dogfight高松の長すぎるひとり言
2000年8月

IH■BL商品良い子入歯と送風機2「歩いて暮らせる街づくり」構想を考える2ホームページ考+若者文化戦争に思う核戦争ギャップギャップ安野光雅の世界老眼鏡この夏骨皮筋衛門露地の文化」と建築基準法ホームページ考2レナード君神の国若者文化2教育の成果√5お盆も過ぎて勘当昨日のnikkiふざけた話露出狂?他人の褌修行古代からの伝言ローテク質問行方不明のカナちゃんへ事件がいっぱい
000801(火)IH
今日はITではなく、『IH』のお話をします。と言っても私も格別詳しいわけではありませんが…
IHは電気による「加熱方式」の一種です。
電磁波で加熱しIHプレートは熱くならないのに、その上に乗せられた容器や中身はしっかり加熱されます。まあ、電子レンジに近いもの(ただし覆いはありません)をご想像頂ければそんなに間違いはなさそうです。
火力は従来の電気式に比べずっと強く、ガスコンロと比較しても遜色ありません。排気ガスはなく、焼き物をしても煙が殆どない、揚げ物も油の飛び散りが少なく、調理後の手入れも簡単です。安全装置は完璧で、火災事故に繋がる可能性は考えられません。


こんな便利な商品ですが、欠点はあるものです。
まず、ずば抜けて「値段が高い」のです。マンション用の標準的なシステムキッチンなら、本体価格より「IHヒーター」の方が高いのです。定価で20万円以上、実勢価格で12万円前後と言ったところです。ガスコンロ仕様と比べ実質約10万円の割高になります。家電メーカー各社が発売していますが、値段は横一線、おまけに一般向けにPRをしない不思議な商品です。この辺に少し仕掛けがありそうですね…


非家電メーカーの某社が「IHヒーター」の開発を行っているそうです。
担当氏いわく「牙城を崩したい」と。製造原価は「3万円程度ではないか」とのこと、販売経費を加えても「半額で売れる」らしいのです。
新規マンション等に集中大量販売しており、IHヒーターは家電各社共通の『隠れたドル箱商品』だそうです。


次ぎの欠点は、メリットの裏返しです。
老人施設では熱も光も出ないヒーターに、勘違いして「つい容器を触って火傷する」事例が報告されています。
ただ、これ以上火災事故に対し安全なヒーターはありません。ケアハウスの設計で採用するにあたり、火傷防止に「光で使用中を知らせる改良」をメーカーに呼びかけたのですが、誰も相手してくれませんでした。売れ筋商品に「わざわざ手を掛ける」ような時代ではないことを痛切に感じました。
前出の某社に「開発に盛込むよう」声をかけているのですが、とりあえず「現物がない」弱さがあります。ちょっと悔しいですね!
000802(水)BL商品
「BL商品」ってご存知ですか?
BLは「ベターリビング」の略で、より良い生活空間を構成する商品に与えられる「認定」です。対象は、アルミサッシから、建材、システムキッチン、洗面化粧台、バスユニットと言った住居を構成するエレメントでも『目立つもの』が占めています。
BL商品には「どのようなメリットがあるのか」と言えば、その商品により事故が起きた場合は、協会から保険金が支払われる制度が付随しています。かっては魅力的な制度であったと思うのですが、最近ではどうでしょうか?

BL商品は特別に開発するわけではなく、一般商品を協会に持ち込み「認定してもらう」ことで誕生します。新商品は素早く市場に出ます。しかし、認定に1年近く掛かるため「BL商品はオールドファッション」の傾向が強くなってきました。
新商品→→即「市場」に
   →→BL商品認定作業(約1年)→→市場に出る頃時代遅れに!
お国から融資や助成を受ける建物は、基本的に「BL商品を使用するよう」指定されます。
これがクライアント始め関係者の頭痛の種になっています。希望に燃えて工事しているのに、新商品を尻目に「オールドファッションの製品」を使わなければいけないからです。
この辛さの背景に「保険金が支払われる制度」がもう意味をなさないことがあります。
世界平準を目指し、製造物責任(PL)法が施行され、BL認定があろうが無かろうが「メーカー責任」は免れません。それを反映して、メーカーもBL認定を以前ほど活発に取得しません。それが更にオールドファッション化に拍車を掛けています。端的に言えば「迷惑な制度」とすら言えると思います。
(例えば、松下電工ではカタログ1冊分の「バスユニット」を商品展開しながら、BL商品は1種類しかなく「まったく魅力が無い」状態です)

施工中の超高層マンションも、BL商品との闘いです。クライアント始め工事関係者が雁首揃えて「自己責任でBL商品以外を使わせて欲しい」と行政にお願いしています。お役人様のご返事は芳しいものではありません、去年の苦しみが今年も続いています。
000803(木)良い子
子守唄に「ねんねこしゃっしゃりませ/寝た子の可愛さ/起きて泣く子の面憎さ」と、あります。きっと昔から手の掛からぬ子が「良い子」だったのでしょう。
以前お話したことがありますが、私は「子育てに失敗」しています。
次男が、中学3年の2学期から不登校となり、27歳のいまだに我が家の「箱入り息子」となっています。
不登校から手のつけられぬ『家庭内暴力』となり、とても家の修理など追いつかず、あれるに任せた時期があります。家具も破壊の対象で「あばら家」同然でした。やっと暴力が治まり、家を修理し家具を買い揃えたのが5年前です。暴れることはなくなりましたが、相変わらず無気力で「なにもせず」に箱入り息子となっています。
私は3人の子供がいますが、彼が一番「手間要らず」の子供でした。子守唄で言う「良い子」だったのですが、実はこれが曲者ではないかと思っています。

子供の頃、聞き分けも良く何をやらせても卒のない子でした。感性鋭く頭も良く、親として一番期待を抱かせる子供でしたが、小学校低学年の父兄会で先生からある指摘を受けました。それは「大掃除など真っ先に始めるのですが、必ず『一番楽なこと』を選びます」と。
それから気をつけて見るようにしたのですが、年齢と共に顕著な傾向となってきました。元来が利発で「努力もなく人並み以上に出来る」ことが災いし、我慢とか努力を嫌がるようになりました。そのくせ、見下していた相手が努力で追い越して行くと、我が身に嫌悪を感じるのか「投遣りな態度」に変化したのです。
大変悔しいことは、この変化が分かり尚且つ「修正」を試みながら、全く結果を出せなかったことです。

先日ある子供の態度を見ていて『危ないな…』と感じました。聞き分けが良く、大変利発な子で、公文式の塾で「教えることはない」といわれ「教育大付属小学校に行かせようか」と、親御さんはお考えのようです。
では、私が危ないと感じた理由はなにか…
ヨーヨーをまわして見せたら「僕もやりたい」という。持たせると使い方を知らないようなので「糸を巻いて中指に通して…」と教えだしたら『もういい』と言って止めてしまったのです。次ぎにオセロに興味を持ったようなので、ルールを説明しようとしたら、これも『もう言い』といわれてしまいました。
順序やルールに従って「やる」ことに、全く興味を示さないようです。
例えばギターを分けもなく掻き鳴らすのは面白いけれど、曲を弾く努力はしたくないと言った感じです。この子供と接しながら、私は次男とオーバーラップしていました。

ただこれは私の思い過しだろうと思います。今時の風潮として、好奇心を持たぬ醒めた子供が多いだけのことかもしれません。どうも子供の頃から好奇心旺盛で、何時も「何故」を感じて生きてきた私には、なんとも不思議な感覚でした。
000804(金)入歯と送風機2
「石の上にも3年」という諺があります。何事も辛抱が大事と言う訳です。
私は「昼は入歯」「夜は安眠のための送風機」を付けています。どちらも「決して快適ではない」のですが「装着開始1ッ月」の変化を報告したいと思います。

 □入歯
9本と言う大量抜歯後「取合えず下だけ」と言うことで、下の部分入歯(7本分)を作りました。部分入歯とは言え「大型」で、下顎の端から端まで占領されます。「慣れるのに半年掛かる」と言う先輩の経験談で覚悟をしていたのですが、どうやら「名人の作」らしく「付けた方が食べやすい」までになってきました。もっとも自前の歯ほど快適ではなく、皆様には「くれぐれもお大事に」と申し上げます。

000808追記
快適に使っていたのすが、一部破損したため修理に出しました。
2日間で直してもらえるのですが「ないと不自由」になりました。

 □送風機
先週の新聞に「無呼吸症候群」が紹介されていました。
記事によれば『4人に一人』の病気で決して珍しくはなく「居眠り運転」のかなりの割合が「無呼吸症候群が原因」と疑われているそうです。「私はまだライト級」とご紹介したように軽症ですが、「打合せ中に突然眠ってしまう」「運転中に突然眠ってしまう」と言った重症者も多いようです。
初めてお読みになる方のために「無呼吸症候群」を説明します。
睡眠中に、気道を構成する筋肉が弛緩し「狭くなるのが鼾」です。更に進行して「気道を塞ぐと呼吸停止」します、これが無呼吸状態です。このままでは死んでしまいますから、脳の指令で「起きる」わけですが、これにより「睡眠不足」が生じます。
呼吸停止が、様々な病状を招くことから「無呼吸症候群」と呼ばれるようです。睡眠不足から社会生活に支障をきたす外、睡眠時高血圧症や狭心症、甲状腺ホルモンの低下(老化現象)と言ったものです。
睡眠時1時間当り「呼吸停止20回以上」が治療の目安とか、私の場合は「30回/時」です。根本治療法はなかなか無く、対処療法が中心になります。代表的なものにnCPAPと呼ばれる送風機で気圧をかけ「気道を膨らます」方法があります。最高20気圧まであり、私の場合で「7気圧」です。ちなみにMAXの剛の者も「結構います」とか!
眠るときマスクを鼻に装着し機械でエアを送るのですが、それなりに音がします。また寝返りを打てばマスクがズレたりします。これが気になってなかなか寝られなかったのですが、最近は「無意識にマスクのズレを直す」までになってきました。
睡眠不足解消で助かるのは私だけではありません。
家中の扉を震わす「ライオンの雄たけび(鼾)」に悩まされていた家族も、送風機のお陰で「全く鼾が無くなった」ことを喜んでいます。ただ、深酒をした日は寝苦しく「風邪を引いたらどうなるのだろう?」と危惧しています。


000808追記
nCPAPを付けてだして初の定期検診が今日ありました。
「喉の乾燥はありませんか?」とドクターに質問され「大変乾きます」とお答えしたところ、加湿器を渡されました。取扱い説明をしてださったのは、入院時に散々「てんご」を言った技師さんです。私のHPを観てくださっているそうです。
乾燥機のヒーターダイヤルが「9」までついています。でも「4」以上に上げると火傷しそうなくらい熱いそうです「なんで9まであるのやろ?」
ちなみに冬は結露を防ぐ手立てが必要!とか…安眠への道は険しいようです。
000805(土)「歩いて暮らせる街づくり」構想を考える2
000730・000731連続で「歩いて暮らせる街づくり」関連のお話を載せました。今日は、3人の方のメールを紹介しながら、その続きを報告します。
故郷に住む友人TSさんから「地元に住みながらあんまり関心がなくて…」というコメントと共にこんな情報メールを頂きました。
TSさんや私の同級生Yさんが地元で区長をしており「かなりの関心を持っている」そうです。彼が、どの程度計画に参画しているかは知らないのですが、「碧南市(行政)では伊勢のおかげ横丁のような計画がある」と批判的で、古い町並みを商業的にだけしたくないと言う意見だそうです。
碧南市職員Tさんは、大浜中区に20年ほど住んでおり「個人的にも事務局の手伝い」をなさっているそうです。お話では、今後大浜地区の在住の皆さんによる推進委員会をつくり、具体的に「街づくりをどう進めていくのか」検討していくとのことです。
また、「個人的な感想です」と断った上で…
「…この周辺のお寺で子どもの頃よく遊びました。久しぶりに称名寺、海徳寺のあたりの路地を歩いてみましたが、大浜小学校(dogfightも通った学校)からの帰り道に今日は違うコースで帰ろうと、あちこちの路地を迷路のように歩いた記憶が蘇ってきました」と、私と共通する記憶をお持ちのようです。
最後に故郷の姪からのメールをご紹介します。
そのままお伝えした方が雰囲気が伝わるので、姪に同意を得ました。
 000730(夏祭りについて)
…駅前に大きなステージを設置し、専門のDJが話しながらお祭りが続きます。
総踊りは踊り以上にファッションが楽しいですね。過激な服から可愛い服、馬鹿な格好、園児からコギャル、サラリーマン、オバタリアン、高齢者までいろんなファッションで同じ音楽で踊るのは、とても良いことだと思います。郡上踊りのような盆踊り的ではなくどちらかといえばロックですね。だから自然と体が動いちゃう。
銀行マンは結構馬鹿なことしてたりするんですよね。仕事の発散をしているのでしょうか。グループでの参加なのでグループ毎の仮装大会みたいでもあります。私は碧南で踊ったとき、プロの画家に歌舞伎の化粧をしてもらい、はっぴとさらし、足袋で踊りました。でも2時間、アスファルトの上で踊るのに足袋では足が疲れて大変でした。(以下略)
 000731(「歩いて暮らせる街づくり」構想を考える--について)
あのお金の使い道が下手な碧南がどこまでやってくれるのか楽しみです。でもホコテンと言う言葉がぴったりですよね。
高松家の近所は本当に仲が良く、いっつもバーベキューしてます。
まわり8世帯30人くらいが自然と集まります。それを楽しむのはやはり道路の真中。時々車が入ってくると車のほうが恐縮してます。
集金に来た銀行マン・宅急便屋さんも仲間に入れてしまい、たらふく食べて仕事に戻ってます。さずがにお酒は遠慮してますが・・・
たまたま通った人は必ず巻き込む。楽しいです。
大声出そうが何しようが近所みんなが参加してますので、文句言う人がいません。
うなぎやてんぷらなどをキッチンでするとあとの片づけが大変だから七輪や卓上コンロを道路に出して料理してると、自然とみんながビール持って来て宴会の始まり。みんなが食べちゃうからそこの家の人は、夕食がなくなって、またうなぎを買いに行ったりしてます。人の土地でも勝手に道路化してるし、昔のままの形が残っているのは好きです。
宅急便屋さんも鍵をかけて出かけると、また荷物を持ちかえらなければ行けないので「奥さん!玄関空けといてよ」ってな感じです。
最近、誰が隣に住んでいるか分からない時代に、このようなお付き合いが出来るのは嬉しいばかりです。
反抗期の中学生・高校生のお子さんも一緒になって食べたり飲んだり。他人が説教するのは当たり前。こんな生活は残って欲しいです。
夏休みが始まったので、もうバーベキューの予定は決まっています。その時は泊りがけで碧南に帰る私たちです。
 000803
2日前、ママからの電話で、その日も高松家の隣が外でうなぎを焼いてたら、宴会が始まって、焼いていたお隣さんは一口もうなぎを口にすることなく、みんなに振舞っちゃったようです。みんなサービス精神旺盛だから、いつもこうなっちゃうんですよね。

いかがですか?
「歩いて暮らせる街づくり」構想のモデル地区に選ばれた、我が故郷の雰囲気をご理解頂けるでしょうか。行政にたいしては『チョット辛口』ですが、それぞれが「街をお大切にする」気持ちが出ています。私も参加したいですね…
000806(日)ホームページ考(+若者文化)
末っ子の新しい職場は「自動車関係の広告を扱う」会社だそうです(よう分からん?)。で、営業に歩いていると「ホームページ」に関する引き合いがとっても多いそうです。
息子と食事中に、HPに関する話となりました。結構深刻な問題があるように感じましたので考えてみたいと思います。

インターネットにはとてつもないビジネスチャンスがあり、それには「ホームページが不可欠」と言う空気を感じます。インターネットが「時代を変える」ことに異存はないのですが、『乗り遅れてはいけない』という脅迫観念は持ちたくないものです。
つい先日まで、産気新聞の第1面に「e-荒野」と題する特集が組まれていました。 様々なネット犯罪が紹介されており、日頃感じていることを裏付ける記事となっていました。
何故か新しいことは「犯罪と供にやってくる」傾向があり、インターネットも秩序の確立より先にこの現象が起きています。今はビジネスチャンスといっても「リスク付き」という状態ではないかと感じています。犯罪性の一掃と法整備を含めた秩序の確立が出来た時、初めて安全なネットビジネスの世界が来るように思います。
(ネットビジネスと称されても「内容はねずみ講」でガッカリが多いですね)


ホームページを持つことと、即ビジネスの拡大に結びつけることは無理があると思います。しかし、息子が営業で歩いていると「このように思っている方」が大変多いそうです。また、途中まで作ってみたけれど行詰って「後を引き受けて」と言う依頼や、HPを作ったけれど「誰かメンテをして」と言う悲鳴も多いそうです。この背景に「裏技あり・高度テクニックあり」のHPを望む姿勢があります。

一連の出来事から、息子が「俺もホームページを作ろうかな」と言い出しました。
私が言えることは「作ることは難しく無い」けれど「能力に合ったものを!」と言うことです。ここで言う『能力』とはあらゆるものを含みます。
息子が前に勤めていた会社は「500万円掛けてHPを作ったけれど、以来数年間更新も無く、誰もメンテをしないので大変不評」だそうです。ここでは500万円出す能力があったけれど、維持する能力が無かったわけです。
例えば「自前でメンテや更新をする」ならば、自前の能力内のHPを作るべきです。金にあかせて「裏技あり・高度テクニックあり」を作っても、更新が出来なければ「時間と共に色褪せる」だけになります。勿論法外なメンテ料を支払って続けることは可能ですが、「更新のネタ提供」は必要不可欠で、何もかも「金で済ませる」訳にはいきません。つまり「作る」ことをクリアできても、更新ができるボキャブラリーを持ち続ける必要があります。
書込み自由の『掲示板』を有するHPでは、誹謗中傷や猥褻記事を防ぐため、常時監視する必要があります。また、質問問合せに速やかに対応する人員も必要です。このようにメンテには、想像以上に手間隙が要ります。

私のように、自分で全て出きる「簡単な形式」のHPなら、そんなに手間は掛かりません。ようは「背伸びしない」HP作りが、長生きの秘訣ではないでしょうか。

 追記
「エッセイ&コラム」も2年10ヶ月になります。その間ほぼ毎日書き続け、内容の変化や流れはあるものの「続くもんだ」と我ながら感心しています。
『書く』と言うことは、私にとって最も「苦痛のない作業」でした。これが続く秘訣だろうと想像しています。気負いも衒いもなく「何時までも」と言った義務感もなく、何気なく続けば嬉しいことです。

 『若者文化』
昨日、打合せ終了後「食事でも…」と、およばれになりました。その時、同席していた若者に電話が入ったことからハプニングのスタートです。
サタデーナイトを「京都のクラブで」という誘いです。クラブといっても、お酒を飲ますクラブではなく「クラ」とイントネーションが変わるほうで「昔ディスコ・今クラブ」と言った若者の溜まり場です。そこへ成行きで「一緒に行こう」と言うことになりました。

入口で2500円/人を払い、ドリンク用コインを2枚受取る。荷物をコインロッカーに入れ(どうやら盗み撮りを防ぐためらしい)入場です。
ミラーボールが周り「音と光の暴力」が襲ってきます。耳元で叫んでも言葉が通じません。ドリンクはセルフです、場違いな「オッサン」がうろうろするだけで迷惑そうです。強烈なリズムの踊りは「パラパラ」だとか…

聞けば「朝まで踊っている」そうです。私は在席1時間半で頭痛がしてきましたので、キープしておいたホテルに引揚げました。


今朝のマクドナルド。疲れ切ったハイティーンのお嬢さんたち…何時の時代も、この廃頽が若者文化を作っていくのでしょうね
000807(月)戦争に思う
広島長崎に原爆が投下されて55年。
アメリカは決して謝らないけれど、あれが「人体実験」であったことは歴史が証明しています。トルーマン大統領は多くの反対を押し切って「投下を決定」しています。既に我が国は「死に体」で、原爆などなくてもあの戦争は終わっていたはずなのに。

もう自虐史観を改めませんか!
あの戦争が「日本の存亡を賭けたやむを得ないもの」であったことは、戦争が歴史となるに従って明らかになってきました。
・開戦謀略となった『ハルノート』は、当時ホワイトハウスに巣くっていたロシア諜報員の手で起草されたことが、公文書の公表で明らかになっています。
・戦後、ハルノートの存在を知ったマッカッサー元帥は「あれを付きつけられれば俺でも戦争する」と言ったそうです。ハルノートは「戦わずして死ぬか?戦って死ぬか?」を迫るものでした。
・我が国は「ハルノート」で暴発しましたが、あのとき自重したとしても「新たな開戦謀略」が用意されただろうと、ルーズベルト回想録で述べています。アメリカは『まず日本タタキありき』だったのです。
・真珠湾奇襲が「原爆の免罪符」として語られるけれど、アメリカは奇襲の事実を知りながらハワイに知らせず「自国民を犠牲にして」開戦理由を作りました。これも開戦謀略の一つです。

当時アメリカは、アジアの植民地化を目指していました。
ライバル日本は植民地を搾取の対象とせず(これは事実です。日本は植民地に対し資産をつぎ込んだ唯一の国です)アメリカにとって「目の上のこぶ」だったのです。
つい最近、最後の「台湾総督・明石元二郎氏」の壮大な慰霊が行われました。それほど台湾に貢献した総督でした。不純な動機はありましたが、あの戦争が植民地開放戦争の側面を持ち、結果として開放に貢献したのです。
(戦後も現地に留まり独立戦争に参加して、現地に「骨を埋めた」先達の何と多いことか)
日本人として誇りを持つことは『悪』ですか?
「影」だけの報道をして貶めるのではなく、事実を公平に知らせて欲しいものです。
000808(火)核戦争
台湾侵攻(デイル・ブラウン著/二見書房/上下2巻)と言う本を読みました。

ある日、台湾は『独立宣言』をしました。それを許さぬ中華人民共和国(以下、中国と表記)は、いきなり「核兵器」で台湾を攻撃するのです。それも遠慮会釈無く「核攻撃の大盤振る舞い」です。さらに、第2の朝鮮戦争を誘発するため南北双方に「核攻撃」し、果てはアメリカ空母戦闘群もグアム基地も核で壊滅すると言うものです(日本は中国の恫喝に屈し、アメリカと縁を切って中立、さらに属国化の道を選ぶ)。余りのストーリーの乱暴さに、いくら中国が「中華思想」でも、これは著者の「アジアに対する偏見ではないか」と、思いながら読み終えました。

ところが…
000801発行の「正論9月号」に「中国の核ミサイルが狙う日本の25都市」と題した記事が掲載されています。これは「香港で発行された軍事研究書」を、元自衛隊陸上幕僚部幹部/志方俊之氏が紹介解説したものです。
これを読むと『台湾侵攻』は「これをベースにして書いたのではないか」と思えるほど思考方法が似ています。中国統治下の香港での出版であれば「一民間人の勝手な研究書」と考えるのは甘いのだろうと思います。おそらく、民間人に名を借りた(三国志に登場する英雄の名前で出版されている)中国当局のプロパガンダないしはメッセージと受け取ったほうが良いのではないだろうか。

米ソ冷戦時代は『相互確証破壊』が成り立ち、核は使うことの無い兵器とされました。
しかし、中国は『相互確証破壊』などまったく意に介さないことが分かります。米中が「とことん核戦争をした」場合、アメリカが全滅した段階で「中国は5割生き残る」と予想しており、有史以来「人命尊重などしたことが無い」国らしい考え方です。「人命は地球より思い」と言う我が国では有得ないことでしょう。最もこんなことをすれば『核の冬』に見舞われ、地球が滅びるでしょうがそのことには触れていないようです。ようは、「全面核戦争を怖がってはいない」と言う、メッセージが込められているようです。

「日中戦争」のシュミレーションが3ケース紹介されていますが、どれも「全て核攻撃で中国のお仕置きが始まる」ストーリーです。中華思想(ある意味での差別意識)と中国人の合理主義?でいえば、「兵器を有効に使う」ことは当然のことで、通常兵器でチンタラ戦争することは「酷く効率が悪い」のでしょう。おまけに我が国には核兵器が無いのだから、更に有効なはずです。
私には日本人特有の「甘い考え」が抜けないようです。アメリカ人作家が描く『台湾侵攻』こそ、中国当局の行動パターンを理解したもののようです。
最後に、呉善花(お・そんふぁ)氏の論文の一部を意訳ご紹介します。
西欧思想・中華思想・イスラム思想の3大思想以外は「異端な考え」として日本は除外されるけれど、相次ぐ地域紛争は3大思想の行き詰まりを示すものです。このあたりで「平和な日本」の考え方を取り入れてはどうだろうか…是非そうなって欲しいものです。
000809(水)ギャップ
「歳だな…」と感じることは様々ありますが、『ギャップ』はその最たるものではないでしょうか?
 例1:3日あれば出来ると踏んだ仕事が「5日掛かった」
 例2:一晩くらい徹夜しても大丈夫の筈が「翌日DN」
 例3:これくらいは飲める筈が「二日酔い」
最近、意識と行為の間に酷くズレが起きるようになりました。
口では「歳だから…」と言いながら、実は、若い頃の基準で物事を判断しようとしています。『まだやれる!』と言う意識が抜けきれないのです。ただ、これが「悪いことだ」と思いたくないのです。心底「歳だから」と思い「まだやれる」気持ちを無くした時、本当に老け込んでしまうのでは…と思いますがいかがでしょうか?
000810(木)安野光雅の世界
安野光雅氏は1926年津和野生まれ。絵本作家としてデビューし、不思議絵・細密画・水墨画やメルヘンチックな「水彩画」の世界で異彩を放つ作家です。

来年春、故郷津和野で「安野光雅美術館」がオープンするのに先立ち、松坂屋大阪店でプレデビユーが行われています。

安野光雅の世界」
会場:松坂屋大阪店(200余点展示)会期等:000809〜000814 入場料600円

明治村シリーズのスケッチを描いてもう9年になろうとしています。何故か昔から10年ごとにスケッチをしており、この危機を乗りきったら、またスケッチをしてみたいと思っています。
安野光雅氏の水彩画を見ながら「ため息」が出ました。私の絵は所詮アマチュアですが「あんな絵が描けたら…」と思わず考えてしまいます。機会がございましたら、是非ご覧下さい。
000811(金)老眼鏡+この夏
 老眼鏡
どう言う訳か「同年代の仲間」が多く、打合せを始めると「カバンからメガネを取り出し…」と言う儀式がついてまわります。
勿論、メガネとは老眼鏡のことです。私など「若ハゲ」のお陰でずっと年寄に見られてきたのですが、普段「若く見られる」と自慢の連中がメガネを取り出す様は滑稽です。


高校時代から近眼でメガネのお世話になったのですが、あんな不自由なものはありません。と言っても、コンタクトレンズは嫌いで不自由を偲んできました。
ところが40歳を迎えたある日、コンピュータの画面が良く見えません。「疲れたのかな?」とメガネを外し、目をこすり、目を明けて「ビックリ」です。画面が鮮やかに見えるではありませんか!
老眼が入り、画面を見る邪魔をしていたのです。その日から私はメガネとオサラバです。
近眼が治った訳ではありませんから「遠くは相変わらず」ですが、近くは『快適至極』です。人生何事も「帳尻」が取れているのでしょうね。

 この夏
立秋も過ぎたのに、暑さの衰える様子がありません。
観測史上の記録を塗り替えた「平成6年の猛暑」に肩を並べる暑さとか!
あの時のことは良く憶えていますが、「高温情報」等無かったところから、今年の方が酷いかもしれません。明日からお盆休みです「楽しい夏」をお過ごし下さい。
000812(土)骨川筋衛門
何気ない「男の一言」で拒食症が始まることが多いそうです。
私の知っている女の子も、拒食を止めるため、よってたかって「痩せすぎは美しくない」と言い聞かせ、春から治療に行くようになりました。かいあって、8月に「今年初めての生理がきた」そうで、ほっと一安心です。何せ肥満の私には想像もできないことですが「横になると、骨が当って痛い」まで痩せていたそうです。
飽食の国日本で、飢餓難民もビックリの「栄養失調」など真っ平です。骨と皮だけの「骨体美」など誰が喜ぶものですか!

私がまだ子供だった頃の話。
故郷で、痩せた人を「骨川筋衛門(ほねかわ・すじえもん)」と呼びました。まだ「戦後」は終わらず、肥満は裕福を表した頃のことです。
私は昭和22年生まれ。その前後を含め「自立指向」が非常に高いのですが、ある時「なんで?」と話合ったことがあります。答えは「どうしたら腹いっぱい食えるか…」と、考えた末「自分でやるしかない」となったそうです。飢えを凌いで育った最後の世代です。
そんな時代の骨川筋衛門ですから、かなりの「痩せ」なのですが、拒食症の骨体美と違い「筋(きんにく)」が存在します。今考えれば「贅肉のないスリムな体」の訳で、理想的と言うべきでしょうか…
時代は巡るとは言え「骨体美」と「骨川筋衛門」豪い違いですね。
000813(日)「露地の文化」と建築基準法
平成11年11月11日に閣議決定された「歩いて暮らせる街づくり」構想は、小渕前総理の置き土産と言えます。小渕さんらしく「なんとも地味なテーマ」ですが、その趣旨は…
 ・
少子・高齢社会にふさわしい安全・安心でゆとりのある暮らしを実現し、
  通常の生活者が暮らしに必要な用を足せる施設が混在する街

 ・自宅から街中まで連続したバリアフリー空間が確保された夜間も明るく安全な
  歩行者自転車中心の街

 ・幅広い世代の住民からなる街、住民主役の永続性のある街づくり
とあり、これは日本古来の生活の原点を見つめるものではないかと感じます。これらの趣旨を一言で言うならば「露地の文化を大切にしよう」となるのではないでしょうか。


建築基準法の冒頭に用語の定義があり「道路とは巾4m以上」と定めています。もし4m未満なら中心後退をして「道路の拡幅」を義務付けています。4m道路は、緊急車の通行には決して広いと申せませんが「露地の文化」という観点に立てば広すぎる道路です。かと言って、歩いて暮らせる街づくり地区では「建築基準法を守る必要はない」等言う馬鹿げたことがある筈もありません。
つまり「歩いて暮らせる街づくり」構想と建築基準法がバッティングしているのです。今後構想推進に従い、両者の整合性を計る必要性に直面するでしょう。
では、整合性を計る方法はないのか?大丈夫です、ちゃんと方法があるのです。それが2年前に法改正され今年施行された「連担制度」です。この制度をご説明する前に、京都の今昔をご紹介します。

京の都が出来て千年。
当時日本の人口は1500万人程度ですから、広々とした都だったでしょう。やがて人口増と間口税(間口の幅に対し、時の権力者が課税した)のため、間口の細分化が始まりました。道路を増やせば良いのですがそうすると課税されますから、間口の細分化は庶民の知恵だったわけです。
更に人口が増え、間口の細分化も限界に来ました。そこで「奥行きの分割」が始まったのです。奥の区画に行くため、細い路地(道路ではない)を作りました。これが「京の町」を形作る「露地の文化」の発祥です。


京都市の行政は、建築士会と話し合い「黙認」でこの露地に対応してきました。建築基準法に照らして「道路幅が4mないから違反です」と杓子定規に法を運用すれば「京の町が全滅」してしまうからです。
そこえ「規制緩和」を掲げて基準法の改正が行われました。
そのなかに「連担制度」があります。広い道路に面していないため、利用効率が制限されていた土地に対し「広い道路に面した敷地と『連担』を組めば、一体の敷地として認める」と言う発想です。所有形態は従来のままでこの制度が利用でき、連担(連なって担保する)の規模的限度を規制していないので、「一街区丸ごと連担を組む」なんてことが出来るようになりました。京都市は、行政の音頭で「一街区丸ごと連担を組む」ことにより、黙認から『合法的な露地』に生まれ変わらそうとしています。

いかがですか!
結果的に京都の挑戦は「歩いて暮らせる街づくり」を先取りするものだと思います。
「歩いて暮らせる街づくり」構想のモデル地区に指定された行政に「おおいに参考にして欲しい」手法です。これを活用すれば「露地の文化」を破壊することなく、構想の実現が計れると思います。 ただ、無条件で可能と言う訳ではありません。行政として整理すべきことを上げてみましょう。
 
□土地区画整理事業の見直し
「歩いて暮らせる街づくり」構想と土地区画整理事業の調整。「道路を広げる」土地区画整理事業との整合性を計る必要があります。
 
□生活道路の見直し
露地は、建築基準法で言う「2項道路(生活道路)」の指定を受けていると思います。この指定がある限り「道路幅は4m以上」の規定が活きています。連担制度を適用するなら、2項道路の指定を見直す(廃止)必要があります。
 
□行政のイニシヤティブ
連担制度は「民間活力」を前提路したもので、行政主導を想定したものではありません。しかし「行政主導は禁止」と書いているわけではありません。「やる気」で突破が必要でしょう。

最後に、住民の協力がなによりも必要なことは言うまでもありません。官民一体の街づくりをお願い致します。

追記
HPで、全国20ヶ所の選定地と選定理由を見つけました(000811掲載)。
冒頭の趣旨を巾広く捉え、様々な角度から選定しているので、この構想が「画一的な街づくり」を目指していないことが分かります。歴史ある街、由緒ある町、千里ニュータウンのように30年の歴史しかない街。一寸長生きして…「街を訪ね歩く」ことが出来れば楽しいですね。
000814(月)ホームページ考2
私は「自己満足」のためにホームページを続け、もし「生きた証」が残せれば最高です。ほぼ毎日更新を行っていますが「読む人知らず」で、我がHPの更新が終われば「さっさと寝て」しまいネット上をさまようことをしません。その意味では、インターネットの真のファンとは言いがたいのだろうと思います。
「歩いて暮らせる街づくり」は私の好奇心を多いに掻きたてています。
様々なことが知りたくて、真剣にネット上を検索した始めての出来事でした。その結果、感じたことを「今日の問い掛け」にしたいと思います。

「歩いて暮らせる街づくり」をキーワードに検索しました。
『「歩いて暮らせる街づくり」構想の推進について』
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/991220aruitemati.html
主なサーチエンジンに上記のサイトが見つかり、閣議決定とその趣旨・モデルプロジェクト地区の募集方法等が詳しく紹介されていました。

その結果、86の地区が応募し「20ヶ所が選定された」わけですが「どこが、どんな理由で選ばれたのか?」知りたくて随分検索しました。
ところが、まるで見つかりません!
主なサーチエンジンでは皆無で「その他」に何度も入りこんで、ほとんど偶然に近い形で見つけたのが下記のURLです。
(お閑を見つけて一度挑戦してみてください!私も2度目に挑戦したのですが行きつくことが出来ませんでした)
『「歩いて暮らせる街づくり」モデルプロジェクト地区の選定について』 
http://www.epa.go.jp/2000/e/0329e-aruitemachi.html


「歩いて暮らせる街づくり」構想の推進について
「歩いて暮らせる街づくり」モデルプロジェクト地区の選定について
両者は、人間の判断力では「関連事項」と捉えると思うのですが、サーチエンジンを構成するコンピュータでは「まるで別物」という判定なのでしょう。そのため後者の検索が非常に困難になっています。
このような現実があることを踏まえ、広報担当者は「公開すれば良い」で終わらず、『利用されやすい』形態を考慮して欲しいものです。例えば「共通のURLに入れる」とか、「リンクを組んでおく」と言った工夫が欲しいものです。
今後、成果を知りたくても「偶然」以外検索方法がないとしたら「情報の無駄遣い」になりそうです。

次ぎに、選ばれた自治体のサイトを探してみました。
19の自治体(善通寺市は?)のHPを見つけましたが、インデックスページに「歩いて暮らせる街作り」が紹介されている自治体は皆無でした(広報誌等で知らされたようですが…)。
まだ「なにも結果が無いから」と言うことなのかもしれませんが、市民の参加意識を促す必要があるなら、もっと積極的な広報態度があっても良いように感じました。
私は20の自治体が連携して「歩いて暮らせる街づくり」の盛上げを期待しているのですが、「どうなるのでしょう」か…
まだ私が考えるほど「有効な媒体」と認識されていないのでしょうか?
000815(火)レナード君
レナード君はスリランカ(1968)生まれ、滞日8年の好青年です。今年春、故郷に住む姪と結婚しました。
彼らとお盆の休日(000813)を京都で過ごしました。公式に彼と会うのは初めて(結婚式は「内輪で」と言うことで挨拶も交わさなかったため)です。
嵐山で待合せ、天竜寺(精進料理で昼食)・大河内山荘・トロッコ列車・保津川下りをして、夕食は市街地に出て「豆腐料理」でお開きとなりました。終始日本語で(私がそれしか出来ない)で会話したのですが、彼の人となりがいっぺんで好きになりました。以下、会話内容をご紹介します。

スリランカは大半が仏教徒。ヒンドゥー、イスラムと続き最も少数派がキリスト教徒だそうです。彼は、キリスト教徒で「京都の寺巡りは大丈夫か?」と気になったのですが「郷にいれば郷に従え」がモットーとか、今はファジーに暮らしているようです。
彼の国では、書類に「宗教欄」があるそうで、どうやら「無宗教」は許されない様子です。後日、ご紹介しようと思っている本に同様な記述がありました。
ある国の入国審査で、宗教欄を無視したら逮捕された話でした。我が国では「無制限な」信教の自由があるけれど、世界的に見れば例外の方かもしれません。「宗教感が民族意識の根幹にある」と言う考え方が世界の常識で、それを前面に押し出す国が多いからです(無宗教は無政府主義と同意語に取られ、危険思想と考えられるようです)。ちなみに日本人は一般的に仏教徒とみなされています。「俺はそんなことは無い」と言う声が聞こえてきそうですが、葬儀の宗派がそれと見なされるようです。

写真左/天竜寺の蓮池:まるでお堂の飾りそのままに咲いています
写真右/曹源池:登龍門を表す庭。「応仁の乱」で嫌気がさした室町幕府八代将軍足利義政は、観阿弥とこの庭造りに没頭した。
「天竜寺の精進料理は見事です」と、クラブ在席時代の思い出を含めて案内していたら、今年3月境内に「精進料理」の店が出来たとのこと。早速、昼食を取ろうということで行ってみました。
日本食が大好きで、大学を卒業し就職までの間帰国したところ「2週間で日本食が食べたくなった」そうです。お米も、短粒種(日本米)の方が美味しいと言う。味噌料理も大好きとか!(醤油文化は世界の各地にあるが味噌文化はない)飲み物は「日本酒が一番」だそうで、冷酒を美味そうに飲み干していました。
私は、彼からお国のお酒を頂きました、椰子の実から作った蒸留酒で「焼酎みたいなもの」とのこと、今夜早速試してみます。


天竜寺のお庭は「もみじ」が有名ですが、実は竹林が大変美しい庭でもあるのです。
スリランカの竹は直系が50cm程にもなり、様々に利用されているそうです。物成りはとかく大ぶりで、かぼちゃも抱えきれない大きさとなり「切売り」されているそうです。

大河内山荘は、名優故大河内伝次郎氏が31歳から30余年の歳月に渡り心血注いだ名園です。普通の庭園が「借景を利用」するのに対し、京都市街地を一望に見渡す高台に築かれ、そこここに野性味を残す作り方です。
山荘内の茶室で、その作りの小振りさに質問が出ました。千利休によって「茶の文化」が創設されたこと。彼は「徹底的に権力者をコケにした人物」であったこと。そのため、頭を垂れる構造にしたこと等を話しました。
「わび・さび」の文化は理解しがたいけれど、自然に感じることが出来ます。それが日本に住む人(決して日本人とは固定しません)だと思います。彼はそれを感じているようで「通りすぎる外国人」ではなく、日本の風土を愛してくれそうです。


何かのきっかけで、伝統の話が出ました。
スリランカでは、寺院に詣でるには境内をはだしで歩く必要があるそうです。きっと「神聖な地」で、履物を不浄とみなすのでしょう。ただ、普段素足に慣れない人には500m続く道のりで「火傷」して、とても辿りつけないそうです。「外国人も同じ扱いですか?」とお尋ねしたら「例外はない」そうです。この伝統は良いことだと思いました。

写真左
保津川から見る「トロッコ列車」
旧山陰本線の一部を使って「嵯峨−亀岡」間を運行しています。保津川渓谷を眼下に見下ろす絶景が人気です。
保津川下り/亀岡−嵐山間16kmを3人掛かりの船頭さんで急流下りをします。今は、営業許可を取らぬ「探検クラブ」と称し、ゴムボートで川下りをする会社が3社あり、傍若無人に振舞うため大変危険でした。いつか事故でも起きねば良いのですが…
話が長くなりそうなので 後半は別の機会に譲り、要点のご紹介を。
彼は「日本語で考える」習慣が付いているようです。説明の折も「どんな漢字を書くのですか?」と質問されます。

来日した当初、あいまいな日本人に戸惑ったそうです。
私が、賛意を示したあとで「でも、曖昧文化って良いところもあるのですよ」と申し上げると、にっこり笑って「私もそう思います」と。

日本の警察は「暴力を振舞わない親切な人達です」と言う彼ですが、一度だけ嫌なことがあったそうです。警察官の職務質問を受けたことがあり、外国人登録証の提示を求められたのですが「たまたま不携帯」だったそうで「イラン人ですか?」と警察官から質問を受けたのが酷く傷つけたようです。

何時の日か、彼を訪ねて「自慢のカレー」をご馳走になる約束をして別れました。
日本人より日本人らしい彼との出会いに感謝します。
000816(水)神の国
本屋を覗いていたら「挑戦的なタイトル」の本を見つけましたので購入しました。
日本は「神の国」ではないのですか(小学館文庫)加地伸行著

総選挙前、森総理の発言をマスコミと野党が挙って取上げ、選挙を有利に導いた事件がありました。名付けて「神の国発言」です。当時の、私のHPを探してみたらこんな風に書いていました。
000523民主主義と神の国
森総理の「神の国」発言が格好の攻撃材料となっており、執拗な批判が続いています。
神の国発言がどのような流れの中でなされたのか?私自身承知しておらず、その場の雰囲気が分からないのですが、野党が攻撃しているように「天皇主権」の発言があったのでしょうか。
憲法で「天皇陛下は我が国の象徴」と明記されています。従って、我が国は立憲君主国であり、決して共和国ではありません。
私自身の感覚を申せば、天皇陛下の存在を誇らしく思いながらも、天皇親政を望んでいるわけではありません。いわば天皇陛下の存在は「心の心棒」であり、我が国の歴史を学びかつ誇りに思うならば、心情的に「神の国」と感じても不思議ではないように思います。
以下略
この度、日本は「神の国」ではないのですかを読んでみて、私の感想と近い物であることが分かりました。
同書冒頭に、問題となったスピーチの全文が載っています。
15分に及ぶスピーチでマスコミが取上げたのは「10秒ほど」です。全て読めば「これが何故非難されるのだろう?」と疑問に思います。ここで言う「神」とは、日本古来の複数神(複数の具体例も挙げている)を表しており、神道(天皇)とだけ結びつけることは不自然です。当然「天皇主権」などカケラも触れておらず、民主党が選挙スローガンに掲げた「日本は民の国です」など、必然性が全くありません。文中、著者が「普通の国語力あればこうは解釈できない」と言われているとおりでした。

評論家で朝日系のサンデープロジェクトを司会する田原総一郎氏は、文中で…
「森さんはバカなことを言ったな」と感じる国民は多くても、「けしからんことだ」と怒っている国民は以外に少ない。だから、野党やマスコミの反応に多くの国民はいささか違和感を抱いているのではないか。
と、述べています。どちらかと言えば左寄りな田原氏ですが、国民の底流に、日本は「神の国」と言う潜在意識が存在することを感じているのではないでしょうか?

ここで言う「神」を日本のマスコミが「ゴッド」と訳したことから異常な反応が始まったように思います。その証拠に、マスコミのフィーバー振りとは対称的に海外からのリアクションがまるでありませんでした。
 □特派員諸氏は神を「ゴッド」ではなく「セイント」と訳した
  つまり「聖なる国」として報道されたため海外では問題にされなかった。
一神教の世界で「神(ゴッド)」はただ一人です。その代わり「聖人」は山ほど存在します。路傍の草木にも祈る日本人の宗教感を外国人の目で見れば、「聖なる草木」でしかあり得ません。
 □自国賛美
  日本以外では、自国を賛美して演説が始まります。
例えば「神に選ばれし我が国は…」とか「聖なる国土を…」といった風にです。終わりも、「神の御名において…」です。これが世界の常識で、我が国の総理が「聖なる国」と言ったところでリアクションなどあるはずもありません。
自国を貶めてこそ『指導者』と言う、変な概念を持つことを止めれば良いのに!と、思う私の考えは可笑しいのでしょうか?

追記
昨日は第55回終戦記念日。
「公式参拝ですか?私的参拝?」とリポーターの声。何時までこんなバカげたことを繰り返すのでしょうか。外国の国立墓地に献花しても、祖国のために散った人達の慰霊を許さぬ「不思議の国・NIPPON」
そんなに厳密に政教分離をしたいなら、もう宗教系学校への私学助成金は止めようよ!

政教分離違反事例:初詣/先祖供養/クリスマスプレゼント/宗教系結婚式/宗教系葬儀/地鎮祭/宗教的文化遺産の修復費/宗教系私学助成金/苦しい時の神頼み…ああアホラシ
000817(木)若者文化2
 □クラブ
先日『クラブ』に行ったことをお話しました。
街で見かければ、きっと「個性的」な彼らのファッションも、クラブに入ると「この店のユニホームですか?」と質問してしまったほど画一的です。
個性発揮の難しさを感じる出来事でした。

 □タバコ
JT(日本タバコ)の最大のお得意様は「若い女性」ではないでしょうか。
男性の禁煙が進むなか、唯一喫煙人口が増加している層です。今では「喫煙場所」を若い女性が占拠しており「くわえ煙草で闊歩する」のも多くは女性です。どうも、タバコもファッション化しているのでは?と疑問を持つのですが、有害で「決して格好良くない」と思うのは年寄りの証拠でしょうか。
禁煙して1年半。先日「くわえ煙草」の夢を見ました。私もまだまだ用心が必要です。

 □ジベタリアン
 語源:ベジタリアン(菜食主義者)
 派生型1:オバタリアン(たくましい?おばさんを形容)
 派生型2:ジベタリアン(ところ構わず、座り込む若者達)
電車の中、道路の上…「地べた」にへたり込むのですが、ファッションとは関係なく「立っているのがシンドイ」と言うのが本音のようです。不潔感と迷惑この上もない風俗です。
反面、3Kから遠ざけた育ち方をしたため、病的なまでの「清潔癖」が問題にもなっている若者もいます。雑菌感染に弱く「海外旅行は危険ではないか」とまで言われています。どうも、ジベタリアンと対極をなす若者像です。不思議な文化ですね…
000818(金)教育の成果
お盆の間のニュースから。

13日に大分で、15歳の少年が一家6人を殺傷する事件がありました。毎度の如く自供は支離滅裂で「反省の色は全くない」有様とか。
15日には、増水する中州に取り残された少年少女を助けるためレスキュー隊が出動したところ、救助された彼らは「余分な事をした」と食って掛かっていました。そこには反省の色は無く、当然「感謝の気持ちもない」荒んだ世界でした。
同日「元号入り証書」の受取り拒否に苦慮する学校が報道されていました。元号と言う我が国の制度を拒否する、凄い政治指向の中学生の報道です。政治的理由で登校を拒否すれば筋が通るのに…と私など思ってしまいます。この生徒は「学校が国の税で運営されている」ことを知らないのでしょうか?国のあり方を拒否する(権利はあるのでしょうね)なら、世話にもならぬことです。それとも「教育を受ける権利はあるが制度を守る義務ない」と言うことなのでしょうか?


戦後「権利を教え義務を教えない教育」がまかり通っています。モラルもルールも教えず、国の成立ちや誇りなど論外です。「人を敬う」ことを教えず、皮肉にも教師さえバカにされる時代になりました。まさに『日教組に栄光あれ』です。
追記1
教育の世界が『治外法権』となって50年以上が過ぎました。
(正論9月号より)
ついに広島県安浦町では、文部省を始めいかなる機関のコントロールも効かぬ「公立学校」に見切りをつけ、町が「私立小学校(学費負担は町費で賄う)」を作ることになりました。目的は、受ける教育の選択肢を広げることで、来年から「日教組の町立小学校」と町の作った「非日教組の私立小学校」が競合することになります(国の制度としてこのようなことが可能だと始めて知りました)。この記事を読みながら笑ったことが一つあります。公立学校の先生は自分の子供を私学に通よわせ、その学校で「日の丸を掲揚し君が代を歌う」そうです。
治外法権の義務教育がそれほど理想なら「自分の子弟を通わせろ」と言いたいですね!

追記2
世界は「西暦(キリスト暦)で統一」されている訳ではありません。暦と共に、多くの国で「元号」が存在します。特にイスラム圏で多いように思います。
学校側は『西暦元号併記』で妥協を目指しているようですが、前出の中学生はあくまで「西暦の証書」を要求しているそうです。私自身は「何でこんなに拘るのやろか?」と言う気持ちです。
「000815レナード君」で、宗教欄を無視しため逮捕された話をご紹介しました。また、スポーツの国際大会で主催国の国家演奏の際、起立しなかったために不敬罪に問われた選手がいました。普段の「国を軽視する教育」が国際社会でつまらぬ揉め事を起こしています。自国に誇りを持たずして他国の文化を尊重できる訳がありません。
イスラムの国で、「西暦の証書しか受取らぬ」と言えば、命にかかわるでしょう。彼らはそのことを知っているのでしょうか?それとも「一生日本から出ることはない」と思っているのでしょうか?
私は心底彼らの未来を心配します。老婆心ながら…

追記3
8月はどうしても政治信条的な記述が多くなってしまいます。原爆に敗戦と、テーマが多いからでしょうね。
私は「右翼」だとよく言われますが、本当にそうでしょうか!
日本が好きで、この国に誇りを持っています。お陰で、外国に旅行してもその国の歴史や民族の成立ちに素直に感動できます。

日本をこよなく嫌い蔑む人達よ!
外国で暮らしなさい!
そしてこの国の良さに気付いたら帰っておいで!
000819(土)√5
好きな作家の新作が途絶えているため、読む本に苦慮しています。おかげで毛色の変わった本に突き当たっては「考えらせられて」います。そんな1冊にこんな本があります。
極秘捜査(副題:政府・警察・自衛隊の[対オウム事件ファイル])麻生幾著(文春文庫)
麻生氏は昨年「宣戦布告」で問題を投げかけた作家で、私のHPでも紹介しています。
990502自衛隊
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は日本人の得意技である。北朝鮮のミサイルや不審船に揺れても一時のことに過ぎない。(途中略)自衛隊は、世論調査で7割以上の指示を受けながら「コンセンサスが無い」と、進歩的文化人やマスコミから認知されない。本に現れる「自衛隊」もマスコミを反映してか、認知されたものがほとんど無い。やたら好戦的な集団や、スーパーマンみたいな特殊部隊として描かれることが多い。そんな中で昨年、二冊の本が世間の注目をやや集めた。
麻生幾「宣戦布告」
北朝鮮特殊部隊が北陸「原発地帯」に潜入暗躍する。警官隊が対応するも「死人の山」を築くのみ。結局「自衛隊の出動」で決着を見るが、その間「政府対応の無様さ」や、自衛隊に対する「ありとあらゆる手枷足枷」を題材としている。以下略
「極秘捜査」は5年前のサリンを含むオウム事件をドキュメントしたもので「宣戦布告」より時間的には前を題材としています。しかし、読むにつれ麻生氏の面目躍如足るものを感じます。以下、ご紹介します。
麻生氏が「オウム真理教」に興味を持ったのは何時ごろであろうか?
マスコミがオウム報道をする随分以前から、自衛隊や警察への取材が始まっている。それによれば、オウムが「化学工場を持っている」と掴んだのは、自衛隊のほうが早いようです。上九一色村の上空を飛んだ自衛隊ヘリが「異様な建物」に興味を持ち調査したようです。
警察が、オウムの異常さに気付き「毒ガスの可能性」を専門家に聞くため、自衛隊科学防護隊を訪ねたときは、既にかなりの資料が揃っていたそうです。それ以来、警察と自衛隊は二人三脚で捜査を進行していきます。ただ、警察が協力を仰ぎながら「自衛隊を認めない」姿勢が克明に描かれています。
公証人役場に勤める「Kさん強制拉致事件」でオウムの証拠を掴んだ警視庁は強制捜査(サティアンに突入)に踏み切る姿勢を示すのですが、検察庁や警察庁の介入で5日間延期されました。地下鉄サリン事件はその間に起きた事件でした。予定通り警視庁が突入していれば地下鉄サリン事件は防げたかも知れませんが、逆に「突入部隊がサリンで全滅」なんて言う事態になりかねませんでした。
地下鉄サリン事件の報道に接し、自衛隊はサリンとオウムを疑い「出動準備」を整えました。我が国でサリンに対応できる組織は「科学防護隊」しかないからです。しかし知事の『出動要請』がなければ自衛隊は動くことが出来ません。「出動要請を出して欲しい」と言う要請に対し「なぜ自衛隊が必要なのか?」と言う都知事の対応に時間ばかりが過ぎていきます。知事をやっと説得し、出動したのは何と事件発生から7時間後です。自衛隊を警察が先導することは許されておらず、赤色灯をつけ「緊急車」になることも許されない彼らは、渋滞に巻き込まれ思うにまかせません。
科学防護隊と自衛隊医官の到着を待って、本格的な医療行為が始まっことからも分かるように、日頃の自衛隊への扱いが惨状を増幅したといえそうです。ここでも、阪神淡路大震災の教訓(自衛隊嫌いで有名な兵庫県知事によりなかなか出動できなかった)は生かされませんでした。
地下鉄サリン事件から2日後、警察は上九一色村のサティアンに突入します。自衛隊から7500着の防護服を借出し、使用法のレクチャーを請けながら「協力を拒否」する警察の姿が描かれています。
自衛隊は、長官の判断で「富士山麓で大規模な演習」を組みます。
もし、オウムが「サリンと銃器(ミサイル保持の可能性さえ否定できなかった)」で反撃したなら、警察の手におえるとは思えなかったためです。
更に3日後、東京ドームでは巨人戦が行われました。「ここでサリンが使われたら!」と言う恐怖を誰も否定できませんでした。かといって、民主主義国NIPPONでは「中止勧告」出来ないのです。ここでも大規模な出動体制が取られ、誰知ることもなく「何事もなし」で終わっています。

警察の活動を軸にしながら「縁の下の力持ち・自衛隊」を描いた作品と言えます。
√5とは、このオペレーションに付けられた作戦名です(√5=2.2360679=富士山麓にオウム泣く)。
筆者は「半年摘発が遅れていれば、サリンで人質を取ったオウムのクーデターは成功していただろう」と感想を述べています。それほどきわどい警察の勝利であったようです。破防法適用を反対した人々に是非読んで欲しい1冊です。
000820(日)お盆も過ぎて
長期休暇の会社でも、さすがに明日からは出勤でしょう。
高知から帰ってきた息子も、昨夜(深夜)勤務地に向け車を走らせました。息子の土産は「DVD」と「美味しい鰹のたたき」でした。事務所から帰ったら、家のコンピュータのモニターに見たこともない「アイコン」が出ています。これは!?と見てみれば、DVDでした。「DVDをプレゼントする」と言うのは、息子の勝手な約束でした。一人暮しでなにかと大変だろうと期待していなかったのですが、嬉しいことです。活用法はこれからの課題です。
鰹のたたきは、流石本場だけに「絶品」です。勿論美味しくお酒を頂きました。


明日から、ケアハウス関係者が全員揃います。
様々な部品関係の資料も揃い、対行政の大きな申請作業も「先が見え」もう重大な支障が起こる可能性が消えました。「もうダメ」と何度思ったことか…「良くここまで来たもんだ」と思います。
明日から「実施設計」の本番です。意匠(デザイン及び法チェック)・構造・設備事務所三社10名ほどで、1ヶ月の予定でスタートです。10月早々には「入札」が待っています。

快調に書き進んだ「昨日の日記」も、持ちネタを全て使い果たしました。暫く開店休業です。
なあに、ひらめけば「山ほど書きます」よ。義務でもんでもない、気侭に・きままに…
000821(月)勘当
かん‐どう【勘当】(広辞苑より)
〓罪を勘(カンガ)えて法に当てはめて処罰すること。太政官式「情を尋ねて―せよ」
〓叱ること。譴責。竹取「玉の取りがたかりし事を知り給へればなん―あらじとて」
〓主従・親子・師弟の縁を切って追放すること。江戸時代には、不良の子弟を除籍することも行われた。義絶。日葡「ヲヤノカンダウヲカウムル」。「息子を―する」

連座制の厳しかった江戸時代。勘当の届を出せば除籍され「親子の縁」が切れて連座からも免れました。勘当という制度は何時頃まであったのでしょうか?明治憲法下では不勉強で分かりません。戦後の制度ではもうありません。

少年により凶悪犯が増え「少年法改正」の賛否が論議されています。
我が子が突然「凶悪になる」なんてことは普通ありません。親にしてみれば、我が子が手におえなっていく様を承知しており、「何時事件を起こすか」とヒヤヒヤものです。
私も問題児を抱え、何度か警察に請け出しに行きましたが、幸い微罪で済んだものの「何が起きても不思議ではない」苦しさを体験しました。勘当できるものなら「したいものだ」と、どれだけ思ったでしょうか。
少年の凶悪犯罪が増加する原因の1番は「教育の成果」ですが、マスコミの態度も負けず劣らず重大だと思っています。結局、彼らの報道で「何をやっても罪にならない」という情報だけが刷り込まれて行きます。しかし、世の中それほど甘くはありません。


我が家の問題児は、中学生のある時「今日、先生からええこと習ってん」と言い、生まれたての赤ちゃんも大人も同権と言い始めました。
「そやから、親父の意見なんか聞く必要ないんやて」
これ以後、何の制御もないまま「奈落の底」にまっしぐらです。「生きる権利」といった基本的なものは「赤ちゃんも大人も同権」と思いますが、全ての義務を果せない以上、無条件で「同じ権利」などある筈がありません。

「権利を教えて義務を教えない」立派な教育のお陰で、未成年の傍若無人は目に余ります。
少年法で「免責」された分を、誰も責任を取っていないと思っているようです。親には「親権」が付与され、子供が成人に達するまで、扶養と指導義務を負わされます。
言いかえれば、少年が犯した罪の償いを「親に請求できる」分けです。先般、長崎の少年がバスジャック死傷事件を起こしましたが、ご両親は全ての財産を処分して被害者への償いに宛てるそうです。

少年法で守られて、殺人を犯しても「長くて2年、早ければ数ヶ月」で少年院から出られるそうですが、少年の罪を購うため「一家離散」をしており、もう少年には「帰る場所」がありません。「帰る場所がない」これほどの制裁はありません。教育もマスコミもこのことを教えていません。私の体験で言うなら、彼らは何を犯しても「僅かな時間で元に戻れる」と思っているようです。
少年犯罪のバックにこの「甘さ」があります。自力で「帰る場所」を持たないくせに、自分で帰る場所を破壊していることを気付かない「甘え」があります。

問題児が二十歳を迎えた日。
私は、親権から開放され「ホッとした」ことを憶えています。子供が二十歳を迎えることは、100%人権が認められる日でもあります。感動を持って迎えた方が多いでしょうが、私には現在板「勘当の日」でありました。
000822(火)昨日のnikki
 58番違い
8月16日にサマージャンボの抽選がありました。直ぐ見ては「夢がなくなる」ので我慢をしていたのですが、耐えきれなくなって昨夜HPで「宝くじ」を探し、こっそり照合してみました。答えは「300円」です。
でも、ニアミス賞は「2億円と58番違い」でした。ちなみに過去最高のニアミスは「7番違い」ですが、宝くじで当った最高額は5000円です。悔しい!

 ラジオ
事務所ではFMラジオをつけて仕事をしています。
かっては、「歌田ひかる」を聞かない日は無かったのですが、最近は「小柳エミ」になってきました。歌唱力とパンチを兼ね備えた両者ですが、事務所の若い人に言わせれば「ヒットする割りに人気が無い」そうです。
「なんで?」と聞いたら
「難しくてカラオケで歌えないから…」だそうです。
歌の世界も辛いね!

 
明方「胸が苦しくて」目が醒めました。
「しまった」と思ったのですが、後の祭です。昨夜寝る前に、狭心症の予防薬(血管拡張剤)を飲むのを忘れたのです。急いでニトロを舐めたのは言うまでもありません。
薬は正直ですね!
000823(水)ふざけた話
設計中のケアハウスで、各居室(個人の部屋)にバリヤフリー対応のサニタリー(水まわり)ユニットを使う予定をしていたのですが…

FRP製の1.2m×1.6mサイズで、ウオッシュレット付き大便器に洗面器と、シャワーヘッドがついたものです。現在はM電工しか作っておらず「高い値段をつけるだろうな…」と想像はしていたのですが、見積もりを取ってビックリです。
製品だけで「1ヵ所200万円」で、取付費等関連費用一切含まずの費用です。これを坪単価に換算したら、何と「345万円/坪」と出ました。きっと、FRP(樹脂)製と言うのは冗談で「金箔張りの工芸品」だと思います。
ちなみに、マンションで使われる一般的なバスユニットなら、搬入据付費込みで1ヵ所20万円程度です。「福祉を食い物にする姿」は見たくありませんね!
000824(木)露出狂?
若い日本人の体型は「白人に引けを取らない」ところまで来たそうです。
私の身長は165cmですが、私より背の高い女性が当たり前になってきました。プロポーションもそれにつれて立派になり、私など「眩しいばかり」です。ファッションも、身体と服のサイズが同じで、外から体型が「そのマンマ」分かると言った具合です。


昨日、通勤の電車で「ビックリした」ことがあります。
超ミニスカートに、形ばかりタンクトップ(浜辺のビキニスタイルを想像してください)で、後は『素肌』と言う女の子がラッシュアワーの電車に乗っていました。どうも「場所を間違えている」ようです。こんな危険なシチュエーションには「君子危うきに近寄らず」が一番です。
一体どんな心境で電車に乗っているのでしょうか?どんな会社に勤めているのでしょうか?
000825(金)他人の褌
設計事務所家業は「芸者商売」で、どんなに腕が良くても「お座敷」が掛からなければ出番がありません。ただ、出番があっても「旦那の了解が無ければ何も出来ない」と言う点で「他人の褌で相撲を取る」商売と言えます。
そんな訳でクライアントの代理として「交渉の場」に立つことが多いのですが、最近こんなことがありました。

道路に面してケアハウス計画用地があり、その奥は広大な官有地です。傾斜地で、沢もあり土石流防止用の堰堤も2ヶ所あります。今まで計画用地を通って堰堤の点検を行っていたのですが、ケアハウスを作ることにより点検ルートが無くなってしまいます。そこで、行政と話し合い、迂回路を設けることにしました。背面の官有地の安全は当方にとっても必要なことだからです。

これらの一連の申請作業をあるところに外注していました。
当方の費用で、官有地点検用迂回路を作りながら、別のセクション(緑地関係課)からその迂回路に1本/uの割合で植樹するよう指導があったと、外注先から報告が届きました。
これほどバカげたことはありません。植樹するくらいなら「点検用道路は不要」だし、道路が必要なら植樹は邪魔です。まったく整合性の無い指導です
。行政も行政ですが、矛盾する指導に不思議とも思わず、私に報告してくる外注先の態度に腹が立ちました。
大切なクライアントのお金を「どぶに捨てるような」指導に、何の交渉もしないで帰ってくるなど言語道断です。他人の褌で相撲を取るからには「クライアントの心」になりきる努力が必要です、それがプロとして自覚だと思います。
当然、dogfightの登場です。どちらを取るのか行政担当者と交渉に臨みます、機会があればご報告します。
000826(土)修行
行き付けのお店。
ママが、法隆寺の宮大工として知られる故西山氏の「修行時代の話」を感動と共に語っている。
炊事洗濯子守りから始まり、なかなか道具など触らせてもらえない話。修行が成り、一人前になった証に「鉋(かんな)」を師匠から贈られた話等々です。後継者難に悩む「伝統技術」や「伝統芸能」の世界に、この手の「美談」が多くあります。
で、突然「高松さんはどう思われます」と話を振られました…

私はこの手の話が好きではありません。
技術屋の端くれとして、また徒弟制度の最後の世代として身をもって感じてきたことは「不必要な苦労」を強いるべきではないと言うことです。技術の伝承に「炊事洗濯や子守り」は不要だし、まして「道具を触らせない」と言った話や「技術は盗んで覚えろ」式の考え方は効率が悪く、只々不合理だと思うのです。

内面的な「人間形成に必要では…」という意見も出ました。人間形成の必要性を否定するものではありませんが、だから「炊事洗濯や子守り」である必然性は全くありません。私には、単なる「イジメ」にしか見えません。

技術の伝授に、なにより「本人の努力が必要」であることは言うまでもありません。本人の努力に、名人と言われる人の「適切な指導」があれば、無駄なく後継者の養成が出来るはずです。いかがでしょうか?
000827(日)古代からの伝言
「非武装中立」を唱える、ある民主党議員が「武力侵攻を受けたらどうするのか?」という質問に答えて「降伏すればよい」と言ったそうです。この国会議員には「国の安寧・民族自立」といった理念が無いようです。
他国の武力侵攻を受け、他民族の占領下にあっても「今と同じ自由と豊かさが保証される」と思っているのでしょうか?
紛争下の占領地域で「略奪・民族浄化・文化の破壊」が行われている現状を知っているのでしょうか?
「国の安全を図る」ことは、国会議員の大きな責務であるのことをご存知なのでしょうか?

産経新聞に「古代からの伝言」という特集が組まれています。
戦時中、中国との国境近くで巨大な石碑が発見されたそうです。それによれば、4世紀の終わりに「15年間に渡り倭国の侵略に耐えた」高句麗王の治績を称えているそうです。これは驚きです。教科書や歴史書で、こんな古代の「派遣軍」を記載したものを知りません。碑文には「任那(みまな)・百済・新羅」が占領され…」とあるそうで、中途半端な派遣軍とは思えないのです。


卑弥呼が生きた時代が3世紀後半で、当時はまだ「国家の形態」を成していません。部族ごとに集落をつくり、いがみ合っていた時代から「わずか100年で」万単位の派遣軍を出せた等、にわかに信じられない話です。しかし、韓国にこれを裏付ける12世紀の資料もあり、どうやら本当のことのようです。
では、なぜ我が国の歴史にこのような大規模な派遣軍が記載されていないのでしょうか?疑問が残ります。
やまと‐ちょうてい【大和朝廷】(広辞苑より)
わが国最初の統一政権。
大和を中心とする畿内地方の諸豪族が連合して皇室から出る君主を大王、後に天皇として擁立し、四〜五世紀までに東北地方以遠を除く日本本土の大半を統一した。統一時代の君主は軍事的英雄であったと見る説もあるが、六世紀には世襲的王制が確立し、諸豪族は臣(オミ)・連(ムラジ)などの姓(カバネ)によって階層的に秩序づけられて、氏姓制度が成立した。
飛鳥時代から氏姓より個人の才能・努力を重んずる官司制度が発達し、七世紀半ばの大化改新後、律令制の朝廷に変質した。大和政権。
広辞苑で見ても、4世紀後半は大和朝廷の黎明期で、国を挙げて他国に攻め入る力があるとは思えません。益々不思議ですね!

「古代からの伝言」で、何時の時代も「国を守る」ことは権力者の最大の責務であったことが分かります。
侵略されたら「降伏すればよい」という人が、国会議員に当選するほど我が国は「国の体を成していない」のでしょうか…情けない話です。
000828(月)ローテク
昨日の朝刊に、中国での偽物摘発に国として乗り出す方針が載っていました。
ちなみに、中国における本物の割合は20%程度で、後は偽物とのこと。どうも中国には「偽商品は悪いこと」という概念がないらしく、堂々と海外輸出にまわすことから一段と被害が広がってしまいます。

約10年前に1度だけ中国に旅をしたことがあるのですが、感想は「散々」です。当時ある勉強会の幹事をしており、研修として中国を訪れる計画が持ち上がりました。その頃は、単にツアー客として行くか「国賓」として招かれる形式にする方法があったのですが「中国の真の姿を見たい」という青臭い考えが悲劇を招きました。
多くの友人も中国を体験しているのですが、賛否両論で「中間論」がありません。国賓として行った人は誉めそやし、ツアー客として行った人は「二度と行きたくない」というものでした。


私の見た中国は「利益のためなら何をしてもよい」と言う姿で、資本主義国に見る「信頼関係の醸成」と言った概念はカケラもありませんでした。例えば、私が接した人は僅かですがそれにより「悪印象」を持っています、通りすがりの旅人にとって「印象」とはそう言うものだろうと思います。それ故に個々の人達の行動が大切です。残ながら中国は「騙してでも儲ければ俺の勝ち」というものでした。
もう一つ欠けている物に「知的所有権」があります。模倣を何ともとも思わず、アイデアを盗むことに罪の意識がありません。だからこそコピー商品を国がらみで輸出できるのです。
笑い話ですが、世界で最も早く「ウインドーズ98」を売りに出したのは中国です。マイクロソフト社がサンプル出荷したものをいち早くコピーして売出したのです。
アメリカが中国と「知的所有権」について話合ったところ「漢字の特許使用料をもらったことがない」と反論したそうです。この国が世界のルールを理解する日は、来ないかもしれません。

コピーを「知的所有権の侵害」と捉えると、混乱しそうです。
ある曲が、インターネットに乗った瞬間から「無限に流れて」いきます。同時に複数の人が聞くかもしれませんが、これは従来の「コピー」の概念に相当するでしょうか?
ハイテクと呼ばれる技術は、無法者にとって「草刈場」に相当します。今後も、知的所有権を認めない国によって、先端技術が食い荒されていくことでしょう。


案外、知的所有権を守る決め手は「単純なローテク」ではないかと思っています。
先日もこんなことがありました。関西では乗り物に共通で使える「スルット関西」というプリペードカードがあります。デジタル管理と、印刷と言うローテクを組合せたシステムです。私の使っていたカードが折れていたため、自動改札機で停まってしまったのですが、印刷の方が「残高を証明」しているため、無事通過できました。もし、この印字システムの併用が無ければ、私が不正をしていないことを証明するのが大変だったろうと思います。
実はローテク併用のためこのカードが不正利用されたことがありません。この技術で、ハイテクだけに頼ったテレカやパチンコのプリペイドカードが餌食となった悲劇を防いでいます。
000829(火)質問
MAC(私の設計事務所)のHPに「Q&A」のコーナーがあります。
一度も質問が無く「有名無実」だったのですが、始めて質問が届きました。メールアドレスからHNさん(おそらく男性)という以外、どこの誰とも分かりません。以下が、2度にわたる質問の全文です。
 1回目
匿名希望でお願いします。
建築基準法の中で「天井」と「床」の高さの算定方法についてはどこに載っているんですか??よろしければ、教えてください。
 2回目
教えていただきありがとうございました!
もう一つばかりいいですか?
一般に言う大規模建築物にかかる規制というものはどのようなものがありますか??
ご覧のように、建築設計を職業とする方以外には理解できない内容です。言いかえればHNさんはきっと私と同業者です。


実は私はとっても不愉快です。
おそらく若い方だと思うのですが、まず『自分で調べる』と言う基本的態度に欠けています。教えを乞うならば、素性を明かし礼儀を尽くすべきです。更に、どのような状況下で疑問が生じ「なぜ答えが必要か?」と言うことをまったく説明をしていません。悪意に解釈すれば、まるで私の能力を試すが如くにも受け取れます。

ネット社会はルール作り以前にスタートしてしまいました。自分ことは秘密の中に置いて通信できるシステムが、混乱に拍車をかけるのでしょうか?「とてつもなく嫌な世界」にならなければ良いのですが…
000830(水)行方不明のカナちゃんへ
カナちゃんが東京へいって、とっても心配していました。何時の間にかEメールも通じなくなってしまったのが去年の暮れでした。
純なカナちゃんにとって「東京は刺激が強すぎる」のではと心配していました。
この夏、カナちゃんから暑中見舞いがきて、私は「ほっと」しました。「早く返事を出さなくちゃ」と思いながら、忙しさにかまけて出来ませんでした。

カナちゃんの元気ですか?
今、何をして暮らしているのでしょうか?
田舎のご両親に心配をかけていませんか?

この手紙が着いたら返事を下さい。
機会があれば、大阪に来てください、事務所の皆もとっても心配しています。
000831(木)事件がいっぱい
友人に言わせれば、私の行くところ「事件あり」だそうです。事件は大げさですが、好奇心いっぱいの私の周りには「出会いあり!出来事あり」と言ったところです。
8年前、天下分け目の戦いで有名な天王山に登った折、このあたりに「大山崎山荘」があるはずと思って、通り行く方に場所をお尋ねしました。
「行ったかて見られへんで」と言うすげない返事でしたが、それでも「外からだけでも見たいので」とお答えたところ、道案内をしてくださいました。大山崎山荘に着いて…「特別にみせたげる」とおっしゃるのです。何と、その方は山荘の管理人だったのです。
大山崎山荘は、今「朝日ビール美術館(安藤忠雄先生設計)」に変わっています。立派な庭が潰され、コンクリートの無味乾燥な建物にとって変わられました。庭とマッチした大正建築の粋を知っているだけに残念な思いに駆られています。

テレビで、高取を紹介しています、堪え性の無い私は翌日高取に向かっていました。
畑を耕す方に道をお尋ねしたところ、高取の歴史を教えていただくことになりました。その方は元校長先生で、今は教育委員会の嘱託をなさっているそうです。高取の風景が違って見えたことは言うまでもありません。

気まぐれに乗った近鉄特急。名古屋に着いて、明治村に向かうつもりが間違って、岐阜に着いてしまいました。ふと見ると「路面電車が走っています」着いたところは美濃の街でした。
美濃の街で市の観光課の方と出会い、詳しい町の歴史を伺うことが出来ました。その時「まもなく歴史的保存地区の指定をうけるんです」と嬉しそうに語っていらっしゃいました。先日調べてみたら「指定」を受けていました。おめでとうございます。

CADの研修にたった1週間きただけで、もう二児の母となった今も「竜野の娘」と交流が続いています。

これらの思い出は「近畿探訪」となって収録しています。
飲み屋で隣り合わせの方が、古美術修理の専門家で「貴重な話」を聞く機会もありました。
出会いとはかくも面白いものです。楽しいかな「事件がいっぱい」


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