありません。まして、当時のAビール社長は、財界でも重きをなす有名人だっただけに、なおさらであろうと思います。ところが、Aビールは未契約を楯に「何も悪くない」とプロジェクトの一方的解除を正当化しています。 「約束で始まり未契約で終わる」よくあるパターンです。 ここでは、依頼者側が一方的に有利であることが分かります。「深層水を使った発泡酒」はAビールのアイデアですが、深層水の提供者が必要です。Aビールにとって「どこが一番有利か」だけで、ことが進行(二股をかける)しています。選に洩れたところには、未契約を理由に「何も無かった」ことにしてしまう。 K県とAビールと言う関係ですら「約束で始まり未契約で終わる」くらいですから、市井の出来事でなら、掃いて捨てるほどあります。依頼者側にとって「いいとこ取り」がまかり通る未成熟な社会がここにはあります。悔しいのですが、これに対し有効な対抗手段がありません。 |
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020105(土)■PFIの試み | |||||||||||||||||||||||||||||
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020106(日)■なんとなくメルヘン | |||||||||||||||||||||||||||||
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020107(月)■なんやかんや | |||||||||||||||||||||||||||||
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020109(水)■BMI | |||||||||||||||||||||||||||||
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020110(木)■住民運動 | |||||||||||||||||||||||||||||
お得意先へ行くのに利用するJRの駅があります。 住民運動をしている方にこれだけの知識があるだろうか?以下、私の想像です。 |
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020111(金)■鳥取のこと | |||||||||||||||||||||||||||||
鳥取に通いだして1年2ヶ月になります。 ここでの仕事もまもなく終わりを告げようとしています。私は鳥取を大いに楽しみました。HさんやTさんのご案内で「歴史や人との触合い」それから「グルメを堪能」し、当HPを飾ることがでできました。ありがとうございました。 鳥取は、戦国の雄「尼子氏」以来の城下町です。江戸時代は、池田家の居城として栄えたのですが、昭和期の大火災と震災で、城下町の面影をほとんど残していません。 写真は、旧袋川です。 おそらくお城の外堀を形成していたと思います。川の左岸が町屋で右岸が武家町です。堤の高さが違うことがお分かりになりますか?川が氾濫するときは町屋側に…と言う設定です。 今も僅かに残る「城下町の面影」です。 |
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020112(土)■有言実行 | |||||||||||||||||||||||||||||
我が国では「不言実行」が美徳とされてきました。しかし、周知して行うと言う目的に添えば「有言実行」がベストではないかと思います。 ある建物の竣工を間近に控え、検査受けの準備中ですが「あまりのアホらしさ」に呆れることがありました。 その1:景観条例 高さが31mを超えると言うことで、景観条例に基づき「ヒアリング」の対象となりました。 県職員と専門委員(地元の設計事務所の先生)4名による尋問です。調和ある街づくりは大切なことですが、県外から来た設計事務所に対する「嫌がらせ」にも似た意地悪なものでした。それでも何とか折り合いをつけ許可を受けました。 いよいよ、建物が出来上がり「検査を…」とお願いしたら、検査制度は無いとのこと! その2:福祉の街づくり条例 「福祉対応」は一律の条件で指導されます。だから、どう考えても不要と思われる「オシメの交換場所まで設置」しています。 これも、検査をお願いしました。検査はあるのですが「適合証の交付は無い」とのことです。同一敷地内に20年以上前の建物があり、この建物が「福祉の街づくり条例」を満足していないからです。ちなみに20年前には「福祉の街づくり条例」は無く、適合していなくても不謹慎ではありません。ところが、適合証は「敷地に対し交付」されるため、新設の建物がどんなに「法を守っても」適合にならないわけです。 「なんのこっちゃ?!」 守りづらい条件(規制)と無検査…いかにも日本的ではないですか! 端から「空約束」で申請を下ろし、違反をしても何の処罰もない。これでは「有言不実行」です。もし私が影響力ある政治家なら「守りやすい条件と厳しい罰則」に変えるだろう。これこそ「有言実行」だと思うからです。 |
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020113(日)■回覧板 | |||||||||||||||||||||||||||||
出勤しようと、ドアを開けたら取っ手に回覧板が掛かっていました。 追記 |
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020114(月)■身近な商品 | |||||||||||||||||||||||||||||
テレビ・洗濯機・冷蔵庫・電話・電子レンジ・クーラー・マイカー・コンピュータ… 追記 |
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020115(火)■隔世のコンピュータ | |||||||||||||||||||||||||||||
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020116(水)■天才 | |||||||||||||||||||||||||||||
神童と思っていても「二十歳過ぎればただの人」が相場ですが、我が子やまして孫ともなれば「特別」らしい。 ジジバカの自慢話を聞きながら、早くから塾に通い「5歳で英語をしゃべる」と言う天才君の様子を見ていました。でも、基礎が必要なことやルールがあるものに関心を示しません。やっぱり「二十歳過ぎればただの人」やろな…と思いました。 世に「天才」と呼ばれる人がいます。 経歴を見れば分かるように「3歳でピアノを始めました」「5歳のとき、将棋で大人を負かしました」といったように、就学以前にその片鱗を見せています。想像ですが、天才と呼ばれる人は、幼少の頃から「退屈な基礎作り」が苦痛ではなかったと思います。 50半ばにして思うことは、何事も積重ねの上に飛躍があり、「近道はない」ということです。 私も孫ができれば、ジジバカになるのやろか? |
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020117(木)■教育と意識 | |||||||||||||||||||||||||||||
大学受験のシーズンとなりました。 電車の吊広告を見ていて「なんで義務教育ってあるのやろか?」と、われながら変な疑問を感じてしまいました。それなり真剣に考えた答えは「必要だから」でした。「なんのこっちゃ!」と言われそうですが、やはり大切なことだと思います。不要なら「いきなり大学を受ければよい」わけで、義務教育とは「基礎学力」をつける大切な過程であろうと考えた次第です。 ところが、日教組の「愚民教育」が功をそうし、至るところに悪影響を出している。 ・成人式に見る「荒ぶる若者」 ・人の迷惑を何よりも快感と捉える「暴走族」 教育の成果に先生方もさぞ「大満足であろう」と思いきや、教師の世界も「モラルとルールの無さ」は相当なもので崩壊寸前に見える。どうやら「どっちもどっち」らしい。 大学生の基礎学力の低下が重大な問題になっているそうです。 義務教育のレベル低下がこの結果を招いている上に、入学後の不勉強も目立つそうで、「退学の勧め」を出すところも現れたとか。 ここには「労働遺棄を目的とした進学(これも教育の成果)」があることを指摘せねばなるまい。社会に出る(働く)のが嫌で「入れるところ」を探して進学する。これでは真面目に学ぶはずが無い。「日本人=勤勉」は昔話になろうとしているのであろうか? その上「10年一日の如し」という、古ぼけたノートしか読まぬ先生でもいるようで「授業に興味がわかぬ」現実もあるようです。そこで、大学自身のあり方も含め見直そうという機運が出てきた。国公立大学を中心とした「再編活動」が静かに進行しており、単科大学(主に医科大)が総合大学に吸収されるようだ。ただ「自己改革」という奇麗事だけではなく、そこには「少子化に対応する」という危機感もあるように感じます。 大学生の「就職希望企業ベスト10」から銀行が消えたそうです。 1位:ソニー 2位:NTTドコモ ランクは、世間で言う「安定企業」の順に過ぎず、銀行が消えたのは「明日をも知れぬ」からに外ならない。学生たちの、なんと変わり身の早いことか!彼らにあるのは「何ができるか」ではなく、「何処が安泰か」に過ぎない。そこにはチャレンジ精神は無く、なんともはや日本の未来の暗いことか。 バブルの頃、一流大学の学生が「猫も杓子も」銀行に入社した。 それは文系だけではなく、工学系も大挙して入社したものです。工学系の学生が銀行に入って何をするのか?私は不要とは思わない。融資先企業の業績や未来を査定するのに「工学系の専門知識が必要」だからです。しかし、彼らがやったことは「チャリンコで得意先周り(預金獲得)」をしたに過ぎない。銀行は「土地」で融資を決め、彼らの能力を使おうとはしなかったし、彼らもまた能力を生かすことを望まなかった。あれだけ優秀な学生?を集めたのだから、有効に活用していれば、今の不良債権はよほど少なかったに違いない。 私は、学生のセンスに「あの頃との違い」を感じない。 安定している…と彼らが思っている企業が変わってきただけだ。ソニーやドコモが、かつての銀行のように「ヤワ」ではないことを願うばかりです。 学生も企業も知っているのであろうか? 一人の人間を大学まで出すのに、2000万円以上の税が使われていることを! さらに親の負担を考えれば、彼らの行為は「犯罪」にも思えてくる。私は今、本当に怒っている。学生はそれだけの恩恵を受けて世に出ているのだ。あなたには努力、挑戦、飛躍する義務がある。それが社会への貢献(返済)であることを知るべきなのだ。 |
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020118(金)■年賀状から | |||||||||||||||||||||||||||||
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020119(土)■フリーセックス | |||||||||||||||||||||||||||||
男女のメル友が始めて出会うために「ホテルを予約した」という。 「いきなりホテルかよ!」と私が叫んだら、娘に白い目で見られた。今時「当り前」らしい。「いったい今の若いもんの貞操観念はどうなってんねん」と聞いたら、「貞操ってなに?」と聞き返された。 広辞苑より/てい‐そう【貞操】 〓女子の正しいみさお。女子の節操。 〓異性関係の純潔を保持すること。みさおの正しいこと。 私が若い頃、我が国の「性のモラル」が緩んできたとて、フリーセックスの時代がくると言われたものです。現実にはそんなことはなく、私の世代は「強固な貞操観念」を持っていた。ところが、そんなものは「どこかに置き忘れた」時代が来てみると、フリーセックスと言う言葉そのものが死語となっている。初体験も早まる一方で、処女を探すには「小学生」を相手にするしかない時代らしいが、男の方も「処女に拘っていない」というから、貞操など「どうでも良い」ことらしい。 私など、見るからにSKB顔で誤解されやすいが、セックスに対し「愛の証」といった概念があり、秘め事にも似た夢を持っている。今時は「Hする」と言うらしいが、行為に対し「精神的な結びつき」があるのであろうか? 子供ができても「誰の子供か?」は女性だけが知る秘密です。男は「我が子と信じるしかない」と言うことを、何かの本で読んだことがある。とは言いながら「他人の子供を育てる」など、私の世代ではレアケースであっただろうが、これからは頻繁に起こるであろう。このことを口にしたら、素直にうなづく若者に「薄ら寒いもの」を覚えた。なんと言う時代であろうか・・・ |
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020120(日)■角膜移植 | |||||||||||||||||||||||||||||
020120追記/HPより抜粋 角膜移植と臓器移植法の基本理念−法はどう機能したか− 青野 透 http://www.law.kanazawa-u.ac.jp/aono/kakumakuisyoku.htm (一部略) 日本の角膜移植は1958年の「角膜移植に関する法律」施行以来、主としてアイバンク(現在51ヵ所)を通じて提供された角膜が用いられ、「過去40年間の登録者は延べ約106万人。献眼者は死後登録を含め2万4308眼で、移植を受けた人は3万6081人」という歴史をもつ。だが、年間2万人近い患者が「移植を受ければ視力を取り戻せるのに」移植が受けられない状態にあり、提供者不足は深刻である。 アイバンクの全国組織である日本眼球銀行協会によると、1998年度の献眼者数は1070人、移植数が1716件で、横ばい状態が続いており、移植待機者数が5582人であった。アイバンクへの新規登録者数は92年度の7万1618人から98年度の3万8136人へと半減し、待機患者が増え続け、1998年度の厚生省の「アイバンク・ネットワークに関する研究」によると、緊急でない場合の待機期間は、1・2年が一番多く、3・4年かかることもある。このため、アイバンクを通じての角膜移植以外に、後述するような輸入角膜による手術が年間約1000例実施されている。(善意ではなく、お金があればアメリカ等で移植も受けられるようです) 臓器移植法の制定によって、従来のアイバンク登録者からの提供と並んで、臓器提供意思表示カード(以下「ドナーカード」)による提供が制度化され、昨年2月末の法に基づく第一例目の脳死者からも角膜が提供された(ただし、その後の5例目まででは角膜の提供はない)。だが、角膜提供について医療者が遺族に説明しても「本人がカードを持っていないので角膜提供してよいか判断がつかない」と、脳死移植と混同されて断られるケースが増えてきたという指摘もある。臓器移植法の附帯決議に基づく国会での報告では「法施行後1999年5月末までに1、788名の提供者から2、895件」の角膜移植となっているが、法制定後、実施件数は増えておらず、アイバンクへの年間登録者数の減少にも歯止めがかかっていない。(以下略) アイバンク http://www.nishi-ganka.or.jp/eyebank/ 我が国には視覚に障害のある人が、35万3千人もおられ、そのうち角膜移植の適応と考えられる角膜疾患のための視覚障害が4万6千人(平成3年度厚生省身体障害者実態調査)もおられます。 |
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020121(月)■I can not | |||||||||||||||||||||||||||||
windows2000とIBMホームページビルダーの相性が悪く、先日から頻繁にダウンしています。 2000に切替えて以後、エッセイ&コラムの約10page相当がinternetで表示できなくなっていました。様々の方法で修正を試みたのですが治りません、サーバー内のデータもチェックしたのですが異常なく「どうすることもI can not」状態でした。 たいした知識のない私のこと、こうなれば「ファイルを作り変えるしかない」と思い、ファイル名を変える作業に入りました。そうしたら「全角文字でファイル名が付けられている」と言うメッセージが出たのです、まるで狐に抓まれた気持ちです。ファイル名をつけるときは全角文字を使わないよう注意しており、現にエクスプローラでファイルを一覧しても「全角文字」はありません。それでも、IBMホームページビルダーのソフト内では「全角文字」と認識しているようです。そこで表示できないファイルの全てを「半角文字で書換え」をしてみました。なんと、これで治ったのです! 元々Internetで閲覧できていたデータな分けで、何かの拍子にソフト内で「全角文字」と認識してしまったようです。困ったことです。 この文章はIBMホームページビルダー内で書いています。 この場合正常に記入できるのですが、wordで書いた文章をIBMホームページビルダーに転写すると「エラー?の塊」となってしまい、修正に相当の時間が必要です。 転写方法=wordで文章作成→ webpage(HTMLファイル)に変更→IBMホームページビルダー 転写後・・・ ・wordで書いた文章に仕切り線を入れると上下に行間が空いてしまう→修正不能 (上の仕切り線はIBMホームページビルダー内で書いた文字に挿入したため、行間があかない) ・wordで書いた文章に表を挿入しても行間が空いてしまう→修正不能 ・wordで書いた文字の「改行」は、1行行間ができる→行ごとに修正作業が必要 この現象をIBMに訴えたのですが「Microsoftの責任」だそうです。 作ったpageのアップロードも「IBM独自のシステムを使う」と言ったように、windowsを目の敵にしているようです。この反目が、相性の悪さになっていることは間違いありません。ユーザーにとっては迷惑な限りです。
危険になれば酒をやめるかもしれませんが、今は「I can not」です。 |
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020127(日)■ゼネコン哀歌 | |||||||||||||||||||||||||||||
某社は従業員数3000人の中堅ゼネコン かつては5000人規模でしたが、バブル崩壊後はお定まりのコースで、銀行支援(債権放棄)を受けても凋落は止まりません。株価も額面を割り、世間から厳しい目で見られています。そこで、一段とリストラ強化策を取り、2500人体制への移管を目指すとか! 世間には公表しないそうですが・・・全国にある支店を統合して、管理部門を縮小統合化するそうです。今時「転送電話しかない支店」はたくさんあるわけで、私など「隠さなくても…」と思うのですが、全国ネットのゼネコンともなれば体面があるようです。 売上を維持して経費だけが減る「理想的なリストラ」はめったにあるものではありません。リストラ(人員整理)を行った企業が至るジレンマに、経費減以上に「収入減」を招く事態があります。 現業部門の規模を維持して非現業部門に手つける…某社の健闘を願うばかりです。 そごう、マイカルと流通企業の倒産が相次ぎましたが、危ぶまれていた「ダイエー」の倒産回避が政府の肝いりで決められました。 株式に疎い私ですが、それでも株価の低さに異常を感じます。「危ないらしい・・・」と言う風評が流れるだけで株価が下がり、資金調達能力を失う。それが引き金となり、倒産へまっしぐら 政府がダイエーに行った支援表明は、この「風評株価」「風評倒産」を許さないと言う意思表示ではないかと私は感じています。 ダイエー支援で「企業は簡単に潰さない」と、世間の見方が変わったと言われます。 あっぷあっぷの建設業界もこの事態に一安心の空気が流れました。ただ建築界は、相変わらず「でもしか産業」で、それにしても「ゼネコンは多すぎる」と言う声があります。産業構造の変革こそ急務と思うけれど、わが身に置き換えれば「私に何ができるだろう・・・」と考え込んでしまうこの頃です。 企業がいかに踏ん張っても、銀行が「支援停止」を表明すれば、即「自主再建断念」となります。吹けば飛ぶような超マイクロ企業と違い、上場企業故の「辛さ」があるようです。 上も下も「哀歌を口ずさむ」お寒い季節でございます。 |
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020128(月)■鳥取のこと2 | |||||||||||||||||||||||||||||
鳥取で手がけていた仕事は無事検査も済み、まもなく引渡しとなります。 せっかく出会えた町なのに「これで終わりか・・・」とちょっと寂しく思っていたところにN先生からご連絡を頂きました。 N先生は、長年「町の発展」に尽力なさっており、その活動の中で私は出会うことができました。私は「街の建築屋」で、格別「都市計画の専門家」ではありません。N先生とのお話も「雑談」の域を出るものではありませんでしたが、このたび「町おこし」の有志の席にお呼び頂けることになりました。 フリートーキングの一員と思っていたら「講師待遇」とのこと、結構プレッシャーを感じています。あまり構えずに、お役に立てる資料が提供できればと準備を始めました。 JR鳥取駅から、北東にある県庁までが「メインストリート」です。 県庁は、鳥取城址「久松山」を背景にしており、久松山そのものが鳥取のランドマークとなっています。標高約200mの山頂からは砂丘も一望できるそうで、鳥取城復元の願いも多いとお聞きしています。 メインストリートは昨年アーケードを一新して、閉ざされたシャッターが減る傾向にあり、町おこし運動(中心部の活性化運動)の第1段成功と言ったところです。ここに更に、市民が集う「町おこしの拠点作り」が構想されており、ささやかながら運動に参加できそうで心躍っています。 鳥取県の人口は約60万人、鳥取市は15万人です。 決して大きな街ではありませんが、際立った特長をたくさん持っています。一昨年、鳥取を訪れ「鳥取給与」と言う言葉に驚きました。全国ネットの企業でも「鳥取の給与基準だけは違う」とかで、やや低いそうです。その理由が良く分からないのですが、食品は「安くて美味い」と言うのが私の感想です。生活費は安いのかな…と思う反面、建設費や宿泊費は高いと感じます。 共稼ぎ日本一の街で、パートタイムではなく「フルタイム」で夫婦が働くため、給与は低くても「夫婦の収入合計は日本一」と言われます。そのためか「豊かな生活」をこの町から感じます。 夫婦共に生活力があり「離婚率日本一?」とか「軽自動車の保有率日本一」などと言われています。 このように我が国より、外国に類型を見出しやすい背景を持つ町です。活性化運度の成功を願うと共に、全国にある「成功例の移植」ではなく、この街独自の容(かたち)を見つけたいと思っています。 |
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020129(火)■安全とは | |||||||||||||||||||||||||||||
建築屋をしておりますと、近隣住民の方からの要望や苦情などと接することが多くございます。できる限りは、声にお答えするよう心掛けているのですが、無制限とは参りません。そんな中で最も苦慮いたしますのが、「安全に対する」要望でございます。
建設地が河川や崖に面しておりますと、工事中や建設後の安全について、住民の方より「ご意見」が出て参ります。 我が国は法治国家で、住民の方がお感じになる事態は、およそ「法」で定められております。設計に際しては「法と行政指導」のもとに作業を進めてまいります。これは、順法精神の表れだけではなく「安全基準を法に求める」からでもあるのです。規制緩和が進めば、自己責任部分の安全基準は「任意」になる可能性がありますが、このように「公共の安全」に拘る事項は、将来とも公の安全基準が存在すると思います。 ところが、住民の方からご意見ではなく「指示」が出てくると紛糾します。 住民集会で「これこれの基準で設計しております」とお答えすると、「安全を保障できるのか!」とキツイ声が掛かります。更には「○○にしなければ俺は安心できん」という『俺が法律だ』論に発展してしまいます。 誰しも安全は大切なわけで、設計者として安全を無視しているわけではありません。しかし「安全とは」に客観性が欲しいのは当然で、現制度でそれは「法律」であろうと私は思っています。 究極の要求は「何があっても保証しろ」と言うもので、文章での提出を要求されます。生憎ですが、それにはお応えできません。法に定められた安全基準は「既知の事態」に対応したもので、人類が出会ったことのない未曾有の危機に対応しているわけではありません。そう言う意味では、法の定める安全に限界があることは認めるのですが、かといって「神ならぬ身」で全てを保証するなど不可能なのです。 聖徳太子が定めた「17条の憲法」以来、我が国には「和を持って貴しとなす」風潮があります。 残念ながら、一見民主主義に似て、住民の総意で「法を超える」危険性を持っています。「安全とは」裁判にも耐えうる客観性を持って判断したいと思っています。 |
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020130(水)■ダイエット | |||||||||||||||||||||||||||||
結婚当初54kgであった私の体重は、今は74kgに達しており、30余年で20kgの増加を見ています。 もとより身長は変わっておらず、ひたすら「横への伸張」となっています。無為無策に過ごした訳ではなく、それなりの努力を心掛けてはいたのですが、様々な持病の併発をみるようになり、ここに非常事態宣言となりました。 急がず焦らず確実にダイエット! そのため、栄養指導を受けることになりました。1年間で10kg減が目標です。 「1日1850kcal」に抑える目標を定め、現状把握のため「食事記録」をつけてカロリー計算をお願いいたしました。その結果… 私の主張通り、小食が裏付け去れました。日々のカロリーは「1600kcal+アルコール」と出ました。血液検査の結果「γ-GTO=135」(結構オーバー)とでており、「アルコールがエネルギーに変わっていると思えない」そうです。この状態で肥満は考えにくいそうですが・・・ ・摂取する栄養素が日々バラバラ(体が栄養失調と感ずる) ・最悪の摂取のタイミング(寝る前に食べる等) 体には、栄養失調と感じると「脂質で蓄積」する習慣があるそうです。そう感じない食事法にすれば「確実に痩せられる」そうで、かなり細かくご指導いただきました。 1週間ぶりに会った友人が「ちょっと痩せた?」と聞きました。ありがとうございます。この励まし(「禿げ増し」ではない)が嬉しいのです。 目標「1ヶ月1kg」ボチボチいきます! |
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020131(木)■怪談話 | |||||||||||||||||||||||||||||
外務省のドタバタは目を覆うばかりです。 一方、民主党の大橋巨泉氏の「議員辞職」はナンヤネン! |
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