kinki 近畿探訪 tanbo
090704 home
   『畿』とは、京(みやこ)のことです。
近畿とは「京に近い地域」と言う意味です。近畿は歴史の宝庫です、手近な旅をお楽しみ下さい。
近畿6府県
大阪府
杉山邸と近つ飛鳥 大仙公園020414追記 仙洞御料庄屋屋敷西尾邸 西行法師の弘川寺020330 緒方洪庵適塾と銅座跡021017 天野酒と西條蔵030203 博物館の町「環濠集落・平野郷」探訪記030302 富田林・寺内町030504 ユニバーサルスタジオ・ジャパン030802 天野酒のイベント041017 西高野街道を歩く041023 加賀屋新田会所跡と住吉を歩く041029 旧藤田邸跡公園050408 鴻池新田会所050626

京都府
望郷の館大山崎山荘 伏見の酒蔵 石塀小路010216 京都3条高倉付近020703 笠置寺041127 美山町「かやぶきの里」041223 浄瑠璃寺・岩船寺石仏めぐり(1)040515 浄瑠璃寺・岩船寺石仏めぐり(2)040515
奈良県
今井町 薬師寺 長谷寺 曽爾高原 壷阪寺と高取城下030110追記 平城宮跡021212 葛城山040514 「神話の里」葛城の道を行く040523・第2回040821 五條市「江戸時代」を歩く040605 矢田丘陵を歩く040612・第2回040620 斑鳩の里を行く040612・第2回040620 「大和長寿道」を歩く040703 歴史のビックリ箱「明日香」を歩く041003・第2回041011 柳生街道を行く-1-041228 吉野紀行-1-050406  吉野紀行-2-050406 當麻の里050501 室生寺050618 近畿の秘境「天川村」-1-みたらい渓谷・近畿の秘境「天川村」-2-龍泉寺と天の川050719 近畿の秘境「天川村」-3-天河神社宵宮祭・近畿の秘境「天川村」-3-天河神社本宮祭050720 秋の開山「若草山」050917 談山神社と冬野川-1-051113 談山神社と冬野川-2-051114 当麻寺の練供養会式060514 天川村再び-1-天川村再び-2-070717吉野川水源の森080504 天川更に再び080807 天川更に再び-2-080808 
兵庫県
童謡のふるさと竜野000603追記 晩秋の武庫川渓谷991122 神話の故郷出石000205 神戸酒蔵の道020307 早春の丹波地を行く(1)050322 早春の丹波地を行く(2)050322
滋賀県
北国街道長浜と琵琶湖博物館 長浜曳山祭り010414/010415 湖北の旅(賎ヶ岳・余呉・浅井など)001019/010217/020223追記 日本一遅い船での水郷巡り990710 彦根を歩く050220 近江商人発祥の地「五箇荘」050705 過ぎ行く秋を追いかけて/湖東「豊郷」1〜2 051206/湖西「坂本」1〜3 051206
和歌山県
和歌山城〜淡嶋神社060129 根来寺〜粉河寺070428
熊野古道〜竜神村070709 天空で高野山へ090704
歴史街道 近畿探訪の決定版HP
あなたの「行きたいところ」の歴史・観光・イベント・由緒ある土産等など、ここは「情報の山」です。
番外編
 岐阜県
うだつの上がる家「美濃」994010 郡上八幡990410
奥の細道むすびの地・大垣を歩く050222
 福井県
原発と三方五湖001105
 愛知県   
ふるさとを歩く050328 
八丁味噌と岡崎公園050808 岩屋観音と大蔵山050808
 三重県
青山高原・伊賀上野010602
農業テーマパーク・もくもく 亀山城址と東海道関宿050809 赤目48滝051015 
 鳥取県
砂丘・雨滝・智頭町010327/020217追記
佐治アストロパーク010714
秋の大山021123
 岡山県〜高知県(2005年)
津山城下町・柵原(本山寺・ふれあい鉱山公園・片上鉄道)・後楽園・倉敷・高知(龍河洞・かつおのタタキ)


  歴史のロマンと悲しみ
近畿の各地をご紹介しましたが、その多くは今も残る古き時代の町並みです。それ自体はロマンに違いないのですがその裏に潜む悲しみもあります。
  白壁瓦屋根の町並み
徳川8代将軍吉宗は、あまりに江戸の町に火災が多いので、町奉行大岡越前守を通じて「瓦屋根の家」を推奨しています。封建制度は鎌倉幕府から始まり江戸時代で終焉しますが、その間700年で人口は1千800万人から3千万人に増えたに過ぎません。これは、この時代が貧しかったことを物語ります。白壁瓦屋根の家は、今でいえば「耐火構造」に相当するでしょう。とても庶民の住める家ではありえないのです。多くの家は板葺きであり、よくても茅葺であったでしょう。これでは火災があればひとたまりもありません。そんな家が何百年の時を超え現代に存在できるはずがありせん。今も残る「白壁瓦屋根」はまさに富の象徴であったのです。そんな町並みがあることは「その地域が裕福」であった証拠です。そんなことを考えるとチョット悲しくなります。

  名物に美味いものなし
各地を訪れる楽しみに「旅の味覚」があります。名物が各地にあり「どんな味かと」楽しみにしていたらガッカリなんて思いは何方もあるのではないでしょうか。でも「名物が美味いはずがない」といったら叱られるでしょうか。封建社会は貧しかったことを前項で述べました。貧しい庶民は、その地で「もっとも安価で手に入りやすい」食材を工夫し飢えをしのいだはずです。それが今「名物」として伝わっているのではないでしょうか。秋田の切りタンポ、甲斐のほうとう、名古屋のキシメン、播州のソウメン、どれも「米」を原料にしたものがありません。百姓は田を耕しながら米は貴重品だったのです。今は名物も出世し、すっかり高級品です。あるスナックでお隣の客とすっかり意気投合したことがあります。彼は、福島県喜多方の出身、私は愛知県の出身。ともに、喜多方ラーメンとキシメンが「昔乍らの味と姿を無くした」ことを憤慨したものです。
日本は豊かになったのだと喜ぶべきでしょうか?
  女工哀史
明治時代を迎え「富国強兵」が国是として叫ばれます。その陰で「庶民は苦労した、それが女工哀史だ」と教科書で習いました。本当でしょうか?
明治の45年間で日本の人口は3千万人増えています。豊かにならなければ決して人口は増えません。それは食糧調達(生産ないしは購入)以上に養えないからです。先に、封建制度700年で人口が1千200万人しか増えなかったことを述べました。それしか食糧増産できず、人々は泣きながら「間引き」をしたのです。いつの時代も働くことは辛いことですが、女工哀史と引き換えに間引きから開放された当時の人々はどちらを喜んだでしょうか?
近畿探訪でご紹介している地域は「重要伝統的建造物群保存地区」が多く含まれています。
      重要伝統的建造物群保存地区とは
重要伝統的建造物群保存地区とは、昭和50年に城下町、宿場町、門前町などの全国各地に残る歴史的な集落や町並みを保存する為に制度化されたもので、特に価値の高いものを分類し文化庁が選定した。
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